JP3026391B2 - ビット列補償回路 - Google Patents

ビット列補償回路

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JP3026391B2
JP3026391B2 JP4224030A JP22403092A JP3026391B2 JP 3026391 B2 JP3026391 B2 JP 3026391B2 JP 4224030 A JP4224030 A JP 4224030A JP 22403092 A JP22403092 A JP 22403092A JP 3026391 B2 JP3026391 B2 JP 3026391B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビット列補償回路に関
し、特に所定クロックを基準に、複数の端末から所定周
期のビット単位で送出された送出データを時分割多重化
して得られた多重化データを与えられる場合に適用して
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、加入者宅から送出したディジタル
信号を局内に伝送する場合、時分割多重化(TDMA:
Time Division Multiple Ac
cess)の手法を適用してディジタル信号を伝送する
ことにより、効率良くディジタル信号を伝送し得るよう
に成されたものがある。
【0003】即ち、時分割多重化の手法を適用してディ
ジタル信号を伝送する場合、回線数を低減し得、その分
効率良くディジタル信号を伝送することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ファイバ
ー伝送においては、同軸ケーブル等の伝送線路を用いて
ディジタル信号を伝送する場合に比して伝送速度を向上
し得る特徴がある。
【0005】さらに光ファイバー伝送においては、光結
合器を介して、伝送に供する光を簡易に合成し得る特徴
がある。
【0006】このため光ファイバーを使用してディジタ
ル信号を伝送する場合は、簡易に時分割多重化の手法を
適用し得、さらに時分割多重化の手法を適用することに
より、一段と効率良くディジタル信号を伝送し得ると考
えられる。
【0007】すなわち図2において、1は全体としてP
SD(Passive Double Star)タイ
プの光加入者網を示し、この光加入者網1においては、
加入者宅端末2A、2B、2Cから送出したディジタル
信号をネットワークユニット4に送出し、このネットワ
ークユニット4から所望の伝送対象に送出する。
【0008】このとき各加入者宅端末2A、2B、2C
とネットワークユニット4間においては、光ファイバー
を介してディジタル信号を伝送し、この光ファイバーは
カップラ6で接続されるようになされている。
【0009】図3に示すように各加入者宅端末2A、2
B、2Cは、それぞれ各端末2A、2B、2Cに割当ら
れた所定のタイミングで光データS2A、S2B、S2
Cを送出し(図3(A)、(B)、(C))、カップラ
6はこの光データS2A、S2B、S2Cを光合成して
伝送データSTを出力する(図3(D))。
【0010】これによりこの種の光加入者網1において
は、光ファイバーをカップラ6で接続するだけで、各端
末2A、2B、2Cのディジタル信号を簡易に時分割多
重化して伝送することができる。
【0011】ところが各端末2A、2B、2Cとカップ
ラ6間の距離が相違すると、各端末2A、2B、2Cか
ら送出された光データS2A、S2B、S2Cにおいて
は、その分カップラ6に異なる時間遅れで到達する。
【0012】このためこの加入者網1をを単一のクロッ
クで同期して動作させた場合、ネットワークユニット4
に到達する時分割多重化信号STにおいては、この距離
の相違に応じてビット内遅延や伝送路帯域の不規則や位
相ゆらぎなどによるジッタなどが発生し、ビット列の配
置が不規則な間隔になり、ネットワークユニット4にお
いては、このビット内遅延やジッタなどによる不規則間
隔が大きくなると光データS2A、S2B、S2Cを正
しく処理し得なくなり、光多重化信号STを電気信号の
多重化データに変換して出力した場合に提供先の伝送装
置で正しく処理できないという問題が生じる。
【0013】また、以上の様な問題を解決するために例
えばPLL(位相同期ループ)回路を用いて、光多重化
データから電気多重化データにした後に、この電気多重
化データをPLL回路で、一定周期のクロックを抽出
し、このクロックでデータを一定周期に補償する方法も
考えられるが、この方法の場合にはPLL回路の動作周
波数範囲や、キャプチャ(捕獲)レンジや、耐ジッタ特
性などを実用的な範囲まで設定するためには、ループフ
ィルタの時定数を非常に大きい値に設定しなければなら
ず、このため大きい時定数を設定するための部品形状が
大きくなり、回路を小形化できず、集積化にも困難であ
るという問題もある。
