JP3028122U - ランレングス符号の並列処理装置 - Google Patents

ランレングス符号の並列処理装置

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JP3028122U JP33896U JP33896U JP3028122U JP 3028122 U JP3028122 U JP 3028122U JP 33896 U JP33896 U JP 33896U JP 33896 U JP33896 U JP 33896U JP 3028122 U JP3028122 U JP 3028122U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データ処理装置に於けるランレングス符
号の並列処理を実現し、画像データ圧縮効率とデータ伝
送速度を向上させることを目的とする。 【解決】 画像データをワード単位で並列に入力し、最
初にそのワード内にラン開始ビットもラン終了ビットが
存在するか否かを並列に検出し、共に存在しないことが
検出されるとCPUに対して次のワードを入力するよう
に通知し、ラン開始ビットおよびラン終了ビットが検出
されると、その結果を画像データの列内位置に変換して
並列に記憶装置に格納し、CPUが更に別の画像処理を
行う際にアクセス出来るようにしている。またラン開始
ビットの総数に相当する、切り替わり数も得られるよう
に構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は画像データの圧縮に関わり、更に詳細にはランレングス符号を並列処 理する新規なアーキテクチャに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像処理分野ではデータに含まれる情報を更に少ないメモリ領域に格納し、よ り早い速度で伝送できるように画像データを圧縮する必要性が存在する。画像デ ータは画像データの多くの列から構成されており、画像データの各々の列はスキ ャナの走査線で走査された書類上の情報に対応している。画像データの各々の列 は多くのビットで構成され、各々は走査線上のひとつの画素に対応する。通常二 進数で1のレベルのビットは、黒色または書類上の印刷情報を表わす黒画素に対 応し、二進数で零のビットは、白または書類上の背景情報を表わす白画素に対応 している。画像データのひとつの列はラン、すなわち同一値の信号連なり、に分 割される。従来、印刷情報を表わす黒色ランはランレングス符号ワードで表現さ れており、これは列内でそのランが開始される位置を示すラン開始アドレス、お よびランを構成する信号数とで構成されているので、元の画像データの一列は画 像データ圧縮のオブジェクトを実現するベクトル化されたデータに変換できる。
【0003】 ランレングス符号処理装置は黒色と判定される元画像データビット、いわゆる ワードを処理するように設計されている。従ってその信号値がワード内の先行ビ ットの値と異なる、変化ビット位置が最初に計算され、ランレングスが決定され る。これらの入力ランレングスから、処理装置は符号テーブルメモリのアドレス を生成し、符号テーブルメモリを参照して適切な符号ワードを生成する。符号解 読時にはデコーダは入力符号ワードから符号テーブルメモリのアドレスを生成し 、符号テーブルメモリを参照してランレングスを生成する。この手法の一例はH ITACHIのDICEP(Document Image Compress ion and Expansion Processor:書類画像圧縮並 びに再生処理装置)、HD63085である。
【0004】 残念ながらこのアルゴリズムをソフトウェア技術の符号化および符号解読に基 づいて実行するためにはコンピュータの処理時間がかかり過ぎる。
【0005】
【考案の目的と要約】
本考案は、各々が画像データのひとつの列内の黒色ランのラン開始列アドレス およびラン終了列アドレスで表現されるランレングス符号の並列処理アーキテク チャを目指している。我々の考案に於けるランレングス符号の定義は従来からの ものとは異なっているが、ベクトル化により画像データの圧縮を行うという目的 は同じである。我々の考案に依れば、画像データはCPUからワード単位でロー ドされ、CPUの介在を受けることなくワード内の全ての黒色ランのラン開始お よびラン終了ビットが並列に検出され、次に画像データの列内のラン開始および ラン終了アドレスに変換され、更に別の画像処理を実行する際にCPUがラン開 始およびラン終了列アドレス、すなわちランレングス符号にアクセスできるよう に、これらは先入れ先出し(FIFO:First In First Out )レジスタ内の二つのパイプラインに直列に格納される。
【0006】 本考案の特徴はまた、画像データの列内で白から黒情報への総変化数、すなわ ち黒色ランの総数として定義される切り替わり数を素早く得るためのリップル計 数器を含むことである。切り替わり数は、例えば分割および特徴抽出といった画 像処理技術では重要なパラメータであり、従来はソフトウェア技術によって遅い 処理速度で導き出されていた。
【0007】 本考案の更に別の特徴は、ワード内にラン開始ビットもラン終了ビットも共に 存在しないという状態を検出するためのラン検出器を含むことであり、これは割 り込み信号を発生しCPUに対して次のワードの画像データをロードするように 情報を伝え、データ圧縮速度を改善している。ラン開始ビットはそれに先行する ビットが0でそれ自身の値が1のビットと定義され、ラン終了ビットはそれに先 行するビットが1でそれ自身の値が0であるビットとして定義される。
