JP3028345B2 - クリーニング装置 - Google Patents
クリーニング装置Info
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- JP3028345B2 JP3028345B2 JP3009683A JP968391A JP3028345B2 JP 3028345 B2 JP3028345 B2 JP 3028345B2 JP 3009683 A JP3009683 A JP 3009683A JP 968391 A JP968391 A JP 968391A JP 3028345 B2 JP3028345 B2 JP 3028345B2
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- Japan
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- cleaning
- photoreceptor
- roller
- fiber
- brush
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電複写法による画像
形成方法を採用した複写機,ファクシミリ装置,プリン
タなどに適用される感光体のクリーニング装置に関す
る。
形成方法を採用した複写機,ファクシミリ装置,プリン
タなどに適用される感光体のクリーニング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の静電複写法を採用した画像
形成装置の一例の構成を示す説明図であり、感光体1
は、反時計方向に回転し、帯電チャージャ2で表面が一
様に帯電され、露光部3で画像情報に基づいて露光され
て静電潜像が形成される。この静電潜像に対して現像部
4でトナー現像が行われ、トナー像は適宜のタイミング
で搬送されたコピー用紙5に対して転写チャージャ6で
転写される。転写後のコピー用紙5は、分離チャージャ
7で感光体1から分離され、定着部8で定着作用を受け
て、ハードコピーとして排紙される。
形成装置の一例の構成を示す説明図であり、感光体1
は、反時計方向に回転し、帯電チャージャ2で表面が一
様に帯電され、露光部3で画像情報に基づいて露光され
て静電潜像が形成される。この静電潜像に対して現像部
4でトナー現像が行われ、トナー像は適宜のタイミング
で搬送されたコピー用紙5に対して転写チャージャ6で
転写される。転写後のコピー用紙5は、分離チャージャ
7で感光体1から分離され、定着部8で定着作用を受け
て、ハードコピーとして排紙される。
【0003】転写後の感光体1に残留しているトナー
は、感光体1の表面に接触しているクリーニングブレー
ド9aとクリーニングブラシローラ9bを有するクリーニ
ング部9で除去され、かつ回収される。
は、感光体1の表面に接触しているクリーニングブレー
ド9aとクリーニングブラシローラ9bを有するクリーニ
ング部9で除去され、かつ回収される。
【0004】前記クリーニング部9でクリーニング作用
を受けた感光体1は、除電ランプ10で除電されて、次の
画像形成動作に移ることになる。
を受けた感光体1は、除電ランプ10で除電されて、次の
画像形成動作に移ることになる。
【0005】ところで前記クリーニング部9におけるク
リーニング方法には、マグブラシクリーニングやウェブ
クリーニングなどの種々の方法があるが、コストやクリ
ーニング効果の点から、感光体表面と接触する上述した
クリーニングブレード9aとクリーニングブラシローラ
9bとを組合せた方法が最も一般的に採用されている。
リーニング方法には、マグブラシクリーニングやウェブ
クリーニングなどの種々の方法があるが、コストやクリ
ーニング効果の点から、感光体表面と接触する上述した
クリーニングブレード9aとクリーニングブラシローラ
9bとを組合せた方法が最も一般的に採用されている。
【0006】また感光体1としては、導電性支持体上に
Se、あるいはSe合金(Se−As,Se−Te,Se−As
−Teなど)を主体とする光導電層を設けたもの、酸化亜
鉛,硫酸カドミウムなどの無機系光導電材料をバインダ
ー中に分散させたもの、ポリ−N−ビニルカルバゾール
とトリニトロフルオレノンあるいはアゾ顔料などの有機
光導電材料を用いたもの(OPC)、及び非晶質シリコン
系材料を用いたものなどが一般に知られている。
Se、あるいはSe合金(Se−As,Se−Te,Se−As
