JP3029384B2 - 目覚し時計及び目覚し時計におけるアラーム音形成方法と目覚し時計のアラーム遠隔操作システム - Google Patents

目覚し時計及び目覚し時計におけるアラーム音形成方法と目覚し時計のアラーム遠隔操作システム

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JP3029384B2
JP3029384B2 JP7029926A JP2992695A JP3029384B2 JP 3029384 B2 JP3029384 B2 JP 3029384B2 JP 7029926 A JP7029926 A JP 7029926A JP 2992695 A JP2992695 A JP 2992695A JP 3029384 B2 JP3029384 B2 JP 3029384B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線により遠隔操作さ
れてアラーム音を鳴らす目覚し時計に関するものであ
り、遠隔操作される目覚し時計及びそのシステムやアラ
ーム音形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、目覚し時計では、アラーム音に種
々の音色のメロディーや音声、又は、ベル音を用い、
又、単純に鳴り止めスイッチを押さえただけでは、数分
後に再度アラーム音を発音させることを繰り返すように
し、使用者を確実に目覚めさせる工夫がされているい
る。
【0003】しかし、複数個の目覚し時計を組み合わせ
て使用し、特定の時計体から他の時計体のアラームを制
御する目覚し時計は使用されていなかった。尤も、近似
の技術としては、設備時計において親時計からの正時信
号に基づいて複数の子時計が一斉に時報のチャイムなど
を鳴らせるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の目覚し時計は、
各時計体でアラーム音の発生及び停止を行う故、家族が
別室で各自の目覚し時計にアラーム発音時刻を設定し、
誰かが目を覚まさないときは、多くの場合、その者の部
屋へ起こしに行かなければならなかった。本発明は、こ
のような欠点を排し、アラーム音を発音させる際に遠隔
操作が可能な目覚し時計を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本件出願における請求項
1に記載した発明は、目安機構から目安信号が出力さ
れ、且つ、鳴り止めスイッチから鳴り止め信号が出力さ
れないときには発音手段がアラーム音を発音する目覚し
時計に、受信機を設け、更に、目安信号が入力されると
受信機を作動させる受信制御信号を受信機に出力し且つ
受信機からスタート検知信号が入力されると発音手段を
作動させるアラーム信号を発音手段に出力する制御回路
を設けた目覚し時計とする。
【0006】又、請求項2に記載した発明は、上記目覚
し時計において、受信機として複数の帯域通過フィルタ
を設けて複数種のスタート検知信号を出力し得るものと
し、制御回路はスタート検知信号の種類に合わせて異な
るアラーム信号を発音手段に出力する目覚し時計とする
ものである。そして、請求項3に記載した発明は、送信
用の時計体を用いることとし、送信用の時計体における
目安スイッチがオン状態となったとき、切換電源スイッ
チにより選択された特定周波数の搬送信号を形成し、選
択スイッチにより定められた一定周波数で前記搬送信号
を変調したスタート信号を送信用の時計体から発信し、
受信用の時計体とする目覚し時計における目安スイッチ
がオン状態となったとき、受信用の時計体における受信
機を作動させ、前記スタート信号を受信して帯域通過フ
ィルタにより変調周波数を識別し、スタート信号の周波
数に応じたスタート検知信号を形成して異なるアラーム
信号を形成することにより受信用の時計体である目覚し
時計の発音手段を作動させる目覚し時計におけるアラー
ム音形成方法とするものである。
【0007】さらに、請求項4に記載した発明は、異な
る周波数の搬送信号を出力する発振回路を有し、目安信
号が入力されると周波数の異なる複数の変調信号であっ
て各変調信号は一定周波数とされた複数の変調信号を出
力する制御回路と、この変調信号のうちの一つを選択し
て発振回路に入力する選択スイッチと、前記発振回路が
出力する搬送周波数を決定して発振回路を作動させて前
記変調信号により変調される搬送信号をスタート信号と
して出力させる切換電源スイッチと、を有する送信用の
目覚し時計を備え、前記搬送周波数のうちの一つの周波
数と同調する復調増幅回路及び前記複数の変調信号の周
波数に各々対応した通過周波数を有する複数の帯域通過
フィルタや各帯域通過フィルタを通過した信号をスター
ト検知信号として出力する波形整形回路または複数の整
流検知回路により構成される受信機と、目安信号が入力
されると受信機を作動させる受信制御信号を出力し、受
信機からスタート検知信号が入力されるとスタート検知
信号に応じて発音手段に異なるアラーム信号を出力して
発音手段を作動させる制御回路と、を有する受信用の目
覚し時計の複数個とを備え、各受信用の目覚し時計にお
ける受信機に組み込んだ復調増幅回路の復調周波数を異
ならせた目覚し時計のアラーム遠隔操作システムとす
る。
【0008】又、請求項5に記載した発明は、目安機構
から目安信号が出力され、且つ、鳴り止めスイッチから
鳴り止め信号が出力されないときに音声信号発生回路を
作動させて音声信号発生回路からの音声信号をアラーム
音発生手段に出力し且つアラーム音発生手段を作動させ
て音声信号によるアラーム音を発音する目覚し時計に、
スタート信号や音声信号発生回路が出力する音声信号を
送信する送信機と、スタート信号や音声信号を受信する
受信機と、を設けると共に、目安信号が入力され且つ鳴
り止め信号が入力されると受信機を作動させる受信制御
信号を前記受信機に出力し、更にスタート検知信号が受
信機から入力されるとアラーム音発生手段を作動させる
アラーム作動信号と受信機が受信した音声信号をアラー
ム音発生手段に入力させる切換え信号とをアラーム音発
生手段に出力し、そして呼出スイッチからの呼出し信号
が入力されると送信機に送信機を作動させる送信作動信
号とスタート信号とを出力すると共にスタート信号の出
力停止後音声信号発生回路に発音信号を出力して送信機
からスタート信号及び音声信号を送信させる制御回路
と、を設けた目覚し時計とする。
【0009】そして、請求項6に記載した発明は、請求
項5に記載した発明において、制御回路が受信制御信号
を出力するに際し、鳴り止め信号が入力されたときは受
信制御信号を間歇的に出力し、スタート検知信号が入力
されると受信制御信号を連続的に出力する制御回路とし
た目覚し時計とするものである。さらに、請求項7に記
載した発明は、音声信号発生回路を含む送信機と、復調
増幅回路及び帯域通過フィルタと帯域通過フィルタを通
過した信号をスタート検知信号として出力する整流検知
回路とにより構成される受信機と、目安信号が入力され
ると受信機を作動させる受信制御信号を間歇的に出力
し、受信機からスタート検知信号が入力されると受信制
御信号を連続的に出力すると共に受信機からの信号が入
力される音声再生手段に音声再生手段を作動させる再生
作動信号を出力し、目安信号の入力時に呼出し信号が入
力されると送信機を作動させる送信作動信号を送信機に
出力して音声信号発生回路が出力する信号を送信させる
制御回路と、を有する送信用の時計体を備え、音声信号
発生回路やアラーム音発生手段と、スタート信号や音声
信号発生回路が出力する音声信号を送信する送信機と、
復調増幅回路や帯域通過フィルタで構成した受信機と、
目安信号が入力され且つ鳴り止め信号が入力されないと
きには音声信号発生回路に音声信号発生回路を作動させ
る発音信号を出力し、且つ、音声信号発生回路が出力す
る音声信号が入力されるアラーム音発生手段にアラーム
音発生手段を作動させるアラーム作動信号を出力し、目
安信号の入力時に鳴り止め信号が入力されると発音信号
及びアラーム作動信号の出力を停止して受信機に受信制
