JP3027403B2 - 2―フェニルベンゾトリアゾール―n―オキシド類の製造法 - Google Patents

2―フェニルベンゾトリアゾール―n―オキシド類の製造法

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【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は紫外線吸収剤として有用な下記一般式III (式中R1は、水素原子、塩素原子、炭素数1〜4の低級
アルキル基、炭素数1〜4の低級アルコキシル基、カル
ボキシル基又は、スルホン酸基を表わし、 R2は、水素原子、塩素原子、炭素数1〜4の低級アルキ
ル基、炭素数1〜4の低級アルコキシル基を表わし、 R3は、水素原子、塩素原子、炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数1〜4の低級アルコキシル基、フェニル基、
炭素数1〜8のアルキル基で置換されたフェニル基、フ
ェノキシ基又はアルキル部分の炭素数1〜4のフェニル
アルキル基を表わし、 R4は、水素原子、塩素原子、ヒドロキシル基又は炭素数
1〜4のアルコキシル基を表わし、 R5は水素原子、炭素数1〜12のアルキル基又はアルキル
部分の炭素数が1〜4のフェニルアルキル基を表わ
す。) で示される2−フェニルベンゾトリアゾール類の中間体
である2−フェニルベンゾトリアゾール−N−オキシド
類の製造法に関する。
〔従来技術〕
従来、これらの2−フェニルベンゾトリアゾール−N
−オキシド類はO−ニトロアゾベンゼン類を化学的又
は、電解的に還元して製造されている。しかし、従来法
は夫々一長一短があって充分満足し得る方法ではない。
例えば特公昭37−5934号公報及び米国特許第3,773,75
1号では、O−ニトロアゾベンゼン類をアルコール性水
酸化ナトリウム溶液中、亜鉛末で化学的に還元して相当
する2−フェニルベンゾトリアゾール−N−オキシド類
を良好な収率で得ているが、この水酸化ナトリウム−亜
鉛系は、亜鉛スラッジを生じる点で排水問題を含んでい
る。
米国特許第2,362,988号明細書に開示されるように硫
化アンモニウム、アルカリスルフィド亜鉛−塩酸系、亜
鉛−アンモニア系、硫化水素−ナトリウム系などは前記
還元反応の化学的還元剤として使用されているが、この
方法は多量の亜硫酸塩又は、亜鉛塩を生成するため、排
水汚染の問題を生じるし、更に亜硫酸塩からは、亜硫酸
ガスが、又使用した硫化水素還元剤からは、有毒な硫化
水素が発生するため、大気汚染の問題にもつながる。
本出願人による二酸化チオ尿素や、ホルマリン等によ
るアルデヒド、さらに水素移動触媒及び塩基の存在下に
糖類で還元する方法など、すでに公知であるが、例えば
IPAなど高価なアルコールをつかったり、苛性ソーダ等
の塩基の使用が多く、そのため、あとの中和硫酸量が増
えるなど、経済性の面でなお、難点を有するばかりか、
無機塩濃度の高い排水が出るため、排水処理の難易さ等
も加味して考慮すると、十分に満足出来る方法とはいい
難い。
〔目的〕
本発明の目的は、2−フェニルベンゾトリアゾール−
N−オキシド類の全く新規な製造法を提供することにあ
る。
さらに本発明のもう一つの目的は、従来技術が内包し
ている前記問題を全て解消し得る2−フェニルベンゾト
リアゾール−N−オキシド類の製法を提供することであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、従来の2−フェニルベンゾトリアゾール
−N−オキシド類の製造法における問題点を解消するた
めに、種々検討した結果O−ニトロアゾベンゼン類を塩
基の存在下、ジエチルヒドロキシルアミン等のジ低級ア
ルキルヒドロキシルアミンで還元すれば対応する2−フ
ェニルベンゾトリアゾール−N−オキシド類が極めて高
収率で、しかも生産性よく得られることを見出したばか
りか、副生する下記式 (R=メチル、エチル、プロピル、ブチル等の低級アル
キル) で示されるニトロンがラジカルスカベンジャーになり得
るため光安定剤、酸化防止剤としての使用用途があり、
極めて有利であることを見出した。さらに、反応溶媒
が、アルコール類、例えば安価で回収が簡単に行えるメ
タノール等を用いるため、排水処理が容易で公害的にも
何んら問題なく、極めて経済的に製造出来ることを見出
した。
本発明の方法において原料として用いられる一般式II
の化合物の具体例としては下記のものが挙げられる。
2−ニトロ−4−クロル−2′−ヒドロキシ−3′−t
−ブチル−5′−メチルアゾベンゼン 2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−5′−メチルアゾベン
ゼン 2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチルア
ゾベンゼン 2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−5′−t−ブチルアゾ
ベンゼン 2−ニトロ−4−クロル−2′−ヒドロキシ−3′,5′