−Teなど)を主体とする光導電層を設けたもの、酸化亜
鉛,硫酸カドミウムなどの無機系光導電材料をバインダ
ー中に分散させたもの、ポリ−N−ビニルカルバゾール
とトリニトロフルオレノンあるいはアゾ顔料などの有機
光導電材料を用いたもの(OPC)、及び非晶質シリコン
系材料を用いたものなどが一般に知られている。
【0007】特に近年では製造コストが安い、環境汚染
が少ない、比較的自由な感光体設計ができるなどの理由
により、有機系感光体(OPC)の発展が著しい。
が少ない、比較的自由な感光体設計ができるなどの理由
により、有機系感光体(OPC)の発展が著しい。
【0008】一般に、有機系感光体は、電荷発生材料及
び電荷輸送材料を結着樹脂の中へ分散あるいは溶解して
導電性支持体上に塗布したものであり、ひとつの層で電
荷保持、電荷発生、電荷輸送の機能を有する単層型と、
電荷発生の機能を有する電荷発生層(CGL)、帯電電荷
の保持とCGLから注入された電荷の輸送機能を有する
電荷輸送層(CTL)、さらに必要に応じて支持体からの
電荷の注入を阻止したり、あるいは支持体の光の反射を
防止するなどの機能を有した層などを積層した構成の機
能分離型とが知られている。
び電荷輸送材料を結着樹脂の中へ分散あるいは溶解して
導電性支持体上に塗布したものであり、ひとつの層で電
荷保持、電荷発生、電荷輸送の機能を有する単層型と、
電荷発生の機能を有する電荷発生層(CGL)、帯電電荷
の保持とCGLから注入された電荷の輸送機能を有する
電荷輸送層(CTL)、さらに必要に応じて支持体からの
電荷の注入を阻止したり、あるいは支持体の光の反射を
防止するなどの機能を有した層などを積層した構成の機
能分離型とが知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
て、有機系感光体は、前述した優れた特徴を有している
ものの、有機材料からなるために表面硬度が低く、静電
プロセスでの機械的な負荷に対して弱く、機械的損傷が
発生し易いという問題がある。
て、有機系感光体は、前述した優れた特徴を有している
ものの、有機材料からなるために表面硬度が低く、静電
プロセスでの機械的な負荷に対して弱く、機械的損傷が
発生し易いという問題がある。
【0010】感光体の機械的損傷のうち、特に局部的な
傷が発生した場合には、ハードコピー上に白すじや黒す
じが現われる異常画像を発生させる原因となり、感光体
寿命を左右する重要な問題となる。
傷が発生した場合には、ハードコピー上に白すじや黒す
じが現われる異常画像を発生させる原因となり、感光体
寿命を左右する重要な問題となる。
【0011】ところで、有機系感光体1に対して長期に
わたって静電複写方法による画像形成プロセスを繰り返
した際に形成される局部的な深い傷(1μm以上)の発生
原因を解析した結果、上記の構成のクリーニング部9に
おけるクリーニングブレード9aやクリーニングブラシ
ローラ9bなどのクリーニング用部材が常に感光体1と
同じ位置で接触を繰り返すため、例えばクリーニングブ
ラシローラ9bのブラシ繊維先端によって、感光体1の
同じ部位が摩耗してしまうことが、前記深い傷の発生の
大きな原因となっていることが判明した。
わたって静電複写方法による画像形成プロセスを繰り返
した際に形成される局部的な深い傷(1μm以上)の発生
原因を解析した結果、上記の構成のクリーニング部9に
おけるクリーニングブレード9aやクリーニングブラシ
ローラ9bなどのクリーニング用部材が常に感光体1と
同じ位置で接触を繰り返すため、例えばクリーニングブ
ラシローラ9bのブラシ繊維先端によって、感光体1の
同じ部位が摩耗してしまうことが、前記深い傷の発生の
大きな原因となっていることが判明した。
【0012】本発明の目的は、感光体の表面における局
部的な傷の発生を抑制できるクリーニング装置を提供す
ることにある。
部的な傷の発生を抑制できるクリーニング装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、静電複写法で用いられる感光体の表面に
接触して、感光体の表面における残留物を除去するため
感光体の周方向に回転するローラ状部材を備えたクリー
ニング装置において、前記ローラ状部材として、ブラシ
繊維がナイロン製合成繊維あるいはポリエステル製合成
繊維であり、かつ繊維の太さが5〜15(デニール/フ
ィラメント)、ブラシ密度が1万〜10万(本/インチ
2 )、ブラシの毛足長さが1〜10mmであるクリーニ
ングブラシローラを用い、前記クリーニングブラシロー
