JP3028230B1 - 樹脂製管継手のインナリング圧入治具 - Google Patents

樹脂製管継手のインナリング圧入治具

Info

Publication number
JP3028230B1
JP3028230B1 JP11109431A JP10943199A JP3028230B1 JP 3028230 B1 JP3028230 B1 JP 3028230B1 JP 11109431 A JP11109431 A JP 11109431A JP 10943199 A JP10943199 A JP 10943199A JP 3028230 B1 JP3028230 B1 JP 3028230B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
holder
ring member
ring
inner ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11109431A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000304171A (ja
Inventor
睦 藤井
卓也 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Pillar Packing Co Ltd filed Critical Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority to JP11109431A priority Critical patent/JP3028230B1/ja
Priority to TW089102647A priority patent/TW463020B/zh
Priority to KR1020000013353A priority patent/KR100343013B1/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP3028230B1 publication Critical patent/JP3028230B1/ja
Priority to US09/546,328 priority patent/US6324739B1/en
Priority to DE60028855T priority patent/DE60028855T8/de
Priority to EP00107786A priority patent/EP1044757B1/en
Publication of JP2000304171A publication Critical patent/JP2000304171A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B27/00Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for
    • B25B27/02Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for for connecting objects by press fit or detaching same
    • B25B27/10Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for for connecting objects by press fit or detaching same inserting fittings into hoses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/02Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for connecting objects by press fit or for detaching same
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/53Means to assemble or disassemble
    • Y10T29/53657Means to assemble or disassemble to apply or remove a resilient article [e.g., tube, sleeve, etc.]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/53Means to assemble or disassemble
    • Y10T29/5367Coupling to conduit

