JP2880759B2 - カメラシステムおよび撮影レンズ - Google Patents

カメラシステムおよび撮影レンズ

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JP2880759B2
JP2880759B2 JP2117930A JP11793090A JP2880759B2 JP 2880759 B2 JP2880759 B2 JP 2880759B2 JP 2117930 A JP2117930 A JP 2117930A JP 11793090 A JP11793090 A JP 11793090A JP 2880759 B2 JP2880759 B2 JP 2880759B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、カメラボディと撮影レンズとの間で所定デ
ータの授受を行なう通信機能を備えたカメラシステムお
よび撮影レンズに関する。
「従来技術およびその問題点」 近年、自動焦点装置を備えた一眼レフレックスカメラ
は、自動露出機能や自動焦点機能に使用される開放F値
情報など撮影レンズ固有の情報を、電気的信号として撮
影レンズからカメラボディの制御手段(CPU)に送って
いる。
そこで従来の撮影レンズには、所定の撮影データをカ
メラボディに送るために、その撮影レンズに固有の情報
をメモリしたレンズROMが搭載されている。この従来の
撮影レンズおよびカメラボディには、マウントした際に
情報の授受を行なうための電気接点が、撮影レンズおよ
びカメラボディの双方のマウントに設けられている。
そして、ボディCPUは、これらの電気接点を介してレ
ンズROMとの間で通信を行ない、レンズROMにメモリされ
たデータをすべて読出していた。この読出しは、カメラ
ボディから出力されるクロックパルスに同期して行なわ
れる。つまり、ボディCPUからレンズROMに、クロックパ
ルスおよび必要なアドレス信号を送り、このアドレス信
号に基づく所定のデータを、レンズROMからボディCPUに
上記クロックパルスに同期して出力させる構成であっ
た。以下、上記カメラボディと撮影レンズ間の情報授受
を第1の通信または旧通信という。
しかしながら、撮影レンズにAF(自動焦点調節)モー
タ、PZ(パワーズーム)モータを搭載した一眼レフカメ
ラにおいて、これらのモータの制御をすべてボディCPU
に行なわせる構成にすると、ボディCPUの処理負担が大
きくとなりすぎる。特に一眼レフレックスカメラは、一
台のカメラボディに対して多種類の撮影レンズが装着さ
れるので、ボディCPUは、レンズ毎に異なるパラメータ
をレンズROMから読み込んで、所定の演算を実行して撮
影レンズを制御しなければならなくなり、迅速な処理が
困難になる。
さらに、一眼レフレックスカメラは、旧カメラボデ
ィ、旧撮影レンズ、新カメラボディおよび新撮影レンズ
等の間で、相互に互換性を有することがが望まれてい
る。
「発明の目的」 本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、カメラボディからの要求により、入出力手段を介し
て特定の初期値データおよび演算データを転送し、これ
らの特定データ群の転送が終了すると、上記入出力手段
を介さずに、撮影レンズとカメラボディとの間でデータ
通信可能なカメラシステムおよび撮影レンズを提供する
ことを目的とする。さらに本発明は、従来のカメラボデ
ィ、撮影レンズとの間において互換性を備えることを目
的とする。
「発明の概要」 この目的を達成するために請求項1記載の撮影レンズ
は、カメラボディに着脱可能な撮影レンズであって、レ
ンズ制御手段と、クロック手段と、装着されたカメラボ
ディとの間で、このカメラボディから出力されるクロッ
クに同期する第1の通信を実行してレンズの初期値デー
タを含むレンズデータを送受信する入出力手段とを備
え、上記レンズ制御手段は、上記第1の通信によるレン
ズデータの送信を終了した後、上記カメラボディから第
2の通信開始信号を受信したときは、上記撮影レンズの
クロック手段が出力するレンズクロックに同期する第2
の通信によって上記カメラボディと通信することに特徴
を有する。
請求項6記載のカメラボディは、撮影レンズが着脱可
能なカメラボディであって、ボディ制御手段と、クロッ
ク手段と、このクロック手段が出力するボディクロック
に同期する第1の通信により撮影レンズからレンズデー
タを入力する入出力手段と、この第1の通信によって得
たレンズデータに基づいて装着された撮影レンズの種別
を判別する判別手段とを備え、上記ボディ制御手段は、
上記ボディクロック手段が出力するクロックに同期して
撮影レンズとの間で第1の通信によりレンズデータを入
力し、上記判別手段が、上記入力したレンズデータに基
づいて上記撮影レンズがレンズクロックに同期する第2
の通信によってカメラボディと通信が可能であると判別
したときは、上記撮影レンズに新旧切換え信号を送り、
上記撮影レンズとの間で上記第2の通信によってデータ
を授受することに特徴を有する。
請求項8記載のカメラシステムは、着脱可能な撮影レ
ンズおよびカメラボディを備えたカメラシステムであっ
て、撮影レンズは、レンズ制御手段と、クロック手段
と、装着されたカメラボディとの間で、このカメラボデ
ィから出力されるボディクロックに同期する第1の通信
を実行してレンズデータを送受信する入出力手段とを備
え、カメラボディは、ボディ制御手段と、クロック手段
と、このクロック手段が出力するボディクロックに同期
して撮影レンズと通信する第1の通信が可能な入出力手
段と、この第1の通信によって得たレンズデータに基づ
いて装着された撮影レンズの種別を判別する判別手段と
を備え、上記レンズ制御手段は、上記第1の通信による
レンズデータの送信を終了した後、上記カメラボディか
ら新旧切換え信号を受信したときは、上記入出力手段
を、上記レンズ制御手段とカメラボディとの間で上記メ
モリ手段を介さないで通信する第2の通信対応の接続に
切り換え、上記ボディ制御手段は、上記ボディクロック
に同期して撮影レンズとの間で第1の通信によりレンズ
データを入力し、入力したレンズデータに基づいて上記
判別手段が第2の通信が可能な撮影レンズであると判別
したときは、上記撮影レンズに新旧切換え信号を出力
し、上記レンズクロックに同期する第2の通信によって
上記撮影レンズと通信することに特徴を有する。
この構成によれば、撮影レンズの初期データは、入出
力手段のメモリを介して従来同様にボディ制御手段に転
送され、さらにその後は、レンズ制御手段とボディ制御
手段とが上記メモリ手段を介さないで直接データ授受可
能に接続されるので、短時間でのデータ授受が可能とな
る。
さらに、撮影レンズに演算機能を備えたレンズ制御手
段を搭載したので、従来カメラボディ側で演算していた
もの、あるいはカメラボディ側で演算できなかったもの
も撮影レンズ側で演算することが可能になる。
また、この撮影レンズによれば、カメラボディが旧通
信可能なタイプであれば、入出力手段を介して、旧通信
により初期値データおよび特定演算データをカメラボデ
ィ側に転送することができる。
「発明の実施例」 以下図示実施例に基づいて本発明を説明する。第1図
は、本発明のカメラシステムを適用した一眼レフカメラ
のカメラボディおよび撮影レンズ全体の構成の一実施例
を示した図である。
カメラボディ1は、ボディ制御手段としてメインCPU1
0および表示用CPU11とを備えている。メインCPU10は、
カメラシステム全体を統括的に制御するとともに、撮影
に必要な各種のデータを所定の演算式に基づいて演算処
理する機能を備えている。表示用CPU11は、スイッチ部
材による情報の入力および撮影レンズ2との間で情報の
授受を行なうインターフェースとしての機能、および撮
影情報に関する表示を制御する機能を有する。
表示用CPU11には、各種の撮影情報を表示するLCDパネ
ル12、フィルムのパトローネの表面に設けられたDXコー
ドの中から、少なくともフィルムのISO感度情報を読み
込むDXコード入力回路13が接続されている。また、メイ
ンCPU10には、撮影レンズ2を介して入射する光束を受
光して、その強度に応じたアナログ信号を出力する受光
素子14が、A/D回路15を介して接続されている。
さらにメインCPU10には、入力された各種の撮影情報
に基づいてシャッターおよび絞り等(図示せず)を駆動
制御する露出制御回路16、オートフォーカス用CCD測距
センサ17が出力する焦点情報を受けて撮影レンズ2の合
焦状態を検出するCCD処理回路18、撮影レンズ2のフォ
ーカシングを行なうAFモータ19を駆動するAFモータ制御
回路20、およびAFモータ19の回転量をパルス数として検
出するAFパルサー21が接続されている。なお測距センサ
17は、撮影レンズ2を通って入射した複写体光束を受け
て所定の焦点情報信号を出力する。
AFモータ19は、カメラボディ側マウントBMから突出可
能に設けられたカプラ19aと、レンズ側マウントLMに設
けられたカプラ31aとの接続を介して、撮影レンズ2に
駆動力を伝達する。
バッテリー22は、カメラボディ1内の各電子素子、電
子回路に電源を供給するほか、撮影レンズ2内のモー
タ、電子素子、電子回路に対しても電力を供給する。
また、撮影レンズ2は、レンズ制御手段としてのレン
ズCPU30と、焦点調節用カム環の回転により焦点レンズ
群を光軸方向に相対移動させてフォーカシングを行なう
フォーカス機構31と、ズーム環(図示せず)を回動させ
て、少なくとも2組の変倍レンズ群を光軸方向に相対移
動させてズーミングを行なうズーム機構32とを備えてい
る。
フォーカス機構31にはカプラ31aが接続されている。
カプラ31aとカプラ19aとは、撮影レンズ2がカメラボデ
ィ1に装着されたときに連結し、AFモータ19の回転駆動
力をフォーカス機構31に伝達する。フォーカス機構31
は、この駆動力により焦点調節用カム環を回動させて合
焦動作を行なう。
また、図示しない係合解除手段によりカプラ31a、19a
の係合を解除することにより、撮影者が手動により焦点
調節操作リングを回動操作して焦点調節を行なうマニュ
アルフォーカスも可能である。
ズーム機構32は、パワーズーム(PZ)モータ駆動部33
により制御駆動されるPZモータ34により駆動される。PZ
モータ駆動部33の動作は、パワーズームモードに応じて
レンズCPU30またはズームスイッチSWZM2(第3図参照)
により制御され、またマニュアルズームモードにおいて
は撮影者の手動操作により駆動される。なお、パワーズ
ームモードとマニュアルズームモードとの切換えは、ズ
ームスイッチSWZM1の操作を受けたレンズCPU30により行
なわれる。
レンズCPU30には、情報入力手段として、PZモータ34
の駆動量をパルス数で検出するPZパルサー35と、フォー
カス機構31により駆動され焦点調節用カム環(焦点レン
ズ群)の位置情報(被写体距離情報)を読取る、初期値
データ形成手段の一つを構成する距離コード板A36と、
ズーム機構32により駆動されたズーム用カム環(変倍レ
ンズ群)の位置情報(焦点距離情報)を読取るズームコ
ード板37と、ズーム操作スイッチSWZM2の操作によるパ
ワーズームの方向およびズームスピードに関する情報を
入力するズーム操作コード板38が接続されている。な
お、ズームコード板37は、撮影レンズが単焦点マクロレ
ンズのときには、距離コード板A36に代えて、撮影距離
データ入力手段として利用される。
さらにレンズCPU30には、この撮影レンズ2がズーム
レンズ、単焦点レンズ、単焦点マクロレンズであるかど
うかなどレンズの種別を識別するレンズ判別コード板39
と、テレ端時におけるKVALUEに関するデータを入力す
るKVALUE入力部材40が接続されている。なお、「KVAL
UE」とは、本実施例では撮影レンズにより結像された像
面を単位長さ移動させるために必要なAFパルサー21のパ
ルス数をいうが、これに限定されるものではない。
また、距離コード板A36およびその他のコード板は、
図示しないが、通常は、カム環等に固定されたコード板
と、固定環等に取付けられた、コード板の各コードにそ
れぞれ独立して摺接する複数の接片を備えたブラシとに
よって構成されている。そして、ブラシの各接片が接触
するコード(レベル)の組み合わせによって、カム環等
の位置を複数ビット情報として得る構成が一般的であ
る。
