JP3027812B1 - 金属中空体曲げ加工装置及び金属中空体曲げ加工システム - Google Patents

金属中空体曲げ加工装置及び金属中空体曲げ加工システム

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JP3027812B1
JP3027812B1 JP10326950A JP32695098A JP3027812B1 JP 3027812 B1 JP3027812 B1 JP 3027812B1 JP 10326950 A JP10326950 A JP 10326950A JP 32695098 A JP32695098 A JP 32695098A JP 3027812 B1 JP3027812 B1 JP 3027812B1
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直樹 澤田
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Abstract

【要約】 【課題】 曲げ加工されて断面が角柱形状の金属中空体
を製造するに際して、円柱形状や楕円形状等の円筒断面
を有する金属中空体を曲げ加工しつつ断面を角柱形状に
成形することにより、断面形状(角柱形状)の崩れ、座
屈、しわ(波打ち)等の不具合を発生させることなく、
角柱形状の断面を有する金属中空体を曲げ加工可能な曲
げ加工装置及び曲げ加工システムを提供する。 【解決手段】 所定曲線20に沿って6段に渡って成形
ロール21乃至26を配設するとともに、上流側から下
流側にいくに従って各成形ロール21乃至26の成形断
面形状を、略楕円柱形状である断面形状Uから徐々に金
属パイプPの両側部P1、P2が相互に近接するように
断面形状V乃至Yを経て最終的に角柱形状である断面形
状Zに形成し、定形装置18を通過した略楕円柱形状の
断面形状Lを有する金属パイプPを各成形ロール21乃
至26に挿通することにより、金属パイプPを所定曲線
20に沿って曲げ成形しながら金属パイプPの断面形状
を角柱形状に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプ状の金属中
空体の曲げ加工を行う金属中空体曲げ加工装置及び金属
中空体曲げ加工システムに関し、特に、曲げ加工されて
断面が角柱形状の金属中空体を製造するに際して、断面
角柱形状の金属中空体の曲げ加工を行うのではなく、円
柱形状や楕円形状等の円筒断面を有する金属中空体を曲
げ加工しつつ断面を角柱形状に成形することにより、断
面形状(角柱形状)の崩れ、座屈、しわ(波打ち)等の
不具合を発生させることなく、角柱形状の断面を有する
金属中空体を曲げ加工可能な曲げ加工装置及び曲げ加工
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、曲げ加工されて断面が角柱形状の
金属中空体を製造する場合、予め角柱形状の断面を有す
る金属中空体を製造しておき、かかる金属中空体を複数
段の成形ロールが配設された曲げ加工装置に挿通するこ
とにより、角柱形状の金属中空体の曲げ加工を行ってい
る。この曲げ加工時に、金属中空体の内周側と外周側と
の間には、いわゆる、周長差が発生し、かかる周長差に
起因して、金属中空体の内周側には圧縮応力が発生する
とともに、外周側には引張り応力が発生する。従って、
金属中空体の内周側は、圧縮応力に起因して収縮し、ま
た、外周側は、引張り応力に起因して伸張する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、断面角
柱形状の金属中空体では、その角柱形状の四角部分は略
直角に成形されている。かかる各四角部分は、金属中空
体の曲げ加工を行う際に金属中空体の材料の移動を妨げ
る作用を行うことが知られており、具体的には、金属中
空体の内周側にて収縮が発生した場合、及び、外周側に
て伸張が発生した場合のいずれにおいても、四角部分の
存在に起因して材料が移動できないこととなる。
【0004】従って、断面角柱形状の金属中空体の曲げ
加工を行った際に、内周側で材料が充分収縮できず、ま
た、外周側で材料が伸張できなくなり、これにより金属
中空体の断面形状(角柱形状)の崩れ、しわ等が発生し
てしまい、場合によっては座屈してしまう問題がある。
このような不具合は、金属中空体を曲げる際の曲率が小
さければ小さい程顕著に現れる。
【0005】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、曲げ加工されて断面が角柱形状
の金属中空体を製造するに際して、円柱形状や楕円形状
