JP3026400B2 - 一時処理停止回路およびこれに適用される位相調整回路 - Google Patents

一時処理停止回路およびこれに適用される位相調整回路

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JP3026400B2
JP3026400B2 JP5164569A JP16456993A JP3026400B2 JP 3026400 B2 JP3026400 B2 JP 3026400B2 JP 5164569 A JP5164569 A JP 5164569A JP 16456993 A JP16456993 A JP 16456993A JP 3026400 B2 JP3026400 B2 JP 3026400B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は一時処理停止回路、より具体的に
は高速論理回路および大規模回路における外部からの一
時停止信号により処理を一時停止する一時処理停止回路
に関する。
【0002】
【従来技術】図2は外部からの一時停止信号により処理
を一時停止する従来の一時処理停止回路の一般形を示す
回路図である。この一時処理停止回路は、フリップフロ
ップ12−1〜12−n、セレクタ20−1〜20−
n、組合せ論理回路40−1〜40−(n−1)および
バッファ30により構成され、データ、一時停止信号お
よびクロックを取り込んでフリップフロップ12−nよ
りデータを出力する。
【0003】セレクタ20は、一時停止信号により一時
停止を指定された場合には次段のフリップフロップ12
の出力を選択出力し、また一時停止を指示されていない
場合には前段の組合せ論理回路40の出力を選択出力す
る。すなわち、たとえばセレクタ20−2は、一時停止
指示があったときにはフリップフロップ12−2の出力
を選択出力し、一時停止指示が無い場合には組合せ論理
回路40−1の出力を選択出力する。このように、フリ
ップフロップ12とセレクタ20の組合せでデータを一
時的に蓄積する回路を構成し、各組合せ論理回路40間
に配置している。なお、このような構成は一時蓄積回路
を単一ゲートにて構成する場合も同様である。
【0004】図4は、図2に示した従来技術において、
入力データを一時的に蓄積するときの動作の一例を示す
タイムチャートである。
【0005】同図において、時間2に取り込まれた一時
停止信号(H)によりデータ入力(値C)は廃棄され、
一時停止信号入力される以前の入力値が保持される。時
間5,6も同様に動作する。このように一時処理停止回
路では、あたかも時間2,5,6においてクロックが入
力されていない、すなわち回路動作が停止しているかの
ように動作する。
【0006】このような回路においてデータを一時的に
蓄積する回路の数量が増えると、これに応じて一時停止
信号のファンアウトが増加する。このため、駆動する負
荷が多くなると、より強力なバッファ30に変更するか
または多段にバッファ30を積み重ねることにより対応
していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来技術では、回路動作の高速化および回路規模の増
大化により、一時停止信号のファンアウトによる遅延時
間がフリップフロップに入力されるクロックの1サイク
ルよりも大きくなり、回路動作が満足できなくなるとい
う欠点があった。また、一時停止信号のファンアウト数
の限界値が使用素子により決まってしまい、これにより
使用素子を選定しなければならないという欠点があっ
た。
【0008】本発明は以上述べたファンアウトによる遅
延時間の増大により回路動作を満足できなくなるという
欠点と一時停止信号のファンアウト数により使用素子を
選定するという欠点を除去し、ファンアウト数が増大し
ても回路が安定して動作し、使用素子の選定もファンア
ウト数により左右されない一時処理停止回路を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、一時停止信号により一時的に処理を停止
する一時処理停止回路は、一時停止信号を入力してこれ
を複数に分岐出力する第1のバッファと、第1のバッフ
ァにより分岐出力された一時停止信号を入力し、それぞ
れの一時停止信号を入力したクロックにより同期化する
フリップフロップと、フリップフロップで同期化された
一時停止信号を駆動してデータ蓄積回路に出力する第2
のバッファとを有する。そして、第2のバッファはフリ
ップフロップより出力される各一時停止信号毎に設けら
れる。
【0010】また、本発明によれば、一時停止信号によ
り一時的に処理を停止する一時処理停止回路は、一時停