さらに、レンズCPU30のデータ入出力端子には、入出
力手段としてのレンズインターフェース41が接続されて
いる。レンズCPU30と表示用CPU11とは、このレンズイン
ターフェース41を介してデータの授受を行なう。このイ
ンターフェース41には、マクロ時にマクロ情報を出力す
る。初期値データ形成手段の一つを構成するマクロコー
ド部材42が接続されている。
なお、レンズCPU30は、演算により現在の焦点距離、
被写体距離などの各種データを算出するが、演算に必要
な最低限の情報は内部ROMにメモリされている。
『カメラボディの回路』 第2図には、カメラボディ1の電気系の主要構成をブ
ロックで示してある。
表示用CPU11のVDD1端子には、バッテリー22の電圧
が、レギュレータ23により変圧され、スーパーキャパシ
タ24によるバックアップを受けて供給されている。表示
用CPU11は、このVDD1端子に入力された定電圧により常
時動作している。
表示用CPU11のP1端子には、メインCPU10の電源をON/O
FF制御するDC/DCコンバータ25が接続され、P2端子に
は、シャッターボタン(図示せず)の半押しでオンする
測光スイッチSWSが接続され、P3端子には、シャッター
ボタンの全押しでオンするレリーズスイッチSWRが接続
され、P4端子には、カメラを撮影状態にする場合にオン
させるロックスイッチSWLが接続されている。
DC/DCコンバータ25は、ロックスイッチSWLがオンした
状態で測光スイッチSWSあるいはレリーズスイッチSWRが
オンされたとき、および撮影レンズ2からレンズデータ
を入力する際に表示用CPU11からの指令によって作動
し、メインCPU10のVDD1端子に基準定電圧を供給してメ
インCPU10を起動させる。
さらに表示用CPU11のP5端子にはモードスイッチSWMが
接続され、P6端子にはドライブスイッチSWDRが接続さ
れ、P7端子には露出補正スイッチSWXVが接続され、P8、
P9端子にはそれぞれアップスイッチSWUP、ダウンスイッ
チSWDNが接続されている。
表示用CPU11は、P5〜P9端子のレベルを入力してこれ
らのスイッチSWのON/OFF状態を知り、それぞれの状態に
応じた動作をする。例えば、モードスイッチSWMの操作
に応じてプログラム露出モード、オート露出モード、マ
ニュアル露出モード等の各露出モードを択一的に選択可
能とし、またドライブスイッチSWDRの操作に応じていわ
ゆる単写モード、連写モードなどのドライブモードを択
一的に選択可能な状態にする。そして、これらの露出モ
ード、またはドライブモードが選択可能な状態におい
て、アップスイッチSWUP、ダウンスイッチSWDNの操作に
応じて選択モードを変更する。
また、表示用CPU11は、露出補正スイッチSWXVがオン
されたときには露出値の変更を可能な状態とし、この状
態におけるアップスイッチSWUP、ダウンスイッチSWDNの
操作に応じて露出補正値を変更する。
表示用CPU11の表示制御用PSEG端子群は、バスを介し
て表示用LCD12に接続されている。表示用CPU11は、ロッ
クスイッチSWLがオンされたときに、撮影に関する所定
のデータを表示用LCD12に表示させる。
表示用CPU11の7個のP10〜P16端子はそれぞれ、ボデ
ィ側マウントBMに設けられたボディ側Fmin1接点、Fmin2
接点、Fmin3接点、Fmax1接点、Fmax2接点、A/M接点およ
びCont接点に接続され、P18端子はスイッチ回路26に接
続されている。
また、ボディ側Fmin1、2、3接点は、撮影レンズ2
との間でデータ通信を行なう通信接点としての機能も有
する。つまり、ボディ側Fmin1接点はシリアルクロック
を入出力する▲▼接点、ボディ側Fmin2接点はデ
ータの授受を行なうDATA接点、ボディ側Fmin3接点はリ
セット信号を出力するRES接点としての機能を有する。
また、P10、P11およびP12端子は、表示用CPU11の内部
で常時プルアップされている。
スイッチ回路26の出力は、VBATT端子に接続されてい
る。このスイッチ回路26は、バッテリー22とVBATT端子
とを断続するスイッチとして機能し、P18端子のレベル
に応じてスイッチング動作をする。また、Gnd端子は、
バッテリー22のGnd端子側に接続されている。
表示用CPU11とメインCPU10とは、シリアルクロックSC
K端子、シリアルインIN端子、シリアルアウトSO端子を
介してデータ通信を行なうが、この通信では、例えば、
第1表に示したコマンドコードを用いてデータ転送を行
なう。第1表の左欄は表示用CPU11からメインCPU10へ出
力されるデータである。右欄は、メインCPU10から表示
用CPU11へ転送されるデータであり、これらのデータ
は、メインCPU10が制御する測光、測距等の測定データ
に基づいて設定される。
メインCPU10のPA接点群は、測光用のA/D回路15に接続
され、PB接点群は露出制御回路16に、PC接点群はCCD処
理回路18に、PD接点群はAFモータ制御回路20に、PE接点
群はAFパルサー21に、PF接点群はDXコード入力回路13に
それぞれ接続されている。
メインCPU10のP20端子は、フォーカシングモードを、
AFモータ19の駆動により行なうオートフォーカスモード
と、ユーザーの手動駆動によるマニュアルフォーカスモ
ードとの間で切換える第1AFスイッチSWAF1に接続されて
いる。P2端子には、シャッターレリーズのモードを、合
焦優先モードとレリーズ優先モードとの間で切換える第
2AFスイッチSWAF2が接続されている。
これらの第1、第2AFスイッチSWAF1、SWAF2は機械的
に連動する構成であり、例えば、第1AFスイッチSWAF1に
よりマニュアルフォーカスモードが設定されると、第2A
FスイッチSWAF2がレリーズ優先モードに切換わる。つま
り、一方がオンすると他方がオフする構成である。
『撮影レンズの回路』 次に、撮影レンズ2に搭載された電気系の構成につい
て、第3図を参照して説明する。
撮影レンズ2のレンズ側マウントLMには、カメラボデ
ィ1に装着されたときにボディ側マウントBMに設けられ
た対応する接点と電気的に接続するレンズ側接点群とし
て、VBATT接点、CONT接点、RES(Fmin3)接点、▲
▼(Fmin1)接点、DATA(Fmin2)接点、Gnd接点、レ
ンズ側Fmax1接点、レンズ側Fmax2接点およびA/M接点が
設けられている。図示の都合でボディ側接点群と順番を
代えて示してあるが、これらのレンズ側接点群の各接点
は、同一符号を付したボディ側接点群の各接点とそれぞ
れ電気的に接続される。
レンズ側VBATT接点はPZモータ駆動部33に接続されて
いて、PZモータ駆動部33のスイッチング動作により、カ
メラボディ1のバッテリ22の電力が、VBATT接点を介し
てPZモータ34に直接供給される。
レンズ側Fmax1、Fmax2接点は、従来の旧AEレンズに設
けられているものと同様に2ビットの最大Fナンバー情
報をカメラボディに伝達する固定情報伝達部としても機
能する。つまり、レンズ側Fmax1、Fmax2接点は、スイッ
チSWmax1、SWmax2を介して接地されていて、一対のスイ
ッチSWmax1、SWmax2のON/OFFの組み合わせにより変わる
レベルの組み合わせにより、最大Fナンバー(最小絞
り)情報を形成する。レンズ側Fmax1、Fmax2接点のレベ
ルと最大Fナンバーとの組み合わせは、例えば第2表に
示す通りである。
レンズ側A/M接点は、絞りのオート/マニュアル情報
をカメラボディ1に供給する機能を有し、切換えスイッ
チSWA/Mを介して接地されている。切換えスイッチSWA/M
は、撮影レンズ2の絞りリング(図示せず)の回転に連
動していて、絞りリングがオート位置またはマニュアル
位置にあるときにオンまたはオフする。
レンズ側Fmin1、2、3接点は、旧AEレンズに設けら
れているものと同様に3ビットの開放絞り(最小)Fナ
ンバー情報をカメラボディ2に伝達する固定情報伝達部
としての機能と、カメラボディ1との間で通信を行なう
通信接点としても機能する。レンズ側Fmin1、2、3接
点のレベルと最小Fナンバーとの関係は、例えば第3表
に示す通りである。
このように固定情報伝達および通信機能を共用させる
ために、レンズ側Fmin1、2、3接点にPNPトランジスタ
Tr1、2、3が接続されている。各トランジスタTrのエ
ミッタはレンズ側Fmin1、2、3接点に接続され、ベー
スは、ヒューズ部H1〜H3を介して接点CONTに断続可能に
形成され、コレクタは接地されている。なお、ヒューズ
部は、エミッタとレンズ側Fmin接点との間に設ける構成
としてもよい。
レンズ側Fmin1、2、3接点から開放Fナンバー情報
を得るためには、CONT接点の電位がGndレベルに落され
る。すると、ヒューズが接続されているトランジスタTr
がオンし、オンしたトランジスタTrのエミッタはGNDレ
ベルに、オンしないトランジスタTrのエミッタは“H"レ
ベルになる。つまり、ヒューズ部H1〜H3の断続によりト
ランジスタTr1、2、3がオフまたはオンしてエミッタ
レベルが変わり、3ビットの開放Fナンバー情報がレン
ズ側Fmin1、2、3接点に出力される。
レンズインターフェース41のCONT端子は、レンズ側CO
NT接点に接続され、RES端子はレンズ側Fmin3接点に、▲
▼端子はレンズ側Fmin1接点に、DATA端子はレン
ズ側Fmin2接点に、Gnd端子はレンズ側Gnd接点に接続さ
れている。
レンズ側CONT接点は、上記のように、トランジスタTr
のベースおよびレンズインターフェース41のCONT端子に
接続されている。このCONT端子による電源供給のスイッ
チングは、RES端子(レンズ側Fmin3)を介して行なわれ
る。つまり、開放Fナンバーに関するデータが表示用CP
U11に読取られ、CONT端子が“H"レベルに、RES端子が
“L"レベルになったときに、レンズCPU30に基準定電圧
が供給される。
レンズインターフェース41のVDDB端子は、コンデンサ
C2を介してレンズCPU30のVDD端子に接続され、カメラボ
ディ1のCONT端子から供給された定電圧をレンズCPU30
に供給している。
レンズインターフェース41のDIS1〜DIS3端子には、初
期値データ形成手段の一つを構成する距離コード板A36
が接続されている。距離コード板A36は、フォーカス機
構31によって駆動された焦点調節用カム環の位置に応じ
た被写体距離に関する距離情報信号を3ビット信号とし
てDIS1〜DIS3端子に出力する。
MACR0端子には、マクロコード部42が接続されてい
る。このマクロコード部42は、ズーム操作環が操作され
て撮影レンズ2がマクロに切換えられたときに、これを
検知してオンするマクロスイッチとしての機能を有す
る。ズーム操作環の操作によりマクロに切換わるときに
は、マクロコード部42を、ズームコード板37のコードの
一部として形成することもできる。
また、レンズインターフェース41の入出力端子群は、
レンズCPU30の入出力端子群と接続されている。レンズ
インターフェース41のリセット▲▼端子は、レ
ンズCPU30のリセット▲▼端子に接続され、
クロックCLK端子はシリアルクロック▲▼端子
に、シリアルインSIS端子はシリアルアウトSO端子に、
シリアルアウトSOS端子はシリアルインSI端子に、▲
▼端子はP43端子に、▲▼端子はP40端子に、φ
IN端子はPCL端子に、▲▼端子はPOO端子に
それぞれ接続されている。また、レンズインターフェー
ス41のCRES端子は、ディレイコンデンサC1を介して接地
されている。
レンズCPU30の制御端子にはPZモータ駆動部33が接続
されていて、レンズCPU30はPZモータ駆動部33を介してP
Zモータ34の回転を制御している。
さらにレンズCPU30には、PZパルサー35およびレンズ
判別コード39が接続されている。
レンズCPU30のP30〜P33、P62およびP63端子のおのお
のには、ズームコード板37の各コードが接続されてい
る。レンズCPU30は、これらのP30〜P33、P62およびP63
端子のレベルを入力し、その組み合わせに応じた所定の
演算を実行して、ズーミング時の焦点距離およびマクロ
時の焦点距離データ、または単焦点マクロレンズの場合
には撮影距離データを算出する。
さらに、レンズCPU30のP21〜P29端子には、オートフ
ォーカススイッチSWAF3や、パワーズームスイッチSWPZ
