JP3029666B2 - 複合樹脂等のプレス成形品の良否判定方法 - Google Patents

複合樹脂等のプレス成形品の良否判定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複合樹脂等のプレス成形品の良否判定方法
に関する。
従来の技術 近年、自動車のフロントパネル、ボディパネル、フー
ドや、浴槽、その他について、FRP等の複合樹脂でプレ
ス成形することが行われている。
一般に、プレス成形するにあっては、先ずトライアル
プレスを使用して試作し、所定の金型に対応したスライ
ドの遅降位置、加圧速度、スライドの下限、加圧力、加
圧時間等のプレス条件を決定して行われる。
発明が解決しようとする課題 しかし、FRP等の複合樹脂は、その硬化速度や変形抵
抗等の特性が一定でなく、また材料寸法、重量も常に一
定とは限らず、さらに金型温度を常に同一に制御するこ
とは容易でなく、成形品にばらつきが生じやすい。また
さらに、スライドや平衡支持装置の傾きの制御によって
も成形品は大きな影響を受け、品質を一定に保持するこ
とが難しいとともに、成形品の良否は人間が目視で検査
を行っていて、熟練を要し、個人差等が生じるものであ
った。ところで、射出成形や一般のプレス加工では、加
工速度、加工圧力等の加工状態を検出して所定の波形パ
ターンに入っているか否かや、上記した物理量が所定の
範囲内にあるか否かによって、成形品や工程を監視する
方法が提案されている。
これらの方法によって、プレス成形品の品質は改善さ
れることが期待されるが、複合樹脂のプレス成形品につ
いて不良品の発生を、より有効に防止することができな
いものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記のような点に鑑みたもので、上記の課題
を解決するために、複合樹脂等のプレス成形装置に良品
を成形するための金型温度、材料重量、加圧時間、平衡
支持力などの成形条件の基準値と加圧時と離型時のスラ
イドの傾きの成形条件の基準値とを設定し、上記プレス
成形装置で複合樹脂等をプレス成形する成形サイクルご
とに上記成形条件に対応した成形データーを検出して、
成形データーを上記良品の基準値とそれぞれ比較して基
準値の許容範囲に入っていれば良品、入っていなければ
不良品と自動的に判定し、プレス成形して2回つづけて
不良品となった場合に、警報等を発して調査して再開す
ることを特徴とする複合樹脂等のプレス成形品の良否判
定方法を提供するにある。
実施例 以下、本発明を実施例にもとづいて説明する。
第1図以下は、FRPの複合樹脂のプレス成形の一実施
例である。プレス成形装置1はクラウン部2に加圧シリ
ンダー3を配設し、アップライト4間にスライド5をベ
ッド6に対向して摺動自在に配設している。また、ベッ
ド6の4隅部には油圧サーボシリンダーの平衡支持装置
7を垂設し、それに併設したエンコーダーによる位置検
出器8でフィードバック制御し、平衡支持装置7でスラ
イド5を平衡に支持して、ベッド6、スライド5に固着
した金型9の下金型10、上金型11間に投入するシート材
料12を精度よくプレス成形できるようにしている。
このように構成したプレス成形装置1には、加圧シリ
ンダー3や平衡支持装置7に圧力検出器(図示せず)を
それぞれ接続して加圧開始から離型までの加圧力、平衡
支持圧力を設定したり、検出できるようにしており、ま
たスライド5に位置検出器(図示せず)を配設してスラ
イド高速アプローチ位置、スライド遅降位置、スライド
下限位置等を設定したり、検出できるようにしており、
さらに金型9の所定の位置に温度検出器(図示せず)を
それぞれ取り付けて温度制御をしたり、温度検出できる
ようにしている。また、上記した平衡支持装置7の位置
検出器8で平衡支持位置を設定したり、検出したりでき
るようにしているとともに、対向した2個の位置検出器
8によりスライド5の傾きを制御したり、検出できるよ
うにしている。その他、スライド5の加圧時間等を設定
したり、検出したりしており、これらの設定値や検出す
る成形データーおよびシート材料12の重量や厚さをプレ
ス成形装置1の制御装置13に入力して適宜に記憶してお
けるようにしている。
しかして、シート材料をプレス成形する際、各成形品