止信号を入力してこれを少なくとも2つに分岐して第1
の一時停止信号を出力する第1のバッファと、第1のバ
ッファにより分岐出力された第1の一時停止信号を入力
し、クロックにより第1の一時停止信号を同期化するフ
リップフロップと、フリップフロップで同期化された第
1の一時停止信号を駆動して第2の一時停止信号を複数
段のデータ蓄積回路に出力する第2のバッファと、第1
の一時停止信号、第2の一時停止信号、クロックおよび
データ蓄積回路の最終段より出力されるデータを入力
し、このデータを第1の一時停止信号に位相を合わせて
出力する位相調整回路とを有する。
【0011】また、本発明によれば、一時停止信号を入
力した時、当該一時停止信号が1サイクル前に入力され
たかのように動作する位相調整回路は、クロックに同期
して第1のデータを入力保持するとともにこのクロック
にて保持したデータを第2のデータとして出力し、一時
停止信号が入力されるとその時に入力する第1のデータ
を廃棄して直前に入力したデータを保持するフリップフ
ロップと、第1のデータとフリップフロップより出力さ
れた第2のデータとを入力し、一時停止信号が入力され
ていないときには第1のデータを選択出力し、この一時
停止信号が入力されたときには第2のデータを選択出力
するセレクタとを有する。
【0012】また、本発明によれば、一時停止信号を入
力した時、当該一時停止信号が1サイクル前に入力され
たかのように動作する位相調整回路は、一時停止信号が
入力されていないときには第1の端子に入力された第1
のデータを、一時停止信号が入力されたときには第2の
端子に入力されたデータを選択出力する第1のセレクタ
と、第1のセレクタにより出力された第2のデータをク
ロックに同期して入力保持するとともに、このクロック
にて保持したデータを第3のデータとして出力するフリ
ップフロップと、第1のデータとフリップフロップより
出力された第3のデータとを入力し、一時停止信号が入
力されていないときには第1のデータを選択出力し、こ
の一時停止信号が入力されたときには第2のデータを選
択出力するセレクタとを有しする。そして、第1のセレ
クタは第2の端子にフリップフロップより出力された第
3のデータを入力する。
【0013】また、本発明によれば、一時停止信号を入
力した時、当該一時停止信号が1サイクル前に入力され
たかのように動作する位相調整回路は、クロックに同期
してデータを入力保持するとともにこのクロックにて保
持したデータを第1のデータとして出力するフリップフ
ロップと、第2のデータを第1の端子に入力するととも
に、フリップフロップより出力された第1のデータを第
2の端子に入力するセレクタとを有する。そして、セレ
クタは、一時停止信号が入力されていないときには第2
のデータを選択出力し、この一時停止信号が入力された
ときには第1のデータを選択出力する。
【0014】
【作用】本発明によれば、第1のバッファにより分岐出
力された一時停止信号はそれぞれ、フリップフロップに
より同期が取られたのち第2のバッファに送られる。そ
して、この一時停止信号は第2のバッファにより駆動さ
れて所定のデータ蓄積回路に出力される。
【0015】本発明によればまた、一時停止信号をある
程度ファンアウトをとった後、クロックで同期化されて
回路内部で使用する一時停止信号が遅延補正される。そ
して、出力最終段において位相の異なった内部一時停止
信号をクロックで同期化する前の一時停止信号により位
相を合わせる。
【0016】本発明によればさらに、一時停止信号を入
力した時、当該一時停止信号が1サイクル前に入力され
たかのように動作させるため、フリップフロップに入力
されるデータとフリップフロップに入力されたデータを
入力し、一時停止信号が入力されていないときにはフリ
ップフロップに入力されるデータを選択出力し、一時停
止信号が入力されたときにはフリップフロップで入力保
持されたデータを選択出力する。
【0017】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明による一時処
理停止回路の実施例を詳細に説明する。
【0018】図1は高速論理回路または大規模回路など
に適用される本発明による一時処理停止回路の一般形の
実施例を示す回路図である。本実施例における一時処理
停止回路は、データ、一時停止信号およびクロックを取
り込み、このクロックに同期して一時停止信号により廃
棄したデータを出力する回路であり、フリップフロップ
10,12−1〜12−n、セレクタ20−1〜20−
n、組合せ論理回路40−1〜40−(n−1)、バッ
ファ30,32−1〜32m、位相調整回路50により
構成されている。
【0019】本実施例でもフリップフロップ12とセレ