ラおよび感光体表面に接触するクリーニングブレードを
感光体の軸方向に、移動距離が1〜10mm、往復移動
の周期が0.01から1サイクル/秒で往復動させる移
動手段を備えたことを特徴とする。
め、本発明は、静電複写法で用いられる感光体の表面に
接触して、感光体の表面における残留物を除去するため
感光体の周方向に回転するローラ状部材を備えたクリー
ニング装置において、前記ローラ状部材として、ブラシ
繊維がナイロン製合成繊維あるいはポリエステル製合成
繊維であり、かつ繊維の太さが5〜15(デニール/フ
ィラメント)、ブラシ密度が1万〜10万(本/インチ
2 )、ブラシの毛足長さが1〜10mmであるクリーニ
ングブラシローラを用い、前記クリーニングブラシロー
ラおよび感光体表面に接触するクリーニングブレードを
感光体の軸方向に、移動距離が1〜10mm、往復移動
の周期が0.01から1サイクル/秒で往復動させる移
動手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】上記の手段によれば、ローラ状部材を感光体の
軸方向に往復動させることによって、感光体のローラ状
部材との接触部位が移動して、ローラ状部材による感光
体に対する摩耗が局部的に集中しないことになり、局部
的な傷の発生を抑制できる。
軸方向に往復動させることによって、感光体のローラ状
部材との接触部位が移動して、ローラ状部材による感光
体に対する摩耗が局部的に集中しないことになり、局部
的な傷の発生を抑制できる。
【0015】さらにローラ状部材以外のブレードなどの
感光体表面と接触する部材を、ローラ状部材と同様に往
復動させることによって、前記局部的な傷の発生をより
効果的に抑制できることになる。
感光体表面と接触する部材を、ローラ状部材と同様に往
復動させることによって、前記局部的な傷の発生をより
効果的に抑制できることになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0017】図2は本発明の一実施例の全体構成を示す
説明図であり、11はドラム状の有機系感光体(OPC)、
12はクリーニング部であって、クリーニング部12内に
は、感光体11の表面と接触するクリーニングブレード13
と、感光体11と接触し、感光体11の周方向に回転可能
で、かつ後述するように感光体11の軸方向に往復動可能
なローラ状部材であるクリーニングブラシローラ14と、
クリーニングブラシローラ14に付着した廃トナーを静電
的に取り去るためのバイアスローラ15などが配設されて
いる。
説明図であり、11はドラム状の有機系感光体(OPC)、
12はクリーニング部であって、クリーニング部12内に
は、感光体11の表面と接触するクリーニングブレード13
と、感光体11と接触し、感光体11の周方向に回転可能
で、かつ後述するように感光体11の軸方向に往復動可能
なローラ状部材であるクリーニングブラシローラ14と、
クリーニングブラシローラ14に付着した廃トナーを静電
的に取り去るためのバイアスローラ15などが配設されて
いる。
【0018】また16はクリーニングブラシローラ14にバ
イアスを付加する第1バイアス装置、17はバイアスロー
ラ15にバイアスを付加する第2バイアス装置である。
イアスを付加する第1バイアス装置、17はバイアスロー
ラ15にバイアスを付加する第2バイアス装置である。
【0019】図1は図2のクリーニング部の要部の平面
断面図であり、18はクリーニングブラシローラ14の中心
軸、19は中心軸18の端部に固定され、周囲に波状のカム
溝20が形成された従動ギヤ、21は従動ギヤ19と噛合して
いる駆動ギヤ、22はカム溝20に先端部が挿入されている
カム駆動軸、23aと23bは感光体11の駆動用フランジと固
定用フランジ、24は各部材の支持枠、25は戻しスプリン
グである。前記カム溝20とカム駆動軸22とでクリーニン
グブラシローラ14を移動させる移動手段を構成してい
る。
断面図であり、18はクリーニングブラシローラ14の中心
軸、19は中心軸18の端部に固定され、周囲に波状のカム
溝20が形成された従動ギヤ、21は従動ギヤ19と噛合して
いる駆動ギヤ、22はカム溝20に先端部が挿入されている
カム駆動軸、23aと23bは感光体11の駆動用フランジと固
定用フランジ、24は各部材の支持枠、25は戻しスプリン
グである。前記カム溝20とカム駆動軸22とでクリーニン
グブラシローラ14を移動させる移動手段を構成してい
る。
