JP3028392B2 - 料金徴収式端末装置 - Google Patents
料金徴収式端末装置Info
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Description
れ、その回線網からの網課金信号に基づいて、利用料金
の徴収を行なう料金徴収式端末装置に関する。
内等に設置される料金徴収式の電話機として、その電話
設置者が電話機の通話利用に対して利益を受けられるよ
うにするために、回線網からの網課金信号の周期より短
い周期で料金の徴収を行なう割増徴収式のものが提案さ
れている。
を示している。即ち、利用者が電話機によって発信操作
してその相手が応答したとき、回線網(交換機)側から
は、図6の(a)に示すように、最初の網課金信号(応
答課金信号という)Aが送られてくる。そして通話が開
始され、その通話相手の距離に応じた通話時間(課金周
期)Tが経過する毎に網課金信号(周期課金信号とい
う)B1、B2、……が送られてくる。
6の(b)のように応答課金信号Aと最初の周期課金信
号B1を受けたときに料金を徴収するが、それ以後は、
網課金信号の周期Tに所定の割増率α(0<α<1)を
乗じた割増課金周期Tmで料金の徴収を行なう。
課金信号の数に応じた料金と実際に電話機内に徴収され
る料金との差額分を利益として受け取ることができる。
うに従来より提案されている割増徴収方法では、応答課
金信号が送られてきてから最初の周期課金信号が送られ
てくるまでの間は、割増徴収することができないので、
網課金信号の周期が長い市内通話の利用が多く、しかも
最初の周期課金信号が送られてくるまでに通話が終了し
てしまうような利用が多い場合には、電話機が利用され
た回数に対してその設置者の利益はほとんど無くなって
しまうという不都合が生じる。
号を受けたときに、2通話分の料金を一度に徴収してし
まう方法も提案されているが、この方法では、利用者が
2通話分の料金を予め投入しておかなければ通話利用が
できず、また、相手側が応答したときに2通話分の料金
が一度に徴収されたことが利用者にも認識できるので、
利用者に不快感を与えてしまうという問題点があった。
題を解消するために、最初の網課金信号が送られてきて
から次の網課金信号が送られてくるまでの間の料金徴収
を、電話機に固有の周期で徴収することも考えられる
が、回線網からの網課金信号の周期は、通話相手の距離
によって大幅に変化するため、その固有周期の設定が難
しくなる。即ち、固有周期が網課金周期に比べて極端に
短いと、利用者側に大きな損害を与えてしまい、逆に固
有周期が網課金周期に比べて長いと、電話設置者に損害
を与えることになり、利用者に大きな損害を与えず、し
かも電話設置者に安定した利益を受けさせる周期を設定
することは極めて困難であった。
きな損害を与えることなく、設置者に安定した利益を受
けさせることができる料金徴収式端末装置を提供するこ
とを目的としている。
に、本発明の料金徴収式端末装置は、通信回線網に接続
され、利用料金徴収のために該回線網から送られてくる
網課金信号を課金信号検出手段によって検出し、該検出
した網課金信号に基づいて利用料金の徴収を行なう料金
徴収式端末装置において、前記課金信号検出手段によっ
て検出される網課金信号の周期を測定する網課金周期測
定手段と、前記課金周期測定手段によって測定された網
課金周期に対して料金割増のための所定の演算を行い、
前記網課金周期より短い割増課金周期を算出する割増課
金周期算出手段と、端末毎に独自の固有課金周期を設定
するための固有課金周期設定手段と、前記回線網から最
初に送られてくる網課金信号が前記課金信号検出手段に
よって検出されてから前記固有課金周期以内に2回目の
網課金信号が検出されるか否かを判定する周期判定手段
と、前記周期判定手段によって前記固有課金周期以内に
前記2回目の網課金信号が検出されたと判定されたと
き、前記最初の網課金信号が検出されてから所定回目の
網課金信号が検出されるまでの間、該網課金信号と同一
周期で料金を徴収し、前記周期判定手段によって前記固
有課金周期以内に前記2回目の網課金信号が検出されな
いと判定されたとき、前記最初の網課金信号が検出され
てから前記所定回目の網課金信号が検出されるまでの
間、前記固有課金周期で料金を徴収する初期徴収手段
と、前記所定回目の課金信号が検出されてから以後の料
金徴収を、前記割増課金周期算出手段によって算出され
た割増課金周期で行う割増徴収手段とを具備している。
