JP3028237B2 - 耐退色性スパンデツクス - Google Patents

耐退色性スパンデツクス

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JP3028237B2
JP3028237B2 JP02262924A JP26292490A JP3028237B2 JP 3028237 B2 JP3028237 B2 JP 3028237B2 JP 02262924 A JP02262924 A JP 02262924A JP 26292490 A JP26292490 A JP 26292490A JP 3028237 B2 JP3028237 B2 JP 3028237B2
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昭次 川口
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イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
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Description

【発明の詳細な説明】 2,4−ジ(2′,4′−ジメチルフエニル)−6−
(2″−ヒドロキシ−4″−アルコキシフエニル)−1,
3,5−トリアジン紫外光吸収剤およびスパンデツクスポ
リマーの末端に結合するか又は添加剤に置換基として結
合しているN,N−ジアルキルセミカルバジド基を相乗的
に組み合わせることによりスパンデツクス繊維に退色に
対する耐性を与える。
発明の背景 発明の分野 本発明は大気煙霧および光に対する退色に対する保護
ため、N,N−ジアルキルセミカルバジド基および紫外光
吸収剤を組み合わせて含むスパンデツクス繊維に関する
ものである。特に本発明は(a)セミカルバジド基が繊
維への添加剤の置換基であるか又はスパンデツクスポリ
マーの末端基であり、(b)吸光剤が2,4−ジ(2′,
4′−ジメチルフエニル)−6−(2″−ヒドロキシ−
4″−アルコキシフエニル)−1,3,5−トリアジンであ
ることを特徴とする繊維に関する。
先行技術の説明 スパンデツクス繊維は通常、添加剤の組み合わせによ
り退色および分解から保護されている。その組み合わせ
には、フエノール性酸化防止剤、3級アミン安定剤、セ
ミカルバジド、顔料等が含まれる。スパンデツクス繊
維、特にポリエーテルソフトセグメントを含むもの、は
通常フエノール性酸化防止剤により安定化されている。
しばしば用いられるフエノール性酸化防止剤は、Americ
an Cyanamid製造の“Cyanox"1790である。Susi、合衆国
特許4,619,956がそのような酸化防止剤を発明してい
る。良く用いられる他の酸化防止剤はHunt、合衆国特許
3,553,290および3,546,173で発明されているように重合
フエノールである。スパンデツクス繊維には退色および
/又は分解に対してスパンデツクスをさらに保護する二
次安定剤として、同時にスパンデツクスポリマーに酸性
染料のためのサイトを与えるため、重合3級アミンが含
まれることが多い。そのような重合アミンはHunt.合衆
国特許3,428,711又はBottomleyおよびHunt、合衆国特許
3,555,115により発明されている。
スパンデツクスの安定性は、セミカルバジド基を、Re
search Disclosure 14428、April 10,1976で発明されて
いるようにスパンデツクスポリマー鎖の末端基の形態で
又はRosendahl等、合衆国特許3,399,167およびSaitoh
等、合衆国特許4,499,221で発明されているようにN,N−
ジアルキルセミカルバジド添加剤として加えることによ
り、増すことができる。日本特許出願公告11948−81で
はポリウレタン安定化のための、N,N−ジアルキルセミ
カルバジドおよび特殊なフエノール性酸化防止剤の組み
合わせの利用が発明されている。Cibaに与えられたスイ
ス特許480,091ではポリウレタンを含む多種類のポリマ
