JPH0638601Y2 - 連続鋳造設備のオシレーション調整装置 - Google Patents

連続鋳造設備のオシレーション調整装置

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JPH0638601Y2
JPH0638601Y2 JP1988004790U JP479088U JPH0638601Y2 JP H0638601 Y2 JPH0638601 Y2 JP H0638601Y2 JP 1988004790 U JP1988004790 U JP 1988004790U JP 479088 U JP479088 U JP 479088U JP H0638601 Y2 JPH0638601 Y2 JP H0638601Y2
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JP
Japan
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eccentric
shaft
eccentric sleeve
oscillation
eccentric shaft
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JP1988004790U
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JPH01109348U (ja
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準一 尾崎
正志 河本
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Nippon Steel Corp
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、連続鋳造設備のオシレーション調整装置に
関するものである。
〈従来技術とその課題〉 第7図に示すように、連続鋳造設備の鋳型Mは、オシレ
ーション装置による上下往復運動方式が採用されてお
り、鋳片の下降と等しいか、これより若干速い速度で鋳
型Mを下降させ、一定ストローク下降後上昇させ、この
上下動を繰り返すことにより、表面欠陥なく円滑に鋳片
を鋳造するようにされている。
このようなオシレーション装置は、偏心軸を回転駆動
させる方式であるが、第5図、第8図に示すように、鋼
種、鋳片サイズが変っても鋳片の品質、特に鋳肌表面の
良好なものが、得られるように、鋼種、鋳片サイズに応
じて鋳型の振動ストロークを適正値に調整し得るオシレ
ーション調整装置1を有している。
このオシレーション調整装置1は、図示しない駆動源に
より回転駆動される回転駆動軸2に一体的に設けられて
いる偏心軸3と、この偏心軸3に軸受5を介して回動可
能に設けられた偏心スリーブ4とを、相対的に回動させ
ることにより、所要の偏心量を合成して鋳型Mの振動ス
トロークを変更できるようにされている。例えば、第8
図に示すように、偏心方向が一致した時に、合成偏心量
が最大に(実線で示す位置)、偏心方向が逆になった時
に、合成偏心量が最小に(想像線で示す位置)なるよう
にされている。
このようなオシレーション調整装置1において、偏心軸
3と偏心スリーブ4とを回動位置調整し、かつ固定する
手段として、ウォームとウォームホイールによるものな
どがあるが、偏心軸3から偏心スリーブ4への動力伝達
が確実である点などから、セレーション歯方式が採用さ
れている。
このセレーション歯方式は、第5図に示すように、偏心
スリーブ4の側面に全周にわたるセレーション歯6を設
け、これに噛合するセレーション歯7を側面に有する連
結ディスク8を偏心軸3にスプラインを介して軸方向に
スライド可能に取付けて構成され、従来においては、連
結ディスク8をダブルナット9により偏心軸3に、移動
止めし、更に締付ボルト10により偏心スリーブ4に固定
している。
振動ストロークを変更する際には、締付ボルト10を取り
外し、ダブルナット9をセレーション歯の歯たけ量以上
緩めておいて、連結ディスク8の外周溝部を利用して入
力あるいは豆ジャッキ等により連結ディスク8をナット
側へ移動させ、セレーション歯6,7の噛み合いを外す。
次いで、第6図に示すようなピンPに取付けた回り止め
プレート11を用いて偏心スリーブ4を固定した後、駆動
軸2を手まわしして連結ディスク8を所定量だけ回動さ
せ、ダブルナット9および締結ボルト10を締め付ける。