1、PZ2などのスイッチが接続され、P24〜P29端子には、
ズーム操作コード板38が接続されている。なお、ズーム
操作コード板38は、PZモータ34の回転方向および回転速
度を指示するコード板であって、図示しないが、撮影者
により操作される。
この撮影レンズ2は、クロック出力手段としてクロッ
クパルス発生回路43を備えていて、このクロックパルス
発生回路43は、レンズCPU30のX1、X2端子に接続されて
いる。レンズCPU30は、このクロックパルス発生回路43
が出力するクロックパルスに同期して動作する。
前述のようにカメラボディ1側(表示用CPU11)は、C
ONT端子を“L"レベルにして開放Fナンバー情報を読み
込んだ後に、CONT端子およびRES端子(Fmin3端子)をと
もに“H"レベルにしてレンズCPU30にリセットをかけ
る。
そして表示用CPU11がこのリセットを解除すると、レ
ンズCPU30は特定のデータを演算し、演算した特定のデ
ータを、レンズインターフェース41内のシフトレジスタ
(後述の24ビットシフトレジスタ56)に、カメラボディ
1側から出力されるクロックとは非同期にセット(ロー
ド)する。
このセットされた特定演算データは、カメラボディ1
のクロックにより、シフトレジスタから順次出力され
る。カメラボディのクロックによるこの旧通信(第1の
通信)は、レンズインターフェース41内でハード的に実
行され、本実施例では19バイト分のデータがカメラボデ
ィ1に送られる。
旧通信が終了すると、レンズインターフェース41の▲
▼端子が“L"レベルに立ち下がり、これが
旧通信終了信号となって、レンズCPU30は、カメラボデ
ィ1からの新通信(第2の通信)に切り換える新旧切換
え信号待ち状態となる。
カメラボディ1から新旧切換え信号を受け取ると、レ
ンズCPU30は、DATA端子(Fmin2接点)が“H"レベルであ
ることを確認して、DATA端子を“L"レベルに立ち下げた
後に立ち上げることにより、カメラボディ1に新通信が
可能であることを伝え、新通信を開始する。なおCONT端
子、RES端子は、最初にレンズCPU30が立ち上がると、そ
の状態にホールドされる。
そして新通信では、カメラボディ1から出力される命
令コードにより、撮影レンズ2からカメラボディ1に、
あるいはカメラボディ1から撮影レンズ2にデータが転
送される。この新通信は、撮影レンズ2から出力される
クロックに同期して実行される。
なお、撮影レンズ2とカメラボディ1との間で通信さ
れるデータは、例えば第4表および第5表に示す通りで
ある。
また、撮影レンズ2が、旧通信しかできない旧タイプ
のカメラボディに装着された場合には、カメラボディ側
から出力されるクロックにより上記旧通信が実行され
る。逆に、カメラボディが本実施例のカメラボディ1、
撮影レンズが旧通信しかできない旧タイプの場合には、
カメラボディ1からクロックを出力して旧通信を行な
う。
『インターフェース回路』 次に、第4図を参照して、レンズインターフェース41
の詳細な構成について説明する。
このレンズインターフェース41は、撮影レンズ2との
間で、レンズデータをカメラボディ側(表示用CPU11)
に、特定データおよび特定の算出データを、旧通信にお
いてハード的に出力する入出力手段としての機能と、旧
通信終了後、カメラボディ1の表示用CPU11と撮影レン
ズ2のレンズCPU30との間で直接データ通信可能に切換
える切換え手段により新通信を行なう切換え機能および
新通信機能を備えている。
なお、カメラボディ1は、レンズROMを備えた旧通信
可能な撮影レンズとの間では、上記旧通信が可能であ
り、撮影レンズ2は、旧通信が可能な旧ボディとの間で
は、上記ハード的な旧通信が可能である。
撮影レンズ2がカメラボディ1に装着され、ロックス
イッチSWLがオンされるとカメラボディ1(表示用CPU11
のP16端子)から定電圧がCONT端子を介してレンズイン
ターフェース41に供給される。そしてレンズインターフ
ェース41のVDDB端子からレンズCPU30のVDD端子に基準定
電圧が供給され、レンズCPU30は、この基準定電圧によ
りクロックパルス発生回路43を作動させ、そのクロック
パルスに同期して作動する。レンズインターフェース41
は、前述のVDDB端子、RES端子等の各端子等を有するI/O
ブロック50を備えている。
距離コード板A36およびマクロコード部42は、プルア
ップバッファ回路51に接続されている。プルアップバッ
ファ回路51は、距離コード板A36およびマクロコード部4
2の出力端子レベルを取り込んでそれらをプルアップ
し、初期値データとして3バイトの初期値設定レジスタ
52に並列出力する。なお、このプルアップバッファ回路
51の動作は、NORゲート51aの出力が“H"レベルのときに
実行される。
NORゲート51aの一対の入力には、それぞれ▲▼
端子および▲▼端子が接続されている。旧通信前の
初期状態では、▲▼端子は表示用CPU11により
“L"レベルに、▲▼端子はレンズCPU30により“H"
レベルにそれぞれ保たれているので、NORゲート51aの出
力は“H"レベルとなり、プルアップバッファ回路51が初
期値データ取り込み動作を行なう。
初期値設定レジスタ52にはさらに、内部初期値設定部
53および外部初期値設定部54が接続されている。初期値
設定レジスタ52は、プルアップバッファ回路51、内部初
期値設定部53および外部初期値設定部54から出力される
3バイト分の初期値データをメモリする。
初期値設定レジスタ52の出力群は、データロード回路
55の入力群にバスを介して接続されている。このデータ
ロード回路55は、3バイト分の初期値データを一斉に24
ビットシフトレジスタ56にロードする初期値データロー
ド機能と、後述の演算データ群を1バイト単位で所定の
ロードポイントLPにロードする演算データロード機能と
を備えている。24ビットシフトレジスタ56は、24個のフ
リップフロップFFを有する並列入力直列出力型であり、
その概要を第5図に模式的に示した。
この24ビットシフトレジスタ56は、表示用CPU11から
出力されるクロックパルスによりシフト動作を行ない、
各フリップフロップFFがラッチしたデータを順番にSOUT
端子側に転送し、SOUT端子からシリアルにカメラボディ
1側に出力する。
データロード回路55の入力には、さらに直列入力並列
出力型の8ビットバッファ57が接続されている。レンズ
CPU30が演算した演算データは、レンズCPU30が出力する
クロックに同期して、この8ビットバッファ57にSIS入
力からシリアルに入力される。
8ビットバッファ57のクロックCLK入力にはCLK端子が
接続され、クリアCL入力には▲▼端子が接続され
ている。8ビットバッファ57のQ0〜Q7出力は、後述する
所定の論理ゲート群を介して、24ビットシフトレジスタ
56の24段のフリップフロップFFに対応するプリセットPR
入力に接続されている。
8ビットバッファ57に8ビット分のデータが溜った
ら、その8ビットのデータは、データロード回路55を介
して所定のタイミングで24ビットシフトレジスタ56の所
定のロードポイントLP4、3、2、1、0のいずれかの
後にロードされる。最初の8ビット分の演算データは、
3バイト分の初期値データの直後にロードされ、その後
の演算データは、ロードされた演算データの直後に空き
を生じないように順次ロードされる。
24ビットシフトレジスタ56にロードされた最後のデー
タをラッチしたフリップフロップFFの位置は、UP/DOWN
カウンタ58のカウント値により検出される。ロードポイ
ント用デコーダ59は、UP/DOWNカウンタ58のカウント値
に応じて、8ビットバッファ57にメモリされた1バイト
の演算データをロードする24ビットシフトレジスタ56の
先頭のフリップフロップFFを設定する。例えば、第8図
において、初期値(または演算)データが9番目のフリ
ップフロップFF9までシフトされたときには、ロードポ
イントLP4の後のフリップフロップFF1〜8に1バイトの
演算データが並列にロードされる。
UP/DOWNカウンタ58にバスを介して接続されたロード
パルス発生用デコーダ60は、UP/DOWNカウンタ58のカウ
ント値に応じて、ロードのタイミングを制御する制御パ
ルスを発生する。例えば、24ビットシフトレジスタ56に
ラッチされた最後のデータビットがロードポイントLP0
〜LP4に達する毎にロードパルス(“H"パルス)をロー
ドパルス発生回路61に出力する。
ロードパルス発生用デコーダ60からのロードパルス
と、8ビットバッファフル信号発生回路62からのフル信
号とを受けたロードパルス発生回路61は、ロードパルス
をORゲート63を介してデータロード回路55に出力する。
このロードパルスを受けたデータロード回路55は、8
ビットバッファ57の演算データを、ロードポイント用デ
コーダ59で指定されたロードポイントLPの直後のフリッ
プフロップFFにロードする。
また、ロードパルス発生回路61からロードパルスが出
力されると、その出力毎にUP/DOWNカウンタ58はカウン
ト値を8ビット分デクリメントする。これにより、UP/D
OWNカウンタ58のカウント値は、24ビットシフトレジス
タ56にロードされたデータの最後のデータビットをラッ
チしたフリップフロップFFのナンバーとなる。
ORゲート63には、一方の入力にロードパルス発生回路
61の出力が接続され、他方の入力には、(インバータ63
aを介して)I/Oブロック50のリセット端子▲▼が
接続されている。リセット端子▲▼は、起動直前
は“L"レベルであり、旧通信の際には“H"レベルに保持
される。したがって、通信開始後にロードパルス発生回
路61から“H"レベルのロードパルスが出力されると、そ
の出力毎にORゲート63から“H"レベルのロードパルスが
出力され、データロード回路55がロード動作を行なう。
8ビットバッファフル信号発生回路62は、8進カウン
タ71のCARRY出力からキャリー信号を受けてフル信号を
発生する。8進カウンタ71は、レンズCPU30から出力さ
れるクロックパルスがシリアルクロックCLK入力に入る
毎にカウントアップし、桁が上がる毎にキャリー信号を
CARRY出力から出力する。また、レンズCPU30は、このシ
リアルクロックに同期して、演算したデータを8ビット
バッファ57のSIS入力に出力する。
ORゲート63の出力は、インバータ63bを介して8ビッ
トバッファフル信号発生回路62のクリア端子CLに接続さ
れていて、クリア端子CLのレベルが“L"レベルに立ち下
がると、8ビットバッファフル信号発生回路62がクリア
され、出力が初期状態に戻る。
初期値/8ビットバッファ切換え回路64は、24ビットシ
フトレジスタ56に、初期値データをロードするか、また
はレンズCPU30で演算され、8ビットバッファ57にラッ
チされた演算データをロードするのかの切換え動作を行
なう。初期値/8ビットバッファ切換え回路64のQ出力お
よび出力はデータロード回路55に接続され、CL入力は
▲▼端子に接続され、クロック入力はインバータ
64aを介してSCK端子に接続され、D入力には基準電圧
(“H"レベル)が入力されている。
初期値/8ビットバッファ切換え回路64は、初期状態で
は▲▼端子が“L"レベルなので、Q出力が“L"レ
ベル、出力が“H"レベルである。このレベル状態にお
いて、初期値データが24ビットシフトレジスタ56にロー
ドされる。
その後、表示用CPU11により▲▼端子が“H"レ
ベル立され、表示用CPU11からのクロックパルスが立ち
上がると、Q出力および出力レベルが反転してラッチ
される。この状態で、8ビットバッファ57のデータが24
ビットシフトレジスタ56にロード可能になる。
24ビットシフトレジスタ56のクロック入力には、表示
用CPU11からのシリアルクロックが、一発目SCKキャンセ
ル回路65を介して入力される。この一発目SCKキャンセ
ル回路65は、通信開始後、最初のクロックパルスをキャ
ンセルして2発目以降のクロックパルスを24ビットシフ
トレジスタ56に入力する。24ビットシフトレジスタ56
は、このシリアルクロックによりシフト動作を行なう。
リアコンバータ(▲▼)信号発生回路66は、3バ
イトの初期値データおよび13バイトの演算データの転送
が終了したときに、UP/DOWNカウンタ58のカウント値に
基づいて、リアコンバータ(図示せず)のデータを表示
用CPU11に転送させるリアコンバータ▲▼信号