−ジ−t−ブチルアゾベンゼン 2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ア
ミルアゾベンゼン 2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブ
チルアゾベンゼン 2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−
5′−メチルアゾベンゼン 2−ニトロ−2′,4′−ジヒドロキシアゾベンゼン 2−ニトロ−4−クロル−2′,4′ジヒドロキシアゾベ
ンゼン 2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−4′−メトキシアゾベ
ンゼン 2−ニトロ−4−クロル−2′−ヒドロキシ−3′,5′
−ジ−t−アミルアゾベンゼン 2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−5′−t−アミルアゾ
ベンゼン 2−ニトロ−4−クロル−2′−ヒドロキシ−5′−t
−アミルアゾベンゼン 2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ(α,α
−ジメチルベンジル)アゾベンゼン 2−ニトロ−4−クロル−2′−ヒドロキシ−3′,5′
−ジ−(α,α−ジメチルベンジル)アゾベンゼン 2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−3′−α−メチルベン
ジル−5′−メチルアゾベンゼン 2−ニトロ−4−クロル−2′−ヒドロキシ−3′−α
−メチルベンジル−5′−メチルアゾベンゼン 2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−5′−n−ドデシルア
ゾベンゼン 2−ニトロ−4−クロル−2′−ヒドロキシ−5′−n
−ドデシルアゾベンゼン 2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−オ
クチルアゾベンゼン 2−ニトロ−4−クロル−2′−ヒドロキシ−3′,5′
−ジ−t−オクチルアゾベンゼン 2−ニトロ−4−クロル−2′−ヒドロキシ−5′−t
−オクチルアゾベンゼン 2−ニトロ−4−メチル−2′−ヒドロキシ−5′−メ
チルアゾベンゼン 2−ニトロ−4−メチル−2′−ヒドロキシ−3′−t
−ブチル−5−メチルアゾベンゼン 2−ニトロ−4−n−ブチル−2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−t−ブチルアゾベンゼン 2−ニトロ−4−n−ブチル−2′−ヒドロキシ−3′
−sec−ブチル−5′−t−ブチルアゾベンゼン 2−ニトロ−4−t−ブチル−2′−ヒドロキシ−3′
−sec−ブチル−5′−t−ブチルアゾベンゼン 2−ニトロ−4,6−ジ−クロル−2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−t−ブチルアゾベンゼン 2−ニトロ−4,6−ジ−クロル−2′−ヒドロキシ−
5′−t−ブチルアゾベンゼン 2−ニトロ−4−カルボキシ−2′−ヒドロキシ−5′
−メチルアゾベンゼン なおこれらの一般式IIのO−ニトロアゾベンゼン類は
公知のジアゾ化反応、カップリング反応によって製造す
ることができる。
本発明の還元剤であるジエチルヒドロキシルアミン等
のジ低級アルキルヒドロキシルアミンの使用量は一般式
IIの化合物1モル分子当り1.0〜3.0モル分子、好ましく
は1.0〜1.5モル分子が適当である。
塩基性物質としては、アルカリ金属の水酸化物又は炭
酸塩およびアルカリ土類金属の水酸化物などが使用でき
るが水酸化ナトリウム又は、水酸化カリウムが好まし
い。その使用量は、一般式IIの化合物1モル分子に対
し、1.0〜3.0モル分子が適当であり、好ましくは1.0〜
1.5モル分子である。
反応を円滑にするための溶媒は、安価なアルコール類
がよいが、特に回収が容易なメタノールを用いるのが好
ましい。また不活性溶媒と水の二層系で反応を行っても
よい。
また必要に応じ更に界面活性剤を添加しても良い。
還元反応の温度は通常常温ないしは沸点で実施する。
また、本反応を実施するにあたり、特に窒素を使かわな
くてもよい。
本発明によって得られるベンゾトリアゾール−N−オ
キシド類は、一般式Iで示される化合物であり、たとえ
ば、 2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メ
チルフェニル)−5−クロル−ベンゾトリアゾール−N
−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−ブチルフェニル)
ベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフ
ェニル)−5−クロル−ベンゾトリアゾール−N−オキ
シド 2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−アミルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′,4′−ジ−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリ
アゾール−N−オキシド 2−(2′,4′−ジ−ヒドロキシフェニル)−5−クロ
ル−ベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−4′−メトキシフェニル)ベ
ンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−アミルフ
ェニル)−5−クロル−ベンゾトリアゾール−N−オキ
シド 2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−アミルフェニル)
ベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−アミルフェニル)
−5−クロル−ベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−[2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ(α,α−ジメ
チルベンジル)フェニル]ベンゾトリアゾール−N−オ
キシド 2−[2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ(α,α−ジメ
チルベンジル)フェニル]−5−クロル−ベンゾトリア
ゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−3′−α−メチルベンジルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−3′−α−メチルベンジルフ
ェニル)−5−クロル−ベンゾトリアゾール−N−オキ
シド 2−(2′−ヒドロキシ−5′−n−ドデシルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−5′−n−ドデシルフェニ
ル)−5−クロル−ベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−オクチル
フェニル)ベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−オクチル
フェニル)−5−クロル−ベンゾトリアゾール−N−オ
キシド 2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチルフェニ
ル)−5−クロルベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)−5
−メチルベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メ
チルフェニル)−5−メチルベンゾトリアゾール−N−
オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフ
ェニル)−5−n−ブチルベンゾトリアゾール−N−オ
キシド 2−(2′−ヒドロキシ−3′−sec−ブチル−5′−
t−ブチルフェニル)−5−n−ブチルベンゾトリアゾ
ール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−3′−sec−ブチル−5′−
t−ブチルフェニル)−5−t−ブチルベンゾトリアゾ
ール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−ブチルフェニル)
−5,7−ジ−クロルベンゾトリアゾール−N−オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフ
ェニル)−5,7−ジ−クロルベンゾトリアゾール−N−
オキシド 2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)−5
−カルボキシベンゾトリアゾール−N−オキシド 等である。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例により説明する。
実施例1 メタノール50mlに、攪拌下、98%フレーク苛性ソーダ
ー2.45gと2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−5′−メチ
ルアゾベンゼン12.85g、さらにN,N−ジエチルヒドロキ
シルアミン5.35gを加え、温浴中、加熱し、沸点で30分
間反応させた。冷却後25〜40℃で62%硫酸を加え、pHが
9になるまで中和した。
析出結晶を濾別し、メタノール30mlで洗浄後、さらに
水30mlで洗浄し、乾燥すると11.9gの収量で2−(2′
−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール−N−オキシド11.93gが得られた。
収率 99%、 m.p. 135℃〜138.5℃ 実施例2 メタノール70mlに、攪拌下、98%フレーク苛性ソーダ
ー2.24gを加えて溶解し、2−ニトロ−4−クロル−