御信号を間歇出力し、受信機からスタート検知信号が入
力されると受信制御信号を受信機に連続出力すると共に
アラーム音発生手段にアラーム作動信号を出力し且つ切
換信号をアラーム音発生手段に出力して受信機からの信
号をアラーム音発生手段で再生させ、呼出し信号が入力
されると送信機に送信機を作動させる送信作動信号とス
タート信号とを出力すると共にスタート信号の出力停止
後音声信号発生回路に発音信号を出力する制御回路と、
を有する受信用のアラーム時計を備えた目覚し時計のア
ラーム遠隔操作システムとするものである。
【0010】そして、請求項8に記載した発明は、音声
信号発生回路と、スタート信号や音声信号発生回路が出
力する音声信号を送信する送信機と、復調増幅回路や帯
域通過フィルタ及び帯域通過フィルタを通過した信号を
スタート検知信号として出力する整流検知回路により構
成される受信機と、復調増幅回路の出力が入力される音
声再生手段と、呼出し信号に基づいて制御回路が出力す
るスタート信号の一つを選択して送信機に入力する選択
スイッチと、目安信号が入力されると受信機を作動させ
る受信制御信号を受信機に間歇的に出力し、スタート検
知信号が入力されると受信制御信号を連続出力すると共
に音声再生手段を作動させる再生作動信号を音声再生手
段に出力し、目安信号の入力時に呼出し信号が入力され
ると送信機を作動させる送信作動信号を送信機に出力す
ると共に周波数の異なる複数のスタート信号を出力し、
スタート信号の出力停止後に続けて発音信号を音声信号
発生回路に出力する制御回路と、を有する送信用の時計
体を備え、音声信号発生回路やアラーム音発生手段と、
送信用の時計体に組み込んだ復調増幅回路の周波数に同
調する搬送波を出力する送信機と、送信用の時計体に組
み込んだ送信機の搬送波周波数に同調する復調増幅回路
や送信用の時計体で形成するスタート信号の内の一つの
周波数を通過させる帯域通過フィルタで構成した受信機
と、目安信号が入力され且つ鳴り止め信号が入力されな
いときには音声信号発生回路を作動させる発音信号を音
声信号発生回路に出力し、且つ、音声信号発生回路が出
力する音声信号が入力されるアラーム音発生手段にアラ
ーム音発生手段を作動させるアラーム作動信号を出力
し、目安信号の入力時に鳴り止め信号が入力されると発
音信号及びアラーム作動信号の出力を停止して受信機に
受信制御信号を間歇出力し、受信機からスタート検知信
号が入力されると受信制御信号を受信機に連続出力する
と共にアラーム音発生手段にアラーム作動信号を出力し
且つ切換信号をアラーム音発生手段に出力して受信機か
らの信号をアラーム音発生手段で再生させ、呼出し信号
が入力されると送信機に送信機を作動させる送信作動信
号と送信用の時計体に組み込んだ帯域通過フィルタの周
波数に応じたスタート信号とを出力すると共にスタート
信号の出力停止後音声信号発生回路に発音信号を出力し
て送信機からスタート信号及び音声信号を送信させる制
御回路と、を有する複数個の受信用アラーム時計を備え
た目覚し時計のアラーム遠隔操作システムとするもので
ある。
【0011】
【作 用】本件出願における請求項1に記載した発明
は、目覚し時計に受信機を設け、更に、目安信号が入力
されると受信機を作動させる受信制御信号を受信機に出
力し且つ受信機からスタート検知信号が入力されると発
音手段を作動させるアラーム信号を発音手段に出力する
制御回路を設けている故、受信機にスタート信号を受信
させ、受信機からスタート検知信号を出力させることに
より、制御回路を介して発音手段を作動させることがで
き、遠隔操作によりアラーム音を発音させることができ
る目覚し時計とすることができる。
【0012】又、請求項2に記載した発明は、上記目覚
し時計において、受信機として複数の帯域通過フィルタ
を設けて複数種のスタート検知信号を出力し得るものと
している故、制御回路にスタート検知信号の種類に合わ
せて異なるアラーム信号を出力させることが可能であ
り、異なるアラーム信号を制御回路から発音手段に出力
させる故、目覚し時計において、異なるアラーム音を遠
隔操作により発音させることができる。
【0013】そして、請求項3に記載した発明は、送信
用の時計体を用いることとする故、送信に際して時刻を
確認することが容易に可能であり、切換電源スイッチに
より送信用の時計体から選択された特定周波数の搬送信
号であって選択スイッチにより定めた一定周波数のスタ
ート信号を発信するものである故、周波数の異なるスタ
ート信号を受信用の時計体に送信することができ、受信
用の時計体とする目覚し時計における目安スイッチがオ
ン状態となったときに受信用の時計体における受信機を
作動させる故、アラーム設定時刻になると受信を行わ
せ、前記スタート信号を受信させてスタート信号の周波
数に応じて異なるアラーム信号を形成することにより、
受信用の時計体である目覚し時計からアラーム音を発音
させることができ、遠隔操作によって目覚し時計におけ
るアラーム音を制御することができる。
【0014】さらに、請求項4に記載した発明は、複数
の搬送周波数を出力する発振回路を有する故、異なる周
波数の発信が可能な時計体とすることができ、目安信号
が入力されると周波数の異なる複数の変調信号を出力す
る制御回路と変調信号のうちの一つを選択して発振回路
に入力する選択スイッチとを有する故、発信周波数と共
に周波数の異なるスタート信号を形成することができ、
このスタート信号を出力する送信用の目覚し時計を備
え、前記搬送周波数のうちの一つの周波数と同調する復
調増幅回路を有する受信用の目覚し時計の複数個を備え
る故、送信用の目覚し時計が出力する搬送周波数を選択
することにより受信用の目覚し時計の内の一つを選択す
ることができ、複数の変調信号に各々対応した複数の帯
域通過フィルタと、各帯域通過フィルタを通過した信号
をスタート検知信号として出力する波形整形回路または
複数の整流検知回路とにより構成される受信機を受信用
の目覚し時計は有する故、選択された受信用の目覚し時
計において、スタート信号に応じたアラーム音を発音さ
せることができる。
【0015】又、請求項5に記載した発明は、音声信号
によるアラーム音を発音する目覚し時計に、音声信号発
生回路が出力する音声信号を送信する送信機を設ける
故、アラーム用の音声信号を送信することができ、スタ
ート信号や音声信号を受信する受信機と、スタート検知
信号が受信機から入力されるとアラーム音発生手段を作
動させるアラーム作動信号と受信機が受信した音声信号
をアラーム音発生手段に入力させる切換え信号とをアラ
ーム音発生手段に出力する制御回路とを有する故、受信
した音声信号によりアラーム音を発音させることがで
き、又、呼出スイッチからの呼出し信号が入力されると
送信機を作動させる送信作動信号とスタート信号とを出
力し、スタート信号の出力停止後音声信号発生回路に発
音信号を出力する制御回路を有している故、送信機から
スタート信号及び音声信号を送信することが可能な目覚
し時計とすることができる。
【0016】そして、請求項6に記載した発明は、請求
項5の発明において、制御回路が受信制御信号を出力す
るに際し、鳴り止め信号が入力されたときは受信制御信
号を間歇的に出力し、スタート検知信号が入力されると
受信制御信号を連続的に出力する制御回路としている
故、受信機の作動に必要な消費電力を少なくすることが
できる。
【0017】さらに、請求項7に記載した発明は、音声
信号発生回路を含む送信機を有する故、音声信号を送信
することができ、スタート検知信号を出力する受信機を
有する故、離れた位置からのスタート信号を受信するこ
とができ、目安信号が入力されると受信機を作動させる
受信制御信号を出力し、受信機からスタート検知信号が
入力されると受信機からの信号が入力される音声再生手
段を作動させる再生作動信号を出力する制御回路を有す
る故、外部からのスタート信号により音声信号による音
を発音させることができ、目安信号の入力時に呼出し信
号が入力されると送信機を作動させる送信作動信号を出
力して音声信号を送信する送信用の時計体を備えている
故、目安設定時刻には音声信号やスタート信号を受信用
の時計体に送信することができ、又、受信用の目覚し時