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 事前加熱などが不要が非常に効率のよい圧入
および接続作業を行なえながら、インナリングを管材の
端部に傷つけず容易に、しかも、常に均一かつ適正な拡
径状態に圧入し固定することができるようにする。 【解決手段】 インナリング8を挿入保持するホルダー
30の先端側小径部30aに、軸線方向移動によって最
小外径寸法と最大外径寸法とに変更可能な拡径リング部
材31が嵌合されているとともに、この拡径リング部材
31とホルダー30との間には、拡径リング部材31が
最大外径寸法に変更された状態で該拡径リング部材31
をホルダー30に位置固定する固定構造32が固定解除
可能に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製管継手のイン
ナリング圧入治具に関するもので、詳しくは、半導体製
造や医療,医薬品製造、食品加工、化学工業等の各種技
術分野の製造工程で取り扱われる高純度液や超純水の配
管に適用される樹脂製管継手の一方の接続部材である樹
脂製管材の一端部内に、該管材と継手本体との間の密封
力および抜止め力を増大させるためのスリーブ状のイン
ナリングを圧入し固定する際に使用される樹脂製管継手
のインナリング圧入治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の樹脂製管継手の一例として、図
14に示すような構成のものが知られている。この図1
4に示す樹脂製管継手は、例えばPFA,PTFE,E
TFEなどの耐薬品性および耐熱性に優れた特性の樹脂
から製作される筒状の継手本体1と、スリーブ状インナ
ーリング8と、袋ナット状の押輪9とから構成されてい
る。
【0003】上記継手本体1は、その軸方向の一端部に
筒状の受口2が形成され、該受口2の入口に軸線Cに対
して交差して後述する三次シール部5Cを形成する傾斜
シール面4が形成されているとともに、受口2の奥部に
は後述する一次シール部5Aを形成する環状シール端面
6が形成され、この環状シール端面6の径外側位置には
後述する二次シール部5Bを形成する円筒状の溝部7が
形成されており、かつ、その外周には雄ねじ部3が形成
されてなる。
【0004】上記スリーブ状のインナーリング8は、そ
の内周が樹脂製管材10および継手本体1の胴部1Aの
内周と同一の内径に形成されて流体の移動(流動)を妨
げないように形成されているとともに、その内端部に継
手本体1の受口2に嵌合可能な嵌合部11を有し、この
嵌合部11に連続して形成された管材圧入部12の先端
部側の外側に断面山形の膨出部13が形成されており、
上記嵌合部11が管材10の一端部から突出する状態で
上記圧入部12を管材10の一端部内に圧入し固定する
ことにより、上記膨出部13に対応する箇所の管材10
の周壁部を拡径させて上記継手本体1の受口2の入口に
形成された傾斜シール面4に軸方向から当接して上記の
三次シール5Cを形成する外周シール面14を有し、上
記継手本体1の受口2に挿入される管材10の挿し込み
部15が形成されている。
【0005】また、上記インナリング8の管材10から
の突出部である上記嵌合部11には、上記管材10の挿
し込み部15を継手本体1の受口2に挿入したとき、上
記環状シール端面6に軸方向から当接して上記の一次シ
ール部5Aを形成する突出内端面16が形成されてお
り、この突出内端面16および上記環状シール端面6は
それぞれそれらの内周側ほど順次縮径されるテーパ面に
形成されているとともに、このテーパ面からなる突出内
端面16の径外側位置には該突出内端面16よりも軸方
向の外方へ向かって突出し上記円筒状溝部10内に圧入
されて上記の二次シール部5Bを形成する円筒状シール
部17が一体に突出形成されている。
【0006】上記袋ナット状の押輪9は、その円筒状部
9Aの内周面に上記継手本体1の雄ねじ部3に螺合する
雌ねじ部18が形成されているとともに、円筒状部9A
の外端部に軸心側に延設されて管材10をその外側から
押圧する環状押圧部9Bが一体に連設されており、この
環状押圧部9Bの内端位置には押圧エッジ9Cが形成さ
れている。
【0007】上記のごとき各構成部品1,8,9を有す
る樹脂製管継手においては、インナリング8の圧入部1
2を管材10の一端部内に圧入し固定し該圧入部12に
形成の膨出部13に対応する箇所の管材10の周壁部を
拡径させることにより、両者8,10を一体結合して管
材10の挿し込み部15を形成する。ついで、その管材
10の挿し込み部15を上記継手本体1の受口2に挿入
してインナリング8の円筒状シール部17を継手本体1
側の円筒状溝部7内に向けて進行させる。
【0008】次いで、管材10の外側に遊嵌させている
押輪9の雌ねじ部18を継手本体1側の雄ねじ部3に螺
合させて該押輪9を上記継手本体1側へ螺進させること
により、上記インナリング8を環状押圧部9Bの押圧エ
ッジ9Cによって軸方向から押圧して該インナリング8
の円筒状シール部17を継手本体1の円筒状溝部7内に
圧入させて両者17,7の内外周面間に径方向の面圧を
発生させて軸方向に長い二次シール部5Bを形成させ
る。さらに、上記押輪9を螺進させて強く締め付けるこ
とによって、上記二次シール部5Bの軸方向長さを大き
くするとともに、上記インナリング8側の突出内端面1
6を継手本体1側の受口2の環状シール端面6に当接さ
せて両者16,6間に軸方向の面圧を発生させて一次シ
ール部5Aを形成させ、さらに、上記継手本体1の受口
2の入口に形成の傾斜シール面4に上記管材10の挿し
込み部15が有する外周シール面14を軸方向から当接
させて三次シール部5Cを形成させ、これによって、管
材10を継手本体1に対して抜止め状態で、かつ、密封
状態に接続する。
【0009】ところで、上記構成の樹脂製管継手におい
て、樹脂製管材10の一端部内にスリーブ状インナリン
