JP3027737U - 自転車の同時ブレーキ装置 - Google Patents

自転車の同時ブレーキ装置

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JP3027737U
JP3027737U JP1996001761U JP176196U JP3027737U JP 3027737 U JP3027737 U JP 3027737U JP 1996001761 U JP1996001761 U JP 1996001761U JP 176196 U JP176196 U JP 176196U JP 3027737 U JP3027737 U JP 3027737U
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brake
bolt
wires
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JP1996001761U
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公裕 土江
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公裕 土江
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付簡単、部品簡単、外観の良い、従来の自
転車のワイヤーやアウターを利用して組立られる経済的
で安全な自転車の同時ブレーキを提供する。 【構成】 従来の独立二系統のアウターを二分割して、
間に箱船形の中継具を入れ、中継具内でボルト軸に直角
に明けた一つの穴に、2本のワイヤーを接触一緒に通し
てナットと押さえ具で締付結合するも、押さえ具の横巾
を箱船形の両長辺壁の内巾より少し小さくしてボルトの
横移動を制限して、結合後の2本のワイヤーが同時に動
くようにした自転車の同時ブレーキ装置。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 この考案は一つの入力で二つのブレーキが同時に掛けられる自転車の同時ブレ ーキに関するものである。 【0002】 【従来の技術】 同時ブレーキとして特公昭55(1980)−22312号−林および特公平 3(1991)−23394−佐藤の発明、および特公開平4(1992)−2 588−柴田がある。 林、住藤の発明はいずれも従来の独立2系統の2本のワイヤーを中間で2分割 して4本として、分割端を揺動片または揺動板(以下まとめて揺動体と言う)に 4本のワイヤーをそれぞれ離れた位置に係止して、前ブレーキを遅れて掛かるよ うにした、揺動体に工夫がある。 柴田は各々ワイヤーがレバーからブレーキ本体まで1本で繋がって、中間でそ れぞれのワイヤーをボルトの両側に平行に並べて2本のワイヤーを離れた位置で 押さえ具とボルトで押さえて結合している。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】 各々のワイヤーを離れた位置で係止または結合し、1本のワイヤーを引いて2 本のワイヤーを動かそうとすると、次ぎのようなさまざまな問題があった。 1本のワイヤーを引いて、それに係止または結合された離れた2本のワイヤー を引こうとすると揺動体または結合部材は回動して傾き、2本のワイヤーのスト ロークに差異が出る。つまり右レバーを握れば前が先に効き、左レバーを握れば 後ろが先に効く(取り付けによって逆もある。)不安定な同時ブレーキになった 。 揺動体にはその傾きを止める工夫がなされているが部品が増え、係止部の緩み や揺動体のスライドや軸のがたやすきま、さらに前ブレーキを遅れて掛けようと するための余裕などがワイヤーのストロークの有効範囲を狭くするため、車輪と ブレーキシューの隙間が狭くなり、組立や調整に手間どった。さらに揺動体は製 作費が掛かり、かつ、なにかの理由(錆の発生やごみの混入)で固くなるとブレ ーキが効きっぱなしなるなどの問題があった。 柴田の場合は上記の理由などで不安定な同時ブレーキになることに対する解決 策は明示されておらず、もし実行すれば林・佐藤と同じような問題が発生するこ とが予想される。 【0004】 【課題を解決するための手段】 どちらか一方のワイヤーを引いて途中から2本のワイヤーを差異なく同時に引 っ張れるようにするには、一つの穴を利用するのが良いと考えた。 そこで、従来の独立2系統のブレーキ装置と同様に連続1本のワイヤーでブレ ーキレバーとブルーキ本体を繋ぎ、中間でアウターを2分割して、そこに中継具 を入れ、中継具の内側でボルト8の軸に直角に明けた一つの穴に2本のワイヤー を通してお互いを接触させ、あたかも一つのワイヤーにまとめる形にしてナット や押さえ具で締付結合して、出力側の2本のワイヤーのストロークに差異が出な いようにして目的を果たせた。 【0005】 【作用と効果】 どちらか一方のワイヤーを引いても出力側の2本のワイヤーは差異なく同時に 引っ張れるようになったので、安定して前後が同時に効くブレーキが完成された 。 さて、当考案は部品が単純で部品点数も少なく、自転車への組み付けも簡単で あるため、経済効果も優れている。 【0006】 【実施例】 以下実施例について詳細に説明する。 【0007】 【構成】 略々長方形で一面開口の箱船形の中継具3の短辺壁3a、に開口面と平行に各 々2個の適宜の大きさの穴3dを明けて、そこに異径筒状のアウター受6a、6 bおよび7a、7bの小径部を外側から挿入して大径部を穴の縁で止め、従来独 立二系統のブレーキ装置では連続一本であったチューブ状のアウターを二分割し て4a、4bおよび5a、5bとしてそれぞれの一端をアウター受6a、6bお よび7a、7bに挿入し、ブレーキレバー1から出たワイヤー1aはアウター4 a、アウター受6aの中を通り、ボルト8の軸に直角に明けた穴8aを通りアウ ター受6b、アウター4bの中を通って連続1本でブレーキ本体11に繋いでブ レーキを調整セットし、ブレーキレバー2から出たワイヤー2aはアウター5a 、アウター受7aの中を通り、ボルト8の軸に直角に明けた穴8aにワイヤー1 aと一緒に通し、アウター受7b、アウター5bの中を通して連続1本でブレー キ本体12に繋いで独立のままブレーキを調整セットする。 各々独立のまま調整セットした後、ボルト8の穴8aに一緒に通したワイヤー を、ナット9と押さえ具10で締付結合する。締付結合した後、車輪とブレーキ シューの隙間を最終調整すればなお良い。 ここでボルト8の一つの穴8aに2本のワイヤーを通すと、ワイヤーはX字形 になり、一方だけ引いたら、引かれたワイヤーは直線になろうとして横の長辺壁 3cに向けてボルト8を移動させようとする。移動した場合、以後の2本のワイ ヤーのストロークに差異が生じるので、ボルト8の鍔または押さえ具10の横巾 を長辺壁3cの内側の巾寸法より僅かに小さくして中継具内にはめ込んでおけば 横の動きが制限され差異を止めることが出来る。 この場合、押さえ具10で横巾を得る代わりに、押さえ具10の上から長辺壁 3cの内側寸法より僅かに小さくした外径を持つワッシャ10aをはめ込み、ワ ッシャで横の動きを制限しても良い。 【0008】 【作用】 ブレーキレバー1を握るとワイヤー1aは引かれるが、中継具内でワイヤー1 aとワイヤー2aはボルト8の一つの穴で一緒に結合されているのでワイヤー2 aも同時に引かれ、ブレーキ本体11と12にブレーキが掛かる。ここでワイヤ ーはX字形に結合されているため、ワイヤー1aは直線になろうとして長辺壁の 片側へボルト8を寄せようとするが、押さえ具10の片端が長辺壁の内側に当た って移動を止めるため2本のワイヤーのストロークは同じになり、一方を握れば 前が先に掛かり、他方を握れば後ろが先に掛かるといったこともなく、前後同時 にブレーキが掛かる。 【0009】 【効果】 箱船形の短辺壁に穴を明けるだけの簡単な中継具は製造費が安く、かつ従来の 二系統ブレーキ装置と変わぬ簡単な作業は組立費用も安価である。 特に、一つの穴に2本のワイヤーを接触させ一緒に通してあたかも1本にする かのようにしてボルトとナットで締付結合するので安定・確実性は高くなった。 万一結合に不手際があっても、最初独立してセットされたものを後で結合する ものであるから、その場合同時ブレーキにならないだけで、ブレーキには支障が なく安全性は高い。従来の同時ブルーキ装置は一方のブレーキをセットした後、 そのストロークに合わせて他方のブレーキをセットせねばならず、作業の難しさ と時間の損失があった。さらに柴田の場合は一方を握れば前が先に効き、他方を 握れば後ろが先に効くと言った不具合は、当考案で解消された。なおストローク の損失がないため長期使用にも再調整なしで良く、使用中の中古の自転車でも部 品を換えることなく簡単に取り付け出来て有益になったのである。 さて、同時ブレーキはより早く安全確実に停止出来、タイヤと路面とのスキッ トがないためタイヤの摩耗が少なく、片手の不自由な人でも使える便利さがある ため積極的に開発を進めるべきものである。
【図面の簡単な説明】 【図面1】この考案の実施例を示す一部破断の斜視図
で、アウターの中間部は二点鎖線で示す。 【図2】箱船形の中継具の斜視図。 【図3】ボルトの斜視図。 【図4】押さえ具の斜視図。 【符号の説明】 1.…ブレーキレバー 1a.…ワイヤー 2.…ブレーキレバー 2a…ワイヤー 3…中継具 3a…短辺壁 3b…底、 3c…長辺壁 3d…短辺壁穴 4a、4b、5a、5b…アウター 6a、6b、7a、7b…アウター受 8…ボルト 8a…ボルト穴 9…ナット 10…押さえ具 10a…ワッシャ 11…ブレーキ本体 12…ブレーキ本体