計には音声信号発生回路やアラーム音発生手段と、送信
機及び受信機と、目安信号が入力され且つ鳴り止め信号
が入力されないときには音声信号発生回路を作動させる
発音信号を出力し、且つ、音声信号発生回路が出力する
音声信号が入力されるアラーム音発生手段を作動させる
アラーム作動信号を出力する制御回路を有する故、受信
用の目覚し時計を通常の目覚し時計と同用にアラーム音
を発音させることができ、目安信号の入力時に鳴り止め
信号が入力されると受信機に受信制御信号を出力し、受
信機からスタート検知信号が入力されるとアラーム音発
生手段にアラーム作動信号を出力すると共に切換信号を
アラーム音発生手段に出力して受信機からの信号をアラ
ーム音発生手段で再生させる故、鳴り止めスイッチが操
作されてもスタート信号によりアラーム音を発音させる
目覚し時計とすることができ、呼出し信号が入力される
と送信機を作動させる送信作動信号とスタート信号とを
出力すると共にスタート信号の出力停止後音声信号発生
回路に発音信号を出力して送信機からスタート信号及び
音声信号を送信させる故、送信用の時計体にアラーム音
を発音させて応答することができる。
【0018】そして、請求項8に記載した発明は、音声
信号発生回路と、スタート信号や音声信号発生回路が出
力する音声信号を送信する送信機と、スタート検知信号
を出力する受信機と、復調増幅回路の出力も入力される
音声再生手段とを有する故、音声信号発生回路の出力信
号を送信機により発信することができ、受信機と音声再
生手段とによってもアラーム音を発音させることを可能
とし、目安信号の入力時に呼出し信号が入力されると送
信作動信号を送信機に出力すると共に周波数の異なる複
数のスタート信号を出力し、スタート信号の出力停止後
に続けて発音信号を音声信号発生回路に出力する制御回
路を有すると共にスタート信号の一つを選択して送信機
に入力する選択スイッチを有する故、音声信号の発信に
先立って特定のスタート信号を発信することができる送
信用の時計体とすることができ、目安信号が入力される
と受信制御信号を受信機に出力し、スタート検知信号が
入力されると受信制御信号を出力すると共に再生作動信
号を音声再生手段に出力する制御回路を有する故、他の
時計体などからの音声信号を受信して音声再生手段から
発音させることができ、又、受信用の時計体は送信用の
時計体に組み込んだ送信機の搬送波周波数に同調する復
調増幅回路や送信用の時計体で形成するスタート信号の
内の一つの周波数を通過させる帯域通過フィルタで構成
した受信機と、目安信号の入力時に鳴り止め信号が入力
されると受信機に受信制御信号を間歇出力し、受信機か
らスタート検知信号が入力されると受信制御信号を受信
機に連続出力すると共にアラーム音発生手段にアラーム
作動信号を出力すると共に切換信号をアラーム音発生手
段に出力して受信機からの信号をアラーム音発生手段で
再生させる制御回路と、を有する故、鳴り止めスイッチ
がオン状態とされても送信用の時計体が出力する音声信
号によりアラーム音発生手段から発音する受信用の時計
体とすることができ、送信用の時計体に組み込んだ復調
増幅回路に同調する搬送波を出力する送信機と、呼出し
信号が入力されると送信機に送信機を作動させる送信作
動信号や送信用の時計体に組み込んだ帯域通過フィルタ
の周波数に応じたスタート信号を出力すると共にスター
ト信号の出力停止後音声信号発生回路に発音信号を出力
して送信機からスタート信号及び音声信号を送信させる
制御回路と、を有する複数個の受信用アラーム時計を設
けている故、受信用の時計体から音声信号発生回路が出
力する音声信号を送信用の時計体に送って応答すること
ができ、送信用の時計体はスタート信号の一つを選択す
る選択スイッチを有している故、選択スイッチの操作に
より複数の受信用の時計体の内の一つを選択してアラー
ムの音を発音させることができる。
【0019】
【実施例】本発明の第1実施例は、複数個の目覚し時計
を組み合わせるものであり、図1に示す送信用の時計体
とする目覚し時計と、図2に示す受信用の目覚し時計の
複数個を用いるものである。この送信用の時計体である
目覚し時計は、時計部111に組み込まれている目安機構
により目安針113で設定した時刻になると設定時刻から
数十分間乃至約1時間は、目安信号がマイクロコンピュ
ータを用いた制御回路121に入力されるものであり、鳴
り止めスイッチ115からの鳴り止め信号が入力されずに
目安信号が入力されると発音手段131にアラーム信号を
出力し、発音手段131からアラーム音を発音させる目覚
し時計である。
【0020】尚、図1に示した実施例はメロディICな
どの音声信号発生回路133と音声増幅回路135及びスピー
カ137とを用いて発音手段131とし、制御回路121からの
アラーム信号により、メロディICに記憶されている音
楽や音声をアラーム音としてスピーカ137から発音し、
鳴り止めスイッチ115が操作されて鳴り止め信号が制御
回路121に入力されたとき、制御回路121から出力される
アラーム信号の出力を停止し、スピーカ137からのアラ
ーム音を停止させるものである。
【0021】そして、本実施例の制御回路121は、目安
信号が入力されているとき、数キロヘルツなどの周波数
の異なる複数の信号を各変調信号出力端子122,123,124
から各々出力し、例えば第1変調信号出力端子122から
は8キロヘルツの変調信号を、第2変調信号出力端子12
3からは2キロヘルツの変調信号を、第3変調信号出力
端子124からは500ヘルツの変調信号を出力すること
とし、各変調信号出力端子122,123,124を選択スイッチ1
27を介して送信機141に接続し得るようにしている。
【0022】この送信機141は、発振周波数の異なる複
数個の発振変調回路142,143,144を用い、例えば27メ
ガヘルツ、36メガヘルツ、40メガヘルツなど、適宜
一定周波数を発振し、前記選択スイッチ127を介して入
力される変調信号により増幅変調が加えられた信号を出
力する発振変調回路142,143,144を用いるものであり、
この各発振変調回路142,143,144が出力する信号をスタ
ート信号として出力バッファ回路149に送るものとして
いる。
【0023】即ち、この実施例における送信機141は、
3個の周波数が異なる発振変調回路142,143,144と3個
の切換電源スイッチ152,153,154と、出力バッファ回路1
49とで構成し、例えば、第1切換電源スイッチ152をオ
ン状態とすると、第1発振変調回路142が作動し、27
メガヘルツの信号を出力バッファ回路149に送るもので
あり、選択スイッチ127の可動端子により制御回路121の
第1変調信号出力端子122を選択しておけば、8キロヘ
ルツの振幅変調が加えられた27メガヘルツの信号をス
タート信号としてアンテナ181から出力することがで
き、選択スイッチ127を操作することにより、27メガ
ヘルツの搬送周波数にして2キロヘルツ又は500ヘル
ツなどの変調周波数とされたスタート信号を出力するこ
とができるものとしている。又、第2切換電源スイッチ
153をオン状態とすると、第2発振変調回路143を作動さ
せて変調された搬送信号を出力バッファ回路149に送る
ことができ、選択スイッチ127を操作することにより、
36メガヘルツの搬送周波数にして8キロヘルツ、2キ
ロヘルツ、又は500ヘルツの変調周波数とされるスタ
ート信号をアンテナ181から出力し、第3切換電源スイ
ッチ154をオン状態とすることにより、40メガヘルツ
の搬送周波数の信号をスタート信号として出力すること
ができるものである。
【0024】そして、受信用の時計体である目覚し時計
も、送信用の目覚し時計と同様に目安機構により目安針
213で設定した時刻から数十分乃至約1時間は目安信号
が制御回路221に入力され、鳴り止め信号が入力されな
ければ、発音手段231からアラーム音を発音するもので
ある。この受信用の目覚し時計は、図2に示したよう
に、目安機構が組み込まれた時計部211と、マイクロコ
ンピュータを用いた制御回路221、発音手段231や鳴り止
めスイッチ215の他に、受信機261を有するアラーム時計