このような従来のねじによる押圧固定であると、回転駆
動軸2の軸受間の間隔を狭め、偏心軸3の剛性の向上を
図ることができ、軸径を大きくしないで強力なオシレー
ション力を伝達できるという利点があるものの、次のよ
うな問題点を有している。
すなわち、外すためのスペースが狭い、連結ディスク8
にスライド時偏荷重をかけるとこぜて動かなくなる場合
がある。ナット9をセレーション歯の噛み合いが外れる
まで緩めなければならない等から、連結ディスク8を外
す作業が非常に困難なものとなっている。
なお、実開昭55-28078号公報には、セレーション歯を有
する連結ディスクをスプリングにより押圧固定し、連結
ディスクに接続したエアーシリンダで歯の噛み合いを外
すようにしたものが提案されているが、スプリングの伸
縮長さ、シリンダの取付長さの関係から回転駆動軸の軸
受の間隔が長くなり、偏心軸の剛性確保の関係で偏心軸
の軸径を大きくしなければならず、全体が嵩ばる、大き
なパワーのシリンダが必要であるなどから、大幅な改造
となり、高価なものとなる。
この考案は、前述のような問題点を解消すべく創案され
たもので、その目的は、比較的簡単な改造で得られ、ス
ペースをとらず、オシレーションストローク変更時にお
ける作業の省力化、操作性の向上、安全性の向上を図る
ことのできるオシレーション調整装置を提供することに
ある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案のオシレーション調整装置は、第1図に示すよう
に、偏心軸3を備えた回転駆動軸2が偏心軸3の両側で
軸受により支持され、前記偏心軸3に偏心スリーブ4が
回動可能に嵌合されており、これら偏心軸3と偏心スリ
ーブ4とを相対的に回動させることにより、所要の偏心
量を合成し、鋳型の振動ストロークを変更し得るオシレ
ーション装置において、 前記偏心スリーブ4の側方に、内周部が前記偏心軸3に
軸方向にのみ移動可能に係合した連結ディスク8を設
け、これら偏心スリーブ4と連結ディスク8との対向側
面に、互いに噛み合うセレーション歯6,7をそれぞれ形
成し、前記偏心スリーブ4と連結ディスク8のいずれか
一方に、ピストン14がセレーション歯の噛み合いを外す
方向に突出作動して他方を押圧し得る流体圧ジャッキ12
を設け、セレーション歯が噛み合う方向に連結ディスク
8を押圧するナット9を回転駆動軸2に螺合して構成さ
れる。
また、ナット9を少し緩めるだけで、セレーション歯6,
7の噛み合いが外れるように、スペーサーリング17を連
結ディスク8とナット9との間に設ける。
〈作用〉 ナット9を少し緩め、スペーサーリング17を取外した
後、流体圧ジャッキ12を作動させれば、セレーション歯
6,7の噛み合いが簡単に外れる。
〈実施例〉 以下、この考案を図示する一実施例に基づいて説明す
る。なお、従来と同一あるいは相当する部分について
は、同一符号を付して説明を省略する。
第1図に示すように、連結ディスク8の偏心スリーブ4
側におけるセレーション歯7の内側に油圧ジャッキ12を
内蔵させ、この油圧ジャッキ12を、第2図に示すよう
に、周方向に等間隔をおいて例えば3箇所配設する。こ
の油圧ジャッキ12は、第3図に示すように、連結ディス
ク8に穿孔した油圧室13にピストン14を挿入して構成さ
れ、ピストン14は、その係止突起14Aにより位置決めさ
れ、油圧のかからない状態で先端で偏心スリーブ4側面
に当接しないようにされ、セレーション歯6,7の歯たけ
量以上のストロークを有している。また、油圧室13には
第4図に示すようにホース15、着脱自在のカップリング
16を介して圧油が供給され、オシレーション時にはカッ
プリング16によりホース15を取外せるようにされてい
る。
また、連結ディスク8とナット9との間には、ナット9
をほんの少し(1mm程度)緩めるだけでセレーション歯
6,7の噛み合いが外れる状態とするためにスペーサーリ
ング17を設ける。このスペーサーリング17は厚みをセレ
ーション歯6,7の歯たけ量より少し大きめのものとし、
形状は半円形のものを2つ組合わせて円形状としたもの
或いは馬蹄形状のものを用いる。
なお、締付ボルト10を抜き外さなくとも、連結ディスク
8を回動できるように、第2図、第4図に示すように、
連結ディスク8のボルト孔は周方向に長い長孔18として
おく。
以上のような構成において、振動ストロークの変更の際
には、ナット9および締付ボルト10を少し緩め、スペー
サーリング17を取外し、連結ディスク8の移動スペース
を確保する。
次いで、ホース15を接続し、ハンディーポンプ等で圧油