等の円筒断面を有する金属中空体を曲げ加工しつつ断面
を角柱形状に成形することにより、断面形状(角柱形
状)の崩れ、座屈、しわ(波打ち)等の不具合を発生さ
せることなく、角柱形状の断面を有する金属中空体を曲
げ加工可能な曲げ加工装置及び曲げ加工システムを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る金属中空体曲げ加工装置は、所定の曲線
に沿って複数段に配設された成形ロールを備え、前記各
成形ロールの成形形状は、上流側の成形ロールから下流
側の成形ロールにいくに従って所定円筒形状から所定角
柱形状に形成されており、前記所定円筒形状の断面を有
する金属中空体を各成形ロールに挿通した際に、金属中
空体は前記所定の曲線に合致して曲げ成形されるととも
に、金属中空体の断面は所定角柱形状に成形されること
を特徴とする。
【0007】前記請求項1の曲げ加工装置では、所定の
曲線に沿って配設された複数の各成形ロールにおける成
形形状が上流側の成形ロールから下流側の成形ロールに
いくに従って所定円筒形状から所定角柱形状に形成され
ていることから、所定円筒形状の断面を有する金属中空
体を各成形ロールに挿通した際に、金属中空体は所定の
曲線に合致して曲げ成形され、また、曲げ成形されてい
る間に金属中空体の断面は所定円筒形状から所定角柱形
状にまで徐々に成形されていく。
【0008】このとき、金属中空体の断面は、所定円筒
形状に形成されて角部は存在しないので、金属中空体の
曲げ成形開始時に金属中空体の材料は、その内周側及び
外周側で自由に移動することが可能である。従って、曲
げ成形の内周側で圧縮応力が発生して金属中空体の材料
収縮が発生したり、また、外周側で引張り応力が発生し
て材料伸張が発生した場合においても、金属中空体にお
ける断面形状(角柱形状)の崩れ、座屈、しわ(波打
ち)等の不具合を発生させることなく、角柱形状の断面
を有する金属中空体を製造することが可能となる。
【0009】また、請求項2に係る金属中空体曲げ加工
装置は、請求項1の曲げ加工装置において、前記所定円
筒形状は、円柱形状又は楕円柱形状であることを特徴と
する。請求項2の曲げ加工装置では、曲げ加工当初にお
ける金属中空体の断面が円柱形状又は楕円柱形状である
ことから角部は全く存在せず、従って、金属中空体の曲
げ成形開始時に金属中空体の材料は、その内周側及び外
周側で自由に移動することが可能であり、これより曲げ
成形の内周側で圧縮応力が発生して金属中空体の材料収
縮が発生したり、また、外周側で引張り応力が発生して
材料伸張が発生した場合においても、金属中空体におけ
る断面形状(角柱形状)の崩れ、座屈、しわ(波打ち)
等の不具合を発生することはない。
【0010】更に、請求項3に係る金属中空体曲げ加工
システムは、複数段に配設され、平板状の金属板を徐々
に所定円筒形状に成形する第1成形ロールと、前記第1
成形ロールの下流側に配置され、各第1成形ロールによ
り所定円筒形状に成形された金属板の両側部を溶接して
金属中空体にする溶接装置と、前記溶接装置の下流側に
配置され、所定の曲線に沿って複数段に配設された第2
成形ロールを備え、前記各第2成形ロールの成形形状
は、上流側の第2成形ロールから下流側の第2成形ロー
ルにいくに従って所定円筒形状から所定角柱形状に形成
されており、前記所定円筒形状の断面を有する金属中空
体を各第2成形ロールに挿通した際に、金属中空体は前
記所定の曲線に合致して曲げ成形されるとともに、金属
中空体の断面は所定角柱形状に成形されることを特徴と
する。
【0011】請求項3の曲げ加工システムでは、各第1
成形ロールを介して平板状の金属板が徐々に所定円筒形
状に成形され、次いで、溶接装置において金属板の両側
部が溶接されて所定円筒形状を有する金属中空体とされ
る。この後、金属中空体は、各第2成形ロールを介して
曲げ成形されるとともに、所定角柱形状に成形される。
ここに、所定の曲線に沿って配設された複数の各第2成
形ロールにおける成形形状が上流側の成形ロールから下
流側の成形ロールにいくに従って所定円筒形状から所定
角柱形状に形成されていることから、所定円筒形状の断
面を有する金属中空体を各成形ロールに挿通した際に、
金属中空体は所定の曲線に合致して曲げ成形され、ま
た、曲げ成形されている間に金属中空体の断面は所定円
筒形状から所定角柱形状にまで徐々に成形されていく。
【0012】このとき、金属中空体の断面は、所定円筒
形状に形成されて角部は存在しないので、金属中空体の
曲げ成形開始時に金属中空体の材料は、その内周側及び
外周側で自由に移動することが可能である。従って、曲
げ成形の内周側で圧縮応力が発生して金属中空体の材料