である。
【0025】又、この受信用の目覚し時計は、発音手段
231として音声信号発生回路233及び音声増幅回路235や
スピーカ237を有する他、モータベルによるベルアラー
ム239をも有し、音声信号発生回路233とするメロディI
Cには、複数の曲目又はアラーム音を記憶させたものを
用い、制御回路221からのアラーム信号によりベルや音
楽又は音声などを選択して発音させるものとしている。
【0026】更に、この目覚し時計に組み込んだ受信機
261は、特定周波数を復調する復調増幅回路263と、復調
増幅回路263の出力信号の内、所定の周波数を通過させ
る3個の帯域通過フィルタ265,266,267と、各帯域通過
フィルタ265,266,267の出力を波形整形して、スタート
検知信号として出力する波形整形回路269とで構成し、
復調増幅回路263の復調周波数は、図1に示した送信用
の目覚し時計に組み込んだ送信機141に用いた発振変調
回路142,143,144の内の何れかの発振周波数と一致させ
るものである。
【0027】又、各帯域通過フィルタ265,266,267は、
送信用の時計体で形成した変調信号の周波数を通過させ
るフィルタとし、本実施例は、第1帯域通過フィルタ26
5は8キロヘルツを通過させる帯域通過フィルタ、第2
帯域通過フィルタ266は2キロヘルツを通過さえる帯域
通過フィルタ、第3帯域通過フィルタ257は500ヘル
ツを通過させる帯域通過フィルタとし、波形整形回路26
9は第1帯域通過フィルタ265乃至第3帯域通過フィルタ
257を通過した各信号である500ヘルツ、2キロヘル
ツ、8キロヘルツの信号に基づいて500ヘルツ、2キ
ロヘルツ、8キロヘルツのパルス信号をスタート検知信
号として出力するものとしている。
【0028】そして、この受信機261は、制御回路221の
制御によって作動させるものとし、制御回路221に目安
信号が入力されている間、制御回路221から受信制御信
号を出力させることとし、この受信制御信号によって受
信機261を作動させることとしている。又、受信機261か
ら制御回路221にスタート検知信号が入力されたとき
は、制御回路221においてスタート検知信号の周波数に
応じて発音手段231にアラーム信号を出力するものと
し、例えば500ヘルツのスタート検知信号が入力され
るとモータベルを鳴らす第3アラーム信号を、2キロヘ
ルツのスタート検知信号が入力されると第2アラーム信
号を音声信号発生回路233に出力してチャイム音などの
電子音を、8キロヘルツのスタート検知信号が入力され
ると第1アラーム信号を音声信号発生回路233に出力し
て電子音楽をスピーカ37から発音させるようにし、この
スタート検知信号に基づくアラームの信号出力は鳴り止
め信号の有無に拘らず、制御回路221にスタート検知信
号が入力されるとアラーム信号を出力させるものとして
いる。
【0029】従って、この受信用の目覚し時計における
受信機261の復調増幅回路263を例えば27メガヘルツに
同調する復調増幅回路263としておけば、送信用の目覚
し時計において第1切換電源スイッチ152を操作し、選
択スイッチ127により第1変調信号出力端子122を送信機
141に接続すれば、受信用の目覚し時計の電子音楽を鳴
らすことができ、第2変調信号出力端子123を送信機141
に接続すれば電子チャイムを、第3変調信号出力端子12
4を接続すればベルアラーム239を鳴らすことができ、こ
のように送信用の目覚し時計を操作することによって受
信用の目覚し時計のアラーム音を発音させる場合は、受
信用の目覚し時計において、目安機構がオン状態であれ
ば受信機261が作動し、スタート検知信号によるアラー
ム信号は鳴り止め信号の影響を受けないようにしている
故、受信用の目覚し時計において自己の目安信号により
アラーム音を発音させ、鳴り止めスイッチ215によりア
ラームを止めてしまっても、送信用の目覚し時計を操作
することにより受信用の目覚し時計のアラーム操作を行
い、受信用の目覚し時計の使用者を確実に目覚めさせる
ことができるものである。
【0030】又、この実施例では、送信用の目覚し時計
は27メガヘルツ、36メガヘルツ、40メガヘルツの
搬送周波数のスタート信号を出力し得るようにしている
故、27メガヘルツの復調周波数とされた復調増幅回路
263を有する目覚し時計のアラーム制御と、36メガヘ
ルツの復調周波数とされた復調増幅回路263を有する別
の目覚し時計のアラーム制御と、40メガヘルツの復調
周波数とされた復調増幅回路263を有する更に別の目覚
し時計のアラーム制御が可能であり、1個の送信用の目
覚し時計による3個の目覚し時計のアラームを各々制御
することができるシステムとすることができる。
【0031】尚、受信用の目覚し時計の数は、3個に限
ることなく、送信用の目覚し時計における送信機141に
組み込む発振変調回路の数を適宜の複数個とすることに
より受信用の目覚し時計の数を調整し、又、受信用の目
覚し時計のアラームの種類に応じて受信機261に組み込
む帯域通過フィルタ265,266,267の数を調整し、且つ、
送信用の目覚し時計における制御回路121から出力させ
る変調信号の周波数及び個数を調整すれば足りるもので
ある。
【0032】又、周波数の異なる搬送信号を出力する送
信機141として電圧制御発振器146を用い、図3に示すよ
うに、切換電源スイッチ152,153,154により、電圧制御
発振器146に電源電圧を印加すると共に、異なる制御電
圧を加え得るようにし、電圧制御発振器146の出力を変
調回路147で変調信号の周波数による振幅変調を加えて
出力バッファ回路149に出力することもできる。
【0033】更に、受信用の目覚し時計に組み込む受信
機261においても、図4に示すように、帯域通過フィル
タ265,266,267の個数に合わせた整流検知回路271,272,2
73を設け、各帯域通過フィルタ265,266,267の出力によ
り一定電圧のスタート検知信号を各整流検知回路271,27
2,273から出力させ、制御回路221にスタート検知信号が
入力される端子によってスタート検知信号の種類を識別
し、制御回路221が出力するアラーム信号を切り換える
こともある。このように、このシステムでは、送信用の
目覚し時計と受信用の目覚し時計とで同一のアラーム時
刻を設定し、受信用の目覚し時計の使用者が鳴り止めス
イッチ215を操作して起きない場合でも、目安機構がオ
ン状態となっている数十分間乃至約1時間は送信用の目
覚し時計から選択スイッチ27や切換電源スイッチ152,15
3,…を操作することにより受信用の目覚し時計のアラー
ム音を発音させることができる故、別室などに居る使用
者を容易に目覚めさせることができ、切換電源スイッチ
152,153,154により複数の受信用の目覚し時計を任意に
選んでアラーム操作することができるものである。
【0034】又、この受信用の目覚し時計の1個を使用
する場合でも、受信機261の復調増幅回路263に同調する
搬送周波数にして帯域通過フィルタ265,266,267の各周
波数に合わせた変調周波数の信号を適宜出力し得る発信
器と組み合わせれば、受信用の目覚し時計の使用者がア
ラームを止めて起きて来ない場合、別室から発信器によ
り再度アラームを発音させて使用者を起こすことがで
き、アラームの遠隔操作が可能な目覚し時計として使用
することができるものである。
【0035】そして、本実施例は送信機141として一定
搬送周波数信号に一定周波数の変調を加えたスタート信
号を出力する発振変調回路を用い、受信機261は復調増
幅回路263と帯域通過フィルタ265,266,267とによりスタ
ート信号を検出するものとしている故、送信出力が小さ
くてもスタート検知信号の持続時間又はパルス数をカウ
ントすることによりノイズとの識別が容易であり、デジ
タルデータ伝送に比べて到達距離を大きくすることが容
易に可能となり、モータベルを使用する場合でも、ノイ
ズによる誤動作を防止して離れた場所から確実にアラー
ムを作動させることができる。
【0036】又、本発明の他の実施例は、図5に示すよ
うに送信機341及び受信機361を有する送信用の時計体と
