JP3028826U - チューブ容器 - Google Patents

チューブ容器

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JP3028826U
JP3028826U JP1996001493U JP149396U JP3028826U JP 3028826 U JP3028826 U JP 3028826U JP 1996001493 U JP1996001493 U JP 1996001493U JP 149396 U JP149396 U JP 149396U JP 3028826 U JP3028826 U JP 3028826U
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tubular body
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明 添田
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JO Cosmetics Co Ltd
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JO Cosmetics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱シール部の両端の形状特性に優れたチュー
ブ容器を提供する。 【解決手段】 チューブ容器用筒状体の開口部筒壁に等
間隔に2個の切欠きを設け、各切欠きが熱シール部の両
端それぞれに配置されるようにして熱シールしたチュー
ブ容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、内容物押出式チューブ容器に関し、更に詳しくは熱シールした部分 の形状特性に優れた上記チューブ容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
内容物押出式チューブ容器は、例えば化粧品、医薬品、食品、接着剤・シーラ ント、日用雑貨品など多くの分野で使用されている。 従来、この種のチューブ容器は、通常、筒状体1の一端に設けたノズル3を開 閉可能なキャップ、蓋(いずれも図示せず)などで閉じた後、ノズル3が下方に 位置するような状態に保持し、その筒状体のノズル3の反対側端部であって上方 に位置する開口部2より内容物を充填し、次いで開口部2をシールして密閉され る。 筒状体1は、材質が熱可塑性プラスチックなどの可撓性で熱シール性を有する ものが多く、上記開口部2の密閉は、通常、熱シールにより行われる。 熱シールは、筒状体1の表面に通常施されている印刷の面の向きと熱シールに より形成される熱シール部7の面の向きとがほぼ一致するように、圧力と熱によ り実質的に変形しない、例えば金属製の2枚の板状物等の押圧片5(1枚のみ図 示、以下同様)により筒状体1の開口部2の近傍を両側から挟み、かつ押しつぶ すようにして固定した状態(図3)で熱シールしようとする部分6を、加熱(例 えば、赤外線、遠赤外線、熱風、超音波、高周波など)、加圧して融着させ、シ ールする方法であり、その結果熱シール部7が形成される。
【0003】 しかしながら、熱シールしようとする部分6の内壁面が、例えば内容物充填時 に内容物が付着して熱シールしにくい状態にある場合であってもシールの高い信 頼性とシール強度を得るため充分な加熱と加圧を行うこともあって、熱シール部 7の両端において耳8が曲線Aからはみだしてしまう(図5)という問題がある 。これは、シール不良が発生した際の影響が極めて大きく、かつ加熱、加圧など の条件設定が微妙である自動シール機械による熱シールの場合、特に顕著である 。 またこの耳は、シールしたチューブのベルトコンベアーなどによる搬送工程、 箱詰工程などで引掛りの原因となりライントラブルを発生させたり、人手による 取扱いや使用時に皮膚に痛みや傷を与えたり、また耳相当分だけ箱などのチュー ブ収納容器の内寸法を大きくしなければならず、更に外観も損なうというような 種々の問題を発生させる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたものであっ て、筒状体開口部の熱シールに際し、開口部周縁近傍の筒壁に特定の加工が施さ れた筒状体を用いることにより目的を達成し得るとの知見を得て、本考案を完成 させるに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案は、内容物押出式チューブ容器用筒状体(1)の開口部(2)を 熱シールするに際し、予め開口部(2)の筒壁(4)に等間隔に2個の切欠き( 9)を設けると共に両切欠き(9)がシール部の両端に配置されるようにして熱 シールしてなるチューブ容器である。