(“L"レベル)を出力する。このリアコンバータ▲
▼信号により、24ビットシフトレジスタ56と表示用CPU1
1との接続が解かれ、表示用CPU11にはリアコンバータが
接続される。この間、表示用CPU11とレンズインターフ
ェース41との間(DATA端子間)は、ハイインピーダンス
状態に保持される。
リアコンバータ信号発生回路66には、8ビットバッフ
ァフル信号発生回路62の出力が入力されている。通常▲
▼信号は、24ビットシフトレジスタ57が空になると
出力されるが、LP0の場合のロードポイントもあるの
で、この時バッファフルであれば、▲▼信号が出力
しないようにするために、リアコンバータ信号発生回路
66には、8ビットバッファフル信号発生回路62の出力が
入力されている。
旧通信終了(▲▼)信号発生回路67は、
UP/DOWNカウンタ58のカウント値が19バイト分のデータ
転送が終了したことを表わす値になったときに、旧通信
を終了するための旧通信終了信号▲▼
(“L"レベル)をI/Oブロック50の▲▼入
力に出力する。この信号により、レンズCPU30は旧通信
終了を知り、旧通信を終了する。
リセット回路68は、レンズCPU30をリセットするリセ
ット回路である。リセット回路68の▲▼端子に
は、表示用CPU11からリセットパルスがインバータ75等
を介して入力され、DATA入力には、表示用CPU11から新
レンズであることを識別するパルスがDATA端子を介して
入力され、STOP入力には、レンズCPU30をスリープモー
ドにするストップ信号発生回路69のQ出力が入力されて
いる。
また、リセット回路68の▲▼出力は、▲
▼端子を介してレンズCPU30の▲▼端子
に接続され、CRES出力は、ディレイコンデンサC1を介し
て接地されている。したがってCRES出力は、“H"レベル
から“L"レベルに落ちる時間が所定時間遅延される。
ストップ信号発生回路69は、リセット回路68を作動さ
せてレンズCPU30をスリープモードにするための回路で
ある。ストップ信号発生回路69のD入力には、8ビット
バッファ57のQ1出力が接続され、クロック入力には、I/
Oブロック50の▲▼端子が接続されている。そし
て、Q出力は、リセット回路68のSTOP入力に接続されて
いる。
シリアルクロック(SCK)切換え回路70は、CLK端子か
ら出力されるクロックを、カメラボディ1の表示用CPU1
1から出力されるものと、レンズCPU30からのものとに択
一的に切換えるクロック切換え回路である。撮影レンズ
2がカメラボディ1に装着されている場合において、SC
K切換え回路70は、レンズCPU30からのシリアルクロック
を、旧通信中にCLK出力に出力し、新通信の際には表示
用CPU11に対して出力する。
SCK切換え回路70のクリアCL入力には▲▼端子
が接続され、クロック入力には▲▼端子が接続さ
れ、D入力には8ビットバッファ57のQ0出力が接続され
ている。また、Q出力はI/Oブロック50のSCKOUT端子に
接続され、出力はI/Oブロック50のSCKIN端子に接続さ
れている。
SCK切換え回路70のQ出力は、旧通信中は“L"レベル
であるのが、旧通信が終了すると、8ビットバッファ57
のQ0データが“H"レベルのときに、▲▼端子のレベ
ルが立ち上がるとと“H"レベルに反転する。この反転動
作により、上記クロックの切換えが行なわれる。
8進カウンタ71のCLK入力には、CLK端子からシリアル
クロックが入力されていて、旧通信中はこのレンズCPU3
0からのクロクをカウントする。8進カウンタ71のCARRY
出力からは、8パルス分カウントする毎にキャリー信号
が出力される。CL入力には▲▼端子が接続されて
いて、初期状態においてリセットされる。
デコーダ72は、8進カウンタ71のカウント値を受け
て、コード板データ選択回路73が取り込むデータビット
をデコードする。コード板データ選択回路73はそのデコ
ードに同期して、プルアップバッファ回路51を介して距
離コード板A36またはマクロコード42のデータを選択し
てDATA端子から出力する。この選択されたデータは、レ
ンズCPU30に取り込まれる。
以上が、レンズインターフェース41の構成および概略
の動作である。
『I/Oブロック』 次に、第5図を参照してI/Oブロック50の詳細な構成
について説明する。
先ず、カメラボディ1の表示用CPU11のP12端子と接続
されるRES端子、P10端子と接続される▲▼端子お
よびP11端子と接続されるDATA端子について説明する。
RES端子は、インバータ57を介して▲▼出力に
接続されているので、RES端子のレベルは、反転されて
▲▼出力から出力される。このRES端子には、表
示用CPU11からリセット信号が出力される。
RES端子とインバータ57との間にはトランジスタTr3の
エミッタが接続され、このトランジスタTr3のベースはS
LCT3端子に接続され、コレクタは接地されている。
▲▼端子は、インバータ76を介してANDゲート7
7の一方の入力と、トライステートバッファ78の入力
と、トライステートバッファ79の出力とに接続されてい
る。ANDゲート77の出力はSCK出力に接続され、トライス
テートバッファ78の出力およびトライステートバッファ
79の入力は、CLK端子およびCLK出力にそれぞれ接続され
ている。ANDゲート77の他方の入力には、▲
▼入力が接続されている。
また、▲▼端子には、トランジスタTr1のエミ
ッタが接続され、トランジスタTr1のベースはSLCT1端子
に接続され、コレクタは接地されている。
DATA端子は、トライステートバッファ80の出力と、マ
ルチプレクサ81の一対のデータ入力の一方およびDATA出
力のそれぞれに接続されている。マルチプレクサ81の出
力は、SOS端子に接続されている。
次に、レンズCPU30と接続されるCLK端子、SOS端子、S
IS端子、▲▼端子および▲▼端子について説
明する。
CLK端子は、CLK出力およびトライステートバッファ79
の入力に接続されている。このCLK端子は、レンズCPU30
の▲▼端子との間でクロックパルスの入出力を行
なう。CLK出力には、表示用CPU11からのクロックまたは
レンズCPU30からのクロックが出力される。
CLK端子、CLK出力間と、▲▼端子、インバータ
76間との間に、互いに逆方向のトライステートバッファ
78、79が並列に接続されている。したがってこれらによ
り、▲▼端子とCLK出力との断続、およびCLK端子
と▲▼端子との断続が、択一的に制御される。
トライステートバッファ79のコントロール入力には、
ANDゲート83の出力が入力されている。ANDゲート83の一
対の入力の一方は、ANDゲート84の出力に接続され、他
方にSCKOUT入力に接続されている。ANDゲート84の入力
の一方には、インバータ86を介して▲▼入
力が接続され、他方には▲▼端子が接続されてい
る。
SOS端子は、マルチプレクサ81の出力に接続されてい
る。マルチプレクサ81のデータ入力の一方はDATA端子に
接続され、他方はCODE入力に接続されている。したがっ
てSOS端子からは、表示用CPU11またはマクロコード部42
あるいは距離コード板A36からのデータが択一的に出力
される。
マルチプレクサ81の一方の制御入力には▲▼端子
が接続され、他方の制御入力にはインバータ90を介して
▲▼端子が接続されている。したがって、マルチプ
レクサ81の入力切換えは、▲▼端子により行なわれ
る。▲▼端子が“L"レベルのときには、CODE入力の
データがSOS端子から出力され、“H"レベルのときに
は、DATA端子のデータがSOS端子から出力される。
SIS端子には、レンズCPU30のSO端から出力されたデー
タが入力される。このSIS端子は、SIS出力およびマルチ
プレクサ87の他方のデータ入力に接続されている。した
がってSIS端子は、マルチプレクサ87により、SOUT入力
との間で択一的にDATA端子に接続される。また、SIS出
力は、8ビットバッファ57のSIS入力に接続されてい
る。したがって、レンズCPU30のSO端子から出力された
データは、直接DATA端子に、または24ビットシフトレジ
スタ56を介してDATA端子に出力される。
▲▼端子は、上述の通り、マルチプレクサ81の一
方の制御入力および他方の制御入力にインバータ90を介
して接続されているほか、ANDゲート84の他方の入力に
接続されている。したがってこの▲▼端子は、レン
ズインターフェース41からレンズCPU30に送るデータ
を、コード板(マクロコード部42および距離コード板A3
6)のデータと、表示用CPU11からのデータとの間で選択
する選択端子としての機能を有し、コード板のデータを
レンズCPU30が入力するときには、▲▼端子とレ
ンズCPU30のCLK端子の接続を断つようになっている。
▲▼端子は、インバータ82を介してORゲート88
の入力に接続されている。これは、旧通信時以外のとき
に、トライステートバッファ80の接続を制御する制御端
子として機能する。
次に、初期状態、旧通信状態および新通信状態の各状
態において機能する端子のレベルについて説明する。
初期状態では、表示用CPU11により、リセットRES端子
およびシリアルクロック▲▼端子が“H"レベルに
保たれる(第10図の時刻aよりも前の状態参照)。この
初期状態において、距離コード板A36、マクロコード板4
2等の初期値データが24ビットシフトレジスタ56にロー
ドされる。
旧通信開始時には、リセットRES端子からリセットパ
ルス(“L"レベル)が出力される。一方レンズCPU30
は、このリセットパルスを受けてイニシャライズを行な
う。この際、初期値設定レジスタ52にセットされた初期
値が24ビットシフトレジスタ56にロードされる(第10図
の時刻a参照)。
▲▼端子および▲▼端子は“H"レベルに保
持され、レンズCPU30からのクロックパルスがCLK端子に
出力され、表示用CPU11からのクロックパルス▲
▼端子から出力される。この旧通信の間、▲
▼入力および▲▼入力のレベルは“H"である。こ
の状態において、SOUT入力に出力されたデータがDATA端
子から出力される。
16バイト分のデータ転送が終了すると、▲▼入力
が“L"レベルに落されて、SOUT入力とDATA端子との接続
が解除される。この間に、リアコンバータが装着されて
いるときにはリアコンバータから3バイト分のデータが
表示用CPU11に出力される。
19バイト分の初期データ転送が終了すると、▲
▼入力が“L"レベルに落ちて、SCK出力へのカメ
ラボディ1からのクロックパルスが遮断される。
『リセット回路』 次に、第6図および第7図を参照して、リセット回路
68の回路構成を、より詳細に説明する。
▲▼入力にはI/Oブロック50の▲▼端子
が接続され、DATA入力にはI/Oブロック50のDATA端子が
接続され、STOP入力にはSTOP信号発生回路69のQ出力が
接続されている。そして、▲▼出力はレンズCP
U30の▲▼端子に接続され、CRES出力はディ
レイコンデンサC1に介して接地されている。
▲▼入力は、NANDゲート91の一対の入力の一方
およびプルダウン抵抗R1を介してCRES端子に接続されて
いる。NANDゲート91の出力は、MOS型電界効果トランジ
スタFET1のゲートに接続されている。トランジスタFET1
のドレインは、抵抗R1とCRES出力との間に接続され、ソ
ースは接地されている。抵抗R1とCRES出力との間は、直
列のシュミットインバータ93およびインバータ94を介し
て▲▼出力端子に接続されている。
DATA入力端子は、ORゲート96の一対の入力の一方に接
続され、STOP入力端子はインバータ95を介してORゲート
96の他方の入力に接続されている。そしてORゲート96の
出力は、NANDゲート91の他方の入力に接続されている。
このリセット回路68におけるタイミングチャートを、
第7図に示した。初期状態では、RES端子およびDATA端
子が“H"レベル、▲▼端子、STOP端子および▲
▼端子は“L"レベルである。
RES端子(Fmin3端子)が表示用CPU11により“L"レベ
ルに立ち下げられると、このRES端子のレベルがインバ
ータ75により反転されるので、▲▼端子が“H"レ
ベルに立ち上がる。これにより、CRES入力が“H"レベル
に上がり、▲▼出力はシュミットインバータ93
およびインバータ94を通って“H"レベルに立ち上がる。
上記状態においては、DATA端子レベルが立ち下がって
も、ORゲート96の出力は“H"レベルのまま維持され、NA
NDゲート91の出力が“L"レベルのまま維持されて電界効
果トランジスタFET1のオフ状態が維持されるので、▲
▼端子は“H"レベルに維持される。
STOP端子(ストップ信号発生回路69のQ出力)が“H"
レベルになった状態でDATA入力が“L"レベルに立ち下が
ると、ORゲート96の出力が“L"レベルに変わり、NANDゲ
ート91の出力が“H"レベルに変わって電界効果トランジ
スタFET1がオンするので、▲▼端子が“L"レベ
ルに変わる。これによりレンズCPU30には、リセットが
かかる。
『24ビットシフトレジスタ』 次に、第8図〜第9図および第6表を参照して、デー
タロード回路55、24ビットシフトレジスタ56の構成およ
びロード態様を説明する。第9図のフリップフロップFF
1〜FF8は、24ビットシフトレジスタ56の最初の8bit分の
フリップフロップであり、これは、第8図のNO.1〜8の
フリップフロップに対応する。
LP3、LP4端子にはそれぞれ、ロードポイント用デコー
ダ59から、8ビットバッファ57のデータをロードポイン
トLP3またはLP4にロードするときに択一的にロードポイ
ントパルス(“H"レベル)が出力される。
LD端子には、ロード時にロードパルス発生回路61から
ORゲート63を介してロードパルス(“H"レベル)が出力
される。
▲▼端子には、表示用CPU11からI/Oブロック50
の▲▼端子を介してリセットパルスが入力され
る。
SCK′端子には、I/Oブロック50のSCK端子から、一発
目SCKキャンセル回路65を介してシリアルクロックパル
スが入力される。
端子およびQ端子はにそれぞれ、初期値/8ビットバ
ッファ切換え回路64の出力およびQ出力が接続されて
いる。
第1段目のフリップフロップFF1のD入力は接地さ
れ、第2段目以降のフリップフロップFF2〜FF8のD入力
には、前段のフリップフロップFF1〜FF7のQ出力が接続
されている。このように第1段目のフリップフロップFF
1のD入力が接地されているので、フリップフロップFF1
のQ出力の初期値は“L"レベルである。
各フリップフロップFF1〜FF8のプリセットPR入力に
は、データロード回路55からのデータパルスが入力さ
れ、クリアCL入力には、プリセットPR入力のデータ(レ
ベル)をラッチするクリアパルスが入力される。
また、各フリップフロップFF1〜FF8は、SCK′端子か
ら出力されるクロックパルスの立ち上りによってシフト
動作を行なう。
フリップフロップFF2〜FF4の周辺回路構成は、第1段
目のフリップフロップFF1の周辺回路構成と同様であ
り、フリップフロップFF6〜FF8の周辺回路構成は、第5
段目のフリップフロップFF5の周辺回路構成と同様なの
で、第1段目および第5段目のフリップフロップFF1、F
F5の周辺の構成について説明する。
1バイト単位のデータの各bitは、Q0〜Q7出力から、
論理ゲート群を介して対応する各フリップフロップFFの
プリセットPR入力から入力される。初期値設定レジスタ
52および8ビットバッファ57のQ0〜Q7データは、それぞ
れ論理ゲートを介してフリップフロップFF1〜FF8のプリ
セット入力に入力される。
第1段目のANDゲート101Aの一方の入力には端子が
接続され、他方の入力には、初期値設定レジスタの出力
端子であるINIT23端子が接続されている。したがってそ
のANDゲート101Aは、INIT23端子の初期値データをフリ
ップフロップFF1に出力する。
第1段目の他方のANDゲート101Bの3個の入力には、
左側から、LP4端子、8ビットバッファ57のQ0端子およ
び初期値/8ビットバッファ切換回路64のQ端子が接続さ
れている。したがってANDゲート101Bは、8ビットバッ
ファ57のQ0端子のデータをフリップフロップFF1に出力
する。
5段目のANDゲート105Aの一方の入力は、ANDゲート10
1Aの一方の入力と同様に端子に接続され、他方の入力
には、初期値設定レジスタ52のデータ出力端子であるIN
IT19端子が接続されている。したがってANDゲート105A
は、INIT19端子の初期値データをフリップフロップFF5
に出力する。
5段目のANDゲート105Bの3個の入力には、図におい
て左端からLP4端子、8ビットバッファ57のQ4端子およ
び初期値/8ビットバッファ切換回路64のQ端子が接続さ
れている。したがってANDゲート105Bは、8ビットバッ
ファ57のQ4端子のデータをフリップフロップFF5に出力
する。
ANDゲート105Cの3個の入力には、図において左端か
らLP3端子、8ビットバッファ57のQ0端子および初期値/
8ビットバッファ切換回路64のQ端子が接続されてい
る。したがってANDゲート105Cは、8ビットバッファ57
のQ0端子のデータをフリップフロップFF5に出力する。
以上の通り、ANDゲート101A、105Aは、初期値データ
をフリップフロップFF1、FF5にロードし、ANDゲート101
Bは、8ビットバッファ57のQ0のデータをフリップフロ
ップFF1にロードし、ANDゲート105Bは、8ビットバッフ
ァ57のQ4のデータを、ANDゲート105Cは、8ビットバッ
ファ57のQ0のデータをそれぞれフリップフロップFF5に
ロードする。
以上の通りこの回路は、24ビットの初期値データを対
応する各フリップフロップFFにロードし、さら8ビット
バッファ57のQ0〜Q8のデータを、4ビット段階で右にシ
フトさせた所定の位置にロードし得る構成である。
ANDゲート101A、101Bの出力は、ORゲート111の一対の
入力の一方にそれぞれ接続されている。したがってAND
ゲート101A、101Bの一方の出力が“H"レベルになると、
ORゲート111の出力が“H"レベルになる。
ANDゲート105A、105B、105Cの出力は、ORゲート115の
入力の一つに接続されている。したがってANDゲート105
A、105B、105Cの出力の一つが“H"レベルになると、OR
ゲート115の出力が“H"レベルになる。
ORゲート111の出力は、NANDゲート121の一対の入力の
一方、およびインバータ131を介してNANDゲート141の一
対の入力の一方に接続されている。NANDゲート121およ
びNANDゲート141の他方の入力にはそれぞれ、ORゲート1
52の出力が接続されている。そして、NANDゲート121の
出力はプリセットPR入力に接続され、NANDゲート141の
出力はCL入力に接続されている。
同様に、ORゲート115の出力は、NANDゲート125の一対
の入力の一方およびインバータ135を介して、NANDゲー
ト145の一対の入力の一方に接続されている。NANDゲー
ト125およびNANDゲート145の他方の入力にはそれぞれ、
ORゲート156の出力が接続されている。そしてNANDゲー
ト125および145の出力はそれぞれ、フリップフロップFF
5のプリセットPR入力およびCL入力に入力される。
したがってNANDゲート121の出力は、ORゲート152の出
力が“H"で、ORゲート111の出力が“H"のときに“L"レ
ベルになり、“H"レベルのデータがフリップフロップFF
1にロードされる。
また、NANDゲート141の出力は、ORゲート152の出力が
“H"で、かつORゲート111の出力が“L"のときに“L"レ
ベルとなり、“L"レベルのデータがフリップフロップFF
1にロードされる。
一方、NANDゲート125の出力は、ORゲート156の出力が
“H"で、ORゲート115の出力が“H"のときに“L"レベル
になって、“H"レベルのデータがフリップフロップFF5
にロードされる。また、NANDゲート145の出力は、ORゲ
ート156の出力が“H"で、かつORゲート115の出力が“L"
のときに“L"レベルとなって“L"レベルのデータがフリ
ップフロップFF5にロードされる。
LP3端子は、ANDゲート105Cの入力の1個と、ORゲート
154の一対の入力の一方に接続されている。ORゲート154
の他方の入力にはLP4端子が接続されている。したがっ
て、LP3、LP4端子の一方が“H"レベルになると、ORゲー
ト154の出力は“H"レベルになる。
ORゲート154の出力は、ANDゲート155の一対の入力の
一方に入力されている。ANDゲート155の他方の入力に
は、LD端子が接続されている。したがってANDゲート155
は、LP3端子またはLP4端子の出力の一方が“H"レベルに
なり、かつLD端子のレベルが“H"になったときに出力が
“H"レベルとなる。
ANDゲート155の出力は、ORゲート156の一対の入力の
一方に入力されている。ORゲート156の他方の入力に
は、インバータ153を介して▲▼端子が接続され
ている。ORゲート156の出力は、前述の通り、NANDゲー
ト125、145の一方の入力に接続されている。
LP4端子は、ANDゲート151の一方の入力、ORゲート154
の一方の入力およびANDゲート105BおよびANDゲート101B
の入力の一個に接続されている。
LD端子は、ANDゲート151およびANDゲート155の他方の
入力に接続されている。
▲▼端子は、インバータ153を介して、ORゲー
ト152、156の一方の入力にそれぞれ接続されている。
SCK′端子はシフト動作を行なわせるクロック端子で
あって、フリップフロップFF1〜FF8のクロック入力に接
続されている。
端子およびQ端子は、初期値データをロードする
か、8ビットバッファ57の出力データをロードするかを
選択する端子で、端子は、ANDゲート101A、105Aの一
方の入力に接続され、Q端子は、ANDゲート101B、105
B、105Cの入力の一つに接続されている。
『旧通信におけるデータのロード動作』 次に、第9図に示したロード回路の、旧通信時におけ
るデータロード動作について説明する。第10図は、同ロ
ード動作のタイミングチャートである。
初期状態では、RES端子、▲▼端子および端
子が“H"レベルであるから、フリップフロップFF1〜FF8
には、INIT23〜INIT16端子の初期値データがロードされ
る。
RES端子が“L"レベルに立ち下がり、▲▼端子
が“H"レベルに立ち上がると、初期値データのロードが
終了する(時刻a)。
続いて、カメラボディ1からのシリアルクロックが▲
▼端子から出力される。UP/DOWNカウンタ58は、
このクロックパルスのカウントを開始する。
一発目SCKキャンセル回路65は、入力されたSCKクロッ
クパルスのうち、最初の一発目をキャンセルして2発目
からSCK′クロックパルスとして24ビットシフトレジス
タ56に出力する。このSCK′クロックパルスにより、フ
リップフロップFFのシフト動作が始まる。
また、初期値/8ビットバッファ切換回路64のCL入力に
入力される▲▼パルスが“H"レベルになるので、
▲▼クロックパルスが立ち上がると、Q、出力
が反転して、Q出力が“H"に、出力が“L"レベルにな
り、8ビットバッファ57のQ0〜Q7端子のデータがロード
可能になる(時刻b)。
7個のSCK′パルスがフリップフロップFFに入力され
ると、フリップフロップFF1〜FF8は空になる。ここでUP
/DOWNカウンタ58のカウント値が7になると、ロードパ
ルス発生用デコーダ59は、▲▼クロックパルスの
8個目の立ち下がりによりLP4パルスを立ち上げて“H"
レベルに保持する。この状態で8進カウンタ71からキャ
リー信号が出力されると、ロードパルス発生回路61を介
して“H"レベルのLDロードパルスが出力され、8ビット
バッファ57のQ0〜Q7端子のデータがフリップフロップFF
1〜FF8にロードされる。
しかし本実施例では、この時点では8ビットバッファ
57がフルになっていないので8進カウンタ71からキャリ
ー信号が出ず、8ビットバッファ57のデータはロードさ
れない。
さらに▲▼クロックパルスの出力が継続されて
初期値データがシフトされる。▲▼クロックパル
スが12個目の立ち下がりを生じたら、ロードポイント用
デコーダ59は、LP4パルスを立ち下げ、LP3パルスを立ち
上げる(時刻d)。これにより、フリップフロップFF5
〜FF8にQ0〜Q3端子のデータロードが可能になる。な
お、Q4〜Q7端子データは、フリップフロップFF8よりも
後段のフリップフロップFFにロード可能な状態となって
いる。
このとき、8ビットバッファ57がフルになって8進カ
ウンタ71からキャリーパルスが出力されているときに
は、ロードパルス発生用デコーダ60からロードパルスが
出力されるので、LDロードパルスが立ち上がる。これに
より、フリップフロップFF5〜FF8にQ0〜Q3端子のデータ
がロードされる(時刻e)。このロードにより、UP/DOW
Nカウンタ58のカウント値は8デクリメントされ、「1
3」から「5」に戻る。
さらに、▲▼クロックパルスが4個出力され
て、UP/DOWNカウンタ58のカウント値が7から8に変わ
るときのSCKクロックパルスの立ち下がりによりLP4パル
スが立ち上がり、ロードポイントLP4にデータのロード
が可能な状態となる(時刻h)。
LDパルスが出力されると、8進カウンタ71からキャリ
ー信号が出力され、Q0〜Q7端子のデータがフリップフロ
ップFF1〜FF8にロードされる(時刻i)。
以上のハード的動作を繰り返すことにより、先ず、3
バイトの初期値データが24ビットシフトレジスタ56にロ
ードされ、これらのデータが24ビットシフトレジスタ56
から1bitずつシフトされながらシリアルに出力され、DA
TA端子を介してカメラボディ1(表示用CPU11)に転送
される。
そして、この初期値データのロードおよびシフト動作
をしている間に、レンズCPU30は所定の演算を実行す
る。そして演算データが、上記の通り8ビットバッファ
57から24ビットシフトレジスタ56に1バイト単位でロー
ドされ、初期値データ群に引き続いて24ビットシフトレ
ジスタ56からカメラボディ1側に転送される。
3バイトの初期値データ群および13バイトの演算デー
タの転送が終了すると、リアコンバータ信号発生回路66
から“L"レベルの▲▼パルスが出力され、SOUT端子
とDATA端子との接続が断たれる。この遮断後に、リアコ
ンバータが装着されているときにはリアコンバータの3
バイト分のデータが、レンズCPU30のクロックに同期し
てカメラボディ1側に転送される。
この3バイトのリアコンバータデータ転送が終了する
と、旧通信終了信号発生回路67から旧通信終了▲
▼パルス(“L"レベル)が出力され、旧通信が終
了する。なお、リアコンバータが装着されていなくて
も、19バイト分のデータ転送時間が経過してから旧通信
終了▲▼パルスが出力される。
旧通信終了信号(▲▼パルス)が出力さ
れると、この信号を入力したレンズCPU30は新通信の準
備を開始し、表示用CPU11から出力される新旧切換えコ
マンドを受けると、アクノリッジ信号を出してから次の
動作に入る。
次に、新通信時の動作について説明する。旧通信が終
了した状態では、表示用CPU11は、CONT端子、▲
▼端子およびDATA端子を“H"レベルに保ち、RES端子を
“L"レベルに保っている。
一方レンズCPU30はSI端子(SIS端子)SO端子(SOS端
子)およびP43端子(▲▼端子)およびP40端子(▲
▼端子)を“H"レベルに保ち、レンズCPU30に
は、DATA端子からの入力を受付け得る状態になってい
る。
表示用CPU11は、新通信開始時に、DATA端子レベルを
“L"に立ち下げて立ち上げ、新ボディであることを識別
する新ボディ信号を撮影レンズ2(レンズCPU30)に送
る。するとレンズCPU30は、▲▼を“L"レベルに落
としてクロックをCLK端子に出力し、SIS端子に▲
▼切換えデータを出力してレンズ側のクロックを▲
▼端子に出力可能な状態に切換え、SOS端子からコー
ド板36、42のデータを入力して上記旧通信終了時の状態
に戻る。
表示用CPU11は、レンズCPU30から必要なデータを入力
するとき、またはレンズCPU30に所定の制御させるとき
には、レンズCPU30から出力されるCLKクロックに同期さ
せて、DATA端子に所定の命令コードを出力する。この命
令コードを受けたレンズCPU30は、受信アクノリッジ信
号をDATA端子に出力するとともに、受信したコードに応
じて、所定の演算等を実行し、演算データをSIS端子に
出力する。SIS端子に出力されたデータ信号は、第5図
に示すように、マルチプレクサ87を介してDATA端子に出
力され、表示用CPU11に入力される。
以上本実施例では、演算を要しない初期値データをデ
ータ3バイトとしたが、これに限定されず、2バイトで
も、4バイトでも何バイトでもよい。シフトレジスタ
は、上記初期値データに合わせて、または関係なく24ビ
ットシフトレジスタ56以外のもので構成できる。例え
ば、16ビットあるいは32ビットシフトレジスタ等にする
こともできる。
次に、本カメラシステムの主要動作について、フロー
チャートを参照してより詳細に説明する。
『表示用CPUのタイマールーチン』 表示用CPU11のメイン動作(タイマールーチン)につ
いて、第12図に示した動作フローチャートを参照して説
明する。なおこの動作は、表示用CPU11の内部ROMに格納
されたプログラムに基づいて、表示用CPU11により実行
される。
表示用CPU11は、先ずロックスイッチSWLのON/OFFをチ
ェックし、オフのときにはスイッチによる割込みを禁止
して、ロックフラグFLOCKの状態からレンズ収納が完了
しているかどうかをチェックする(S11〜S14)。
多くの撮影レンズは、フォーカシング、ズーミングに
よりレンズの全長が変化する。したがって、撮影しない
ときには、撮影レンズの全長をできるだけ短くした方
が、収納および持ち運びに便利である。
そこで、このカメラシステムでは、ロックスイッチSW
Lがオフされた時点で、オートフォーカス機構31および
オートパワーズーム機構32により、撮影レンズ2を最も
コンパクトな状態に自動的に収納する。
しかし、ロックスイッチSWLのオフがレンズ収納を意
図したものでない場合がある。例えば、焦点距離および
ピントをそのままにした状態で待機していたい場合等に
は、省電力のためにロックスイッチSWLをオフすること
がある。このときにレンズが自動収納してしまうと、撮
影するときに再度焦点距離およびピントを調整しなおさ
なければならず、面倒である。
そこで、このカメラシステムでは、ロックスイッチSW
Lがオンからオフに切換えられたときにその時の焦点距
離およびピントを記憶して収納動作を行なう。そして、
再度ロックスイッチSWLがオンされたときに、収納前の
レンズ状態に自動的に復帰する構成としてある。このよ
うに構成すれば、ロックスイッチSWLのオフが収納を意
図する場合であってもしない場合であっても、いずれに
しても不都合が無くなる。
このカメラシステムでは、オートフォーカス機構31に
関する収納および復帰動作はメインCPU10が制御し、パ
ワーズーム機構32に関する収納および復帰動作はレンズ
CPU30が制御する。但し、メインCPU10とレンズCPU30と
には必要なときにのみ電源が供給され、不要時には電源
が落されているため、収納、復帰のデータは、常時動作
している表示用CPU11が管理する。
ステップS15〜S18はレンズ収納処理である。ズーミン
グはレンズCPU30が管理するので、収納動作に関するコ
マンドコード90HをレンズCPU30に対して送出するととも
に、ズームコード板37から収納前の焦点距離データを入
力する。オートフォーカス機構31はカメラボディ1側で
制御するので、ステップS17のAF収納サブルーチンにお
いてメインCPU10により処理する。
AF収納が終了すると、ロックフラグFLOCKを降ろして
(「0」にして)ステップS19に進む(S18)。なお、撮
影レンズ2が収納されていた場合には、ロックフラグF
LOCKが「0」なので、上記ステップS15〜S18をスキップ
する。
ステップS19では、P16端子(CONT端子)を“L"レベル
に落してレンズCPU30の電源を落し、さらにLCD12の電源
をオフした後(S20)、タイマー処理により、125msの周
期でこのタイマールーチンを実行する(S21〜S23)。ロ
ックスイッチSWLがオフの間は、このタイマー処理によ
る間欠処理を繰り返している。
ステップS12の処理時にロックスイッチSWLがオンされ
ていた場合には、表示用CPU11は、ステップS24でロック
フラグFLOCKの状態をチェックし、これが「0」であれ
ばメインCPU10によりAF復帰処理を実行して撮影レンズ
のピントを収納前と同じ状態に復帰させる。
ステップS26においては、レンズデータ入力処理をコ
ールしていかなるレンズが装着されているかを判断する
とともに、必要ないし可能であれば、レンズCPU30にズ
ーム機構の復帰動作を行なわせる。
データ入力処理が終了すると、ステップS27におい
て、測光スイッチSWSおよびレリーズスイッチSWRによる
割込みを許容してレリーズ可能状態としてからステップ
S28に処理を進める。
そして、ステップS28〜S35においては、モードスイッ
チSWM、ドライブスイッチSWDR、露出補正スイッチSWXV
およびアップダウンスイッチSWUP、DNが操作されたとき
に、その操作に応じたモード等の変更処理と、選択され
たモードの表示処理を行なう。
モードスイッチSWM等のいずれもが操作されていない
とき、あるいはそのスイッチ操作が終了したときには、
ステップS21〜S23に進んでタイマー処理による間欠動作
に入る。
『レンズデータの入力処理』 次に、タイマールーチンのステップS26でコールされ
るレンズデータの入力処理に関するサブルーチンについ
て、第13図に示した動作フローチャートおよび第11図の
タイムチャートに基づいて説明する。この処理は、表示
用CPU11により実行される。
先ず、レンズ判別用の3個のレンズ種別フラグFAE、
FCPU、FLROM、FNOを「0」にセットする(S40)。こ
こで、フラグFAEは、レンズROMを備えない従来の旧AE
レンズであることを識別し、フラグFCPUは、レンズCPU
を備えた新CPUレンズ、例えば第1、3図等に示したレ
ンズCPU30を備えた本実施例の撮影レンズ2であること
を識別する。フラグFLROMは、レンズROMを備えた従来
のAEレンズであることを識別し、フラグFNOは、レンズ
が装着されていないこと、またはNGの場合を識別するフ
ラグFである。
次に、ロックフラグFLOCKが立っているかどうかをチ
ェックし、立っていなければステップS42に進み、立っ
ていればステップS49にスキップする。
ステップS42では、撮影レンズ2との間でシリアル通
信に使用するP10〜P12端子を入力モードに設定し、次に
P16端子(Cont接点)のレベルを入力しチェックする(S
43、S44)。
装着されたCONT接点が設けられていない場合には、ボ
ディ側CONT接点がレンズ側マウント面に接触してGNDレ
ベルになるので、レンズROMをもたない旧AEレンズであ
ることが分かる。
旧AEレンズのときには、P10〜P15端子のレベルを入力
して、開放Fナンバー、最小絞りFナンバーに関するデ
ータおよびA/M切換えデータを読み込み、旧AEレンズフ
ラグFAEを立ててリターンする(S45、S46)。
Cont接点が“H"レベルのときには、撮影レンズが装着
されていないか、レンズデータを有するレンズである。
そこで、P16端子を“L"レベルに下げて撮影レンズへの
電源を落し、P10〜P15端子のレベルを入力する(S4
8)。
第3図に示すように、レンズ側Fmin1〜Fmin3接点にト
ランジスタTrが接続されているときには、オンするトラ
ンジスタTrとしないトランジスタTrの組み合わせにより
変わるレンズ側Fmin1〜Fmin3接点レンズの組み合わせに
より開放Fナンバーが分かり、スイッチSWFmax1、SWFma
x2のON/OFFにより変わるレンズ側Fmax1およびFmax2接点
レベルの組み合わせにより最大Fナンバーが分かり、さ
らに絞りA/M接点のレベルにより絞りがオートかマニュ
アルかが分かる。
ここで、P10〜P14端子がすべて“H"レベルであるかど
うかをチェックし、すべて“H"レベルであれば、レンズ
が装着されていないと判断し、ノーレンズフラグFNOを
立ててリターンする(S48-2、S52)。
P10〜P14端子のうち、1個でも“L"レベルのものがあ
れば、P16端子を“H"レベルにしてレンズ側へ給電し、
レンズCPU、レンズROMを作動可能状態としてからP10〜P
14端子のレベルを入力する(S49、S50)。
そしてP10〜P12端子がすべて“H"レベルであるかどう
かをチェックし、すべて“H"レベルであれば、レンズが
装着されていないか、ノーマルレンズなので、ノーレン
ズフラグFNOを立ててリターンする(S51、S52)。