図6に示すような送信機441と受信機461とを有する受信
用の目覚し時計とを組み合わせたアラーム音を遠隔操作
するシステムとするものである。この送信用の時計体
は、目安機構を設けた時計部311から目安信号が入力さ
れたとき、鳴り止めスイッチ315からの鳴り止め信号が
入力されていなければ、呼出スイッチ317からの呼出し
信号により受信用の目覚し時計のアラーム音発生手段43
1から発音を行わせ、又、受信用の目覚し時計からの信
号を受けて音声再生手段331から発音させることができ
るものであり、受信側の目覚し時計は、時計部411から
目安信号が入力されたとき、鳴り止め信号が制御回路42
1に入力されていなければアラーム音発生手段431を発音
させ、鳴り止め信号が制御回路421に入力されていると
きは、送信用の時計体からの制御によりアラーム音発生
手段431から発音させるものである。
【0037】即ち、この送信用の時計体は、図5に示し
たように、目安機構を内蔵する時計部311を有し、この
時計部311から目安針313により設定した時刻から数十分
乃至約1時間は目安信号が出力され、この目安信号と鳴
り止めスイッチ315からの鳴り止め信号及び呼出スイッ
チ317からの呼出し信号が入力される制御回路321と、音
声信号発生回路347や発振変調回路343及び出力バッファ
回路345で構成する送信機341と、復調増幅回路363や帯
域通過フィルタ365及び整流検知回路367で構成する受信
機361と、音声再生手段331とアンテナ切換えスイッチ38
3とで構成するものである。
【0038】そして、この送信用の時計体におけるマイ
クロコンピュータを用いた制御回路321は、図7に示す
ように、通常は送信機341及び受信機361の作動を停止さ
せておき、目安機構からの目安信号が入力されたとき、
鳴り止め信号が入力されていなければ、一定時間経過後
に受信機361へ受信制御信号を間歇的に出力して受信機3
61を間歇作動させつつ、インジケータ319に点灯信号を
出力することによりインジケータ319を点灯させて送信
可能状態であることを表示するものとしている。
【0039】尚、この一定時間後に受信機を作動させつ
つインジケータ319を点灯するのは、受信用の時計体に
おいて目安信号が目安機構から出力される時刻と当該送
信用の時計体が作動する時刻との差を調整するものであ
り、このとき送信用の時計体においてアンテナ切換えス
イッチ383は、アンテナ381と受信機361とを接続させて
いることはいうまでもない。
【0040】そして、受信機361の作動により送信用の
時計体における受信機361がスタート信号を受信し、受
信機361からのスタート検知信号が制御回路321に入力さ
れると制御回路321は送信機341への受信制御信号を連続
的に出力して受信機361を連続的に作動させると共に、
インジケータ319への点灯信号の出力を停止し、音声再
生手段331に再生作動信号を出力して音声増幅回路335を
作動させるものである。
【0041】又、この制御回路321は受信制御信号を連
続出力すると共に再生作動信号を出力して所定時間が経
過すると、再生作動信号の出力を停止して受信制御信号
の出力を間歇出力に戻し、インジケータ319に点灯信号
を出力するものであり、受信制御信号を間歇出力してい
るときに呼出スイッチ317から呼出し信号が入力される
と、アンテナ切換えスイッチ383を切り換えて送信機341
とアンテナ381とを接続し、送信機341に送信作動信号を
出力して送信機41を作動させるものである。
【0042】この送信機341の作動は、発振変調回路343
の作動により数十メガヘルツの発振を行い、この信号を
音声信号発生回路347の出力により振幅変調した信号を
発振変調回路343から出力バッファ回路345に出力するも
のであって、音声信号発生回路347は、最初に数百ヘル
ツ乃至数キロヘルツの一定周波数信号をスタート信号と
して出力し続けた後、チャイムや音楽又は起床を呼びか
ける音声などの信号を出力するものである。
【0043】又、受信用の時計体である目覚し時計は、
図6に示したように、目安機構を有する時計部411を有
し、この時計部411から目安針413により設定した時刻か
ら数十分間乃至約1時間は目安信号が出力されるもので
あって、この目安信号と鳴り止めスイッチ415からの鳴
り止め信号及び呼出スイッチ417からの呼出し信号が入
力される制御回路421と、音声信号発生回路425と、発振
変調回路443及び出力バッファ回路445で構成される送信
機441と、復調増幅回路463や帯域通過フィルタ465及び
整流検知回路467で構成される受信機461と、音声切換回
路433及び音声増幅回路435やスピーカ437で構成される
アラーム音発生手段431と、アンテナ切換えスイッチ483
とで構成するものである。
【0044】そして、この受信用の目覚し時計における
制御回路421は、図8に示すように、初期設定として通
常は送信機441及び受信機461の作動を停止させると共
に、アラーム音発生手段431の音声切換回路433によりア
ラーム音発生手段431を音声信号発生回路425に接続させ
ておき、アラーム設定時刻となって目安信号が目安機構
から入力されると音声信号発生回路425に発音信号を出
力し、且つ、アラーム音発生手段431にアラーム作動信
号を出力して音声信号発生回路425からの音声信号によ
りアラーム音発生手段431のスピーカ437を鳴らすもので
ある。
【0045】尚、この音声信号発生回路425が出力する
音声信号は、チャイム音やメロディー音又は音声などの
電子音によるアナログ信号とするものである。そして、
鳴り止め信号が入力されると発音信号やアラーム作動信
号の出力を停止してアラーム音の発生を停止させ、切換
え信号をアラーム音発生手段431に出力して音声切換回
路433を作動させることによりアラーム音発生手段431を
受信機461の復調増幅回路463に接続し、受信機461に受
信制御信号を間歇出力して受信機461を間歇的に作動さ
せると共にインジケータ419に点灯信号を出力するもの
である。
【0046】この状態において、受信機461からスター
ト検知信号が制御回路421に入力されると、制御回路421
は受信機461への受信制御信号を連続的に出力して受信
機461を連続的に作動させると共にインジケータ419への
点灯信号の出力を停止し、アラーム音発生手段431にア
ラーム作動信号を出力して音声増幅回路435を作動させ
るものである。
【0047】又、受信制御信号を連続的に出力すると共
にアラーム作動信号を出力して所定時間が経過すると、
アラーム作動信号の出力を停止して受信制御信号の出力
を間歇出力に戻し、インジケータ419に点灯信号を出力
するものであり、受信制御信号を間歇出力しているとき
に呼出スイッチ417からの呼出し信号が入力されると、
アンテナ切換えスイッチ483を切り換えて送信機441とア
ンテナ481とを接続し、送信機441に送信作動信号を出力
して送信機441を作動させると共にスタート信号を出力
し、スタート信号の出力を停止したときは、スタート信
号に換えて音声信号発生回路425に発音信号を出力する
ものである。
【0048】この送信機441は、発振変調回路443の作動
により数十メガヘルツの発振を行って搬送信号とするも
のであり、この搬送信号をスタート信号や音声信号発生
回路425からの信号により振幅変調した信号を発振変調
回路443から出力して出力バッファ回路445に入力し、ア
ンテナ481に出力するものであって、制御回路421から出
力されるスタート信号は数百ヘルツ乃至数キロヘルツの
一定周波数信号とするものである。
【0049】従って、このシステムは、送信用の時計体
に組み込んだ発振変調回路343の発振周波数を復調増幅
回路363の復調周波数及び受信用の目覚し時計に組み込
んだ発振変調回路443の発振周波数と復調増幅回路463の
復調周波数に一致させ、送信用の時計体の音声信号発生
回路347が出力するスタート信号の周波数と受信用目覚
し時計の帯域通過フィルタ465の通過周波数とを一致さ
せ、受信用目覚し時計の制御回路421が出力するスター
