JP3029882B2 - 深孔用放電加工装置 - Google Patents
深孔用放電加工装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電加工装置、詳しく
は深孔を放電加工によって穿設する放電加工装置の改良
に関するものである。
は深孔を放電加工によって穿設する放電加工装置の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、放電加工によって被加工物に
細孔を穿設する放電加工装置が提案されている。この装
置は、細長筒状に形成した電極の後端部側を装置本体に
取り付け、この電極の先端部側に微小間隙をもって配設
した被加工物と電極先端との間に電圧パルスを与えるこ
とによって放電を発生させ、この放電を繰り返し発生さ
せると同時に加工液を電極の筒内に流すとともに電極を
回転させつつ先端方向に送ることにより放電加工を行う
ものである。これにより、被加工物の所定位置に略電極
径の大きさの細孔を穿設可能としたものである。
細孔を穿設する放電加工装置が提案されている。この装
置は、細長筒状に形成した電極の後端部側を装置本体に
取り付け、この電極の先端部側に微小間隙をもって配設
した被加工物と電極先端との間に電圧パルスを与えるこ
とによって放電を発生させ、この放電を繰り返し発生さ
せると同時に加工液を電極の筒内に流すとともに電極を
回転させつつ先端方向に送ることにより放電加工を行う
ものである。これにより、被加工物の所定位置に略電極
径の大きさの細孔を穿設可能としたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置においては穿設する孔の径を小さくすればそれ
に応じて必然的に電極径も細くなり、しかも孔を深くす
る場合には電極長さを少なくとも孔の深さ以上に設定す
る必要がある。従って、孔を細く且つ深く穿設する場合
にはこれに合わせて電極を細く且つ長くしなければなら
ない。この結果、例えば長さ300mm以上で、径1、0
mm以下のような長細い電極を使用して放電加工を行う
と、加工抵抗や電極自身の回転による遠心力によって撓
みを生じ易くなる。この場合、電極の送り制御は電極先
端の電圧パルスを受けて装置本体の電極取付部が行うた
め、撓みを生じたとしても電極先端と被加工物との距離
が所定間隔である限り加工送りを行い、撓みを矯正しつ
つ制御することはできない。この結果、加工の進行が中
断されてしまう場合があるとともに、電極の破損をも招
く。又、たとえ加工できたとしても電極の傾きにより所
定の径で、所定の向きに穿設できない場合が発生すると
いう課題を有する。特に、電極を筒状に形成していると
その肉厚が薄くなるとともに、電極径が細くなると内筒
を流れる加工液の流速圧が強くなる傾向となり、被加工
物に高圧力で噴射され、その結果、電極の受ける抵抗が
増大し、上記電極撓みを助長することになる。
うな装置においては穿設する孔の径を小さくすればそれ
に応じて必然的に電極径も細くなり、しかも孔を深くす
る場合には電極長さを少なくとも孔の深さ以上に設定す
る必要がある。従って、孔を細く且つ深く穿設する場合
にはこれに合わせて電極を細く且つ長くしなければなら
ない。この結果、例えば長さ300mm以上で、径1、0
mm以下のような長細い電極を使用して放電加工を行う
と、加工抵抗や電極自身の回転による遠心力によって撓
みを生じ易くなる。この場合、電極の送り制御は電極先
端の電圧パルスを受けて装置本体の電極取付部が行うた
め、撓みを生じたとしても電極先端と被加工物との距離
が所定間隔である限り加工送りを行い、撓みを矯正しつ
つ制御することはできない。この結果、加工の進行が中
断されてしまう場合があるとともに、電極の破損をも招
く。又、たとえ加工できたとしても電極の傾きにより所
定の径で、所定の向きに穿設できない場合が発生すると
いう課題を有する。特に、電極を筒状に形成していると
その肉厚が薄くなるとともに、電極径が細くなると内筒
を流れる加工液の流速圧が強くなる傾向となり、被加工
物に高圧力で噴射され、その結果、電極の受ける抵抗が
増大し、上記電極撓みを助長することになる。
【0004】本発明は、以上の実情に鑑み提案されたも
のでその目的とするところは、穿設する孔の径が小さく
深い場合にも所定深さで、しかも、所定の方向に正確に
放電加工できる深孔用放電加工装置を提供することにあ
る。
のでその目的とするところは、穿設する孔の径が小さく
深い場合にも所定深さで、しかも、所定の方向に正確に
放電加工できる深孔用放電加工装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上下移動可能な電極取付
部12aを有する装置本体と、この装置本体の電極取付
部12aに後端部側が取り付けられた軸方向移動可能な
細長棒状電極2とを備え、この細長棒状電極2の先端側
に微小間隙をもって配設される被加工物と細長棒状電極
2との間に電圧パルスを与えることによって放電を発生
させ、細長棒状電極2先端を被加工物側に加工送りを与