グ8を圧入し固定する治具として、例えば実開昭62−
134629号公報などに開示されているようなインナ
リング挿入装置が知られている。この従来のインナリン
グ挿入装置は、図15に示すように、ベースアーム20
の一端側に管材10を固定保持するクランプ部21を設
けるとともに、ベースアーム20の他端側にクリップ部
22とこのグリップ部22に揺動自在に枢着されたトッ
グルレバー23とを設け、このトッグルレバー23の端
部に一端が係合され、上記ベースアーム20に取付けら
れたガイドベース24に摺動自在でスプリング28を介
してクランプ部21から離間する方向に移動付勢して保
持されたスライド軸25の他端に、インナリング8を嵌
合保持可能なフィード矢26を持つフィード部材27を
螺合固定させて構成されている。
【0010】このような構成のインナリング挿入装置に
よれば、クランプ部21に管材10をクランプさせる一
方、フィード部材27のフィード矢26にインナリング
8を嵌合保持させた上、グリップ部22を握りトッグル
レバー23をスプリング28の弾性付勢力に抗して強く
引き操作することによって、図16に示すように、管材
10の一端部よりフィード矢26およびインナリング8
を管材10内に挿入し固定する。そして、挿入固定完了
後はトッグルレバー23をスプリング28の付勢力を介
して戻すことによって、インナリング8を管材10内に
残してフィート矢26を管材10の一端部から抜き出
し、これによって、管材10の一端部内にインナリング
8が挿入固定されて該インナリング8の圧入部12に形
成の膨出部13に対応する箇所の管材10の周壁部が拡
径され両者8,10が一体結合された管材10の挿し込
み部15を形成する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の従来のインナリング挿入装置においては、
管材10の内径がフィード部材27のフィード矢26の
外径よりも少しでも大きくなるような僅かな寸法誤差が
あっても、フィード矢26はもとよりこれに嵌合保持さ
れているインナリング8を管材10に圧入することがで
きなかったり、あるいは、無理に挿入することで、イン
ナリング8の先端や管材10の内周面を傷つけられると
いった問題がある。かといって、フィード矢26の外径
を管材10の内径に比して小さくすると、これに嵌合保
持されるインナリング8の内径も当然、管材10の内径
よりも小さくなるために、挿入状態において、管材10
の内周面とインナリング8の内周面との間に段差が生
じ、この段差が高純度液や超純水を輸送する場合の管継
手として好ましくない液溜まりの原因となりやすいとい
う問題があった。
【0012】さらに、圧入前に樹脂製管材10の端部を
加熱により柔らかくしてから、この管材10の端部にフ
イード矢26を介してインナリング8を挿入することも
考えられるが、この場合は、加熱のためにヒーターなど
の加熱装置を準備しなければならないとともに、圧入
後、管材10が冷却されるまで待って接続を行なう必要
があり、所定の管継手接続作業を完了するまでに時間が
かかるという別な問題がある。
【0013】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、事前加熱などが不要が非常に効率のよい圧入
および接続作業を行なえるものでりながら、インナリン
グを管材の端部に容易に、かつ、製作誤差などにより多
少の径変化があっても、インナリングの先端や管材を傷
つけることなく、しかも、常に均一、適正な拡径状態に
圧入し固定することができる樹脂製管継手のインナリン
グ圧入治具を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る樹脂製管継手のインナリング圧入治具
は、樹脂製管材(10)の一端部内にスリーブ状インナ
リング(8)を樹脂製管材(10)との軸線方向相対移
動により圧入し固定するための樹脂製管継手のインナリ
ング圧入治具であって、上記スリーブ状インナリング
(8)を挿入保持するホルダー(30)の先端側小径部
(30a)にはその外径寸法が可変の拡径リング部材
(31)を軸線方向に移動可能に嵌合されており、この
拡径リング部材(31)は軸線方向の一方への移動によ
って上記インナリング(8)の先端部の外径(D1)と
同じかもしくはそれよりも大きい最大外径寸法(Dma
x.)に変更され、かつ、軸線方向の他方への移動によっ
てインナリング(8)の内径(d1)よりも小さい最小
外径寸法(Dmin.)に変更されるように構成され、この
拡径リング部材(31)と上記ホルダー(30)との間
には、拡径リング部材(31)が最大外径寸法(Dma
x.)に変更時された時に該拡径リング部材(31)を上
記ホルダー(30)に位置固定する固定構造(32)が
固定解除可能に形成されていることを特徴とするもので
ある。
【0015】上記のような構成の本発明によれば、ホル
ダーにインナリングを挿入保持させるとともに、このホ
ルダーの先端側小径部に嵌合されている拡径リング部材
を軸線方向の一方への移動により最大外径寸法に変更し
た状態で固定構造を介してホルダーに位置固定する。こ
の状態で、固定されている樹脂製管材の一端部に向けて
治具を移動させることにより、拡径リング部材が管材の
一端部内に進入され、これによって、管材が拡径されな
がら、インナリングの外周面に乗り移って管材がインナ
リングに挿入される。その後、治具を抜け出し方向に移
動させることにより、拡径リング部材が最小外径寸法に
変更されつつ、管材から抜けることになり、管材の一端
部内へのインナリングの圧入固定作業が完了する。
【0016】上記構成の樹脂製管継手のインナリング圧
入治具において、拡径リング部材を最大外径寸法に変更
された時にホルダーに固定するための固定構造として、
請求項2に記載のように、拡径リング部材の内周面また
はホルダーの外周面から径方向に突出させた突起部とこ
