JP3027097B2 - 装置自動着脱固定機構 - Google Patents

装置自動着脱固定機構

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JP3027097B2
JP3027097B2 JP6272364A JP27236494A JP3027097B2 JP 3027097 B2 JP3027097 B2 JP 3027097B2 JP 6272364 A JP6272364 A JP 6272364A JP 27236494 A JP27236494 A JP 27236494A JP 3027097 B2 JP3027097 B2 JP 3027097B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光学赤外線望遠鏡用
観測装置等の自動着脱固定機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例1.図11は従来の観測装置着脱固定機構を示す
図であり、図において、1は光学赤外線望遠鏡等の観測
装置、2はこの観測装置1に設けられた取付フランジ、
3は固定側枠体、4は観測装置1の取付フランジ2部に
対向して設けられた固定側枠体の取付フランジ、101
は固定側枠体の取付フランジ4の周端に設けられ、観測
装置1を吊上げ保持するてこ、102はてこ101の回
転中心、103,104はてこ101の両端部に取り付
けられたカムフォロワ、105はてこ101を駆動する
カム、106はカム105が旋回運動するための旋回軸
受、107は歯車で駆動用モータ108により駆動され
る。109はばね、110は観測装置1、固定側枠体3
及び旋回軸受106の中心軸であると同時に、カム10
5、歯車107の回転中心である。
【0003】次に動作について説明する。観測装置1の
取付は、台車等によって観測装置1を固定側枠体3の直
下に移動させた状態から行う。この時てこ101は観測
装置1側のカムフォロワ104が固定側枠体の取付フラ
ンジ4の下面より高くなるような角度まで傾いている。
ここで駆動用モータ108の電源をONにして回転させ
ると、ピニオンを介して歯車及びカム105が回転軸1
10を中心にして回転し、てこ101の先端に取り付け
られた固定側枠体3側のカムフォロワ103を押し、て
こ101を回転軸102を中心にして回転させる。てこ
101が回転するとカムフォロワ104は観測装置1の
取付フランジ2の下側にまわりこみ、取付フランジ下面
2の面取りをした部分に当接する。そこからさらにてこ
101が回転すると、観測装置1がさらに押し上げら
れ、固定側枠体3の取付フランジ4の下面に当接して固
定される。観測装置1を取り外す場合は、観測装置1の
直下に台車等を待機させた状態で、駆動用モータ108
を取付時とは逆の方向へ回転させる。この時てこ101
はカムフォロワ103がばね109の復原力によってカ
ム105に押し付けられた状態で取付時と逆方向に回転
する。この動作によって、観測装置1を落下させること
なく台車等の上に降ろして取り外し作業を行うことがで
きる。
【0004】従来例2.図12及び図13は、他の従来
の観測装置着脱固定機構を示す図であり、図において、
1は光学赤外線望遠鏡等の観測装置、2はこの観測装置
1に設けられた取付フランジ、3は観測装置1が固定さ
れる固定側枠体、4は固定側枠体3に設けられた取付フ
ランジ、101は固定側枠体3の取付フランジ4の周端
に設けられたてこ、102はてこ101の回転中心、1
04はてこ101の下端に設けられ観測装置1の取付フ
ランジ2に係合するカムフォロワ、109はばね、11
1はエアージャッキで、空気圧縮機112に空気溜11
3、弁114を介して接続している。弁115はエアー
ジャッキ111の高圧空気を逃がすための弁である。
【0005】次に動作について説明する。空気溜113
には空気圧縮機112によって、高圧の空気が供給され
る。空気溜113内の圧力には上限と下限が設定されて
おり、空気圧縮機112は、空気溜113内の圧力が上
限に達すると停止し、下限まで低下すると運転を再開す
る。観測装置1の取付けは台車等によって観測装置1が
固定側枠体3の直下まで運ばれてきた状態から行う。こ
の時、弁114は閉じ、弁115は開いておく。エアー
ジャッキ111は高圧空気が供給されないため、ばね1
09の復原力によって長さが最小になるところまで縮め
られる。エアージャッキ111に結合しているてこ10
1はカムフォロワ104が固定側枠体3の下面より高い
位置にくる角度まで傾く。ここで弁115を閉じ、弁1
14を開くとエアージャッキ111に高圧空気が供給さ
れ、エアージャッキ111が伸びて、てこ101を押