えつつ放電を繰り返し発生させることにより細長棒状電
極2が先端側から被加工物に潜入して孔を穿設する深孔
用放電加工装置において本願発明は、以下の特徴を有す
るものを提供することにより上記課題を解決する。本願
第1発明の放電加工装置は、装置本体の電極取付部12
aと被加工物間における細長棒状電極2を撓まないよう
にする撓み防止手段が備えられる。この撓み防止手段
は、二つの回転自在なテンションローラ40、40と、
テンションローラ用付勢部材40b、40bとを有し、
二つのテンションローラ40、40が、対向するように
配位されることにより、テンションローラ40、40の
間に、細長棒状電極(2) が通されるようになされ、テン
ションローラ40、40の回転に伴って、細長棒状電極
2が軸方向への引っ張り力を付与される。テンションロ
ーラ用付勢部材40b、40bは、テンションローラ4
0、40を互い対向する方向に付勢するものである。
部12aを有する装置本体と、この装置本体の電極取付
部12aに後端部側が取り付けられた軸方向移動可能な
細長棒状電極2とを備え、この細長棒状電極2の先端側
に微小間隙をもって配設される被加工物と細長棒状電極
2との間に電圧パルスを与えることによって放電を発生
させ、細長棒状電極2先端を被加工物側に加工送りを与
えつつ放電を繰り返し発生させることにより細長棒状電
極2が先端側から被加工物に潜入して孔を穿設する深孔
用放電加工装置において本願発明は、以下の特徴を有す
るものを提供することにより上記課題を解決する。本願
第1発明の放電加工装置は、装置本体の電極取付部12
aと被加工物間における細長棒状電極2を撓まないよう
にする撓み防止手段が備えられる。この撓み防止手段
は、二つの回転自在なテンションローラ40、40と、
テンションローラ用付勢部材40b、40bとを有し、
二つのテンションローラ40、40が、対向するように
配位されることにより、テンションローラ40、40の
間に、細長棒状電極(2) が通されるようになされ、テン
ションローラ40、40の回転に伴って、細長棒状電極
2が軸方向への引っ張り力を付与される。テンションロ
ーラ用付勢部材40b、40bは、テンションローラ4
0、40を互い対向する方向に付勢するものである。
【0006】本願第2発明の放電加工装置は、本願第1
発明に係る放電加工装置に、被加工物の上方近傍に配設
され被加工物の穿設部に細長棒状電極2を挿通して案内
する電極ガイド13と、この電極ガイド13と装置本体
の電極取付部12a間における細長棒状電極2を撓まな
いようにする案内部材3と、案内部材3を上下移動させ
る移動手段33、34、35とが備えられる。この案内
部材3は、本体取付部31と、細長棒状電極2を軸方向
への移動を妨げないように側方から保持して案内する電
極案内部32とを有し、本体取付部31が、装置本体に
上下移動可能に取り付けられることにより、電極案内部
32が、装置本体に対して上下移動できるようになされ
る。移動手段33、34、35は、電極取付部12aの
上下移動に伴って電極案内部32を、常時電極ガイド1
3と装置本体の電極取付部12aとの間における略中央
となる位置にくるように上下移動させるものである。
発明に係る放電加工装置に、被加工物の上方近傍に配設
され被加工物の穿設部に細長棒状電極2を挿通して案内
する電極ガイド13と、この電極ガイド13と装置本体
の電極取付部12a間における細長棒状電極2を撓まな
いようにする案内部材3と、案内部材3を上下移動させ
る移動手段33、34、35とが備えられる。この案内
部材3は、本体取付部31と、細長棒状電極2を軸方向
への移動を妨げないように側方から保持して案内する電
極案内部32とを有し、本体取付部31が、装置本体に
上下移動可能に取り付けられることにより、電極案内部
32が、装置本体に対して上下移動できるようになされ
る。移動手段33、34、35は、電極取付部12aの
上下移動に伴って電極案内部32を、常時電極ガイド1
3と装置本体の電極取付部12aとの間における略中央
となる位置にくるように上下移動させるものである。
【0007】
【作用】本願第1の発明においては、二つの回転自在な
テンションローラ40、40を、テンションローラ用付
勢部材40b、40bによって互いに対向する方向に付
勢するものとするため、テンションローラ40、40
を、細長棒状電極2に押し付けながら回転させることが
できる。これにより、テンションローラ40、40と細
長棒状電極2との間の滑りを防止でき、テンションロー
ラ40、40の回転に伴い、確実に細長棒状電極2を軸
方向へ引っ張って細長棒状電極2の撓みを防止できる。
テンションローラ40、40を、テンションローラ用付
勢部材40b、40bによって互いに対向する方向に付
勢するものとするため、テンションローラ40、40
を、細長棒状電極2に押し付けながら回転させることが
できる。これにより、テンションローラ40、40と細
長棒状電極2との間の滑りを防止でき、テンションロー
ラ40、40の回転に伴い、確実に細長棒状電極2を軸