ーのための紫外光安定剤としてヒドロキシフエニル−1,
3,5−トリアジンが発明されている。
このように、フエノール性酸化防止剤、セミカルバジ
ド安定剤および種々の紫外光安定剤は各々退色および分
解に対するポリウレタンポリマーの保護を助けるものと
して公知である。フエノール性化合物およびセミカルバ
ジドは燃焼煙あるいは都市環境で良く起こる酸化窒素と
紫外光(“UV光”という)の組み合わせに暴露されたス
パンデツクスの退色を減少させる。一方光安定剤は一般
的に煙霧又は酸化窒素による退色を防ぐものとしては知
られていない。通常用いられるフエノール性酸化防止剤
がそれ自身でUV光に対する非常に良い保護を示すのでス
パンデツクスポリマーにおいて光安定剤はあまり重要で
はない。又光安定性はふつう、セミカルバジドの存在お
よび/又は二酸化チタンのような顔料の添加によりさら
に増強することができる。しかし、そのような添加剤の
組み合わせを用いてもスパンデツクス繊維は、特に紫外
光の存在下で燃焼煙又は酸化窒素を含む大気に暴露する
と、ナイロンのような“ハード”(すなわち非弾性)繊
維より退色が大きい。又、ベンゾトリアゾール光安定剤
およびヒンダードアミン安定剤は、一般に多くのポリマ
ーにおいては有用であるが、酸化窒素を含む燃焼煙およ
び大気における退色に対するスパンデツクス繊維の耐性
を改良しない。ふつう用いられるベンゾトリアゾールお
よびヒンダードアミン安定剤が微量の銅を含む水中での
スパンデツクスの退色又は塩素化した水中での分解等の
望ましくない副作用の原因となることもある。
公知の安定剤およびそれらの多くの組み合わせは、過
去においてスパンデツクスポリマーの耐退色性の増加に
有用であったが、スパンデツクスの安定化をさらに改良
することにより、スパンデツクス繊維、糸および布の用
途が大きく広がるであろう。本発明の目的はそのような
安定化の改良である。
発明の要約 本発明は大気煙霧および光に暴露することにより退色
に対して保護されたスパンデツクス繊維を与えるもので
ある。保護は有効量のN,N−ジアルキルセミカルバジド
基および2,4−ジ(2′,4′−ジメチルフエニル)−6
−(2″−ヒドロキシ−4″−アルコキシフエニル)−
1,3,5−トリアジン吸光剤を組み合わせることによって
与えられる。セミカルバジド基は、スパンデツクスポリ
マーの末端基又は添加剤の置換基で良い。通常セミカル
バジド基の有効量は、スパンデツクス繊維1kg当り10〜6
0ミリ当量の範囲であり、好ましいのは15〜35meq/kgで
ある。2,4−ジ(2′,4′−ジメチルフエニル)−6−
(2″−ヒドロキシ−4″−アルコキシフエニル)−1,
3,5−トリアジンの有効量はポリマーの重量に対して0.2
〜2%の範囲であり、好ましいのは0.5〜1.0%である。
ジアルキルセミカルバジドのアルキル基として好ましい
のはメチル又はエチル基あるいはピペリジン環の炭素−
炭素部分である。2,4−ジ(2′,4′−ジメチルフエニ
ル)−6−(2″−ヒドロキシ−4″−アルコキシフエ
ニル)−1,3,5−トリアジンにおいて、アルコキシ基は
通常1〜12の炭素原子を含む。最も好ましいアルコキシ
フエニル基は、n−オクチルオキシフエニル基である。
N,N−ジアルキルセミカルバジドおよび2,4−ジ(2′,
4′−ジメチルフエニル)−6−(2″−ヒドロキシ−
4″−アルコキシフエニル)−1,3,5−トリアジンの組
み合わせは、スパンデツクス特にポリエーテル−ベース
のスパンデツクスに、大気煙霧および光による退色に対
する、予期以上の強い、相乗的保護を与える。
好ましい具体化の詳細な説明 本明細書で使用されている“スパンデツクス”という
言葉は通常の定義を有しており;すなわち、少くとも85
重量%のポリウレタンセグメントを含む長鎖合成ポリマ
ーである。“ソフトセグメント”および“ハードセグメ
ント”という言葉はスパンデツクス鎖の特殊な部分を表
わす。本発明においてソフトセグメントはスパンデツク
ス鎖において、ポリ(テトラメチレンエーテル)グリコ
ール(“P04G"といわれる)から誘導した部分であり、
ハードセグメントはポリマー鎖においてイソシアナート
およびジアミン連鎖延長剤から誘導した部分である。プ
