JP3028616B2 - 色画像処理装置 - Google Patents

色画像処理装置

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JP3028616B2
JP3028616B2 JP3004086A JP408691A JP3028616B2 JP 3028616 B2 JP3028616 B2 JP 3028616B2 JP 3004086 A JP3004086 A JP 3004086A JP 408691 A JP408691 A JP 408691A JP 3028616 B2 JP3028616 B2 JP 3028616B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色画像情報を色画像展
開メモリに高速に展開する色画像処理装置に関する。
【0002】近年、コンピュータ等が出力する文書等の
カラー化の要請に伴い、多色印刷が可能なカラー印刷装
置が開発され、実用化されるに至っている。
【0003】このようなカラー印刷装置は、モノクロの
印刷装置とは異なり、色画像を取扱うための画像展開プ
レーン(メモリ)を取扱う色に対応した数だけ有してお
り、色指定に応じて該複数の画像展開プレーン上に各色
毎の画像情報を展開するようになっている。
【0004】したがって、画像情報の展開処理に要する
時間が増大して印刷速度が低下するので、高速に色画像
を展開することのできる色画像処理装置が望まれてい
た。
【0005】
【従来の技術】図9は、従来のカラー印刷装置に適用さ
れる色画像処理装置の構成を示すブロック図である。な
お、以下においては、説明を簡単にするために、黒と赤
の2色で構成される画像を生成する場合について説明す
る。
【0006】ここで、色画像の展開処理とは、黒の画像
成分を黒画像展開プレーンへ、赤の画像成分を赤画像展
開プレーンへそれぞれ展開する処理である。この色画像
展開処理で各プレーンに展開さた情報を印字部に送るこ
とによりカラー印刷が行なわれるようになっている。
【0007】図9において、100は画像展開部としての
例えばマイクロプロセッサ等で構成されるプロセッサで
あり、101は色画像展開メモリである。色画像展開メモ1
01は黒画像展開プレーン102と赤画像展開プレーン103と
により構成されている。マイクロプロセッサ100と色画
像展開メモリ101との間は、アドレスバス104、データバ
ス105及び制御信号線106で接続されている。制御信号10
6は、色画像展開メモリ101に対するリード又はライトを
指定する信号である。ここで、データバス105は、nビ
ット幅を有するものとする。
【0008】一般的に、プロセッサ100とnビット幅の
データバス105で接続される画像展開メモリ101は、nビ
ットを1アクセス単位としている場合が多い。
【0009】このような構成において、色画像展開メモ
リ101上にカラー画像を生成する場合の動作について説
明する。カラー画像を生成する場合、希望する色に該当
するプレーンに画像情報を書き込むわけであるが、既に
目的画素が他色にて定義されている場合は、該当色用プ
レーンの同一画素情報を消し込む操作が必要となる。こ
の操作を怠ると、最終的に媒体へ印刷した際に混色とい
う状態が生じる。
【0010】この色画像展開メモリ101 の操作の様子
(プレーン状態の変化)を、黒画素と赤画素の組合せを
例にとって図8に示す。
【0011】また、目的色の画像をメモリ上に展開する
(メモリへデータを書き込む)場合には、常にメモリ上
に既存のデータを意識し、展開先アドレスの既存データ
を一旦プロセッサで読み込み、書き込むデータとの間で
演算を施し、再びメモリへ書き込むという一連の処理で
希望した色側の画像成分が生成され、次に、他色のメモ
リの消込み作業を行う。この処理を図8の展開ケースの
うちの第7行目の場合を例にとり、図10に処理のフロ
ーチャートを示す。
【0012】即ち、プロセッサ100は、先ず赤画像展開
プレーン103の7行目のデータを読み込んで内部のレジ
スタR1にセットする(ステップS21)。次いで、レ
ジスタR1の内容と値「FF00H 」との論理和(記号
「∨」で示す)をとり、結果を再びレジスタR1に格納
する(ステップS22)。ここで、添字の「H 」は16
進数であることを示している。そして、レジスタR1に
