JP3027550B2 - 食品の処理 - Google Patents

食品の処理

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JP3027550B2
JP3027550B2 JP9189925A JP18992597A JP3027550B2 JP 3027550 B2 JP3027550 B2 JP 3027550B2 JP 9189925 A JP9189925 A JP 9189925A JP 18992597 A JP18992597 A JP 18992597A JP 3027550 B2 JP3027550 B2 JP 3027550B2
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D25/00Charging, supporting, and discharging the articles to be cooled
    • F25D25/04Charging, supporting, and discharging the articles to be cooled by conveyors

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  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミートボール等
の調理(半調理)済の食物をパック詰めした食品など
を、加熱殺菌したり、冷却する際の処理装置及びその装
置に使う搬送用ネットベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】生活の多様化により、再加熱して速やか
に食することができる食品が数多く販売されており、こ
の食品は、通常、調理済の食物を包装し、その包装物を
加熱して殺菌し、つづけて冷却して梱包し、出荷する。
【0003】上記加熱殺菌及び冷却する従来の処理装置
として、いわゆるネットベルトを上下方向に螺旋状(ス
パイラル状)に走行させ、その走行エリアをケーシング
で囲み、そのケーシング内に蒸気又は冷気を送り込むと
ともに、そのベルト上に食品を載せて、そのエリア内の
通過中に、加熱殺菌又は冷却するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ネットベルトをス
パイラル状に走行させる処理装置は、ベルトをスパイラ
ル状に走行させるため、食品の落下(下方への移動も含
む)の恐れがあるうえに、処理時間を長くとるための容
量をあまり大きくし得ない問題がある。また、ネットベ
ルトの中央に内筒を設ける必要があり、この内筒部はデ
ットスペースとなるため、大型化には設置スペースの問
題が生じ易い。
【0005】一方、ネットベルトは屈曲走行が可能であ
り、板もの(四角枠の中に網を張ったもの)に比べれ
ば、その移動が容易である。
【0006】この発明は、以上の点に鑑み、比較的に容
易に所要の処理容量のものとし得るとともに、食品の移
動を円滑かつ容易にすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、まず、食品の搬送体として、多数の横棒を並列し
て、その各横棒間に螺旋線条を掛け渡して各横棒を連結
した周知のネットコンベアベルトの一部分である長方形
状ネットベルトを採用し、この発明は、そのネットベル
トの両側縁全長に突片を立ち上げて設け、この突片はベ
ルトが巻回可能にその長さ方向に適宜に分割されてお
り、かつこの突片は、ベルトが積層された際に、上側の
ベルトを支持して上下のベルト間に食品載置用のスペー
スを形成するものである構成としたのである(請求項
1)。
【0008】この構成のネットベルトはその側縁の突片
を介して積層することにより、上下のベルト間に空間が
生じ、このスペースに食品を載置する。
【0009】この食品を載置したベルト層を箱形ケーシ
ング内に収納して、そのケーシング内を処理気体が充満
した処理ゾーンとし、ベルト層の最上段のネットベルト
を引き出してケーシング外に導出自在とするとともに、
ベルト層の最下段にケーシング外から食品が載った新た
なネットベルトを導入自在とし、かつ、ベルト層全体を
持ち上げて、そのベルト層下方に、前記新たなネットベ
ルトの導入スペースを形成するとともに、ベルト層の最
