JP3028124B2 - グロープラグの金具 - Google Patents
グロープラグの金具Info
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- JP3028124B2 JP3028124B2 JP3042321A JP4232191A JP3028124B2 JP 3028124 B2 JP3028124 B2 JP 3028124B2 JP 3042321 A JP3042321 A JP 3042321A JP 4232191 A JP4232191 A JP 4232191A JP 3028124 B2 JP3028124 B2 JP 3028124B2
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- Japan
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- glow plug
- hexagonal
- fitting
- round body
- metal fitting
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関、特にディ
ーゼル機関に使用されるグロープラグの金具に関するも
のである。
ーゼル機関に使用されるグロープラグの金具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディーゼル機関に使用されるグロ
ープラグの金具は、いずれも一体成型からなるものが一
般的であり、代表的には、素材として六角鋼棒、又は筒
状の六角鋼パイプを用い、全て切削加工により形状を仕
上げてなるものや、六角鋼パイプ、又は丸鋼棒に対して
塑性加工により主要部分を成型、加工し、細部を切削加
工により仕上げてなるものがある。
ープラグの金具は、いずれも一体成型からなるものが一
般的であり、代表的には、素材として六角鋼棒、又は筒
状の六角鋼パイプを用い、全て切削加工により形状を仕
上げてなるものや、六角鋼パイプ、又は丸鋼棒に対して
塑性加工により主要部分を成型、加工し、細部を切削加
工により仕上げてなるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものにおいて、金具を、素材として六角鋼棒、又は
筒状の六角鋼パイプを用い、全て切削加工により形状を
仕上げてなるものや、六角鋼パイプ、又は丸鋼棒に対し
て塑性加工により主要部分を成型、加工し、細部を切削
加工により仕上げてなるものが知られている。これらは
いずれも一体成型されるものであるが、グロープラグの
形状は、内燃機関のヘッド形状に合わせた適切な形状が
必要であり、そのため内燃機関のヘッド形状に合わせて
数十種類の金具の製造を余儀なくされている。例えば、
安価な製法であるとされる塑性加工法を採用しても、様
々な内燃機関のヘッド形状に対応するため多くの金型を
必要とするので生産効率が低くなる上、小量品において
は金型に対する需要が低くなり、コストの上昇を招いて
しまうことから、採用が困難なものとなる問題点があ
る。
来のものにおいて、金具を、素材として六角鋼棒、又は
筒状の六角鋼パイプを用い、全て切削加工により形状を
仕上げてなるものや、六角鋼パイプ、又は丸鋼棒に対し
て塑性加工により主要部分を成型、加工し、細部を切削
加工により仕上げてなるものが知られている。これらは
いずれも一体成型されるものであるが、グロープラグの
形状は、内燃機関のヘッド形状に合わせた適切な形状が
必要であり、そのため内燃機関のヘッド形状に合わせて
数十種類の金具の製造を余儀なくされている。例えば、
安価な製法であるとされる塑性加工法を採用しても、様
々な内燃機関のヘッド形状に対応するため多くの金型を
必要とするので生産効率が低くなる上、小量品において
は金型に対する需要が低くなり、コストの上昇を招いて
しまうことから、採用が困難なものとなる問題点があ
る。
【0004】また、例えば、全長が60mm以上とな
る、全長の長いグロープラグにおいては、塑性加工にお
ける加工負担が大きくなり、かかる加工法が困難なもの
となるから、必然的に切削加工に頼らざるを得ないもの
である。
る、全長の長いグロープラグにおいては、塑性加工にお
ける加工負担が大きくなり、かかる加工法が困難なもの
となるから、必然的に切削加工に頼らざるを得ないもの
である。
【0005】そこで、この発明は上記従来のものの持つ
問題点を改善するものであり、グロープラグの金具にお
ける加工を多品種に対応して容易に製造することができ
るようにすると共に、そのコストの低減を図ろうとする
ものである。
問題点を改善するものであり、グロープラグの金具にお
ける加工を多品種に対応して容易に製造することができ
るようにすると共に、そのコストの低減を図ろうとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、グロープラ
グの金具を構成する六角部と、その六角部以外を構成す
ると共に外周にネジ部が螺設された丸胴部とが、溶接等
により一体化されてなるものである。
グの金具を構成する六角部と、その六角部以外を構成す
ると共に外周にネジ部が螺設された丸胴部とが、溶接等
により一体化されてなるものである。
【0007】
【作用】以上の構成を具えるので、グロープラグの金具
を構成する六角部と、その六角部以外の丸胴部を別体に
して成形することによって、数十種類にも及ぶグロープ
ラグにおいて同一である六角部は、大量生産が可能にな
り、また内燃機関のヘッド形状に合わせて異なるものと
する丸胴部は、六角部がないものであるから、塑性加工
が容易となり、これらを一体に接合することにより構成
されるグロープラグのコストを低減させることができ
る。
を構成する六角部と、その六角部以外の丸胴部を別体に
して成形することによって、数十種類にも及ぶグロープ
ラグにおいて同一である六角部は、大量生産が可能にな
り、また内燃機関のヘッド形状に合わせて異なるものと
する丸胴部は、六角部がないものであるから、塑性加工
が容易となり、これらを一体に接合することにより構成
されるグロープラグのコストを低減させることができ
る。
【0008】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明す
る。(1)は、この発明により製造される金具(2)を
具える、ディーゼル機関に使用されるグロープラグであ
り、このグロープラグ(1)は、外周にネジ部(10)
を螺設する金具(2)の先端より突出してろう接、圧入
等によって保持されるヒーター(6)を具え、他方に
は、上記ヒーター(6)に絶縁粉末(5)を介して固着
した中軸(7)を通じて電気的に導通させると共に、シ
ールゴム(8)、絶縁体(9)及びナット(10)を介
して中軸(7)が絶縁固持されてなるものである。
る。(1)は、この発明により製造される金具(2)を
具える、ディーゼル機関に使用されるグロープラグであ
り、このグロープラグ(1)は、外周にネジ部(10)
を螺設する金具(2)の先端より突出してろう接、圧入
等によって保持されるヒーター(6)を具え、他方に
は、上記ヒーター(6)に絶縁粉末(5)を介して固着
した中軸(7)を通じて電気的に導通させると共に、シ
ールゴム(8)、絶縁体(9)及びナット(10)を介
