JP3028686U - 真空配管等用の伸縮継手 - Google Patents

真空配管等用の伸縮継手

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JP3028686U
JP3028686U JP1996001276U JP127696U JP3028686U JP 3028686 U JP3028686 U JP 3028686U JP 1996001276 U JP1996001276 U JP 1996001276U JP 127696 U JP127696 U JP 127696U JP 3028686 U JP3028686 U JP 3028686U
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expansion joint
rod
joint
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vacuum piping
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JP1996001276U
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English (en)
Inventor
佳行 田代
Original Assignee
トーフレ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負圧流体の流通による配管の収縮及び振動を
良好に吸収することのできる専用継手の提供を課題とす
る。 【解決手段】 負圧流体が流通する真空配管等用の伸縮
継手であって、伸縮自在な継手本体1の外周面に、貫通
孔5が穿設された一対の突出部4が管軸方向に所定間隔
を有して突設されると共に、前記継手本体1が収縮可能
なように貫通孔5に挿通せしめた棒状体6が固定具によ
り前記突出部4に固定されてなり、しかも負圧流体によ
る管軸方向の収縮を吸収可能とすべく、前記突出部4,4
間に位置する棒状体6の部位には緩衝材が設けられてな
ることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、真空配管等用の伸縮継手、さらに詳しくは負圧流体が流通する真空 配管等に於いて使用される伸縮継手に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来、この種の真空配管等用の伸縮継手としては、特に専用継手なるものは存 在せず、所謂ベローズ管と称される伸縮自在な通常の伸縮継手が使用されている のが実情であり、真空配管等用の専用継手の開発が要請されていたのである。
【0003】 それ故に、本考案はかかる要請に鑑みてなされたものであり、負圧流体の流通 による配管の収縮及び振動を良好に吸収することのできる専用継手の提供を課題 とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記課題を解決するために本考案が採った手段は、負圧流体が流通する 真空配管等用の伸縮継手であって、伸縮自在な継手本体1の外周面に、貫通孔5 が穿設された一対の突出部4が管軸方向に所定間隔を有して突設されると共に、 前記継手本体1が収縮可能なように貫通孔5に挿通せしめた棒状体6が固定具に より前記突出部4に固定されてなり、しかも負圧流体による管軸方向の収縮を吸 収可能とすべく、前記突出部4,4 間に位置する棒状体6の部位には緩衝材が設け られてなる点にある。
【0005】 尚、緩衝材としては、例えばコイルバネ8やゴム9等があり、また棒状体6の 両端部にネジ部6aを形成し、且つ該ネジ部6aに螺合可能なナット7を固定具とし て構成してもよい。
【0006】 従って、上記構成を特徴とする伸縮継手は、例えば真空配管等に接続して使用 されるが、該配管内に負圧流体が流通すると伸縮継手の継手本体1に負圧が加わ って該継手本体1が管軸方向に収縮する。
【0007】 一方、継手本体1の収縮に伴って一対の突出部4も相互に接近し、かかる収縮 力は棒状体6に設けた緩衝材により吸収されることとなる。即ち、継手本体1の 有する収縮性を維持しつつ、その収縮量が一定範囲内に制限されるのである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る伸縮継手の一実施形態について図面に従って説明する。
【0009】 図1に於いて、1は山部2aと谷部2bとが交互に多数連設された伸縮自在なベロ ーズ2と、該ベローズ2の両端に夫々固着されたフランジ部3とからなる継手本 体を示す。4は継手本体1の各フランジ部3の外周面に対向して突設された一対 の突出部で、かかる突出部4はフランジ部3の両側に二組設けられており、且つ 前記各突出部4には貫通孔5が穿設されてなる。
【0010】 6は貫通孔5に挿通せしめて対向する一対の突出部4間に架設した棒状体で、 その両端部に形成したネジ部6aには夫々ナット7が螺合されて前記突出部4に固 定されている。8は前記棒状体6が挿通されたコイルバネで、その両端部が夫々 突出部4に接触するようにして該突出部4間に配されている。
【0011】 本実施形態は以上のような構成からなり、かかる伸縮継手はそのフランジ部3 の端部を真空配管等の負圧流体が流通する配管にボルトやナット等により接続し て使用される。
【0012】 そして、伸縮継手に負圧流体が流通すると、伸縮継手にはこれを管軸方向に収 縮させんとする力が加わって、かかる収縮力によりベローズ部2が収縮すること になる。また、このベローズ部2の収縮に伴い、一対の突出部4も相互に接近す ることとなるが、該突出部4間にはコイルバネ8が配されてなるために、該コイ ルバネ8により前記収縮力が吸収される。即ち、配管系全体の収縮を伸縮継手の ベローズ部2及びコイルバネ8が吸収して、良好な接続状態を長期に亘って維持 することができるのである。
【0013】 しかも、コイルバネ8の存在により、ベローズ部2が急激に収縮するようなこ とはなく、またその収縮量も一定範囲内に制限されるために、伸縮継手が不当な 収縮により破損することはない。
【0014】 さらに、配管系のポンプ側の振動は継手本体1のベローズ2及び棒状体6が挿 通されたコイルバネ8により吸収されるため、負圧流体の流出側配管へ振動が伝 達されるのを良好に防止できるという利点もあり、特にコイルバネ8は細かい振 動の吸収に優れた防振性を有する。
【0015】 また、伸縮継手を構成する各部材を全て金属製とすることにより、高温の流通 流体にも適用することができ、火災等による温度上昇に対しても十分な耐久性を 具備することになる。
【0016】 さらに、本実施形態に係る伸縮継手は、全体の構成が非常に簡易であるため、 容易に且つ安価に製作できる利点もある。
【0017】 尚、上記実施形態に於いては、緩衝材としてコイルバネ8を使用したが、かか るコイルバネ8に代えて、例えば図2や図3のように棒状体6を挿通可能な筒状 のゴム9を使用してもよい。図2はゴム9の両端面が伸縮継手の各突出部4の内 側面に当接するようにしたものであり、図3はゴム9の一端面が各突出部4の内 側面に当接するように、他端面を棒状体6のネジ部に螺合したナット10に当接さ せて取付けたものであり、これらの何れの場合も上記実施形態と同様の効果が得 られる。
【0018】 また、棒状体6を伸縮継手の突出部4に固定するための固定具としては、上記 実施形態のナット7に限定されず、例えば突出部4の外側面側に位置する棒状体 6の部位に挿通可能なピンを固定具としても構わない。
【0019】 さらに、本考案は真空配管に限らず、負圧流体が流通する配管系に於いて幅広 く適用可能であることは言う迄もない。
【0020】 その他、継手本体1や突出部4等の各部の形状も本考案の意図する範囲内に於 いて任意に設計変更自在である。
【0021】
【考案の効果】
叙上の様に、本考案に於いては、負圧流体の流通により伸縮継手に作用する管 軸方向の収縮力は伸縮自在な継手本体だけではなく、緩衝材によっても吸収され るために、継手本体の収縮のみに依存していた従来の伸縮継手に比して、伸縮継 手の収縮吸収能力が大幅に向上するという格別の効果を得るに至った。
【0022】 また、前記緩衝材により継手本体が急激に収縮するようなことはなくなり、ま たその収縮量も一定範囲内に制限されるため、伸縮継手が破損するようなことも なく、よって本考案に係る伸縮継手は負圧流体が流通する専用継手としては最適 のものである。
【0023】 さらに、負圧配管系のポンプ側の振動等も継手本体及び緩衝材により吸収され るため、負圧流体の流出側配管へ前記振動等が伝達されるのを良好に阻止できる という効果も奏する。
【0024】 また、本考案に係る伸縮継手は全体の構成が非常に簡易であるため、容易に且 つ安価に製作できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態を示す伸縮継手の半裁断面
図。
【図2】他の実施形態を示す要部拡大正面図。
【図3】他の実施形態を示す要部拡大正面図。
【符号の説明】
1…継手本体 4…突出部 5…貫通孔 6…棒状体 6a…ネジ部 7…ナット 8…コイルバネ 9…ゴム