得られた値を再び赤画像展開プレーン103の7行目に記
憶する。これにより、赤画像展開プレーン103の7行目
の上位8ビットは赤色がアクティブ画素となり、下位8
ビットは元の状態(ビット8〜15がインアクティブ画
素)が維持される。
【0013】次いで、黒画像展開プレーン102の7行目
のデータを読み込んで内部のレジスタR1にセットする
(ステップS24)。次いで、レジスタR1の内容と値
「FF00H 」を反転した値、つまり「00FFH」と
の論理積(記号「∧」で示す)をとり、結果を再びレジ
スタR1に格納する(ステップS25)。そして、レジ
スタR1に得られた値を再び黒画像展開プレーン102の
7行目に記憶する。これにより、黒画像展開プレーン10
2の7行目の上位8ビットは黒色がインアクティブ画素
となり、下位8ビットは元の状態(ビット8〜13がア
クティブ画素、ビット14及び15がインアクティブ画
素)が維持される。したがって、消し込みが行なわれた
黒画素は◎印で示したビット2〜7である。
【0014】以上の処理を施した色画像プレーン101 を
印字部に送出することにより、上位8画素は赤、続く6
画素は黒、最後の2画素は色無し(用紙の色)といった
印刷が行なわれる。
【0015】上記図10に示した処理は、16画素分の
データを展開するだけの処理であり、実際の画像展開処
理は、この一連の処理を複数回行うため、画像全体を生
成する場合に実行されるプログラムステップ数は膨大と
なり、高速処理を実現することが難しかった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記事情
に鑑みてなされたもので、高速に色画像展開処理を行な
うことにより高速にカラー印刷を行なうことのできる色
画像処理装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の色画像処理装置
は、図1に原理的に示すように、各色に応じた色画像の
有効情報または無効情報を画素毎に記憶する複数のプレ
ーンからなる色画像記憶手段10と、色画像記憶手段1
0に記憶させる色画像の有効情報または無効情報の色画
像情報を出力する処理手段と11、処理手段11から出
力された色画像情報に基づき、色画像記憶手段10に色
画像を情報を記憶させる対象となる画素を指定するビッ
ト選択信号生成手段12と、処理手段11から出力され
た色画像情報の中からビット選択信号生成手段12にて
指定された画素に対して色画像情報に該当するプレーン
の色画像記憶手段手段10に有効情報を記憶させるとと
もに、色画像情報に該当しないプレーンの色画像記憶手
段10に無効情報を記憶させる選択手段13とを備える
ことを特徴とする。 また、選択手段13は、処理手段1
1から出力された色画像情報に基づき、当該色画像情報
に該当するプレーンの色画像記憶手段10に当該色画像
情報の有効情報を記憶させるとともに、当該色画像情報
に該当しないプレーンの色画像記憶手段10に当該色画
像情報の有効情報を反転させた無効情報を記憶させるこ
とを特徴とする。 また、処理手段は11、複数の画素か
らなるブロック単位に色画像情報を出力することを特徴
とする。
【0018】
【作用】本発明は、色画像記憶手段の記憶内容を変更す
るに際し、操作対象となる画素を指定し、指定した画素
のみを処理手段11が出力する色画像情報に応じて有効
情報または無効情報を記憶させ、指定された画素以外の
画素は従前の状態を維持するようにしたものである。こ
れにより、色画像記憶手段10の内容を変更するに際
し、この色画像記憶手段10から一旦すべての情報を読
み出す必要がなく、高速に画像展開処理が可能となる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。なお、以下の実施例では、16ビット
のデータバスを有する装置を想定している。
【0020】第1の実施例は、ワードバウンダリを有す
る色画像展開メモリへのビット単位書き込み制御機能を
有する色画像処理装置の例である。
【0021】色画像を展開する色画像展開メモリは、1
画素1色に対し1ビットの情報が与えられている。色画
像展開メモリは、1アドレスに16ビットの幅を持ち、
各ビットが各画素情報に対応している。色画像展開メモ
リに対する特定画素の指示は、該当ビット(画素)が含
まれる「メモリアドレス」と16ビットの中のいずれの