クタ20によりデータを一時的に蓄積する回路を構成
し、各組合せ論理回路40間に配置している。本実施例
ではまた、データ入力、一時停止信号入力を初段のフリ
ップフロップ10により一度波形整形している。なお、
組合せ論理回路40は、本実施例が適用されるシステム
や種類によって適宜配設されるたとえばANDまたはO
Rなどのゲート回路であり、システムによってはこれを
必要としない場合もある。
【0020】セレクタ20は従来例で説明したのと同様
の機能を有し、一時停止信号を取り込むとフリップフロ
ップ12とセレクタ20により一時蓄積回路が形成され
る。図4はこのデータを一時的に蓄積する回路の動作を
示すタイムチャートである。図4に示すように、時間2
に取り込まれた一時停止信号によりデータ入力(値C)
は廃棄され、この一時停止信号が入力される直前の入力
値が上記フリップフロップ12とセレクタ20により保
持される。時間5,6も同様に動作する。このことによ
りあたかも時間2,5,6においてクロックが入力され
ていない、すなわち回路動作が停止しているかのように
動作する。
【0021】このような一時処理停止回路において、デ
ータを一時的に蓄積する回路の数量が増え、一時停止信
号のファンアウトもそれに伴って増加する場合には多段
にバッファ32を積み重ねることにより対応する。具体
的には、処理を満足できない程度のファンアウト数にな
る場合には、初段のフリップフロップ10の入力側に必
要数分ファンアウトをとり、フリップフロップ10の出
力側に各ファンアウトに対応するバッファ32を設ける
ことにより処理を満足する。
【0022】また、初段のフリップフロップ10により
回路内部では1サイクル遅延した一時停止信号を使用し
ているため外部出力位相と異なる。したがって本実施例
では位相調整回路50を最終段に配置してその位相を調
整している。
【0023】図3は位相調整回路50の詳細回路図であ
り、1サイクル位相の遅れたデータD、1サイクル位相
の遅れた一時停止信号MSK1、位相遅れのない一時停
止信号MSK2を入力し、位相遅れのないデータを出力
する。
【0024】位相調整回路50において、データDを入
力する信号線はセレクタ22−1の入力端子Bに、セレ
クタ22−1の出力側はフリップフロップ14−1のデ
ータ入力側に、フリップフロップ14−1の出力側はセ
レクタ14−1の入力端子Aとセレクタ14−2の入力
端子Bとセレクタ22−3の入力端子Bに接続される。
また、セレクタ22−2の出力側はフリップフロップ1
4−2のデータ入力側に、フリップフロップ14−2の
出力側はセレクタ2の入力端子Aとセレクタ22−3の
入力端子Aに、セレクタ22−3の出力側はセレクタ2
2−4の入力端子Bに、セレクタ22−4の出力側はフ
リップフロップ14−3のデータ入力側に、フリップフ
ロップ14−3のデータ出力側はセレクタ22−4の入
力端子Aに接続されている。このような接続関係によ
り、入力されたデータDはフリップフロップ14−3の
出力端子よりデータQとして外部へ出力される。
【0025】また、1サイクル位相の遅れた一時停止信
号MSK1はセレクタ22−1〜22−3の入力信号選
択端子に接続され、位相遅れのない一時停止信号MSK
0はセレクタ22−4の入力信号選択端子に接続され
る。なお、セレクタ22−1とフリップフロップ14−
1、セレクタ22−2とフリップフロップ14−2、セ
レクタ22−4とフリップフロップ14−3は、各々の
組合せで上記に述べた一時的にデータ蓄積する回路を形
成している。
【0026】図5は図3に示す位相調整回路50の動作
を示すタイムチャートであり、フリップフロップ14−
1の出力は1サイクル位相の遅れた一時停止信号MSK
1のデータ入力8の値C,F,Gを廃棄している。フリ
ップフロップ14−2の出力は一時停止信号MSK1が
入力されている(“1”)タイミング(時間2,5,
7)を除いてフリップフロップ14−2の出力より1サ
イクル遅延したデータとなっている。
【0027】また、セレクタ22−3の出力は一時停止
信号MSK1により制御され、一時停止信号MSK1の
入力(“1”)時にはフリップフロップ14−2出力と
同一値を、入力のない(“0”)時にはフリップフロッ
プ14−1出力と同一値を出力する。この時点におい
て、一時停止信号MSK1により制御されるデータ信号
をあたかも一時停止信号MSK1の1サイクル前の位相
で制御されたデータ信号に変換する。最終段のセレクタ
22−4とフリップフロップ14−3はデータ出力Qに
波形整形するためだけのものである。
【0028】図10〜図12は位相調整回路の主要部、
すなわち一時停止信号を入力した時、当該一時停止信号
