JP3028436B2 - 吊り荷の吊り換え方法 - Google Patents
吊り荷の吊り換え方法Info
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- JP3028436B2 JP3028436B2 JP4156884A JP15688492A JP3028436B2 JP 3028436 B2 JP3028436 B2 JP 3028436B2 JP 4156884 A JP4156884 A JP 4156884A JP 15688492 A JP15688492 A JP 15688492A JP 3028436 B2 JP3028436 B2 JP 3028436B2
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建設資材例えば鉄骨梁
材のように揚程の大きい吊り荷を垂直搬送装置により吊
り上げ、水平搬送装置へ吊り換えて、水平搬送する際に
適用する吊り荷の吊り換え方法に関するものである。
材のように揚程の大きい吊り荷を垂直搬送装置により吊
り上げ、水平搬送装置へ吊り換えて、水平搬送する際に
適用する吊り荷の吊り換え方法に関するものである。
【０００２】建物の必要階毎に天井ホイストレールを設
置し、同天井ホイストレールと同一幅のホイストレール
片を昇降駆動手段により昇降させて、天井ホイストレー
ルに接続し、天井ホイストレールに走行可能に支持され
ている走行ホイストをホイストレール片上へ移載し、次
いで同ホイストレール片を昇降駆動手段により昇降させ
て、別の階の天井ホイストレールに接続し、走行ホイス
トを天井ホイストレールに移載して、同走行ホイストに
より吊り荷を水平搬送するようにした吊り荷の吊り換え
不要な建設工事の資材搬送装置は既に提案されている。
置し、同天井ホイストレールと同一幅のホイストレール
片を昇降駆動手段により昇降させて、天井ホイストレー
ルに接続し、天井ホイストレールに走行可能に支持され
ている走行ホイストをホイストレール片上へ移載し、次
いで同ホイストレール片を昇降駆動手段により昇降させ
て、別の階の天井ホイストレールに接続し、走行ホイス
トを天井ホイストレールに移載して、同走行ホイストに
より吊り荷を水平搬送するようにした吊り荷の吊り換え
不要な建設工事の資材搬送装置は既に提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記資材搬送装置は、
揚重装置を有する走行ホイストを昇降させるので、走行
ホイストの昇降中、揚重装置を利用できなくて、特に揚
程の大きい場合、揚重装置を有効利用できないという問
題があった。本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、揚重装置を昇降させる必
要がなく、揚重装置の分だけ揚重容量を増加できる上
に、揚重装置を他の用途に有効利用できて、作業性を向
上できる吊り荷の吊り換え方法を提供する点にある。
揚重装置を有する走行ホイストを昇降させるので、走行
ホイストの昇降中、揚重装置を利用できなくて、特に揚
程の大きい場合、揚重装置を有効利用できないという問
題があった。本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、揚重装置を昇降させる必
要がなく、揚重装置の分だけ揚重容量を増加できる上
に、揚重装置を他の用途に有効利用できて、作業性を向
上できる吊り荷の吊り換え方法を提供する点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の吊り荷の吊り換え方法は、定位置に設置