ビットであるかを指示する「ビット選択信号」16本を
用いて行う。
【0022】色画像展開メモリに格納する画素情報は、
16ビット幅のデータバスで与えられる。よって、先の
ビット選択信号との組合せにより、1回のメモリアクセ
スで最大16ビットを操作することが可能である。
【0023】1ワード内に格納される各ビットをビット
単位に操作する場合に考えられるケースとしては、正
論理の論理和をとるために、データバス内の「1」のビ
ットのみをメモリに書き込む。
【0024】特定ビットの消込みを行うため、データ
バス内の「0」のビットのみを書き込む。が考えられ
る。この両ケースをハードウェアで実現するためには、
データバスに出力されたデータから先のビット選択信号
を生成しメモリに印加すればよいことが解る。また、ビ
ット選択信号がとる場合として、全ビットが選択される
状態がありうる。
【0025】このような機能を実現するハードウエア構
成及びその動作につき、以下に詳細に説明する。
【0026】図2は、本発明の第1の実施例の構成を示
すブロック図である。図において、10は色画像記憶手
段としての色画像展開メモリであり、11は処理手段と
してのプロセッサであり、例えばマイクロプロセッサ等
で構成されるものである。上記色画像展開メモリ11は
黒画像展開プレーン21と赤画像展開プレーン22とに
より構成されている。
【0027】12はビット選択信号生成手段であり、ビ
ット選択信号生成論理設定レジスタ23とビット選択信
号生成回路24とにより構成されている。
【0028】ビット選択信号生成論理設定レジスタ23
は、2ビットのレジスタであり、ビット選択信号生成回
路24で生成すべきビット選択信号BSの生成モードを
指定するものである。即ち、ビット選択信号生成論理設
定レジスタ23は、ビット選択信号モードSG1と書き
込み対象ビット論理選択SG2という2ビットを記憶
し、その出力はビット選択信号生成回路24に供給され
る。これらのビットSG1及びSG2はそれぞれ下記の
ように定義されている。
【0029】ビット選択信号モードSG1 0:特定ビット書き込みモード 1:全ビット書き込みモード 書き込み対象ビット論理選択SG2 0:データバス上に「0」が出力されているビット 1:データバス上に「1」が出力されているビット これらの詳細については、以下に述べる。
【0030】ビット選択信号生成回路24は、ビット選
択信号生成論理設定レジスタ23のセット内容にしたが
って、16ビットのビット選択信号BSを生成するもの
である。このビット選択信号BSの各ビットは下記のよ
うに定義されている。
【0031】0:書き込み対象外ビット 1:書き込み対象ビット 図3は、このビット選択信号生成回路24の一実施例を
示すものである。即ち、ビット選択信号生成回路24は
マルチプレクサ(4入力1出力)30とインバータ31
とにより構成されており、マルチプレクサ30の「A/
B」入力端子には上記ビット選択信号モードSG1が供
給され、「1/2」入力端子には上記書き込み対象ビッ
ト論理選択SG2が供給されるようになっている。この
ビット選択信号生成回路24は、次のように動作する。
【0032】「SG1,SG2=00」のときは、イン
バータ31の出力が選択され、データバス上に「0」が
出力されているビットが書き込み対象ビット「1」とし
て出力され、データバス上に「1」が出力されているビ
ットが書き込み対象外ビット「0」として出力される。
【0033】「SG1,SG2=01」のときは、デー
タバス27の出力がそのまま選択され、データバス27
上に「1」が出力されているビットが書き込み対象ビッ
ト「1」として出力され、データバス上に「0」が出力
されているビットが書き込み対象外ビット「0」として
出力される。
【0034】「SG1,SG2=1*」(「*」は
「0」又は「1」の何れでも良い)のときは、データバ
ス27の出力値や書き込み対象ビット論理選択SG2に
かかわらず、+5Vから抵抗Rを介して供給される信
号、つまり全て「1」の信号が選択され、これが書き込
み対象ビット「1」として出力される。
【0035】図2において、25はアドレスデコーダで
あり、アドレスバス上のデータをデコードして黒画像展
開プレーン選択信号SG3及び赤画像展開プレーン選択
信号SG4を生成するものである。例えば、色画像展開
メモリ10が16ビットのアドレスでアクセスされ、図