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項目1】略々長方形で一面開口の箱船形の中継具
    3の対向する短辺壁3aに各々2個の適宜の大きさの穴
    3dを明けて、そこに異形筒状のアウター受6a、6b
    および7a、7bの小径部を外側から挿入して大径部を
    穴の縁で止め、従来独立二系統のブレーキ装置では連続
    一本であったチューブ状のアウターを二分割して4a、
    4bおよび5a、5bとしてそれぞれの一端をアウター
    受6a、6bおよび7a、7bに挿入し、ブレーキレバ
    ー1から出たワイヤー1aはアウター4a、アウター受
    6aの中を通り、ボルト8の軸に直角に明けた穴8aを
    通りアウター受6b、アウター4bの中を通って連続一
    本でブレーキ本体11に繋ぎ、ブレーキレバー2から出
    たワイヤー2aはアウター5a、アウター受7aの中を
    通り、ボルト8の軸に直角に明けた穴8aにワイヤー1
    aと一緒に通し、アウター受7b、アウター5bの中を
    通して連続一本でブレーキ本体12に繋ぎ、ボルト8の
    穴8aに一緒に通したワイヤーを、ナット9と押さえ具
    10で一緒に締付結合するも、押さえ具10などの横巾
    を中継具3の長辺壁3cの内側寸法より僅かに小さくし
    て長辺壁3cの内側にはめ込んで、ホルト8の横の動き
    を制限した自転車の同時ブレーキ装置。
JP1996001761U 1996-02-07 1996-02-07 自転車の同時ブレーキ装置 Expired - Lifetime JP3027737U (ja)

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