JP3026896U - 液体容器用キャップ型吸出し装置 - Google Patents

液体容器用キャップ型吸出し装置

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JP3026896U
JP3026896U JP1996000851U JP85196U JP3026896U JP 3026896 U JP3026896 U JP 3026896U JP 1996000851 U JP1996000851 U JP 1996000851U JP 85196 U JP85196 U JP 85196U JP 3026896 U JP3026896 U JP 3026896U
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恵玉 林
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恵玉 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆止め効果の高い液体容器用キャップ型吸出
し装置の提供。 【解決手段】 蓄液室下端のポートの上方に設けられた
逆止め弁が、一つの弁桿を螺旋状を呈する薄片で弁桿取
り付けシートの中央に連接した構造とされ、この圧縮ば
ねの形状を呈する該螺旋状薄片が弁桿に垂直方向の抗圧
力を提供することにより、高い逆止め効果を達成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の液体容器用キャップ型吸出し装置に関し、下端の弁の逆止め機 能をさらに確実としたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の液体容器用キャップ型吸出し装置は、図1に示されるようなもので、一 つの容器キャップ10で液体を収容した容器(図には表示せず)の上端に螺合し てあり、ノズルヘッド11を押す或いは放す動作により吸込みピストン12にポ ンプ作用を発生させて容器内の液体の吸い出しに利用されるものであった。この ような従来の液体容器用キャップ型吸出し装置は、吸込みピストン12の押圧操 作により、ばね13が圧縮されてエネルギーを保存し、ノズルヘッド11の開放 操作により、ばねが吸込みピストン12を上に押し上げ、同時に吸込み管14よ り容器内の液体を上へと吸い込み、蓄液室15に送り、次のノズルヘッド11押 圧操作では、蓄液室15内の液体は玉弁16が蓄液室15の液体圧力を受けて入 口17を圧迫し塞ぐために逆流防止され、蓄液室15内の液体が上昇してノズル ヘッド11より流出し、ノズルヘッド11を釈放すると、吸込みピストン12は 再度容器内の液体を蓄液室15へと吸い込む。
【0003】 図2に示されるのは、もう一つの従来の液体容器用キャップ型吸出し装置であ る。それは前述のものと同じく、容器キャップ20、ノズルヘッド21、吸込み ピストン22、ばね23、液体吸込み管23、蓄液室25を備えているが、前述 の玉弁16が中央に弁柱28を備えた弁柱取付けシート26に代えられている。 該弁柱28は四つの弾性を備えた薄片29で弁柱取り付けシート26に連接され 、該薄片29の与える弾性により、随時下向きに突出してポート27を塞いでい る。
【0004】 ただし、図1の技術における玉弁16(一般にはプラスチックないし鉄製とさ れる)により逆止めを行う構造は、吸い込む液体の粘性が高いと、玉弁16に液 体が付着するために、玉弁16が蓄液室15下端のポート17に落下する時に圧 力不足により完全に密合することができなくなり、ポート17との間に隙間が発 生し、そのためにノズルヘッド11を押しても蓄液室15内に吸い取った液体を ノズルヘッドより流出させることができなくなり。、ある時間放置して蓄液室1 5内の液体が容器内に漏れて戻るのを待って、再度吸い取り操作を行わねばなら なかった。またその後、再度ノズルヘッド11を押しても液体は即時流出せず、 何度も押圧して液体を蓄液室15内に入れて後、再度ノズルヘッド11の押圧操 作により液体を流出させることができた。このように使用上不便であった。