方向へ引っ張って細長棒状電極2の撓みを防止できる。
【0008】本願第2の発明においては、電極案内部3
2を、移動手段33、34、35によって、電極取付部
12aの上下移動に伴い常時電極ガイド13と装置本体
の電極取付部12aとの間における略中央となる位置に
くるように上下移動させるものとする。こうすることに
より、細長棒状電極2が下方側の被加工物側へ加工送り
されても、常時、電極案内部32を、電極取付部12a
と電極ガイド13との間における細長棒状電極2の略中
央位置に配位させることができ、電極案内部32と電極
取付部12aとの間の長さと、電極案内部32と電極ガ
イド13との間の長さとを略均等に維持できる。これに
より、細長棒状電極2を下方側の被加工物側へ加工送り
していくに伴い、細長棒状電極2の撓みを徐々に小さく
していくことができ、細長棒状電極2の撓みを常時、最
小限に抑えながら加工できる。
2を、移動手段33、34、35によって、電極取付部
12aの上下移動に伴い常時電極ガイド13と装置本体
の電極取付部12aとの間における略中央となる位置に
くるように上下移動させるものとする。こうすることに
より、細長棒状電極2が下方側の被加工物側へ加工送り
されても、常時、電極案内部32を、電極取付部12a
と電極ガイド13との間における細長棒状電極2の略中
央位置に配位させることができ、電極案内部32と電極
取付部12aとの間の長さと、電極案内部32と電極ガ
イド13との間の長さとを略均等に維持できる。これに
より、細長棒状電極2を下方側の被加工物側へ加工送り
していくに伴い、細長棒状電極2の撓みを徐々に小さく
していくことができ、細長棒状電極2の撓みを常時、最
小限に抑えながら加工できる。
【0009】
【実施例】以下、図を基に本発明の一実施例を具体的に
説明する。図1は、本発明の一実施例の深孔用放電加工
装置における電極操作部の要部拡大側面図であり、図2
は、図1の正面図である。そして、図3は深孔用放電加
工装置全体を示す概略図である。本発明の深孔用放電加
工装置は、装置本体と、この装置本体に取り付けられる
細長筒状電極2と、この細長筒状電極2を撓まないよう
にする撓み防止手段とを備えてなる。装置本体は、図3
に示すように前部に配設される電極操作部1と、放電電
源4と、サーボ回路5等を有してなる。この電極操作部
1は、図1、図2に示すように裏面が装置本体に取り付
けられる平板状の基板11と、この基板11前面に配設
される電極取付部12aを有するスピンドルヘッド12
と、基板11前面の下方に取り付けられる電極ガイド1
3とを備えている。
説明する。図1は、本発明の一実施例の深孔用放電加工
装置における電極操作部の要部拡大側面図であり、図2
は、図1の正面図である。そして、図3は深孔用放電加
工装置全体を示す概略図である。本発明の深孔用放電加
工装置は、装置本体と、この装置本体に取り付けられる
細長筒状電極2と、この細長筒状電極2を撓まないよう
にする撓み防止手段とを備えてなる。装置本体は、図3
に示すように前部に配設される電極操作部1と、放電電
源4と、サーボ回路5等を有してなる。この電極操作部
1は、図1、図2に示すように裏面が装置本体に取り付
けられる平板状の基板11と、この基板11前面に配設
される電極取付部12aを有するスピンドルヘッド12
と、基板11前面の下方に取り付けられる電極ガイド1
3とを備えている。
【0010】スピンドルヘッド12は、細長筒状電極2
を取り付けて回転させるもので、下端に細長筒状電極2
の後端部を取り付ける電極取付部12aを有し、上端に
ホース14が接続されて加工液をこのホース14から細
長筒状電極2の筒内に送るようになされている。そし
て、このスピンドルヘッド12は、スピンドルヘッド1
2に固定されて共に可動するスピンドルモータ15にベ
ルト等を介して接続され、このスピンドルモータ15に
よる回転力により細長筒状電極2を回転させる。又、ス
ピンドルヘッド12の左部は、図2,図3に示すように
基板11の前方側に上下に配設される長棒状のZ軸ボー
ルネジ16に接続され、後部が、基板11前面に上下に
配設されたガイド17に摺動自在に取り付けられてい
る。このZ軸ボールネジ16は外周面にネジ部が設けら
れ、上端にZ軸モータ18を備え、Z軸ボールネジ16
が回転することによってスピンドルヘッド12がガイド
17を上下方向に沿って摺動する。また、このZ軸ボー
ルネジ16の回転は、Z軸モータ18を、Z軸ボールネ
ジドライバー19を介してサーボ回路5と接続すること
によって電気的に制御されるようになされている。この
実施例ではこのスピンドルヘッド12の上下方向への移
動は略800mm程度可動するようになされている。
を取り付けて回転させるもので、下端に細長筒状電極2
の後端部を取り付ける電極取付部12aを有し、上端に
ホース14が接続されて加工液をこのホース14から細
長筒状電極2の筒内に送るようになされている。そし
て、このスピンドルヘッド12は、スピンドルヘッド1
2に固定されて共に可動するスピンドルモータ15にベ
ルト等を介して接続され、このスピンドルモータ15に