【0014】また、PLL回路の内部のVCOを高速で
安定化させる構成も容易ではなく、アナログ素子も必要
になるので集積化も容易ではないという問題もある。
【0015】本発明は以上の点を考慮して為されたもの
であり、その目的とするところは、時分割多重化によっ
て多重データ伝送する場合でも伝送された多重化データ
のビット列を補償することができるビット列補償回路を
提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに第1の発明においては、所定のクロックを基準に、
複数の端末から所定周期のビット単位で送出された送出
データを時分割多重化して得られた多重化データを与え
られ、この多重化データをそれぞれ所定位相だけ異なる
複数のクロックで検出し、各検出信号を出力する検出手
段と、上記各検出信号のレベル変化を検出し、上記各検
出信号の中から上記送出データの位相に最も近い位相の
上記検出信号を選択して出力する選択手段と、上記それ
ぞれ所定位相だけ異なる複数のクロックの内のいずれか
のクロックで、上記選択手段の出力ビット列をサンプリ
ングしてビットのずれを補償するサンプリング手段とを
備えて、上記サンプリング手段の出力から、上記いずれ
かのクロックに同期してビット列が補償された多重化デ
ータを得ることを特徴とする。また第2の発明において
は、入力データを所定の位相関係に保持された複数のク
ロック各々でラッチし、この複数のクロックに対応した
複数のラッチデータを出力する多相クロックラッチ回路
と、上記複数のラッチデータに基づいて論理レベルが変
化するタイミングを検出することにより、上記入力デー
タに対して最も近い位相関係にあるクロックを検出する
変化点検出回路と、上記受信データ変化点検出回路の検
出結果に基づいて、上記複数のラッチデータの選択を行
なうラッチデータ選択回路と、上記ラッチデータ選択回
路によって選択されたラッチデータを所定の基準クロッ
クで再サンプリングする再サンプリング回路とを有する
ことを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明によれば、上記検出手段と上記選択手段
によって、ビット幅や周期が一定でない場合であって
も、基準クロックに同期して一定に補償される。しか
も、それぞれ所定位相だけ異なる複数のクロックの内の
いずれかのクロックで、上記選択手段の出力ビット列を
サンプリングしているので、選択手段の出力にジッタの
影響が残ってビットがずれていても、補償(ジッタ除
去)して、いずれかの基準クロックに同期させてビット
列のずれを補償させることができる。
【0018】
【実施例】次にこの発明のビット列補償回路の好適な一
実施例を図面を用いて説明する。この一実施例は、上述
の図2の光ファイバ伝送システムにおいて、ネットワー
クユニット(Office Subscriber U
nit)4出力の多重化データに対して、どの様な構成
でそのビット列を補償するかを示す。
【0019】図1はこの一実施例のビット列補償回路の
機能ブロックである。
【0020】この図1において、ビット列補償回路は多
相クロックラッチ回路12と、受信データ変化点検出回
路14と、ラッチデータ選択回路16と、再サンプリン
グ回路32と、判定回路50とから構成されている。
【0021】ここでこの一実施例の場合、ネットワーク
ユニット4は、光ファイバ伝送システム全体で共通する
単一の基準クロックを基準にして動作するものとする。
【0022】すなわち各端末2A、2B、2Cは、この
基準クロックに同期したデューティ比が、例えば50%
の光データを送出し、このとき所定ビット単位で、各端
末に割当られた期間毎に時分割でこの光データを送出す
る。
【0023】ネットワークユニット4は、各端末2A、
2B、2Cから送出された光データをカップラ6で合成
して時分割多重化した後、所定の光電気変換回路で入力
データDIに変換する。そして、このネットワークユニ
ット4は、この入力データDIをビット列補償回路の多
相クロックラッチ回路12に与える。
【0024】図4は多相クロックラッチ回路12の一例
の論理回路図である。
【0025】この図4において、多相クロックラッチ回
路12は、D型フリップフロップ18A〜18Dから構
成されて、D型フリップフロップ18A〜18Dのデー
タ入力Dには、受信データDIが供給されている(図5
(A)にタイミングを図示)。
【0026】そして、D型フリップフロップ18Aのク
ロック入力Cには0位相のクロックCLK1が供給され
ている(図5(B)にタイミングを図示)。また、D型
フリップフロップ18Bのクロック入力Cには90°位
相遅れのクロックCLK2が供給されている(図5
(C)にタイミングを図示)。更に、D型フリップフロ
ップ18Cのクロック入力Cには180°位相遅れのク
ロックCLK3が供給されている(図5(D)にタイミ
ングを図示)。しかも、D型フリップフロップ18Dの
クロック入力Cには270°位相遅れのクロックCLK