上段のネットベルトをその引き出しラインに位置させる
ことにより食品処理装置が構成される(請求項2)。処
理気体には水蒸気、冷気などが考えられ、水蒸気では加
熱殺菌処理、冷気では冷却・冷凍処理を行い得る。
【0010】上記ネットベルトの引き出し・導入は、ベ
ルト層の上下逆にすることができる。すなわち、ベルト
層の最下段のネットベルトを引き出してケーシング外に
導出自在とするとともに、ベルト層の最上段にケーシン
グ外から食品が載った新たなネットベルトを導入自在と
し得て、このとき、ベルト層をその最下段のネットベル
トを除いて持ち上げて、その最下段のネットベルトを引
き出すとともに、最上段のネットコンベアをその突片上
面が新たなネットベルトの導入ライン上のレールとなる
ように位置させる(請求項3)。
【0011】この引き出し・導入が上下のいずれの場合
においても、ネットベルトが処理ゾーンに導入されて昇
降し、その後、引き出されるまでの間に加熱殺菌、冷却
などの処理が行われる。すなわち、ネットベルトの移動
によって、食品の処理が連続して行われる。
【0012】上記ベルト層の持ち上げ(昇降)手段の具
体的態様としては、ベルト層の両側全長に沿うフレーム
を駆動機により上下動自在に設け、このフレームに上記
ネットベルトの側縁に下方から係止自在な爪を設けて、
フレームの昇降により、爪を介してベルト層を上下動さ
せる構成を採用し得る(請求項4)。
【0013】上記の各構成の食品処理装置は、2台を並
べて設置し、一方の装置から引き出されたネットベルト
を他方の装置への新たなネットベルトとした構成とする
ことができる(請求項5)。このようにすれば、2つの
処理ゾーンをネットベルトの連続的な移動によって食品
が移動して、例えば加熱殺菌と冷却処理を連続して行い
得る。設置台数は2台以上の任意である。
【0014】この食品処理装置の並列設置の具体的態様
としては、その両装置をそのネットベルトの長さ方向に
並列するとともに、その両ベルト層の上下全長に亘って
無端状チェーンコンベアを走行可能に設け、下側のチェ
ーンコンベアは、ベルト層の最下段のネットベルトの各
横棒の端部を上方から入れて受ける爪を有し、上側のチ
ェーンコンベアはベルト層の最上段のネットベルトの各
横棒の端部を下方から入れて受ける爪を有し、両チェー
ンコンベアの走行によって、爪を介しネットベルトがチ
ェーンコンベアの走行とともに移動される構成を採用し
得る(請求項6)。
【0015】上記新たなネットベルトに他の一定速度の
コンベアから食品を送り込むには、ベルト層の昇降時、
そのネットベルトを導入し得ないため、その作用の間、
コンベアからの食品送り込みを停止する必要があるが、
その際、導入ネットベルトとコンベアの間に少なくとも
2つのコンベアを直列に介設し、ベルト層の上昇作用時
には、ネットベルト側のコンベアを停止させるととも
に、他の介設コンベアの搬送速度を遅らせてアキューム
作用をなすようにすれば(請求項7)、食品搬入コンベ
アを停止させることなく、前工程の作業に連続した処理
作用を行い得る。
【0016】すなわち、食品搬入コンベア側の介設コン
ベアには通常より狭い間隔で食品が載置されて、アキュ
ーム作用がなされ、そのコンベアが遅くなることによ
り、次段のコンベアへの食品送り込みも遅くなって、重
なりも極力少なくなり、かつそのコンベアは停止してい
るため、昇降作用をしているベルト層への食品供給はな
く、食品の搬送路からの脱落はない。アキューム作用を
行う各コンベアの速度は、食品の送り込み速さ等を考慮
して、連続作用に支障がでないように実験等によって適
宜に設定する。ベルト層の昇降作用が終了して、新たな
ネットベルトの導入可能態勢になれば、各コンベアは通
常の作用に復帰する。
【0017】
【発明の実施の形態】この実施形態は、ミートボールの
加熱殺菌・冷却設備に係るものであり、図1乃至図3に
その概略を示し、加熱殺菌処理装置Aと冷却装置Bを直
列に設けている。その装置Aには、ミートボール製造機
Mから、調理済のミートボールを収納した食品aがコン
ベアC1 、C2 、C3 を介して送り込まれる。
【0018】加熱殺菌処理装置Aは、図4乃至図7に示
すように、基盤G上に長方形枠体10を立設し、この枠
体10にさらに各種の型材11aを立設したりして四角
枠状のベースフレーム11を構成している。このベース