よる回転力により細長筒状電極2を回転させる。又、ス
ピンドルヘッド12の左部は、図2,図3に示すように
基板11の前方側に上下に配設される長棒状のZ軸ボー
ルネジ16に接続され、後部が、基板11前面に上下に
配設されたガイド17に摺動自在に取り付けられてい
る。このZ軸ボールネジ16は外周面にネジ部が設けら
れ、上端にZ軸モータ18を備え、Z軸ボールネジ16
が回転することによってスピンドルヘッド12がガイド
17を上下方向に沿って摺動する。また、このZ軸ボー
ルネジ16の回転は、Z軸モータ18を、Z軸ボールネ
ジドライバー19を介してサーボ回路5と接続すること
によって電気的に制御されるようになされている。この
実施例ではこのスピンドルヘッド12の上下方向への移
動は略800mm程度可動するようになされている。
【0011】電極ガイド13は、細長筒状電極2先端を
被加工物Hの孔穿設部の所定位置に案内するためのもの
で、一端が基板11下部に固定され、他端に細長筒状電
極2を挿通させる挿通孔13aを有する。細長筒状電極
2は、後端部側がスピンドルヘッド12の電極取付部1
2aに取り付けられ、先端部側が電極ガイド13の挿通
孔13aに通されて下方の延ばされている。
被加工物Hの孔穿設部の所定位置に案内するためのもの
で、一端が基板11下部に固定され、他端に細長筒状電
極2を挿通させる挿通孔13aを有する。細長筒状電極
2は、後端部側がスピンドルヘッド12の電極取付部1
2aに取り付けられ、先端部側が電極ガイド13の挿通
孔13aに通されて下方の延ばされている。
【0012】撓み防止手段は、この実施例では上記電極
ガイド13の挿通孔13a上方位置に配設され、電極ガ
イド13に取り付けられる電極ガイド取付部と、電極取
付部12aと電極ガイド13との間における細長棒状電
極を軸方向へ引っ張る付勢部材とを有してなる。この付
勢部材は、図1に示すように一対のテンションローラ4
0,40を有する引張部材45と、このテンションロー
ラ40,40を回転させる回転源としてのテンション用
モータ41とを有してなる。テンションローラ40,4
0各々は弾性力を有する円板状のゴム部材からなり、図
4に示すように周面に断面略半円状をなす溝40a,4
0aが形成されている。そして、溝40a,40a同士
が対向するように、しかも、その対向方向(図示Y−Y
方向)にテンションローラ用付勢部材としてのバネ部材
40b,40bにより互いに付勢するようにして電極ガ
イド13の挿通孔13a上方位置に配設され、その溝4
0a,40a間に細長筒状電極2を通すようにしてい
る。又、一方のテンションローラ40は、テンション用
モータ41に接続され、テンション用モータ41によっ
てテンションローラ40に回転力を付与することによ
り、細長筒状電極2を抵抗力によって下方に引っ張るよ
うにして電極取付部12aと電極ガイド13との間にお
ける細長筒状電極2に軸方向への引っ張り力を付与でき
るようにしている。これらのテンションローラ40,4
0による引張力は、細長筒状電極2の径によって調整
し、径の大きいもの例えば5mm程度のものであれば10
0g/cm2 程度、0、5mm程度のものであれば500g
/cm2 程度が好適であるが、これに限らず適宜変更でき
る。又、その引張力を与えるテンションローラ40,4
0の回転は、図3に示すようにテンション用モータ41
をテンションモータドライバー42に接続し、そしてそ
のテンションモータドライバー42とZ軸ボールネジド
ライバー19とを接続させて連動させるとともに、サー
ボ回路5に接続して電気的に制御できるようにし、電極
2の移動に合わせて自動調整できるようにしている。こ
の実施例では、テンションローラ40,40の回転数と
スピンドルヘッド12の下降速度とを合わせるように
し、一方、スピンドルヘッド12の上昇に際してはテン
ションローラ40,40の回転力に抗して行うようにし
ている。尚、このテンションローラ40,40の回転調
整は、この態様のものに限らず、例えばテンション用モ
ータ41としてエアーモータを使用し、エアーモータの
回転を独自に調整することにより行うこともでき、適宜
変更できるものである。又、テンションローラ40,4
0の回転を正逆切り換え可能とし、スピンドルヘッド1
2の上昇に際し、テンションローラ40,40の回転を
逆転させ、これに合わせるようにしても良い。
ガイド13の挿通孔13a上方位置に配設され、電極ガ
イド13に取り付けられる電極ガイド取付部と、電極取
付部12aと電極ガイド13との間における細長棒状電
極を軸方向へ引っ張る付勢部材とを有してなる。この付
勢部材は、図1に示すように一対のテンションローラ4
0,40を有する引張部材45と、このテンションロー
ラ40,40を回転させる回転源としてのテンション用
モータ41とを有してなる。テンションローラ40,4
0各々は弾性力を有する円板状のゴム部材からなり、図
4に示すように周面に断面略半円状をなす溝40a,4
0aが形成されている。そして、溝40a,40a同士
が対向するように、しかも、その対向方向(図示Y−Y