【0020】前記クリーニングブラシローラ14に用いら
れるブラシ繊維としては、ナイロンやポリエステルから
なる合成繊維が例示でき、繊維の太さとしては5〜15
(デニール/フィラメント)のものが一般的に使用され、
またブラシ密度としては1万〜10万(本/inch2)、ブラ
シの毛足長さとしては1〜10mmが適当である。
れるブラシ繊維としては、ナイロンやポリエステルから
なる合成繊維が例示でき、繊維の太さとしては5〜15
(デニール/フィラメント)のものが一般的に使用され、
またブラシ密度としては1万〜10万(本/inch2)、ブラ
シの毛足長さとしては1〜10mmが適当である。
【0021】さらにブラシ繊維は導電化処理されていて
もよい。導電化処理としては、通常の繊維表面にめっ
き,真空蒸着,スパッタリングなどの方法で金属を被覆
する方法、また繊維表面に導電性微粒子(カーボン,金
属など)を分散させた有機層を形成させる方法、導電性
微粒子分散重合体をブレンドあるいは多芯複合紡糸する
方法などがあげられる。
もよい。導電化処理としては、通常の繊維表面にめっ
き,真空蒸着,スパッタリングなどの方法で金属を被覆
する方法、また繊維表面に導電性微粒子(カーボン,金
属など)を分散させた有機層を形成させる方法、導電性
微粒子分散重合体をブレンドあるいは多芯複合紡糸する
方法などがあげられる。
【0022】次に上記の実施例の動作を説明する。
【0023】クリーニング処理のため駆動ギヤ21が回転
すると、従動ギヤ19が回転して、中心軸18と共にクリー
ニングブラシローラ14は、感光体11の周方向に回転し、
感光体11の表面に付着している転写後の残留トナーなど
を除去する。
すると、従動ギヤ19が回転して、中心軸18と共にクリー
ニングブラシローラ14は、感光体11の周方向に回転し、
感光体11の表面に付着している転写後の残留トナーなど
を除去する。
【0024】前記従動ギヤ19の回転によって、支持枠24
に固定されているカム駆動軸22に対してカム溝20の凹凸
部が移動する。この移動によって、カム駆動軸22に対す
る従動ギヤ19の位置が変化し、従動ギヤ19と中心軸18を
介してクリーニングブラシローラ14が感光体11の軸方向
を往復動することになる。
に固定されているカム駆動軸22に対してカム溝20の凹凸
部が移動する。この移動によって、カム駆動軸22に対す
る従動ギヤ19の位置が変化し、従動ギヤ19と中心軸18を
介してクリーニングブラシローラ14が感光体11の軸方向
を往復動することになる。
【0025】上記のクリーニングブラシローラ14の感光
体11の軸方向への移動距離は1〜10mm程度が適当であ
り、また往復移動の周期は0.01〜1サイクル/秒程度が
適当である。
体11の軸方向への移動距離は1〜10mm程度が適当であ
り、また往復移動の周期は0.01〜1サイクル/秒程度が
適当である。
【0026】次に、より具体的な実施例1と比較例1に
より、作用効果を詳細に説明する。
より、作用効果を詳細に説明する。
【0027】(実施例1)ステンレス製の芯金(直径10m
m)に導電性合成繊維(東レ社製:SA−7)により作製し
たパイルを固定して、密度5(万本/inch2)、毛足長さ
6mm、毛先形状を切断状とした導電性ブラシローラを形
成し、図1,図2に示した構成のクリーニング部12にク
リーニングブラシローラ14として用いた。
m)に導電性合成繊維(東レ社製:SA−7)により作製し
たパイルを固定して、密度5(万本/inch2)、毛足長さ
6mm、毛先形状を切断状とした導電性ブラシローラを形
成し、図1,図2に示した構成のクリーニング部12にク
リーニングブラシローラ14として用いた。
【0028】またクリーニングブラシローラ14における
感光体11の軸方向の移動中は5mm、移動周期は60サイク
ル/分とした。
感光体11の軸方向の移動中は5mm、移動周期は60サイク
ル/分とした。
【0029】(比較例1)上記の実施例1におけるクリ
ーニングブラシローラ14を軸方向に移動させる移動手段
20,22を設けない以外は実施例1と全く同様のクリーニ
ング部の構成とした。
ーニングブラシローラ14を軸方向に移動させる移動手段
20,22を設けない以外は実施例1と全く同様のクリーニ
ング部の構成とした。
【0030】前記実施例1と比較例1のクリーニング部
を、感光体としてCGL,CTL積層型有機系感光体を
使用した2成分現像方式の普通紙複写機に搭載し、連続
コピーを行い、白すじ,黒すじなどのすじ状異常画像発
生の推移を調べた。その結果を表1に示した。