の突起部に嵌合して上記拡径リング部材の軸線方向移動
を摺動案内するようにホルダーの外周面または拡径リン
グ部材の内周面に形成された軸方向の摺動案内溝とこの
摺動案内溝の端部に連ねてホルダーの外周面または拡径
リング部材の内周面に突出形成されて上記拡径リング部
材が最大外径寸法に変更される直前で上記突起部を乗り
越え移動させることが可能な突片部と上記拡径リング部
材が最大外径寸法に変更された状態で上記突片部を乗り
越え移動した突起部が係合するようにホルダーの外周面
または拡径リング部材の内周面に形成された係合溝とか
ら構成された構造とすることによって、拡径リング部材
の最大外径寸法変更時の固定力が弱いものとなり、治具
を抜け出し方向に移動させるだけで管材の一端部内に圧
入固定されているインナリングの先端面で拡径リング部
材の端部が押されて最小外径寸法に戻しながら、拡径リ
ング部材をホルダーと共に管材から容易に抜き出すこと
ができる。
【0017】また、上記構成の樹脂製管継手のインナリ
ング圧入治具において、上記拡径リング部材を、最大外
径寸法と最小外径寸法とに変更可能な先端側径可変部分
とこの先端側径可変部分の内径よりも小さい内径を有し
ホルダーの先端側小径部に嵌合される基端側固定筒部分
とから形成する一方、上記ホルダーを、拡径リング部材
の基端側固定筒部分を嵌合保持する先端側小径部とイン
ナリングを挿入保持する大径部とそれら両部の中間に位
置して拡径リング部材の先端側径可変部分を嵌合保持す
る中間径部とから形成した構成とし、このような構成の
インナリング圧入治具におけるホルダーの固定構造とし
て、請求項3に記載のように、ホルダーの先端側小径部
と中間径部との接続箇所に円錐面を形成することで、上
記拡径リング部材をその先端側径可変部分が最大外径寸
法に変更されるように軸線方向の一方に移動させたと
き、該拡径リング部材の基端側固定筒部分の先端内周面
を円錐面に締まり嵌め状態に嵌合させて拡径リング部材
を上記ホルダーに位置固定する構成、あるいは、請求項
4に記載のように、ホルダーの中間径部と大径部との接
続箇所に円錐面を形成することで、上記拡径リング部材
をその先端側径可変部分が最大外径寸法に変更されるよ
うに軸線方向の一方に移動させたとき、該拡径リング部
材の先端側径可変部分の内周面を円錐面に締まり嵌め状
態に嵌合させて拡径リング部材を上記ホルダーに位置固
定する構成を採用してもよい。
【0018】上記のような構成の固定構造は、小径の管
継手を対象とする場合、径が小さくなり、また強度も弱
くなる拡径リング部材及びホルダーに溝加工を施す必要
がないために、製作が容易であるとともに、それら小径
部品の強度低下も抑制することが可能である。。
【0019】なお、上記請求項3または4に記載のよう
な構成の固定構造を採用する場合において、拡径リング
部材を最小外径寸法に変更するように軸線方向の他方に
移動させたときに該拡径リング部材の軸線方向の位置を
制限するストッパーとしては、請求項5に記載のよう
に、ホルダーの先端側小径部に略E字形状の止め輪を嵌
着する構成を採用することで、強度の低下を生じること
なく、最小外径寸法での位置ストッパー機能を確保する
ことが可能である。
【0020】また、上記構成の樹脂製管継手のインナリ
ング圧入治具において、ホルダーの全体及び拡径リング
部材は、製作面及び取扱い面を考慮して、請求項6に記
載のように、共に樹脂材料から構成されていることが好
ましい。合成樹脂材料を用いる場合、通常は安価なポリ
プロピレン(PP)などから構成することが望ましい
が、PPなどの他にポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、PF
A等の弗素樹脂材料を組合わせ使用してもよい。それら
構成部材のうち、特に、拡径リング部材については、請
求項7に記載のように、弗素樹脂から構成することによ
り、該拡径リング部材と管材との間の摩擦係数を低減さ
せることが可能となり、インナリングの管材への圧入を
一層スムーズに行なうことができる。
【0021】さらに、小径の管継手を対象とする場合に
おける治具強度を確保するために、請求項8に記載のよ
うに、ホルダーを金属材料から構成してもよい。特に、
金属材料製のホルダーとする場合は、請求項9に記載の
ように、その外周面に樹脂コーティングを施すことによ
って、必要強度を確保しながら、金属イオンの付着を防
止し半導体製造工程で用いる高純度液や超純水の輸送時
に不純物の混入という不都合を解消することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1及び図2は本発明に係る樹
脂製管継手のインナリング圧入治具の半縦断側面図であ
り、このインナリング圧入治具Aは、インナリング8を
挿入保持する軸線方向にストレートな大径部30bとそ
の先端側に円錐面30cを介して一体に形成された小径
部30aと図12で説明したインナリング挿入装置にお
けるフィード部材27先端に形成の保持孔27a内に挿
嵌しセットボルト33により固定可能な取付軸部30d
とを有し、これら全体がPPなどの樹脂材料から一体に
製作されたホルダー30と、このホルダー30の小径部
30aに軸線方向に移動可能に嵌合されたPPなどの樹
脂製拡径リング部材31とから構成されている。
【0023】上記拡径リング部材31の周壁部には、周
方向に適当な間隔を隔てて軸線方向の一端に達する複数
本の切込部31aが形成されており、この拡径リング部
材31をホルダー30に対して軸線方向の一方へ移動さ
せることによって、図2に示すように、各切込部31a
が開いてその外径寸法がインナリング8の先端部の外径
(D1)と同じかもしくはそれよりも少し大きい最大外
径寸法(Dmax.)に変更され、かつ、軸線方向の他方へ
移動させることによって、図1に示すように、各切込部
31aが閉じてその外径寸法がインナリング8の内径
(d1)よりも小さい最小外径寸法(Dmin.)に変更さ
