JP3029962U - 立体成型処理ブラジャー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 長時間使用にも違和感が少く乳首のカバー率
もよいポリウレタン系弾性繊維を含む布地の立体成型処
理方法のカップのブラジャーの提供 【構成】 ブラジャーのカップ部分を、ポリウレタン系
弾性繊維を含む平面状の一枚の布地を熱処理、薬品処理
等でその伸縮性に段階を与える加工処理で山形のカップ
状態で形をとどめさせ山形の低い位置５はその布地本来
の伸縮性であり高い部分１に向かって伸縮性は段階的に
低くなっており頂上部分１は伸縮性を無くした部分に加
工されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ブラジャー、及び水着、ブラジャーと目的を同じとするスポーツウ アーそれとスポーツ時のバストサポートを目的とするアンダーウエアーのカップ 部に立体成型処理をした同じ機能を持つブラジャータイプのものに関するもので ある

【０００２】

【従来の技術】

伸縮のない布地では、ダーツ、切り替え等のミシンによる縫製でカップ部分を 山形に、作っている。縫い目なく、山形に形をとどめているものは裏にパット又 は、ダーツ切り替え等で山形に作ったカップをあてがい二重構造になっている。 表面に伸縮性があっても裏側の部分により伸縮性のない布地できているものと機 能は変らない。バストの固定と理想的な形を保っ為、強いワイヤーを必要として いた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ダーツ、切り替えを縫製して形作られたカップは、その線のあたりが、薄手の 衣服に、出る。バスト部分をしっかりと個定しているが、カップ部に伸縮性はな くアンダーバスト部分に強いしめつけが要求されている為、長時間着用している と、体に苦痛を感じるし、スポーツ時には活動しにくい。伸縮性のある布地で、 カップ部分が作られているものは、バストの密着性を高くするためやわらかい布 、つまり弾性の巾の広い物中心なので、バストのカバー率にかけ理想的なシルエ ットは、期待できず、上下、左右の動作に対して安定性に欠ける。伸縮の少ない ハードな布地は、バストを押しつぶす様に個定するためバストのシルエットが山 低な形となる。その様な欠点を解消しようとするものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

本考案は、ポリウレタン系弾性繊維の一定した伸縮率を熱処理薬品処理等の加 工をして、その伸縮率を変えることにより、山形のカップ状に成型し、頂点部分 において伸ばした状態でセットしその山の低い部分に向かって本来の布地の持つ 伸縮率に近づいている、そのため、バストの容量を山の頂上方向へ導けることで 高さのある裸体時の形より理想的形におさめることができる、そして山の低い部 分全体の未処理の伸縮性でバストをしっかり固定できる、つまり山形のカップの 低い部分から高い部分に伸縮性が低くなっていることで問題を解決している。

【０００５】

【作用】

加工処理された山形の低い部分は生地本来の伸縮性があるのでバストの容量を 頂上部分におし出そうと力が働く全体では段階的ではあるが頂上部分以外の伸縮 性はあるのでバストとの密着度も高くスポーツ時の安定性も、高いそれに長時間 着用時においても体への違和感、苦痛も少ない。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図１は、処理されたカップで構 成されたブラジャーを正面から見た図であるが図面では立体的なカップ部分を表 現することはできないが、どの様な形で構成しているかを示すものである。図２ は図面に向かって左側のカップを同じ高さの位置をなすところに線をひき５から １に向かいだん々、高くなっている、と共に弾性の巾はせまくなり伸縮性がなく なる順になっている。６は体の前中心部分で７はカップ部と後ろの部分のはぎ目 である。１の部分は平面時の布地からは一番伸ばした状態で、布地をセットした 地点である。図１は、構成するデザインの一例であり、デザインを特定している 図ではない。

【０００７】 図３を見て、わかる様に、処理する部位は、１、２、３、４のカップの部分で あり４から７にかけては伸縮性は、処理されていないためバストの密着性が高い ことを示している。そのためバスト部分の容量の安定性も大きくなっている。

【０００８】 ミシンの縫い目のないカップであり、伸縮性があることは勿論であるが、１の 部位を伸びの限界でとどめ、もどらなくした伸縮性のない部分になっているので 、乳首のカバー率も大きい。そして１の部位の処理上、弾性の巾がせまく、加工 処理が、なければ、ダーツ、切り替えが必要な伸びの少い布地故、７のはぎ部分 をなくした前中心から全てつながった素材でブラジャーを作る事も可能である。

【０００９】

【考案の効果】

上述の様に、利用者においては、バストの個定安定性が高く、そして活動しや すい。その上理想的なバストの見た目における形状も得ることができるし、長時 間装着しても、体への違和感苦病などの負担も少ないという効果が得られる。又 、製造する側においては処理方法は、技術を要するが縫製面において工程がきわ めて少く、デザインの上でもシンプルな形で構成する事が、でき、そのでき上る までの工程をシステム化することにより少い時間で大量生産が望める。 そして、ポリウレタン系弾性繊維のコアヤーン中心の糸からできているレース地 メッシュ地ベア天竺等の素材の持つ個性により商品のイメージ又は巾に広がりを 持たせることができる。つまり、一つの工程のシステムに立体成型処理を組み込 むことは、利用者の装着時のＴ、Ｐ、Ｏ、に素材又は色を変えるだけで対応でき るブラジャーまたは、水着などを製作できる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】バストカップ部分が立体成型処理されたブラジ
ャーの正面図の例

【図２】図面に向い左側のカップ部分を真上から見た図
内側の線は同じ高さを示している。

【図３】図１のものを装着したところのカップ部と後ろ
の布地部分を測面から見た図

【符号の説明】

１ バストカップ部の一番高い部位で処理加工されてい
る ２ 処理加工された部位１の高さより低い ３ 処理加工された部位２の高さより低い ４ 処理加工された部位３の高さより低い ５ 布地本来の伸縮性をそなえた部位処理加工されてい
ない ６ 前の中心部 ７ 脇のはぎ目部分

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ブラジャーのカップ部分が、ポリウレタン
   系弾性繊維を含む糸で作られた伸縮性のある平面状の布
   地を伸縮性に段階を与え、立体的な山形のカップ状態で
   形をとどめさせる加工処理をした布地で構成されている
   ことを特徴とする、立体成型処理ブラジャー。