JP3028743U - 締結機構 - Google Patents

締結機構

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Publication number
JP3028743U
JP3028743U JP1996002306U JP230696U JP3028743U JP 3028743 U JP3028743 U JP 3028743U JP 1996002306 U JP1996002306 U JP 1996002306U JP 230696 U JP230696 U JP 230696U JP 3028743 U JP3028743 U JP 3028743U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
shaft
flange
pressure medium
fastening mechanism
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1996002306U
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English (en)
Inventor
勝弘 大貫
征司 遠藤
治一 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miki Pulley Co Ltd
Original Assignee
Miki Pulley Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯車、カム等の複数の穴付き機械要素をバッ
クフラッシュが生じないように高精度に軸に締結する。 【解決手段】フランジ8のボルト挿入孔10に挿入され
たクランピングボルト14の、フランジ部2aのねじ穴
に対する締付力を緩めた状態で、軸16をスリーブ2の
内周面に挿入し、複数の穴付き機械要素18,20の穴
にスリーブ2の外周面を挿入する。該状態において、ク
ランピングボルト14をフランジ部2aのねじ穴にきつ
くねじ込む。スリーブ2内の圧力媒体4は、クランピン
グボルト14の締めこみにより、フランジ8、ピストン
リング12及びシーリング6を介して、機械的に圧縮さ
れる。この圧力媒体4の圧縮により、スリーブ2は内部
から圧力を受け、内側スリーブ2bは収縮し、外側のス
リーブ2cは拡張して、軸16と穴付き機械要素18,
20とは、スリーブ2を介して結合される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、歯車、カム等の複数の穴付き機械要素を軸に締結する締結機構に関 する。
【0002】
【従来の技術】
軸孔が形成された台金と、この軸孔に内嵌された収縮リングと、上記台金の外 周に設けられた刃先とを備え、駆動軸に収縮リングを外嵌し、油圧により収縮リ ングを圧縮して、収縮リングを駆動軸に固定するようにした回転加工工具が実開 平1−15516号公報に開示されている。また、歯車、カム等の穴付き機械要 素をキーと止めねじによって軸に固定するキー締結機構が従来知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来、歯車、カム等の穴付き機械要素を軸に締結する場合、取付精度(同心度 )が求められ、且つ、バックラッシュのない状態で軸に締結されることが望まし い。従来の、キー結合その他の方法では、これらの要求を満足させることができ なかった。 本考案は、複数の穴付き機械要素を高精度に且つバックラッシュのない状態で 締結し得るようにすることを目的とするものである。また、穴寸法の異なる複数 の機械要素であっても、高精度に取付け得るようにすることを目的とするもので ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、複数の歯車、カム等の穴付き機械要素1 8,20を軸16に締結する締結機構において、内側スリーブ2bと外側スリー ブ2cとから成り該内側スリーブ2bと外側スリーブ2cの間にオイルなどの圧 力媒体4が封入されたスリーブ2と、前記スリーブ2内の圧力媒体4に圧力をか け前記内側スリーブ2bと外側スリーブ2cとを変形させるための圧力付与手段 とを備え、前記軸16に前記スリーブ2の内周面を嵌挿し、前記スリーブ2の外 周面に複数の穴付き機械要素18,20を嵌挿し、該状態で前記圧力付与手段を 操作して前記圧力媒体4を機械的に圧縮し、前記複数の機械要素18,20と軸 16とを前記スリーブ2を介して結合し、前記圧力付与手段を、前記スリーブ2 のフランジ部2aに対向配置されるフランジ8と、前記スリーブ2内に配置され たシーリングリング6と、前記シーリングリング6と前記フランジ8との間に配 置されたピストンリング12と、前記フランジ8を前記フランジ部2aに締付け るためのクランピングボルト14とより構成したものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。 2はスリーブであり、該スリーブ2内に挿入されているオイルなどの圧力媒体 4はシーリングリング6により密封されている。前記スリーブ2の一端にはフラ ンジ部2aが形成され、該フランジ部2aに軸方向にねじ穴が透設されている。
【0006】 8はフランジであり、これに前記フランジ部2aのねじ穴に対応してボルト挿 入孔10が厚み方向に透設されている。12はピストンリング、14はクランピ ングボルトであり、これらの構成要素はフリクションジョイントを構成している 。16は軸、18,20は歯車、カム等の穴付き機械要素である。