収縮が発生したり、また、外周側で引張り応力が発生し
て材料伸張が発生した場合においても、金属中空体にお
ける断面形状(角柱形状)の崩れ、座屈、しわ(波打
ち)等の不具合を発生させることなく、角柱形状の断面
を有する金属中空体を製造することが可能となる。
【0013】前記のように、請求項3の曲げ加工システ
ムによれば、平板状の金属板を第1成形ロール、溶接装
置、第2成形ロールに順次挿通することにより、金属板
を出発物として所定の曲線に合致して曲げ加工された断
面角柱形状の金属中空体を連続的に成形することが可能
となる。
【0014】また、請求項4に係る金属中空体曲げ加工
システムは、請求項3の曲げ加工システムにおいて、前
記所定円筒形状は、円柱形状又は楕円柱形状であること
を特徴とする。請求項4の曲げ加工システムでは、第2
成形ロールによる曲げ加工当初における金属中空体の断
面が円柱形状又は楕円柱形状であることから角部は全く
存在せず、従って、金属中空体の曲げ成形開始時に金属
中空体の材料は、その内周側及び外周側で自由に移動す
ることが可能であり、これより曲げ成形の内周側で圧縮
応力が発生して金属中空体の材料収縮が発生したり、ま
た、外周側で引張り応力が発生して材料伸張が発生した
場合においても、金属中空体における断面形状(角柱形
状)の崩れ、座屈、しわ(波打ち)等の不具合を発生す
ることはない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る金属中空体曲
げ加工装置及び曲げ加工システムについて、本発明を具
体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明
する。先ず、図1に基づいて金属中空体曲げ加工システ
ムの概略構成について説明する。図1は曲げ加工システ
ムの模式平面図である。
【0016】図1において、金属中空体曲げ加工システ
ム1は、基本的に、連続する平板状の金属板を順次シス
テム1内に送り込むとともに、平板状の金属体の断面成
形を連続的に行って所定円筒形状(断面形状が円柱形状
又は楕円柱形状)の金属中空体を成形し、この後、金属
中空体を所定の曲線に合致して曲げ成形しながら金属中
空体の断面形状を所定円筒形状から所定角柱形状にまで
徐々に成形するシステムである。尚、曲げ加工システム
1において、金属材料は、図1中左側から右側に送り込
まれていく。
【0017】曲げ加工システム1において、最も上流側
には、アンコイラ2が配置されており、かかるアンコイ
ラ2はリール状に巻装された金属板を下流側にスムーズ
に送る作用を行う。尚、アンコイラ2に隣接してコイル
カー3が配置されている。コイルカー3は、リール状に
巻装された金属板をストックしておき、アンコイラ2の
金属板がなくなった場合に、新たなリール状金属板を迅
速にアンコイラ2に取り付けることを可能とする台車で
ある。
【0018】アンコイラ2の下流側には、レベラ4が配
置されている。金属板は巻装状態でアンコイラ2に装着
されており、アンコイラ2から供給される金属板には巻
き癖が付いていることから、レベラ4は、金属板に付い
ている巻き癖を取り去る作用を行う。尚、レベラ4を経
た金属板は、平板状になる。
【0019】レベラ4の下流側に配置されたピンチロー
ル5は、アンコイラ2やレベラ4にて金属板にかけられ
た負荷を除去すべく金属板を引き取る引き取りローラで
ある。ピンチロール5の下流側には繋ぎ装置6が配置さ
れており、かかる繋ぎ装置6は、金属板が途中でなくな
った時に、前の金属板の終端と新たな金属板の前端とを
溶接して繋ぐための装置である。繋ぎ装置6の下流側に
は切断装置7が配置されている。切断装置7は、連続状
の金属板の前端や後端がその長さ方向に直角に切断され
ていないことを勘案して、連続状の金属板の前端と後端
とを長さ方向に対して直角に切断するための装置であ
る。尚、このように切断された連続状金属板の後端と新
たな金属板の前端とが、前記繋ぎ装置6に戻されて溶接
により繋がれる。
【0020】切断装置7の下流側に配置されたプレス装
置8は、製品によっては予め穴明け加工が必要な製品も
あることを勘案して、金属板に予め穴明け加工を行う装
置である。プレス装置8の下流側にはフィーダ9が配置
されており、かかるフィーダ9は、金属板を一定量ずつ
送り出す作用を行う。これにより、プレス装置8は、フ
ィーダ9により一定量ずつ金属板が送り出される毎に、
所定ピッチで正確な穴明け加工を行うことが可能とな
る。
【0021】フィーダ9の下流側に配置されたルーパー
10は、連続状の金属板に弛みを形成し、金属板が緊張
状態で下流側の断面成形ロール機11に送り込まれるこ
とを防止する装置である。かかるルーパー10を介して