レーポリマー(すなわちイソシアナート−末端P04G中間
体)のイソシアナート末端基含有量はNCO含有量と言わ
れる。“分子量”は数平均分子量を意味する。“繊維”
には、その意味においてステーブルフアイバーおよび連
鎖フイラメントが含まれる。
以下に示す議論および例において便宜的に、次の商品
名および略字をそれに添えて挙げてある化学物質に対し
て使用する: “Cyasorb−1164" 2,4−ジ(2′,4′−ジメチルフエニル)−6−(2″
−ヒドロキシ−4″−n−アルコキシフエニル)−1,3,
5−トリアジン、UV光安定剤、American Cyanamidより販
売 UDMH 非対称1,1−ジメチルヒドラジン DMAc N,N−ジメチルアセトアミド溶媒 P04G ポリ(テトラメチレンエーテル)グリコール MDI メチレン−ビス(4−フエニルイソシアナート)、p,
p′−メチレンジフエニルジイソシアナートともよばれ
る。
PICM 4,4′−メチレン−ビス(シクロヘキシルイソシアナー
ト)、ビス(4−イソシアナートシクロヘキシル)メタ
ンともよばれる。
DIPAM/DM ジイソプロピルアミノエチルメタクリレートおよびn−
デシルメタクリレートの重量比75:25のコポリマー。
TBDEA t−ブチルジエタノールアミン “Cyanox−1790" 1,3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6
−ジメチルベンジル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6−
(1H,3H,5H)トリオン、American Cyanamid販売の酸化
防止剤。
TiO2 ルチル形二酸化チタン顔料 UMB ウルトラマリンブルー顔料、Reckitts.Ltd.,Norsh Humb
erside,Englandで販売。
“Duponal EP" 主にジエタノールアミンラウリルサルフエートから成る
洗剤で、E.I.duPontde Nemours and Companyで販売。
本発明に従い、特にポリエーテルソフトセグメントを
持つスパンデツクス繊維は、有効量のN,N−ジアルキル
セミカルバジド基および2,4−ジ(2′,4′−ジメチル
フエニル)−6−(2″−ヒドロキシ−4″−アルコキ
シフエニル)−1,3,5−トリアジン光安定剤の組み合わ
せにより、退色に対して保護される。セミカルバジド基
を含むスパンデツクス繊維にトリアジン光安定剤を加え
ると繊維を紫外光に暴露した時だけでなく紫外光を伴う
又は伴わない燃焼煙又は他の酸化窒素を含む大気に対す
る暴露の時にも、繊維の白色度の保持が顕著に強化され
る。明らかに、セミカルバジド基が添加剤に結合してい
てもスパンデツクスポリマー鎖の末端に結合していても
セミカルバジド基とトリアジンの間に相乗効果が起きて
いる。
好ましい本発明の具体化において、ポリエーテルベー
スのスパンデツクス繊維は、フエノール性酸化防止剤と
共に有効量の2,4−ジ(2′,4′−ジメチルフエニル)
−6−(2″−ヒドロキシ−4″−アルコキシフエニ
ル)−1,3,5−トリアジンおよびN,N−ジアルキルセミカ
ルバジド基を含んでいる。本発明のスパンデツクス繊維
は又、追加の酸化防止剤、重合3級アミン、熱安定剤、
耐塩素性のための酸化亜鉛、顔料、染色促進剤、滑剤な
ど、特殊な目的のための他の通常の薬剤を任意に含んで
いても良い。
本発明における使用のための2,4−ジ(2′,4′−ジ
メチルフエニル)−6−(2″−ヒドロキシ−4″−ア
ルコキシフエニル)−1,3,5−トリアジンの有効量はス
パンデツクス繊維(仕上げなし)の重量に対して0.2〜
2.0%の範囲である。好ましい濃度は0.5〜1.0%の範囲
である。
2,4−ジ(2′,4′−ジメチルフエニル)−6−
(2″−ヒドロキシ−4″−アルコキシフエニル)−1,
3,5−トリアジンに含まれるアルコキシ置換基の炭素数
は1〜12である。最も好ましいアルコキシフエニル基は
n−オクチルオキシフエニル基である。
通常N,N−ジアルキルセミカルバジド基の有効量はス
パンデツクス繊維(仕上げなし)1kg当り10〜60ミリ当
量の範囲である。好ましいN,N−ジアルキルセミカルバ