7(b)に示すように黒画像データと赤画像データとの
領域が割当られているものとすると、アドレスデコーダ
25は、同図(a)に示すように構成される。即ち、ア
ドレスの上位2ビット「A15,A14=00」であれ
ば黒画像展開プレーン選択信号SG3がアクティブにな
り、アドレスの上位2ビット「A15,A14=01」
であれば赤画像展開プレーン選択信号SG4がアクティ
ブになる。これら、黒画像展開プレーン選択信号SG3
及び赤画像展開プレーン選択信号SG4は、それぞれ、
黒画像展開プレーン21及び赤画像展開プレーン22に
供給される。
【0036】26はアドレスバスであり、プロセッサ1
1から色画像展開メモリ10の黒画像展開プレーン21
及び赤画像展開プレーン22、及び上記アドレスデコー
ダ25に供給されるようになっている。
【0037】27は例えば16ビットのデータバスであ
り、プロセッサ11、色画像展開メモリ10(黒画像展
開プレーン21及び赤画像展開プレーン22)、及びビ
ット選択信号生成手段12(ビット選択信号生成論理設
定レジスタ23及びビット選択信号生成回路24)との
間でデータの送受を行なうものである。
【0038】なお、SG5は書き込み信号であり、プロ
セッサ11が色画像展開メモリ10(黒画像展開プレー
ン21及び赤画像展開プレーン22)に供給するもので
ある。この書き込み信号SG5はLレベルで有意の信号
とする。
【0039】図4は、色画像展開メモリ10の1つのプ
レーンの構成を示すものである。
【0040】図において、40はメモリチップでありビ
ット0〜15用の16個で構成される。各メモリチップ
は、アドレス入力端子ADR、ライトイネーブル端子W
E、データ出力端子DO、データ入力端子DI、及びチ
ップイネーブル端子CEを有した構成となっている。
【0041】アドレス入力端子ADRには、プロセッサ
11からアドレスバス26を介してアクセスアドレスが
供給される。データ入力端子DIには、プロセッサ11
からデータバス27を介して書き込みデータが供給され
る。データ出力端子DOからは、メモリチップに記憶さ
れたデータがトライステートバッファ43を介してデー
タバス27に出力され、プロセッサ11に供給される。
チップイネーブル端子CEにはアドレスデコーダ25か
らプレーン選択信号(黒画像展開プレーン選択信号SG
3又は赤画像展開プレーン選択信号SG4)が供給さ
れ、これによりメモリチップ40のリード/ライトが可
能になる。ライトイネーブル端子WEには、ANDゲー
ト13の出力信号が供給される。
【0042】上記トライステートバッファ43は、書込
信号SG5がLレベル(有意)であるときにハイインピ
ーダンス状態になってメモリチップ40のデータ出力端
子DOとデータバス27との間を遮断し、書込信号SG
5がHレベルであるときに導通状態になってメモリチッ
プ40のデータ出力端子DOから出力されるデータをデ
ータバス27を介してプロセッサ11に供給するもので
ある。
【0043】上記ANDゲート13は、ビット選択信号
BSと書込信号SG5をインバータ41で反転した信号
との論理積をとって出力するものである。したがって、
ビット選択信号BSにより、書込対象ビットとして
「1」が供給されたメモリチップのみが、書込信号SG
5がLレベルになった時にデータバス27のデータを記
憶するようになっている。
【0044】次に、上記構成において図5のフローチャ
ートを参照しながら色画像展開メモリ10上にカラー画
像を生成する場合の動作を説明する。なお、従来例で説
明したと同様に、図8の展開ケースのうちの第7行目の
場合を例にとって説明する。
【0045】即ち、プロセッサ11は、先ずビット選択
信号生成論理設定レジスタ23に、ビット選択信号モー
ドSG1=0、書き込み対象ビット論理選択SG2=1
を設定する(ステップS11)。この際、赤画像展開プ
レーン選択信号SG4がイネーブルにされ、赤画像展開
プレーン22が選択されているものとする。
【0046】これにより、上記SG1、SG2はビット
選択信号生成回路24に供給され、マルチプレクサ30
によりデータバス27の出力が選択されてそのまま出力
される。したがって、データバス27上に「1」が出力
されているビットが書き込み対象ビット「1」として出
力され、データバス上に「0」が出力されているビット
が書き込み対象外ビット「0」として出力される状態に