断面成形ロール機11に金属板を適正に送り込むことが
できる。
【0022】ここで、断面成形ロール機11の作用につ
いて図1及び図2を参照して説明する。図2は断面成形
ロール機に設けられた成形ロールを介して平板状の金属
板が徐々に円筒形状に成形されていく状態を示す説明図
である。
【0023】断面成形ロール機11には、複数段(本実
施形態では、12段)に渡って成形ロール11A乃至1
1Lが配設されている。第1段目の成形ロール11Aに
送り込まれる直前においては、金属板12は、図2に示
すように、平板状を保持しており、成形ロール11Aに
送り込まれると金属板12は、図2に示す波形の形状A
に成形される。次に、第2段目の成形ロール11Bに送
り込まれると、金属板12は、その両側部が少し立ち上
がって形状Aから形状Bに成形される。この後、第3段
目の成形ロール11C、第4段目の成形ロール11D、
第5段目の成形ロール11E、第6段目の成形ロール1
1F、第7段目の成形ロール11G、第8段目の成形ロ
ール11H、第9段目の成形ロール11I、第10段目
の成形ロール11J、第11段目の成形ロール11Kに
対して金属板12が送り込まれるに従って、金属板12
の両側部は順次閉塞されていき、その断面形状は、形状
C、D、E、F、G、H、I、J、Kに成形されてい
く。そして、最終の第12段目の成形ロール11Lを経
た時点においては、金属板12の両側端縁は、図2に示
すように、相互に当接されて楕円柱形状である形状Lに
まで成形される。形状Lにおいては、角柱形状とは異な
り、4つの角部は存在せず、所定の曲率を有する曲面に
成形されていることが分かる。
【0024】尚、前記では、平板状の金属板12を12
個の各成形ロール11A乃至11Lに挿通することによ
り断面形状が楕円柱形状の金属パイプPを成形する場合
について説明したが、各成形ロール11A乃至11Lの
成形形状を種々変えることにより、断面形状が円柱形状
の金属パイプPを成形したり、その他の円筒形状の金属
パイプPに成形することは容易に行うことができる。
【0025】図1に戻って曲げ加工システム1の説明を
続けると、前記断面成形ロール機11の隣接して制御盤
13が配置されており、かかる制御盤13は、曲げ加工
システム1の全体を電気的に制御するものである。制御
盤13に隣接して高周波発信機14が配置されており、
また、断面成形ロール機11の下流側には、高周波溶接
機15が配置されている。高周波溶接機15は、高周波
発信機14と協働して、前記した形状Lを有する金属パ
イプPにて金属板12の両側端縁の溶接を行うものであ
る。これにより、金属板12の両側端縁を閉じてなる楕
円柱形状の断面を有する金属パイプPが得られる。
【0026】尚、高周波発信機14に隣接して冷却スタ
ンド16が配置されており、かかる冷却スタンド16
は、溶接に使用した治具等を冷却するためのクーリング
タンクである。また、高周波溶接機15の下流側に配置
された冷却槽17は、前記のように溶接された後の金属
パイプPを冷却するためのものである。
【0027】また、冷却槽17の下流側には定形装置1
8が配置されている。かかる定形装置18は、前記のよ
うに溶接しただけでは金属パイプPの楕円柱形状が安定
していないことから、形状安定ロールにより金属パイプ
Pの形状の安定化を図る装置である。
【0028】定形装置18の下流側には曲げ加工装置1
9が配置されている。曲げ加工装置19は、前記のよう
に成形された楕円柱形状の断面を有する金属パイプPを
所定の曲線に沿って曲げ成形するとともに、同時に、金
属パイプPの断面形状を楕円柱形状から角柱形状に成形
する作用を行うものである。
【0029】ここで、曲げ加工装置19の構成につい
て、図3に基づき説明する。図3は曲げ加工装置を詳細
に示す平面図である。図3において、曲げ加工装置19
には、所定の曲線20に沿って複数段(本実施形態の場
合6段)に渡って各一対の成形ロール21乃至26が配
設されている。各成形ロール21の成形ポイント21
A、成形ロール22の成形ポイント22A、成形ロール
23の成形ポイント23A、成形ロール24の成形ポイ
ント24A、成形ロール25の成形ポイント25A、及
び、成形ロール26の成形ポイント26Aは、それぞれ
曲線20上に配置されている。
【0030】また、曲線20の外側において、各成形ロ
ール21等の間には、補助ロール27が配設されてお
り、また、曲線20にて曲げの中間点となる位置、及
び、最終成形ロール26の下流位置には、小径の補助ロ
ール28が配置されている。補助ロール27、28は、
共に金属パイプPを曲線20に沿って曲げる際に、円滑
な曲げ成形を行うべく設けられている。尚、各成形ロー