【0008】 本考案の提案された実施例では、ランレングス符号の並列処理アーキテクチャ を実行するための方法並びに装置は: (1) 最初に装置メモリに格納されている画像データひとつの列の一ワード のビットを入力し、ポインタで画像データの列内のワード開始アドレスを表示す る; (2) ワード内のラン開始ビットの存在およびラン終了ビットの存在を並列 的に検出し、ラン開始ビットもラン終了ビットも共に存在しないことを検出する と、割り込み信号を発生しCPUに対して後続の画像データをロードするように ラン検出器によって通知する; (3) ラン開始ビットの存在が検出されたときは、ワード内のラン開始レベ ルをラン開始レベル発生器によって並列に生成し、ラン開始ビットの各々を第一 二進数レベルで表わしワード内のその他のビットの各々を第二二進数レベルで表 わす; (4) ラン終了ビットの存在が検出されたときは、ワード内のラン終了レベ ルをラン終了レベル発生器によって並列に生成し、ラン終了ビットの各々を第一 二進数レベルで表わしワード内のその他のビットの各々を第二二進数レベルで表 わす;ラン開始レベルおよびラン終了レベルは並列的に生成される; (5) ラン開始レベルおよびラン終了レベルを、それぞれがワード内のラン 開始ビット位置に対応する、複数の検出されたラン開始ビット位置パルスと、そ れぞれがワード内のラン終了ビット位置に対応する、複数の検出されたラン終了 ビット位置パルスとに、それぞれ第一および第二符号化器によって二進数値符号 に変換する; (6) 各々がワード内のラン開始ビットの位置を表わすラン開始ビットアド レスをシリアルにまた、各々がワード内のラン終了ビットの位置を表わすラン終 了ビットアドレスをシリアルに、それぞれ第一および第二符号化器によつて二進 数値符号に生成するために第一および第二検出回路の出力を符号化する; (7) 第一および第二加算回路内に於て、それぞれ画像データの列内のラン 開始ビットおよびラン終了ビットのラン開始列アドレスおよびラン終了列アドレ スを生成するために、ラン開始ビットアドレスおよびラン終了ビットアドレスに ポインタからのワード開始アドレスを加算する; (8) ラン開始列アドレスおよびラン終了列アドレスをそれぞれFIFOレ ジスタの第一および第二パイプラインにシリアルに格納し、CPUがこれらのア ドレス、すなわちランレングス符号をアクセスして、さらに別の画像処理を可能 とする。 以上の手順で構成されている。
【0009】
【実施例】
図1に於て、画像処理装置は書類上の情報を走査する事に依ってディジタル化 された画像データを引き出すためのスキャナ1と、文字列またはグラフィック情 報を表わすディジタル化された画像データを格納するための装置メモリDRAM 2とを含む。中央処理装置(CPU)の制御によって、次にディジタル化された 画像データはワード単位でランレングス符号並列処理アーキテクチャ3にロード され、画像データの列毎に並列にラン開始およびラン終了列アドレスで構成され るランレングス符号を生成する。画像処理技術の中で重要なパラメータである、 切り替わり数もまたランレングス符号並列処理アーキテクチャ3で導き出される 。中央処理装置4はランレングス符号および切り替わり数をランレングス符号並 列処理アーキテクチャ3から入力し更に別の画像処理、例えば光学式文字認識( OCR:Optical Character Recognition)を実 施する。
【0010】 図2はランレングス符号並列処理アーキテクチャ3のひとつの実施例のブロッ ク図である。このランレングス符号並列処理アーキテクチャ3は主としてふたつ のアドレス発生器31および32で構成されている:そのうちのひとつは画像デ ータのひとつの列内の全てのランのラン開始列アドレスを生成するためのもので あり、もう一方はラン終了列アドレスを生成するためのものである。CPUがひ とつのワードからなる画像データを、このランレングス符号並列処理アーキテク チャ3にロードした時、複数のD型フリップフロップ30は画像データをラッチ し、その出力をラン検出器33に伝送しそのワード内にラン開始ビットまたはラ ン終了ビットが存在するか否かの検出がなされる。ラン開始ビットはそのビット 値が1でそれに先行するビットが0のビットと定義され、ラン終了ビットはその ビット値が1でその後続ビットが0のビットと定義される。ワード内にひとつま たは複数のラン開始ビットが存在すると、アドレス発生器31がラン検出器33 によって処理を活性化される:ワード内にひとつまたは複数のラン終了ビットが 存在すると、アドレス発生器32がラン検出器33によって処理を活性化される 。ラン検出器33がワード内にラン開始ビットもラン終了ビットも共に存在しな いことを認識した場合は、ふたつの発生器31および32は活性化される事なく 、ラン検出器33はCPUに対してさらに別の処理を遂行するために次のワード の画像データをロードするようにパルス信号を発生し通知する、これによってC PUの待ち時間を削減し画像データ圧縮率を改善する。このアーキテクチャ3は 更に、画像データの列内の処理中ワードの第一ビットの位置であるワード開始ア ドレスを指し示すためのポインタ34を有する。CPUに対して次のワードのロ ードを通知するためのラン検出器33からの中央信号は、ポインタ34を制御す るための信号と同一である。
【0011】 二つの発生器31および32のハードウェア構成および動作原理は非常によく 似ている。ラン開始列アドレス発生器31はラン開始レベル発生器311、検出 回路312、符号化器314、加算回路316および先入れ先だしレジスタ31 8のパイプラインで構成されている。ラン終了アドレス発生器32はラン終了レ ベル発生器321、検出回路322、符号化器324、加算回路326および先 入れ先だしレジスタ328のパイプラインで構成されている。本考案は更にリッ プル計数器317を有することを特徴としており、これは発生器31内の検出回 路312または発生器32内の検出回路322のどちらかに接続することが出来 、切り替わり数を導きだしている。
【0012】 ポインタ34はその内容を更新して後続のワードのワード開始アドレスを指し 示しているが、これはラン検出器33がワード内にラン開始ビットおよびラン終 了ビットが無いかまたはワード内の全てのランのランレングス符号が全て生成さ れたという条件下で、ワードのビット数を元の内容に加えることに依って実行さ れる。ワードのビット数はコンピュータの格納単位に関連しており、48,16 ,または32の値をとる。
【0013】 ワードの画像データを並列に受信した際、ラン検出器33は論理処理を実行し ビットが全て1であるかまたは0であるかの検出を行う。もしもそうで無い場合 は、処理中のワード内にラン開始ビットが存在するはずなので、ラン検出器33 はラン開始レベル発生器311を活性化するための制御信号を発生する。もしも 処理中のワードのビットが全て1の場合は、先行ワードの最終ビット、フィード バックビット(FDB)と定義される、が0という条件でワードの先頭ビットが ラン開始ビットとなる。従ってこの場合もまた、処理を実施するためにラン開始 レベル発生器311が活性化されなければならない。従ってラン開始ビットの存 在を正確に検出するためには、ラン検出器33に対して処理中のワードと共にビ ットFDBも入力されなければならない。