方向)にテンションローラ用付勢部材としてのバネ部材
40b,40bにより互いに付勢するようにして電極ガ
イド13の挿通孔13a上方位置に配設され、その溝4
0a,40a間に細長筒状電極2を通すようにしてい
る。又、一方のテンションローラ40は、テンション用
モータ41に接続され、テンション用モータ41によっ
てテンションローラ40に回転力を付与することによ
り、細長筒状電極2を抵抗力によって下方に引っ張るよ
うにして電極取付部12aと電極ガイド13との間にお
ける細長筒状電極2に軸方向への引っ張り力を付与でき
るようにしている。これらのテンションローラ40,4
0による引張力は、細長筒状電極2の径によって調整
し、径の大きいもの例えば5mm程度のものであれば10
0g/cm2 程度、0、5mm程度のものであれば500g
/cm2 程度が好適であるが、これに限らず適宜変更でき
る。又、その引張力を与えるテンションローラ40,4
0の回転は、図3に示すようにテンション用モータ41
をテンションモータドライバー42に接続し、そしてそ
のテンションモータドライバー42とZ軸ボールネジド
ライバー19とを接続させて連動させるとともに、サー
ボ回路5に接続して電気的に制御できるようにし、電極
2の移動に合わせて自動調整できるようにしている。こ
の実施例では、テンションローラ40,40の回転数と
スピンドルヘッド12の下降速度とを合わせるように
し、一方、スピンドルヘッド12の上昇に際してはテン
ションローラ40,40の回転力に抗して行うようにし
ている。尚、このテンションローラ40,40の回転調
整は、この態様のものに限らず、例えばテンション用モ
ータ41としてエアーモータを使用し、エアーモータの
回転を独自に調整することにより行うこともでき、適宜
変更できるものである。又、テンションローラ40,4
0の回転を正逆切り換え可能とし、スピンドルヘッド1
2の上昇に際し、テンションローラ40,40の回転を
逆転させ、これに合わせるようにしても良い。
【0013】又、この実施例では、上記スピンドルヘッ
ド12と電極ガイド13との略中央となる位置に案内部
材3を設けている。上述の撓み防止手段は細長筒状電極
2を軸方向、即ち被加工物H方向へ引っ張ることによっ
て細長筒状電極2を撓まないようにするものであるのに
対し、この案内部材3は、細長筒状電極2が横方向に逃
げないように強制的に所定位置を通すことによって撓み
を防止するものである。この案内部材3は、装置本体の
基板11のガイド17に摺動自在に取り付けられる本体
取付部31と、細長筒状電極2の上下方向への移動を妨
げないように挿通して案内する挿通孔32aを有する電
極案内部32と、この案内部材3を上下移動させるため
の移動手段とを有してなる。
ド12と電極ガイド13との略中央となる位置に案内部
材3を設けている。上述の撓み防止手段は細長筒状電極
2を軸方向、即ち被加工物H方向へ引っ張ることによっ
て細長筒状電極2を撓まないようにするものであるのに
対し、この案内部材3は、細長筒状電極2が横方向に逃
げないように強制的に所定位置を通すことによって撓み
を防止するものである。この案内部材3は、装置本体の
基板11のガイド17に摺動自在に取り付けられる本体
取付部31と、細長筒状電極2の上下方向への移動を妨
げないように挿通して案内する挿通孔32aを有する電
極案内部32と、この案内部材3を上下移動させるため
の移動手段とを有してなる。
【0014】この移動手段は、スピンドルヘッド12に
対して同方向に案内部材3を相対的に移動させるように
し、常時電極案内部32がスピンドルヘッド12と電極
ガイド13との略中央となる位置にくるように調整する
ものである。この実施例では、一側面にラック歯を有し
基板11のガイド17に沿って上下方向に配設される長
尺状のラック部材33と、一端が撓み防止部材3に回転
自在に取り付けられ他端にラック部材33のラック歯に
歯合する歯合部を有するラック移動部材34と、このラ
ック移動部材34を回転させる案内部材モータ35とを
備えている。そして、このラック移動部材34が案内部
材モータ35によって回転することによりスピンドルヘ
ッド12に対して同方向にラック部材33上を移動し、
これにより、案内部材3が基板11に対して上下移動す
るようにしている。そして、ラック移動部材34の移動
量を、上記スピンドルヘッド12の移動量に対し半分に
なるようにし、例えば、Z軸ボールネジ16が回転する
とこれに伴いスピンドルヘッド12が下降し始め、これ
に合わせて案内部材3も下降し、そして、スピンドルヘ
ッド12の下降量の半分の量だけ下降する。この結果、
案内部材3は常時スピンドルヘッド12と電極ガイド1
3との略中央となる位置に配設される。このスピンドル
ヘッド12に対する案内部材3の移動調整は、ラック移
動部材34の回転数、即ち、ラック移動部材34を回転
させる案内部材モータ35の回転数をスピンドルヘッド
12の移動量に合わせて調整することにより行うことが
できる。この実施例では、図3に示すように案内部材モ