ル21乃至26は、それぞれ保持部材29乃至34に保
持されている。
【0031】続いて、各成形ロール21乃至26により
行われる金属パイプPの断面成形作用及び曲げ成形作用
について、図3乃至図9に基づき説明する。図4は第1
段目の成形ロール21を介して金属パイプPが断面成形
される状態を示す断面図、図5は第2段目の成形ロール
22を介して金属パイプPが断面成形される状態を示す
断面図、図6は第3段目の成形ロール23を介して金属
パイプPが断面成形される状態を示す断面図、図7は第
4断面の成形ロール24を介して金属パイプPが断面成
形される状態を示す断面図、図8は第5段目の成形ロー
ル25を介して金属パイプPが断面成形される状態を示
す断面図、図9は第6段目の成形ロール26を介して金
属パイプPが断面成形される状態を示す断面図である。
【0032】定形装置18を通過した金属パイプPは図
2にて示す断面形状Lを有するが、この形状Lにおいて
は、角柱形状とは異なり4つの角部は存在せず、所定の
曲率を有する曲面に成形された両側部P1、P2を備え
た略楕円柱形状にされている。尚、各成形ロール21乃
至26は、以下に説明するように、金属パイプPの両側
部P1、P2の曲面を徐々に平板化しつつ相互に近接す
るように成形して、最終的に角柱形状の断面を有する金
属パイプPを成形するものである。
【0033】先ず、図4において、第1段目の成形ロー
ル21の成形断面形状Uは、形状Lと比較して金属パイ
プPの両側部P1、P2が若干近接するように成形する
成形断面であり、断面形状Lの金属パイプPは成形ロー
ル21を介して断面形状Uに成形される。このとき、成
形ロール21の曲げポイント21Aは定形装置18の送
り方向上に存在するので、金属パイプPの曲げ成形は行
われない。
【0034】成形ロール21の下流側に配置された第2
段目の成形ロール22の成形断面形状Vは、図5に示す
ように、断面形状Uと比較して金属パイプPの両側部P
1、P2が更に近接するように成形する成形断面であ
り、断面形状Uの金属パイプPは成形ロール22を介し
て断面形状Uから断面形状Vに成形される。このとき、
成形ロール22の曲げポイント22Aは、成形ロール2
1の場合と同様、定形装置18の送り方向上に存在する
ので、金属パイプPの曲げ成形は行われない。
【0035】成形ロール22の下流側に配置された第3
段目の成形ロール23の成形断面形状Wは、図6に示す
ように、断面形状Vと比較して金属パイプPの両側部P
1、P2が更に近接するように成形する成形断面であ
り、断面形状Vの金属パイプPは成形ロール23を介し
て断面形状Vから断面形状Wに成形される。このとき、
成形ロール23の曲げポイント23Aは、定形装置18
の送り方向から若干ずれた位置(図3中、下側にずれた
位置)に存在するので、金属パイプPは、曲げポイント
23Aのずれに対応して若干曲げ成形される。かかる金
属パイプPの曲げ成形は、成形ロール23を介して断面
形状Vから断面形状Wに成形されている間に行われるこ
ととなる。かかる場合において、金属パイプPの断面形
状V、Wのいずれにおいても直角状の角部は存在しない
ので、金属パイプPの曲げ成形時に金属パイプPの材料
は、その内周側(図3中、下側)及び外周側(図3中、
上側)で自由に移動することが可能である。従って、曲
げ成形の内周側で圧縮応力が発生して金属パイプPの材
料収縮が発生したり、また、外周側で引張り応力が発生
して材料伸張が発生した場合においても、金属パイプP
は、座屈、しわ(波打ち)等の不具合を発生させること
なく、曲げ成形されるものである。
【0036】成形ロール23の下流側に配置された第4
段目の成形ロール24の成形断面形状Xは、図7に示す
ように、断面形状Wと比較して金属パイプPの両側部P
1、P2が更に近接するように成形する成形断面であ
り、断面形状Wの金属パイプPは成形ロール24を介し
て断面形状Wから断面形状Xに成形される。このとき、
成形ロール24の曲げポイント24Aは、前記成形ロー
ル23の曲げポイント23Aから更に図3中下側にずれ
た位置に存在するので、金属パイプPは、曲げポイント
24Aのずれに対応して更に曲げ成形される。かかる金
属パイプPの曲げ成形は、成形ロール24を介して断面
形状Wから断面形状Xに成形されている間に行われるこ
ととなる。かかる場合において、金属パイプPの断面形
状W、Xのいずれにおいても直角状の角部は存在しない
ので、金属パイプPの曲げ成形時に金属パイプPの材料
は、その内周側(図3中、下側)及び外周側(図3中、
上側)で自由に移動することが可能である。従って、曲
げ成形の内周側で圧縮応力が発生して金属パイプPの材
料収縮が発生したり、また、外周側で引張り応力が発生