なる。
【0047】かかる状態で、値「FF00H 」を赤画像
展開プレーン22の7行目に書き込む指示をする(ステ
ップS12)。これにより、ビット選択信号BSとして
「FF00H 」が赤画像展開プレーン22に供給される
と同時に、データバス27にも「FF00H 」が流され
る。したがって、メモリチップ40の上位8個のライト
イネーブル端子WEがイネーブルにされ、データ「1」
が書き込まれる。この際、下位8個のメモリチップの内
容は不変である。以上で赤画像展開プレーン22に対す
る処理は終了する。
【0048】次いで、プロセッサ11は、ビット選択信
号生成論理設定レジスタ23に、ビット選択信号モード
SG1=0、書き込み対象ビット論理選択SG2=0を
設定する(ステップS13)。この際、黒画像展開プレ
ーン選択信号SG3がイネーブルにされ、赤画像展開プ
レーン21が選択されているものとする。
【0049】これにより、上記SG1、SG2はビット
選択信号生成回路24に供給され、マルチプレクサ30
によりデータバス27の出力をインバータ31で反転し
た値が選択されて出力される。したがって、データバス
27上に「0」が出力されているビットが書き込み対象
ビット「1」として出力され、データバス上に「1」が
出力されているビットが書き込み対象外ビット「0」と
して出力される状態になる。
【0050】かかる状態で、値「FF00H 」を反転し
た値「00FFH 」を黒画像展開プレーン21の7行目
に書き込む指示をする(ステップS14)。これによ
り、ビット選択信号BSとして「FF00H 」が黒画像
展開プレーン21に供給されると同時に、データバス2
7には「00FFH 」が流される。したがって、メモリ
チップ40の上位8個のライトイネーブル端子WEがイ
ネーブルにされ、データ「0」が書き込まれ、消し込み
が行なわれる。この際、下位8個のメモリチップの内容
は不変である。以上で黒画像展開プレーン21に対する
処理は終了する。
【0051】以上により7行目の処理を終了する。これ
により、図8に示すように、黒画像展開プレーン21の
7行目の上位8ビットは黒色がインアクティブ画素とな
り、下位8ビットは元の状態(ビット8〜13がアクテ
ィブ画素、ビット14及び15がインアクティブ画素)
が維持される。したがって、消し込みが行なわれた黒画
素は◎印で示したビット2〜7である。
【0052】以上の処理を施した色画像プレーン10を
印字部に送出することにより、上位8画素は赤、続く6
画素は黒、最後の2画素は色無し(用紙の色)といった
印刷が行なわれる。
【0053】この実施例によれば、図10に示したフロ
ーチャートと比較して明らかなように、高速に色画像処
理を実現できるものとなっている。
【0054】次に、第2の実施例について説明する。上
記第1の実施例により画像展開処理の高速化が図れる
が、第2の実施例は、さらなる高速化を実現するため
に、同一画素アドレスの他色(排他色)画像展開プレー
ンのデータを自動的に消去する機能を有するように構成
した色画像処理装置の例である。
【0055】複数の色で構成されている画像の生成処理
において、ある色の画像成分を生成(展開)した際に同
一画素の排他的情報を消し込む処理が色の混色を避ける
為に必須であることは、先述の通りである。つまり、画
像成分の書き込み(明に展開する色の成分)と排他的情
報の消込みとは常に同時実行される処理である。そこで
本実施例は、明に展開する色の成分を書き込む処理で同
時に排他色の同一画素情報をハードウェアーで自動的に
消込む機能を色画像展開メモリ自身に持たせたものであ
る。このような機能を実現するハードウエア構成及びそ
の動作につき、以下に詳細に説明する。
【0056】本実施例の構成は、図2に示した構成と略
同様であり、相違点は、アドレスデコーダ25から出力
される黒画像展開プレーン選択信号SG3、及び赤画像
展開プレーン選択信号SG4の双方が、それぞれ黒画像
展開プレーン21及び赤画像展開プレーン22に供給さ
れる点、及び色画像展開メモリ10の各画像展開プレー
ンの構成が異なっている点である。
【0057】この実施例においても、色画像展開メモリ
10は16ビットのアドレスでアクセスされ、図7
(b)に示すように黒画像データと赤画像データとの領
域が割当られているものとし、アドレスデコーダ25
は、同図(a)に示すように構成されているものとす
る。