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負圧流体が流通する真空配管等用の伸縮
    継手であって、伸縮自在な継手本体(1) の外周面に、貫
    通孔(5) が穿設された一対の突出部(4) が管軸方向に所
    定間隔を有して突設されると共に、前記継手本体(1) が
    収縮可能なように貫通孔(5) に挿通せしめた棒状体(6)
    が固定具により前記突出部(4) に固定されてなり、しか
    も負圧流体による管軸方向の収縮を吸収可能とすべく、
    前記突出部(4),(4) 間に位置する棒状体(6) の部位には
    緩衝材が設けられてなることを特徴とする真空配管等用
    の伸縮継手。
  2. 【請求項2】 前記緩衝材が棒状体(6) を挿通可能なコ
    イルバネ(8) である請求項1記載の真空配管等用の伸縮
    継手。
  3. 【請求項3】 前記緩衝材が棒状体(6) に外嵌されたゴ
    ム(9) である請求項1記載の真空配管等用の伸縮継手。
  4. 【請求項4】 前記棒状体(6) の少なくとも両端部にネ
    ジ部(6a)が形成され、且つ固定具が該ネジ部(6a)に螺合
    可能なナット(7) からなる請求項1乃至3の何れかに記
    載の真空配管等用の伸縮継手。
JP1996001276U 1996-03-04 1996-03-04 真空配管等用の伸縮継手 Expired - Lifetime JP3028686U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015068395A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 株式会社Ihi 壁貫通配管のシール装置
JP2018136024A (ja) * 2017-01-25 2018-08-30 ユニゾン・インダストリーズ,エルエルシー 屈曲ロッドを備えた可撓性ジョイントアセンブリ

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