ト信号の周波数と、送信用の時計体の帯域通過フィルタ
365の通過周波数とを一致させれば、送信用の時計体に
組み込んだ音声信号発生回路347が出力する音声信号に
よる音を受信用の目覚し時計におけるアラーム音発生手
段431から発音させ、受信用のアラーム時計に組み込ん
だ音声信号発生回路425が出力する音声信号による音を
送信用の時計体における音声再生手段331から発音させ
ることができる。
【0050】そして、受信用の目覚し時計は、時計部41
1から目安信号が制御回路421に入力されている間、鳴り
止めスイッチ415をオフ状態とすれば、この受信用の目
覚し時計に組み込んだ音声信号発生回路425に記憶され
ている音声のアラーム音が鳴り、鳴り止めスイッチ415
をオン状態としてこのアラーム音を止めた場合でも、送
信用の時計体に設けられている呼出スイッチ317が操作
されると送信用の時計体に組み込んだ音声信号発生回路
347に記憶されている音声のアラーム音を受信用の時計
体から発音させて受信用の目覚し時計の使用者を確実に
目覚めさせることができ、受信用の目覚し時計の呼出ス
イッチ417を操作することにより送信用の時計体の音声
再生手段331から発音させることによって応答すること
ができるものである。
【0051】尚、送信用の時計体としては、図9に示す
ように、音声信号発生回路325を送信機341と分離し、受
信用の目覚し時計と同様に、制御回路321から送信機341
に送信作動信号を出力すると共に、送信機341の発振変
調回路343にスタート信号を出力し、スタート信号の出
力停止後、音声信号発生回路325に発音信号を出力する
と共に、送信機341に送信作動信号を出力することもあ
る。
【0052】又、図6に示した目覚し時計を2個組み合
わせるように2個の目覚し時計の送信機441における発
振変調回路443の発振周波数と受信機461における復調増
幅回路463の復調周波数とを一致させ、且つ、スタート
信号の周波数と帯域通加フィルタの通過周波数とを一致
させると、この2台の目覚し時計において、目安設定時
刻になると各自の時計でアラーム音を発音させ、鳴り止
めスイッチ415をオフ状態とすることにより、呼出スイ
ッチ417によって相手の目覚し時計のアラームを鳴らせ
るようにすることもできる。
【0053】更に、送信用の時計体において、図10に
示すように、制御回路321と送信機341との間にスタート
信号切換回路351を設けることがある。このスタート信
号切換回路351は、選定スイッチ353と分周器355とによ
り構成し、制御回路321が出力するスタート信号を選定
スイッチ353で定める分周比とした周波数のスターと信
号を分周器355から出力し、送信機341に入力するスター
ト信号の周波数を変換するものであり、この送信機341
に入力するスタート信号の周波数に応じた帯域通過フィ
ルタ465を設けた受信機461を有する複数個の受信用の目
覚し時計を、この送信用の時計体とを組み合わせるもの
である。
【0054】従って、スタート信号切換回路351を設け
た送信用の時計体は選定スイッチ353によりアラームを
鳴らす目覚し時計を選択指定することができ、一台の送
信用の時計体と複数台の目覚し時計とを組み合わせるシ
ステムとすることができる。尚、スタート信号切換回路
351は、選定スイッチ353と分周器355とにより構成する
場合のみでなく、図1に示した実施例と同様に、制御回
路321から異なる周波数の複数のスタート信号を出力さ
せ、選定スイッチ353により特定のスタート信号を送信
機341に入力することもできる。
【0055】又、一台の送信用の時計体と一台の目覚し
時計とを組み合わせて一組とする場合、又は、2台の目
覚し時計を組み合わせて一組とする場合のシステムにお
いては、図11に示すように、一方の時計に組み込む送
信機341の発振周波数と他方の時計に組み込む受信機の
復調周波数とを一致させ、この周波数と異なる周波数の
送信機及び受信機631を各々の時計に組み込むことがあ
る。
【0056】この場合は、各時計において送受信の切換
を行うことなく、相手方からの音声アラームの受信中に
相手に対して音声アラームを送信することができる。こ
のように、本実施例においては、一定周波数の変調信号
により搬送信号を振幅変調してスタート信号とし、帯域
通過フィルタによりスタート信号を検知する故、微小出
力の送信機を用いてもノイズとスタート信号との識別を
容易に行って遠隔操作によるアラーム音を発音させるこ
とができるものであり、且つ、アラーム音には搬送信号
を音声信号により変調した信号を用い、この信号を復調
した音声信号をアラームとする故、アラーム音をノイズ
と区別して聞き取らせることが容易であり、デジタルデ
ータ伝送に比較して到達距離を大きくすることが可能で
あって、小出力の送信機を用いても、別の箇所の時計体
からアラーム操作を行って屋内で使用する目覚し時計を
別室から容易に且つ確実に操作してアラーム音を発音さ
せることができるものである。
【0057】尚、上記の実施例は、何れも制御回路をマ
イクロコンピュータを組み込んだ制御回路としている
も、論理ゲートなどを用いたハードロジックの制御回路
を用いることも可能であることは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】本件出願における請求項1に記載した発
明は、受信機と、目安信号が入力されると受信機を作動
させ、且つ、受信機からスタート検知信号が入力される
と発音手段を作動させるアラーム信号を出力する制御回
路と、を有している故、受信機にスタート信号を受信さ
せてアラーム音を発音させることができ、目安機構が目
安信号を出力している間は、離れた場所から目覚し時計
を作動させて目覚し時計の使用者を確実に目覚めさせる
ことができる。
【0059】又、請求項2に記載した発明は、受信機に
複数の帯域通過フィルタを設けて複数種のスタート検知
信号を出力させる故、異なるアラーム音を発音させるこ
とができ、目覚し時計の使用者を確実に目覚めさせるこ
とができると共に、アラーム音の種類によって起床後の
行動を急がせることもできる。そして、請求項3に記載
した発明は、送信用の時計体を用い、切換電源スイッチ
により特定周波数の搬送信号を選定して選択スイッチに
より周波数の異なるスタート信号を送信用の時計体から
送信する方法である故、複数の目覚し時計の内の特定の
目覚し時計の使用者を確実に目覚めさせることができ、
異なるアラーム音により起床後の行動を急がせることが
できる。
【0060】さらに、請求項4に記載した発明は、異な
る周波数の搬送信号を出力する発振回路と変調信号のう
ちの一つを選択して発振回路に入力する選択スイッチ
や、搬送信号の周波数を決定する切換電源スイッチとを
有するシステムである故、周波数の異なる搬送信号によ
って複数のスタート信号を送信用の時計体から送信する
ことができ、又、異なるスタート検知信号を出力する受
信機を組み込み、スタート検知信号に応じてことなるア
ラーム音を発音する受信用の目覚し時計を有するシステ
ムである故、選択スイッチにより異なるアラーム音を受
信用の目覚し時計から発音させて目覚し時計の使用者を
確実に目覚めさせ、受信用の目覚し時計に組み込む受信
機の周波数を異ならせている故、切換電源スイッチによ
りアラームを発音させるべき目覚し時計を決定すること
ができる。
【0061】そして、請求項2乃至請求項4に記載した
発明は、一定周波数の変調信号により振幅変調してスタ
ート信号とし、帯域通過フィルタによりスタート信号を
検知する故、微小出力の送信機を用いてもノイズとスタ
ート信号との識別を容易に行い、誤作動を防止し、デジ
タルデータ伝送に比べて到達距離を大きくすることがで
き、屋内で使用する目覚し時計を別室から容易且つ確実
にアラーム操作することができる。
【0062】又、請求項5に記載した発明は、送信機と
受信機とを有するアラーム時計であって、目安信号が入
力され且つ鳴り止め信号が入力されると受信機を作動さ
せ、受信機からスタート検知信号が入力されるとアラー
ム音発生手段を作動させる目覚し時計である故、この目
覚し時計を組み合わせることにより、相互に相手の目覚