し、てこ101を回転軸102の回りに回転させる。そ
れによってカムフォロワ104が取付フランジ2の下側
に回り込み取付フランジ2下面の面取り部に当たる。そ
こからさらにエアージャッキ111が伸び、てこ101
を回転させることによって、観測装置1が押し上げら
れ、取付フランジ4の下面に当接したところで保持され
る。観測装置1を取り外す時は、台車等を観測装置1の
直下に待機させた状態で、弁114を閉じ、弁115を
開く。するとエアージャッキ111に供給されていた高
圧空気が排出されるため、エアージャッキ111は縮
み、てこ101は観測装置1取付時とは逆の方向へ回転
する。この動作によって観測装置1を台車等の上に降ろ
すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の観測装置着脱固
定機構は以上のように構成されているので、次のような
問題点があった。 (1)従来例1においては、てこ101を駆動用モータ
108で駆動する場合、大型の旋回軸受106やカム1
05、歯車107等を必要とし、寸法・重量ともに大き
な機構となる。 (2)また、従来例2においては、てこ101をエアー
ジャッキ111で駆動する場合、エアージャッキ111
に高圧空気を供給するための大掛かりな空気圧縮機11
2、空気溜113、配管系を必要とする。 (3)さらに、従来例2では、観測装置1を取付後、観
測装置1を保持するため、空気溜113内の圧力を高く
保つために空気圧縮機112を運転する必要がある。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、電気モータで駆動でき、かつ電
気モータの電源をオフした状態で観測装置を保持できる
観測装置着脱固定機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の装置自動着脱
固定機構は、固定機構本体と、この本体に取り付けられ
たリニアアクチュエータと、このリニアアクチュエータ
のアクチュエータロッド先端に取り付けられた、装置等
を支持する支持手段と、を備え、リニアアクチュエータ
はアクチュエータ本体に設けられたキーを有し、アクチ
ュエータロッドの外周に設けられた真直なキー溝と、ア
クチュエータロッドが伸張する時、このキー溝のキーが
当る側に設けられた螺旋状のキー溝と、をつなぎ合わせ
たキー溝にキーがはまり込んでアクチュエータロッドを
案内することによって、1つのモータでアクチュエータ
の伸縮と、支持手段の回転とを行うことができるもので
ある。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】請求項の装置自動着脱固定機構は、請求
記載の装置自動着脱固定機構において、リニアアク
チュエータのキー溝は、真直なキー溝と螺旋状のキー溝
とを結合したものを組み合わせ、装置等を支持していな
い無負荷時に支持手段を回転させるものである。
【0015】請求項の装置自動着脱固定機構は、請求
記載の装置自動着脱固定機構において、リニアアク
チュエータのキー溝の分岐点に設けられ、キーが分岐点
を通過してからリニアアクチュエータの駆動方向を反転
した場合、キーが通過したキー溝へ戻るのを防止するス
トッパーを備えたものである。
【0016】請求項の装置自動着脱固定機構は、請求
記載の装置自動着脱固定機構において、装置等を支
持する支持手段は、アクチュエータロッドに固定される
ナットと、皿ばねを介してナット上部に設けられ、装置
等の取り付け面に当接する当接部材と、を備えたもので
ある。
【0017】請求項の装置自動着脱固定機構は、請求
記載の装置自動着脱固定機構において、支持手段が
当接する装置等の取り付け面に、支持手段を嵌合してそ
のズレを防止するザグリ穴を設けたものである。
【0018】
【作用】請求項1の装置自動着脱固定機構は、アクチュ
エータロッドの外周に設けられた真直なキー溝と、螺旋
状のキー溝とをつなぎ合わせたキー溝にキーがはまり込
んでアクチュエータロッドを案内することによって、1
つのモータでアクチュエータの伸縮と、支持手段の回転
とを行う
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】請求項の装置自動着脱固定機構は、装置
等を支持していない無負荷時に支持手段を回転させる。
【0025】請求項の装置自動着脱固定機構は、スト
ッパーによりキーが分岐点を通過してからリニアアクチ
ュエータの駆動方向を反転した場合、キーが通過したキ
ー溝へ戻るのを防止する。
【0026】請求項の装置自動着脱固定機構は、皿ば
ねの附勢力により装置等を支持する。
【0027】請求項の装置自動着脱固定機構は、支持
手段が当接する装置等の取り付け面のザグリ穴が支持手