【0007】 次に、複数の穴付き機械要素18,20をフリクションジョイントを介して軸 に締結する動作について説明する。フランジ8のボルト挿入孔10に挿入された クランピングボルト14の、フランジ部2aのねじ穴に対する締付力を緩めた状 態で、軸16をスリーブ2の内周面に挿入し、複数の穴付き機械要素18,20 の穴にスリーブ2の外周面を挿入する。
【0008】 該状態において、クランピングボルト14をフランジ部2aのねじ穴にきつく ねじ込む。スリーブ2内の圧力媒体4は、クランピングボルト14の締めこみに より、フランジ8、ピストンリング12及びシーリング6を介して、機械的に圧 縮される。この圧力媒体4の圧縮により、スリーブ2は内部から圧力を受け、内 側スリーブ2bは収縮し、外側のスリーブ2cは拡張して、軸16と穴付き機械 要素18,20とは、スリーブ2を介して結合される。
【0009】 上記結合状態において、複数の歯車、カム等の穴付き機械要素18,20は、 クリアランスがなくなり、軸16との間にバックラッシュがゼロとなる。また、 穴寸法の異なる複数の機械要素であっても、それぞれ自動調芯が行われ高精度に 取り付けることができる。また、トルクレンチを使用して、簡単に軸16に対し て回転方向に調整が可能である。
【0010】 尚、スリーブ内の圧力媒体を圧縮する圧力付与手段は、図1に図示する、フラ ンジ8、シーリング6、ピストンリング12及びクランピングボルト14に特に 限定されるものでなく、図2,3に示すようにフランジ部22aにスリーブ22 b内と連通するチャンバー24を設け、該チャンバー24に圧力媒体を封入し、 この圧力媒体が、チャンバー24と連通するねじ穴に螺合するプレッシャースク リュー26の締込みにより加圧されてスリーブ22b内に移行する構成としても 良い。この圧力媒体の加圧で、スリーブ22bは内部から圧力を受け、軸側スリ ーブは収縮し、ハブ側スリーブは拡張して、軸28と複数の穴付き機械要素18 ,20はスリーブ22bを介して締結される。
【0011】
【効果】
本考案は上述の如く構成したので、複数の歯車、カム等を軸に高精度に締結で き、且つバックラッシュを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案である締結機構の断面図である。
【図2】本考案の他の実施の形態を示す締結機構の説明
的正面図である。
【図3】本考案の他の実施の形態を示す締結機構の説明
的側面図である。
【符号の説明】
2 スリーブ 2a フランジ部 2b 内側スリーブ 2c 外側スリーブ 4 圧力媒体 6 シーリングリング 8 フランジ 10 ボルト挿入孔 12 ピストンリング 14 クランピングボルト 16 軸 18 機械要素 20 機械要素 22a フランジ部 22b スリーブ 24 チャンバー 26 プレッシャースクリュー 28 軸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の歯車、カム等の穴付き機械要素
    (18)(20)を軸(16)に締結する締結機構にお
    いて、内側スリーブ(2b)と外側スリーブ(2c)と
    から成り該内側スリーブ(2b)と外側スリーブ(2
    c)の間にオイルなどの圧力媒体(4)が封入されたス
    リーブ(2)と、前記スリーブ(2)内の圧力媒体
    (4)に圧力をかけ前記内側スリーブ(2b)と外側ス
    リーブ(2c)とを変形させるための圧力付与手段とを
    備え、前記軸(16)に前記スリーブ(2)の内周面を
    嵌挿し、前記スリーブ(2)の外周面に複数の穴付き機
    械要素(18)(20)を嵌挿し、該状態で前記圧力付
    与手段を操作して前記圧力媒体(4)を機械的に圧縮
    し、前記複数の機械要素(18)(20)と軸(16)
    とを前記スリーブ(2)を介して結合したことを特徴と
    する締結機構。
  2. 【請求項2】 前記圧力付与手段を、前記スリーブ
    (2)のフランジ部(2a)に対向配置されるフランジ
    (8)と、前記スリーブ(2)内に配置されたシーリン
    グリング(6)と、前記シーリングリング(6)と前記
    フランジ(8)との間に配置されたピストンリング(1
    2)と、前記フランジ(8)を前記フランジ部(2a)
    に締付けるためのクランピングボルト(14)とより構
    成したことを特徴とする請求項1に記載の締結機構。
  3. 【請求項3】 前記圧力付与手段を、フランジ部(22
    a)にスリーブ内と連通して形成され内部に圧力媒体を
    封入したチャンバー(24)と、前記チャンバー(2
    4)内に封入されている圧力媒体を締め込みにより加圧
    するプレッシャースクリュー(26)とより構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の締結機構。
JP1996002306U 1996-03-05 1996-03-05 締結機構 Expired - Lifetime JP3028743U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013173260A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Japan Steel Works Ltd:The 型締装置の摩擦クランプ装置
CN110454511A (zh) * 2019-09-11 2019-11-15 浙江鑫隆机械制造有限公司 逆止器的传动连接机构

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