して材料伸張が発生した場合においても、前記成形ロー
ル23の場合と同様、金属パイプPは、座屈、しわ(波
打ち)等の不具合を発生させることなく、曲げ成形され
るものである。
【0037】成形ロール24の下流側に配置された第5
段目の成形ロール25の成形断面形状Yは、図8に示す
ように、断面形状Xと比較して金属パイプPの両側部P
1、P2が更に近接するように成形する成形断面であ
り、断面形状Xの金属パイプPは成形ロール25を介し
て断面形状Xから断面形状Yに成形される。このとき、
成形ロール25の曲げポイント25Aは、前記成形ロー
ル24の曲げポイント24Aから更に図3中下側にずれ
た位置に存在するので、金属パイプPは、曲げポイント
25Aのずれに対応して更に曲げ成形される。かかる金
属パイプPの曲げ成形は、成形ロール25を介して断面
形状Xから断面形状Yに成形されている間に行われるこ
ととなる。かかる場合において、金属パイプPの断面形
状X、Yのいずれにおいても直角状の角部は存在しない
ので、金属パイプPの曲げ成形時に金属パイプPの材料
は、その内周側(図3中、下側)及び外周側(図3中、
上側)で自由に移動することが可能である。従って、曲
げ成形の内周側で圧縮応力が発生して金属パイプPの材
料収縮が発生したり、また、外周側で引張り応力が発生
して材料伸張が発生した場合においても、前記成形ロー
ル23の場合と同様、金属パイプPは、座屈、しわ(波
打ち)等の不具合を発生させることなく、曲げ成形され
るものである。
【0038】成形ロール25の下流側に配置された第6
段目(最終段)の成形ロール26の成形断面形状Zは、
図9に示すように、断面形状Yと比較して金属パイプP
の両側部P1、P2を更に近接させて角柱形状(最終断
面形状)に成形する成形断面であり、断面形状Yの金属
パイプPは成形ロール26を介して断面形状Yから断面
形状Zに成形される。このとき、成形ロール26の曲げ
ポイント26Aは、前記成形ロール25の曲げポイント
25Aから更に図3中下側にずれた位置に存在するの
で、金属パイプPは、曲げポイント26Aのずれに対応
して更に曲げ成形される。かかる金属パイプPの曲げ成
形は、成形ロール26を介して断面形状Yから断面形状
Zに成形されている間に行われることとなる。かかる場
合において、金属パイプPの断面形状Yにおいては直角
状の角部は存在しないので、金属パイプPの曲げ成形時
に金属パイプPの材料は、その内周側(図3中、下側)
及び外周側(図3中、上側)で自由に移動することが可
能である。従って、曲げ成形の内周側で圧縮応力が発生
して金属パイプPの材料収縮が発生したり、また、外周
側で引張り応力が発生して材料伸張が発生した場合にお
いても、前記成形ロール23の場合と同様、金属パイプ
Pは、座屈、しわ(波打ち)等の不具合を発生させるこ
となく、曲げ成形されるものである。これにより、最終
断面形状である角柱形状に崩れを発生することなく、曲
線20に沿って曲げ成形され、且つ、適正な角柱形状の
断面を有する金属パイプPを製造することができる。
【0039】前記のように、曲げ加工装置19における
各成形ロール21乃至26を介して、各成形ロール21
等が配置された曲線20に沿って曲げ成形され、且つ、
断面が角柱形状に成形された金属パイプPは、曲げ加工
装置19の下流側で曲線20上に配置されたキャンバー
切断機35により所定長さに切断される。これにより、
断面角柱形状で曲げ成形された製品が得られるものであ
る。尚、キャンバー切断機35は、切断機制御盤36を
介して制御される。
【0040】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
曲げ加工装置19では、所定曲線20に沿って6段に渡
って成形ロール21乃至26を配設するとともに、上流
側から下流側にいくに従って各成形ロール21乃至26
の成形断面形状を、略楕円柱形状である断面形状Uから
徐々に金属パイプPの両側部P1、P2が相互に近接す
るように断面形状V乃至Yを経て最終的に角柱形状であ
る断面形状Zに形成し、定形装置18を通過した略楕円
柱形状の断面形状Lを有する金属パイプPを各成形ロー
ル21乃至26に挿通することにより、金属パイプPを
所定曲線20に沿って曲げ成形しながら金属パイプPの
断面形状を角柱形状に成形することができる。
【0041】このとき、最終段の成形ロール26に至る
前段における各成形ロール21乃至25の成形断面U乃
至Yには、直角状の角部は存在しないので、金属パイプ
Pの断面にも直角状の角部が形成されることはなく、こ
れより金属パイプPの曲げ成形開始時に金属パイプPの
材料は、その内周側及び外周側で自由に移動することが