れるように構成されている。
【0024】また、上記拡径リング部材31とホルダー
30の先端側小径部30aとの間には、拡径リング部材
31が最大外径寸法(Dmax.)に変更された時に該拡径
リング部材31をホルダー30に位置固定する固定構造
32が固定解除可能に形成されている。
【0025】この固定構造32は、図3に明示するよう
に、拡大リング部材31の内周面から径外方に向けて突
出させた突起部32aと、この突起部32aに嵌合して
拡径リング部材31の軸線方向移動を摺動案内するよう
に上記ホルダー30の小径部30aの外周面に形成した
軸方向の摺動案内溝32bとこの摺動案内溝32bの端
部に連ねてホルダー30の小径部30aの外周面に突出
形成されて拡径リング部材31が最大外径寸法(Dma
x.)に変更される直前に上記突起部32aを乗り越え移
動させることが可能な突片部32cと上記拡径リング部
材31が最大外径寸法(Dmax.)に変更された状態で上
記突片部32cを乗り越え移動した突起部32aが係合
するようにホルダー30の小径部30aの外周面に形成
された係合溝32dとから構成されている。
【0026】次に、上記のような構成を持つ樹脂製管継
手のインナリング圧入治具Aを用いてインナリング8を
管材10の一端部内に圧入し固定して図11における樹
脂製管継手の挿し込み部15を形成する作業について説
明する。 (1)図15に示すインナリング挿入装置におけるフィ
ード部材27先端に形成の保持孔27a内にホルダー3
0の取付軸部30dを挿嵌しセットボルト33により固
定させた上で、先端側小径部30aに嵌合されている拡
径リング部材31を軸線方向の一方に移動させて該拡径
リング部材31を図4に示すような最小外径寸法(Dmi
n.)にする。 (2)この状態で、図5に示すように、上記ホルダー3
0の大径部30bにインナリング8を挿入保持させる。 (3)次に、拡径リング部材31を軸線方向の他方に移
動させることにより、図6に示すように、各切込部31
aを開いて拡径リング部材31をインナリング8の先端
部の外径(D1)と同じかもしくはそれよりも少し大き
い最大外径寸法(Dmax.)に変更させ、かつ、この状態
で固定構造32を介して拡径リング部材31をホルダー
30に位置固定する。ここで、固定構造32の突起部3
2aは突片部32cを乗り越え移動したのち、ホルダー
30の小径部30aの外周面に形成の係合溝32dに係
合して拡径リング部材31を最大外径寸法(Dmax.)に
保持する。 (4)続いて、図15に示すインナリング挿入装置にお
けるクランプ部21に管材10をクランプさせる一方、
該インナリング挿入装置のグリップ部22を握りトッグ
ルレバー23をスプリング28の弾性付勢力に抗して強
く引き操作することにより、図7に示すように、圧入治
具Aを管材10に向けて前進移動させるとともに、拡径
リング部材31が管材10の一端部内に進入され、これ
によって、管材10が拡径されながら、インナリング8
の外周面に乗り移り、図8に示すように、管材10がイ
ンナリング8に圧入され固定される。 (5)その後、インナリング挿入装置のグリップ部22
を放してトッグルレバー23をスプリング28の付勢力
を介して戻すことによって、治具Aが抜け出し方向に移
動されることになり、これによって、拡径リング部材3
1が最小外径寸法(Dmin.)に変更されつつ、管材10
から抜け、図9に示すように、管材10の一端部内への
インナリング8の圧入固定作業が完了する。
【0027】上記のように、管材10の端部に対する事
前加熱などを要することなく、治具Aを管材10に対し
て軸線方向に移動させるだけで、管材10の端部を常に
適正かつ均一に拡径してインナリング8を管材10の端
部に容易かつスムースに圧入し固定することができ、ま
た、インナリング8の内径が管材10の内径と同一ある
いはそれよりも僅かに大きくなるような製作誤差などが
あったとしても、インナリング8の先端や管材10の内
周面を傷つけるといった管継手にとって好ましくない事
態の発生を確実に回避することができる。
【0028】なお、上記実施の形態では、管材10及び
継手本体の径が大きい大径管継手を対象にしてホルダー
30の全体及び拡径リング部材31を共にPPなどの樹
脂材料から構成したものについて説明したが、拡径リン
グ部材31をPETやPTFE、PFAなどの弗素樹脂
材料から構成することによって、この拡径リング部材3
1と管材10との間の摩擦係数を低減させてインナリン
グ8の管材10への圧入をよりスムーズなものとするこ
とができる。
【0029】また、管材10及び継手本体が共に小さい
小径管継手を対象とする場合は、ホルダー30の強度を
確保するために、図10に示すように、該ホルダー30
をSUS304等の金属材料から構成し、この金属材料
製ホルダー30の外周面に例えば弗素樹脂コーティング
層34を施すことによって、ホルダー30の強度を十分
に確保しながら、その外周面への金属イオンの付着を防
止し半導体製造工程で用いる高純度液や超純水の輸送時
に不純物の混入という不都合を解消することができる。
【0030】図11及び図12は、拡径リング部材31
が最大外径寸法(Dmax.)に変更された時に該拡径リン
グ部材31をホルダー30に位置固定する固定構造32
として上記実施の形態とは異なる変形固定構造を採用し
たインナリング圧入治具を示す半縦断側面図である。
【0031】図11及び図12に示すインナリング圧入
治具Aの拡径リング部材31は、周方向に複数本の切込
部31aが形成されて最大外径寸法(Dmax.)と最小外
径寸法(Dmin.)とに変更可能な先端側径可変部分31
Aとこの先端側径可変部分31Aの内径Daよりも小さ
い内径Dbを有しホルダー30の先端側小径部30aに
嵌合される基端側固定筒部分31Bとから形成されてい
る。一方、ホルダー30は、拡径リング部材31の基端
側固定筒部分31Bを嵌合保持する先端側小径部30a