【0014】 同時に、ワード内にひとつまたは複数のラン終了ビットが存在する場合は、ラ ン検出器33はラン終了レベル発生器321を活性化するための制御信号を生成 する。ワード内のビットが全て1または0で無い場合は、ワード内にラン終了ビ ットが存在するはずである。一方、処理中のワードのビットが全て0でFDBが 1の場合は、フィードバックビットがラン終了ビットである。処理中の実際のワ ードの最終ビットに関しては変わる可能性があるので、それがラン終了ビットで あるか否かは後続ワードの先頭データビットと比較するまで判定できない。
【0015】 処理中ワードのビット値とFDBとの間の関係およびラン開始ビットとラン終 了ビットの数は以下の表に列挙される。
【表1】 ──────────────────────────────────── FDB 処理中ワードの ラン開始ビット数 ラン終了ビット数 画像データ ──────────────────────────────────── 1 全て1または0で無い 判定必要 判定必要 0 全て1または0で無い 判定必要 判定必要 1 全て1 0 0 1 全て0 0 1(FDB) 0 全て1 1 0 0 全て0 0 0 ────────────────────────────────────
【0016】 上記の表より、FDBおよび処理中ワードの画像データのビット値が全て0か または全て1の場合はラン開始ビットもラン終了ビットも存在しないことが判る 。その様な条件下では、ラン検出器33は割り込み信号を送信してCPUに対し て更に処理を継続するために後続のワードをロードするように通知し、またポイ ンタ34のワード開始アドレス内容を更新する、これによって非常に多くの処理 時間がそれ以外の場合よりも節約できる。割り込み信号が生成されると、処理中 ワードの最終ビットがフィードバックビットとしてラッチされ後続ワードと共に 処理される。
【0017】 ラン開始レベル発生器311はラン検出器33によって活性化される論理回路 であって、これはまたNビットワードの画像データを並列にFDBと共に受信し 、論理操作を実行してラン開始ビットを判定し、ラン開始ビットを第一二進数レ ベルとして示し、ワード内のその他のビットを第二二進数レベルとして示す。論 理式は以下のように示される。
【0018】
【数1】 STn =/DBn-1 *DBn , 0≦n≦N−1 (1)
【0019】 ここでDBn-1 およびDBn はワード内で連続する任意の二つのビットであり 、DBn-1 が前者、DBn が後者である、STn はラン開始レベルの第n番目ビ ットの二進数レベル値であり、記号“*”はAND論理操作を表わし、“/”は 反転論理操作を表わしている。計算結果は下記の表から判る。
【0020】
【表2】 ──────────────────── DBn-1 DBn STn ──────────────────── 0 0 0 0 1 1 1 0 0 1 1 0 ────────────────────
【0021】 表に示されるようにDBn-1 が0でDBn が1の時のみラン開始レベルのビッ トSTn は高レベルを有する。これは情報が白から黒へ変化したときのみで有る ことを意味しており、これはラン開始ビットと呼ばれる黒画素のビットに対応し ラン開始レベル内で1の値を有する。
【0022】 ラン開始レベル発生器で並列に発生された後、ラン開始レベル(STn ,0≦ n≦N−1)は検出回路312に転送される。検出回路312はパルス処理回路 350を含んでおり、これは新規なデータフローハードウェア構造として接続さ れており、これによって並列な入力ラン開始レベルがそれぞれがひとつのワード 内のラン開始ビットの位置に対応するラン開始ビット位置パルスに変換されるこ とが出来る。検出回路312はまたD型フリップフロップを含み、符号化の為に ラン開始ビット位置パルスの検出を行っている。
【0023】 次に検出回路312からの出力は符号化器314に転送されこれらをシリアル な二進数値符号の形式で、各々がワード内でラン開始ビットの相対位置を表わす ラン開始ビットアドレスに符号化する。次に加算回路316によって、ひとつの ワード内のシリアル・ラン開始ビットアドレスにポインタ34からのワード開始 アドレスが加算され、この様にして画像データ内のラン開始列アドレスが導き出 される。最終的に画像データ列内のラン開始列アドレスはシリアルに先入れ先だ しレジスタ318のパイプラインに入力され、CPUがさらに別の画像処理を行 うためにこれらのアドレス、ベクトル化された画像データにアクセス出来るよう にしている。
【0024】 リップル計数器317を検出回路312に接続して、検出回路312からの検 出されたパルス出力を計数することにより切り替わり数を導き出すことができる 。
【0025】 ラン開始列アドレス発生器31の動作原理は、ラン終了アドレスの代りにラン 開始アドレスが処理されることを除いて、ラン終了列アドレス発生器32と対応 する。
【0026】 ラン検出器33によって活性化された時、論理回路であるラン終了レベル発生 器321は、論理処理を実行してラン終了ビットを検出しラン終了レベルを発生 する。ラン検出器33で実施されるラン終了ビットを検出するための論理式は以 下のように示される。
【0027】
【数2】 ENn =DBn-1 */DBn , 0≦n≦N−1 (2)
【0028】 ここでENn-1 はFDBに対応するラン終了レベルである。画像データビット に対応するラン終了レベルはそのビット値を先行のビット値と比較することに依 って判定できるので、処理中ワードの最終ビットに対応するラン終了レベルの極 性は次のワードがロードされるまで判定することはできない。論理式(2)の真 偽値表は次のように示される。
【0029】
【表3】 ──────────────────── DBn-1 DBn ENn-1 ──────────────────── 0 0 0 0 1 0 1 0 1 1 1 0 ────────────────────
【0030】 ラン開始列アドレス発生器31の動作手順と同様に、ラン終了列アドレス発生 器32内のラン終了レベル発生器321出力は次に検出回路322に転送される 。符号化器324および加算回路326を通して、画像データ内のラン終了列ア ドレスがシリアルに導き出され、先入れ先だしレジスタ328のパイプラインに 入力され、CPUがさらに別の画像処理を行うためにアクセス出来るようにして いる。
【0031】 ワード内の全てのランのラン開始およびラン終了列アドレスが全てシリアルに 生成されたとき、またはラン検出器33がワード内にラン開始ビットもラン終了 ビットも共に存在していないことを検出したとき、CPUに対して通知する信号 が発生され、更に別の処理を行うために次のワードのデータビットをロードし、 処理中ワードの最終ビットをフィードバックビットとしてラッチさせる信号が生 成される。