段を嵌合してそのズレを防止する。
【0028】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1において、1は装置等の一つである光学赤外
線望遠鏡等の観測装置、2はこの観測装置1の上部に設
けられた装置等の取り付け面である取付フランジ、3は
観測装置1が固定される固定側枠体、4はこの固定側枠
体3に設けられた取付フランジ、5は固定側枠体3の取
付フランジ4に設けられた8ヶのリニアアクチュエータ
である。6はこのリニアアクチュエータ5を構成する要
素のうちの装置等の支持手段である長円形状の押え金
具、7は同じくアクチュエータロッドであり、リニアア
クチュエータ5は、アクチュエータロッド7を伸縮させ
ると同時に押え金具6を回転させる。
【0029】次に動作について説明する。観測装置1の
取付時は、リニアアクチュエータ5のアクチュエータロ
ッド7が伸びきった状態で観測装置1を図2(a)に示
す位置関係にして、下から台車等によって持ち上げ、観
測装置1の取付フランジ2に明けた長円形状の穴19を
押え金具6が通過してから、この押え金具6を図2
(b)に示すように90゜回転して押え金具6が取付フ
ランジ2に係合しうるようにして、アクチュエータロッ
ド7を縮めることによって行う。押え金具6はアクチュ
エータロッド7が縮む途中で図2(b)に示すように9
0゜回転し、取付フランジ2を引掛けて、観測装置1を
吊上げ、取付フランジ2,4が当接したところで固定さ
れる。観測装置1の取り外しは、台車等を取付時と同じ
位置で待機させ、押え金具6を図2(b)の位置から図
2(a)の位置へ90゜戻した状態でリニアアクチュエ
ータ5のアクチュエータロッド7を伸ばすことによって
行う。
【0030】この実施例によれば、リニアアクチュエー
タ5を固定側枠体3に取り付け、その伸縮によって観測
装置1の着脱を行うようにしたので、従来の観測装置着
脱固定機構に比し、電気モータのみの小さな機構で観測
装置を着脱固定することができる。
【0031】実施例2.以下、リニアアクチュエータ5
の詳細を図3〜5について説明する。図において、6は
横長の押え金具、7は伸縮、回転するアクチュエータロ
ッド、8はリニアアクチュエータ5を固定側枠体3の取
付フランジ4に取り付ける取付フランジ、9は回転運動
を直線運動に変換するボールねじ部、10はモータ11
の回転を減速する減速機部、12はアクチュエータロッ
ド7の外周に設けられた螺旋状の溝で、図4,5に示す
ように約90゜回転するようになっている。13はリニ
アアクチュエータ5本体に固定され溝12にはまり込ん
でアクチュエータロッド7を案内するキーである。
【0032】次に動作を説明する。モータ11を駆動す
ると、モータ11の回転は減速機部10で減速され、ボ
ールねじ部9に減速された回転が伝達してねじ軸が回転
し、それによってアクチュエータロッド7が軸方向に伸
縮する。この際、アクチュエータロッド7は溝12とキ
ー13によって案内され約90゜回転する。
【0033】この実施例によれば、モータのみの小さな
機構でアクチュエータロッド7を伸縮しながら回転させ
るリニアアクチュエータ5が得られる。
【0034】実施例3.図6は実施例1、2における押
え金具6の詳細を示す図であり、図において、14はア
クチュエータロッド7に固定されるナット、15はこの
ナット14とアクチュエータロッド7の間に設けられた
皿ばね、16はナット14と皿ばね15を挟む当接部材
である皿ばね押え金具、17はこの皿ばね押え金具16
の抜け止めである。無負荷時、皿ばね押え金具16は皿
ばね15の上にただ単に載置されている状態であり、抜
け止め17によって脱落が防止されている。
【0035】観測装置1を固定側枠体3に取り付けて固
定する場合、皿ばね15が十分に圧縮されるところまで
リニアアクチュエータ5を縮めてそこで駆動を止めれ
ば、圧縮された皿ばね15が元に戻ろうとする力によっ
て、モータ11の駆動用電源をオフにしても観測装置1
を保持することができる。
【0036】この実施例によれば、押え金具6をアクチ
ュエータロッド7に固定されるナットとフリーな皿ばね
押え金具16で皿ばね15を挟む構成にしたので、モー
タ11の駆動用電源をオフにしても観測装置1を保持す
ることができる。
【0037】実施例4.図7,8はアクチュエータロッ
ド7に設けるキー溝の一例を示す図である。図におい
て、キー溝18は従来の真直なキー溝と螺旋状のキー溝
を組み合わせたものである。真直なキー溝と螺旋状のキ
ー溝を組み合わせるのは、アクチュエータロッド7を9
0゜回転させるためである。キー溝18の形状は、図8
に示すようにアクチュエータロッド7が伸びる時と縮む
時とでは、キー13が反対の面に当りながら移動するこ