ジド基の濃度は15〜35meq/kgの範囲である。60meq/kg以
上の濃度も有用であるが、通常ポリマー中で得られる末
端基の数又は繊維の物理的性質に悪影響なしに使うこと
のできる添加剤の最大量に制限される。
本発明のN,N−ジアルキルセミカルバジドのアルキル
基はメチル基又はエチル基などが好ましい。ピペリジン
環の炭素−炭素部分もセミカルバジドのN,N−ジアルキ
ル部分として適している。N,N−ジアルキルセミカルバ
ジド基が好ましい。
セミカルバジド基がスパンデツクスポリマーの末端基
として存在しなければならない場合、セミカルバジド基
は非対称ジメチルヒドラジンのようなN,N−ジアルキル
ヒドラジンをイソシアナート末端プレポリマーと反応さ
せて形成するのが好ましい。これにより、速度のよい速
いジアミンを用いた連鎖延長によってスパンデツクスポ
リマーが生成する前にジアルキルヒドラジンとの反応を
確実に完結させられる。
セミカルバジド基がオリゴマーセミカルバジドの形態
で存在しなければならない場合、オリゴマーはイソシア
ナート末端プレポリマーと1,1−ジアルキルヒドラジン
を、他の連鎖停止剤を加える前に化学量論量のヒドラジ
ンを加えてしまうことにより完全に反応させて調製する
のが好ましい。
セミカルバジド基を形成する反応は溶媒の存在下で行
うことができ、それはポリマー溶液をスパンデツクス繊
維に紡糸する前のスパンデツクスポリマーの溶液の形成
に使うものと同じ溶媒であることが好ましい。オリゴマ
ーセミカルバジドは他の任意の安定剤および添加剤と共
に溶液又はスラリーとしてスパンデツクス紡糸液に加え
ることができる。得られた溶液は通常の良く知られた方
法により紡糸口金を通し乾式紡糸によるスパンデツクス
繊維とすることができる。
以下の試験法はスパンデツクス繊維の退色および分解
の測定のためおよび本発明の成分組み合わせの相乗効果
を示すために使用したものである。試験試料の褪色は
“b"値の変化(すなわち“△b")として決定し、これは
示差熱量計(例えばHunter Associates Laboratory In
c.,of Reston,Virginia製造のモデルD−25−3Differet
ial Colorimeter)を用い、工業における標準参照プレ
ートを基準として測定される。このような測定のために
試験試料の糸は低い張力で7.6×10.7×0.16cmのアルミ
ナのプレートに巻き、厚さ約3mmの層を形成する。
以下の例で述べる試験において種々の試料に起こった
色の変化をまとめる時、△b値は、同様の添加剤を含ん
で同様の方法で製造したが、本発明のN,N−ジアルキル
セミカルバジド基および2,4−ジ(2′,4′−ジメチル
フエニル)−6−(2″−ヒドロキシ−4″−アルコキ
シフエニル)−1,3,5−トリアジンを含まない同一のポ
リマーである比較試料の値に対して標準化する。このよ
うな比較試料の色の変化の標準化した値は1.00である。
良く保護された試料はあまり色が変化せず、1.00よりか
なり小さい標準化△b値を持つ。
種々の暴露試験を例に於て報告する。燃焼煙暴露試験
はAATCC(American Association of Textile Chemists
and Colorists)のTest Method 23−1962に従って行
う。Hoboken,New JerseyのUnited States Tesing Compa
ny,Inc.製造の大気煙霧室モデル6528を使用する。紫外
光の存在および非存在下の酸化窒素暴露には、Scott Co
ntrolled Atmosphere Testerを使用し、その中に、1,00
0ppm(100万分の1)の二酸化窒素を含む空気を1分当
り3の速度で導入する。光は8個の“日光”および4
個の“暗光”蛍光管(例えばGeneral Electric Co.製造
のF30T8型およびFTO38BL型)によって試験器に供給す
る。フアンにより試験室の気体を混合循環させる。紫外
光暴露のための試験は水の存在下で、Chicago,Illinois
のAtlas Electric Devices Co.製造のAtlas Series C