フレーム11の周囲適宜位置に、図8に示すような適宜
な補助フレーム12aを介して上下方向のガイド12が
設けられている。このガイド12で構成される四角状枠
内に図18、19に示すネットベルト50が積層され
る。
【0019】このネットベルト50は、実開平3−79
163号公報等に示される周知の構成のものであって、
多数の横棒51を並列し、その各横棒51間にスチール
線52を螺旋状に掛け渡してその各横棒51を連結した
長方形状をしている。各横棒51の端部51aは突片5
3とリンク54をそのベルト長さ方向に交互に設けて連
結されており、これにより、網部(ネット部)52に長
さ方向の張力が加わらないようになっている。各突片5
3はほぼ隙間なく連続しており、ベルト50が直線状の
場合には、その突片53が長さ方向に並んで、その上の
フランジ片53aによって、他のネットベルト50の載
置台を形成するとともに、その上側ネットベルト50の
摺動レールを形成し得る(図11参照)。突片53の高
さは各種食品aの嵩などによって適宜に設定する。
【0020】ネットベルト層Fの下方両側には無端チェ
ーン(搬入搬出チェーンコンベア)13が配置され、こ
のチェーン13は装置Aの入口側スプロケット14aと
装置Bの出口側スプロケット14b間に掛け渡されてお
り、駆動機14cにより一方のスプロケット14bを回
すことにより、チェーン13は所要長さ(図1の1スタ
ックの長さ)・所要速度で間欠的に走行する。チェーン
13のリンク13aには、図12乃至図14に示すよう
に上(下)向きコ字状の爪15が一つおきに設けられ
て、その爪15にネットベルト50の2本の横棒51の
端部51aが上方から嵌まるようになっている(図12
(b)参照)。このため、この嵌合状態で、チェーン1
3が走行すれば、ネットベルト50はその走行に従って
移動することとなる。復路(下側)にはネットベルト5
0が外れないように横棒51の下面が摺動するガイド1
6が全長に亘って設けられている(図6、7参照)。
【0021】チェーン13の入口側及び出口側は、図
9、図10に示すようにスプロケット14a、14bの
回転に沿ってネットベルト50が案内されるように円弧
状のガイド17が設けられている。図中、18はスプロ
ケット14aの軸であり、この軸18の長さ方向の適宜
位置にはベルト案内ドラムが設けられている。
【0022】また、ネットベルト層Fの上方両側にも同
様に無端チェーン(渡りチェーンコンベア)20が配置
され、このチェーン20も装置Aの入口側スプロケット
21aと装置Bの出口側スプロケット21b間に掛け渡
されており、駆動機21cにより所要長さ(図1の1ス
タックの長さ)・所要速さで間欠的に走行する。このチ
ェーン20にも爪15と同様な爪22が設けられてお
り、図12(a)に示すように、この爪22に下側から
ネットベルト50の横杆51が嵌まり、チェーン20と
ともに走行する。すなわち、このチェーン20は下側が
ネットベルト50の搬送往路となる。
【0023】上記長方形枠体10の両側面にはそれぞれ
昇降枠30が上下動自在に設けられている。この枠30
は、枠体10の前後のレールフレーム10aにコロを介
して摺動自在に嵌まり、前後方向の回転軸31に固定の
アーム32にリンク32aを介して連結されており、回
転軸31が電動ジャッキ33によりアーム33aを介し
て回転することにより昇降する(図6、7参照)。
【0024】昇降枠30上面には、図2、4に示すよう
に、エアシリンダ34が所要数設けられ、図15、16
に示すように、このエアシリンダ34は支持台35に揺
動自在となっている。支持台35には回転軸36が設け
られて、この回転軸36にアーム37aを介してエアシ
リンダ34のロッドが回転自在に連結され、アーム37
bを介してレーキ状爪38が取付けられている。そのエ
アシリンダ34のロッドが伸長すると、図15実線又は
二点鎖線に示すように、爪38の切欠38aにネットベ
ルト50の突片53のウエブ53bが入り、ロッドが収
縮すると、爪38は同図一点鎖線のごとくネットベルト
50から退逃する。
【0025】したがって、爪38が実線の状態で、昇降
枠30が上昇すれば、二点鎖線のごとく、爪38も上昇
してベルト層F全部を上昇させる。このため、このベル
ト層Fの下方には新たなネットベルト50を導入可能と
なる。また、昇降枠30を上昇させて、エアシリンダ3