【0032】 16ビットCPUを用いた場合の好適方法が、図3から図8に主としてラン開 始アドレスを発生させる手順を参考に示されている。
【0033】 図3に於て、ひとつのワードの16画素画像データ、SD0 からSD15はCP Uから複数のD型フリップ・フロップ30にデータバス可能化信号/DBEによ ってロードされる。この処理アーキテクチャ3の可能化信号である。可能化ラン アドレス信号/ERAによって画像データビットSD0 からSD15はラッチされ 、/DB0 から/DB15として出力されこれらはラン検出器33に入力される。
【0034】 図4はラン検出器33の論理回路図である。CPU書き込み信号から生成され たパルスである、DBENはこの回路の可能化制御信号である;そしてフィード バックビット、FDBは前回処理ワードの最終ビットである。ワードの16ビッ トの反転レベル、/DB0 から/DB15がゲート331およびANDゲート33 2に同時に入力され、16ビットが全て1であるかまたは0であるかの検出を行 う。ゲート331および332の出力はEXNORゲート333に入力される。 次にEXNORゲート333の出力はANDゲート334に入力され、可能化パ ルス信号DBENとのAND論理演算が実施される。上述のゲート331から3 34を通して、ワードのデータビットが全て1または0で無い場合は、ANDゲ ート334の出力端子にパルス信号A01が生成される。/DB0 から/DB15 もまたNORゲート335に入力される。ANDゲート336は、NORゲート 335出力、/FDBの反転レベル信号、およびパルス信号DBENとのAND 演算を実行し、/DB0 から/DB15が全て低レベルで/FDBが高レベルの条 件、すなわちフィードバックビットが0でワードのデータビットが全て1の条件 下で正のパルス信号C01を生成する。AND論理ゲート337は、FDBレベ ル信号と、ANDゲート332出力、それにパルス信号DBENとのAND演算 を実行し、/DB0 から/DB15が全て高レベル信号で/FDBが低レベルの条 件、すなわちフィードバックビットが1でワードのデータビットが全て0の条件 下で正のパルス信号C10を生成する。最後にORゲート338はゲート334 および336からの出力に対してOR論理演算を実行し、ワード内にひとつまた はいくつかのラン開始ビットが存在するときに正のパルス信号STWR1を出力 する。ORゲート339はゲート334および337からの出力に対してOR論 理演算を実行し、ワード内にひとつまたはいくつかのラン終了ビットが存在する ときに正のパルス信号STWR2を出力する。パルス信号STWR1およびST WR2はそれぞれ、ラン開始アドレス発生器31およびラン終了アドレス発生器 32を活性化するための制御信号である。さきに述べた五つのパルス信号を生成 するための論理式およびそれらの論理値表を以下に示す:
【0035】
【数3】
【数4】 CO1= /FDB*DB0 * DB1 * …* DB15 *DBEN (4)
【数5】 C10=/FDB*/DB0 */DB1 * …*/DB15 *DBEN (5)
【数6】 STWR1=AO1+C01 (6)
【数7】 STWR2=A01+C10 (7)
【0036】
【外1】
【0037】
【表4】 ─────────────────────────────────── FDB DB 0からDB15 A01 CO1 C10 STWR1 STWR2 ─────────────────────────────────── 0 全てが1または0では無い 1 0 0 1 1 1 全てが1または0では無い 1 0 0 1 1 0 全て0 0 0 0 0 0 0 全て1 0 1 0 1 0 1 全て0 0 0 1 0 1 1 全て1 0 0 0 0 0 ───────────────────────────────────
【0038】 上記の論理値表に示すように、FDBおよびDB0 からDB15がすべて1また はすべて0の時、すなわちFDBおよびワードの中にラン開始ビットもラン終了 ビットも共に無い場合は、ラン検出器33はパルス信号AAをCPUに送信し、 CPUが処理を続行するために後続のワードの画像データをロード出来るように する。そのパルス信号を生成する論理式は以下の通りである:
【0039】
【数8】 AA= (/FDB*/DB0 */DB1 * …*/DB15*DBEN )+ (FDB*DB0 *DB1 * … *DB15 * DBEN) (8)
【0040】 論理ゲート340,341および342は制御信号AAを生成するために具備 されている。
【0041】 次に図5のラン開始レベル発生器311を参照する。ここで反転ラン開始レベ ル/ST0 から/ST15は/FDB,/DB0 から/DB15に基づいて並列に生 成される。この発生器311はパルス信号STWR1で活性化される論理回路で あって、16段で構成されている、その各々はEXORゲート51、NANDゲ ート52およびD型フリップフロップ53を含む。ビットDBn-1 はEXORゲ ート51(n)に後続のビットDBn と一緒に入力される。このEXORゲート 51(n)をNANDゲート52(n)に対して再びDBn および可能化パルス 信号STWR1と共に接続することにより、DBn-1 が0そしてDBn が1の時 に出力端子52(n)に負のパルスが出力される;その他の場合は出力端子52 (n)は高レベル信号を出力する。STWR1の遅れ反転パルス信号である、/ STWR1によってD型フリップフロップ53(n)は52(n)から負のパル ス信号をラッチして低レベル信号を出力し、52(n)からの高レベル信号では 出力を保持する。従って反転ラン開始レベル、STn (0≦n≦15)が53( n)の出力端子に出力される。この論理回路の論理式は先の式(1)と等価であ って次のように表わされる:
【0042】
【数9】
【0043】
【外2】
【0044】 ラン終了レベル発生器321もまた論理回路であって、ビットDBn-1 はまた 後続ビットDBn と共にEXORゲートに入力されるが、ここではEXORゲー トはNANDゲートに対してラン開始レベル発生器311の場合のようにDBn と共にでは無くDBn-1 と一緒に接続されている。この論理回路321はラン検 出器33からのパルス信号STWR2によって活性化され、反転ラン終了レベル 信号/ENn を出力する。従ってこの発生器321で実行される論理式は以下の ように表わされる:
【0045】
【数10】
【0046】 これは先の式(2)と等価な式である。
【0047】 反転ラン開始レベル、/ST0 から/ST15は次に図6に示されるように、検 出回路312に転送される。この検出回路312は16段で構成されており、そ の各々はパルス発生用のNANDゲート61、D型フリップフロップ67および 、NANDゲート63,64と反転器62とで構成されたパルス処理回路とを含 んでいるが、第一段は例外的にNANDゲートの代わりに反転器61(0)を使 用し、最終段はNANDゲート64無しである。連続する全ての二つの段は第( n−1)段内の二つのNANDゲート63(n−1)、64(n−1)の出力端 子を、第(n)段のNANDゲート61に接続することに依って連結されている 。
【0048】 ERAレベル信号はこの回路312の可能化信号であり、/DTWは/STW R1を遅らせた信号である。この負パルス信号/DTWは正の信号(S0 )を得 るために反転器61(0)で反転されている。S0 はパルス処理回路のNAND ゲート63(0)および64(0)に転送される。/ST0 レベル信号は64( 0)へ送られるのと同時に、反転器62(0)を通して63(0)にも送られる 。もしもST0 が低レベル信号、すなわちこれはラン開始ビットに対応する、の 場合は63(0)の出力は負パルス/DW0 となり、64(0)の出力は高レベ ル信号を維持するであろう。この反対にもしも/ST0 が高レベル信号の場合は 63(0)の出力端子には依然高レベル信号が存在し、64(0)の出力端子に は負パルスが出力される。63(0)および64(0)の出力端子は次段のNA NDゲート61(1)に接続される。ふたつのNANDゲート63(0)および 64(0)からNANDゲート61(1)には必ずひとつ、唯ひとつの負パルス が送られるので、61(1)の出力端子には正パルスS1 が発生されなければな らない。S1 パルス信号はS0 が、二つの段の間の特別な内部接続のパルス伝送 経路の為に遅らされた信号であって、S1 は/DW1 の出力を決定するために6 1(1),63(1)および64(1)で構成されたパルス処理回路を活性化し 続ける。
【0049】 一般的に言って、検出回路312の第n番段内の61(n)NANDゲートは 、前段のパルス処理回路からの出力を受信し正パルスSn を生成する。Sn パル ス信号はNANDゲート63(n)に送られると同時に、NANDゲート64( n)にも送られる。ラン開始レベル発生器311からの、この/STn レベル信 号は63(n)および64(n)の出力を決定する。もしも/STn がラン開始 ビットに対応するときは、出力端子63(n)に負パルス信号/DWn が出力さ れる;その他の場合は、63(n)の出力は高レベルを維持する。ひとつの段か らその後続段へのパルス伝送路はデータフロー・ハードウェア構造を形成して、 並列のラン開始レベル入力がワード内のラン開始ビットの位置に対応するパルス に変換される。論理回路に組み込まれているデータフロー構造は本考案の特徴で ある。検出回路312の各々の段はD型フリップフロップ67(n)を含み、こ れは63(n)の出力に接続されている。/TCKクロック信号と、S0 からS 15 までの遅れ反転パルス信号のOR加算値とによって、67(n)の/Q端子は 16段で構成されるDPn 信号を出力できる。もしも/STn が低レベル信号で 、ラン開始ビットに対応する場合はDPn の第n番目の状態は1でその他の状態 は全て0である。もしも/STn が高レベル信号の場合は、DPn の16個の状 態は全て0である。このようにして検出回路312はラン開始レベル入力を、各 々がひとつのワード内のラン開始ビットの位置を示すラン開始ビット位置パルス に、並列に変換する。
【0050】 検出回路312からの出力信号である、DP0 からDP15は次に16−4符号 化器314に送られ、ここではDP0 からDP15を一連の16進符号、ラン開始 ビットアドレスに符号化し、おのおのはPA0 からPA3 と表現され、ワード内 のラン開始ビット位置を示している。符号化器314で使用されているクロック 信号、/WPAは/TCKクロック信号を遅らせたものである。
【0051】 同時に、DP0 からDP15は、シリアル接続された16個のD型フリップフロ ップを含んだリップル計数器317にも送られ、ここでひとつのワードのラン数 が導き出される。リップル計数器317は216までの数を取り扱うことが出来て 、これは画像データのひとつの列内の全てのラン個数を累積し、この切り替わり 数パラメータをCPUに伝送し、更に別の画像処理に役立てる。
【0052】 図7は16ビットポインタ34を示しており、これもまた216までの数を取り 扱うことが出来る。これは二つのD型フリップフロップ71,72とひとつの加 算器73とで構成されている。AH0 からAH3 は低レベルを表わす接地状態に あり、AH4 は高レベルを表わすVcc電圧に接続されているのでAH0 からAH 4 で数の16を表わしている。画像データの一列内の処理中ワードのワード開始 アドレスは16ビット、SUM0 からSUM15で表現され、D型フリップフロッ プ72に送られる。ふたつのフリップフロップ71および72は/W16信号で 制御される。フリップフロップ72はB0 からB15を、またフリップフロップ7 1はA0 からA4 を制御パルス信号/W16によって加算器73に出力し、A5 からA15は接地状態にあってA0 からA15が全体で数値16を表わすようにして いる。加算器73内で加算された後、16ビットのSUM0 からSUM15は画像 データの列内の後続ワードのワード開始アドレスを表わすように更新され、ラン 検出器33が処理中ワード内にラン開始ビットも、ラン終了ビットと共に存在し ないことを検出した場合、またはワード内で全てが黒色のランの、ラン開始列ア ドレスおよびラン終了列アドレスが全て生成されたという条件の元で、/W16 は生成される。/W16を生成する論理式は次のように示される:
【0053】
【数11】 /W16:/AA*/ASW*/ASW'
【0054】 ここで/ASWは負パルス信号で、ワード内の最終ラン開始ビットのラン開始 列アドレスが導き出されたときに生成される。/ASW信号は/WPAの最終ク ロック信号の遅れから導き出される。同様に/ASW’信号はパルス信号で、ワ ード内の最終ラン終了ビットのラン終了列アドレスが導き出されたときに生成さ れる。パルス信号/W16もまたCPUに対して後続ワードの画像データをロー ドするように伝える信号であり、また後続ワードでD型フリップフロップを通し て検出される為に、処理中ワードの最終ビットをFDBとしてラッチさせるため の信号でもある。