4が供給されている(図5(E)にタイミングを図
示)。
【0027】そして、この多相クロックラッチ回路12
は、この入力データDIを上記4相のクロックCLK1
〜CLK4でラッチし、そのラッチデータL1〜L4を
受信データ変化点検出回路14及びラッチデータ選択回
路16に供給する。
【0028】ここで上記4相のクロックCLK1〜CL
K4のうち、第1のクロックCLK1は、このネットワ
ークユニット4の基準クロック信号で、このビット列補
償回路の出力が接続される受信回路(図示なし)などで
使用する動作基準のクロック信号である。
【0029】これに対して残りの各位相クロックCLK
2〜CLK4は、第1のクロックCLK1に対してそれ
ぞれ位相が90°、180°、270°異なる様になさ
れている。
【0030】これにより多相クロックラッチ回路12
は、基準クロックでなる第1のクロックCLK1で入力
データDIをラッチすると共に、この第1のクロックC
LK1に対して所定の位相関係に保持された第2〜第4
のクロックCLK2〜CLK4で入力データDIをラッ
チし、ラッチ結果出力L1〜L4を続く受信データ変化
点検出回路14及びラッチデータ選択回路16に供給す
る。
【0031】図6はこの一実施例の受信データ変化点検
出回路14の論理回路図である。
【0032】この図6において、この受信データ変化点
検出回路14は、D型フリップフロップ20A〜20D
と、排他的論理和ゲート22A〜22Dと、NOR(否
定論理和)ゲート24とから構成される。
【0033】そして、D型フリップフロップ20Aは、
ラッチデータL1がデータ入力Dに与えられ、クロック
入力CにクロックCLK2が与えられ、データ出力Qか
らラッチデータL1Dを排他的論理和ゲート22Aに供
給する。また、D型フリップフロップ20Bは、データ
入力DにラッチデータL2が与えられ、クロック入力C
にクロックCLK3が与えられ、データ出力Qからラッ
チデータL2Dを排他的論理和ゲート22Bに供給す
る。
【0034】また、D型フリップフロップ20Cは、デ
ータ入力DにラッチデータL3が与えられ、クロック入
力CにクロックCLK4が与えられ、データ出力Qから
ラッチデータL3Dを排他的論理和ゲート22Cに供給
する。また、D型フリップフロップ20Dは、データ入
力DにラッチデータL4が与えられ、クロック入力Cに
はクロックCLK1が与えられ、データ出力Qからラッ
チデータL4Dを排他的論理和ゲート22Dに供給す
る。
【0035】そして、受信データ変化点検出回路14
は、各ラッチデータL1〜L4について、論理レベルが
変化するタイミングを検出することにより、入力データ
DIに対して正しい位相関係に保持されたクロックを検
出し、その検出結果に基づいて信号S1〜S5を選択出
力する。
【0036】即ち、図6に示す様に受信データ変化点検
出回路14においては、各ラッチデータL1〜L4をラ
ッチ回路20A〜20Dに与え、ラッチ回路20A〜2
0Dは、各ラッチデータL1〜L4のクロック信号CL
K1〜CLK4に対して90°づつ位相の遅れたクロッ
クCLK2、CLK3、CLK4、CLK1で各ラッチ
データL1〜L4をラッチする。
【0037】これにより受信データ変化点検出回路14
においては、ラッチデータL1〜L4の位相を90°遅
延させ(図5(F)〜(M))、ラッチデータL1〜L
4と、これよりそれぞれ90°位相遅れしたクロックC
LK2、CLK3、CLK4、CLK1でラッチしたラ
ッチデータL2、L3、L4、L1との間でタイミング
を一致させ、続く排他的論理和ゲート22A〜22Dで
排他的論理和を行う。これによって、受信データ変化点
検出回路14においては、第1及び第2のクロックCL
K1及びCLK2の立ち上がりの期間の間で入力データ
DIの論理レベルが変化しているとき、排他的論理和ゲ
ート22Aから出力される出力信号S1の論理レベルを
立ち上げる(図5(N))。
【0038】また、受信データ変化点検出回路14にお
いては、第2及び第3のクロック信号CLK2及びCL
K3の立ち上がりの期間の間で入力データDIの論理レ
ベルが変化しているとき、排他的論理和ゲート22Bか
ら出力される出力信号S2の論理レベルを立ち上げ(図
5(O))、第3及び第4のクロックCLK3及びCL
K4の立ち上がりの間で入力データD1の論理レベルが
変化しているとき、排他的論理和ゲート22Cから出力
される出力信号S3の論理レベルを立ち上げる(図5
(P))。
【0039】更に、受信データ変化点検出回路14にお
いては、第4及び第1のクロックCLK4及びCLK1
の立ち上がりの期間の間で入力データDIの論理レベル
が変化しているとき、排他的論理和ゲート22Dから出
力される出力信号S4の論理レベルを立ち上げる(図5
(R))。
【0040】そして、上記受信データDIが上記クロッ
クCLK1〜CLK4のいずれかの2クロック位相間に
おいても論理レベルの変化が検出されない場合は、上記