いずれかのP10〜P12端子が“L"レベルであれば、P1
3、P14端子のレベルが双方ともに“H"レベルであるかど
うかをチェックする。双方ともに“H"レベルのときに
は、レンズ(レンズROM、レンズCPU)が故障していると
考えられるので、ノーレンズフラグFNOを立ててリター
ンする(S53、S52)。
P13、P14端子の少なくとも一方が“L"レベルであれ
ば、新通信が可能な新AEレンズ(撮影レンズ2)なの
で、P10端子のレベルを“L"レベルに落し、P11、P12端
子をシリアル通信モードにセットしてステップS56に進
む(S53〜S55)。
ステップS56では、ロックフラグFLOCKが立っている
かどうかをチェックし、立っていなければステップS57
に進み、立っていればステップS66にスキップする。
ステップS57では、旧通信により16バイトのレンズデ
ータおよび3バイトのリアコンバータデータを入力す
る。
旧通信によるデータ入力が終了すると、そのデータの
一部からレンズCPUを備えた新レンズ(撮影レンズ2)
かどうかを判断し、新レンズでなければレンズROMを備
えた従来のAEレンズなので、フラグFLROMを立ててリタ
ーンする(S57-2、S57-3)。
一方、新レンズであれば、新旧切換え信号をDATA端子
に出力し、レンズ側からアクノリッジ信号を受けてレン
ズ側にクロック要求信号を出力してレンズCPU30にクロ
ックを出力させる(S58、S59)。
次に、レンズ復帰命令コード91Hを送出してレンズCPU
30にパワーズーム機構復帰動作を行なわせ、レンズCPU3
0からアクノリッジ信号が出力されるのを待つ(S61、S6
2)。
アクノリッジ信号を受けたら、収納前焦点距離データ
を送出してレンズCPU30のパワーズーム処理を行なわせ
る(ステップS63)。そして、この処理の終了を、レン
ズCPU30からアクノリッジ信号が出力されることで知
り、ロックフラグFLOCKを立ててステップS66に進み(S
64、S65)。
ステップS66では、クロック要求信号を送出してレン
ズCPU30からクロックを出力させる。そして、そのクロ
ックに同期させて命令コード60Hを送出し、レンズCPU30
からアクノリッジ信号が送出されるのを待つ(S67、S6
8)。命令コード60Hは、レンズ側のスイッチ設定デー
タ、パワーホールド要求信号等を含むレンズ情報を読出
すためのコードである。
アクノリッジ信号を受けると、その後にレンズCPU30
から送出されるレンズ情報を受信する(S69)。この受
信終了を、レンズCPU30が出力する送信終了アクノリッ
ジ信号を受信することにより知る(S70)。
送信終了アクノリッジ信号を受信したら、パワーホー
ルドの要求があるかどうかをチェックする(S71)。要
求があれば、レンズCPU30にクロックの送出を要求し、P
18端子を“H"レベルにしてレンズCPU30からアクノリッ
ジ信号が出力されるのを待つ(S72〜S74)。
アクノリッジ信号を受けたら、パワーホールドオンコ
ード92Hを送出してステップS81に進む(S75)。
一方、ステップS71でパワーホールドの要求がなかっ
たときにはクロックの送出を要求し、レンズCPU30から
出力されるクロックに同期させてパワーホールドオンコ
ード93Hを送出する(S76、S77)。そして、レンズCPU30
から受信アクノリッジ信号が出力されるのを待つ(S7
8)。
受信アクノリッジ信号を受けたら、所定時間待ってか
らP18端子を“L"レベルに落としてPZモータ34への給電
を断ち、ステップS81に進む(S80)。
ステップS81ではレンズCPU30にクロックを要求し、そ
のクロックに同期させてレンズ情報2を要求するコード
61Hを送出し、受信アクノリッジ信号が出力されるのを
待つ(S82、S83)。
受信アクノリッジ信号を受信したら、次に送られてく
るレンズ情報2を受信し、送信終了のアクノリッジ信号
を受信するまで待つ(S84、S85)。
送信終了アクノリッジ信号を受信したらクロックを要
求し、レンズCPU30から出力されるクロックに同期させ
て、すべてのデータを要求するコード33Hを送出し、受
信アクノリッジ信号が送られてくるのを待つ(S86〜S8
8)。
受信アクノリッジ信号を受信したら、その後に送信さ
れる16バイト分のデータを入力し、送信終了アクノリッ
ジ信号を受信するまで待つ(S89、S90)。
送信終了アクノリッジ信号を受信したら、パワーホー
ルド要求があるかどうかをチェックし、要求があれば新
CPUレンズフラグFCPUを立ててリターンする(S91、S9
5)。
要求がなければ、クロックを要求し、所定のコードを
受信して、受信アクノリッジ信号を受信するまで待って
からリターンする(S92〜S94)。
『レンズCPUのメインルーチン』 レンズCPU30は、表示用CPU11によりCont接点を介して
電力供給を受け、Cont接点が“H"レベルになった後に、
RES端子が“L"レベルに変わってリセット回路68がリセ
ットを解除することによって起動する。
先ずレンズCPU30は、すべての割込みを禁止した後に
イニシャライズを行なう(S100、S101)。
イニシャライズ終了後、レンズインターフェース41か
ら旧通信終了信号が出力されているかどうか(▲
▼信号が“L"レベルかどうか)をチェックし、旧
通信終了信号が出力されていればストップフラグFSTOP
を立てて、レンズCPU割込み処理に入る(S102、S10
3)。
旧通信終了信号が出力されていなければ、旧通信中な
ので、各スイッチの状態を入力してRAMにメモリし、所
定の演算を順に実行する(S105、S106)。この間に、カ
メラボディ1からのクロックにより初期値データが24ビ
ットシフトレジスタ56に並列ロードされ、順にシフトさ
れてシリアルに出力されている。
レンズCPU30は、所定の演算が終了する毎に、演算結
果(演算データ)をレンズインターフェース41に出力す
る。レンズインターフェース41に出力された演算データ
は、前述の通り、ハード的に24ビットシフトレジスタ56
にロードされ、順番にI/Oブロック56を介して表示用CPU
11に転送される。
所定の演算データの出力を終えると、旧通信完了信号
が出力されるのを待つ(ステップS107)。この間に、レ
ンズインターフェース41に転送された演算データが表示
用CPU11に転送され、さらに、リアコンバータが装着さ
れているときには、リアコンバータから3バイト分のデ
ータが表示用CPU11に転送される。
3バイトの初期データ、13バイトの演算データおよび
3バイトのリアコンバータデータの計19バイト分のデー
タ転送が終了すると、インターフェース41(▲
▼信号発生回路67)が旧通信終了信号を出力する。
旧通信完了信号を受けた後に、表示用CPU11から新旧
切換え信号を入力すると、アクノリッジ信号を出力する
(S108、S109)。これにより、新通信体制に移行する。
先ずステップS110において、P23〜P29端子レベルおよ
びズームコードを入力し、各スイッチ状態等を内部RAM
にメモリする(S111)。
次に、パワーズームスイッチSWPZ1をチェックして、
パワーズームモードか、マニュアルズームモードかを判
断する。このスイッチがオフしていればマニュアルズー
ムモードなので、ステップS113においてパワーホールド
要求ビットを降ろしてPZモータ34への給電を断ってから
からステップS116に進む。
パワーズームスイッチSWPZ1がオンしていればパワー
ズームモードなので、P21〜P29端子のレベルを入力して
ズーミングに関するスイッチ状態をチェックする(S11
4)。すべてのP21〜P29端子が“H"レベルのときには、
パワーズームに関する操作が何もされていないので、パ
ワーホールド要求ビットを「0」にしてステップS116に
進む。
P21〜P29端子のいずれかの端子が“L"レベルのときに
は、その端子に接続されたパワーズームに関するスイッ
チが操作されているので、パワーホールド要求ビットを
「1」に設定してPZモータ34への給電を可能にしてステ
ップS116に進む(S115)。
ステップS116では、像倍率一定フラグFCONSTを一旦
降ろしてステップS117に進む。この像倍率一定フラグF
CONSTは、像倍率一定モードが設定されているか否かを
識別するフラグである。なお、本実施例における像倍率
一定モードとは、ある焦点距離fで被写体距離Dの被写
体に合焦させたときに、合焦被写体距離がΔD変化して
も、D/f=(D+ΔD)/f′の関係が維持されるように
制御パワーズーミングするモードである。
ステップS117において、パワーズームスイッチSWPZ2
がオンしているかどうかをチェックし、オンしていれば
像倍率一定フラグFCONSTを立ててステップS119に進
み、オフしていれば像倍率一定フラグFCONSTを立てな
いでステップS119に進む。
ステップS119においてシリアル割込みを許可し、ステ
ップS120〜S122において、125msで間欠的にステップS11
0〜S122のルーチンを実行するタイマー処理をセットし
て、ストップする。このタイマー処理のセットによりレ
ンズCPU30は、125ms間隔でステップS110〜S122の処理を
実行する。
『レンズCPUシリアル割込処理』 第15図は、カメラボディ1の表示用CPU11からシリア
ル通信の割込みがあったときの新通信処理動作に関する
フローチャートである。表示用CPU11がDATA端子を“L"
レベルに落すと、レンズCPU30はこの新通信に入る。
レンズCPU30は、先ず、10msタイマーおよび125msタイ
マーによるタイマー割込みと、シリアル割込みを禁止す
る(S130、S131)。なお、10msタイマー割込み処理と
は、シリアル割込みが許可された際に、10ms間隔でパワ
ーズームの制御を継続するパワーズーム制御処理であ
る。
次に、レンズCPU30からクロックを出力する▲
▼出力モードに切換えて、シリアルクロックを▲
▼端子に出力する(S132)。この撮影レンズ2から出力
するクロックに同期して、カメラボディ1との間で通信
を行なう。
ステップS133において、表示用CPU11からの命令コー
ドを入力する。そして、入力した命令コードの2/4コー
ドが正しいかどうかをチェックする(S134)。ここで2/
4コードとは、命令コードの最初の4ビットのことであ
り、この4ビットは、必ず2ビットが“H"レベル、2ビ
ットが“L"レベルとなるように設定されている。
そこで、この条件に該当していない場合には、命令コ
ードの入力エラーとして何も処理を実行せずに、ステッ
プS167にジャンプする。そして、カメラボディ1側から
クロックを入力する▲▼入力モードに切換え、10
msタイマー割込み、125msタイマー割込およびシリアル
割込みを許可し、さらにストップフラグFSTOPが下りて
いるときにはそのままリターンし、立っている場合は降
ろして、第14図のレンズCPUメインルーチンのステップS
120にリターンする(S168〜S171)。
2/4コードが適正な場合には、ステップS135におい
て、命令コードがデータ要求信号であるかどうかを判断
する。データ要求信号であれば受信アクノリッジ信号を
出力し、要求されたデータを演算し、またはコード板、
スイッチ等のデータを入力して内部RAMにメモリする(S
136〜S138)。
そして、このメモリしたデータを、▲▼クロッ
クに同期させてシリアルに出力し、出力が終了したら出
力終了アクノリッジ信号を出力してデータ転送を終了
し、ステップS167に進む(S138-2、S139、S140)。
また、最初の4ビットコードが命令コードでなかった
場合には、コード90H〜93H、スリープコードおよびテス
トコードのいずれであるかをチェックする(S141、S14
7、S152、S157、S160、S165)。
コード90H(レンズ収納)と判断したときには、先ず
受信アクノリッジ信号を表示用CPU11に送信して表示用C
PU11に受信準備をさせ、その後ズームコード板37から現
焦点距離情報を入力して表示用CPU11に送信し、送信終
了後、送信終了アクノリッジ信号を送信してレンズ収納
駆動処理を行なってからステップS167に進む(S142〜S1
45)。
コード91H(レンズ復帰)と判断したときには、先ず
受信アクノリッジ信号を表示用CPU11に送信し、表示用C
PU11から収納前焦点距離情報を入力し、入力終了後に受
信アクノリッジ信号を送信してデータの受信を終了する
(S148〜S150)。そして、受信した収納前焦点距離デー
タに基づいてPZモータ34を駆動して焦点レンズを収納前
焦点距離に移動してからステップS167に進む(S151)。
コード92H(パワーホールドオン)と判断したときに
は、表示用CPU11に対して受信アクノリッジ信号を出力
してからパワーホールド要求ビット(PHbit)を「1」
にセットし、10msタイマーをスタートさせて10msタイマ
ー割込みを許可してからステップS167に進む(S152〜S1
56)。
コード93H(パワーホールドオフ)と判断したときに
は、アクノリッジ信号を送信してからパワーホールドビ
ットを「0」にセットし、ステップS167に進む(S157〜
S159)。
以上のいずれのコードでもなったときには、スリープ
コードC1Hかどうかをチェックし、スリープコードC1Hで
あれば受信アクノリッジ信号を出力し、▲▼入力
モードに切換え(▲▼端子を“L"レベルに立ち下
げ)、ストップ信号発生回路69をセットしてストップ
し、スリープする(S160〜S164)。このスリープコード
C1Hは、1バイト信号のうちの2ビット目に設定されて
いて、この2ビット目が“H"レベルであればスリープす
る。
スリープコードC1Hでないときは、テストコードFXHで
あるかどうかをチェックする(S165)。テストコードFX
Hであれば、ステップS166でテスト動作を行なってステ
ップS167に進み、テストコードFXHでなければステップS
166をスキップしてステップS167に進む。このテストモ
ードは、通常の撮影時に使用されるものではなく、レン
ズの組立時、あるいはその後の調整等において、撮影レ
ンズをカメラボディにマウントしない状態で所定のデー
タ通信を行なわせるためのものである。
ステップS167では、▲▼入力モードに切換えて
表示用CPU30からのクロックを受信可能にする。そし
て、シリアル割込みを許可し、さらに10ms、125msタイ
マー割込みを許可してからステップS170に進む(S168、
S169)。
ステップS170では、ストップフラグFSTOPが立ってい
るかどうかをチェックし、立っていればストップフラグ
FSTOPを降ろして表示用CPU11のメインルーチンのステ
ップS120に戻り、ストップフラグFSTOPが立っていなけ
ればリターンする(S170、S171)。
以上の通り本実施例によれば、カメラボディからのク
ロックによりデータをシリアル転送するという従来の通
信が可能で、また、レンズインターフェース41内の回路
を動作させないときには、レンズCPU30とカメラボディ
1(表示用CPU11)との間で直接データ通信が可能であ
り、カメラボディ1側からの命令に応じてデータの演算
や、必要なデータのみカメラボディ1に転送することが
可能である。
また、本実施例によれば、撮影レンズ2において、カ
メラボディのクロックとは非同期に、初期データを24ビ
ットシフトレジスタ56にセット(ロード)できるので、
カメラボディにより決められた一定間隔でデータをセッ
トする必要がない。しかも、レンズの初期データは、レ
ンズインターフェース41内の24ビットシフトレジスタ56
にハード的にセットされ、順番に出力されるので、その
間にレンズCPU30は、必要な演算を実行することが可能
となる。
本発明を適用したカメラボディ1は、従来のマニュア
ルレンズおよび旧AEレンズを装着して従来通り撮影する
ことが可能であり、本発明の撮影レンズ2を、従来のカ
メラボディに装着して撮影することも可能である。
「発明の効果」 以上の記載から明らかな通り本発明は、撮影レンズと
カメラボディとの間で、カメラボディのクロックに同期
した第1の通信によって撮影レンズの初期地データを含
むレンズデータを通信するので、従来のカメラボディ、
撮影レンズとの間で通信の互換性が保たれる。しかも、
本発明は、カメラボディがこの第1の通信によって得た
レンズデータに基づいて撮影レンズがレンズクロックに
よる第2の通信が可能であることを判別したら、この第
2の通信によって通信するので、撮影レンズの制御手段
は、カメラボディの制御手段に拘束されることなく処理
が可能になり、処理の分担化および撮影レンズの設計の
自由度を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のカメラシステムを適用した一眼レフ
カメラの実施例の概要を示すブロック図、 第2図は、同実施例のカメラボディの主要回路構成を示
すブロック図、 第3図は、同実施例の撮影レンズの主要回路構成を示す
ブロック図、 第4図は、同レンズインターフェース回路をより詳細に
示すブロック図、 第5図は、同インターフェース回路のI/Oブロックをよ
り詳細に示すブロック図、 第6図は、同レンズインターフェース回路のリセット回
路のより詳細な構成を示す回路図、 第7図は、同リセット回路の動作タイミングチャート、 第8図は、同レンズインターフェース内の24ビットシフ
トレジスタの構成を模式的に示した図、 第9図は、同レンズインターフェース内のシフトレジス
タおよびデータロード回路の最初の8段目までを詳細に
示した回路図、 第10図は、同シフトレジスタのデータロード動作に関す
るタイミングチャート、 第11図は、本カメラシステムのデータ通信に関するタイ
ミングチャート、 第12図は、カメラボディの表示用CPUの動作を示すフロ
ーチャート、 第13A図および第13B図は、データ通信に関する、カメラ
ボディの表示用CPUの動作に関するフローチャート、 第14図は、撮影レンズのCPUのメイン動作に関するフロ
ーチャート、 第15A図、第15B図および第15C図は、撮影レンズに搭載
されたCPUの、シリアル割込みによるデータ通信動作に
関するフローチャートである。 1……カメラボディ、2……撮影レンズ、11……表示用
CPU、30……レンズCPU、36……距離コード板A、37……
ズームコード板、39……レンズ判別コード、41……レン
ズインターフェース、42……マクロコード部、50……I/
Oブロック、52……初期値設定レジスタ、53……内部初
期値設定回路、54……外部初期値設定回路、55……デー
タロード回路、56……24ビットシフトレジスタ、57……
8ビットバッファ、58……UP/DOWNカウンタ、67……旧
通信終了信号発生回路、68……リセット回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−63030(JP,A) 特開 平2−30(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 7/00 - 7/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラボディに着脱可能な撮影レンズであ
    って、 レンズ制御手段と、 クロック手段と、 装着されたカメラボディとの間で、このカメラボディか
    ら出力されるクロックに同期する第1の通信を実行して
    レンズの初期値データを含むレンズデータを送受信する
    入出力手段とを備え、 上記レンズ制御手段は、上記第1の通信によるレンズデ
    ータの送信を終了した後、上記カメラボディから新旧切
    換え信号を受信したときは、上記撮影レンズのクロック
    手段が出力するレンズクロックに同期する第2の通信に
    よって上記カメラボディと通信することを特徴とする撮
    影レンズ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の撮影レンズはさらに、撮影
    レンズ固有の初期値データを形成する初期値データ形成
    手段と、所定のレンズデータを演算する演算手段と、上
    記入出力手段に備えられた、上記初期値データおよび演
    算レンズデータがロードされるメモリ手段を備えた撮影
    レンズ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の撮影レンズにおいて、上記
    メモリ手段には、上記初期値データおよび上記演算レン
    ズデータの順にデータがロードされ、上記メモリ手段に
    ロードされたデータは、上記カメラボディから出力され
    るボディクロックにより上記第1の通信によってカメラ
    ボディに転送される撮影レンズ。
  4. 【請求項4】請求項3記載の撮影レンズにおいて、上記
    レンズ制御手段は、上記装着されたカメラボディから新
    旧切換え信号を受信したときには、上記入出力手段を、
    上記レンズ制御手段とカメラボディとの間で上記メモリ
    手段を介さないで通信する第2の通信対応の接続に切り
    換える撮影レンズ。
  5. 【請求項5】請求項4記載の撮影レンズにおいて、上記
    レンズ制御手段は、上記入出力手段が第2の通信用の接
    続に切り換わったときは、上記メモリを介さずに上記レ
    ンズクロックに同期する第2の通信によってカメラボデ
    ィと通信する撮影レンズ。
  6. 【請求項6】撮影レンズが着脱可能なカメラボディであ
    って、 ボディ制御手段と、 クロック手段と、 このクロック手段が出力するボディクロックに同期する
    第1の通信により撮影レンズからレンズデータを入力す
    る入出力手段と、 この第1の通信によって得たレンズデータに基づいて装
    着された撮影レンズの種別を判別する判別手段とを備
    え、 上記ボディ制御手段は、上記ボディクロック手段が出力
    するクロックに同期して撮影レンズとの間で第1の通信
    によりレンズデータを入力し、上記判別手段が、上記入
    力したレンズデータに基づいて上記撮影レンズがレンズ
    クロックに同期する第2の通信によってカメラボディと
    通信が可能であると判別したときは、上記撮影レンズに
    新旧切換え信号を送り、上記撮影レンズとの間で上記第
    2の通信によってデータを授受すること、を特徴とする
    カメラボディ。
  7. 【請求項7】請求項6記載のカメラボディにおいて、上
    記ボディ制御手段は、上記撮影レンズが第2の通信が可
    能な撮影レンズであると上記判別手段が判別したとき
    は、上記入出力手段を介して上記撮影レンズに新旧切換
    え信号を送り、上記入出力手段を介して上記撮影レンズ
    との間で上記第2の通信により通信するカメラボディ。
  8. 【請求項8】着脱可能な撮影レンズおよびカメラボディ
    を備えたカメラシステムであって、 撮影レンズは、 レンズ制御手段と、 クロック手段と、 装着されたカメラボディとの間で、このカメラボディか
    ら出力されるボディクロックに同期する第1の通信を実
    行して撮影レンズの初期値データを含むレンズデータを
    送受信する入出力手段とを備え、 カメラボディは ボディ制御手段と、 クロック手段と、 このクロック手段が出力するボディクロックに同期して
    撮影レンズと通信する第1の通信が可能な入出力手段
    と、 この第1の通信によって得たレンズデータに基づいて装
    着された撮影レンズの種別を判別する判別手段とを備
    え、 上記レンズ制御手段は、上記第1の通信によるレンズデ
    ータの送信を終了した後、上記カメラボディから新旧切
    換え信号を受信したときは、上記入出力手段を、上記レ
    ンズ制御手段とカメラボディとの間で上記メモリ手段を
    介さないで通信する第2の通信対応の接続に切り換え、 上記ボディ制御手段は、上記ボディクロックに同期して
    撮影レンズとの間で第1の通信によりレンズデータを入
    力し、入力したレンズデータに基づいて上記判別手段が
    第2の通信が可能な撮影レンズであると判別したとき
    は、上記撮影レンズに新旧切換え信号を出力し、上記レ
    ンズクロックに同期する第2の通信によって上記撮影レ
    ンズと通信すること、を特徴とするカメラシステム。
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US08/368,958 US5505535A (en) 1990-04-26 1995-01-05 Camera system and photographing lens thereof
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