とインナリング8を挿入保持するストレートな大径部3
0bとそれら両部30a,30bの中間に位置して拡径
リング部材31の先端側径可変部分31Aを嵌合保持す
る中間径部30eと取付軸部30dとを有し、全体が樹
脂材料から一体に製作されている。
【0032】そして、図11の場合は、上記ホルダー3
0の先端側小径部30aと中間径部30eとの段落ち接
続箇所に外径がDc(<Db)からDd(>Db)に変
化する円錐状テーパ面30fが形成されており、上記拡
径リング部材31を仮想線に示すように、その先端側径
可変部分31Aが最大外径寸法(Dmax.)に変更される
ように軸線方向の一方へ移動させたとき、該拡径リング
部材31の基端側固定筒部分31Bの内周面端部が上記
円錐状テーパ面30fに締まり嵌め状態に嵌合すること
で、拡径リング部材31をホルダー30に位置固定する
固定構造32を構成している。
【0033】また、図12の場合は、上記ホルダー30
の中間径部30eと大径部30bとの接続箇所に外径が
Df(<Da)からDg(>Da)に変化する円錐状テ
ーパ面30gが形成されており、上記拡径リング部材3
1を仮想線に示すように、その先端側径可変部分31A
が最大外径寸法(Dmax.)に変更されるように軸線方向
の一方へ移動させたとき、該拡径リング部材31の先端
側径可変部分31Aの内周面が上記円錐状テーパ面30
gに締まり嵌め状態に嵌合することで、拡径リング部材
31をホルダー30に位置固定する固定構造32を構成
している。
【0034】なお、図11及び図12に示すような構成
の固定構造32を備えたインナリング圧入治具Aにおい
て、拡径リング部材31をその先端側径可変部分31A
が最小外径寸法(Dmin.)に変更されるように軸線方向
の他方に移動させたときに該拡径リング部材31の軸線
方向の位置を制限するストッパーとしては、ホルダー3
0の先端側小径部30aに溝加工を施し、そこに図13
に示すような略E字形状の止め輪35を嵌着させる構成
を採用する。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、管材を
事前加熱するなどの設備及び手間を要することなく、冷
間のままで圧入すればよいので、インナリングの圧入か
ら管継手としての接続までの作業を非常に効率よいもの
とすることができる。しかも、インナリングの内径が管
材の内径と同一あるいはそれよりも多少大きい場合であ
っても、そのインナリングを管材の端部に容易に、か
つ、それらを傷付けないでスムースに圧入させることが
でき、加えて、管材の拡径度合いを常に均一かつ適正に
して過剰な拡径や不均一な拡径を防止することができ
る。したがって、簡単な作業で管材の一端部にインナリ
ングを容易確実に圧入し固定することができるという効
果を奏する。
【0036】特に、ホルダーの全体及び拡径リング部材
を樹脂材料から構成することにより、半導体製造工程で
用いる高純度液や超純水の輸送時における耐蝕性および
耐薬品性で優れた効果を奏することができる。
【0037】また、ホルダーと拡径リング部材のうち、
拡径リング部材を弗素樹脂材料から構成することによ
り、圧入時における拡径リング部材と樹脂製管材との摩
擦係数を低減することが可能で、インナリングの管材へ
の圧入を一層スムーズに行なうことができる。
【0038】さらに、小径の管継手を対象とする場合
は、ホルダーを金属材料から構成し、その外周面に、例
えば弗素樹脂などの樹脂コーティングを施す構成を採用
することによって、治具としての必要強度を確保しなが
ら、金属イオンの付着を防止して半導体製造工程で用い
る高純度液や超純水の輸送時に不純物の混入という不都
合をも解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂製管継手のインナリング圧入
治具で、拡径リング部材が最小外径寸法にある状態の半
縦断側面図である。
【図2】同上樹脂管継手のインナリング圧入治具で、拡
径リング部材が最大外径寸法にある状態の半縦断側面図
である。
【図3】同上樹脂製管継手のインナリング圧入治具の要
部の拡大縦断側面図である。
【図4】同上樹脂製管継手のインナリング圧入治具によ
る圧入作業前の状態を示す半縦断側面図である。
【図5】同上樹脂製管継手のインナリング圧入治具によ
る圧入作業時の第1状態を示す半縦断側面図である。
【図6】同上樹脂製管継手のインナリング圧入治具によ
る圧入作業時の第2状態を示す半縦断側面図である。
【図7】同上樹脂製管継手のインナリング圧入治具によ
る圧入作業時の第2状態を示す半縦断側面図である。
【図8】同上樹脂製管継手のインナリング圧入治具によ
る圧入作業時の第3状態を示す半縦断側面図である。
【図9】同上樹脂製管継手のインナリング圧入治具によ
る圧入作業の完了状態を示す半縦断側面図である。
【図10】本発明に係る樹脂製管継手のインナリング圧
入治具の他の実施形態を示す半縦断側面図である。
【図11】本発明に係る樹脂製管継手のインナリング圧
入治具の別の実施形態を示す半縦断側面図である。
【図12】本発明に係る樹脂製管継手のインナリング圧
入治具のもう一つの実施形態を示す半縦断側面図であ
る。
【図13】図11及び図12に示す樹脂製管継手のイン
ナリング圧入治具の要部の拡大縦断正面図である。
【図14】樹脂製管継手の一例を示す縦断側面図であ
る。
【図15】従来から使用されていたインナリング挿入装
置の縦断側面図である。
【図16】同上インナリング挿入装置による挿入状態を
示す要部の縦断側面図である。
【符号の説明】
8 インナリング 10 樹脂製管材 30 ホルダー 30a 小径部 30b 大径部 30f,30g 円錐状テーパ面 30e 中間径部 31 拡径リング部材 31A 先端側径可変部分 31B 基端側固定筒部分 32 固定構造 32a 突起部 32b 摺動案内溝 32c 突片部 32d 係合溝 34 樹脂コーテング層 35 E字形状止め輪