【0005】 また図2に示される技術の逆止め弁の構造では、四つの薄片29の弾性の補助 があって始めて弁柱28による作用が発揮できる。しかし、四つの薄片が与える 弁柱28の下への突出力は有限であり、ゆえに、逆止め効果は図1の技術におけ るものより優れているとはいえ、なお改善の余地があった。また、該四つの薄片 は成形後に各片の強度に微妙な差異があると、弁柱が下向きの突き出す力が垂直 方向とならず、逆止め効果が不良となる結果を招くことになった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術の欠点を鑑み、本考案では、蓄液室下端のポートの上方に設け られた蓄液室内の逆止め弁を、一つの弁桿を上から下に螺旋状を呈する薄片で弁 桿取り付けシートの中央に連接した構造となしてこの螺旋状薄片により弁桿に下 向きの弾性抗圧力を与えることにより、即ち、一つの圧縮ばねの形状を呈する該 螺旋状薄片を利用し、弁桿に垂直方向の抗圧力を提供することにより、高い逆止 め効果を達成することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、一つのノズルヘッド50、一つの吸込みピストン40、一 つの蓄液室30、−つの容器キャップ32、一つの固定リング33、一つのばね 35、一つの逆止め弁60を備え、その中、該ノズルヘッド50は一つの突出す るノズル管52を備え、該ノズル管52とその軸心管路51は通じており、上記 吸込みピストン40は一つの空心の管状とされ、その上端はノズルヘッド50の 軸心管路51と相通じ、上記逆止め弁60は蓄液室30内の底部に置かれ、上記 ばね35も該蓄液室30内に置かれ、且つ該ばね35の下端は該逆止め弁60を 制圧するものとされ、該吸込みピストン40の下段は該蓄液室30内に進入し且 つ該吸込みピストン40の下端は上記ばね35の上端を制圧するものとされ、該 蓄液室30の頂端近くには一つのフランジ31が設けられて上記容器キャップ3 2を支承し、且つ該容器キャップ32の上方には固定リング33が嵌合されて容 器キャップ32を位置決めしており、 上記逆止め弁60は、一つの弁桿取付けシート61と一つの弁桿62を備え、 該弁桿62は該弁桿取付けシート61の軸心部分に位置し、該弁桿取付けシート 61と弁桿62は上から下に螺旋状を呈する螺旋状薄片で連結され、該弁桿62 は該螺旋状薄片の有する垂直方向への圧縮特性により常態で蓄液室30下端のポ ートを封じていることを特徴としている。
【0008】 請求項2の考案では、上記逆止め弁60の弁桿取付けシート61、弁桿62、 螺旋状薄片は弾性を有するプラスチックを一体成形してなるものとしている。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案の液体容器用キャップ型吸出し装置は、蓄液室下端のポートの上方に設 けられた逆止め弁が、一つの弁桿を螺旋状を呈する薄片で弁桿取り付けシートの 中央に連接した構造とされ、この圧縮ばねの形状を呈する該螺旋状薄片が弁桿に 垂直方向の抗圧力を提供することにより、高い逆止め効果を達成する。
【0010】
【実施例】
図3は本考案の分解斜視図、図4は本考案の組立て後の斜視図である。本考案 の液体容器用キャップ型吸出し装置は、一つのノズルヘッド50、一つの吸込み ピストン40、一つの蓄液室30、一つの容器キャップ32、一つの固定リング 33、一つのばね35、一つの逆止め弁60を備え、その中、該ノズルヘッド5 0は一つの突出するノズル管52を備え、該ノズル管52とその軸心管路51は 通じている。上記吸込みピストン40には一つの空心の管状とされ、その上端は ノズルヘッド50の軸心管路51と相通じている。上記逆止め弁60は蓄液室3 0内の底部に置かれ、並びに該蓄液室30内には上記ばね35が置かれ、該ばね 35の下端が逆止め弁60を制圧可能である。また、蓄液室30の外周の上端近 くには一つのフランジ31が設けられ、容器キャップ32を支承している。且つ 該蓄液室30外周には該容器キャップ32の上方に上記固定リング33が嵌合さ れ、該固定リング33は容器キャップ32を位置決めしている。
【0011】 前述の構造はほとんどが従来の液体容器用キャップ型吸出し装置に同じである ため、詳細な説明は省略する。本考案では特に、その逆止め弁60を、リング状 を呈する一つの弁桿取付けシート61の軸心部分に一つの弁桿62を、上から下 に螺旋状を呈する螺旋状薄片63で連結して設けたものとしている。該螺旋状薄 片63は垂直に圧縮される特性を有するため、常態時には自然に蓄液室30下端 のポート36を塞ぐ。
【0012】 本考案の提供する逆止め弁60の、弁桿取付けシート61、弁桿62、螺旋状 薄片63は弾性を有するプラスチック材料で一体成形される。該弁桿62上端に 連接する螺旋状薄片63は、小型のばねの形状とされ、該螺旋状薄片63の抗圧 縮力が弁桿62に発生させる下向きの圧力は垂直とされるため、該弁桿62によ る蓄液室30下端のポート36に対するシール効果は確実となる。
【0013】 螺旋状薄片63は一つの小型のばねの形状とされるため、比較的大きな抗圧強 度を有し、同時に設計上の必要により、適当な抗圧強度を有するものとされる。
【0014】 さらに、本考案のノズルヘッド50の軸心管路51外部には雄ねじ53が切ら れている。本考案を不使用時には、ノズルヘッド50を押し下げ並びにノズルヘ ッド50を回転させて軸心管路51の雄ねじ53を固定リング8の雌ねじ34に 螺合することで、図6に示される状態とすることができる。
【0015】
【考案の効果】
本考案では比較的大きな抗圧強度を備えた螺旋状薄片の設置により確実に弁桿 に蓄液室下端のポートを封じさせることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の液体容器用キャップ型吸出し装置の断面
図である。
【図2】従来のもう一つの液体容器用キャップ型吸出し
装置の断面図である。
【図3】本考案の分解斜視図である。
【図4】本考案の断面図である。
【図5】本考案の逆止め弁の弁桿の上昇動作を示す断面
視による動作説明図である。
【図6】本考案の不使用時の状態を示す、断面図であ
る。
【符号の説明】
10・・・容器キャップ 11・・・ノズルヘッド 12・・・吸込みピストン 13・・・ばね 14・・
・吸込み管 15・・・蓄液室 16・・・玉弁 17・・・ポート 20・・・容器キャップ 21・・・ノズルヘッド 22・・・吸込みピストン 23・・・ばね 24・・
・吸込み管 25・・・蓄液室 26・・・弁柱取付けシート 27
・・・ポート 28・・・弁柱 29・・・薄片 30・・・蓄液室 31・・・フランジ 32・・・容
器キャップ 33・・・固定リング 34・・・雌ねじ 35・・・
ばね 36・・・ポート 37・・・吸込み管 40・・・吸
込みピストン 50・・・ノズルヘッド 51・・・軸心管路 52・
・・ノズル管 53・・・雄ねじ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つのノズルヘッド50、一つの吸込み
    ピストン40、一つの蓄液室30、一つの容器キャップ
    32、一つの固定リング33、一つのばね35、一つの
    逆止め弁60を備え、その中、該ノズルヘッド50は一
    つの突出するノズル管52を備え、該ノズル管52とそ
    の軸心管路51は通じており、上記吸込みピストン40
    は一つの空心の管状とされ、その上端はノズルヘッド5
    0の軸心管路51と相通じ、上記逆止め弁60は蓄液室
    30内の底部に置かれ、上記ばね35も該蓄液室30内
    に置かれ、且つ該ばね35の下端は該逆止め弁60を制
    圧するものとされ、該吸込みピストン40の下段は該蓄
    液室30内に進入し且つ該吸込みピストン40の下端は
    上記ばね35の上端を制圧するものとされ、該蓄液室3
    0の頂端近くには一つのフランジ31が設けられて上記
    容器キャップ32を支承し、且つ該容器キャップ32の
    上方には固定リング33が嵌合されて容器キャップ32
    を位置決めしており、 上記逆止め弁60は、一つの弁桿取付けシート61と一
    つの弁桿62を備え、該弁桿62は該弁桿取付けシート
    61の軸心部分に位置し、該弁桿取付けシート61と弁
    桿62は上から下に螺旋状を呈する螺旋状薄片で連結さ
    れ、該弁桿62は該螺旋状薄片の有する垂直方向への圧
    縮特性により常態で蓄液室30下端のポートを封じてい
    ることを特徴とする、液体容器用キャップ型吸出し装
    置。
  2. 【請求項2】 上記逆止め弁60の弁桿取付けシート6
    1、弁桿62、螺旋状薄片は弾性を有するプラスチック
    を一体成形してなる、請求項1に記載の液体容器用キャ
    ップ型吸出し装置。
JP1996000851U 1996-01-17 1996-01-17 液体容器用キャップ型吸出し装置 Expired - Lifetime JP3026896U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0979469A (ja) * 1995-09-12 1997-03-25 Toa Koukiyuu Keishiyu Valve Seizo Kk プラスチック製分岐管継手の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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