2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルア
ゾベンゼン17.38g、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン
5.35gを加え、20分間還流反応させた。冷却後62%硫酸
でpH9まで中和し室温で析出結晶を濾別後、メタノール3
0ml、さらに水30mlで結晶を洗浄し、乾燥すると2−
(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチル
フェニル)−5−クロル−ベンゾトリアゾール−N−オ
キシド16.57gが得られた。
収率 100%、 m.p. 162℃〜163℃ 実施例3 80mlメタノールに攪拌下、98%フレーク苛性ソーダー
2.45gを加えて溶解し、さらに2−ニトロ−4−クロル
−2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルアゾベ
ンゼン19.49g、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン5.35g
を加え、20分間還流反応させた。
冷却後、実施例1、実施例2と同様に処理を行い2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニ
ル)−5−クロル−ベンゾトリアゾール−N−オキシド
18.69gを得た。
収率 100%、 m.p. 178.5〜180℃ 実施例4 メタノール70mlに攪拌下、98%フレーク苛性ソーダー
2.45gを加えて溶解し、さらに2−ニトロ−2′−ヒド
ロキシ−5′−t−オクチルアゾベンゼン17.77g、N,N
−ジエチルヒドロキシルアミン5.35gを加え、20分間還
流反応させた。
冷却後、実施例1、実施例2と同様に処理を行い2−
(2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール−N−オキシド16.80gを得た。収率
99%、 m.p. 108〜110℃ 実施例5 90%含水メタノール65mlをつかった以外は、すべて実
施例1と同様に行い2−(2′−ヒドロキシ−5′−メ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール11.82gを得た。
収率 98%、 m.p. 134〜138℃ 実施例6 メタノール70mlのかわりに、90%含水イソプロピルア
ルコール70mlをつかった以外はすべて実施例2と同様に
行い2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′
−メチルフェニル)−5−クロル−ベンゾトリアゾール
−N−オキシド16.07gを得た。
収率 97.0%、 m.p. 162.2〜163.2℃ 〔効果〕 本発明は、新規な触媒系を提供するものであり、これ
により従来法に比較し、排水処理等、公害面の問題がな
く、高収率、高生産性で極めて経済的に目的物を得るこ
とが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−117871(JP,A) 特開 昭59−170172(JP,A) 特開 昭54−44672(JP,A) Australinan Journ al of Chemistry,Vo l.41(No.4)p617−622(1988) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 249/20 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式I (式中R1は、水素原子、塩素原子、炭素数1〜4の低級
    アルキル基、炭素数1〜4の低級アルコキシル基、カル
    ボキシル基又は、スルホン酸基を表わし、 R2は、水素原子、塩素原子、炭素数1〜4の低級アルキ
    ル基、炭素数1〜4の低級アルコキシル基を表わし、 R3は、水素原子、塩素原子、炭素数1〜12のアルキル
    基、炭素数1〜4の低級アルコキシル基、フェニル基、
    炭素数1〜8のアルキル基で置換されたフェニル基、フ
    ェノキシ基又はアルキル部分の炭素数1〜4のフェニル
    アルキル基を表わし、 R4は、水素原子、塩素原子、ヒドロキシル基又は炭素数
    1〜4のアルコキシル基を表わし、 R5は水素原子、炭素数1〜12のアルキル基又はアルキル
    部分の炭素数が1〜4のフェニルアルキル基を表わ
    す。) で示される2−フェニルベンゾトリアゾール−N−オキ
    シド類を製造するに際して、 一般式II (式中R1,R2,R3,R4,R5は一般式Iに同じ。) で示されるO−ニトロアゾベンゼン類を塩基の存在下に
    ジエチルヒドロキシルアミン等のジ低級アルキルヒドロ
    キシルアミンで還元することを特徴とする前記一般式I
    で示される2−フェニルベンゾトリアゾール−N−オキ
    シド類の製造方法。
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