JP3026406U - バイト - Google Patents
バイトInfo
- Publication number
- JP3026406U JP3026406U JP1995014851U JP1485195U JP3026406U JP 3026406 U JP3026406 U JP 3026406U JP 1995014851 U JP1995014851 U JP 1995014851U JP 1485195 U JP1485195 U JP 1485195U JP 3026406 U JP3026406 U JP 3026406U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- clamp member
- seat portion
- shank
- bolt means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 刃先チップを短く消耗するまで使用可能であ
り、しかも、右勝手又は左勝手の取付態様を選択可能と
したバイトを提供する。 【構成】 シャンク2の先端部がクランプ部材3を重合
せしめる座部6を設けると共に、該クランプ部材3を座
部6に圧着自在に連結するボルト手段5を備えて成り、
シャンク2の先端2aに位置して座部6とクランプ部材
3の間に該シャンク2の径方向に開口された収納溝15
を形成し、該収納溝15に刃先チップ4を摺動自在に介
装した状態で、前記ボルト手段5により刃先チップ4を
座部6とクランプ部材3の間に挟着して成る構成であ
る。
り、しかも、右勝手又は左勝手の取付態様を選択可能と
したバイトを提供する。 【構成】 シャンク2の先端部がクランプ部材3を重合
せしめる座部6を設けると共に、該クランプ部材3を座
部6に圧着自在に連結するボルト手段5を備えて成り、
シャンク2の先端2aに位置して座部6とクランプ部材
3の間に該シャンク2の径方向に開口された収納溝15
を形成し、該収納溝15に刃先チップ4を摺動自在に介
装した状態で、前記ボルト手段5により刃先チップ4を
座部6とクランプ部材3の間に挟着して成る構成であ
る。
Description
【0001】
本考案は、中ぐりその他の切削を行うためのバイトに関する。
【0002】
従来、シャンクの先端部に刃先チップをろう付けしたバイトが公知である(チ ップ固定式バイト)。このチップ固定式バイトによれば、刃が摩耗したとき、該 刃を研磨することにより再使用可能であるが、刃先チップを消耗してしまうと、 最早、使用不能である。
【0003】 この点を改良したものとして、シャンクの先端部に刃先チップを着脱自在に固 着したバイトが公知である(チップ着脱式バイト)。このチップ着脱式バイトは 、刃を研磨することにより繰返し使用可能であり、しかも、刃先チップが消耗し た後は、新たな刃を取付けることにより、シャンクをそのまま使用することがで きる。
【0004】
然しながら、前記チップ着脱式バイトの刃先チップは、それ自体がボルト手段 等によりシャンクの先端部に取付けられている。このため、該刃先チップには、 取付部と刃先部を備えていることが必要であり、刃を研磨した際、取付部は有効 に残存していても、刃先部が消耗してしまうと、最早、使用不能であり、取付部 を残存したチップを廃棄しなければならず、省資源に反すると共に、コスト高で ある。
【0005】
本考案は、上記課題を解決したバイトを提供するものであり、その第一の手段 として構成したところは、シャンクの先端部に刃先チップを着脱自在に固着して 成るバイトにおいて、シャンクの先端部がクランプ部材を重合せしめる座部を設 けると共に、該クランプ部材を座部に圧着自在に連結するボルト手段を備えて成 り、前記シャンクの先端に位置して座部とクランプ部材の間に該シャンクの径方 向に開口された収納溝を形成し、該収納溝に刃先チップを摺動自在に介装した状 態で、前記ボルト手段により刃先チップを座部とクランプ部材の間に挟着して成 る点にある。
【0006】 また、本考案が第二の手段として構成したところは、座部がボルト手段を挿通 せしめるボルト孔を設けた平坦な支持面と、該支持面よりも段部を介して後退す ると共にシャンクの先端及び径方向に延びる溝形成面を備えて成り、 クランプ部材がボルト手段を螺着せしめる雌ねじ孔を設けた螺合部と、該螺合 部を挟んで両側に前記座部に対向して突出する接支部と押え部を備えて成り、 前記ボルト手段によりクランプ部材を座部に連結した状態で、クランプ部材の 押え部と座部の溝形成面との間に刃先チップを介装する収納溝を形成すると共に 、前記ボルト手段を締着した状態で、クランプ部材の接支部が座部の支持面に圧 接され、かつ、クランプ部材の押え部が刃先チップを座部の溝形成面に圧着して 成る点にある。
【0007】
以下、図面に基づいて本考案の実施形態を詳述する。
【0008】 図において、バイト1は、シャンク2と、クランプ部材3と、刃先チップ4と 、ボルト手段5とから成る。
【0009】 シャンク2は、鉄、工具鋼、超硬合金、その他の硬質の金属から成る丸棒体で あり、先端部に座部6を備えている。座部6は、シャンク2の先端部を径方向に 貫通してボルト手段5を挿通せしめるためのボルト孔7を穿設すると共に、前記 丸棒体を半割状に切欠くことにより前記ボルト孔7に直交して延びる平坦な支持 面8を形成し、該支持面8よりも段部9を介して後退し且つシャンク2の先端2 a及び径方向に延びる溝形成面10を形成している。
【0010】 クランプ部材3は、前記シャンク2の座部6に重合されたとき、該クランプ部 材3と座部6により全体として概ねシャンク2の外形である丸棒体と同様の形状 を構成するような断面ほぼ半円形のブロック体であり、鉄、工具鋼、超硬合金、 その他の硬質の金属から構成されている。このクランプ部材3は、前記座部6の ボルト孔7に挿通されたボルト手段5を螺着せしめる雌ねじ孔11を設けた螺合 部12と、該螺合部12を挟んで両側に前記座部6に対向して突出する接支部1 3と押え部14を形成している。
【0011】 従って、クランプ部材3を座部6に重合せしめ、ボルト手段5により連結した 状態で、前記溝形成面10と押え部14の間には、シャンク2の先端2a及び径 方向に開口する収納溝15が形成される。
【0012】 刃先チップ4は、全体が超硬合金又は単一結晶体を有するCBN等の超硬質素 材から成り、前記収納溝15に収納可能な細長い板状体16を構成し、該板状体 16の先端を研磨することにより刃17を備えており、板状体16を前記収納溝 15に収納され、刃17を収納溝15の一端から突出せしめる。
【0013】 ボルト手段5は、螺軸部18と頭部19を備え、頭部19に六角穴等の工具係 合部20を有する。尚、螺軸部18を座部6のボルト孔8に挿入した状態で、該 頭部19が外周面に突出しないように座部6の円弧周面には凹部21が形成され ている。
【0014】 上記構成によれば、図2(A)に示すように、ボルト手段5を取外すことによ り、クランプ部材3はシャンク2の座部6から分離自在であり、刃先チップ4も 分離自在である。
【0015】 この分解状態からバイト1を組立てるには、クランプ部材3を座部6に重合せ しめ、ボルト孔7を挿通したボルト手段5の螺軸部18を雌ねじ孔11に螺合す る。これにより、溝形成面10と押え部14の間には収納溝15が形成されるの で、該収納溝15に刃先チップ4の板状体16を挿入する。
【0016】 刃先チップ4の刃17を所定量だけ突出せしめた状態で、ボルト手段5を締着 すれば、クランプ部材3の接支部13が座部6の支持面8に圧接され、しかも、 クランプ部材3の押え部14が刃先チップ4の板状体16を座部6の溝形成面1 0に圧着する。即ち、刃先チップ4は、押え部14と溝形成面10の間に挟着さ れ、これによりバイト1の使用が可能である。この際、クランプ部材3は、接支 部13と押え部14の間に位置する螺合部12が支持面8との間に隙間を有して いるので、ボルト手段5による強力な螺着を可能とし、刃先チップ4を強固に挟 着する。
【0017】 収納溝15に対する刃先チップ4の取付態様は、複数の態様が可能である。即 ち、図2(A)に示す刃先チップ4aのように、該チップの腹部分が溝形成面1 0に重合されるような取付態様が可能である一方、図2(A)に示す刃先チップ 4bのように、該チップの背部分が溝形成面10に重合されるような取付態様も 可能である。更に、図示したように刃先チップ4を起立した姿勢の他、これを倒 立せしめ、刃17が下向きになるような取付態様も可能である。従って、このよ うな取付態様を選択することにより、右勝手又は左勝手の何れも使用も可能であ り、切削すべきワークが右回転又は左回転の何れの場合でも対応できる。
【0018】 ところで、刃先チップ4の刃17が摩耗したときは、ボルト手段5を弛めて該 刃先チップ4を収納溝15から取出し、刃17を研磨することができる。研磨後 の刃先チップ4は、再度、収納溝15に挿入し、ボルト手段5を締着すれば良く 、このような研磨を繰返すことにより、バイト1を長期にわたり使用できる。図 2(C)に示すように、刃17を研磨することにより、刃先チップ4は、次第に 消耗して短くなるが、板状体16が収納溝15に挿入可能な長さを有する限り、 刃先チップ4は廃棄することなく使用可能である。その結果、省資源に適し、低 コストである。
【0019】 刃17の研磨を繰返し、板状体16が収納溝15に挿入し得ないまでに消耗し て短くなったとき、初めて、新しい刃先チップ4と交換すれば良い。
【0020】
請求項1に記載の本考案によれば、シャンク2の先端部がクランプ部材3を重 合せしめる座部6を設けると共に、該クランプ部材3を座部6に圧着自在に連結 するボルト手段5を備えて成り、前記シャンク2の先端2aに位置して座部6と クランプ部材3の間に該シャンク2の径方向に開口された収納溝15を形成し、 該収納溝15に刃先チップ4を摺動自在に介装した状態で、前記ボルト手段5に より刃先チップ4を座部6とクランプ部材3の間に挟着して成る構成であるから 、刃先チップ4の摩耗した刃17を随時研磨することが可能であると共に、消耗 した刃先チップ4を新しい刃先チップ4と交換することにより、長期間にわたる 使用が可能である。
【0021】 特に、刃先チップ4は、ボルト手段5を弛めることにより、収納溝15に摺動 自在であるから、該チップ4が収納溝15に挿入可能な長さを有する限り、刃1 7を繰返し研磨して使用することができ、省資源に適し、低コストである。
【0022】 更に、シャンク2の径方向に開口された収納溝15に刃先チップ4を挿入する 構成であるから、刃先チップ4の取付態様を選択することにより、右勝手又は左 勝手の何れも使用も可能であり、切削すべきワークが右回転又は左回転の何れの 場合でも対応できる。
【0023】 請求項2に記載の本考案によれば、座部6がボルト手段5を挿通せしめるボル ト孔7を設けた平坦な支持面8と、該支持面8よりも段部9を介して後退すると 共にシャンク2の先端2a及び径方向に延びる溝形成面10を備えて成り、クラ ンプ部材3がボルト手段5を螺着せしめる雌ねじ孔11を設けた螺合部12と、 該螺合部12を挟んで両側に前記座部6に対向して突出する接支部13と押え部 14を備えて成り、これにより、ボルト手段5によりクランプ部材3を座部6に 連結した状態で、クランプ部材3の押え部14と座部6の溝形成面10との間に 刃先チップ4を介装する収納溝15を形成することが可能であり、前述のような 収納溝15に刃先チップ4を摺動自在に挿入し且つ締着することを可能としたバ イトを容易に提供することができる。
【0024】 就中、ボルト手段5を締着した状態で、クランプ部材3の接支部13が座部6 の支持面8に圧接され、かつ、クランプ部材3の押え部14が刃先チップ4を座 部6の溝形成面10に圧着する構成であるから、刃先チップ4の取付固着が強固 であり、この際、クランプ部材3は、接支部13と押え部14の間に位置する螺 合部12が支持面8との間に隙間を有しているので、ボルト手段5による強力な 締着が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態を示しており、(A)は正面
図、(B)は平面図、(C)は側面図である。
図、(B)は平面図、(C)は側面図である。
【図2】同実施形態を示しており、(A)は分解状態を
示す斜視図、(B)は刃先チップが摩耗する前の使用状
態を示す断面図、(C)は刃先チップが摩耗した後の使
用状態を示す断面図である。
示す斜視図、(B)は刃先チップが摩耗する前の使用状
態を示す断面図、(C)は刃先チップが摩耗した後の使
用状態を示す断面図である。
1 バイト 2 シャンク 3 クランプ部材 4 刃先チップ 5 ボルト手段 6 座部 7 ボルト孔 8 支持面 9 段部 10 溝形成面 11 雌ねじ孔 12 螺合部 13 接支部 14 押え部 15 収納溝 16 板状体 17 刃 18 螺軸部 19 頭部 20 工具係合部 21 凹部
Claims (2)
- 【請求項1】 シャンク2の先端部に刃先チップ4を着
脱自在に固着して成るバイトにおいて、 シャンク2の先端部がクランプ部材3を重合せしめる座
部6を設けると共に、該クランプ部材3を座部6に圧着
自在に連結するボルト手段5を備えて成り、 前記シャンク2の先端2aに位置して座部6とクランプ
部材3の間に該シャンク2の径方向に開口された収納溝
15を形成し、該収納溝15に刃先チップ4を摺動自在
に介装した状態で、前記ボルト手段5により刃先チップ
4を座部6とクランプ部材3の間に挟着して成ることを
特徴とするバイト。 - 【請求項2】 座部6がボルト手段5を挿通せしめるボ
ルト孔7を設けた平坦な支持面8と、該支持面8よりも
段部9を介して後退すると共にシャンク2の先端2a及
び径方向に延びる溝形成面10を備えて成り、 クランプ部材3がボルト手段5を螺着せしめる雌ねじ孔
11を設けた螺合部12と、該螺合部12を挟んで両側
に前記座部6に対向して突出する接支部13と押え部1
4を備えて成り、 前記ボルト手段5によりクランプ部材3を座部6に連結
した状態で、クランプ部材3の押え部14と座部6の溝
形成面10との間に刃先チップ4を介装する収納溝15
を形成すると共に、前記ボルト手段5を締着した状態
で、クランプ部材3の接支部13が座部6の支持面8に
圧接され、かつ、クランプ部材3の押え部14が刃先チ
ップ4を座部6の溝形成面10に圧着して成ることを特
徴とする請求項1に記載のバイト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995014851U JP3026406U (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | バイト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995014851U JP3026406U (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | バイト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3026406U true JP3026406U (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=32983637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995014851U Expired - Lifetime JP3026406U (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | バイト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026406U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103658702A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-03-26 | 陕西宝成航空仪表有限责任公司 | 车制带轴端面窄深槽的车刀装置 |
CN116858036A (zh) * | 2023-09-04 | 2023-10-10 | 北京爱思达航天科技有限公司 | 一种超薄轻质型复合材料飞行翼及其制备方法 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP1995014851U patent/JP3026406U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103658702A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-03-26 | 陕西宝成航空仪表有限责任公司 | 车制带轴端面窄深槽的车刀装置 |
CN103658702B (zh) * | 2013-12-13 | 2016-06-08 | 陕西宝成航空仪表有限责任公司 | 车制带轴端面窄深槽的车刀装置 |
CN116858036A (zh) * | 2023-09-04 | 2023-10-10 | 北京爱思达航天科技有限公司 | 一种超薄轻质型复合材料飞行翼及其制备方法 |
CN116858036B (zh) * | 2023-09-04 | 2023-12-29 | 北京爱思达航天科技有限公司 | 一种超薄轻质型复合材料飞行翼及其制备方法 |
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