ータ35に案内部材モータドライバー35aを設け、こ
の案内部材モータドライバー35aと、Z軸ボールネジ
16の回転を制御するZ軸ボールネジドライバー19と
を接続させて連動させるとともに、サーボ回路5に接続
して電気的に制御して自動調整できるようにしている。
尚、この調整は、案内部材モータ35だけを単独で調整
するようにしても良く、適宜変更できるものである。
対して同方向に案内部材3を相対的に移動させるように
し、常時電極案内部32がスピンドルヘッド12と電極
ガイド13との略中央となる位置にくるように調整する
ものである。この実施例では、一側面にラック歯を有し
基板11のガイド17に沿って上下方向に配設される長
尺状のラック部材33と、一端が撓み防止部材3に回転
自在に取り付けられ他端にラック部材33のラック歯に
歯合する歯合部を有するラック移動部材34と、このラ
ック移動部材34を回転させる案内部材モータ35とを
備えている。そして、このラック移動部材34が案内部
材モータ35によって回転することによりスピンドルヘ
ッド12に対して同方向にラック部材33上を移動し、
これにより、案内部材3が基板11に対して上下移動す
るようにしている。そして、ラック移動部材34の移動
量を、上記スピンドルヘッド12の移動量に対し半分に
なるようにし、例えば、Z軸ボールネジ16が回転する
とこれに伴いスピンドルヘッド12が下降し始め、これ
に合わせて案内部材3も下降し、そして、スピンドルヘ
ッド12の下降量の半分の量だけ下降する。この結果、
案内部材3は常時スピンドルヘッド12と電極ガイド1
3との略中央となる位置に配設される。このスピンドル
ヘッド12に対する案内部材3の移動調整は、ラック移
動部材34の回転数、即ち、ラック移動部材34を回転
させる案内部材モータ35の回転数をスピンドルヘッド
12の移動量に合わせて調整することにより行うことが
できる。この実施例では、図3に示すように案内部材モ
ータ35に案内部材モータドライバー35aを設け、こ
の案内部材モータドライバー35aと、Z軸ボールネジ
16の回転を制御するZ軸ボールネジドライバー19と
を接続させて連動させるとともに、サーボ回路5に接続
して電気的に制御して自動調整できるようにしている。
尚、この調整は、案内部材モータ35だけを単独で調整
するようにしても良く、適宜変更できるものである。
【0015】この案内部材3を上述の撓み防止手段に加
えて設けておくことによって細長筒状電極2の横方向へ
の逃げを防止することができ、細長筒状電極2の撓みを
より効率的に抑えることができる。尚、案内部材3の電
極案内部32は一つだけ設けたものに限らず、例えばス
ピドルヘッド12と電極ガイド13との間に等間隔に二
つ、あるいは三つ以上設け常時スピンドルヘッド12と
電極ガイド13との略中央部に配設できるようにしても
良く、適宜変更できるものである。又、本実施例におい
ては案内部材3をスピンドルヘッド12に合わせて可動
させているが、この態様のものに限らず、例えば基板1
1に固定しておく等適宜変更できるものである。更に、
案内部材3の移動手段についても、ラック部材33等に
よる態様のものに限らず、適宜変更できるものである。
えて設けておくことによって細長筒状電極2の横方向へ
の逃げを防止することができ、細長筒状電極2の撓みを
より効率的に抑えることができる。尚、案内部材3の電
極案内部32は一つだけ設けたものに限らず、例えばス
ピドルヘッド12と電極ガイド13との間に等間隔に二
つ、あるいは三つ以上設け常時スピンドルヘッド12と
電極ガイド13との略中央部に配設できるようにしても
良く、適宜変更できるものである。又、本実施例におい
ては案内部材3をスピンドルヘッド12に合わせて可動
させているが、この態様のものに限らず、例えば基板1
1に固定しておく等適宜変更できるものである。更に、
案内部材3の移動手段についても、ラック部材33等に
よる態様のものに限らず、適宜変更できるものである。
【0016】以下、この装置による被加工物Hへの孔穿
設加工方法を具体的に説明する。まず、細長筒状電極2
の先端下方に被加工物Hの穿設部がくるように位置合わ
せして被加工物Hをセットし、細長筒状電極2を下降さ
せるとともに、加工液を細長筒状電極2筒内から被加工
物Hに噴射させつつ電圧パルスを与えて放電させる。こ
の際、撓み防止部材3は、移動手段によって細長筒状電
極2の下降量の半分の距離だけ下降して、撓み防止部材
3の電極案内部32がスピンドルヘッド12と電極ガイ
ド13との略中央となる位置に保持さている。従って、
細長筒状電極2の中央部は電極案内部32によって横方
向への逃げが阻止されることになり、この結果細長筒状
電極2の発生する撓みは、細長筒状電極2の長さが60
0mmで有る場合には実質的に300mmのものと同程度と
なる。一方、細長筒状電極2の先端部が一対のテンショ
ンローラ40,40によって下方側に引っ張られている
ため、少なくとも300mmのものより小さい撓みとな
る。従って、被加工物40の孔は、細長筒状電極2が傾
くことなく作用するため、細長筒状電極2径の大きさ