を、感光体としてCGL,CTL積層型有機系感光体を
使用した2成分現像方式の普通紙複写機に搭載し、連続
コピーを行い、白すじ,黒すじなどのすじ状異常画像発
生の推移を調べた。その結果を表1に示した。
【0031】評価は、A4サイズのハーフトーンコピー
を行い、その画像中に何本の黒すじまたは白すじが存在
するかをカウントすることによって行った。
を行い、その画像中に何本の黒すじまたは白すじが存在
するかをカウントすることによって行った。
【0032】
【表1】
【0033】ただし、表1の数値の単位は、(本/A4
タテ)である。
タテ)である。
【0034】表1より明らかなように、比較例1のクリ
ーニング部を使用した場合は、1万サイクル程度からす
じ状異常画像が発生するのに対して、実施例1のクリー
ニング部を使用した場合は、10万サイクルでもすじ状異
常画像が発生せずに、有機系感光体などの機械的耐久性
が低い感光体においても、優れたすじ状異常画像の防止
効果が認められた。
ーニング部を使用した場合は、1万サイクル程度からす
じ状異常画像が発生するのに対して、実施例1のクリー
ニング部を使用した場合は、10万サイクルでもすじ状異
常画像が発生せずに、有機系感光体などの機械的耐久性
が低い感光体においても、優れたすじ状異常画像の防止
効果が認められた。
【0035】なお、上記の実施例としては、感光体11と
してドラム状のものを例示したが、ベルト状のものであ
っても本実施例におけるクリーニング部12は適用でき
る。
してドラム状のものを例示したが、ベルト状のものであ
っても本実施例におけるクリーニング部12は適用でき
る。
【0036】また移動手段として、従動ギヤ19に形成さ
れたカム溝20とカム駆動軸22を例示したが、クリーニン
グブラシローラ14を横動できるものであれば、他の手段
を採用できる。さらにクリーニング用部材であるクリー
ニングブレード13などの感光体表面と接触する部材を、
移動手段を用いて感光体11の軸方向に移動させるように
すれば、前記局部的な傷の発生をより効果的に抑制でき
る。
れたカム溝20とカム駆動軸22を例示したが、クリーニン
グブラシローラ14を横動できるものであれば、他の手段
を採用できる。さらにクリーニング用部材であるクリー
ニングブレード13などの感光体表面と接触する部材を、
移動手段を用いて感光体11の軸方向に移動させるように
すれば、前記局部的な傷の発生をより効果的に抑制でき
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動手段によって、ブラシ繊維がナイロン製合成繊維あ
るいはポリエステル製合成繊維であり、かつ繊維の太さ
が5〜15(デニール/フィラメント)、ブラシ密度が
1万〜10万(本/インチ 2 )、ブラシの毛足長さが1
〜10mmであるクリーニングブラシローラ、および感
光体表面に接触するクリーニングブレードを感光体の軸
方向に同時に、移動距離が1〜10mm、往復移動の周
期が0.01から1サイクル/秒で往復動させることを
可能にしたことにより、感光体に生じる局部的な傷の発
生を効果的に抑制できるため、感光体の使用寿命を長く
でき、画像形成装置において長期にわたって安定した高
画質を維持できるクリーニング装置を提供できる。
移動手段によって、ブラシ繊維がナイロン製合成繊維あ
るいはポリエステル製合成繊維であり、かつ繊維の太さ
が5〜15(デニール/フィラメント)、ブラシ密度が
1万〜10万(本/インチ 2 )、ブラシの毛足長さが1
〜10mmであるクリーニングブラシローラ、および感
光体表面に接触するクリーニングブレードを感光体の軸
方向に同時に、移動距離が1〜10mm、往復移動の周
期が0.01から1サイクル/秒で往復動させることを
可能にしたことにより、感光体に生じる局部的な傷の発
生を効果的に抑制できるため、感光体の使用寿命を長く
でき、画像形成装置において長期にわたって安定した高
画質を維持できるクリーニング装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーニング装置の一実施例の要部の
平面断面図である。
平面断面図である。
【図2】本実施例の全体構成を示す説明図である。
【図3】従来の電子写真装置の一例の構成を示す説明図
である。
である。
11…感光体、 12…クリーニング部、 13…クリーニン
グ用部材(クリーニングブレード)、 14…ローラ状部材
(クリーニングブラシローラ)、 20,22…移動手段。