とを利用したもので、図7に示すようにアクチュエータ
ロッド7が伸びる時にキー13が当る側に螺旋状のキー
溝を設けている。
【0038】観測装置1の取付・取外し時、キー13の
位置は次のように移動する。 1.取付時 (1)アクチュエータロッド7を伸ばす。 A→B→回転→C→フランジ通過→D→回転→E→F (2)アクチュエータロッド7を縮める。 F→H→吊上→A 2.取外し時 (1)アクチュエータロッド7を伸ばす。 A→吊下し→H→G→回転→D (2)アクチュエータロッド7を縮める。 D→フランジ通過→C→回転→B→A
【0039】アクチュエータロッド7に真直な溝と螺旋
状のキー溝が組み合わされたキー溝18を設けることに
より、リニアアクチュエータ5のみで観測装置1を着脱
することができる。着脱の前に台車等で観測装置1を持
ち上げる必要がなくなるという効果を奏する。
【0040】実施例5.図9は観測装置1の取付フラン
ジ2に設ける穴の形状を示す図である。図において、1
9は押え金具6が通過する穴、20は押え金具6が90
゜回転してからはまり込むことができるザグリ穴であ
る。ザグリ穴20は押え金具6が回転する角度と同じ角
度だけ穴19に対してずらして設ける(図9は押え金具
6が90゜回転する場合である)。押え金具用ザグリ穴
20を設けることにより、観測装置1を吊っている時の
アクチュエータロッド7の回転を拘束することができ
る。図7のキー溝18を用いた場合に適用すると、観測
装置1の取り外し時に、キー13が分岐点Bを通過する
際キー13がB→Cと誤って移動することを防止するこ
とができる。
【0041】実施例6.図10はキー13の逆転防止機
構を示す図であり、図において、21はキー溝18での
キー13の動きを案内するばね用材料からなるストッパ
ーである。キー13がGからDへ移動してきた場合、キ
ー13がストッパー21に当たると、ばね材のストッパ
ー21は自らたわむことによってキー13を通過させ
る。しかし、キー13がDからGへ移動しようとする
と、ストッパー21がキー溝18を塞ぐように変形し、
キー13をCまたはEの方向へ案内する。
【0042】ストッパー21を図7のキー溝18の分岐
点Dに適用すると、観測装置1を取り外す時は、先ずア
クチュエータロッド7を伸ばして観測装置1を吊下し
(A→H→G)、次に押え金具6を回転させる(G→
D)。そして、リニアアクチュエータ5の駆動方向を反
転するが、この時ストッパー21はキー13がDからG
へと戻ることを防止し、キー13はD→Cと移動して貫
通穴19を通過することができる。
【0043】この実施例によれば、キー溝18の分岐点
Dにストッパー21を設けることにより、キー13の逆
転を防止し、観測装置1の取付け、取外しを確実に行う
ことができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1の装置自動着脱固定機構は、
クチュエータロッドの外周に設けられた真直なキー溝
と、アクチュエータロッドが伸張する時、このキー溝の
キーが当る側に設けられた螺旋状のキー溝と、をつなぎ
合わせたキー溝にキーがはまり込んでアクチュエータロ
ッドを案内することによって、1つのモータでアクチュ
エータの伸縮と、支持手段の回転とを行うことができる
ので、小形で安価な着脱固定機構が得られる。
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】請求項の装置自動着脱固定機構は、請求
記載の装置自動着脱固定機構において、リニアアク
チュエータのキー溝は、真直なキー溝と螺旋状のキー溝
とを結合したものを組み合わせ、装置等を支持していな
い無負荷時に支持手段を回転させる構成にしたので、リ
ニアアクチュエータで装置等の上げ下げが可能になると
共に、装置等を支持することができる。
【0051】請求項の装置自動着脱固定機構は、請求
記載の装置自動着脱固定機構において、リニアアク
チュエータのキー溝の分岐点に設けられ、キーが該分岐
点を通過してからリニアアクチュエータの駆動方向を反
転した場合、キーが通過したキー溝へ戻るのを防止する
ストッパーを備えた構成にしたので、装置等の取り付
け、取り外しを確実に行うことができる。
【0052】請求項の装置自動着脱固定機構は、請求
記載の装置自動着脱固定機構において、装置等を支
持する支持手段は、アクチュエータロッドに固定される
ナットと、皿ばねを介してナット上部に設けられ、装置
等の取り付け面に当接する当接部材と、を備えた構成に
したので、リニアアクチュエータの電源がオフになって
も装置等の支持が可能になる。
【0053】請求項の装置自動着脱固定機構は、請求
記載の装置自動着脱固定機構において、支持手段が