した揚重装置Ｌと、同揚重装置Ｌから垂下したロープ２
により懸垂支持された門型の吊り枠５と、両端部に一対
のロック板４ａを設け中央部側に一対のロック板４を設
けた下部接合桟３とにより構成された垂直搬送装置、及
び水平な走行レール１７と、同走行レール１７により水
平移動可能に支持された作業機械Ｗ及び伸縮ビーム１８
と、同伸縮ビーム１８の先端部に取付けた作業装置１５
と、同作業装置１５から垂下したロープ１９により懸垂
支持された上部接合桟２０とにより構成された水平搬送
装置を使用して、下部接合桟３の各ロック板４ａを吊り
枠５の両側下端部にロックした状態から、揚重装置Ｌを
作動して、ロープ２を繰り出し、吊り枠５と下部接合桟
３とを下降させて、道路搬送手段Ｔ上の吊り荷１を受け
取り、次いで揚重装置Ｌを前記とは逆方向に作動して、
ロープ２を巻き上げ、吊り枠５と下部接合桟３と吊り荷
１とを揚重装置Ｌ直下の吊り換え位置へ上昇させ、次い
で水平搬送装置の作業機械Ｗにより伸縮ビーム１８を伸
長させて、作業装置１５を前記吊り換え位置の吊り枠５
内へ前進させ、次いで作業装置１５を作動して、ロープ
１９を繰り出し、上部接合桟２０を下部接合桟３上へ下
降させて、同上部接合桟２０を下部接合桟３の各ロック
板４にロックし、次いで下部接合桟３の各ロック板４ａ
と吊り枠５とのロックを解除し、次いで水平搬送装置の
作業機械Ｗ及び伸縮ビーム１８と上部接合桟２０と下部
接合桟３と吊り荷１とを走行レール１７に沿って目的位
置へ水平搬送させることを特徴としている。
めに、本発明の吊り荷の吊り換え方法は、定位置に設置
した揚重装置Ｌと、同揚重装置Ｌから垂下したロープ２
により懸垂支持された門型の吊り枠５と、両端部に一対
のロック板４ａを設け中央部側に一対のロック板４を設
けた下部接合桟３とにより構成された垂直搬送装置、及
び水平な走行レール１７と、同走行レール１７により水
平移動可能に支持された作業機械Ｗ及び伸縮ビーム１８
と、同伸縮ビーム１８の先端部に取付けた作業装置１５
と、同作業装置１５から垂下したロープ１９により懸垂
支持された上部接合桟２０とにより構成された水平搬送
装置を使用して、下部接合桟３の各ロック板４ａを吊り
枠５の両側下端部にロックした状態から、揚重装置Ｌを
作動して、ロープ２を繰り出し、吊り枠５と下部接合桟
３とを下降させて、道路搬送手段Ｔ上の吊り荷１を受け
取り、次いで揚重装置Ｌを前記とは逆方向に作動して、
ロープ２を巻き上げ、吊り枠５と下部接合桟３と吊り荷
１とを揚重装置Ｌ直下の吊り換え位置へ上昇させ、次い
で水平搬送装置の作業機械Ｗにより伸縮ビーム１８を伸
長させて、作業装置１５を前記吊り換え位置の吊り枠５
内へ前進させ、次いで作業装置１５を作動して、ロープ
１９を繰り出し、上部接合桟２０を下部接合桟３上へ下
降させて、同上部接合桟２０を下部接合桟３の各ロック
板４にロックし、次いで下部接合桟３の各ロック板４ａ
と吊り枠５とのロックを解除し、次いで水平搬送装置の
作業機械Ｗ及び伸縮ビーム１８と上部接合桟２０と下部
接合桟３と吊り荷１とを走行レール１７に沿って目的位
置へ水平搬送させることを特徴としている。
【０００５】
【作用】建設資材例えば鉄骨梁材のように揚程の大きい
吊り荷を、例えば仮設ステージ上に設置した垂直搬送装
置の揚重装置により吊り換え位置へ吊り上げ、そこで垂
直搬送装置から水平搬送装置へ吊り換えて、水平搬送す
る。そのため、揚重装置を一緒に昇降させる必要がな
く、揚重装置の分だけ揚重容量が増加する上に、揚重装
置が他の用途に有効利用されて、作業性が向上する。