で、しかも細長筒状電極2の進行方向に明けられたもの
となる。これにより、細長筒状電極2が細く、しかも長
いもの、例えば従来使用し難くかった長さ600mmで、
外径0、5mmのものでも容易に使用できるものとなる。
設加工方法を具体的に説明する。まず、細長筒状電極2
の先端下方に被加工物Hの穿設部がくるように位置合わ
せして被加工物Hをセットし、細長筒状電極2を下降さ
せるとともに、加工液を細長筒状電極2筒内から被加工
物Hに噴射させつつ電圧パルスを与えて放電させる。こ
の際、撓み防止部材3は、移動手段によって細長筒状電
極2の下降量の半分の距離だけ下降して、撓み防止部材
3の電極案内部32がスピンドルヘッド12と電極ガイ
ド13との略中央となる位置に保持さている。従って、
細長筒状電極2の中央部は電極案内部32によって横方
向への逃げが阻止されることになり、この結果細長筒状
電極2の発生する撓みは、細長筒状電極2の長さが60
0mmで有る場合には実質的に300mmのものと同程度と
なる。一方、細長筒状電極2の先端部が一対のテンショ
ンローラ40,40によって下方側に引っ張られている
ため、少なくとも300mmのものより小さい撓みとな
る。従って、被加工物40の孔は、細長筒状電極2が傾
くことなく作用するため、細長筒状電極2径の大きさ
で、しかも細長筒状電極2の進行方向に明けられたもの
となる。これにより、細長筒状電極2が細く、しかも長
いもの、例えば従来使用し難くかった長さ600mmで、
外径0、5mmのものでも容易に使用できるものとなる。
【0017】尚、本実施例では撓み防止手段の引張部材
45を電極ガイド13の上方位置に配設して電極取付部
12aと電極ガイド13間における細長筒状電極2全体
を引っ張れるようにしているが、これに限らず、電極取
付部12aと被加工物Hとの間であればその効果を引き
出すことができ、適宜変更できるものである。又、引張
部材45は、一箇所に限らず、2箇所以上に配設しても
良く、適宜変更できるものである。
45を電極ガイド13の上方位置に配設して電極取付部
12aと電極ガイド13間における細長筒状電極2全体
を引っ張れるようにしているが、これに限らず、電極取
付部12aと被加工物Hとの間であればその効果を引き
出すことができ、適宜変更できるものである。又、引張
部材45は、一箇所に限らず、2箇所以上に配設しても
良く、適宜変更できるものである。
【0018】
【発明の効果】以上、本願第1発明の深孔用放電加工装
置は、テンションローラ用付勢部材40b、40bによ
って、テンションローラ40、40を、細長棒状電極2
に押し付けながら回転させることができる。これによ
り、テンションローラ40、40と細長棒状電極2との
間の滑りを防止でき、テンションローラ40、40の回
転に伴い、確実に細長棒状電極2を軸方向へ引っ張って
細長棒状電極2の撓みを防止できる。
置は、テンションローラ用付勢部材40b、40bによ
って、テンションローラ40、40を、細長棒状電極2
に押し付けながら回転させることができる。これによ
り、テンションローラ40、40と細長棒状電極2との
間の滑りを防止でき、テンションローラ40、40の回
転に伴い、確実に細長棒状電極2を軸方向へ引っ張って
細長棒状電極2の撓みを防止できる。
【0019】本願第2発明の深孔用放電加工装置は、本
願第1発明の効果に加え、細長棒状電極2が下方側の被
加工物側へ加工送りされても、常時、電極案内部32
を、電極取付部12aと電極ガイド13との間における
細長棒状電極2の略中央位置に配位させることができ、
電極案内部32と電極取付部12aとの間の長さと、電
極案内部32と電極ガイド13との間の長さとを略均等
に維持できる。これにより、細長棒状電極2を下方側の
被加工物側へ加工送りしていくに伴い、細長棒状電極2
の撓みを徐々に小さくしていくことができ、細長棒状電
極2の撓みを常時、最小限に抑えながら加工できる。こ
れにより、細長棒状電極2が加工液の噴射抵抗等の加工
抵抗や電極自身の回転による遠心力を強く受けた場合に
も細長棒状電極2の撓みを確実に最小限に抑えることが
でき、細長棒状電極2が細く、しかも長いものでも容易
に使用できるものとなる。
願第1発明の効果に加え、細長棒状電極2が下方側の被
加工物側へ加工送りされても、常時、電極案内部32
を、電極取付部12aと電極ガイド13との間における
細長棒状電極2の略中央位置に配位させることができ、
電極案内部32と電極取付部12aとの間の長さと、電
極案内部32と電極ガイド13との間の長さとを略均等
に維持できる。これにより、細長棒状電極2を下方側の
被加工物側へ加工送りしていくに伴い、細長棒状電極2
の撓みを徐々に小さくしていくことができ、細長棒状電
極2の撓みを常時、最小限に抑えながら加工できる。こ
れにより、細長棒状電極2が加工液の噴射抵抗等の加工
抵抗や電極自身の回転による遠心力を強く受けた場合に
も細長棒状電極2の撓みを確実に最小限に抑えることが
でき、細長棒状電極2が細く、しかも長いものでも容易
に使用できるものとなる。