可能である。従って、曲げ成形の内周側で圧縮応力が発
生して金属中空体の材料収縮が発生したり、また、外周
側で引張り応力が発生して材料伸張が発生した場合にお
いても、金属パイプPにおける断面形状(角柱形状)の
崩れ、座屈、しわ(波打ち)等の不具合を発生させるこ
となく、角柱形状の断面を有する金属パイプPを製造す
ることができる。
【0042】また、本実施形態に係る曲げ加工システム
1では、断面成形ロール機11において12段に渡って
配設した成形ロール11A乃至11Lを介して、平板状
の金属板12の両側部を順次閉塞して略楕円柱形状であ
る断面形状Lを有する金属パイプPを成形するととも
に、断面成形ロール機11の下流側に配設された高周波
溶接機15を介して断面形状Lの金属パイプPにて金属
板12の両側端縁の溶接を行って両側端縁を閉じてなる
略楕円柱形状の断面を有する金属パイプPとし、この
後、前記と同様の曲げ加工装置19により金属パイプP
を所定曲線20に沿って曲げ成形しながら金属パイプP
の断面形状を角柱形状に成形するように構成したので、
平板状の金属板12を断面成形ロール機11、高周波溶
接装置15、及び、曲げ加工装置19に順次挿通するこ
とにより、曲げ成形の内周側で圧縮応力が発生して金属
中空体の材料収縮が発生したり、また、外周側で引張り
応力が発生して材料伸張が発生した場合においても、金
属パイプPにおける断面形状(角柱形状)の崩れ、座
屈、しわ(波打ち)等の不具合を発生させることなく、
金属板12を出発物として所定の曲線20に合致して曲
げ加工された断面角柱形状の金属パイプPを連続的に成
形することができる。
【0043】尚、本実施形態は本発明を限定するもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1に係る曲げ加
工装置では、所定の曲線に沿って配設された複数の各成
形ロールにおける成形形状が上流側の成形ロールから下
流側の成形ロールにいくに従って所定円筒形状から所定
角柱形状に形成されていることから、所定円筒形状の断
面を有する金属中空体を各成形ロールに挿通した際に、
金属中空体は所定の曲線に合致して曲げ成形され、ま
た、曲げ成形されている間に金属中空体の断面は所定円
筒形状から所定角柱形状にまで徐々に成形されていく。
このとき、金属中空体の断面は、所定円筒形状に形成さ
れて角部は存在しないので、金属中空体の曲げ成形開始
時に金属中空体の材料は、その内周側及び外周側で自由
に移動することが可能である。従って、曲げ成形の内周
側で圧縮応力が発生して金属中空体の材料収縮が発生し
たり、また、外周側で引張り応力が発生して材料伸張が
発生した場合においても、金属中空体における断面形状
(角柱形状)の崩れ、座屈、しわ(波打ち)等の不具合
を発生させることなく、角柱形状の断面を有する金属中
空体を製造することが可能となる。
【0045】また、請求項2に係る金属中空体曲げ加工
装置では、曲げ加工当初における金属中空体の断面が円
柱形状又は楕円柱形状であることから角部は全く存在せ
ず、従って、金属中空体の曲げ成形開始時に金属中空体
の材料は、その内周側及び外周側で自由に移動すること
が可能であり、これより曲げ成形の内周側で圧縮応力が
発生して金属中空体の材料収縮が発生したり、また、外
周側で引張り応力が発生して材料伸張が発生した場合に
おいても、金属中空体における断面形状(角柱形状)の
崩れ、座屈、しわ(波打ち)等の不具合を発生すること
はない。
【0046】更に、請求項3に係る金属中空体曲げ加工
システムでは、各第1成形ロールを介して平板状の金属
板が徐々に所定円筒形状に成形され、次いで、溶接装置
において金属板の両側部が溶接されて所定円筒形状を有
する金属中空体とされる。この後、金属中空体は、各第
2成形ロールを介して曲げ成形されるとともに、所定角
柱形状に成形される。ここに、所定の曲線に沿って配設
された複数の各第2成形ロールにおける成形形状が上流
側の成形ロールから下流側の成形ロールにいくに従って
所定円筒形状から所定角柱形状に形成されていることか
ら、所定円筒形状の断面を有する金属中空体を各成形ロ
ールに挿通した際に、金属中空体は所定の曲線に合致し
て曲げ成形され、また、曲げ成形されている間に金属中
空体の断面は所定円筒形状から所定角柱形状にまで徐々
に成形されていく。
【0047】このとき、金属中空体の断面は、所定円筒
形状に形成されて角部は存在しないので、金属中空体の
曲げ成形開始時に金属中空体の材料は、その内周側及び
外周側で自由に移動することが可能である。従って、曲
げ成形の内周側で圧縮応力が発生して金属中空体の材料
収縮が発生したり、また、外周側で引張り応力が発生し