を油圧室13に供給すれば、ピストン14が偏心スリーブ4
の側面を押圧し、連結ディスク8がナット9側に移動
し、セレーション歯6,7の噛み合いが外れる。円周方向
に均等に力が作用するため、こぜる心配がない。
次いで、従来と同様に回り止めプレート11を用いて偏心
スリーブ4を固定した後、駆動軸2を手まわしして連結
ディスク8を所定量だけ回動させ、油圧室13内の圧油を
抜き連結ディスク8を偏心スリーブ4へ押し付けてセレ
ーション歯6,7を噛合させる。次いで、スペーサーリン
グ17を取付け、ナット9、締結ボルト10を締め付ける。
なお、油圧ジャッキ12は、偏心スリーブ4に内蔵させて
も同様の効果が得られる。
〈考案の効果〉 前述のとおり、この考案に係るオシレーション調整装置
は、偏心スリーブと連結ディスクのいずれか一方に流体
圧ジャッキを内蔵し、さらに、連結ディスクとナットと
の間にスペーサーリングを設けたため、次のような効果
を奏する。
(i)比較的簡単な改造で得られ、安価な装置にするこ
とができる。
(ii)スペースをとらないため、偏心軸の剛性を向上さ
せることができる。
(iii)狭いスペースでも円周方向に均等な力で連結デ
ィスクを簡単にスライドさせることができ、従来のよう
なこぜりもなく、作業の省力化、操作性の向上、安全性
の向上を図ることができる。
(iv)スペーサーリングによりナットを緩めるだけでよ
いので作業がより容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、この考案に係るオシレーション調整
装置を示す断面図、第1図のII−II線断面図、第3図は
油圧ジャッキを示す部分断面図、第4図は連結ディスク
の断面図、第5図は従来例を示す断面図、第6図はその
概略断面図、第7図はオシレーション装置を示す概略
図、第8図はオシレーション装置の偏心機構を示す説明
図である。 1…オシレーション調整装置、2…回転駆動軸、3…偏
心軸、4…偏心スリーブ、5…軸受、6,7…セレーショ
ン歯、8…連結ディスク、9…ナット、10…締付ボル
ト、11…回り止めプレート、12…油圧ジャッキ、13…油
圧室、14…ピストン、14A…係止突起、15…ホース、16
…カップリング、17…スペーサーリング、18…長孔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏心軸を備えた回転駆動軸が偏心軸の両側
    で軸受により支持され、前記偏心軸に偏心スリーブが回
    動可能に嵌合されており、これら偏心軸と偏心スリーブ
    とを相対的に回動させることにより、所要の偏心量を合
    成し、鋳型の振動ストロークを変更し得るオシレーショ
    ン装置において、 前記偏心スリーブの側方に、内周部が前記偏心軸に軸方
    向にのみ移動可能に係合した連結ディスクを設け、これ
    ら偏心スリーブと連結ディスクとの対向側面に、互いに
    噛み合うセレーション歯をそれぞれ形成し、前記偏心ス
    リーブと連結ディスクのいずれか一方に、ピストンがセ
    レーション歯の噛み合いを外す方向に突出作動して他方
    を押圧し得る流体圧ジャッキを設け、セレーション歯が
    噛み合う方向に連結ディスクを押圧するナットを回転駆
    動軸に螺合したことを特徴とする連続鋳造設備のオシレ
    ーション調整装置。
  2. 【請求項2】連結ディスクと締付用のナットとの間にス
    ペーサーリングを設けたことを特徴とする請求項1記載
    の連続鋳造設備のオシレーション調整装置。
JP1988004790U 1988-01-19 1988-01-19 連続鋳造設備のオシレーション調整装置 Expired - Lifetime JPH0638601Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6096351A (ja) * 1983-10-31 1985-05-29 Sumitomo Heavy Ind Ltd 連続鋳造機用鋳型振動装置
JPS6099452A (ja) * 1983-11-02 1985-06-03 Sumitomo Heavy Ind Ltd 連続鋳造機用鋳型振動装置

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JPH01109348U (ja) 1989-07-24

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