“Weather−ometer"中で行う。ウエザロメーター中で、
試料は日光に類似のスペクトルを有するキセノン光に暴
露する。
紫外光中の分解も、伸張した状態に保って紫外光に暴
露したスパンデツクス繊維試料が起こす“伸び”を測定
することにより決定する。伸び、又は伸長から解放した
後の長さの増加は、塑性流れの結果であり、これは光暴
露中にポリマーが分解した時により急速に起こる。この
試験では繊維を50%の伸び率で開いた枠にはめ、“ウエ
ザロメーター”の中で紫外光に暴露する。暴露後、伸長
から解放し、繊維を15分間緩和させ、繊維長の増加を測
定する。伸びは適用した伸長に対するパーセントで記録
する。
例においてセミカルバジド基の濃度はスパンデツクス
繊維1kg当りのミル当量で記録する。濃度は、スパンデ
ツクスポリマー又は添加剤の製造中に加えられたジアル
キルヒドラジンの量から計算する。
スパンデツクス繊維中の2,4−ジ(2′,4′−ジメチ
ルフエニル)−6−(2″−ヒドロキシ−4″−アルコ
キシフエニル)−1,3,5−トリアジンの量は塩素化溶媒
を用いて繊維からトリアジンを抽出し、抽出物中のトリ
アジンの量を標準トリアジン溶液に対する核磁気共鳴に
より決定して得る。
本発明はさらに以下の好ましい具体化例により説明す
る。これらの例は説明することを目的としており、添付
されている特許請求の範囲により定義されている本発明
の範囲を制限するものではない。これらの例に記録され
ている結果は代表的なものと思われるが、示した成分を
含むすべての試験を構成しているわけではない。他に特
定していない限り、すべてのパーセンテージは(仕上げ
なしの)繊維の全重量による。アラビア数字で表示した
試料は、実験番号に対応しており、本発明によるもので
あることに注意されたい。大文字で表示した(例えば
A、B、・・・・H、I)試料は比較試料であり、本発
明の範囲外のものである。
実施例1 セグメントポリウレタン/ウレアの1番目の溶液
(“ポリマー溶液I"とする)をHunt、合衆国特許3,428,
711に述べられている一般的方法に従って調製した。MDI
および分子量1,800のP04Gの、モル比1.63における混和
物を80〜90℃に90〜100分間保ち、イソシアナート末端
ポリエーテル−ウレタン(“キヤツプグリコール”とも
よばれる)を得た。キヤツプグリコールを60℃に冷却
し、DMAcと混合すると、約45%の固体を含む混合物を与
えた。その後激しく撹拌しながら約75℃にてエチレンジ
アミンおよび1,3−シクロヘキシレンジアミンの90/10モ
ル比混合物の連鎖延長剤およびジエチルアミン連鎖停止
剤を含むDMAc溶液と2〜3分反応させた。得られたセグ
メントポリウレタンウレアの溶液は約37%の固体を含ん
でおり、粘度は40℃にて約2500ポアズであった。
セミカルバジド末端基を持つセグメントポリウレタン
/ウレアの第2の溶液(“ポリマー溶液II"とする)をP
04Gの分子量が2,100であり、キヤツピング比が1.7であ
り、キヤツプグリコールの希釈に使われるDMAcが、紡糸
液の最終固体含有量に基き20meq/kgのセミカルバジド末
端基を作る量のUDMHを含んでおり;又、連鎖延長剤がエ
チレンジアミンおよび2−メチル−1,5−ペンタメチレ
ンジアミンの70/30モル比混合物である点を除いてポリ
マー溶液Iと同様の方法で調製した。
粘性のポリマー溶液IおよびIIにp−クレゾールとジ
ビニルベンゼンの反応生成物であるフエノール性酸化防
止剤、TBDEAおよびPICMのヒドロキシ末端コポリマー、
およびシリコーン油を、できる溶液の固体を基にして濃
度が各々1.2、2.0および0.6%となるように加えた。さ
らに、フエノール化合物、アミンおよびシリコーン添加
剤の他にトリアジン光安定剤“Cyasorb"1164を固体を基
にして0.8%の濃度で含むポリマーAおよびBの各々か
らも溶液を調製した。溶液はオリフィスを通して通常の
方法で乾式紡糸を行い、凝集、4−フイラメント、44−
dtexの糸とした。退色測定のために、ボール紙に巻かれ
た糸は、ボール紙をそれぞれ1.5g/のテトラナトリウ
ムピロスホスフエートおよび“Duponol"EP洗剤および0.