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製管材の一端部内にスリーブ状イン
    ナリングを樹脂製管材との軸線方向相対移動により圧入
    し固定するための樹脂製管継手のインナリング圧入治具
    であって、 インナリングを挿入保持するホルダーの先端側小径部に
    はその外径寸法が可変の拡径リング部材を軸線方向に移
    動可能に嵌合されており、この拡径リング部材は軸線方
    向の一方への移動によって上記インナリングの先端部の
    外径と同じかもしくはそれよりも大きい最大外径寸法に
    変更され、かつ、軸線方向の他方への移動によってイン
    ナリングの内径よりも小さい最小外径寸法に変更される
    ように構成され、この拡径リング部材と上記ホルダーと
    の間には、拡径リング部材が最大外径寸法に変更された
    時に該拡径リング部材を上記ホルダーに位置固定する固
    定構造が固定解除可能に形成されていることを特徴とす
    る樹脂製管継手のインナリング圧入治具。
  2. 【請求項2】 上記固定構造は、拡径リング部材の内周
    面またはホルダーの外周面から径方向に突出させた突起
    部とこの突起部に嵌合して上記拡径リング部材の軸線方
    向移動を摺動案内するようにホルダーの外周面または拡
    径リング部材の内周面に形成された軸方向の摺動案内溝
    とこの摺動案内溝の端部に連ねてホルダーの外周面また
    は拡径リング部材の内周面に突出形成されて上記拡径リ
    ング部材が最大外径寸法に変更される直前で上記突起部
    を乗り越え移動させることが可能な突片部と上記拡径リ
    ング部材が最大外径寸法に変更された状態で上記突片部
    を乗り越え移動した突起部が係合するようにホルダーの
    外周面または拡径リング部材の内周面に形成された係合
    溝とから構成されている請求項1に記載の樹脂製管継手
    のインナリング圧入治具。
  3. 【請求項3】 上記拡径リング部材が、最大外径寸法と
    最小外径寸法とに変更可能な先端側径可変部分とこの先
    端側径可変部分の内径よりも小さい内径を有しホルダー
    の先端側小径部に嵌合される基端側固定筒部分とから形
    成されている一方、上記ホルダーは、拡径リング部材の
    基端側固定筒部分を嵌合保持する先端側小径部とインナ
    リングを挿入保持する大径部とそれら両部の中間に位置
    して拡径リング部材の先端側径可変部分を嵌合保持する
    中間径部とから形成され、かつ、その先端側小径部と中
    間径部との接続箇所には円錐面が形成されており、上記
    拡径リング部材をその先端側径可変部分が最大外径寸法
    に変更されるように軸線方向の一方に移動させたとき、
    該拡径リング部材の基端側固定筒部分の先端内周面をホ
    ルダーの円錐面に締まり嵌め状態に嵌合させることで拡
    径リング部材を上記ホルダーに位置固定する固定構造が
    構成されている請求項1に記載の樹脂製管継手のインナ
    リング圧入治具。
  4. 【請求項4】 上記拡径リング部材が、最大外径寸法と
    最小外径寸法とに変更可能な先端側径可変部分とこの先
    端側径可変部分の内径よりも小さい内径を有しホルダー
    の先端側小径部に嵌合される基端側固定筒部分とから形
    成されている一方、上記ホルダーは、拡径リング部材の
    基端側固定筒部分を嵌合保持する先端側小径部とインナ
    リングを挿入保持する大径部とそれら両部の中間に位置
    して拡径リング部材の先端側径可変部分を嵌合保持する
    中間径部とから形成され、かつ、その中間径部と大径部
    との接続箇所には円錐面が形成されており、上記拡径リ
    ング部材をその先端側径可変部分が最大外径寸法に変更
    されるように軸線方向の一方に移動させたとき、該拡径
    リング部材の先端側径可変部分の内周面をホルダーの円
    錐面に締まり嵌め状態に嵌合させることで拡径リング部
    材を上記ホルダーに位置固定する固定構造が構成されて
    いる請求項1に記載の樹脂製管継手のインナリング圧入
    治具。
  5. 【請求項5】 上記拡径リング部材を最小外径寸法に変
    更するように軸線方向の他方に移動させたとき、該拡径
    リング部材の基端側固定筒部分の端面に当接し拡径リン
    グ部材の軸線方向の位置を制限するストッパーとして、
    ホルダーの先端側小径部に略E字形状の止め輪が嵌着さ
    れている請求項3または4に記載の樹脂製管継手のイン
    ナリング圧入治具。
  6. 【請求項6】 上記ホルダーの全体及び拡径リング部材
    が、共に樹脂材料から構成されている請求項1ないし5
    のいずれかに記載の樹脂製管継手のインナリング圧入治
    具。
  7. 【請求項7】 上記ホルダー及び拡径リング部材のうち
    拡径リング部材が、弗素樹脂から構成されている請求項
    6に記載の樹脂製管継手のインナリング圧入治具。
  8. 【請求項8】 上記ホルダーが、金属材料から構成され
    ている請求項1ないし5のいずれかに記載の樹脂製管継
    手のインナリング圧入治具。
  9. 【請求項9】 金属材料から構成された上記ホルダーの
    外周面には、樹脂コーティングが施されている請求項8
    に記載の樹脂製管継手のインナリング圧入治具。
JP11109431A 1999-04-16 1999-04-16 樹脂製管継手のインナリング圧入治具 Expired - Fee Related JP3028230B1 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11109431A JP3028230B1 (ja) 1999-04-16 1999-04-16 樹脂製管継手のインナリング圧入治具
TW089102647A TW463020B (en) 1999-04-16 2000-02-16 Inner ring press-insertion jig for a pipe joint made of resin
KR1020000013353A KR100343013B1 (ko) 1999-04-16 2000-03-16 수지제 관조인트의 이너링 압입지그
US09/546,328 US6324739B1 (en) 1999-04-16 2000-04-10 Inner ring press-insertion jig for a pipe joint made of resin
DE60028855T DE60028855T8 (de) 1999-04-16 2000-04-11 Vorrichtung zur Einpressmontage eines Innenring für eine Rohrverbindung aus Kunststoff
EP00107786A EP1044757B1 (en) 1999-04-16 2000-04-11 Inner ring press-insertion jig for a pipe joint made of resin