端末装置では、最初の網課金信号を受けてから所定回目
の網課金信号を受けるまでの間は、網課金周期と固有課
金周期のうち短い方の課金周期によって優先的に料金が
徴収され、所定回目の網課金信号を受けてから以後の料
金徴収は網課金信号の周期によって算出された割増課金
周期で行われる。
明する。図1は、通信回線に接続される料金徴収式端末
装置として電話回線網の交換機1からの局線L1、L2
に接続された料金徴収式の電話機10の構成を示してい
る。
続された局線L1、L2は、フックスイッチ12、ダイ
ヤル装置13および強制切断スイッチ14を介して通話
回路15に接続されている。
のオフフック操作によってオン状態となり、局線L1、
L2と通話回路15との間でループを形成させて、交換
機1の給電によるループ電流を局線L1、L2に流す。
このループ電流によって、交換機1側は、局線L1、L
2に接続された電話機10がオフフック状態になったと
判定する。
されたダイヤル番号に対応するダイヤル信号を交換機1
側へ送出する。交換機1はこのダイヤル信号を受けその
番号の回線へ発呼をかける。
御部20からの切断信号によってオフ状態になり、局線
L1、L2と通話回路15間で形成されているループを
開き、交換機1側へ回線の切断を知らせる。
L1、L2との間で音声信号を双方向に伝達させる。
の間には、交換機1から送出される網課金信号を検出す
る課金信号検出回路16と、局線L1、L2と通話回路
15との間でループが形成されているか否かを検出する
ループ検出回路17とが設けられている。
からの徴収信号を受ける毎に、利用者によって予め投入
されている硬貨等の料金を徴収し、ループ検出回路17
からループが切断されたことを示す信号を受けると、未
徴収料金を返却する。また、徴収装置18は、投入料金
の有無を示す信号を徴収制御部20へ出力する。
0には、図1に機能ブロック化して示すように、固有課
金周期設定手段21、周期判定手段22、初期徴収手段
23、網課金周期測定手段24、割増周期算出手段2
5、割増徴収手段26、割増率設定手段27および強制
切断手段28が設けられている。
の設置者等によって予め所定の時間範囲で任意に決定さ
れた電話機固有の課金周期Tsを記憶設定する。
(応答課金信号)が検出されてから固有課金周期Tsが
経過する間に2回目の網課金信号(最初の周期課金信
号)が検出されるか否かを判定する。
検出されたときに徴収信号を徴収装置18へ送出して最
初の料金徴収を行い、周期判定手段22で2回目の網課
金信号が固有課金周期以内に検出されたと判定された場
合には、2回目の網課金信号が検出されたのと同一タイ
ミングに、徴収信号を徴収装置18へ送出して2回目の
料金徴収を行なう。また、周期判定手段22で2回目の
網課金信号が固有課金周期以内に検出されないと判定さ
れた場合には、その2回目の網課金信号が検出されるま
での間、固有課金周期Tsが経過する毎に徴収信号を送
出して、料金を1通話分ずつ徴収する。
回路16で最初の網課金信号が検出されてから2回目の
網課金信号が検出されるまでの網課金周期Tを測定す
る。割増課金周期算出手段25は、網課金周期測定手段
24によって測定された周期Tに、予め割増率設定手段
26に設定されている所定の割増率α(0<α<1)を
乗じて、この測定周期より短い割増周期Tmを算出す
る。
が検出されてから以後、割増周期算出手段25で算出さ
れた割増周期Tmが経過する毎に徴収信号を送出して、
料金を1通話分ずつを徴収する。
投入料金の有無を示す信号と徴収装置18へ送出される
徴収信号とを監視して、徴収装置18に料金がない状態
で徴収信号が出力されたときに、強制切断スイッチ14
へ切断信号を送出して、ループを開き、回線をオフ状態
にする。なお、初期徴収手段23および割増徴収手段2
7は、ループ検出回路17から回線のオフを示す信号を
受けると、料金の徴収を停止する。
示すフローチャートであり、以下このフローチャートに
従って、この電話機10の料金徴収動作を説明する。始
めに利用者によって送受器がオフフックされて料金が投
入されると、局線L1、L2と通話回路15との間にル
ープが形成され、ループ電流が流れる。
のダイヤル番号を入力すると、そのダイヤル信号が交換
機1へ伝達され、相手回線へ接続される。
れ回線がオン状態になったことがループ検出回路17で
検出され、さらに通話相手側の応答によって交換機1か
ら最初の網課金信号(応答課金信号)が入力されたこと