【0058】図6は、色画像展開メモリ10の1つのプ
レーンの構成を示すものである。
【0059】先に図4に示した構成と異なる部分につい
てのみ説明する。図において、50はメモリチップ40
に対応して設けられたANDゲートである。このAND
ゲート50には、データバス27の出力及びNANDゲ
ート14の出力が入力され、論理積がとられてメモリチ
ップ40のデータ入力端子DIに供給されるようになっ
ている。
【0060】51はORゲートであり、自色プレーン選
択信号及び他色プレーン選択信号との論理和をとってメ
モリチップ40のチップイネーブル端子CEに供給する
ものである。ここで、自色プレーン選択信号とは、当該
色画像展開プレーンが黒画像展開プレーン21であれば
SG3であり、赤画像展開プレーン22であればSG4
である。同様に、他色プレーン選択信号とは、当該色画
像展開プレーンが黒画像展開プレーン21であればSG
4であり、赤画像展開プレーン22であればSG3であ
る。
【0061】このORゲート51の出力信号により、ア
ドレスデコーダ25から黒画像展開プレーン選択信号S
G3又は赤画像展開プレーン選択信号SG4の何れかが
出力されると、メモリチップ40はイネーブルにされ、
メモリチップ40の読出/書込が可能になる。
【0062】14はNANDゲートであり、自色プレー
ン選択信号を反転した信号及び他色プレーン選択信号と
論理積をとり、さらに反転した信号をANDゲート5
0に供給するものである。
【0063】これにより、NANDゲート14の出力
は、自画像展開プレーンが選択されておらず、且つ他画
像展開プレーンが選択されている時にLレベルになり、
ANDゲート50によりデータバス27からメモリチッ
プ40にデータが供給されるのを阻止する。このこと
は、上記条件が成立したときにメモリチップ40には
「0」が供給されることを意味する。
【0064】次に、上記構成において図7(c)のフロ
ーチャートを参照しながら色画像展開メモリ10上にカ
ラー画像を生成する場合の動作を説明する。なお、従来
例で説明したと同様に、図8の展開ケースのうちの第7
行目の場合を例にとって説明する。
【0065】即ち、プロセッサ11は、先ずビット選択
信号生成論理設定レジスタ23に、ビット選択信号モー
ドSG1=0、書き込み対象ビット論理選択SG2=1
を設定する(ステップS31)。この際、赤画像展開プ
レーン選択信号SG4がイネーブルにされ、赤画像展開
プレーン22が選択されているものとする。
【0066】これにより、上記SG1、SG2はビット
選択信号生成回路24に供給され、マルチプレクサ30
によりデータバス27の出力が選択されてそのまま出力
される。したがって、データバス27上に「1」が出力
されているビットが書き込み対象ビット「1」として出
力され、データバス上に「0」が出力されているビット
が書き込み対象外ビット「0」として出力される状態に
なる。
【0067】また、赤画像展開プレーン22のORゲー
ト51の出力はHレベルとなりメモリチップ40がチッ
プイネーブル状態にされるとともに、NANDゲート1
4の出力がHレベルにされる。したがって、ANDゲー
ト50はデータバス27のデータを通過させ得る状態に
なる。
【0068】かかる状態で、値「FF00H 」を赤画像
展開プレーン22の7行目に書き込む指示をする(ステ
ップS32)。これにより、ビット選択信号BSとして
「FF00H 」が赤画像展開プレーン22に供給される
と同時に、データバス27にも「FF00H 」が流され
る。メモリチップ40の上位8個のライトイネーブル端
子WEがイネーブルにされ、データ「1」が書き込まれ
る。この際、下位8個のメモリチップの内容は不変であ
る。以上で赤画像展開プレーン22に対する処理は終了
する。
【0069】一方、黒画像展開プレーン21のORゲー
ト51の出力はHレベルとなりメモリチップ40がチッ
プイネーブル状態にされるとともに、NANDゲート1
4の出力がLレベルにされる。したがって、ANDゲー
ト50はデータバス27のデータを阻止し、「0」をメ
モリチップ40のデータ入力端子DIに供給する。
【0070】かかる状態で、値「FF00H 」を赤画像
展開プレーン22の7行目に書き込む指示(ステップS
32)がなされると、ビット選択信号BSとして「FF
00H 」が黒画像展開プレーン21に供給されると同時