【0006】 以下、本考案の例を図1ないし図9を用いて説明する。 本考案で用いる内容物押出式チューブ容器用筒状体1(図1)は、少なくとも 熱シールしようとする部分10の筒壁内面が熱シール性を有することを要し、筒 状体の筒の部分は熱可塑性、適度な可撓性や保形性などを有することが好ましい 。 筒状体1の筒壁4は、通常単層又は多層で構成され、材質は任意のものを用い 得るが熱可塑性プラスチックが好ましい。上記熱可塑性プラスチックとしては、 代表的なものとしてポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等のポリオレフ ィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂などが 例示され、これらの中でもポリオレフィン系樹脂が好ましい。ガスバリアー性、 耐溶剤性などを更に強化するため、筒壁を多層構成とし、その内少なくとも1層 の材質を、例えばポリエチレン系樹脂の1種であるエチレン−酢酸ビニル系共重 合樹脂の鹸化物、アルミニウムなどとした筒状体にも本考案を適用することがで きる。
【0007】 筒壁4は、筒壁の内面の熱融着性を改良するためのコーティング層や外面の印 刷適性、美観等を向上させるためのコーティング層を有しているものであっても よい。 筒状体1の開口部2において、開口部の筒壁4の端周がなす形状は、任意の形 のものであってよいが、通常円形又は楕円形のものが多く用いられている。
【0008】 本考案では、開口部2の熱シールに先立ち、例えば筒状体1の開口部近傍を図 7に示すように2枚の押圧片5により挟み、押しつぶした際、2個の切欠き9が 熱シールしようとする部分10の両端それぞれに1個づつ配置されるように、開 口部周縁の筒壁4に等間隔に2個の切欠き9を設けた筒状体(開口部の形状が円 形の場合図6)を使用する。 上記のように切欠きを設ける位置は、例えば開口部2の形状が円形の場合、そ の円の中心を通る1本の直線と開口部筒壁の端周とが交差する2点、また形状が 楕円形の場合、その長軸又は短軸の延長線と端周とが交差する2点が、いずれの 場合も2個の切欠きのほぼ中央となるように決められる。
【0009】 本考案においては、切欠きを設ける位置により筒状部分の面の向きに対する熱 シール部11の面の向きが決まるので、切欠きを設けるに際しては、通常筒壁表 面に施された印刷の面の向き、筒状体開口部の垂直断面形状などを考慮して切欠 きを設ける位置を決めることが好ましい。
【0010】 本考案において2個の切欠きは任意の方法で設けることができる。例えば(a )図2のように開口部が開いた状態で切欠きを設けて図6のような筒状体とする 方法、(b)図3のように挟まれ、押しつぶされて筒壁が2枚重ねとなっている 状態において熱シールしようとする部分6の長辺のほぼ中央部の筒壁を2枚共に 切除する方法、(c)図3のような状態において、熱シールしようとする部分6 の両端の角の筒壁を2枚共に切除して図7のような筒状体を得る方法がある。
【0011】 上記(c)の方法では、図7の状態を保持して10の部分を熱シールすれば( a)及び(b)の方法と較べて切欠きを設けるための位置決めと熱シールするた めの位置決めとを同時に1回で行うことができるため、工程が簡略化され、かつ 位置ずれも発生しない利点があるので、(c)は好ましい方法である。切欠きを 設ける手段としては通常適宜の切断のための装置、器具などが用いられる。熱シ ール部11の形状は、筒壁4の厚さや材質、切欠きの大きさや形状などに依存す るので、これらを考慮し、かつ切欠きが熱シール部11とシールされていない筒 状部分との境界線に達しない範囲で、熱シール部が所望する形状となるよう切欠 きの大きさや形状が選択される。
【0012】 切欠きの形は、適宜任意のものを選択することができ、例えばV字形、半円形 、半楕円形、これらを組合せた形、直線及び/又は曲線より成る形などがある。 切欠きを設ける工程は熱シール前であれば特に制限されないが、作業効率上内 容物充填後が好ましく、内容物充填後であってかつ上記(c)に示される方法で 行うことが、切欠きの切断片が内容物に混入することがないので更に好ましい。
【0013】 以上に述べたようにして得られる2個の切欠きを設けた内容物押出式チューブ 容器用筒状体は、その開口部を従来行われている方法と同様にして加熱加圧によ り熱シールすることにより本考案のチューブ容器となる。 上記の加熱に際しては、種々の方法が利用できるが、中でも赤外線、遠赤外線 による方法が好ましい。 本考案のチューブ容器は、熱シール部11の、両端に耳がはみ出していない( 図9)だけでなく、熱シール部11の周縁は角や稜がほとんど無く、かつそれら が丸味を帯びているので、取扱いや使用がし易い。 筒状体の材質については既に説明したが、筒壁が熱可塑性樹脂の多層で構成さ れ、その中に熱可塑性を有していない層、例えばアルミニウム層が存在した場合 、切欠きを設けて熱シールすれば耳のはみだしは無いが、加熱による樹脂の熱収 縮もあって、熱シール部11の末端側(ノズル3と反対側)にアルミニウム層が 露出する。この露出アルミニウム層は、切除してもチューブ容器の機能に支障は ないが、切除により一部に鋭い角や切口を有するチューブ容器となりやすい。 従って、筒壁の少なくとも熱シールしようとする部分は、熱可塑性を有する層 のみより成ることが好ましい。
【0014】
【考案の効果】