吊り荷を、例えば仮設ステージ上に設置した垂直搬送装
置の揚重装置により吊り換え位置へ吊り上げ、そこで垂
直搬送装置から水平搬送装置へ吊り換えて、水平搬送す
る。そのため、揚重装置を一緒に昇降させる必要がな
く、揚重装置の分だけ揚重容量が増加する上に、揚重装
置が他の用途に有効利用されて、作業性が向上する。
【０００６】
【実施例】次に本発明の吊り荷の吊り換え方法を図示の
実施例により説明する。図１は建設物構築時の作業状況
を示し、Ｒは後記作業機械Ｗが接近できない場所での作
業を行う作業機械、Ｃは本設柱、Ｂは建設が完了した建
物部分、図１左側のＬはクレーン等の各種揚重装置を示
している。
実施例により説明する。図１は建設物構築時の作業状況
を示し、Ｒは後記作業機械Ｗが接近できない場所での作
業を行う作業機械、Ｃは本設柱、Ｂは建設が完了した建
物部分、図１左側のＬはクレーン等の各種揚重装置を示
している。
【０００７】垂直搬送装置は、仮設ステージＳ上に設置
した揚重装置Ｌ（図１右側のＬ）と、同揚重装置Ｌから
垂下したロープ２により懸垂支持された門型の吊り枠５
（図４参照）と、両端部に一対のロック板４ａを設け中
央部側に一対のロック板４を設けた下部接合桟３とによ
り構成されている。
した揚重装置Ｌ（図１右側のＬ）と、同揚重装置Ｌから
垂下したロープ２により懸垂支持された門型の吊り枠５
（図４参照）と、両端部に一対のロック板４ａを設け中
央部側に一対のロック板４を設けた下部接合桟３とによ
り構成されている。
【０００８】水平搬送装置は、仮設ステージＳの梁１６
（図２参照）に取付けた水平な走行レール１７と、同走
行レール１７により水平移動可能に支持された作業機械
Ｗ及び伸縮ビーム１８と、同伸縮ビーム１８の先端部に
取付けた作業装置１５（図２及び図４参照）と、同作業
装置１５から垂下したロープ１９により懸垂支持された
上部接合桟２０（図２乃至図４参照）とにより構成され
ている。
（図２参照）に取付けた水平な走行レール１７と、同走
行レール１７により水平移動可能に支持された作業機械
Ｗ及び伸縮ビーム１８と、同伸縮ビーム１８の先端部に
取付けた作業装置１５（図２及び図４参照）と、同作業
装置１５から垂下したロープ１９により懸垂支持された
上部接合桟２０（図２乃至図４参照）とにより構成され
ている。
【０００９】前記垂直搬送装置の揚重装置Ｌは、定滑車
６と、モータ７と、減速ギヤ８と、ウインチドラム９と
により構成され、仮設ステージＳ上に設置されている。
同揚重装置Ｌ直下の吊り換え位置には、吊り枠５の昇降
を案内する溝形状の受け枠１０、１０（図２及び図４参
照）が垂下状態に設置されている。同各受け枠１０の下
端部はラッパ状に拡開しており、吊り枠５の両側部が同
各受け枠１０をスムーズに摺動しながら上昇し、ストッ
パー１２、１３に衝接して、停止する。これにより、下
部接合桟３の上下方向及び水平方向の位置決めが精度良
く行われる。１１は受け枠１０の振れ止め材、１４は仮
設ステージＳの間柱である。
６と、モータ７と、減速ギヤ８と、ウインチドラム９と
により構成され、仮設ステージＳ上に設置されている。
同揚重装置Ｌ直下の吊り換え位置には、吊り枠５の昇降
を案内する溝形状の受け枠１０、１０（図２及び図４参
照）が垂下状態に設置されている。同各受け枠１０の下
端部はラッパ状に拡開しており、吊り枠５の両側部が同
各受け枠１０をスムーズに摺動しながら上昇し、ストッ
パー１２、１３に衝接して、停止する。これにより、下
部接合桟３の上下方向及び水平方向の位置決めが精度良
く行われる。１１は受け枠１０の振れ止め材、１４は仮
設ステージＳの間柱である。