4のロッドを伸長すると、同図二点鎖線のごとく、二段
目のネットコンベア50の突片13に爪38が係止し
て、それより上のネットベルト50を少し上昇させる。
このため、最下段のネットベルト50は引き出し可能と
なる。二段目以上の持ち上げは、昇降枠30の上昇で行
ってもよい。このようにすれば、エアシリンダ34の負
荷は少なくなる。各爪38はそれらが一枚のネットベル
ト50の全ての突片53にいずれかが係止して(ベルト
50の全長に亘って係止して)持ち上げるようになって
いる。
【0026】ベースフレーム11の上面ほぼ中央には、
図4に示すように支持台40を介してエアシリンダ41
が設けられているとともに、ベースフレーム11の上面
全長に亘って回転軸42が設けられている。図17に示
すように、この回転軸42にはアーム43aを介して装
置A全長に亘るレール43が固定されており、エアシリ
ンダ41のロッドの伸縮により、アーム41aを介して
レール43は鎖線と実線の状態に交互に位置される。鎖
線の位置では、ベルト層Fから退逃し、その状態から実
線の位置に回動することにより、ネットベルト50の横
棒53をその端部51aでもって鎖線から実線のごとく
持ち上げる。この持ち上げにより、上側チェーン20の
爪22に各横棒53の端部51aが嵌まり、チェーン2
0の走行につれ、レール43上をネットベルト50が移
動する。
【0027】冷却装置Bは、ネットベルト50の積層手
段が加熱殺菌装置Aと同一構造であり、その両側に冷却
器60を備えている。この両冷却器60によりベルト層
F内に冷気が循環されて冷却作用がなされる。両装置
A、B間は放冷ゾーンDとなり、このゾーンDには両装
置A、Bの上記レール43間に亘るレール61がチェー
ン20に沿って設けられており、チェーン20の走行に
よって、ネットベルト50がレール61を介して装置A
から装置Bに移行する。
【0028】装置Bのベルト層F上に装置Aからのネッ
トベルト50が至れば、上述とは逆に、図17の実線状
態から鎖線状態のごとく、レール43が回動して、その
送られてきたネットベルト50をベルト層Fの最上段に
セットする。装置Bのベルト層Fの最下段は、図15の
二点鎖線のごとく、二段目以上のネットベルト50を爪
38で持ち上げた状態で、最下段のネットベルト50を
引き出す。引き出し終われば、昇降枠30を下降させる
とともに実線のごとく爪38を下降させて、ベルト層F
を一段分下降させる。この状態で、前述の装置Aからの
ネットベルト50の送り込みがなされる。
【0029】装置Bから引き出されたネットベルト50
は、チェーン13の走行につれて、装置Aにむかう。装
置Aの入口側に至ったネットベルト50には上述のよう
にコンベアC3 から食品aが送り込まれ、この送り込ま
れとともに、そのネットベルト50は装置Aのベルト層
Fの最下段に送り込まれる。ネットベルト50の全長が
最下段に位置すれば、そのネットベルト50を爪38が
持ち上げて、その下方に新たなネットベルト50の導入
スペースを形成する。このスペースには同様にして、食
品aを載せた新たなネットベルト50が送り込まれる。
【0030】この作用により、ネットベルト50に食品
aが順々に載置され、そのネットベルト50が装置A内
のベルト層Fを順々に上昇し、そのベルト層Fの最上段
から、装置Bのベルト層Fの最上段に移行し、そのベル
ト層Fを順々に下降して最下段から引き出される。この
引き出し時、スプロケット14bを巻回することによ
り、ネットベルト50上の食品aは前方に払い出され
る。すなわち、食品aが装置Aから装置Bを通って払い
出される。
【0031】両装置A、Bは、図1、2に示すように断
熱ボックス70、70内に収納されており、装置Aには
図示しないボイラーから過熱水蒸気が送り込まれて、ベ
ルト層F内を上昇する間に、ネットベルト50上の食品
aがその水蒸気によって加熱殺菌処理される。加熱殺菌
された食品aは放冷ゾーンDを経て、装置Bに至り、こ
の内で、冷気により急冷されて、常温となって払い出さ
れる。以上のフローチャートを図20に示す。
【0032】この加熱殺菌・冷却作用において、製造機
Mからは食品aが一定間隔で送り込まれるが、装置Aで
は、ベルト層Fの昇降時、ネットベルト50の受け入れ
はできないため、その間は、食品aのアキュームをしな
くてはならない。このため、ベルト層Fの上昇時、コン
ベアC3 を止め、コンベアC2 の搬送速度を遅らせて、
そのアキューム作用を行う。上昇作用が終われば、コン
ベアC2 、C3 は通常の走行速度の動きに移行し、新た
なネットベルト50の送り込みと、食品aの送り込みを
行う。この作用によって、装置Aに食品aを連続的に送
り込む。因みに、製造機Mからの食品aの送り出し速度
を4秒とし、ベルト層Fの上昇所要時間を11秒とすれ
ば、2.75回の食品aの送り込みをアキュームすれば
よく、その程度はコンベアC2 の走行速度の低下によっ
て十分に吸収でき、コンベアC上の食品aの重なりも
殆どない。介設コンベアC、C3 の数は任意であ
る。
【0033】なお、上記実施形態では、爪15、22は
コ字状であるが、搬送方向の前側の部材(図9の符号1
5a)を欠如したL字状とすることができ、この場合、
その搬送方向後側の部材(同図符号15b)がネットベ
ルト50の横杆51を押すため、ベルト50の走行に支
障はない。L字状であると、各横杆51の間隙に長さ誤
差があったり、ベルト50が伸びてその横杆間隔が広く
なっても、搬送作用に支障はない。
【0034】
【発明の効果】この発明は、巻回移動可能なネットベル
トによって食品を搬送し、そのネットベルトの積層状態
の昇降時に処理を行うようにしたので、処理容量も容易
に所要のものを得ることができ、食品の移動も円滑であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の概略図
【図2】同実施形態の切断概略正面図
【図3】同実施形態の切断概略平面図
【図4】同実施形態の一部除去概略斜視図
【図5】図4の出口側拡大斜視図
【図6】同実施形態の概略左側面図
【図7】図6の要部拡大図
【図8】同実施形態のネットベルト支持説明用切断平面
【図9】同実施形態の入口側切断部分斜視図
【図10】図9の切断正面図
【図11】同実施形態のネットベルト積層状態説明用一
部切欠側面図
【図12】ネットベルトとチェーンコンベアの係止状態
説明図であり、(a)は上側、(b)は下側
【図13】(a)は同係止状態の部分平面図、(b)は
ネットベルトの部分正面図
【図14】ネットベルトとチェーンコンベアの係止部分
分解斜視図
【図15】ネットベルト昇降作用説明図
【図16】同昇降部分の斜視図
【図17】ネットベルト昇降作用説明図
【図18】ネットベルトの一部省略斜視図
【図19】同ネットベルトの部分斜視図
【図20】同実施形態の作用フローチャート
【符号の説明】
A 加熱殺菌側面図 B 冷却装置 C1 、C2 、C3 コンベア F ネットベルト層 M 食品製造機 10 長方形枠体 11 ベースフレーム 13、20 ネットベルト搬送チェーン(チェーンコン
ベア) 15、22 搬送チェーンの爪 30 昇降枠 33 電動ジャッキ 34 エアシリンダ 38 ネットベルト昇降爪 41 エアシリンダ 43 ネットベルト用レール 50 ネットベルト 51 横棒 52 螺旋線条(ネット) 53 突片 60 冷却器 70 ボックス(ケーシング)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A23B 4/00 K (56)参考文献 特開 昭54−163878(JP,A) 特開 平7−59510(JP,A) 特開 昭58−78575(JP,A) 特開 昭63−31916(JP,A) 実開 平6−19492(JP,U) 実開 昭49−72763(JP,U) 実開 平3−12796(JP,U) 実開 平5−46810(JP,U) 特公 昭49−37383(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23B 4/00 A23L 1/31 B65G 15/54 B65G 49/00 B65G 35/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の横棒51を並列して、その各横棒
    51間に螺旋線条52を掛け渡して各横棒51を連結し
    た長方形状ネットベルト50であって、 上記ネットベルト50の両側縁全長に突片53を立ち上
    げて設け、この突片53はベルト50が巻回可能にその
    長さ方向に適宜に分割されており、かつこの突片53
    は、ベルト50が積層された際に、上側のベルト50を
    支持して上下のベルト50間に食品a載置用のスペース
    を形成するものであることを特徴とするネットベルト。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のネットベルト50を上下
    方向に積層し、このベルト層Fを箱形ケーシング70内
    に収納して、そのケーシング70内を処理気体が充満し
    た処理ゾーンとし、 上記ベルト層Fの最上段のネットベルト50を引き出し
    てケーシング70外に導出自在とするとともに、ベルト
    層Fの最下段にケーシング70外から食品aが載った新
    たなネットベルト50を導入自在とし、 かつ、上記ベルト層F全体を持ち上げて、そのベルト層
    F下方に、新たなネットベルト50の導入スペースを形
    成するとともに、ベルト層Fの最上段のネットベルト5
    0をその引き出しラインに位置させることを特徴とする
    食品処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のネットベルト50を上下
    方向に積層し、このベルト層Fを箱形ケーシング70内
    に収納して、そのケーシング70内を処理気体を流通さ
    せる処理ゾーンとし、 上記ベルト層Fの最下段のネットベルト50を引き出し
    てケーシング70外に導出自在とするとともに、ベルト
    層Fの最上段にケーシング70外から食品aが載った新
    たなネットベルト50を導入自在とし、 かつ、上記ベルト層Fをその最下段のネットベルト50
    を除いて持ち上げて、その最下段のネットベルト50を
    引き出すとともに、最上段のネットベルト50をその突
    条53上面が新たなネットベルト50の導入ライン上の
    レールとなるように位置させることを特徴とする食品処
    理装置。
  4. 【請求項4】 上記ベルト層Fの両側全長に沿うフレー
    ム30を駆動機33により上下動自在に設け、このフレ
    ーム30に上記ネットベルト50の側縁に下方から係止
    自在な爪38を設けて、フレーム30の昇降により、爪
    38を介してベルト層Fを上下動させるようにしたこと
    を特徴とする請求項2又は3に記載の食品処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は4に記載の食品処理装置A
    と請求項3又は4に記載の食品処理装置Bを並べて設置
    し、一方の装置Aから引き出されたネットベルト50を
    他方の装置Bへの新たなネットベルト50としたことを
    特徴とする食品処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の食品処理装置において、
    上記両装置A、Bをそのネットベルト50の長さ方向に
    並列するとともに、その両ベルト層Fの上下全長に亘っ
    て無端状チェーンコンベア13、20を走行可能に設
    け、下側のチェーンコンベア13は、ベルト層Fの最下
    段のネットベルト50の各横棒52の端部を上方から入
    れて受ける爪15を有し、上側のチェーンコンベア20
    はベルト層Fの最上段のネットベルト50の各横棒52
    の端部を下方から入れて受ける爪22を有し、両チェー
    ンコンベア13、20の走行によって、爪15、22を
    介しネットベルト50がチェーンコンベア13、20の
    走行とともに移動されることを特徴とする食品処理装
    置。
  7. 【請求項7】 上記新たなネットベルト50に一定速さ
    で食品aを送り込むコンベアC1 からその食品aを送り
    込むに際し、そのネットベルト50とコンベアC1 の間
    に少なくとも2つのコンベアC2 、C3 を直列に介設
    し、上記ベルト層Fの上昇作用時には、ネットベルト5
    0側のコンベアC3 を停止させるとともに、他の介設コ
    ンベアC2 は搬送速度を遅らせてアキューム作用をなす
    ようにしたことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか
    一つに記載の食品処理装置。
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