の成形番号のシート材料の重量、金型温度、加圧開始か
ら加圧キープまでの加圧時間、加圧時の一定時間毎の複
数段階でのスライドおよび平衡支持装置の各出力と最高
出力、加圧キープ時の一定時間毎の複数段階でのスライ
ドおよび平衡支持装置の各出力、離型時の平衡支持装置
の各出力、加圧工程および離型工程時の一定時間毎の複
数段階でのスライドの傾き、特に加圧時と離型時のスラ
イドの傾き、その他の成形条件の成形データーを検出し
て、制御装置13の記憶部に入力していく。
そして、シート材料をプレス成形して良品であったと
きの、上記したシート材料の重量、金型温度、加圧力、
加圧時間、平衡支持装置の平衡支持力、およびスライド
の加圧時と離型時の傾き、その他の成形条件を基準値と
して制御装置の記憶部に入力しておく。その際、基準値
の許容範囲として、基準値の100分の5などと一律に設
定できるほか、成形品に応じて個別に設定することがで
きる。
そして、プレス成形時のサイクルごとの上記の成形デ
ーターを検出して制御装置に入力して、所定のプログラ
ムで自動的に第2図のように良品の基準値と比較し、基
準値の許容範囲に入っていれば良品と判定し、入ってい
なければ不良品と判定して、プレス成形の品質管理を行
っていくものである。判定結果は、プリンターやCRTに
出力するほか、記憶部にも記録しておき、不良原因とな
った成形データーを明示しておくものである。
なお、上記した基準値は一定周期ごとに検討して修正
することができるものである。
プレス成形して2回つづけて不良品となった場合に
は、警報等を発して作業者に知らせ、不良品となった原
因が同一の成形データーによる場合には、その制御系を
調査して再開するようにしている。
データー処理は、制御装置に内蔵したコンピューター
を利用して行えるほか、他のコンピューターに送信した
り、フロッピーディスクを介して行うこともできる。
上記では、FRPの複合樹脂のシート材料について説明
したが、SMC、熱可塑性樹脂、その他のプレス成形材料
についても同様に適用できるものである。
発明の効果 以上のように本発明にあっては、成形データーを採取
して、良品の基準値と比較して許容値に入っているか、
否かを判定するので、従来のように目視検査によること
なく、自動的に判断できて、省力化がはかれるとともに
品質の均一化をはかることができる。そして、特に、成
形金型温度、材料重量等の一般の成形条件とその直接的
に品質に影響する加圧時と離型時のスライドの傾きの成
形条件の成形データーの基準値を設定しておけ、成形品
にばらつきが生じることなく、品質を一定に保持するよ
うにできる。また、不良品と良品の上記した一般的な成
形条件と直接的に影響するスライドの傾きの成形データ
ーを比較して、不良品の原因となる成形データーを的確
に究明できて、つづけて不良品を発生するのを防止で
き、品質の向上をはかることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のプレス成形装置の正面図、
第2図は同上のプレス成形品の良品、不良品の判定説明
用のブロックである。 1…プレス成形装置、3…加圧シリンダー、5…スライ
ド、7…平衡支持装置、8…位置検出器、9…金型、12
…シート材料、13…制御装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複合樹脂等のプレス成形装置に良品を成形
    するための金型温度、材料重量、加圧力、加圧時間、平
    衡支持力などの成形条件の基準値と、加圧時と離型時の
    スライドの傾きの成形条件の基準値とを設定し、 上記プレス成形装置で複合樹脂等をプレス成形する成形
    サイクルごとに上記成形条件に対応した成形データーを
    検出して、成形データーを上記良品の基準値とそれぞれ
    比較して基準値の許容範囲に入っていれば良品、入って
    いなければ不良品と自動的に判定し、プレス成形して2
    回つづけて不良品となった場合に警報等を発して、不良
    品となった原因を調査して再開することを特徴とする複
    合樹脂等のプレス成形品の良否判定方法。
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