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11109431A JP3028230B1 (ja) 1999-04-16 1999-04-16 樹脂製管継手のインナリング圧入治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3028230B1 true JP3028230B1 (ja) 2000-04-04
JP2000304171A JP2000304171A (ja) 2000-11-02

Family

ID=14510083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11109431A Expired - Fee Related JP3028230B1 (ja) 1999-04-16 1999-04-16 樹脂製管継手のインナリング圧入治具

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6324739B1 (ja)
EP (1) EP1044757B1 (ja)
JP (1) JP3028230B1 (ja)
KR (1) KR100343013B1 (ja)
DE (1) DE60028855T8 (ja)
TW (1) TW463020B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109249341A (zh) * 2018-11-01 2019-01-22 苏州纽威阀门股份有限公司 一种环形弹性结构的装配工装、装配方法及球阀

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6877777B1 (en) * 2002-04-16 2005-04-12 Continental Industries, Inc. Insertion sleeve and stiffener for a pipe coupling
US20050104374A1 (en) * 2003-11-17 2005-05-19 Steur Gunnar V.D. Pull-out resistant compression fitting for fluid lines
US7979980B2 (en) * 2007-07-11 2011-07-19 Emerson Electric Co. Tool for powered pressing of cable connectors
US10819077B2 (en) 2007-09-10 2020-10-27 John Mezzalingua Associates, LLC Compression tool with biasing member
US7921549B2 (en) * 2007-09-10 2011-04-12 John Mezzalingua Associates, Inc. Tool and method for connecting a connector to a coaxial cable
US7908741B2 (en) 2007-09-10 2011-03-22 John Mezzalingua Associates, Inc. Hydraulic compression tool for installing a coaxial cable connector
US8516696B2 (en) 2007-09-10 2013-08-27 John Mezzalingua Associates, LLC Hydraulic compression tool for installing a coaxial cable connector and method of operating thereof
US8595928B2 (en) 2007-09-10 2013-12-03 John Mezzalingua Associates, LLC Method for installing a coaxial cable connector onto a cable
US8661656B2 (en) 2007-09-10 2014-03-04 John Mezzallingua Associates, LLC Hydraulic compression tool for installing a coaxial cable connector and method of operating thereof
CN103817642B (zh) * 2012-11-16 2016-06-22 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 用于记忆合金接头连接的方法及其辅助工具
CN109570856B (zh) * 2018-12-18 2020-10-30 天长市天翔集团有限公司 一种汽车加工用焊接装置
US11518114B2 (en) 2019-06-07 2022-12-06 Fit-Line, Inc. Method and apparatus to assemble a high purity liquid distribution system
KR102617272B1 (ko) 2021-01-14 2023-12-28 정종호 휀스용 파이프 압입 장치

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB852578A (en) * 1957-02-23 1960-10-26 Edgar Cartlidge Improvements in and relating to thermoplastic tube
US3653692A (en) * 1970-02-09 1972-04-04 John W Henson Hose coupling method and means
US4584755A (en) * 1983-11-07 1986-04-29 Lynn Lundquist Method of plugging a hole in an object
US4785517A (en) * 1987-03-24 1988-11-22 Kabushiki Kaisha Flowell Apparatus for manufacturing pipe joint portions
US4807343A (en) * 1987-08-14 1989-02-28 Chemi-Trol Chemical Company Tubeless tire valve stem inserter
EP0530413B1 (en) * 1991-09-03 1995-05-10 Nippon Pillar Packing Co., Ltd. Insertion apparatus for pressing a ring into a pipe

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109249341A (zh) * 2018-11-01 2019-01-22 苏州纽威阀门股份有限公司 一种环形弹性结构的装配工装、装配方法及球阀
CN109249341B (zh) * 2018-11-01 2023-09-12 苏州纽威阀门股份有限公司 一种环形弹性结构的装配工装、装配方法及球阀

Also Published As

Publication number Publication date
EP1044757A2 (en) 2000-10-18
KR20000071451A (ko) 2000-11-25
EP1044757A3 (en) 2002-03-20
DE60028855D1 (de) 2006-08-03
KR100343013B1 (ko) 2002-07-02
TW463020B (en) 2001-11-11
JP2000304171A (ja) 2000-11-02
US6324739B1 (en) 2001-12-04
EP1044757B1 (en) 2006-06-21
DE60028855T8 (de) 2007-10-11
DE60028855T2 (de) 2007-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3028230B1 (ja) 樹脂製管継手のインナリング圧入治具
US3977708A (en) Plastic tube fitting and joint
EP2995838B1 (en) Inner ring
EP2995839B1 (en) Pipe connecting device
US6550119B2 (en) Inner ring press-insertion jig for a pipe member made of resin
US7350828B2 (en) Tube fitting with sealant
US20130025731A1 (en) Coupling
KR20020092172A (ko) 수지제 관이음매에 있어서의 튜브이탈방지방법 및튜브이탈방지구조
US6412832B1 (en) Self-flaring plastic fittings
US6202284B1 (en) Pipe fitting
CA2682038A1 (en) Sealing fitting for stainless steel tubing
US6601879B2 (en) Plastic fitting for flared tubing
EP1041330A1 (en) Pipe joint made of resin
JP2013100874A (ja) インナーリング
JP3156051B2 (ja) 樹脂製管継手のインナリング圧入治具
JP2009115154A (ja) チューブ継手、およびその施工方法
JP4343595B2 (ja) 流体管と接続体との接続構造
JP7347882B1 (ja) 管継手とパイプの接続方法及び接続構造体
JP2001001277A (ja) 樹脂製管材へのインナーリング圧入治具
JP2009115153A (ja) チューブ継手の施工治具、および施工方法
WO2024090043A1 (ja) クランプ治具
JP5690553B2 (ja) 樹脂管継手の組付構造及び樹脂管継手の組付方法
JPH02107885A (ja) 管継手
JP2001099370A (ja) 簡易スイベルホース継手
JPH09100966A (ja) 管継ぎ手

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3028230

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees