JP3026584B2 - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JP3026584B2
JP3026584B2 JP2178828A JP17882890A JP3026584B2 JP 3026584 B2 JP3026584 B2 JP 3026584B2 JP 2178828 A JP2178828 A JP 2178828A JP 17882890 A JP17882890 A JP 17882890A JP 3026584 B2 JP3026584 B2 JP 3026584B2
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、その撮影レンズ固有のレンズデータがメモ
リされたメモリ手段を備えた撮影レンズに関する。
「従来技術およびその問題点」 近年のAF(自動焦点)一眼レフカメラの撮影レンズ
(交換レンズ)には、その撮影レンズ固有のレンズデー
タをメモリしたメモリ手段(通常はROM)が搭載されて
いる。一方カメラボディには、上記ROMにメモリされた
レンズデータを通信により読出して、そのレンズデータ
に基づいて、所定のアルゴリズム、演算式により露出演
算および自動焦点調節のためのAF演算などを実行して、
露出因子(絞り値およびシャッタ速度等)およびデフォ
ーカス量、焦点レンズの移動量などを算出する。
レンズデータとしては、例えば、開放絞りのアペック
ス値Avmin(開放Fナンバー)、最小絞りのアペックス
値Avmax(最小絞りFナンバー)、焦点距離f、撮影距
離データなどがある。
ここで、上記レンズデータの一部は撮影条件によっ
て、つまり、単一焦点距離レンズの場合には撮影距離に
応じて変わり、ズームレンズの場合には、さらに焦点距
離に応じて変わる。
そこで、単一焦点距離レンズの場合には、複数の撮影
距離を複数のゾーンに分割して各撮影距離ゾーン毎に、
そのゾーンに対応するレンズデータを、ROMの所定のエ
リア毎にメモリしている。また、ズームレンズの場合に
は、焦点距離範囲を複数の範囲に分割して各焦点距離ゾ
ーン毎に、その焦点距離ゾーンに対応するレンズデータ
をROMの所定のエリアにメモリしている。つまり、ペー
ジアドレス方式によって、撮影条件毎にレンズデータを
メモリしている。
そして、例えば、撮影距離検出手段または焦点距離検
出手段により撮影距離または焦点距離を検出して、これ
らの各検出距離データに対応するページにメモリされた
レンズデータをすべて、その時点のレンズデータとして
カメラボディに出力する。
このようなメモリ手段を備えた撮影レンズの製造に際
しては、製造過程において、撮影距離または焦点距離に
応じた所定のアドレスに正規のレンズデータがメモリさ
れているかどうかを検査する必要がある。
ところが、この検査のため各距離に対応するレンズデ
ータを読出すためには、実際にズーミングまたは焦点調
節を行なわなければならない、という煩わしさがある。
また、所定のレンズデータが得られなかったときには、
レンズROMの故障なのか、撮影条件検出手段の故障なの
かが分からない。
「発明の目的」 本発明は、上記問題意識に基づいてなされたもので、
ズーム環などの機械的部材を駆動しなくてもメモリ手段
にメモリされたレンズデータの読出しができるカメラシ
ステムを提供することを目的とする。
「発明の概要」 この目的を達成するために本発明は、撮影条件によっ
て変動する撮影レンズデータを、複数の撮影条件毎にメ
モリしたメモリ手段と、この撮影レンズの実際の撮影条
件を検出する撮影条件検出手段と、この撮影条件検出手
段によって検出された撮影条件に対応するレンズデータ
を上記メモリ手段から読み出す読出し手段を備えた撮影
レンズ;および、この撮影レンズとは別個に設けられ、
上記撮影条件検出手段とは独立して特定の撮影条件デー
タを上記読み出し手段に出力して、この特定の撮影条件
データに対応するレンズデータを上記メモリ手段から読
み出させる撮影条件出力手段;を備えたことに特徴を有
する。
この構成によれば、メモリ手段にメモリした、撮影条
件、例えば焦点距離または撮影距離に応じたすべてのレ
ンズデータを、ズーミングまたは焦点調節に関する部材
を何ら操作することなく、撮影条件出力手段から所望の
撮影条件データを出力することにより、簡単に読出すこ
とができる。
さらに本発明は、所定のデータをメモリしたメモリ手
段と、撮影レンズの実際の撮影条件を検出する撮影条件
検出手段と、撮影条件によって変動する撮影レンズデー
タを、上記メモリ手段から読み込んだデータおよび上記
撮影条件検出手段が検出した撮影条件に基づいて算出す
る演算手段を備えた撮影レンズ;および、この撮影レン
ズとは別個に設けられ、上記撮影条件検出手段とは独立
して任意のを出力してこの任意のに基づく撮影レンズデ
ータを上記演算手段に算出させる撮影条件出力手段;を
備えたことに特徴を有する。
この構成によれば、撮影条件出力手段から撮影条件デ
ータを出力させることにより、簡単に所望のレンズデー
タを出力させることができる。
「発明の実施例」 以下、図示実施例について本発明を説明する。第1図
は、本発明を適用したカメラシステムの主要構成の一例
を示すブロック図である。
ズームレンズ51は、複数の焦点距離毎に対応するレン
ズデータとして、焦点距離、絞り値として開放絞り値、
最小絞り値など、そのズームレンズ51固有のレンズデー
タがメモリされたメモリ手段(ROM)53と、実際の焦点
距離を検出する焦点距離検出手段55と、この焦点距離検
出手段55が検出した実際の焦点距離データに対応するレ
ンズデータをメモリ手段53から読出して、入出力手段59
からカメラボディ(外部情報手段61)に送信する読出し
手段57を備えている。
このズームレンズ51は、焦点距離の変化に応じて特定
のレンズデータが変化する。そこで本実施例では、可変
焦点距離範囲が複数の焦点距離ゾーンに分割し、各ゾー
ン毎に代表するレンズデータを、メモリ手段53の特定の
アドレスにメモリしてある。これらの可変レンズデータ
としては、焦点距離fのほかに、例えば、開放Fナンバ
ー、最大Fナンバー、KVALUEデータなどがある。なお
KVALUEとは、像面を単位長移動させるために必要な焦
点レンズの移動量に関するデータである。
通常の撮影時においては、焦点距離検出手段55により
そのズームレンズ51の実際の焦点距離が検出される。そ
して、焦点距離検出手段55が検出した焦点距離データに
基づいて、メモリ手段53の対応するアドレスにメモリさ
れたレンズデータが読出手段52により読出され、入出力
手段59を介して通信により、現在のレンズデータとして
順番にカメラボディ(外部情報手段61)に出力される。
一方、外部情報手段61は、所望の焦点距離データを読
出し手段57に対して出力する撮影条件出力手段63を備え
ている。また外部情報手段61には、読出し手段59から出
力されたレンズデータを分析、検査する検査機器65が接
続されている。
検査機器65は、撮影条件出力手段63が出力した撮影条
件データおよびメモリ手段53から読出されたレンズデー
タに基づいて、所定のデータであるかどうかをチェック
して、記録し、ディスプレイに表示し、あるいはプリン
トアウトする。
第2図には、本発明を、複数の焦点距離に対応するレ
ンズデータを演算により算出するズームレンズ71に適用
した実施例を示してある。メモリ手段(ROM)73には、
所定のアルゴリズム(演算式)によりレンズデータを算
出するのに必要なデータがメモリされている。演算手段
74は、焦点距離検出手段75が検出した焦点距離データに
対応するデータをROM73から読出して、所定の演算を実
行して焦点距離データに対応するレンズデータを算出す
る。そして、算出したデータを入出力手段79に送り、こ
こから通信により順番に外部情報機器61に出力する。
一方、外部情報機器61の撮影条件出力手段63から特定
撮影条件データが出力されると、演算手段74は、その特
定撮影条件データに応じた演算を実行し、算出したレン
ズデータを入出力手段79から出力する。
このようにして外部情報手段61はズームレンズ51、71
から、撮影条件検出手段55、75を働かせることなく、特
定のレンズデータを入力できる。特定の撮影条件データ
は、外部操作により設定してもよく、あるいはあらかじ
めマイクロコンピュータにメモリしておいて、このマイ
クロコンピュータの制御により出力する構成にしてもよ
い。
[一眼レフレックスカメラに適用した実施例] 次に、レンズデータを演算により算出する機能を有す
る撮影レンズを備えた一眼レフカメラに本発明を適用し
た実施例について説明する。第3図は、同一眼レフカメ
ラの実施例の要部回路構成を示した回路図である。
カメラボディ1は、制御手段としてメインCPU10およ
び表示用CPU11とを備えている。メインCPU10は、カメラ
システム全体を統括的に制御するとともに、撮影に必要
な各種のデータを所定の演算式に基づいて演算処理する
機能を備えている。表示用CPU11は、スイッチ部材によ
る情報の入力およびズームレンズ2との間で情報の授受
を行なうインタフェースとしての機能、および撮影情報
に関する表示を制御する機能を有する。
表示用CPU11には、各種の撮影情報を表示するLCDパネ
ル12、フィルムのパトローネの表面に設けられたDXコー
ドの中から、少なくともフィルムのISO感度情報を読み
込むDXコード入力回路13が接続されている。また、メイ
ンCPU10には、ズームレンズ2を介して入射する光束を
受光して、その強度に応じたアナログ信号を出力する受
光素子14が、A/D回路15を介して接続されている。
さらにメインCPU10には、入力された各種の撮影情報
に基づいてシャッターおよび絞り等(図示せず)を駆動
制御する露出制御回路16、オートフォーカス用CCD測距
センサ17が出力する焦点情報を受けてズームレンズ2の
合焦状態を検出するCCD処理回路18、ズームレンズ2の
フォーカシングを行なうAFモータ19を駆動するAFモータ
制御回路20、およびAFモータ19の回転量(回転角または
回転数)をパルス数として検出するAFパルサー21が接続
されている。なお測距センサ17は、ズームレンズ2を通
って入射した被写体光束を受けて所定の焦点情報信号を
出力する。
AFモータ19は、カメラボディ側マウントBMから突出可
能に設けられたカプラ19aと、レンズ側マウントLMに設
けられたカプラ31aとの接続を介して、ズームレンズ2
に駆動力を伝達する。
バッテリー22は、カメラボディ1内の各電子素子、電
子回路に電源を供給するほか、ズームレンズ2内のモー
タ、電子素子、電子回路に対しても電力を供給する。
また、ズームレンズ2は、レンズ制御手段としてのレ
ンズCPU30と、焦点調節用カム環の回転により焦点レン
ズ群を光軸方向に相対移動させてフォーカシングを行な
うフォーカス機構31と、ズーム環(図示せず)を回動さ
せて、少なくとも2組の変倍レンズ群を光軸方向に相対
移動させてズーミングを行なうズーム機構32とを備えて
いる。
フォーカス機構31にはカプラ31aが接続されている。
カプラ31aとカプラ19aとは、ズームレンズ2がカメラボ
ディ1に装着されたときに連結し、AFモータ19の回転駆
動力をフォーカス機構31に伝達する。フォーカス機構31
は、この駆動力により焦点調節用カム環を回動させて合
焦動作を行なう。
また、図示しない係合解除手段によりカプラ31a、19a
の係合を解除することにより、撮影者が手動により焦点
調節操作リングを回動操作して焦点調節を行なうマニュ
アルフォーカスも可能である。
ズーム機構32は、パワーズーム(PZ)モータ駆動部33
により制御駆動されるPZモータ34により駆動される。PZ
モータ駆動部33の動作は、パワーズームモードに応じて
レンズCPU30またはズームスイッチSWPZ2(第5図参照)
により制御され、またマニュアルズームモードにおいて
は撮影者の手動操作により駆動される。なお、パワーズ
ームモードとマニュアルズームモードとの切換えは、ズ
ームスイッチSWPZ1の操作を受けたレンズCPU30により行
なわれる。
レンズCPU30には、情報入力手段として、PZモータ34
の駆動量をパルス数で検出するPZパルサー35と、フォー
カス機構31により駆動された焦点調節用カム環(焦点レ
ンズ群)の位置情報(被写体距離情報)を読取る、初期
値データ形成手段の一つを構成する距離コード板A36
と、ズーム機構32により駆動されたズーム用カム環(変
倍レンズ群)の位置情報(焦点距離情報)を読取るズー
ムコード板37と、ズーム操作スイッチによるパワーズー
ムの方向およびズームスピードに関する情報を入力する
ズーム操作コード板38が接続されている。
なお、撮影レンズが単焦点マクロレンズのときには、
フォーカシングレンズの移動距離が長くなるので、距離
コード板A36に代えて、より情報量の多いズームコード
板37が撮影距離データ入力手段として利用される。
さらにレンズCPU30には、このズームレンズ2がズー
ムレンズ、単焦点レンズ、単焦点マクロレンズであるか
どうかなどレンズの種別を識別するレンズ判別コード板
39と、テレ端時におけるKVALUEに関するデータを入力
するKVALUE入力部材40が接続されている。
なお、「KVALUE」とは、本実施例では、撮影レンズ
により結像された像面を単位長さ移動させるために必要
なAFパルサー21のパルス数をいうが、これに限定される
ものではない。
また、距離コード板A36およびその他のコード板は、
図示しないが、通常は、カム環等に固定されたコード板
と、固定環等に取付けられた、コード板の各コードにそ
れぞれ独立して摺接する複数の接片を備えたブラシとに
よって構成されている。そして、ブラシの各接片が接触
するコード(ハイ/ローレベル)の組み合わせによっ
て、カム環等の位置を複数ビットの情報として得る構成
が一般的である。
さらに、レンズCPU30のデータ入出力端子には、入出
力手段としてのレンズインタフェース41が接続されてい
る。レンズCPU30と表示用CPU11とは、このレンズインタ
フェース41を介してデータの授受を行なう。このインタ
フェース41には、マクロ時にマクロ情報を出力する、初
期値データ形成手段の一つを構成するマクロコード部材
42が接続されている。
なお、レンズCPU30は、演算により現在の焦点距離、
被写体距離などの各種データを算出するが、演算に必要
な最少限のデータが内部ROM30aにメモリされている。
[カメラボディの回路] 第4図には、カメラボディ1の電気系の主多構成をブ
ロックで示してある。
表示用CPU11のVDD1端子には、バッテリー22の電圧
が、レギュレータ23により変圧され、スーパーキャパシ
タ24によるバックアップを受けて供給されている。表示
用CPU11は、このVDD1端子に入力された定電圧により常
時動作している。
表示用CPU11のP1端子には、メインCPU10の電源をON/O
FF制御するDC/DCコンバータ25が接続され、P2端子に
は、シャッターボタン(図示せず)の半押しでオンする
測光スイッチSWSが接続され、P3端子には、シャッター
ボタンの全押しでオンするレリーズスイッチSWRが接続
され、P4端子には、カメラを撮影状態にする場合にオン
されるロックスイッチSWLが接続されている。
DC/DCコンバータ25は、ロックスイッチSWLがオンした
状態で測光スイッチSWSあるいはレリーズスイッチSWRが
オンされたとき、およびズームレンズ2からレンズデー
タを入力する際に表示用CPU11からの指令によって作動
し、メインCPU10のVDD端子に基準定電圧を供給してメイ
ンCPU10を起動させる。
さらに表示用CPU11のP5端子にはモードスイッチSWMが
接続され、P6端子にはドライブスイッチSWDRが接続さ
れ、P7端子には露出補正スイッチSWXVが接続され、P8、
P9端子にはそれぞれ、アップスイッチSWUP、ダウンスイ
ッチSWDNが接続されている。
表示用CPU11は、P5〜P9端子のレベルを入力してこれ
らのスイッチSWのON/OFF状態を知り、それぞれの状態に
応じた動作をする。例えば、モードスイッチSWMの操作
に応じてプログラム露出モード、オート露出モードまた
はマニュアル露出モード等の各露出モードを択一的に選
択可能とし、またドライブスイッチSWDRの操作に応じて
いわゆるシングル(単写)モード、連写モードなどのド
ライブモードを択一的に選択可能な状態にする。そし
て、これらの露出モード、またはドライブモードが選択
可能な状態において、アップスイッチSWUPまたはダウン
スイッチSWDNの操作に応じて選択モードを循環して変更
する。
また、表示用CPU11は、露出補正スイッチSWXVがオン
されたときには露出値の変更を可能な状態とし、この状
態におけるアップスイッチSWUPまたはダウンスイッチSW
DNの操作に応じて露出補正値を変更する。
表示用CPU11の表示制御用PSEG端子群は、バスを介し
て表示用LCD12に接続されている。表示用CPU11は、ロッ
クスイッチSWLがオンされたときに、撮影に関する所定
のデータを表示用LCD12に表示させる。
表示用CPU11の7個のP10〜P16端子はそれぞれ、ボデ
ィ側マウントBMに設けられたボディ側Fminl接点、Fmin2
接点、Fmin3接点、Fmaxl接点、Fmax2接点、A/M接点およ
びCont接点に接続され、P18端子はスイッチ回路26に接
続されている。
また、ボディ側Fmin1、2、3接点は、ズームレンズ
2との間でデータ通信を行なう通信接点としての機能も
有する。つまり、ボディ側Fmin1接点はシリアルクロッ
クを入出力する▲▼接点、ボディ側Fmin2接点は
データの授受を行なうDATA接点、ボディ側Fmin3接点は
リセット信号を出力するRES接点としての機能を有す
る。
また、P10、P11およびP12端子は、表示用CPU11の内部
で常時プルアップされている。
スイッチ回路26の出力は、VBATT端子に接続されてい
る。このスイッチ回路26は、バッテリー22とVBATT端子
とを断続するスイッチとして機能し、P18端子のレベル
に応じてスイッチング動作をする。また、Gnd端子は、
バッテリー22のGnd端子側に接続されている。
表示用CPU11とメインCPU10とは、シリアルクロックSC
K端子、シリアルインIN端子、シリアルアウトSO端子を
介してデータ通信を行なうが、この通信では、例えば、
第1表に示したコマンドコードを用いてデータ転送を行
なう。第1表の左欄は、表示用CPU11からメインCPU10へ
出力されるデータである。右欄は、メインCPU10から表
示用CPU11へ転送されるデータであり、これらのデータ
は、メインCPU10が制御する測光、測距等の測定データ
に基づいて設定される。
メインCPU10のPA接点群は、測光用のA/D回路15に接続
され、PB接点群は露出制御回路16に、PC接点群はCCD処
理回路18に、PD接点群はAFモータ制御回路20に、PE接点
群はAFパルサー21に、PF接点群はDXコード入力回路13に
それぞれ接続されている。
メインCPU10のP20端子は、フォーカシングモードを、
AFモータ19の駆動により行なうオートフォーカスモード
と、ユーザーの手動駆動によるマニュアルフォーカスモ
ードとの間で切換える第1AFスイッチSWAF1に接続されて
いる。P21端子には、シャッターレリーズのモードを、
合焦優先モードとレリーズ優先モードとの間で切換える
第2AFスイッチSWAF2が接続されている。
これらの第1、第2AFスイッチSWAF1、SWAF2は機械的
に連動する構成であり、例えば、第1AFスイッチSWAF1に
よりマニュアルフォーカスモードが設定されると、第2A
FスイッチSWAF2がレリーズ優先モードに切換わる。つま
り、一方がオンすると他方がオフする構成である。
[ズームレンズの回路] 次に、ズームレング2に搭載された電気系の構成につ
いて、第5図を参照して説明する。
ズームレンズ2のレンズ側マウントLMには、カメラボ
ディ1に装着されたときにボディ側マウントBMに設けら
れた対応する接点と電気的に接続するレンズ側接点群と
して、VBATT接点、CONT接点、RES(Fmin3)接点、▲
▼(Fmin1)接点、DATA(Fmin2)接点、Gnd接点、
レンズ側Fmax1接点、レンズ側Fmax2接点およびA/M接点
が設けられている。図示の都合でボディ側接点群と順番
を代えて示してあるが、これらのレンズ側接点群の各接
点は、同一符号を付したボディ側接点群の各接点とそれ
ぞれ電気的に接続される。
レンズ側VBATT接点はPZモータ駆動部33に接続されて
いて、PZモータ駆動部33のスイッチング動作により、カ
メラボディ1のバッテリ22の電力が、VBATT接点を介し
てPZモータ34に直接供給される。
レンズ側Fmax1、Fmax2接点は、従来の旧AEレンズに設
けられているものと同様に2ビットの最大Fナンバー情
報をカメラボディに伝達する固定情報伝達部としても機
能する。つまり、レンズ側Fmax1、Fmax2接点は、スイッ
チSWmax1、SWmax2を介して接地されていて、一対のスイ
ッチSWmax1、SWmax2のON/OFFの組み合わせにより変わる
レベルの組み合わせにより、最大Fナンバー(最小絞
り)情報を形成する。レンズ側Fmax1、Fmax2接点のレベ
ルと最大Fナンバーとの組み合わせは、例えば第2表に
示す通りである。
レンズ側A/M接点は、絞りのオート/マニュアル情報
をカメラボディ1に供給する機能を有し、切換えスイッ
チSW A/Mを介して接地されている。切換えスイッチSW A
/Mは、ズームレンズ2の絞りリング(図示せず)の回転
に連動していて、絞りリングがオート位置またはマニュ
アル位置にあるときにオンまたはオフする。
レンズ側Fmin1、2、3接点は、旧AEレンズに設けら
れているものと同様に3ビットの開放絞り(最小)Fナ
ンバー情報をカメラボディ1に伝達する固定情報伝達部
としての機能と、カメラボディ1との間で通信を行なう
通信接点としても機能する。レンズ側Fmin1、2、3接
点のレベルと最小Fナンバーとの関係は、例えば第3表
に示す通りである。
このように固定情報伝達および通信機能を共用させる
ために、レンズ側Fmin1、2、3接点にPNPトランジスタ
Tr1、2、3が接続されている。各トランジスタTrのエ
ミッタはレンズ側Fmin1、2、3接点に接続され、ベー
スは、ヒューズ部H1〜H3を介して接点CONTに断続可能に
形成され、コレクタは、接地されている。なお、ヒュー
ズ部は、エミッタとレンズ側Fmin接点との間に設ける構
成としてもよい。
レンズ側Fmin1、2、3接点から開放Fナンバー情報
を得るためには、CONT接点の電位がGndレベルに落され
る。すると、ヒューズが接続されているトランジスタTr
がオンし、オンしたトランジスタTrのエミッタはGNDレ
ベルに、オンしないトランジスタTrのエミッタは“H"レ
ベルになる。つまり、ヒューズ部H1〜H3の断続によりト
ランジスタTr1、2、3がオフまたはオンしてエミッタ
レベルが変わり、3ビットの開放Fナンバー情報がレン
ズ側Fmin1、2、3接点に出力される。
レンズインタフェース41のCONT端子は、レンズ側CONT
接点に接続され、RES端子はレンズ側Fmin3接点に、▲
▼端子はレンズ側Fmin1接点に、DATA端子はレンズ
側Fmin2接点に、Gnd端子はレンズ側Gnd接点に接続され
ている。
レンズ側CONT接点は、上記のように、トランジスタTr
のベースおよびレンズインタフェース41のCONT端子に接
続されている。このCONT端子による電源供給のスイッチ
ングは、RES端子(レンズ側Fmin3)を介して行なわれ
る。つまり、開放Fナンバーに関するデータが表示用CP
U11に読取られ、CONT端子が“H"レベルに、RES端子が
“L"レベルになったときに、レンズCPU30に基準定電圧
が供給される。
レンズインタフェース41のVDDB端子は、コンデンサC2
を介してレンズCPU30のVDD端子に接続され、カメラボデ
ィ1のCONT端子から供給された定電圧をレンズCPU30に
供給している。
レンズインタフェース41のDIS1〜DIS3端子には、初期
値データ形成手段の一つを構成する距離コード板A36が
接続されている。距離コード板A36は、フォーカス機構3
1によって駆動された焦点調節用カム環の位置に応じた
被写体距離に関する距離情報信号を3ビット信号として
DIS1〜DIS3端子に出力する。
MACRO端子には、マクロコード部42が接続されてい
る。このマクロコード部42は、ズーム操作環が操作され
てズームレンズ2がマクロに切換えられたときに、これ
を検知してオンするマクロスイッチとしての機能を有す
る。ズーム操作環の操作によりマクロに切換わるときに
は、マクロコード部42を、ズームコード板37のコードの
一部として形成することもできる。
また、レンズインタフェース41の入出力端子群は、レ
ンズCPU30の入出力端子群と接続されている。レンズイ
ンタフェース41のリセット▲▼端子は、レンズ
CPU30のリセット▲▼ET端子に接続され、クロッ
クCLK端子はシリアルクロック▲▼端子に、シリ
アルインSIS端子はシリアルアウトSO端子に、シリアル
アウトSOS端子はシリアルインSI端子に、▲▼端子
はP43端子に、▲▼端子はP40端子に、φIN端子は
PCL端子に、▲▼端子はPOO端子にそれぞれ
接続されている。また、レンズインタフェース41のCRES
端子は、ディレイコンデンサC1を介して接地されてい
る。
レンズCPU30の制御端子にはPZモータ駆動部33が接続
されていて、レンズCPU30は、PZモータ駆動部33を介し
てPZモータ34の回転を制御している。
さらにレンズCPU30には、PZパルサー35およびレンズ
判別コード39が接続されている。
レンズCPU30のP30〜P33、P62およびP63端子のおのお
のには、ズームコード板37の各コードが接続されてい
る。レンズCPU30は、これらのP30〜P33、P62およびP63
端子のレベルを入力し、その組み合わせに応じて焦点距
離データ、あるいは単焦点マクロレンズのときには撮影
距離データを得る。
本実施例では、焦点距離は、複数のゾーンに分割され
ている。そして、各焦点距離ゾーン毎に、代表する焦点
距離、開放Fナンバーなどの各データが設定されて、レ
ンズCPU30の内部ROMの所定のアドレスにメモリされてい
る。
レンズCPU30は、カメラボディ1からコマンドを受け
てコード板37のコードを読み込み、ROMにメモリされた
対応するデータをカメラボディ1に送出する。
さらに、レンズCPU30のP21〜P30端子には、オートフ
ォーカススイッチSW AF3や、パワーズームスイッチSW P
Z1、PZ2などのスイッチが接続され、P24〜P29端子に
は、ズーム操作コード板38が接続されている。なお、ズ
ーム操作コード板38は、PZモータ34の回転方向および回
転速度を指示するコード板であって、撮影者により操作
される、図示しない操作スイッチと連動する。
このズームレンズ2は、クロック出力手段としてクロ
ックパルス発生回路43を備えていて、このクロックパル
ス発生回路43は、レンズCPU30のX1、X2端子に接続され
ている。レンズCPU30は、このクロックパルス発生回路4
3が出力するクロックパルスに同期して動作する。
前述のようにカメラボディ1側(表示用CPU11)は、C
ONT端子を“L"レベルにして開放Fナンバー情報を読み
込んだ後に、CONT端子およびRES端子(Fmin3端子)をと
もに“H"レベルにしてレンズCPU30にリセットをかけ
る。
そして表示用CPU11がこのリセットを解除すると、レ
ンスCPU30は特定のデータを演算し、演算した特定のデ
ータを、レンズインタフェース41内のシフトレジスタ
に、カメラボディ1側から出力されるクロックとは非同
期にセット(ロード)する。
このセットされた特定演算データは、カメラボディ1
のクロックにより、レンズインタフェース41から順次出
力される。この旧通信は、レンズインタフェース41内で
ハード的に実行され、本実施例では19バイト分のデータ
がカメラボディ1に送られる。
旧通信が終了すると、レンズインタフェース41の▲
▼端子が“L"レベルに立ち下がり、これが旧
通信終了信号となって、レンズCPU30は、カメラボディ
1からの新通信開始データ待ち状態となる。
カメラボディ1から新通信開始データを受け取ると、
レンズCPU30は、DATA端子(Fmin2接点)が“H"レベルで
あることを確認して、DATA端子を“L"レベルに立ち下げ
た後に立ち上げることにより、カメラボディ1に新通信
が可能であることを伝え、新通信を開始する。なおCONT
端子、RES端子は、最初にレンズCPU30が立ち上がると、
その状態にホールドされる。
そして新通信では、カメラボディ1から出力される命
令コードにより、ズームレンズ2からカメラボディ1
に、あるいはカメラボディ1からズームレンズ2にデー
タが転送される。この新通信は、ズームレンズ2から出
力されるクロックに同期して実行される。例えば、レン
ズCPU30は、SCK端子からクロックを出力をし、カメラボ
ディ1が出力するデータをDATA端子から入力する。
このコードがテストコードであればレンズCPU30は、
アクノリッジ信号をDATA端子から出力した後に、表示用
CPU11から出力されるズームコードをDATA端子から入力
し、RAM30bにメモリしてから受信終了アクノリッジ信号
を出力する。
その後、テストモードの状態でレンズ情報を読出せ
ば、レンズCPU30は、新たに書込まれたデータに対応し
てレンズ情報をDATA端子から出力する。そしてレンズCP
U30は、所定のデータ出力が終了すると、DATA端子を一
旦“L"レベルに落として“H"レベルに立ち上げて、カメ
ラボディ1側にデータ出力の終了を伝える。
なお、ズームレンズ2とカメラボディ1との間で通信
されるデータは、例えば第4表および第5表に示すもの
がある。
また、このズームレンズ2が、焦点距離fが35〜105m
mの間で可変のズームレンズであり、焦点距離fに応じ
てレンズ情報が変わるときには、それぞれに対応したレ
ンズ情報をROM30aにメモリしておく。ROM30aのメモリ内
容の一例を、第6表に示した。
これらのレンズデータ群のうち、どのレンズデータ群
をズームレンズ2の現在のレンズデータとしてのカメラ
ボディに出力するかは、テストモード以外は、ズームコ
ード板37から読み取った焦点距離データに基づいて決定
される。つまり本実施例は、可変レンズデータを間接ア
ドレス指定により特定している。したがって、焦点距離
データが35mmであれば、レンズCPU30は、対応する絞り
データがメモリされたROM30aのアドレスを指定するRAM3
0bのアドレスデータを、f35mmに対応するアドレスデー
タに書き換える。
また、本実施例のズームレンズ2が、旧通信しかでき
ない旧タイプのカメラボディに装着された場合には、カ
メラボディ側から出力されるクロックにより上記旧通信
が行なわれる。逆に、本実施例のカメラボディ1に、旧
通信しかできない旧タイプの撮影レンズが装着された場
合には、カメラボディ1がクロックを出力して旧通信を
行なう。
次に、カメラボディ1とズームレンズ2との間におけ
る通信動作について説明する。
[レンズデータの入力処理] レンズデータの入力処理に関するカメラボディ1側の
動作について、第6図に示したタイムチャートおよび第
7A、7B図に示した動作フローチャートに基づいて説明す
る。この処理は、表示用CPU11により実行される。
表示用CPU11は、先ず、レンズ判別用の4個のレンズ
種別フラグFAE、FCPU、FLROM、FNOを「0」にセッ
トする(S40)。ここで、フラグFAEは、レンズROMを備
えない従来の旧AEレンズであることを識別し、フラグF
CPUは、レンズCPUを備えた新CPUレンズ、例えば第3、
第5図等に示したレンズCPU30を備えた本実施例のズー
ムレンズ2であることを識別する。フラグFLROMは、レ
ンズROMを備えた従来のAEレンズであることを識別し、
フラグFNOは、レンズが装着されていないこと、または
NGの場合を識別するフラグである。
次に、ロックフラグFLOCKが立っているかどうかをチ
ェックし、立っていなければステップS42に進み、立っ
ていればステップS49にスキップする。ステップS42で
は、ズームレンズ2との間でシリアル通信に使用するP1
0〜P12端子を入力モードに設定し、次にP16端子(Cont
接点)のレベルを入力してチェックする(S43、S44)。
装着されたカメラボディにCONT接点が設けられていな
い場合には、ボディ側CONT接点がレンズ側マウント面に
接触してGNDレベルになるので、レンズROMをもたない旧
AEレンズであることが分かる。
旧AEレンズのときには、P10〜P15端子のレベルを入力
して、開放絞りFナンバー、最大Fナンバーに関するデ
ータおよび絞りA/M切換えデータを読み込み、旧AEレン
ズフラグFAEを立ててリターンする(S45、S46)。
Cont接点が“H"レベルのときには、撮影レンズが装着
されていないか、レンズデータを有するレンズである。
そこで、P16端子を“L"レベルに下げて撮影レンズへの
電源を落し、P10〜P15端子のレベルを入力する(S4
8)。
第5図に示すように、レンズ側Fmin1〜Fmin3接点にト
ランジスタTrが接続されているときには、オンするトラ
ンジスタTrとオンしないトランジスタTrの組み合わせに
より変わる、レンズ側Fmin1〜Fmin3接点レベルの組み合
わせにより開放絞りFナンバーが分かる。さらに、スイ
ッチSWFmax1、SWFmax2のON/OFFにより変わるレンズ側Fm
ax1、Fmax2接点レベルの組み合わせにより最大Fナンバ
ーが分かり、絞りA/N接点のレベルにより、絞りがオー
トかマニュアルかが分かる。
ここで、P10〜P14端子がすべて“H"レベルであるかど
うかをチェックし、すべて“H"レベルであれば、レンズ
が装着されていないと判断し、ノーレンズフラグFNOを
立ててリターンする(S48−2、S52)。
P10〜P14端子のうち、1個でも“L"レベルのものがあ
れば、P16端子を“H"レベルにしてレンズ側へ給電し、
レンズCPU、レンズROMを作動可能状態としてからP10〜P
14端子のレベルを入力する(S49、S50)。
そして、P10〜P12端子がすべて“H"レベルであるかど
うかをチェックし、すべてのP10〜P12端子が“H"レベル
であれば、撮影レンズ(レンズROM、レンズCPU)が故障
しているまたは撮影レンズが装着されていないと考えら
れるので、ノーレンズフラグFNOを立ててリターンする
(S51、S52)。
P10〜P12端子がすべて“H"レベルであれば、P13、P14
端子のレベルが双方ともに“H"レベルであるかどうかを
チェックし、双方ともに“H"レベルのときには、レンズ
が装着されていないと判断して、ノーレンズフラグFNO
を立ててリターンする(S53、S52)。
P13、P14端子の少なくとも一方が“L"レベルであれ
ば、新通信が可能な新CPUレンズ(ズームレンズ2)な
ので、P12端子のレベルを“L"レベルに落し、P10、P11
端子をシリアル通信モードにセットしてステップS56に
進む(S53〜S55)。
ステップS56では、ロックフラグFLOCKが立っている
かどうかをチェックし、立っていなければステップS57
に進み、立っていればステップS66にスキップする、ス
テップS57では、旧通信により16バイトのレンズデータ
および3バイトのリアコンバータデータを入力する。
旧通信によるデータ入力が終了すると、その入力した
データの一部からレンズCPUを備えた新レンズ(ズーム
レンズ2)かどうかを判断し、新レンズでなければレン
ズROMを備えた従来のAEレンズなので、フラグFLROMを
立ててリターンする(S57−2、S57−3)。
一方、新レンズであれば、新旧切換え信号をDATA端子
に出力し、レンズ側からアクノリッジ信号を受けてレン
ズ側にクロック要求信号を出力してレンズCPU30にクロ
ックを出力させる(S58〜S60)。
次に、レンズ復帰命令コード91Hを送出してレンズCPU
30にパワーズーム機構復帰動作を行なわせ、レンズCPU3
0からアクノリッジ信号が出力されるのを待つ(S61、S6
2)。
アクノリッジ信号を受けたら、収納前焦点距離データ
を送出してレンズCPU30のパワーズーム処理を行なわせ
る(S63)。そして、この処理の終了を、レンズCPU30か
らアクノリッジ信号が出力されることで知り、ロックフ
ラグFLOCKを立ててステップS66に進む(S64、S65)。
ステップS66では、クロック要求信号を送出してレン
ズCPU30からクロックを出力させる。そして、そのクロ
ックに同期させて命令コード60Hを送出し、レンズCPU30
からアクノリッジ信号が送出されるのを待つ(S67、S6
8)。命令コード60Hは、レンズ側のスイッチ設定デー
タ、パワーホールド要求信号等を含むレンズ情報を読出
すためのコードである。
アクノリッジ信号を受けると、その後にレンズCPU30
から送出されるレンズ情報を受信する(S69)。そして
レンズ情報の受信終了を表示用CPU11は、レンズCPU30が
出力する送信終了アクノリッジ信号を受信することによ
り知る(S70)。
送信終了アクノリッジ信号を受信したら、パワーホー
ルドの要求があるかどうかをチェックする(S71)。要
求があれば、レンズCPU30にクロックの送出を要求し、P
18端子を“H"レベルにしてレンズCPU30からアクノリッ
ジ信号が出力されるのを待つ(S72〜S74)。
アクノリッジ信号を受けたら、パワーホールドオンコ
ード92Hを送出してステップS81に進む(S75)。
一方、ステップS71でパワーホールドの要求がなかっ
たときにはクロックの送出を要求し、レンズCPU30から
出力されるクロックに同期させてパワーホールドオフコ
ード93Hを送出する(S76、S77)。そして、レンズCPU30
から受信アクノリッジ信号が出力されるのを待つ(S7
8)。
受信アクノリッジ信号を受けたら、所定時間待ってか
らP18端子を“L"レベルに落としてPZモータ3への給電
を絶ち、ステップS81に進む(S80)。
ステップS81ではレンズCPU30にクロックを要求し、そ
のクロックに同期させてレンズ情報2を要求するコード
61Hを送出し、受信アクノリッジ信号が出力されるのを
待つ(S82、S83)。受信アクノリッジ信号を受信した
ら、次に送られてくるレンズ情報2を受信し、送信終了
のアクノリッジ信号を受信するまで待つ(S84、S85)。
送信終了アクノリッジ信号を受信したらクロックを要
求し、レンズCPU30から出力されるクロックに同期させ
て、すべてのデータを要求するコード33Hを送出し、受
信アクノリッジ信号が送られてくるのを待つ(S86〜S8
8)。
受信アクノリッジ信号を受信したら、その後に送信さ
れる16バイト分のデータを入力し、送信終了アクノリッ
ジ信号を受信するまで待つ(S89、S90)。
送信終了アクノリッジ信号を受信したら、パワーホー
ルド要求があるかどうかをチェックし、要求があれば新
CPUレンズフラグFCPUを立ててリターンする(S91、S9
5)。
要求がなければ、クロックを要求し、所定のコードを
送信して、受信アクノリッジ信号を受信するまで待って
から新CPUフラグFCPUを立ててリターンする(S92〜S9
5)。
[レンズCPUのメインルーチン] 次に、レンズCPU30のメイン動作について、第8図に
示したフローチャートを参照して説明する。レンズCPU3
0は、表示用CPU11によりCont接点を介して電力供給を受
け、Cont接点が“H"レベルになった後に、RES端子が
“L"レベルに変わってリセットを解除することによって
起動する。
先ずレンズCPU30は、すべての割込みを禁止した後に
イニシャライズを行なう(S100、S101)。
イニシャライズ終了後、レンズインタフェース41から
旧通信終了信号が出力されているかどうか(▲
▼信号が“L"レベルかどうか)をチェックし、旧通
信終了信号が出力されていればストップフラグFSTOPを
立てて、レンズCPU割込み禁止処理に入る(S102、S10
3)。
旧通信終了信号が出力されていなければ、旧通信中な
ので、各スイッチの状態を入力してRAMにメモリし、所
定の演算を順に実行する(S104、S105)。この間に、カ
メラボディ1からのクロックにより初期値データがハー
ド的に、レンズインタフェース41内のシフトレジスタに
並列ロードされ、順にシフトされて、DATA端子からシリ
アルに出力される。
レンズCPU30は、所定の演算が終了する毎に、演算結
果(演算データ)をレンズインタフェース41に出力す
る。レンズインタフェース41に出力された演算データ
は、初期値データの後に、ハード的にシフトレジスタに
ロードされ、順番にDATA端子から表示用CPU11に転送さ
れる。
所定の演算データの出力を終えると、旧通信完了信号
が出力されるのを待つ(S107)。この間に、レンズイン
タフェース41に転送された演算データが表示用CPU11に
転送され、さらに、リアコンバータが装着されていると
きには、リアコンバータから3バイト分のデータが表示
用CPU11に転送される。
3バイトの初期データ、13バイトの演算データおよび
3バイトのリアコンバータデータの計19バイト分のデー
タ転送が終了すると、レンズインタフェース41が旧通信
終了信号を出力する。そして、旧通信完了信号を受けた
表示用CPU11が出力した新旧切換え信号を入力すると、
アクノリッジ信号を出力する(S108、S109)。これによ
り、新通信体制に移行する。
先ずステップS110において、P23〜P29端子レベルおよ
びズームコードを入力し、各スイッチ状態等を内部RAM
にメモリする(S111)。
次に、パワーズームスイッチSW PZ1をチェックして、
パワーズームモードか、マニュアルズームモードかを判
断する。このスイッチがオフしていればマニュアルズー
ムモードなので、ステップS113においてパワーホールド
要求ビットを降ろしてPZモータ34への給電を断ってから
からステップS116に進む。
パワーズームスイッチSW PZ1がオンしていればパワー
ズームモードなので、P21〜P29端子のレベルを入力して
ズーミングに関するスイッチ状態をチェックする(S11
4)。すべてのP21〜P29端子が“H"レベルのときには、
パワーズームに関する操作が何もされていないので、パ
ワーホールド要求ビットを「0」にしてステップS116に
進む。
P21〜P29端子のいずれかの端子が“L"レベルのときに
は、その端子に接続されたパワーズームに関するスイッ
チが操作されているので、パワーホールド要求ビットを
「1」に設定してPZモータ34への給電を可能にしてステ
ップS116に進む(S115)。
ステップS116では、像倍率一定フラグFCONSTを一旦
降ろしてステップS117に進む。この像倍率一定フラグF
CONSTは、像倍率一定モードが設定されているか否かを
識別するフラグである。なお、本実施例における像倍率
一定モードとは、ある焦点距離fで被写体距離Dの被写
体に合焦させたときに、合焦被写体距離がΔD変化して
も、D/f=(D+ΔD)/f′の関係が維持されるように
制御パワーズーミングするモードである。
ステップS117において、パワーズームスイッチSW PZ2
がオンしているかどうかをチェックし、オンしていれば
像倍率一定フラグFCONSTを立ててステップS119に進
み、オフしていれば像倍率一定フラグFCONSTを立てな
いでステップS119に進む。
ステップS119においてシリアル割込みを許可し、ステ
ップS120〜S122において、125msで間欠的にステップS11
0〜S122のルーチンを実行するタイマー処理をセットし
て、ストップする。このタイマー処理のセットによりレ
ンズCPU30は、125ms間隔でステップS110〜S122の処理を
実行する。
[レンズCPUシリアル割込禁止処理] 第9A〜9C図は、カメラボディ1の表示用CPU11からシ
リアル通信の割込みがあったときの新通信処理動作に関
するフローチャートである。表示用CPU11がDATA端子を
“L"レベルに落すとレンズCPU30は、この新通信に入
る。
レンズCPU30は、先ず、10msタイマーおよび125msタイ
マーによるタイマー割込みと、シリアル割込みを禁止す
る(S130、S131)。なお、10msタイマー割込み処理と
は、シリアル割込みが許可された際に、10ms間隔でパワ
ーズームの制御を継続するパワーズーム制御処理であ
る。
次に、レンズCPU30からクロックを出力する▲
▼出力モードに切換えて、シリアルクロックを▲
▼端子に出力する(S132)。このズームレンズ2から出
力するクロックに同期して、カメラボディ1との間で通
信を行なう。
ステップS133において、表示用CPU11からの命令コー
ドを入力する。そして、入力した命令コードの2/4コー
ドが正しいかどうかをチェックする(S134)。ここで2/
4コードとは、命令コードの最初の4ビットのことであ
り、この4ビットは、必ず2ビットが“H"レベル、2ビ
ットが“L"レベルとなるように設定されている。
そこで、この条件に該当していない場合には、命令コ
ードの入力エラーとして何も処理を実行せずに、ステッ
プS167にジャンプする。そして、カメラボディ1側から
クロックを入力する▲▼入力モードに切換え、10
msタイマー割込み、125msタイマー割込みおよびシリア
ル割込みを許可し、さらにストップフラグFSTOPが下り
ているときにはそのままリターンし、立っている場合は
降ろして、第8図のレンズCPUメインルーチンのステッ
プS120にリターンする(S168〜S171)。
2/4コードが適正な場合には、ステップS135におい
て、命令コードがデータ要求信号であるかどうかを判断
する。データ要求信号であれば受信アクノリッジ信号を
出力し、要求されたデータを演算し、またはコード板、
スイッチ等のデータを入力して内部RAMにメモリする(S
136〜S138)。
そして、このメモリしたデータを、-SCKクロックに同
期させてシリアルに出力し、出力が終了したら出力終了
アクノリッジ信号を出力してデータ転送を終了し、ステ
ップS167に進む(S138−2、S139、S140)。
また、最初の4ビットコードがデータ要求コードでな
かった場合には、コード90H〜93Hのいずれであるか、ス
リープコードまたはテストコードであるかをチェックす
る(S141、S147、S152、S157、S160、S165)。
コード90H(レンズ収納)と判断したときには、先ず
受信アクノリッジ信号を表示用CPU11に送信して表示用C
PU11に受信準備をさせ、その後ズームコード板37から現
焦点距離情報を入力して表示用CPU11に送信し、送信終
了後、送信終了アクノリッジ信号を送信してレンズ収納
駆動処理を行なってからステップS167に進む(S142〜S1
45)。
コード91H(レンズ復帰)と判断したときには、先ず
受信アクノリッジ信号を表示用CPU11に送信し、表示用C
PU11から収納前焦点距離情報を入力し、入力終了後に受
信アクノリッジ信号を送信してデータの受信を終了する
(S148〜S150)。そして、受信した収納前焦点距離デー
タに基づいてPZモータ34を駆動して焦点レンズを収納前
焦点距離に移動してからステップS167に進む(S151)。
コード92H(パワーホールドオン)と判断したときに
は、表示用CPU11に対して受信アクノリッジ信号を出力
してからパワーホールド要求ビット(PHbit)を「1」
にセットし、10msタイマーをスタートさせて10msタイマ
ー割込みを許可してからステップS167に進む(S152〜S1
56)。
コード93H(パワーホールドオフ)と判断したときに
は、アクノリッジ信号を送信してからパワーホールドビ
ットを「0」にセットし、ステップS167に進む(S157〜
S159)。
以上のいずれのコードでもなかったときには、スリー
プコードC1Hかどうかをチェックし、スリープコードC1H
であれば受信アクノリッジ信号を出力し、▲▼入
力モードに切換え(▲▼端子を“L"レベルに立ち下
げ)てストップし、スリープする(S160〜S164)。
スリープコードC1Hでないときは、テストコードFXHか
どうかをチェックする(S165)。テストコードFXHであ
れば、ステップS166に進んでテスト動作を行なってから
ステップS167に進み、テストコードFXHでなければステ
ップS166をスキップしてステップS167に進む。このテス
トモードは、通常の撮影時に使用されるものではなく、
レンズの組立時、あるいはその後の調整等において、撮
影レンズをカメラボディにマウントしない状態で所定の
データ通信を可能として所定のテストを行なうためのモ
ードである。
ステップS167に入ると、前述の通り、▲▼入力
モードに切換え、シリアル割込みを許可し、さらに10m
s、125msタイマー割込みを許可し、さらにストップフラ
グFSTOPが立っていればストップフラグFSTOPを降ろし
て第7図のレンズCPUメインルーチンのステップS120に
戻り、ストップフラグFSTOPが立っていなければリター
ンする(S168〜S171)。
[テストモード] 次に、テストモード動作におけるレンズCPU30の動作
について、第10図および第11図に示したフローチャート
に基づいて説明する。ここでは、説明を簡単にするた
め、カメラボディ1が、検査装置61と同様の検査機能を
有するものとして説明する。
カメラボディ1からテストコードが出力されると、ス
テップS165からステップS166のテスト動作に入る。つま
り、第10図に示したテストモードに入る。
このテストモードでは、先ず受信アクノリッジ信号出
力し、テストモードbitを“1"にセットしてカメラボデ
ィ1からズームコード(アドレスデータ)が出力される
のを待つ(S201、S203、S205)。なお、カメラボディ1
からズームコード以外のコードが出力されたときには、
テストモードbitを“0"にセットしてからリターンする
(S207、S209)。
ズームコードを受信するとレンズCPU30は、RAM30bの
ズームコードに関するアドレスの内容を上記ズームコー
ドに対応するアドレスデータに書き換える(S211)。
次に、テストモードbitの状態をチェックするが、こ
こでは“1"なので、ステップS215、S217をジャンプして
ステップS219に処理を進める(S213)。なお、テストモ
ードbitが“0"のときには通常のモードであり、内部RAM
30bの所定の内容がズームコードによるアドレスデータ
に書き換えられていないので、ズームコード板37からズ
ームコードを入力し、RAM30bのアドレスに関するデータ
を、そのズームコードによるアドレスデータに書き換え
てからステップS219に処理を進める。
ステップS217では、RAM30bに書込まれた焦点距離に関
するアドレスデータに対応するROM30aのアドレスにメモ
リされたデータに基づいて、所定の演算を実行してその
焦点距離に対応するレンズデータを算出する。そして、
それぞれのレンズデータを、RAM30bの所定のアドレスに
セット(メモリ)する(S221)。
そして、アクノリッジ信号をカメラボディ1に出力
し、割込みを許可してからNOP(No Operation)処理を
実行し、コマンド等が入力されるのを待つ(S223、S22
5、S227)。
レンズCPU30は、カメラボディから全データ出力コマ
ンドを入力すると、アクノリッジ信号を出力してから▲
▼端子にクロックを出力し、このクロックに期さ
せてRAM30bにセットされた全データを出力する(S231、
S233、S235)。
データの出力が終了すると、アクノリッジ信号を出力
し、テストモードbitを“0"にセットしてからリターン
する(S237、S239)。
以上の処理により、焦点距離に応じたレンズデータ
が、ズーム操作をすることなく得られる。
一方、カメラボディ1は、ステップS223における受信
アクノリッジ信号を受けたらクロックを要求する(S24
1)。そして、レンズCPU30からクロックを入力したら、
データ出力コマンドを出力し、レンズCPU30からアクノ
リッジ信号を受信し、さらにレンズCPU30から出力され
るレンズデータを受信する(S243〜S247)。そして、ア
クノリッジ信号を受信したらリターンする(S249)。
レンズCPU30から出力されたレンズデータは、カメラ
ボディ1で受信され、これから外部検査機器、例えばパ
ーソナルコンピュータ等に出力される。そして、ここで
所定のデータであるか否かなどの検査が実行される。
他のまたはすべての焦点距離に対応するデータを読出
すときには、上記テストモードにおいて、上記レンズデ
ータの出力が終了する毎に、ステップS205において出力
するズームコードを代えることにより行なう。
以上の通り本実施例によれば、ズーミングによって変
わるレンズデータを、機械的なズーミング操作をするこ
となく、カメラボディ1から出力するズームコードによ
りRAM30bのアドレスデータを書き換て読出すことが可能
なので、焦点距離に対応する所定のデータがROM30aにメ
モリされているかどうかを簡単に検査することができ
る。
以上本実施例では、焦点距離により異なるレンズデー
タをテストする場合について説明したが、本発明は、撮
影距離により異なるレンズデータをテストする場合にも
適用できる。この場合、上記説明において、焦点距離に
関するデータを撮影距離に関するデータに変えるだけ
で、簡単に構成できる。
また、実施例においては、焦点距離または撮影距離に
応じて変化するレンズデータを演算により算出する構成
としたが、本発明では、これらの可変データも含めて焦
点距離または撮影距離に対応するすべてのレンズデータ
をあらかじめROMにメモリしておき、その距離に応じた
レンズデータがメモリされたアドレスをRAMデータによ
り指定する構成にしてもよい。
「発明の効果」 以上の説明の通り本発明は、ズーミングによる焦点距
離の変化または焦点調節による撮影距離の変化に対応す
る複数のレンズデータを有する撮影レンズにおいて、上
記ズーミングまたは焦点調節することなく、その撮影レ
ンズから所定の焦点距離または撮影距離に対応するレン
ズデータを得ることができるので、撮影レンズの製造過
程における検査、あるいは製造後における検査が容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明を適用した撮影レンズの
要部の回路構成を示す図、 第3図は、本発明を適用したカメラシステムの概要を示
すブロック図、 第4図は、同カメラシステムのカメラボディ側の主要回
路構成を示すブロック図、 第5図は、同カメラシステムの撮影レンズ側の主要回路
構成を示すブロック図、 第6図は、同カメラボディ、撮影レンズ間の通信動作を
示すタイミングチャート、 第7A図および第7B図は、カメラボディ側の通信動作に関
するフローチャート、 第8図は、レンズCPUのメイン動作に関するフローチャ
ート、 第9A図、第9B図および第9C図は、撮影レンズ側の通信動
作に関するフローチャート、 第10図および第11図は、撮影レンズ側のテストモード動
作に関する動作フローチャート、 第12図は、カメラボディ(検査機器)側のテストモード
に関する動作フローチャートである。 1……カメラボディ、2……ズームレンズ、11……表示
用CPU、30……レンズCPU、30a……ROM、30b……RAM、36
……距離コード板A、37……ズームコード板、51、71…
…ズームレンズ、53、73……メモリ手段、55、75……撮
影条件検出手段、57……読出し手段、59……入出力手
段、74……演算手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−237436(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/04 - 7/10 G03B 17/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影条件によって変動する撮影レンズデー
    タを、複数の撮影条件毎にメモリしたメモリ手段と、 この撮影レンズの実際の撮影条件を検出する撮影条件検
    出手段と、 この撮影条件検出手段によって検出された撮影条件に対
    応するレンズテータを上記メモリ手段から読み出す読出
    し手段を備えた撮影レンズ;および、 この撮影レンズとは別個に設けられ、上記撮影条件検出
    手段とは独立して特定の撮影条件データを上記読み出し
    手段に出力して、この特定の撮影条件データに対応する
    レンズデータを上記メモリ手段から読み出させる撮影条
    件出力手段; を備えたことを特徴とするカメラシステム。
  2. 【請求項2】撮影条件によって変動する撮影レンズデー
    タを、複数の撮影条件毎にメモリしたメモリ手段と、 この撮影レンズの実際の撮影条件を検出する撮影条件検
    出手段と、 この撮影条件検出手段によって検出された撮影条件に対
    応するレンズデータを上記メモリ手段から読み出す読出
    し手段と、 上記撮影条件検出手段とは独立して任意の撮影条件デー
    タを上記読み出し手段に出力して、この任意の撮影条件
    データに対応するレンズデータを上記メモリ手段から読
    み出させる撮影条件出力手段と、 を備えていることを特徴とするカメラシステム。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のカメラシステム
    はさらに、上記読出し手段が読出したレンズデータを、
    上記撮影レンズとは別個の装置に出力する入出力手段を
    備えていることを特徴とするカメラシステム。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか一項記載のカメ
    ラシステムにおいて、上記撮影レンズはズームレンズで
    あり、上記撮影条件は焦点距離であり、上記撮影条件検
    出手段は、上記ズームレンズの実際の焦点距離を検出
    し、上記撮影条件出力手段は、特定の焦点距離データを
    出力することを特徴とするカメラシステム。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれか一項記載のカメ
    ラシステムにおいて、上記撮影条件は撮影距離であり、
    上記撮影条件検出手段は、上記撮影レンズの焦点調節レ
    ンズ群の位置から実際の撮影距離を検出し、上記撮影条
    件出力手段は、特定の撮影距離データを出力することを
    特徴とするカメラシステム。
  6. 【請求項6】所定のデータをメモリしたメモリ手段と、 撮影レンズの実際の撮影条件を検出する撮影条件検出手
    段と、 撮影条件によって変動する撮影レンズデータを、上記メ
    モリ手段から読み込んだデータおよび上記撮影条件検出
    手段が検出した撮影条件に基づいて算出する演算手段を
    備えた撮影レンズ;および、 この撮影レンズとは別個に設けられ、上記撮影条件検出
    手段とは独立して任意の撮影条件データを出力してこの
    任意の撮影条件データに基づく撮影レンズデータを上記
    演算手段に算出させる撮影条件出力手段; を備えていることを特徴とするカメラシステム。
  7. 【請求項7】所定のデータをメモリしたメモリ手段と、 撮影レンズの実際の撮影条件を検出する撮影条件検出手
    段と、 撮影条件によって変動する撮影レンズデータを、上記メ
    モリ手段から読み込んだデータおよび上記撮影条件検出
    手段が検出した撮影条件に基づいて算出する演算手段
    と、 上記撮影条件検出手段とは独立して任意の撮影条件デー
    タを出力してこの任意の撮影条件データに基づく撮影レ
    ンズデータを上記演算手段に算出させる撮影条件出力手
    段と、 を備えていることを特徴とするカメラシステム。
  8. 【請求項8】請求項6または7記載のカメラシステムは
    さらに、上記演算手段が算出したレンズデータを、撮影
    レンズとは別個の装置に出力する入出力手段を備えてい
    ることを特徴とするカメラシステム。
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