【0055】 SUM0 からSUM15のビット値は図8に示されるように加算回路316に送 られる。加算回路316は加算器81およびD型フリップフロップ82を含む。 /WPAクロック信号で制御される、D型フリップフロップ82は符号化器31 4からラン開始ビットアドレスをシリアル符号入力PA0 からPA3 として受け 取り、各々P0 からP3 で表わされるシリアル符号を加算器81に出力する。P 4 からP15は全て接地状態である。加算器81に於て、P0 からP15はワード内 のラン開始ビット位置を示しており、これらには処理中ワードのワード開始アド レスを示すポインタ34からのデータSUM0 からSUM15が加算される。従っ て、各々AS0 からAS15で示されるワード内の全てのランのラン開始アドレス が、シリアルに加算器81の出力端子に導き出され、また先入れ先だしレジスタ 318のパイプラインにシリアルに格納される。
【0056】 先入れ先だしレジスタのパイプラインは画像データのひとつの列の全てのラン 開始アドレスを保持可能なように設計できる。例えば、A4判サイズの文書、す なわち20.7×29.9(センチ)、では文書が300dpi(ドット/イン チ:118ドット/センチ)のスキャナでスキャンされたとき画像データのひと つの列には約2490画素が存在する。この条件下では512段を備えたパイプ ラインレジスタ318であれば画像データの一列内の全てのランのラン開始列ア ドレスを保持するのに十分である。もしもパイプラインレジスタ318が満杯に なれば、/FF(満杯フラグ:Full Flag)信号がCPUに送られ処理 される。
【0057】 ラン終了列アドレス発生器32に関して言えば、これはラン終了レベル発生器 321、検出回路322、符号化器324、および加算回路326およびFIF Oレジスタ328のパイプラインを含み、その動作原理およびその構造は、アド レス発生器31の各部に対応しており、ラン開始アドレスの代わりにラン終了ア ドレスが処理されている点のみが異なる。
【0058】 リップル計数器は検出回路312で検出されたパルス出力を計数する事により 黒色ランの総数を計数する。検出されたパルスは提案された実施例では黒色ラン のラン開始ビットに対応しているので、ビットがすべてレベル信号に対応する白 色ランの総数を計数する事は出来ない。本考案による並列処理アーキテクチャが 白色ランのラン開始およびラン終了列アドレスを処理するものであれば、リップ ル計数器は従って白色ランの総数を計数するために使用される。
【0059】 以上、今までランレングス符号を並列処理し、画像処理装置に於ける画像処理 用の切り替わり数パラメータを導出するための方法並びに装置の開示を行った。 更に提案された実施例の16ビットCPUの場合を詳細に提示したが、これは図 示のみを目的としたものであって、本考案を制限するものでは無い。
【提出日】平成8年3月26日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 本考案の更に別の特徴は、ワード内にラン開始ビットもラン終了ビットも共に 存在しないという状態を検出するためのラン検出器を含むことであり、これは割 り込み信号を発生しCPUに対して次のワードの画像データをロードするように 情報を伝え、データ圧縮速度を改善している。ラン開始ビットはそれに先行する ビットが0でそれ自身の値が1のビットと定義され、ラン終了ビットはそれに するビットがでそれ自身の値がであるビットとして定義される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 ラン開始レベル発生器で並列に発生された後、ラン開始レベル(ST,0≦ n≦N−1)は検出回路312に転送される。検出回路312はパルス処理回路 350を含んでおり、これは新規なデータフローハードウェア構造として接続さ れており、これによって並列な入力ラン開始レベルの複数が存在した場合でも、 それぞれがひとつのワード内のラン開始ビットの位置にそれぞれ対応する複数の ラン開始ビット位置パルスに変換されることが出来る。検出回路312はまたD 型フリップフロップを含み、符号化の為にラン開始ビット位置パルスの検出を行 っている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【数2】 ENn−1 =DBn−1*/DB, 0≦n≦N−1 (2)
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】 ここでENn−1はFDBに対応するラン終了レベルである。画像データビッ トに対応するラン終了レベルはそのビット値を後続のビット値と比較することに 依って判定できるので、処理中ワードの最終ビットに対応するラン終了レベルの 極性は次のワードがロードされるまで判定することはできない。論理式(2)の 真偽値表は次のように示される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】
【数10】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】 一般的に言って、検出回路312の第n番段内の61(n)NANDゲートは 、前段のパルス処理回路からの出力を受信し正パルスSを生成する。Sパル ス信号はNANDゲート63(n)に送られると同時に、NANDゲート64( n)にも送られる。ラン開始レベル発生器311からの、この/STレベル信 号は63(n)および64(n)の出力を決定する。もしも/STがラン開始 ビットに対応するときは、出力端子63(n)に負パルス信号/DWが出力さ れる;その他の場合は、63(n)の出力は高レベルを維持する。ひとつの段か らその後続段へのパルス伝送路はデータフロー・ハードウェア構造を形成して、 並列のラン開始レベル入力がワード内のラン開始ビットの位置に対応するパルス に変換される。論理回路に組み込まれているデータフロー構造は本考案の特徴で ある。検出回路312の各々の段はD型フリップフロップ67(n)を含み、こ れは63(n)の出力に接続されている。/TCKクロック信号と、SからS15 までの遅れ反転パルス信号のOR加算値とによって、67(n)の/Q端子 は16段で構成されるDP信号を出力できる。もしも/STが低レベル信号 で、ラン開始ビットに対応する場合はDPの第n番目の状態は1でその他の状 態は全て0である。