【００１０】前記下部接合桟３の中央部側に設けたロッ
ク板４のロックボルト装置Ｆは、図３に示すように、ロ
ック板４の片側に固定したボルト保持筒３１と、同ボル
ト保持筒３１内に頭部が螺合したロックボルト２８とに
より構成され、同ロックボルト２８の頭部端面には、６
角穴が設けられている。一方、図３のＡがロックボルト
着脱装置で、同ロックボルト着脱装置Ａは、ねじ栓２１
と、ばね２２と、同ばね２２によりホルダー２７内を前
方に付勢された摩擦片２３と、ホルダー２７に設けた脱
落防止用ピンネジ２５と、同脱落防止用ピンネジ２５に
よりホルダー２７に回転のみを可能に支持された６角ド
ライバー２６と、同６角ドライバー２６とホルダー２７
側の回転軸との間に介装したボールベアリング２４と、
前記仮設ステージＳの間柱１４に取付けた摺動具２９
と、同摺動具２９上に軸方向移動を可能に支持されたモ
ータＭと、モータＭの回転軸とホルダー２７側の回転軸
とを連結するカップリング３０とにより構成されてい
る。
ク板４のロックボルト装置Ｆは、図３に示すように、ロ
ック板４の片側に固定したボルト保持筒３１と、同ボル
ト保持筒３１内に頭部が螺合したロックボルト２８とに
より構成され、同ロックボルト２８の頭部端面には、６
角穴が設けられている。一方、図３のＡがロックボルト
着脱装置で、同ロックボルト着脱装置Ａは、ねじ栓２１
と、ばね２２と、同ばね２２によりホルダー２７内を前
方に付勢された摩擦片２３と、ホルダー２７に設けた脱
落防止用ピンネジ２５と、同脱落防止用ピンネジ２５に
よりホルダー２７に回転のみを可能に支持された６角ド
ライバー２６と、同６角ドライバー２６とホルダー２７
側の回転軸との間に介装したボールベアリング２４と、
前記仮設ステージＳの間柱１４に取付けた摺動具２９
と、同摺動具２９上に軸方向移動を可能に支持されたモ
ータＭと、モータＭの回転軸とホルダー２７側の回転軸
とを連結するカップリング３０とにより構成されてい
る。
【００１１】回転中のモータＭが矢印ａ方向に前進する
と、ロックボルト着脱装置Ａの６角ドライバー２６がロ
ックボルト２８の６角穴に係合し、モータＭの回転力が
６角ドライバー２６を介してロックボルト２８に伝えら
れて、ロックボルト２８が回転することにより前進し、
上部接合桟２０の取付穴２０ａを通過すると、ロックボ
ルト２８の先端ねじ部がロック板４のナット３２に螺合
する。そして前記各部が距離ｂだけ前進すると、ロック
ボルト２８の頭部がボルト保持筒３１の端部に圧接し
て、ロックボルト２８の回転が不能となり、ホルダー２
７内の摩擦片２３と６角ドライバー２６との摩擦面にす
べりが生じて、ロックボルト２８の締め過ぎが防止され
る。この状態は、検知器（図示せず）により検知され、
ロックボルト着脱装置Ａが後退して、ロック板４と上部
接合桟２０とのロックが完了する。
と、ロックボルト着脱装置Ａの６角ドライバー２６がロ
ックボルト２８の６角穴に係合し、モータＭの回転力が
６角ドライバー２６を介してロックボルト２８に伝えら
れて、ロックボルト２８が回転することにより前進し、
上部接合桟２０の取付穴２０ａを通過すると、ロックボ
ルト２８の先端ねじ部がロック板４のナット３２に螺合
する。そして前記各部が距離ｂだけ前進すると、ロック
ボルト２８の頭部がボルト保持筒３１の端部に圧接し
て、ロックボルト２８の回転が不能となり、ホルダー２
７内の摩擦片２３と６角ドライバー２６との摩擦面にす
べりが生じて、ロックボルト２８の締め過ぎが防止され
る。この状態は、検知器（図示せず）により検知され、
ロックボルト着脱装置Ａが後退して、ロック板４と上部
接合桟２０とのロックが完了する。