37g/のエチレンジアミン四酢酸を含む85〜96%の水に
大気圧下で1時間浸すことにより擬装仕上げ処理を行っ
た。
式の表1は種々の暴露試験の結果をまとめたものであ
る。退色の“△b"値は燃焼煙又はNO2とUV光の組み合わ
せに20時間暴露した試料について測定した。標準化退色
値(すなわち光安定剤を含まない溶液Aを用いて作った
試料(すなわちスパンデツクス中にセミカルバジド基又
はUV安定剤を含まない紡糸試料)について測定した。
“△b"値に対して標準化した)と共に△bデータも表に
示す。表1には又、20−時間UV伸び試験の結果もまとめ
てある。結果はセミカルバジド基およびトリアジン吸光
剤を含まない比較試料Aについて標準化した。
表1のデータにより明白に示されているとおり、本発
明によるセミカルバジド基および“Cyasorb"1164の組み
合わせは強い相乗効果を生み出している。両成分を組み
合わせることにより、組み合わせの一方又は他方の成分
のみを含む糸についての同様の試験における測定から予
測するより、過剰の伸び、退色および分解の予防におい
てずつと優れた効果を示す。組み合わせの利用は、単独
で用いる各成分によって得られる改良の合計から予測す
るよりずつと大きな改良を生み出した。 表1 試料 濃度 セミカルバジド、meq/kg 20 0 0 20 “Cyasorb−1164"、% 0.8 0 0.8 0 退色試験 煙霧 △b 3.0 10.8 12.1 6.7 標準化 0.27 1.00 1.13 0.62 NO2+UV △b 4.0 12.8 12.4 6.5 標準化 0.31 1.00 0.96 0.50 UV光 △b 1.3 11.5 3.0 8.4 標準化 0.12 1.00 0.26 0.73 UV光中での伸び %伸長 13.1 30.7 18.0 27.2 標準化 0.43 1.00 0.59 0.89 実施例2 オリゴマーセミカルバジド添加剤を次のようにして製
造した:分子量1000のP04G 333g(E.I.duPont de Nemou
rs and Company製造の“Terathane"1000)および20μ
のジブチル錫ジラウレート触媒を加えた219gのPICMの混
合物を75℃に1時間加熱し、7.65%NCOを含むイソシア
ナート−末端プレーポリマーを得た。プレーポリマーに
含まれる遊離のPICMは、ヘキサンを用いた連続液−液抽
出により、溶媒を除去したプレーポリマーのNCOが3.63
%となるまで除去した。抽出したプレーポリマーは理論
量のUDMHのDMAc溶液と反応させ、溶液1g当り0.414meqの
セミカルバジドを含むオリゴマーセミカルバジドの50%
溶液を得た。
実施例1のポリマー溶液IをDMAc中でTiO2、ZnOおよ
びUMBのスラリー、“Cyanox"1790酸化防止剤、DIPAM/DM
コポリマーおよびシリコーン油と混合し、得られた溶液
の全固体量に基いて4.1、1.3、0.01、1.5、2.0および0.
6%の濃度となるようにする。この溶液をその後4部分
にわけ、次の追加成分を加えた: 試料D−なし 試料E−繊維の0.8重量%となる量の“Cyasorb"1164 試料F−繊維の18meq/kgセミカルバジドとなる量のオリ
ゴマーセミカルバジド 試料2−0.8%の“Cyasorb"1164および18meq/kgのオリ
ゴマーセミカルバジド 糸は実施例1と同様に紡糸し、ボール紙に巻き、擬装
仕上げ処理を行ったが、糸の水性本練りの他に、ボール
紙を45℃にてテトラクロロエチレン中に1.5〜2.0分浸
し、一晩、空気乾燥し、糸を酢酸でpH5にした水中で本
練りするという仕上げも行った。
この例では、退色及び伸び試験は例1より長期間行っ
た。この例の糸は他の物の中でも顔料を含んでおり、こ
れは退色に対する安定化をある程度付加するので、かな
りの黄変が起こるにはより長い暴露時間が必要である。
下記の表2ではセミカルバジドおよび“Cyasorb"1164を
含まない比較試料Dに対して標準化された標準化△bの
形で退色の結果を記録してある。記録された値は、
(a)20,40および60時間の煙霧暴露試験、(b)20,40
および60時間のNO2+UV暴露試験および(C)20,40,60
および80時間のUV−光暴露試験においてスパンデツクス
繊維に起った“b−値”の変化(すなわち△b)に関す
る平均値である。UV−光伸び試験は60時間続けた。2種
類の擬装仕上げ処理の結果も平均化した。 表2 試料 濃度 セミカルバジド、meq/kg 18 0 0 18 “Cyasorb−1164"、% 0.8 0 0.8 0 退色試験 煙霧 0.74 1.00 1.05 0.89 NO2+UV 0.58 1.00 0.97 0.72 UV光 0.53 1.00 0.80 0.78 UV光中での伸び %伸長 32 59 51 42 標準化 0.54 1.00 0.86 0.71 例1と同様にセミカルバジド基および“Cyasorb"1164を
組み合わせて含むスパンデツクスポリマーの退色は別々
の安定剤の効果から予測するよりずつと少なかった。本
発明による組み合わせは退色の減少に非常に有利に相乗
効果を示した。UV−促進伸びの減少においても相乗効果
は有効であった。
実施例3 この例では、オリゴーマーセミカルバジド/3級アミン
添加剤を製造し、本発明に従って“Cyasorb"1164と組み
合わせてスパンデツクス繊維に使用し、本発明による安
定剤の組み合わせが組み合わせの成分を別々に含むが組
み合わせてはいない比較試験より相乗的に優れているこ
とを示した。
セミカルバジドのオリゴマーおよび3級アミンの50%
添加剤溶液を次のようにして製造した。471.9gのPICM、
241.8gのTBDEAおよび650gのDMAcの混合物を100℃にて6
時間加熱し、1.85%のNCOを含むイソシアナート−末端
プレーポリマーの溶液を形成した。プレーポリマー溶液
を0℃に冷却し、100gのDMAc中の36.0gのUDMHの溶液を
滴下し、続いて0.08gのエチレンジアミンを加えた。得
られた、望みのオリゴマーセミカルバジド/3級アミン添
加剤の溶液を室温に4時間暖めた。
前節で述べた添加剤溶液の1部をDMAc中でDIPAM/DM、
ルチル形TiO2、ZnO、ウルトラマリンブルー顔料、“Cya
nox−1790"およびシリコーン油のスラリーと混合し、実
施例1のポリマー溶液Iに加えた。その結果、ポリマー
溶液にはポリマー溶液中の全固体重量に対し濃度2.0%
のDIPAM/DM、4.1%のTiO2、1.3%のZnO、0.01%のUMB、
1.5%の“Cyanox−1790"および0.6%のシリコーン油が
含まれる。このポリマー溶液をその後4部分にわけ、追
加成分を加えて次のような試料とした: 試料G−なし 試料H−繊維の0.8%の“Cyasorb"1164 試料I−スパンデツクス繊維中に18meq/kgセミカルバジ
ド基を生じる量のオリゴマーセミカルバジド/t−アミン 試料3−0.8%の“Cyasorb"1164+オリゴーマーセミカ
ルバジド/t−アミンの形態のセミカルバジド基18meq/kg 糸は実施例1と同様に紡糸し、ボール紙に巻き、擬装
仕上げ処理を行った。その後糸を実施例2と同様に退色
試験に暴露した。結果を下記の表3にまとめる。
実施例1および2と同様に、表3にまとめられた結果
によると、本発明によるセミカルバジド基と“Cyasorb"
1164の組み合わせを含むスパンデツクスポリマーは、安
定剤を個別に含む試料の暴露試験で測定された退色を基
にして予測するより、ずつと退色が少なかった。又、本
発明によるセミカルバジド基および“Cyasorb"1164の組