もしも/STが高レベル信号の場合は、DPの16個の 状態は全て0である。このようにして検出回路312はラン開始レベル入力を、 各々がひとつのワード内のラン開始ビットの位置を示すラン開始ビット位置パル スに、並列に変換する。 このように、ラン開始ビット位置パルスは、ラン開始ビットの位置(つまり黒 ランの開始を示すラン開始ビットの当該ワード内における位置)を表すものであ って、図6の検出回路312によって生成されるものである。それに対してラン 開始レベルは、式(1)又は(9)を適用することによって図5の回路を利用し て決定されるものであって、ラン開始ビット位置パルスとは明らかに相違する。 同様に、ラン終了ビットの位置を表すラン終了ビット位置パルスと、式(1)又 は(9)を適用して得られるラン終了レベルとは互いに相違する。 また、1つのワード内に複数のラン開始レベルが存在する場合については、段 落22において既に述べた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるランレングス符号の並列処理アー
キテクチャを含む、画像処理装置のブロック図である。
【図2】ランレングス符号の並列処理アーキテクチャ実
施例の詳細ブロック図である。
【図3】ランレングス符号の並列処理アーキテクチャの
好適実施態様の一部を構成する複数のD型フリップフロ
ップのひとつを図式的に示している。
【図4】本考案によるランレングス符号の並列処理アー
キテクチャの好適実施態様の一部を構成するラン検出器
の論理回路図である。
【図5】本考案によるランレングス符号の並列処理アー
キテクチャの好適実施態様の一部を構成するラン開始レ
ベル生成器の論理回路図である。
【図6】本考案によるランレングス符号の並列処理アー
キテクチャの好適実施態様の一部を構成する検出回路の
論理回路図である。
【図7】本考案によるランレングス符号の並列処理アー
キテクチャの好適実施態様の一部を構成するポインタ3
4の論理回路図である。
【図8】本考案によるランレングス符号の並列処理アー
キテクチャの好適実施態様の一部を構成する加算回路3
16の論理回路図である。
【符号の説明】
1 スキャナ 2 ダイナミックランダムアクセスメモリ 3 並列ランレングス符号化器アーキテクチャ 4 中央処理装置 30,67(n),71,72,82 D型フリップフ
ロップ 31 ラン開始列アドレス発生器 32 ラン終了列アドレス発生器 33 ラン検出器 34 ポインタ 73,81 加算器 311 ラン開始レベル発生器 312 検出回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (13)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理装置に於ける、画像データの一
    列内の黒色のランのラン開始列アドレスおよびラン終了
    列アドレスを並列に生成するための装置であって、画像
    データは中央処理装置の制御のもと、Nビットワードの
    単位でロードされ、装置メモリに記憶されており、ここ
    でNはコンピュータの記憶単位に依存した整数である、
    前記装置が:処理中画像データのワードのワード開始ア
    ドレスを指し示すためのポインタと;前記ワードの画像
    データビットを受信し、前記ワード内にラン開始ビット
    の存在およびラン終了ビットの存在を並列に検出し、ラ
    ン開始ビットの存在を検出したときに第一信号を、また
    ラン終了ビットの存在を検出したときに第二信号を生成
    し、かつ前記第一および前記第二信号を同時に生成する
    ための検出装置と;処理中の前記ワードの前記画像デー
    タビットを受信し、前記第一信号の発生によって活性化
    されて、前記ワード内の各々のラン開始ビットを第一二
    進数レベルとして、またワード内のその他の各々のビッ
    トを第二二進数レベルとして表わすことで、ラン開始レ
    ベルを生成するラン開始レベル発生器と;処理中の前記
    ワードの前記画像デーダビットを受信し、前記第二信号
    の発生によって活性化されて、前記ワード内の各々のラ
    ン終了ビットを第一二進数レベルとして、またワード内
    のその他の各々のビットを第二二進数レベルとして表わ
    すことで、ラン終了レベルを生成するラン終了レベル発
    生器と;それぞれ前記ラン開始レベル発生器と、前記ラ
    ン終了レベル発生器とに接続され、ラン開始レベルとラ
    ン終了レベルとを複数の検出されたラン開始ビット位置
    パルスと、複数の検出されたラン終了ビット位置パルス
    とに変換する為の第一および第二検出回路と;それぞれ
    第一および第二検出回路に接続され、複数の検出された
    ラン開始ビット位置パルスと複数の検出されたラン終了
    ビット位置パルスとをシリアルなラン開始ビットアドレ
    スおよびラン終了ビットアドレスとに符号化する、第一
    および第二符号化器と;それぞれ第一および第二符号化
    器に接続され、シリアルラン開始ビットアドレスおよび
    シリアルラン終了ビットアドレスをそれぞれ受信し、ま
    た前記ワード開始アドレスを受信するために前記ポイン
    タに接続された第一および第二加算回路であって、前記
    第一および第二加算回路はワード開始アドレスをそれぞ
    れシリアルラン開始ビットアドレスとシリアルラン終了
    ビットアドレスに加算し、シリアルラン開始列アドレス
    およびシリアルラン終了列アドレスを生成するための前
    記第一および第二加算回路と;それぞれ前記シリアルラ
    ン開始列アドレスとシリアルラン終了列アドレスとをそ
    れぞれ格納し、前記画像処理装置内の中央処理装置が更
    に別の画像処理のために前記シリアルライン開始アドレ
    ス及び前記シリアルラン終了アドレスにアクセス出来る
    ように格納するための第一および第二メモリ装置とで構
    成されていることを特徴とする、前記装置。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の装置に於て、さらに
    前記第一検出回路に接続され画像データの列内で生成さ
    れ、検出されたラン開始ビット位置パルスを計数する事
    に依って、切り替わり数パラメータを導き出すためのリ
    ップル計数器を含むことを特徴とする、前記装置。
  3. 【請求項3】 請求項第1項記載の装置に於て、さらに