て材料伸張が発生した場合においても、金属中空体にお
ける断面形状(角柱形状)の崩れ、座屈、しわ(波打
ち)等の不具合を発生させることなく、角柱形状の断面
を有する金属中空体を製造することが可能となる。
【0048】従って、平板状の金属板を第1成形ロー
ル、溶接装置、第2成形ロールに順次挿通することによ
り、金属板を出発物として所定の曲線に合致して曲げ加
工された断面角柱形状の金属中空体を連続的に成形する
ことが可能となる。
【0049】また、請求項4に係る金属中空体曲げ加工
システムでは、第2成形ロールによる曲げ加工当初にお
ける金属中空体の断面が円柱形状又は楕円柱形状である
ことから角部は全く存在せず、従って、金属中空体の曲
げ成形開始時に金属中空体の材料は、その内周側及び外
周側で自由に移動することが可能であり、これより曲げ
成形の内周側で圧縮応力が発生して金属中空体の材料収
縮が発生したり、また、外周側で引張り応力が発生して
材料伸張が発生した場合においても、金属中空体におけ
る断面形状(角柱形状)の崩れ、座屈、しわ(波打ち)
等の不具合を発生することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る曲げ加工システムの模式平面
図である。
【図2】断面成形ロール機に設けられた成形ロールを介
して平板状の金属板が徐々に円筒形状に成形されていく
状態を示す説明図である。
【図3】曲げ加工装置を詳細に示す平面図である。
【図4】第1段目の成形ロールを介して金属パイプが断
面成形される状態を示す断面図である。
【図5】第2段目の成形ロールを介して金属パイプが断
面成形される状態を示す断面図である。
【図6】第3段目の成形ロールを介して金属パイプが断
面成形される状態を示す断面図である。
【図7】第4断面の成形ロールを介して金属パイプが断
面成形される状態を示す断面図である。
【図8】第5段目の成形ロールを介して金属パイプが断
面成形される状態を示す断面図である。
【図9】第6段目の成形ロールを介して金属パイプが断
面成形される状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 金属中空帯曲げ加工システム 2 アンコイラ 3 コイルカー 4 レベラ 5 ピンチロール 6 繋ぎ装置 7 切断装置 8 プレス装置 9 フィーダ 10 ルーパー 11 断面成形ロール機 11A乃至11L 成形ロール 12 金属板 13 制御盤 14 高周波発信機 15 高周波溶接機 19 曲げ加工装置 20 所定曲線 21乃至26 成形ロール P 金属パイプ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の曲線に沿って複数段に配設された
    成形ロールを備え、 前記各成形ロールの成形形状は、上流側の成形ロールか
    ら下流側の成形ロールにいくに従って所定円筒形状から
    所定角柱形状に形成されており、 前記所定円筒形状の断面を有する金属中空体を各成形ロ
    ールに挿通した際に、金属中空体は前記所定の曲線に合
    致して曲げ成形されるとともに、金属中空体の断面は所
    定角柱形状に成形されることを特徴とする金属中空体曲
    げ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記所定円筒形状は、円柱形状又は楕円
    柱形状であることを特徴とする請求項1記載の金属中空
    体曲げ加工装置。
  3. 【請求項3】 複数段に配設され、平板状の金属板を徐
    々に所定円筒形状に成形する第1成形ロールと、 前記第1成形ロールの下流側に配置され、各第1成形ロ
    ールにより所定円筒形状に成形された金属板の両側部を
    溶接して金属中空体にする溶接装置と、 前記溶接装置の下流側に配置され、所定の曲線に沿って
    複数段に配設された第2成形ロールを備え、 前記各第2成形ロールの成形形状は、上流側の第2成形
    ロールから下流側の第2成形ロールにいくに従って所定
    円筒形状から所定角柱形状に形成されており、 前記所定円筒形状の断面を有する金属中空体を各第2成
    形ロールに挿通した際に、金属中空体は前記所定の曲線
    に合致して曲げ成形されるとともに、金属中空体の断面
    は所定角柱形状に成形されることを特徴とする金属中空
    体曲げ加工システム。
  4. 【請求項4】 前記所定円筒形状は、円柱形状又は楕円
    柱形状であることを特徴とする請求項3記載の金属中空
    体曲げ加工システム。
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