に、データバス27にも「FF00H 」が流され、メモ
リチップ40の上位8個のライトイネーブル端子WEが
イネーブルにされる。しかしながら、メモリチップ40
に供給されるANDゲート50が出力するデータは
「0」であるので、上位8個のメモリチップにはデータ
「0」が書き込まれる。即ち、データの消し込みが行な
われることになる。この際、下位8個のメモリチップの
内容は不変である。
【0071】以上の黒画像展開プレーン21の消し込み
動作と赤画像展開プレーン22のデータの書込動作は同
時に行なわれるので、処理は図7(c)に示した2ステ
ップで終了する。これにより、明に展開する色の画像要
素を書き込む処理のみで排他色の消込み処理が完了する
ため、飛躍的に処理全体が高速化される。
【0072】なお、上記実施例では、16ビットのデー
タパスを有する色画像処理装置について説明したが、こ
れに限定されるものでなく任意の幅のデータパスを有す
るように構成できることは勿論であり、この場合も、上
記実施例と同様の作用・効果を奏する。
【0073】
【発明の効果】以上、詳述したように、この発明によれ
ば、高速に色画像展開処理を行なうことにより高速にカ
ラー印刷を行なうことのできる色画像処理装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例及び第2の実施例に共通
な構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示したビット選択信号生成回路の具体的
な構成を示す回路図である。
【図4】図2に示した色画像展開メモリの、第1の実施
例の色画像展開プレーンの構成を示す回路図である。
【図5】第1の実施例の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図6】図2に示した色画像展開メモリの、第2の実施
例の色画像展開プレーンの構成を示す回路図である。
【図7】第2の実施例の動作を説明するための図であ
る。
【図8】本発明及び従来の色画像処理装置における色画
像展開プレーンの状態変化を説明するための図である。
【図9】従来の色画像処理装置の構成を示すブロック図
である。
【図10】従来の色画像処理装置の動作を説明するため
のフローチャート図である。
【符号の説明】 10 色画像記憶手段(色画像展開メモリ) 11 処理手段(プロセッサ) 12 ビット選択信号生成手段(ビット選択信号生成回
路) 13 選択手段(ANDゲート) 14 判断手段(NANDゲート)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各色に応じた色画像の有効情報または無
    効情報を画素毎に記憶する複数のプレーンからなる色画
    像記憶手段と、 前記色画像記憶手段に記憶させる色画像の有効情報また
    は無効情報の色画像情報を出力する処理手段と、 前記処理手段から出力された色画像情報に基づき、前記
    色画像記憶手段に色画像を情報を記憶させる対象となる
    画素を指定するビット選択信号生成手段と、 前記処理手段から出力された色画像情報の中から前記ビ
    ット選択信号生成手段にて指定された画素に対して前記
    色画像情報に該当するプレーンの色画像記憶手段手段に
    有効情報を記憶させるとともに、前記色画像情報に該当
    しないプレーンの色画像記憶手段に無効情報を記憶させ
    る選択手段とを備えることを特徴とする色画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、前記処理手段から出力
    された色画像情報に基づき、当該色画像情報に該当する
    プレーンの色画像記憶手段に当該色画像情報の有効情報
    を記憶させるとともに、当該色画像情報に該当しないプ
    レーンの色画像記憶手段に当該色画像情報の有効情報を
    反転させた無効情報を記憶させることを特徴とする請求
    項1記載の色画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理手段は、複数の画素からなるブ
    ロック単位に色画像情報を出力することを特徴とする請
    求項1記載の色画像処理装置。
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