    前記第二検出回路に接続され画像データの列内で生成さ
    れ、検出されたラン終了ビット位置パルスを計数する事
    に依って、切り替わり数パラメータを導き出すためのリ
    ップル計数器を含むことを特徴とする、前記装置。
  4. 【請求項4】 請求項第1項記載の装置に於て、前記検
    出装置が処理中の前記ワード内にラン開始ビットもラン
    終了ビットも共に存在しないことが検出されると、中央
    処理装置に対して後続のワードをロードするように通知
    するための割り込み信号を発生することを特徴とする前
    記装置。
  5. 【請求項5】 請求項第1項記載の装置に於て、前記ポ
    インタが後続ワードの位置を示すために整数Nを加算す
    ることに依って、ワード開始アドレスを更新することを
    特徴とする前記装置。
  6. 【請求項6】 請求項第1項記載の装置に於て、各々の
    第一および第二検出回路がN段で構成されデータフロー
    ハードウェア構造を形成し、各々の段がパルス処理回
    路、パルス発生装置およびパルスを検出するためのラッ
    チ回路を含むことを特徴とする、前記装置。
  7. 【請求項7】 請求項第1項記載の装置に於て、前記第
    一および第二メモリ装置の各々が先入れ先出しレジスタ
    のパイプラインを含むことを特徴とする前記装置。
  8. 【請求項8】 ディジタル化された画像データの一列内
    の全てが黒色のランのラン開始列アドレスおよびラン終
    了列アドレスを並列に生成するためのランレングス符号
    処理装置であって、画像データは中央処理ユニットから
    のワード単位で入力される前記処理装置に於て (1) 少くとも1つのワード内にラン開始ビット及び
    ラン終了ビットがあるかどうかを検出する手段と、 (2) 前記ラン開始ビット及び前記ラン終了ビットの
    それぞれに基づいて、ラン開始レベル及びラン終了レベ
    ルを並列に発生する手段と、 (3) 前記ラン開始レベル及び前記ラン終了レベル
    を、少なくとも1つのワード内の前記ラン開始ビットの
    位置に対応するラン開始ビット位置パルスと、及び少な
    くとも1つのワード内の前記ラン終了ビットの位置に対
    応するラン終了ビット位置パルスとに、それぞれ並列に
    変換する手段と、 (4) 前記ラン開始ビット位置パルスをシリアルラン
    開始ビットアドレスに、また前記ラン終了ビット位置パ
    ルスをシリアルラン終了ビットアドレスに、それぞれ並
    列に符号化する手段と、 (5) ワード開始アドレス及びラン開始ビットアドレ
    スを加え、さらにそれと並列にワード開始アドレス及び
    ラン終了ビットアドレスを加える手段と、 (6) 前記画像データ列内の全てが黒色のランのラン
    開始列アドレス及び前記画像データ列内の全てが黒色の
    ランのラン終了列アドレスとを、前記手段に応答して得
    る手段と、 (7) 前記手段(6)で得られた前記ラン開始列アド
    レス及び前記ラン終了列アドレスとを前記中央処理ユニ
    ットによってアクセス可能な場所に記憶する手段と、か
    つ(8) 前記中央処理ユニットの介在なしに、前記手
    段(1)から前記手段(7)までの手段を実行すること
    を特徴とするランレングス符号処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項第8項記載の装置に於て、更に前
    記変換手段の動作に応答して、ディジタル化された画像
    データ内で情報が白から黒に変化する回数の総数で、黒
    色ランの総数を表わす切り替わり数を得るための装置を
    含むことを特徴とする前記装置。
  10. 【請求項10】 請求項第8項記載の装置に於て更に:
    直前ビットの値が0でそれ自身の値が1であるラン開始
    ビット、および直前ビットの値が1でそれ自身の値が0
    であるラン終了ビットが共にひとつのワード内に存在し
    ない状態を検出するための装置と;その状態を検出する
    とCPUに対して次のワードの画像データをロードする
    ように通知する装置を含むことを特徴とする前記装置。
  11. 【請求項11】 請求項第8項記載の装置に於て、前記
    通知するための装置が割り込みメッセージを生成するた
    めの装置を含むことを特徴とする前記装置。
  12. 【請求項12】 請求項第9項記載の装置に於て、前記
    変換装置がラン開始アドレス発生器とラン終了アドレス
    発生器とを並列に含み、前記ラン開始アドレス発生器は
    直列に、ラン開始レベルを発生するためのラン開始レベ
    ル発生器と、前記レベルを検出するためのラン開始検出
    回路と、それに前記ラン開始検出回路からの出力を符号
    化するための符号化器とを有し、前記ラン終了アドレス
    発生器は直列に、ラン終了レベルを発生するためのラン
    終了レベル発生器と、前記レベルを検出するためのラン
    終了検出回路と、それに前記ラン終了検出回路からの出
    力を符号化するための符号化器とを有し、前記切り替わ
    り数を得るための装置は前記ラン開始およびラン終了検
    出回路のひとつからの前記出力に応答して前記切り替わ
    り数を得ることを特徴とする、前記装置。
  13. 【請求項13】 請求項第12項記載の装置に於て、前
    記各々の前記ラン開始およびラン終了アドレス発生器
    は、それぞれの前記検出回路のひとつと、それぞれの先
    入れ先出しレジスタの前記二つのパイプラインのひとつ
    との間に直列に接続されたそれぞれの加算回路を有し、
    さらに:画像データの列内で処理されるワードの先頭ビ
    ット位置であるワード開始アドレスを指し示すためのポ
    インタを有し、前記ラン開始発生器の前記符号化器は各
    々がワード内のラン開始ビットの位置を表わすシリアル
    ラン開始ビットアドレスを生成し、前記ラン開始アドレ
    ス発生器の前記加算回路は前記シリアルラン開始ビット
    アドレスにポインタからのワード開始アドレスを加算
    し、前記ラン終了アドレス発生器の前記加算回路は前記
    シリアルラン終了ビットアドレスにポインタからのワー
    ド開始アドレスを加算することを特徴とする、前記装
    置。
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