が課金信号検出回路16で検出されると、徴収装置18
に料金が投入されている否かを判定し、投入済みの場
合、網課金信号の周期測定を開始するとともに最初の徴
収信号を徴収装置18へ送出して、1通話分の料金を徴
収させる(S1〜5)。
ていない場合には、切断信号が強制切断スイッチ14へ
送出されてループが切断される(S6)。
周期として予め設定されている固有課金周期Tsでタイ
マーをスタートさせ、このタイマーがタイムアップする
前に2回目の網課金信号(最初の周期課金信号)が検出
される否かを判定する(S7〜10)。
した場合、即ち、図3の(a)に示すように固有課金周
期Tsより網課金周期Tの方が長い場合には、残り料金
があることを確認してから徴収信号を送出して、固有課
金周期Tsのタイマーを再スタートさせ、2回目の網課
金信号が検出されるまでの間、図3の(b)に示すよう
に、固有課金周期Ts毎に料金を1通話分ずつ繰り返し
徴収する(S11〜16)。
期的に行なわれている間に、料金の不足や利用者のオン
フフック操作による回線の切断がない状態で、2回目の
網課金信号が検出されると、徴収制御部20は、タイマ
ーがタイムアップするまで待ってから、割増課金周期T
mを算出して、料金があることを確認した後に、料金を
徴収する(S17〜21)。
固有課金周期Tsが経過するより先に2回目の網課金信
号が検出された場合、即ち、図4の(a)に示すよう
に、網課金信号の周期Tが固有課金周期Tsより短い場
合には、割増課金周期Tmを算出して、料金があること
を確認してから、直ちに料金を徴収する。
sより短いときの2回目の料金徴収は、図4の(b)に
示すように、2回目の網課金信号B1と同期したタイミ
ングで行なわれる。
出されるまでの間は、網課金信号の周期Tと固有課金周
期Tsのうち、短い方の課金周期が優先されて料金が徴
収されるので、たとえ、固有課金周期Tsの設定値を長
めに設定したとしても、電話機設置者に損害を与えずに
済み、しかも、網課金周期が長い場合には、最初の網課
金信号検出時から次の網課金信号検出まで固有課金周期
で料金を徴収できるので、設置者は安定した利益を受け
ることができる。
検出された時の料金徴収を行なったのち、算出された割
増課金周期Tmでタイマーをスタートさせ、タイマーが
タイムアップする毎に処理S20へ戻って、S20〜2
4までの処理を、回線がオフ状態となるまで繰り返し行
なう。このため、2回目の網課金信号が検出されてから
以後の料金徴収は、図3の(b)および図4の(b)の
ように割増課金周期Tmで行なわれる。
ク操作して回線がオフ状態になった場合(S9、15、
18、24)には、料金の徴収は停止する。
検出されてから以後の料金徴収の周期を、無条件で割増
課金周期に切り換えるようにしていたが、固有課金周期
Tsと割増課金周期Tmとを比較し、周期の短い方で料
金を徴収するようにすれば、固有課金周期に比べて割増
課金周期が極端に長い場合における料金徴収のタイミン
グの急変をなくすことができる。この場合には、図5の
フローチャートに示すように、図2の処理S19とS2
0の間に、固有課金周期Tsと割増課金周期Tmとを比
較する処理S25を設け、割増課金周期Tmが固有課金
周期Tsより短い場合には、前記実施例と同様に、2回
目の網課金信号が検出された以後の料金徴収を割増課金
周期Tmで行い、割増課金周期Tmが固有課金周期Ts
より長いか等しい場合には、2回目の網課金信号が検出
されてから以後の料金徴収を、処理S26〜S30にし
たがって、固有課金周期Tsで継続的に行うようにすれ
ばよい。
号が検出されてから以後の料金徴収を割増課金周期Tm
で行なっていたが、割増課金周期による料金徴収を3回
目以降の網課金信号の検出時から行なうようにしてもよ
い。また、この割増課金周期を時間経過あるいは網課金
信号を受けた回数に応じて段階的に減らすようにしても
よく、このようにすれば、店内等に設置される電話機が
一人の利用者で長時間にわたって使用されることを防ぐ
こともできる。
の電話回線に接続された料金徴収式の電話機10に本発
明を適用した例を示したが、電話機だけでなく、ファク
シミリ等のデータ通信用の端末装置についても本発明を
適用できる。
式端末装置では、回線網から最初に送られてくる網課金
信号が検出されてから予め端末毎固有に設定された固有
課金周期が経過する前に2回目の網課金信号が検出され
たときには、最初の網課金信号が検出されてから所定回
目の網課金信号が検出されるまでの間、網課金信号と同