み合わせによりUV−促進伸びが相乗的に減少した。 表3 試料 濃度 セミカルバジド、meq/kg 18 0 0 18 “Cyasorb−1164"、% 0.8 0 0.8 0 退色試験 標準化△b値 煙霧 0.70 1.00 1.05 0.84 NO2+UV 0.42 1.00 0.95 0.54 UV光 0.59 1.00 0.79 1.01 UV光中での伸び(20時間) %伸長 15 23 19 20 標準化 0.65 1.00 0.83 0.87 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
1.大気煙霧および光による退色に対する保護のため、有
効量のN,N−ジアルキルセミカルバジド基および2,4−ジ
(2′,4′−ジメチルフエニル)−6−(2″−ヒドロ
キシ−4″−アルコキシフエニル)−1,3,5−トリアジ
ン吸光剤を相乗的に組み合わせて含むスパンデツクス繊
維であって、セミカルバジド基がスパンデツクスポリマ
ー末端基として又は添加剤の置換基として存在すること
を特徴とするもの。
2.第1項記載のスパンデツクス繊維で、セミカルバジド
基の有効量がスパンデツクス繊維1kg当り10〜60ミリ当
量の範囲であり、2,4−ジ(2′,4′−ジメチルフエニ
ル)−6−(2″−ヒドロキシ−4″−アルコキシフエ
ニル)−1,3,5−トリアジンの有効量がスパンデツクス
繊維の重量に対して0.2〜2%の範囲であることを特徴
とするもの。
3.第2項記載のスパンデツクス繊維でセミカルバジド基
の量が15〜35meq/kgであり、2,4−ジ(2′,4′−ジメ
チルフエニル)−6−(2″−ヒドロキシ−4″−アル
コキシフエニル)−1,3,5−トリアジンの量が0.5〜1.0
%であるもの。
4.第1項記載のスパンデツクス繊維でスパンデツクスが
ポリエーテル−ベースのスパンデツクスであることを特
徴とするもの。
5.第1項記載のスパンデツクス繊維でトリアジンの4″
−アルコキシフエニル基のアルコキシ基の炭素数が1〜
12であることを特徴とするもの。
6.第5項記載のスパンデツクス繊維で、アルコキシフエ
ニル基がn−オクチルオキシフエニル基であるもの。
7.第1項記載のスパンデツクス繊維で、N,N−ジアルキ
ルセミカルバジド基のアルキル基がメチル基であるも
の。
8.第4,5又は6項記載のスパンデツクス繊維で、N,N−ジ
アルキルセミカルバジド基のアルキル基がメチル基であ
るもの。
9.第1項〜7項のいずれかに記載のスパンデツクス繊維
で、繊維に、フエノール性酸化防止剤、およびさらに任
意に二酸化チタン、酸化亜鉛、およびウルトラマリンブ
ルーが含まれることを特徴とするもの。
10.第9項記載のスパンデツクス繊維で、フエノール性
酸化防止剤が1,3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒ
ドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)−1,3,5−トリアジ
ン−2,4,6−(1H,3H,5H)トリオンであるもの。
11.第9項記載のスパンデツクス繊維で、繊維がさらに
ジイソプロピルアミノエチルメタクリレートおよびn−
デシルメタクリレートのコポリマーを含むことを特徴と
するもの。
12.第9項記載のスパンデツクス繊維で、フエノール性
酸化防止剤がp−クレゾールおよびジビニルベンゼンの
反応生成物であることを特徴とするもの。
13.第12項記載のスパンデツクス繊維で、繊維がさらに
N−t−ブチルジエタノールアミンおよび4,4′−メチ
レン−ビス(シクロヘキシルイソシアナート)のヒドロ
キシル−末端コポリマーを含むことを特徴とするもの。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01F 6/70 D01D 1/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大気煙霧および光による退色に対する保護
    のため、有効量のN,N−ジアルキルセミカルバジド基お
    よび2,4−ジ(2′,4′−ジメチルフエニル)−6−
    (2″−ヒドロキシ−4″−アルコキシフエニル)−1,
    3,5−トリアジン吸光剤を相乗的に組み合わせて含むス
    パンデツクス繊維であって、セミカルバジド基がスパン
    デツクスポリマー末端基として又は添加剤の置換基とし
    て存在することを特徴とするスパンデツクス繊維。
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