が1サイクル前に入力されたかのように動作する回路の
それぞれの例を示したものである。
【0029】図10の位相調整回路は、フリップフロッ
プ14−2とセレクタ22−3を有し、フリップフロッ
プ14−2とセレクタ22−3が一時停止信号を入力す
る構成となっている。この位相調整回路では、一時停止
信号が入力されていないときにはセレクタ4の入力端子
Bに入力されているデータが選択出力され、一時停止信
号が入力された場合には入力端子Aに入力されるフリッ
プフロップ14−2の出力が選択出力される。
【0030】また、図11の位相調整回路は、セレクタ
22−2、フリップフロップ14−2とセレクタ22−
3を有し、セレクタ24とセレクタ22−3が一時停止
信号を入力する構成となっている。これの接続構成は図
7に示した一時処理停止回路のセレクタ22−2、フリ
ップフロップ14−2とセレクタ22−3と同じであ
り、その動作は図9に示したものとなる。
【0031】さらに、図12に示した位相調整回路は、
フリップフロップ16とセレクタ22−3を有し、セレ
クタ22−3の出力がフリップフロップ16の入力端子
に入力される。セレクタ22−3は一時停止信号が入力
されていないときには入力端子Bに入力されたデータを
選択出力し、一時停止信号が入力されたときには入力端
子Aに入力したフリップフロップ16の出力データが選
択出力される。
【0032】図7は図1に示した一時処理停止回路の一
具体例を示す回路図である。ここでは本実施例における
この具体例と従来技術との差異を明確にするため、図6
に示した従来技術と本実施例とを対比させながら説明す
る。
【0033】図6において、データ入力線はセレクタ2
0−1の入力端子Bに、セレクタ20−1の出力端子は
フリップフロップ12−1のデータ入力端子に、フリッ
プフロップ12−1のデータ出力端子はセレクタ20−
2の入力端子Bとセレクタ20−1の入力端子A入力に
それぞれ接続されている。また、セレクタ20−2の出
力端子はフリップフロップ12−2の入力端子に、フリ
ップフロップ12−2のデータ出力端子はセレクタ20
−3の入力端子Bとセレクタ20−2の入力端子Aに、
セレクタ20−3の出力端子はフリップフロップ12−
3の入力端子にそれぞれ接続されている。さらに、フリ
ップフロップ12−3のデータ出力端子はセレクタ20
−4の入力端子Bとセレクタ20−3の入力端子Aに、
セレクタ20−4の出力端子はフリップフロップ12−
4の入力端子に、フリップフロップ12−4のデータ出
力端子はセレクタ20−4の入力端子Aと外部出力端子
にそれぞれ接続されている。また、一時停止信号の出力
線はセレクタ20−1〜20−4の選択信号入力端子
に、クロック供給線はフリップフロップ12−1〜12
−4のクロック入力端子に接続される。
【0034】図6に示した従来技術において、セレクタ
20−1〜20−4は選択信号が入力されている
(“1”)場合には入力端子Aを選択し、選択信号が入
力されていない(“0”)場合には入力端子Bを選択す
る。なお、セレクタ20−1とフリップフロップ12−
1、セレクタ20−2とフリップフロップ12−2、セ
レクタ20−3とフリップフロップ12−3、セレクタ
20−4とフリップフロップ12−4はおのおの、一時
的に入力データを蓄積するデータ蓄積回路を構成してい
る。
【0035】図7は本実施例のデータ一時処理停止回路
であり、データ入力はフリップフロップ16のデータ入
力端子に、フリップフロップ16のデータ出力端子はセ
レクタ22−1の入力端子Bに、セレクタ22−1の出
力端子はフリップフロップ14−1のデータ入力端子
に、フリップフロップ14−1のデータ出力端子はセレ
クタ22−2の入力端子Bとセレクタ22−1の入力端
子Aとセレクタ22−3の入力端子Bに接続されてい
る。また、セレクタ22−2の出力端子はフリップフロ
ップ14−2の入力端子に、フリップフロップ14−2
のデータ出力端子はセレクタ22−3の入力端子Aとセ
レクタ22−2の入力端子Aに、セレクタ22−3の出
力端子はセレクタ22−4の入力端子Bに、セレクタ2
2−4の出力端子はフリップフロップ14−3の入力端
子に、フリップフロップ14−3のデータ出力端子はセ
レクタ22−4の入力端子Aと外部出力端子に接続され
ている。さらに、一時停止信号線はフリップフロップ1
8のデータ入力端子とセレクタ22−4の選択信号入力
端子に接続され、フリップフロップ18のデータ出力端
子はセレクタ22−1〜22−3の選択信号入力端子に
接続される。また、クロックはフリップフロップ16,
18,14−1〜14−3のクロック入力端子に接続さ
れる。
【0036】図7に示した一時処理停止回路において、
セレクタ22−1〜22−4は選択信号が入力されてい