本考案の熱シールしたチューブ容器は、熱シール部の両端に耳のはみだしが無 いため、耳によるライントラブルや皮膚に対する影響が無く、外観も優れ、かつ 箱などのチューブ収納容器の寸法が小さくてすむという利点がある。 更に、本考案のチューブ容器の熱シール部の周縁は角や稜がほとんど無く、か つそれらが丸味を帯びているので皮膚に対して影響も無く、取扱いや使用がしや すい。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の1つの実施例を、比較例との対比において示すが、本考案はこ の実施例に制限されるものではない。
【0016】 実施例1 チューブ容器用筒状体として、全長(ノズル先端と開口部端周の間)約133 mm、開口部が円形(直径約26mm)で、開口部近傍の筒壁の厚さが約0.4 mmのポリエチレン製筒状体を用いた。 上記筒状体のノズルをネジ込み式キャップにより封止し、次いで開口部より約 40グラムの化粧品(油性クリームファンデーション)を充填した。この筒状体 を、印刷面の向きと熱シール面の向きとが一致するようにして、2枚の板状物5 で筒状体の一部を押つぶすようにして挟んだ(図3)。尚、挟む前に筒状体の熱 シールしようとする部分6の内壁面に上記化粧品を少量塗布した。
【0017】 次いで、挟んだままの状態(図3)で、熱シールしようとする部分6の両端の 角の2枚重ねとなっている筒壁を各々1箇所づつカッターで切除し、そこに1個 づつの切欠き9を設けた(図7)。 これらの切欠きは、いずれもV字形で幅(開口部の端周長として)約4mm、 深さ約2mmとした。 次に、上記の挟んだままの状態を保持して、熱シールしようとする部分10を 赤外線ヒーターで加熱後、加圧して本考案の熱シールしたチューブ容器(上記化 粧品入り)を得た。 上記のチューブ容器は、図9のように耳のはみだしがなく、かつ熱シール部の 端周は角や稜がほとんど無く丸味を帯びていた。また、上記チューブ容器1本に 50kgの荷重をかけても内容物の漏洩などの異状は発生せず、実用上荷重に充 分耐え得るものであった。
【0018】 比較例1 切欠きを設けなかったこと以外は実施例1と同様にして、熱シールしたチュー ブ容器(化粧品入り)を得た。 上記チューブ容器は図5のように耳8がはみだした。また、このチューブ容器 は実施例1の場合と同様に50kgの荷重に耐えた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 内容物押出式チューブ容器用筒状体の平面
図。
【図2】 図1の筒状体の開口部近傍の部分斜視図。
【図3】 筒状体の開口部近傍を両側から2枚(1枚の
み図示)の押圧片で挟み、かつ開口部を押つぶした状態
の筒状体を示す平面図。
【図4】 図3の状態の開口部側の筒壁を熱シールした
状態(従来技術)を示す平面図。
【図5】 熱シール部の両端に耳がはみだしていること
を示す従来技術により熱シールしたチューブ容器の平面
図。
【図6】 図2の開口部近傍の筒壁の2箇所に等間隔で
切欠きを設けたことを示す部分斜視図。
【図7】 筒壁の2箇所に等間隔で2個の切欠きを設け
た開口部を押圧片で押つぶした際の2個の切欠きの配置
状態を示す平面図。
【図8】 図7の状態を保持して開口部近傍の筒壁を熱
シールした状態を示す平面図。
【図9】 熱シール部の両端に耳がはみだしていない本
考案の熱シールしたチューブ容器の平面図。
【符号の説明】
1 内容物押出式チューブ容器用筒状体 2 筒状体の開口部 3 内容物取出用ノズル 4 筒状体開口部近傍の筒壁 5 押圧片 6 熱シールしようとする部分 7 熱シール部 8 熱シール部の耳 9 切欠き 10 両端に1個づつの切欠きを配置した熱シールし
ようとする部分 11 耳のはみ出していない熱シール部 A 熱シールしたチューブ容器の側面の延長線

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物押出式チューブ容器用筒状体
    (1)の開口部(2)を熱シールするに際し、予め開口
    部(2)の筒壁(4)に等間隔に2個の切欠き(9)を
    設けると共に両切欠き(9)がシール部の両端に配置さ
    れるようにして熱シールしてなるチューブ容器。
  2. 【請求項2】 筒状体(1)の少なくとも熱シールしよ
    うとする部分(10)が1層以上の熱可塑性を有する層
    のみより成る請求項1記載のチューブ容器。
  3. 【請求項3】 筒状体(1)の単層又は多層の筒壁を構
    成する層の少なくとも1層がポリオレフィン系樹脂を含
    有する請求項1又は請求項2記載のチューブ容器。
JP1996001493U 1996-03-08 1996-03-08 チューブ容器 Expired - Lifetime JP3028826U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004059132A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Yoshino Kogyosho Co Ltd 積層チューブ及び積層チューブから成るチューブ成形品
WO2004058568A1 (ja) * 2002-12-25 2004-07-15 Akimotosanki Co., Ltd 柔軟性チューブの端部シール装置及び端部シール方法

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