一の周期で料金を徴収し、最初の網課金信号が検出され
てから固有課金周期が経過するまでに2回目の網課金信
号が検出されないときには、最初の網課金信号が検出さ
れてから所定回目の網課金信号が検出されるまでの間、
固有課金周期で料金を徴収している。
から所定回目の網課金信号が検出されるまでの間の料金
は、網課金周期と固有課金周期のうち、短い方の課金周
期で徴収され、たとえ固有課金周期が長めに設定された
場合でも、電話設置者に損害を与えることがなく、その
設定が容易になる。
以内の利用が多い場合でも、固有課金周期で割増した料
金で1通話分ずつ徴収するので、利用者に不快感を与え
ることがなく、しかも、利用度合いに見合った利益を設
置者に確実に受けさせることができる。
る。
チャートである。
ミング図である。
ミング図である。
ローチャートである。
グ図である。
Claims (1)
- 【請求項1】通信回線網に接続され、利用料金徴収のた
めに該回線網から送られてくる網課金信号を課金信号検
出手段によって検出し、該検出した網課金信号に基づい
て利用料金の徴収を行なう料金徴収式端末装置におい
て、 前記課金信号検出手段によって検出される網課金信号の
周期を測定する網課金周期測定手段と、 前記課金周期測定手段によって測定された網課金周期に
対して料金割増のための所定の演算を行い、前記網課金
周期より短い割増課金周期を算出する割増課金周期算出
手段と、 端末毎に独自の固有課金周期を設定するための固有課金
周期設定手段と、 前記回線網から最初に送られてくる網課金信号が前記課
金信号検出手段によって検出されてから前記固有課金周
期以内に2回目の網課金信号が検出されるか否かを判定
する周期判定手段と、 前記周期判定手段によって前記固有課金周期以内に前記
2回目の網課金信号が検出されたと判定されたとき、前
記最初の網課金信号が検出されてから所定回目の網課金
信号が検出されるまでの間、該網課金信号と同一周期で
料金を徴収し、前記周期判定手段によって前記固有課金
周期以内に前記2回目の網課金信号が検出されないと判
定されたとき、前記最初の網課金信号が検出されてから
前記所定回目の網課金信号が検出されるまでの間、前記
固有課金周期で料金を徴収する初期徴収手段と、 前記所定回目の課金信号が検出されてから以後の料金徴
収を、前記割増課金周期算出手段によって算出された割
増課金周期で行う割増徴収手段とを具備したことを特徴
とする料金徴収式端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5163953A JP3028392B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 料金徴収式端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5163953A JP3028392B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 料金徴収式端末装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06350747A JPH06350747A (ja) | 1994-12-22 |
JP3028392B2 true JP3028392B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=15783965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5163953A Expired - Fee Related JP3028392B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 料金徴収式端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028392B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-08 JP JP5163953A patent/JP3028392B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06350747A (ja) | 1994-12-22 |
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