る(“1”)場合には入力端子Aを選択し、選択信号が
入力されていない(“0”)場合には入力端子Bを選択
する。なお、同実施例でもセレクタ22−1とフリップ
フロップ14−1、セレクタ22−2とフリップフロッ
プ14−2、セレクタ22−4とフリップフロップ14
−3は各々の組合せで上記に述べた一時的に蓄積する回
路を構成している。
【0037】図8は図6に示す従来のデータ一時処理停
止回路のタイムチャートである。図6は一時的に蓄積す
る回路の4段構成となっており、各々のフリップフロッ
プ12は一時停止信号によりデータ入力が廃棄され、一
時停止信号が入力される直前の入力値を保持するように
動作する。
【0038】また、図9は図7に示す本実施例のデータ
一時処理停止回路のタイムチャートである。図7はフリ
ップフロップ16とフリップフロップ18を除いて図3
の構成と同様であるため、各信号の変化は図5と同様な
波形となる。
【0039】図8と図9を見比べて解るように本実施例
のデータ一時処理停止回路は、一時停止信号を一度クロ
ックで波形整形しても、単にフリップフロップ数分デー
タが遅延して出力されるものと同様である。すなわち、
これらタイムチャートより図6と図7の回路は入出力信
号で見れば同一動作をすることがわかる。
【0040】図6のデータ一時処理停止回路では一時停
止信号のファンアウトはセレクタ20−1〜20−4の
“4”であるのに対し、図7のデータ一時処理停止回路
では一時停止信号のファンアウトはフリップフロップ1
8とセレクタ22−4の“2”のためファンアウトを減
らす効果が得られる。仮に図7のフリップフロップ18
の出力がファンアウト1000の回路を想定すると、こ
れと同等の動作をする図6の回路では一時停止信号のフ
ァンアウトが1001となり、入力信号の一時停止信号
は図7と図6の差分はファンアウト999となる。した
がって本実施例によれば、図7に示した構成を図1に示
したようにm段とすることにより、限界ファンアウト数
のm乗倍のファンアウトを稼ぐことができる。
【0041】なお、本実施例では位相調整回路を一時処
理停止回路に用いたが、フレーム等により出力タイミン
グの規制されるシステムであれば、出力データ位相を変
える際、位相調整回路を用いて位相変更を実施すること
ができる。すなわち、位相調整回路は、このようなシス
テムにも適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、一時停止信号を回路内部においてクロックで波形整
形し、その波形整形後の信号を回路内部で使用し、出力
最終段において外部の一時停止信号に位相を合わせる機
能を設けるとしたので、一時停止信号のファンアウト数
量による遅延時間の増大を防ぐ効果が期待できる。さら
に本機能をN乗段とる構成により一時停止信号のファン
アウト数量を無限大まで拡張することが可能となるため
大規模回路にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一時処理停止回路の実施例を示す
回路図。
【図2】従来技術における一時処理停止回路の回路図。
【図3】位相調整回路の実施例を示す回路図。
【図4】データ一時蓄積回路のタイムチャート。
【図5】図3に示した本実施例における位相調整回路の
タイムチャート。
【図6】従来技術におけるデータ一時処理停止回路の回
路図。
【図7】本実施例におけるデータ一時処理回路の具体的
構成例を示す回路図。
【図8】図6に示した従来技術におけるデータ一時処理
停止回路のタイムチャート。
【図9】図7に示した本実施例におけるデータ一時処理
停止回路のタイムチャート。
【図10】本発明による位相調整回路の主要部の一例を
示した回路図。
【図11】本発明による位相調整回路の主要部の他の例
を示した回路図。
【図12】本発明による位相調整回路の主要部の別の例
を示した回路図。
【符号の説明】
10,12−1〜12−n フリップフロップ 20−1〜20−n セレクタ 30,32−1〜32−n バッファ 40−1〜40−(n−1) 組合せ論理回路 50 位相調整回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一時停止信号により一時的に処理を停止
    する一時処理停止回路において、 一時停止信号を入力してこれを複数に分岐出力する第1
    のバッファと、 第1のバッファにより分岐出力された一時停止信号を入
    力し、それぞれの一時停止信号を入力したクロックによ
    り同期化するフリップフロップと、 前記フリップフロップで同期化された一時停止信号を駆
    動してデータ蓄積回路に出力する第2のバッファとを有
    し、 第2のバッファが前記フリップフロップより出力される
    各一時停止信号毎に設けられることを特徴とする一時処
    理停止回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の一時処理停止回路にお
    いて、前記フリップフロップは複数のフリップフロップ
    を多段構成したことを特徴とする一時処理停止回路。
  3. 【請求項3】 一時停止信号により一時的に処理を停止
    する一時処理停止回路において、 一時停止信号を入力してこれを少なくとも2つに分岐し
    て第1の一時停止信号を出力する第1のバッファと、 第1のバッファにより分岐出力された第1の一時停止信
    号を入力し、クロックにより第1の一時停止信号を同期
    化するフリップフロップと、 前記フリップフロップで同期化された第1の一時停止信
    号を駆動して第2の一時停止信号を複数段のデータ蓄積
    回路に出力する第2のバッファと、 第1の一時停止信号、第2の一時停止信号、前記クロッ
    クおよび前記データ蓄積回路の最終段より出力されるデ
    ータを入力し、このデータを第1の一時停止信号に位相
    を合わせて出力する位相調整回路とを有することを特徴
    とする一時処理停止回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の一時処理停止回路にお
    いて、前記フリップフロップは第1の一時停止信号をそ
    れぞれ入力する複数のフリップフロップが多段に設けら
    れ、 これらフリップフロップはそれぞれ前記クロックを入力
    することにより、同期化した一時停止信号を各フリップ
    フロップに接続されている第2のバッファに出力するこ
    とを特徴とする一時停止処理回路。
  5. 【請求項5】 一時停止信号を入力した時、当該一時停
    止信号が1サイクル前に入力されたかのように動作する
    位相調整回路において、 クロックに同期して第1のデータを入力保持するととも
    にこのクロックにて保持したデータを第2のデータとし
    て出力し、前記一時停止信号が入力されるとその時に入
    力する第1のデータを廃棄して直前の出力データを保持
    するフリップフロップと、 第1のデータと前記フリップフロップより出力された第
    2のデータとを入力し、前記一時停止信号が入力されて
    いないときには第1のデータを選択出力し、この一時停
    止信号が入力されたときには第2のデータを選択出力す
    るセレクタとを有することを特徴とする位相調整回路。
  6. 【請求項6】 一時停止信号を入力した時、当該一時停
    止信号が1サイクル前に入力されたかのように動作する
    位相調整回路において、 前記一時停止信号が入力されていないときには第1の端
    子に入力された第1のデータを、前記一時停止信号が入
    力されたときには第2の端子に入力されたデータを選択
    出力する第1のセレクタと、 前記第1のセレクタにより出力された第2のデータをク
    ロックに同期して入力保持するとともに、このクロック
    にて保持したデータを第3のデータとして出力するフリ
    ップフロップと、 第1のデータと前記フリップフロップより出力された第
    3のデータとを入力し、前記一時停止信号が入力されて
    いないときには第1のデータを選択出力し、この一時停
    止信号が入力されたときには第2のデータを選択出力す
    るセレクタとを有し、 第1のセレクタは第2の端子に前記フリップフロップよ
    り出力された第3のデータを入力することを特徴とする
    位相調整回路。
  7. 【請求項7】 一時停止信号を入力した時、当該一時停
    止信号が1サイクル前に入力されたかのように動作する
    位相調整回路において、 クロックに同期してデータを入力保持するとともにこの
    クロックにて保持したデータを第2のデータとして出力
    するフリップフロップと、 第1のデータを第1の端子に入力するとともに、前記フ
    リップフロップより出力された第2のデータを第2の端
    子に入力するセレクタとを有し、 前記セレクタは、前記一時停止信号が入力されていない
    ときには第1のデータを選択出力し、この一時停止信号
    が入力されたときには第2のデータを選択出力し、前記
    フリップフロップは前記セレクタより出力された第1の
    データを入力することを特徴とする位相調整回路。
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