【００１２】また前記ロックを解除するときには、手
順、回転方向、移動方向が全く逆になるようにロックボ
ルト着脱装置Ａを作動して、ロックボルト２８を元の位
置に戻せばよい。以上は、下部接合桟３の中央部側に設
けた各ロック板４のロック作用及びロック解除作用であ
るが、下部接合桟３の両端部に設けた各ロック板４ａの
ロック作用及びロック解除作用も同様に行われる。
順、回転方向、移動方向が全く逆になるようにロックボ
ルト着脱装置Ａを作動して、ロックボルト２８を元の位
置に戻せばよい。以上は、下部接合桟３の中央部側に設
けた各ロック板４のロック作用及びロック解除作用であ
るが、下部接合桟３の両端部に設けた各ロック板４ａの
ロック作用及びロック解除作用も同様に行われる。
【００１３】建設資材等の吊り荷１は次の要領で垂直搬
送装置から水平搬送装置へ吊り換えられる。即ち、下部
接合桟３の各ロック板４ａを吊り枠５の両側下端部にロ
ックした状態から、揚重装置Ｌを作動して、ワイヤ２を
繰り出し、吊り枠５と下部接合桟３とを下降させて、道
路搬送手段Ｔ上の吊り荷１を受け取る。
送装置から水平搬送装置へ吊り換えられる。即ち、下部
接合桟３の各ロック板４ａを吊り枠５の両側下端部にロ
ックした状態から、揚重装置Ｌを作動して、ワイヤ２を
繰り出し、吊り枠５と下部接合桟３とを下降させて、道
路搬送手段Ｔ上の吊り荷１を受け取る。
【００１４】次いで揚重装置Ｌを前記とは逆方向に作動
し、ワイヤ２を巻き上げて、吊り枠５と下部接合桟３と
吊り荷１とを揚重装置Ｌ直下の吊り換え位置へ上昇させ
る。このとき、吊り換え位置に設置した受け枠１０、１
０の下端部はラッパ状に拡開しており、吊り枠５の両側
部が各受け枠１０をスムーズに摺動しながら上昇し、ス
トッパー１２、１３に衝接して、停止する。これによ
り、下部接合桟３の上下方向及び水平方向の位置決めが
精度良く行われる（図４参照）。
し、ワイヤ２を巻き上げて、吊り枠５と下部接合桟３と
吊り荷１とを揚重装置Ｌ直下の吊り換え位置へ上昇させ
る。このとき、吊り換え位置に設置した受け枠１０、１
０の下端部はラッパ状に拡開しており、吊り枠５の両側
部が各受け枠１０をスムーズに摺動しながら上昇し、ス
トッパー１２、１３に衝接して、停止する。これによ
り、下部接合桟３の上下方向及び水平方向の位置決めが
精度良く行われる（図４参照）。
【００１５】次いで水平搬送装置の作業機械Ｗを作動し
て、伸縮ビーム１８を伸長させ、その先端に取付けた作
業装置１５を前記吊り換え位置の吊り枠５内へ前進さ
せ、次いで作業装置１５を作動して、ワイヤ１９を繰り
出し、上部接合桟２０を下部接合桟３上へ下降させて
（図３参照）、同上部接合桟２０を下部接合桟３の各ロ
ック板４にロックする。
て、伸縮ビーム１８を伸長させ、その先端に取付けた作
業装置１５を前記吊り換え位置の吊り枠５内へ前進さ
せ、次いで作業装置１５を作動して、ワイヤ１９を繰り
出し、上部接合桟２０を下部接合桟３上へ下降させて
（図３参照）、同上部接合桟２０を下部接合桟３の各ロ
ック板４にロックする。
【００１６】次いで下部接合桟３の各ロック板４ａと吊
り枠５とのロックを解除する。このとき、作業装置１５
を作動し、ワイヤ１９を少し巻き上げて、下部接合桟３
を僅か引き上げ、ロックボルト２８に掛かる荷重を解除
して、ロックボルト２８の回転、引き抜きを容易にす
る。
り枠５とのロックを解除する。このとき、作業装置１５
を作動し、ワイヤ１９を少し巻き上げて、下部接合桟３
を僅か引き上げ、ロックボルト２８に掛かる荷重を解除
して、ロックボルト２８の回転、引き抜きを容易にす
る。