グ用部材(クリーニングブレード)、 14…ローラ状部材
(クリーニングブラシローラ)、 20,22…移動手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−110489(JP,A) 特開 昭64−84283(JP,A) 実開 昭61−135361(JP,U) 実開 昭55−68157(JP,U) 実開 昭63−118065(JP,U) 実開 平1−155080(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/10 - 21/12
Claims (1)
- 【請求項1】 静電複写法で用いられる感光体の表面に
接触して、感光体の表面における残留物を除去するため
感光体の周方向に回転するローラ状部材を備えたクリー
ニング装置において、前記ローラ状部材として、ブラシ
繊維がナイロン製合成繊維あるいはポリエステル製合成
繊維であり、かつ繊維の太さが5〜15(デニール/フ
ィラメント)、ブラシ密度が1万〜10万(本/インチ
2 )、ブラシの毛足長さが1〜10mmであるクリーニ
ングブラシローラを用い、前記クリーニングブラシロー
ラおよび感光体表面に接触するクリーニングブレードを
感光体の軸方向に、移動距離が1〜10mm、往復移動
の周期が0.01から1サイクル/秒で往復動させる移
動手段を備えたことを特徴とするクリーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3009683A JP3028345B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | クリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3009683A JP3028345B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | クリーニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07181834A JPH07181834A (ja) | 1995-07-21 |
JP3028345B2 true JP3028345B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=11727007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3009683A Expired - Lifetime JP3028345B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | クリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028345B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007178599A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置及び画像形成方法 |
JP4872538B2 (ja) * | 2006-08-29 | 2012-02-08 | 富士ゼロックス株式会社 | クリーニング装置 |
JP2010262106A (ja) * | 2009-05-01 | 2010-11-18 | Ricoh Co Ltd | クリーニング装置、画像形成装置 |
JP5867244B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2016-02-24 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP6903984B2 (ja) * | 2017-03-23 | 2021-07-14 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 清掃装置及び画像形成装置 |
-
1991
- 1991-01-30 JP JP3009683A patent/JP3028345B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07181834A (ja) | 1995-07-21 |
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