【図1】電極操作部の要部拡大側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】深孔用放電加工装置全体の概略図である。
【図4】撓み防止手段における引張部材の説明図であ
る。
る。
1 電極操作部 2 細長筒状電極 3 案内部材 12 スピンドルヘッド 12a 電極取付部 13 電極ガイド 16 Z軸ボールネジ 33 ラック部材 35 案内部材モータ 40 テンションローラ 41 テンション用モータ 42 テンションモータドライバー 45 引張部材
Claims (2)
- 【請求項1】上下移動可能な電極取付部(12a) を有する
装置本体と、この装置本体の電極取付部(12a) に後端部
側が取り付けられた軸方向移動可能な細長棒状電極(2)
とを備え、この細長棒状電極(2) の先端側に微小間隙を
もって配設される被加工物と細長棒状電極(2) との間に
電圧パルスを与えることによって放電を発生させ、細長
棒状電極(2) 先端を被加工物側に加工送りを与えつつ放
電を繰り返し発生させることにより細長棒状電極(2) が
先端側から被加工物に潜入して孔を穿設する放電加工装
置において、 この装置本体の電極取付部(12a) と被加工物間における
細長棒状電極(2) を撓まないようにする撓み防止手段が
備えられ、 この撓み防止手段が、二つの回転自在なテンションロー
ラ(40)(40)と、テンションローラ用付勢部材(40b)(40b)
とを有し、二つのテンションローラ(40)(40)が、対向す
るように配位されることにより、テンションローラ(40)
(40)の間に、細長棒状電極(2) が通されるようになさ
れ、テンションローラ(40)(40)の回転に伴って、細長棒
状電極(2) が軸方向への引っ張り力を付与され、 テンションローラ用付勢部材(40b)(40b)が、テンション
ローラ(40)(40)を互い対向する方向に付勢するものであ
ることを特徴とする深孔用放電加工装置。 - 【請求項2】上記深孔用放電加工装置に、被加工物の上
方近傍に配設され被加工物の穿設部に細長棒状電極(2)
を挿通して案内する電極ガイド(13)と、この電極ガイド
(13)と装置本体の電極取付部(12a) 間における細長棒状
電極(2) を撓まないようにする案内部材(3) と、案内部
材(3) を上下移動させる移動手段(33)(34)(35)とが備え
られ、 この案内部材(3) が、本体取付部(31)と、細長棒状電極
(2) を軸方向への移動を妨げないように側方から保持し
て案内する電極案内部(32)とを有し、本体取付部(31)
が、装置本体に上下移動可能に取り付けられることによ
り、電極案内部(32)が、装置本体に対して上下移動でき
るようになされ、 移動手段(33)(34)(35)が、電極取付部(12a) の上下移動
に伴って電極案内部(32)を、常時電極ガイド(13)と装置
本体の電極取付部(12a) との間における略中央となる位
置にくるように上下移動させるものであることを特徴と
する請求項1記載の深孔用放電加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3099491A JP3029882B2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 深孔用放電加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3099491A JP3029882B2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 深孔用放電加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04310323A JPH04310323A (ja) | 1992-11-02 |
JP3029882B2 true JP3029882B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=14248774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3099491A Expired - Fee Related JP3029882B2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 深孔用放電加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3029882B2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-03 JP JP3099491A patent/JP3029882B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04310323A (ja) | 1992-11-02 |
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