し時計のアラームを鳴らすことができ、離れた場所から
他の目覚し時計のアラーム音を発音させて他の目覚し時
計の使用者を確実に目覚めさせることができる。
【0063】そして、請求項6に記載した発明は、鳴り
止め信号が入力されたとき、先ず受信機を間歇的に作動
させる故、受信機の作動に必要な消費電力を少なくする
ことができる。さらに、請求項7に記載した発明は、送
信機及び受信機を有する送信用の時計体と、送信機及び
受信機を有する受信用のアラーム時計とを用いる目覚し
時計のアラーム遠隔操作システムである故、目安時刻と
なったとき、送信用の時計体に設けられた呼出スイッチ
を操作することにより受信用のアラーム時計において鳴
り止めスイッチの操作に拘わらずアラーム音を発音させ
て目覚し時計の使用者を確実に目覚めさせることがで
き、受信用のアラーム時計に設けられた呼出スイッチを
操作することによって送信用のアラーム時計におけるア
ラーム音発生手段を作動させて発音させ、アラーム時計
の使用者からの応答を行うことができる。
【0064】そして、請求項8に記載した発明は、送信
機及び受信機やスタート信号の一つを選択して送信機に
入力する選択スイッチを有する送信用の時計体と、送信
機及び受信機を有し、受信機には送信用の時計体で形成
するスタート信号の内の一つの周波数を通過させる帯域
通過フィルタを組み込んだ受信用のアラーム時計の複数
個とを用いる目覚し時計のアラーム遠隔操作システムで
ある故、選択スイッチを操作してアラームを遠隔操作す
るアラーム時計を特定し、呼出スイッチを操作すること
により受信用のアラーム時計において鳴り止めスイッチ
の操作に拘わらずアラーム音を発音させて目覚し時計の
使用者を確実に目覚めさせることができ、受信用のアラ
ーム時計に設けられた呼出スイッチを操作することによ
って送信用の時計体における音声再生手段を作動させて
発音させ、アラーム時計の使用者からの応答を行うこと
ができる。
【0065】さらに、請求項5乃至請求項8にに記載し
た発明は、一定周波数の変調信号により振幅変調してス
タート信号とし、帯域通過フィルタによりスタート信号
を検知する故、微小出力の送信機を用いてもノイズとス
タート信号との識別を容易に行って遠隔操作によるアラ
ーム音を発音させることができるものであり、アラーム
音に音声信号を用いる故、アラーム音をノイズと区別し
て聞き取らせることが容易であり、デジタルデータ伝送
に比較して到達距離を大きくすることができ、小出力の
送信機を用いて別の箇所の時計体からアラーム操作を行
い得る故、屋内で使用する目覚し時計を別室から容易且
つ確実に操作してアラーム音を発音させることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアラーム遠隔操作システムの送信
用目覚し時計の実施例を示すブロック図。
【図2】本発明に係るアラーム遠隔操作システムの受信
用目覚し時計の実施例を示すブロック図。
【図3】本発明に係るアラーム遠隔操作システムの送信
用目覚し時計の他の実施例を示すブロック図。
【図4】本発明に係るアラーム遠隔操作システムの受信
用目覚し時計の他の実施例を示すブロック図。
【図5】本発明に係るアラーム遠隔操作システムの第2
実施例における送信用時計体の実施例を示すブロック
図。
【図6】本発明に係るアラーム遠隔操作システムの第2
実施例における受信用目覚し時計の実施例を示すブロッ
ク図。
【図7】本発明に係るアラーム遠隔操作システムの第2
実施例における送信用時計体の作動を示すフローチャー
ト図。
【図8】本発明に係るアラーム遠隔操作システムの第2
実施例における受信用目覚し時計の作動を示すフローチ
ャート図。
【図9】本発明に係るアラーム遠隔操作システムの第2
実施例における送信用時計体の第2実施例を示すブロッ
ク図。
【図10】本発明に係るアラーム遠隔操作システムの第
2実施例における送信用時計体の第3実施例を示すブロ
ック図。
【図11】本発明に係るアラーム遠隔操作システムの第
2実施例における送信用時計体の第4実施例を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
111 時計部 113 目安針 115 鳴り止めスイッチ 121 制御回路 122,123,124 変調信号出力端子 127 選択スイッチ 131 発音手段 133 音声信号発生回路 135 音声増幅
回路 137 スピーカ 141 送信機 142,143,144 発振変調回路 146 電圧制御発振器 147 変調回路 149 出力バッファ回路 152,153,154 切換電源スイッチ 181 アンテナ 211 時計部 213 目安針 215 鳴り止めスイッチ 221 制御回路 231 発音手段 233 音声信号発生回路 235 音声増幅
回路 237 スピーカ 239 ベルアラ
ーム 261 受信機 263 復調増幅回路 265,266,267 帯域通過フィルタ 269 波形整形回路 271,272,273 整流検知回路 281 アンテナ 311 時計部 313 目安針 315 鳴り止めスイッチ 317 呼出スイ
ッチ 319 インジケータ 321 制御回路 325 音声信号発生回路 331 音声再生手段 335 音声増幅回路 337 スピーカ 341 送信機 143 発振変調回路 345 出力バッ
ファ回路 347 音声信号発生回路 351 スタート信号切換え回路 353 選定スイッチ 355 分周器 361 受信機 363 復調増幅回路 265 帯域通過
フィルタ 367 整流検知回路 381 アンテナ 383 アンテナ
切換えスイッチ 411 時計部 413 目安針 415 鳴り止めスイッチ 417 呼出スイ
ッチ 419 インジケータ 421 制御回路 425 音声信号発生回路 431 音声再生手段 433 音声切換回路 335 音声増幅
回路 437 スピーカ 441 送信機 443 発振変調回路 445 出力バッ
ファ回路 461 受信機 463 復調増幅回路 465 帯域通過
フィルタ 467 整流検知回路 481 アンテナ 483 アンテナ
切換えスイッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04C 21/16 G04G 13/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目安機構から目安信号が出力され、且
    つ、鳴り止めスイッチから鳴り止め信号が出力されない
    ときには発音手段がアラーム音を発音する目覚し時計で
    あって、受信機を有し、更に、目安信号が入力されると
    受信機を作動させる受信制御信号を受信機に出力し且つ
    受信機からスタート検知信号が入力されると発音手段を
    作動させるアラーム信号を発音手段に出力する制御回路
    を有することを特徴とする目覚し時計。
  2. 【請求項2】 受信機は、複数の帯域通過フィルタを有
    して複数種のスタート検知信号を出力し、制御回路はス
    タート検知信号の種類に合わせて異なるアラーム信号を
    発音手段に出力することを特徴とする請求項1に記載し
    た目覚し時計。
  3. 【請求項3】 送信用の時計体を用い、送信用の時計体
    における目安スイッチがオン状態となったとき、切換電
    源スイッチにより選択された特定周波数の搬送信号を形
    成し、選択スイッチにより定められた一定周波数で前記
    搬送信号を変調したスタート信号を送信用の時計体から
    発信し、受信用の時計体における目安スイッチがオン状
    態となったとき、受信用の時計体における受信機を作動
    させ、前記スタート信号を受信して帯域通過フィルタに
    より変調周波数を識別し、スタート信号の周波数に応じ
    たスタート検知信号を形成して異なるアラーム信号を形
    成することにより受信用の時計体である目覚し時計の発
    音手段を作動させることを特徴とする目覚し時計におけ
    るアラーム音形成方法。
  4. 【請求項4】 異なる周波数の搬送信号を出力する発振
