JP3027082U - 包装納豆 - Google Patents
包装納豆Info
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- JP3027082U JP3027082U JP1996000128U JP12896U JP3027082U JP 3027082 U JP3027082 U JP 3027082U JP 1996000128 U JP1996000128 U JP 1996000128U JP 12896 U JP12896 U JP 12896U JP 3027082 U JP3027082 U JP 3027082U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- natto
- water vapor
- container
- barrier property
- vapor barrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 流通及び保存過程での水分の蒸発による乾燥
や「しゃり」の発生、外部からの異物混入の恐れがない
納豆を提供することを目的としたものである。 【課題の解決手段】 水蒸気バリア性を有する容器に納
豆を収容し、該容器の口部を水蒸気バリア性を有する蓋
材で密封したことを特徴とする包装納豆。
や「しゃり」の発生、外部からの異物混入の恐れがない
納豆を提供することを目的としたものである。 【課題の解決手段】 水蒸気バリア性を有する容器に納
豆を収容し、該容器の口部を水蒸気バリア性を有する蓋
材で密封したことを特徴とする包装納豆。
Description
【0001】
本考案は、水蒸気バリア性を持つ容器に納豆を収容し、完全に密封して「しゃ り」及び乾燥を防止することを目的とした包装納豆に関する。
【0002】
従来の納豆は、原料大豆を浸漬・蒸煮し、納豆菌を接種したものを、ポリスチ レンペーパー(PSP)容器、あるいは紙製のカップ等に盛り込み、蓋をして発 酵させ、発酵終了後は低温で熟成し、帯掛けあるいはシュリンク包装等により外 装して製品としていた。
【0003】 納豆菌は好気性菌であるから、容器に蓋をしても、発酵中の納豆菌の生育に必 要な空気の流通ができるように、蓋あるいは蓋と容器の間には細孔または隙間が 設けてある。
【0004】
従来の包装納豆は、帯掛け、あるいはシュリンク包装等により外装されていて も、細孔または隙間は発酵・熟成時のままなので、空気の流通と共に、納豆の水 分が蒸発し、製品が乾燥したり、チロシンなどのアミノ酸の結晶の析出に起因す る品質の劣化の指標とされる「しゃり」が発生しやすい問題点があった。
【0005】 また、細孔または隙間があることにより、製品としての流通過程や店内での陳 列の際に、外部から異物の混入の可能性があった。特に、製品外部に付着した水 滴を介して外部から混入し得る雑菌による品質劣化の危険性が高い問題点もあっ た。
【0006】 本考案は、以上のような従来技術の問題点を改善し、「しゃり」が発生せず、 外部からの異物混入の可能性をなくすことを目的として研究を重ね開発に成功し たのである。
【0007】
然るに本考案は水蒸気バリア性を有する包材で密封することにより、前記従来 の問題点を解決したのである。
【0008】 即ち本考案は、水蒸気バリア性を有する容器に納豆を収容し、該容器の口部を 水蒸気バリア性を有する蓋材で密封したことを特徴とする包装納豆である。また 水蒸気透過度5g/m2 ・24hrs.以下の水蒸気バリア性を有する容器内に 納豆を収容し、該容器の口部を前記と同様の水蒸気バリア性を有する蓋材で密封 したことを特徴とする包装納豆である。更に水蒸気バリア性を有する容器内に納 豆菌を接種した蒸煮大豆の適量を収容し、その上にフィルムを被せ、該フィルム 上へ包装調味料等を収容した後、常法により発酵させ、前記容器の口部を水蒸気 バリア性を有するフィルムで熱シールにより密封し該密封前又は密封後に低温熟 成したことを特徴とする包装納豆である。
【0009】 上記において、容器及びトップフィルムの材質や形状は、水蒸気バリア性(水 蒸気透過度5g/m2 ・24hrs.以下)を有するものであれば、特に限定さ れるものでもなく、トップフィルムや容器の表面に必要な表示を印字することも できる。前記水蒸気バリア性の包材を、水蒸気透過度5g/m2 ・24hrs. 以下とすることによって「しゃり」発生防止及び乾燥防止の目的を達成し得るこ とが確認された。
【0010】 品質劣化を防止する目的で脱酸素材を収納し、かつ、ガスバリア性包材を用い た納豆包装体の実用新案が出されている(昭62−157379)。しかし、ガ スバリア性包材よりも水蒸気バリア性包材の方が価格が安価なため、原料価格を 低減できる。
【0011】
【実施例1】 以下本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0012】 水蒸気バリア性を有するトレー型容器1に、原料大豆を水に浸漬・蒸煮し、納 豆菌を接種した原料大豆2を充填した後、従来の納豆と同様にフィルム3を被せ 、たれ及びからしなどの別添調味料4を入れた後、発酵させた。発酵終了後、従 来の納豆と同様に低温で熟成させ、塞がっていなかったトップフィルム5を熱シ ールにより密着して完全に密封した。
【0013】 前記実施例は、低温で熟成させた後熱シールで密封したが、密封後低温熟成す ることもできる。
【0014】 本考案の包装納豆を、10℃で14日間保存し、観察したところ、乾燥や「し ゃり」の発生は認められず、製造直後の納豆と同様の風味であった。
【0015】
本考案の包装納豆は、従来の納豆と比べて保存による乾燥がなく、「しゃり」 が発生しにくい効果がある。また、外見においても、完全密封されているため、 異物が侵入する恐れがないのみならず衛生的に保存されるなどの効果がある。
【図1】本考案の構成概要の一例を示した縦断面図。
1 容器 2 蒸煮後、納豆菌を接種した原料大豆 3 フィルム 4 別添調味料 5 トップフィルム
Claims (3)
- 【請求項1】 水蒸気バリア性を有する容器に納豆を収
容し、該容器の口部を水蒸気バリア性を有する蓋材で密
封したことを特徴とする包装納豆。 - 【請求項2】 水蒸気透過度5g/m2 ・24hrs.
以下の水蒸気バリア性を有する容器内に納豆を収容し、
該容器の口部を前記と同様の水蒸気バリア性を有する蓋
材で密封したことを特徴とする包装納豆。 - 【請求項3】 水蒸気バリア性を有する容器内に納豆菌
を接種した蒸煮大豆の適量を収容し、その上にフィルム
を被せ、該フィルム上へ包装調味料等を収容した後、常
法により発酵させ、前記容器の口部を水蒸気バリア性を
有するフィルムで熱シールにより密封し該密封前又は密
封後に低温熟成したことを特徴とする包装納豆。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996000128U JP3027082U (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | 包装納豆 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996000128U JP3027082U (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | 包装納豆 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3027082U true JP3027082U (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=43162212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996000128U Expired - Lifetime JP3027082U (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | 包装納豆 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3027082U (ja) |
-
1996
- 1996-01-22 JP JP1996000128U patent/JP3027082U/ja not_active Expired - Lifetime
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