して中軸(7)が絶縁固持されてなるものである。
【0009】そして、この金具(2)においては、金具
(2)を構成する六角部(3)と、その六角部(3)以
外を構成すると共に外周にネジ部が螺設された丸胴部
(4)とが、溶接等により一体化されてなるものであ
る。なお、六角部(3)と丸胴部(4)の仮接合を容易
にするため、図2に示すように、丸胴部(4)の後端に
凸状の嵌合部(41)を設け、六角部(3)の軸孔(3
1)に圧入嵌合される。
(2)を構成する六角部(3)と、その六角部(3)以
外を構成すると共に外周にネジ部が螺設された丸胴部
(4)とが、溶接等により一体化されてなるものであ
る。なお、六角部(3)と丸胴部(4)の仮接合を容易
にするため、図2に示すように、丸胴部(4)の後端に
凸状の嵌合部(41)を設け、六角部(3)の軸孔(3
1)に圧入嵌合される。
【0010】この発明による金具(2)は以上の構成を
具えるので、グロープラグ(1)の金具(2)を構成す
る六角部(3)と、その六角部(3)以外の先端側の丸
胴部(4)を別体にして成形することによって、数十種
類にも及ぶグロープラグにおいてほとんど同一である六
角部(3)は、大量生産が可能になる。また、内燃機関
のヘッド形状に合わせて異なるものとする丸胴部(4)
は、六角部(3)がないものであるから、塑性加工が容
易となり、これら別体に成形、加工される六角部(3)
と丸胴部(4)を一体に接合することにより構成される
グロープラグ(1)のコストを低減させることが可能と
なるものである。
具えるので、グロープラグ(1)の金具(2)を構成す
る六角部(3)と、その六角部(3)以外の先端側の丸
胴部(4)を別体にして成形することによって、数十種
類にも及ぶグロープラグにおいてほとんど同一である六
角部(3)は、大量生産が可能になる。また、内燃機関
のヘッド形状に合わせて異なるものとする丸胴部(4)
は、六角部(3)がないものであるから、塑性加工が容
易となり、これら別体に成形、加工される六角部(3)
と丸胴部(4)を一体に接合することにより構成される
グロープラグ(1)のコストを低減させることが可能と
なるものである。
【0011】なお、ヒーター(6)としては実施例に示
したように、金属シース内に発熱コイルを埋設したシー
スタイプに限定されるものでなく、セラミック体内に発
熱体を埋設したものや、導電性セラミックを配したヒー
ターであってもよい。
したように、金属シース内に発熱コイルを埋設したシー
スタイプに限定されるものでなく、セラミック体内に発
熱体を埋設したものや、導電性セラミックを配したヒー
ターであってもよい。
【0012】
【発明の効果】以上のとおり、特に加工が困難な長寸品
のグロープラグにおいて、コストの大幅な低減を図るこ
とができると共に、長寸品においてネジ加工を施すにあ
たって生じるネジと内径部の振れを半減することができ
ることによる精度の向上、更には生産効率をも向上させ
ることができる優れた効果を有するものである。
のグロープラグにおいて、コストの大幅な低減を図るこ
とができると共に、長寸品においてネジ加工を施すにあ
たって生じるネジと内径部の振れを半減することができ
ることによる精度の向上、更には生産効率をも向上させ
ることができる優れた効果を有するものである。
【図1】この発明により製造される金具を具えるグロー
プラグの断面図である。
プラグの断面図である。
【図2】その製造工程を示す断面図である。
1 グロープラグ 2 金具 3 六角部 4 丸胴部 5 絶縁粉末 6 ヒーター 7 中軸 8 シールゴム 9 絶縁体 10 ナット 31 軸孔 41 嵌合部
Claims (1)
- 【請求項1】 六角部と、その六角部以外を構成すると
共に外周にネジ部が螺設された丸胴部とが、溶接等によ
り一体化されてなるグロープラグの金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3042321A JP3028124B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | グロープラグの金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3042321A JP3028124B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | グロープラグの金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04260719A JPH04260719A (ja) | 1992-09-16 |
JP3028124B2 true JP3028124B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=12632754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3042321A Expired - Fee Related JP3028124B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | グロープラグの金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028124B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1966664A1 (de) * | 1969-12-17 | 1973-09-20 | Adolf Linka | Vorrichtung zur gesteuerten fachbildung bei wellenfachwebmaschinen |
DE19757725C5 (de) * | 1997-12-23 | 2004-02-26 | Beru Ag | Dieselstarthilfe |
DE10343521A1 (de) * | 2003-09-19 | 2005-04-21 | Beru Ag | Druckmessglühkerze für einen Dieselmotor |
FR2869392B1 (fr) | 2004-04-27 | 2006-07-14 | Siemens Vdo Automotive Sas | Tete d'une bougie de prechauffage equipee d'un capteur de pression |
JP2007093102A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Ngk Spark Plug Co Ltd | グロープラグ及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-02-15 JP JP3042321A patent/JP3028124B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04260719A (ja) | 1992-09-16 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991221 |
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