    回路を有し、目安信号が入力されると周波数の異なる複
    数の変調信号であって各変調信号は一定周波数とされた
    複数の変調信号を出力する制御回路と、この変調信号の
    うちの一つを選択して発振回路に入力する選択スイッチ
    と、前記発振回路が出力する搬送周波数を決定して発振
    回路を作動させると共に前記変調信号により変調された
    搬送信号を出力バッファに出力させる切換電源スイッチ
    と、を有する送信用の目覚し時計を備え、前記搬送周波
    数のうちの一つの周波数と同調する復調増幅回路及び前
    記複数の変調信号周波数に対応した周波数を通過させる
    複数の帯域通過フィルタや各帯域通過フィルタを通過し
    た信号をスタート検知信号として出力する波形整形回路
    または複数の整流検知回路により構成される受信機と、
    目安信号が入力されると受信機を作動させる受信制御信
    号を出力し、受信機からスタート検知信号が入力される
    とスタート検知信号に応じて発音手段に異なるアラーム
    信号を出力して発音手段を作動させる制御回路と、を有
    する受信用の目覚し時計の複数個とを備え、各受信用の
    目覚し時計における受信機に組み込んだ復調増幅回路の
    復調周波数を異ならせたことを特徴とする目覚し時計の
    アラーム遠隔操作システム。
  5. 【請求項5】 目安機構から目安信号が出力され、且
    つ、鳴り止めスイッチから鳴り止め信号が出力されない
    ときに音声信号発生回路を作動させて音声信号発生回路
    からの音声信号をアラーム音発生手段に出力し且つアラ
    ーム音発生手段を作動させて音声信号によるアラーム音
    を発音する目覚し時計であって、スタート信号や音声信
    号発生回路が出力する音声信号を送信する送信機と、ス
    タート信号や音声信号を受信する受信機と、を有し、更
    に、目安信号が入力され且つ鳴り止め信号が入力される
    と受信機を作動させる受信制御信号を前記受信機に出力
    し、そしてスタート検知信号が受信機から入力されると
    アラーム音発生手段を作動させるアラーム作動信号と受
    信機が受信した音声信号をアラーム音発生手段に入力さ
    せる切換え信号とをアラーム音発生手段に出力し、又、
    呼出スイッチからの呼出し信号が入力されると送信機に
    送信機を作動させる送信作動信号とスタート信号とを出
    力すると共にスタート信号の出力停止後音声信号発生回
    路に発音信号を出力して送信機からスタート信号及び音
    声信号を送信させる制御回路と、を有することを特徴と
    する目覚し時計。
  6. 【請求項6】 制御回路は、受信制御信号を出力するに
    際し、鳴り止め信号が入力されたときは受信制御信号を
    間歇的に出力し、スタート検知信号が入力されると受信
    制御信号を連続的に出力することを特徴とする請求項5
    に記載された目覚し時計。
  7. 【請求項7】 音声信号発生回路を含む送信機と、復調
    増幅回路及び帯域通過フィルタと帯域通過フィルタを通
    過した信号をスタート検知信号として出力する整流検知
    回路とにより構成される受信機と、目安信号が入力され
    ると受信機を作動させる受信制御信号を間歇的に出力
    し、受信機からスタート検知信号が入力されると受信制
    御信号を連続的に出力すると共に受信機からの信号が入
    力される音声再生手段を作動させる再生作動信号を音声
    再生手段に出力し、目安信号の入力時に呼出し信号が入
    力されると送信機を作動させる送信作動信号を送信機に
    出力する制御回路とを有して音声信号発生回路が出力す
    る信号を送信する送信用の時計体を備え、音声信号発生
    回路やアラーム音発生手段と、スタート信号や音声信号
    を送信する送信機と、復調増幅回路や帯域通過フィルタ
    で構成した受信機と、目安信号が入力され且つ鳴り止め
    信号が入力されないときには音声信号発生回路を作動さ
    せる発音信号を音声信号発生回路に出力し、且つ、音声
    信号発生回路が出力する音声信号が入力されるアラーム
    音発生手段にアラーム音発生手段を作動させるアラーム
    作動信号を出力し、目安信号の入力時に鳴り止め信号が
    入力されると発音信号及びアラーム作動信号の出力を停
    止して受信機に受信制御信号を間歇出力し、受信機から
    スタート検知信号が入力されると受信制御信号を受信機
    に連続出力すると共にアラーム音発生手段にアラーム作
    動信号を出力し且つ切換信号をアラーム音発生手段に出
    力して受信機からの信号をアラーム音発生手段で再生さ
    せ、呼出し信号が入力されると送信機に送信機を作動さ
    せる送信作動信号とスタート信号とを出力すると共にス
    タート信号の出力停止後音声信号発生回路に発音信号を
    出力する制御回路と、を有する受信用のアラーム時計を
    備えたことを特徴とする目覚し時計のアラーム遠隔操作
    システム。
  8. 【請求項8】 音声信号発生回路と、スタート信号や音
    声信号発生回路が出力する音声信号を送信する送信機
    と、復調増幅回路や帯域通過フィルタ及び帯域通過フィ
    ルタを通過した信号をスタート検知信号として出力する
    整流検知回路により構成される受信機と、受信機の復調
    増幅回路が出力する信号が入力される音声再生手段と、
    呼出し信号に基づいて制御回路が出力するスタート信号
    の一つを選択して送信機に入力する選択スイッチと、目
    安信号が入力されると受信機を作動させる受信制御信号
    を受信機に間歇的に出力し、スタート検知信号が入力さ
    れると受信制御信号を連続出力すると共に音声再生手段
    を作動させる再生作動信号を音声再生手段に出力し、目
    安信号の入力時に呼出し信号が入力されると送信機を作
    動させる送信作動信号を送信機に出力すると共に周波数
    の異なる複数のスタート信号を出力し、スタート信号の
    出力停止後に発音信号を音声信号発生回路に出力する制
    御回路とを有する送信用の時計体を備え、音声信号発生
    回路やアラーム音発生手段と、送信用の時計体に組み込
    んだ復調増幅回路の復調周波数に同調する搬送波を出力
    する送信機と、送信用の時計体に組み込んだ送信機の搬
    送波周波数に同調する復調増幅回路や送信用の時計体で
    形成するスタート信号の内の一つの周波数を通過させる
    帯域通過フィルタで構成した受信機と、目安信号が入力
    され且つ鳴り止め信号が入力されないときには音声信号
    発生回路に音声信号発生回路を作動させる発音信号を出
    力し、且つ、音声信号発生回路が出力する音声信号が入
    力されるアラーム音発生手段にアラーム音発生手段を作
    動させるアラーム作動信号を出力し、目安信号の入力時
    に鳴り止め信号が入力されると発音信号及びアラーム作
    動信号の出力を停止して受信機に受信制御信号を間歇出
    力し、受信機からスタート検知信号が入力されると受信
    制御信号を受信機に連続出力すると共にアラーム音発生
    手段にアラーム作動信号を出力し且つ切換信号をアラー
    ム音発生手段に出力して受信機からの信号をアラーム音
    発生手段で再生させ、呼出し信号が入力されると送信機
    に送信機を作動させる送信作動信号と送信用の時計体に
    組み込んだ帯域通過フィルタの周波数に応じたスタート
    信号とを出力すると共にスタート信号の出力停止後音声
    信号発生回路に発音信号を出力して送信機からスタート
    信号及び音声信号を送信させる制御回路と、を有する複
    数個の受信用アラーム時計を備えたことを特徴とする目
    覚し時計のアラーム遠隔操作システム。
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