【００１７】下部接合桟３の各ロック板４ａと吊り枠５
とのロックを解除したら、作業装置１５を作動して、ロ
ープ１９を繰り出し、上下接合桟３、２０と吊り荷１と
を下降させる。各ロック板４ａが吊り枠５の下まで下降
したことを確認したら、水平搬送装置の作業機械Ｗ及び
伸縮ビーム１８と上部接合桟２０と下部接合桟３と吊り
荷１とを走行レール１７に沿って目的位置へ水平搬送さ
せる。
とのロックを解除したら、作業装置１５を作動して、ロ
ープ１９を繰り出し、上下接合桟３、２０と吊り荷１と
を下降させる。各ロック板４ａが吊り枠５の下まで下降
したことを確認したら、水平搬送装置の作業機械Ｗ及び
伸縮ビーム１８と上部接合桟２０と下部接合桟３と吊り
荷１とを走行レール１７に沿って目的位置へ水平搬送さ
せる。
【００１８】以上により揚程の大きい垂直搬送装置側の
揚重装置Ｌから揚程の小さい水平搬送装置側の作業装置
１５への吊り荷１の吊り換えが容易に行われ、揚程の大
きい建物の仮設ステージＳ下での作業効率が大巾に改善
される。
揚重装置Ｌから揚程の小さい水平搬送装置側の作業装置
１５への吊り荷１の吊り換えが容易に行われ、揚程の大
きい建物の仮設ステージＳ下での作業効率が大巾に改善
される。
【００１９】
【発明の効果】本発明の吊り荷の吊り換え方法は前記の
ように建設資材例えば鉄骨梁材のように揚程の大きい吊
り荷を、例えば仮設ステージ上に設置した垂直搬送装置
の揚重装置により吊り換え位置へ吊り上げ、そこで垂直
搬送装置から水平搬送装置へ吊り換えて、水平搬送する
ので、揚重装置を昇降させる必要がなく、揚重装置の分
だけ揚重容量を増加できる上に、揚重装置を他の用途に
有効利用できて、作業性を向上できる。
ように建設資材例えば鉄骨梁材のように揚程の大きい吊
り荷を、例えば仮設ステージ上に設置した垂直搬送装置
の揚重装置により吊り換え位置へ吊り上げ、そこで垂直
搬送装置から水平搬送装置へ吊り換えて、水平搬送する
ので、揚重装置を昇降させる必要がなく、揚重装置の分
だけ揚重容量を増加できる上に、揚重装置を他の用途に
有効利用できて、作業性を向上できる。
【００２０】また揚程の大きい垂直搬送装置側の揚重装
置から揚程の小さい水平搬送装置側の作業装置側への吊
り荷の吊り換えを容易に行うことができて、揚程の大き
い建物の仮設ステージ下での作業効率を大巾に改善でき
る。
置から揚程の小さい水平搬送装置側の作業装置側への吊
り荷の吊り換えを容易に行うことができて、揚程の大き
い建物の仮設ステージ下での作業効率を大巾に改善でき
る。
【図１】作業機械群による建設状況を示す縦断面図であ
る。
る。
【図２】吊り荷の垂直搬送装置と水平搬送装置とを示す
側面図である。
側面図である。
【図３】ロックボルト装置及びロックボルト着脱装置の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図４】図２の矢視イ−イ図である。
Ａ ロックボルト着脱装置 Ｂ 建設が完了した建物部分 Ｃ 本設柱 Ｆ ロックボルト装置 Ｌ 垂直搬送装置の揚重装置 Ｍ ロックボルト着脱装置Ｆのモータ Ｓ 仮設ステージ Ｒ 仮設ステージＳ上の作業機械 Ｔ 道路搬送手段 Ｗ 水平搬送装置の作業機械 １ 吊り荷（建設資材） ２ 垂直搬送装置のロープ ３ 下部接合桟 ４、４ａ 下部接合桟３のロック板 ５ 垂直搬送装置の吊り枠 ６ 揚重装置Ｌの定滑車 ７ 〃 のモータ ８ 〃 の減速ギヤ ９ 〃 のウインチドラム １０ 受け枠 １１ 振れ止め材 １２ ストッパー １３ ストッパー １４ 仮設ステージＳの間柱 １５ 水平搬送装置の作業装置 １６ 梁 １７ 水平搬送装置の走行レール １８ 〃 の伸縮ビーム １９ 〃 のロープ ２０ 上部接合桟 ２０ａ 上部接合桟２０の取付孔 ２１ ロックボルト着脱装置Ａのねじ栓 ２２ 〃 のばね ２３ 〃 の摩擦片 ２４ 〃 のボールベアリン
