JP3027057U - 幼児用おまる - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 幼児が大人用便器を使用する際にも安全でか
つ安心して用を足すことができると共に、大人用便器に
慣れ親しんで幼児用おまるから大人用便器に早期に移行
できる幼児用おまるを提供する。 【構成】 幼児用便器本体２と、この幼児用便器本体２
の上部に着脱可能に設けられた幼児用便座３とからなる
幼児用おまる１の、幼児用便座２が洋式の大人用便器５
の便座６の上部に着脱可能とされている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、幼児用弁座を洋式の大人用便器の補助便座として使用可能な幼児 用おまるに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の幼児用おまるは、幼児用便器本体の上部に幼児が座る便座部が一体に形 成されたものが知られている。 この幼児用おまるの上部に形成された弁座部は、幼児のお尻の大きさに合わせ て大人用便器の弁座より小さく形成されているため、幼児がこの弁座部に腰掛け ても、幼児のお尻が安定良く収まり、大人用便器で用を足す場合のようにお尻が 弁座から便器の中に落ちてしまうこともなく、安心して用を足すことが可能であ る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、従来の幼児用おまるにあっては、幼児が早く慣れ親しんで一人で用 を足すことができるように使い易く造られているが、便座部が幼児用おまるに一 体に形成されているため、大人用便器を使用しなければならない場合にはこれを 補助便座として用いることができず、幼児が大人用便器の便座で不安定な状態で 用を足さなければならないこと、また幼児が大人用便器の便座に着座する際にも 弁座が高い位置にあるために一人で弁座に座ることが難しいこと等から、いつま でも大人用便器になじむことができないという問題点があった。

【０００４】 この考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、幼児が大人用便器を使 用する際にも安全でかつ安心して用を足すことができると共に、大人用便器に慣 れ親しんで幼児用おまるから大人用便器に早期に移行できる幼児用おまるを提供 することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、請求項１は、幼児用便器本体と、この幼児用便器 本体の上部に着脱可能に設けられた幼児用便座とからなる幼児用おまるであって 、前記幼児用便座が洋式の大人用便器の便座の上部に着脱可能とされていること を特徴としている。

【０００６】 請求項２は、前記幼児用便座にキャラクターグッズ型の取手を設けたことを特 徴としている。

【０００７】 請求項３は、前記幼児用便器本体の上部に、前記幼児用便座を外した状態で装 着可能な蓋体を備えたことを特徴としている。

【０００８】 請求項４は、前記幼児用便器本体の上部に、前記蓋体を装着して踏み台とした ことを特徴としている。

【０００９】

【考案の実施の形態】

次に、図を用いて本考案の実施の形態について説明する。 図１はこの考案の一実施の形態を示すものであり、符号１は幼児用おまるであ る。この幼児用おまる１は、平面略瓢箪型の幼児用便器本体２と、この略瓢箪型 の幼児用便器本体２の上部に着脱可能に形成された幼児用弁座３とから構成され ている。

【００１０】 この幼児用弁座３の前方にはキャラクターグッズ型の取手４が設けてあり、幼 児はこの取手４を握って用を足すことで安定した姿勢を保つことができる。 幼児用弁座３は、着座面及び内側空間か幼児の体型に合わせた形状とされるこ とで、幼児が安定した状態で着座可能であると共に、図２に示すように、幼児用 便器本体２から取り外して洋式の大人用便器５の弁座６の上に重ねて装着可能な 外形形状とされている。

【００１１】 したがって、幼児用弁座３を大人用便器５弁座６の上に装着して補助用弁座と して使用することで、幼児のお尻が大人用便器５の中に落ちたりすることがなく 、幼児用おまる１の上で用を足すのと同じ状態で大人用便器５で用を足すことが できる。 また幼児用弁座３には、キャラクターグッズ型の取手４が取り付けてあるため 、安定した姿勢を保つことができる。

【００１２】 さらに、幼児用便器本体２の上部には、図２に示すように、幼児用弁座３を取 り外した状態で装着可能な蓋体７が設けられている。この蓋体７は、幼児用便器 本体２の平面形状に合わせて略瓢箪型に形成されると共に、幼児が洋式の大人用 便器５の弁座６に装着した幼児用弁座３に着座する際の踏み台として使用可能な 強度を有している。 そして、幼児用便器本体２に蓋体７を装着して、大人用便器５の脇に置くこと で、幼児が大人用便器５に着座する際の踏み台となる。

【００１３】 したがって、幼児は洋式の大人用便器５の便座６に取り付けた幼児用弁座３の 上に着座する際に、幼児用便器本体２に装着された蓋体７を踏み台とすることで 安全に洋式の大人用便器３への昇降が可能となる。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案によれば、幼児用おまるの幼児用便座を幼児用 便器本体から外して洋式の大人用便器の便座の上部に装着して大人用便器の補助 弁座として使用することで、幼児が大人用便器を幼児用おまると同様に安全かつ 安定した状態で使用することが可能となり、幼児が幼児用おまるから大人用便器 に早期に移行することができる。

【００１５】 請求項２では、幼児用便座にキャラクターグッズ型の取手が設けてあるため、 幼児が用を足す際に安定した姿勢を保つことができる。

【００１６】 請求項３では、幼児用便器本体の上部に着脱可能な蓋体を備えたことで、これ を踏み台として幼児が大人用便器へ安全にかつ一人で昇降できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の全体概要を説明するための斜視図で
ある。

【図２】図１の幼児用おまるを踏み台として使用する状
態を説明するための説明図である。

【符号の説明】

１ 幼児用おまる ２ 幼児用便器本体 ３ 幼児用便座 ４ 取手 ７ 蓋体

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 幼児用便器本体と、この幼児用便器本体
   の上部に着脱可能に設けられた幼児用便座とからなる幼
   児用おまるであって、前記幼児用便座が大人用便器の便
   座の上部に着脱可能とされていることを特徴とする幼児
   用おまる。
2. 【請求項２】 前記幼児用便座にキャラクターグッズ型
   の取手を設けたことを特徴とする請求項１記載の幼児用
   おまる。
3. 【請求項３】 前記幼児用便器本体の上部に、前記幼児
   用便座を外した状態で装着可能な蓋体を備えたことを特
   徴とする請求項１記載の幼児用おまる。
4. 【請求項４】 前記幼児用便器本体の上部に、前記蓋体
   を装着して踏み台としたことを特徴とする請求項１記載
   の幼児用おまる。