当接する装置等の取り付け面に、支持手段を嵌合してそ
ズレを防止するザグリ穴を設けた構成にしたので、装
置等を支持している場合に回転を拘束できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による装置自動着脱固定
機構の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施例1による装置自動着脱固定
機構の要部拡大図である。
【図3】 この発明の実施例2による装置自動着脱固定
機構のリニアアクチュエータを示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施例2による装置自動着脱固定
機構のアクチュエータロッドの斜視図である。
【図5】 この発明の実施例2による装置自動着脱固定
機構のアクチュエータロッドの構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施例3による装置自動着脱固定
機構の押え金具の構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施例4による装置自動着脱固定
機構のアクチュエータロッドのキー溝の構成を示す図で
ある。
【図8】 この発明の実施例4による装置自動着脱固定
機構のアクチュエータロッドのキー溝とキーの関係を示
す図である。
【図9】 この発明の実施例5による装置自動着脱固定
機構の観測装置側の取付け穴の構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施例6による装置自動着脱固
定機構の逆転防止機構を示す図である。
【図11】 従来の装置自動着脱固定機構の構成を示す
図である。
【図12】 他の従来の装置自動着脱固定機構の構成を
示す図である。
【図13】 他の従来の装置自動着脱固定機構の構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 観測装置、2 取付フランジ、3 固定側枠体、5
リニアアクチュエータ、6 押え金具、7 アクチュ
エータロッド、12 キー溝、13 キー、15 皿ば
ね、16 皿ばね押え金具、18 キー溝、19 穴、
20 ザグリ穴、21 ストッパー。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定機構本体と、この本体に取り付けら
    れたリニアアクチュエータと、このリニアアクチュエー
    タのアクチュエータロッド先端に取り付けられた、装置
    等を支持する支持手段と、を備え、前記リニアアクチュ
    エータはアクチュエータ本体に設けられたキーを有し、
    アクチュエータロッドの外周に設けられた真直なキー溝
    と、アクチュエータロッドが伸張する時、このキー溝の
    キーが当る側に設けられた螺旋状のキー溝と、をつなぎ
    合わせたキー溝に該キーがはまり込んで該アクチュエー
    タロッドを案内することによって、1つのモータでアク
    チュエータの伸縮と、前記支持手段の回転とを行うこと
    ができることを特徴とする装置自動着脱固定機構。
  2. 【請求項2】 リニアアクチュエータのキー溝は、真直
    なキー溝と螺旋状のキー溝とを結合したものを組み合わ
    せ、装置等を支持していない無負荷時に支持手段を回転
    させることを特徴とする請求項1記載の装置自動着脱固
    定機構。
  3. 【請求項3】 リニアアクチュエータのキー溝の分岐点
    に設けられ、キーが該分岐点を通過してから前記リニア
    アクチュエータの駆動方向を反転した場合、前記キーが
    通過した前記キー溝へ戻るのを防止するストッパーを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の装置自動着脱固定
    機構。
  4. 【請求項4】 装置等を支持する支持手段は、アクチュ
    エータロッドに固定されるナットと、皿ばねを介して該
    ナット上部に設けられ、前記装置等の取り付け面に当接
    する当接部材と、を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の装置自動着脱固定機構。
  5. 【請求項5】 支持手段が当接する装置等の取り付け面
    に、該支持手段を嵌合してそのズレを防止するザグリ穴
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の装置自動着脱
    固定機構。
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