グ ２５ 〃 の脱落防止用ピン
ネジ ２６ 〃 の６角ドライバー ２７ 〃 のホルダー ２８ ロックボルト装置Ｆのロックボルト ２９ ロックボルト着脱装置Ａの摺動具 ３０ 〃 のカップリング ３１ ロックボルト装置Ｆのボルト保持筒 ３２ ロック板４に固定したナット
グ ２５ 〃 の脱落防止用ピン
ネジ ２６ 〃 の６角ドライバー ２７ 〃 のホルダー ２８ ロックボルト装置Ｆのロックボルト ２９ ロックボルト着脱装置Ａの摺動具 ３０ 〃 のカップリング ３１ ロックボルト装置Ｆのボルト保持筒 ３２ ロック板４に固定したナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野島 博 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株式会社フジタ内 (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B66C 5/00 - 23/94
Claims (1)
- 【請求項１】 定位置に設置した揚重装置Ｌと、同揚重
装置Ｌから垂下したロープ２により懸垂支持された門型
の吊り枠５と、両端部に一対のロック板４ａを設け中央
部側に一対のロック板４を設けた下部接合桟３とにより
構成された垂直搬送装置、及び水平な走行レール１７
と、同走行レール１７により水平移動可能に支持された
作業機械Ｗ及び伸縮ビーム１８と、同伸縮ビーム１８の
先端部に取付けた作業装置１５と、同作業装置１５から
垂下したロープ１９により懸垂支持された上部接合桟２
０とにより構成された水平搬送装置を使用して、下部接
合桟３の各ロック板４ａを吊り枠５の両側下端部にロッ
クした状態から、揚重装置Ｌを作動して、ロープ２を繰
り出し、吊り枠５と下部接合桟３とを下降させて、道路
搬送手段Ｔ上の吊り荷１を受け取り、次いで揚重装置Ｌ
を前記とは逆方向に作動して、ロープ２を巻き上げ、吊
り枠５と下部接合桟３と吊り荷１とを揚重装置Ｌ直下の
吊り換え位置へ上昇させ、次いで水平搬送装置の作業機
械Ｗにより伸縮ビーム１８を伸長させて、作業装置１５
を前記吊り換え位置の吊り枠５内へ前進させ、次いで作
業装置１５を作動して、ロープ１９を繰り出し、上部接
合桟２０を下部接合桟３上へ下降させて、同上部接合桟
２０を下部接合桟３の各ロック板４にロックし、次いで
下部接合桟３の各ロック板４ａと吊り枠５とのロックを
解除し、次いで水平搬送装置の作業機械Ｗ及び伸縮ビー
ム１８と上部接合桟２０と下部接合桟３と吊り荷１とを
走行レール１７に沿って目的位置へ水平搬送させること
を特徴とした吊り荷の吊り換え方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4156884A JP3028436B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 吊り荷の吊り換え方法 |
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| JP4156884A JP3028436B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 吊り荷の吊り換え方法 |
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