論理レベルS1〜S4のいずれもロウレベルになり、こ
の場合は、出力信号S1〜S4をNORゲート24に出
力して否定論理和を行い、出力信号S5の論理レベルを
立ち上げる(図5(R))。従って、上記上記受信デー
タDIが上記クロックCLK1〜CLK4のいずれかの
2クロック位相間において論理レベルの変化が検出され
れば、信号S5はロウレベルになる。
【0041】この様にして得られた上記S1〜S5は、
ラッチデータ選択回路16に与えられる。
【0042】図7はラッチデータ選択回路16と再サン
プリング回路32の論理回路図である。
【0043】この図7において、ラッチデータ選択回路
16は、アンドゲート28、26A〜26Dと、論理和
ゲート30とから構成されている。
【0044】そして、ラッチデータ選択回路16は、受
信データ変化点検出回路14から供給された信号S1〜
S5を基準にしてラッチデータL1〜L4を選択出力す
る。即ち、第1及び第2のクロックCLK1及びCLK
2の立ち上がりの期間の間で受信データDIの論理レベ
ルが変化しているとき、第3のクロックCLK3の立ち
上がりタイミングで入力データDIをラッチすれば、受
信データの論理レベルが安定したときに、確実に受信デ
ータD1をラッチ出力することができる。
【0045】これにより図8に示す様に、ラッチデータ
選択回路16は、第1及び第2のクロックCLK1及び
CLK2の立ち上がりの期間の間で入力データDIの論
理レベルが変化しているとき、信号S1によってラッチ
データL3を選択出力する。これに対して、第2及び第
3のクロックCLK2及びCLK3の立ち上がりの期間
の間で入力データDIの論理レベルが変化していると
き、第4のクロックCLK4の立ち上がりタイミングで
入力データDIをラッチすれば、受信データの論理レベ
ルが安定したときに、確実に入力データDIをラッチ出
力することができる。
【0046】これによって、ラッチデータ選択回路16
は、第2及び第3のクロックCLK2及びCLK3の立
ち上がりの期間の間で入力データDIの論理レベルが変
化しているとき、信号S2によってラッチデータL4を
選択出力する。
【0047】同様に第3及び第4のクロックCLK3及
びCLK4の立ち上がりの期間の間、及び第4及び第1
のクロックCLK4及びCLK1の立ち上がりの期間の
間で入力データDIの論理レベルが変化しているとき、
それぞれ第1のクロックCLK1及び第2のクロック信
号CLK2のタイミングで入力データDIをラッチすれ
ば、受信データの論理レベルが安定したときに、確実に
入力データDIをラッチすることができ、これによりラ
ッチデータ選択回路16は、信号S3及びS4によって
それぞれラッチデータL1及びL2を選択出力する。
【0048】これに対して、入力データDIの論理レベ
ルが変化していない場合、ラッチデータ選択回路16
は、信号S5によってラッチデータL1を選択出力す
る。
【0049】即ち、図7に示す様に、ラッチデータ選択
回路16は、受信データ変化点検出回路14の出力信号
S1〜S4をアンドゲート26A〜26Dに与え、ここ
でそれぞれラッチデータL1〜L4との論理積を検出す
る。
【0050】更に、ラッチデータ選択回路16は、受信
データ変化点検出回路14の出力信号S5をアンドゲー
ト28に与え、ここでラッチデータL1との論理積を行
い出力する。
【0051】更に、ラッチデータ選択回路16は、アン
ドゲート26A〜26D及びアンドゲート28の出力信
号を論理和ゲート30に与え、この出力信号S6を続く
再サンプリング回路32に供給する(図5(S)のタイ
ミング)。
【0052】これによりラッチデータ選択回路16は、
受信データ変化点検出回路14の検出結果に基づいてラ
ッチデータL1〜L4を選択し、選択結果を出力信号S
6として再サンプリング回路32に送出する。
【0053】図7において、再サンプリング回路32
は、D型フリップフロップ38、48と、アンドゲート
40、46と、インバータ42と、論理和ゲート44と
から構成されている。
【0054】そして、この再サンプリング回路32は、
ラッチデータ選択回路16から供給される信号S6を基
準のクロックCLK1又はCLK3で再サンプリングし
て出力する。
【0055】これによって、この一実施例のビット列補
償回路においては、位相の異なるクロックで入力データ
DIをラッチして複数のラッチデータL1〜L4を生成
した後、このラッチデータL1〜L4の選択出力を基準
のクロックで再サンプリングして出力することにより、
各端末の光データが光ファイバーの長さの分だけ異なる
遅延時間で遅延したり、ジッタの影響を受けた場合で
も、基準のクロックCLK1に同期して出力することが
でき、これにより続く受信回路で確実に処理することが
できる。
【0056】このとき再サンプリング回路32は、この
基準クロックCLK1と180°位相の異なるクロック
信号CLK3で信号S6を再サンプリングした後(図5
(T)のタイミング)、入力データDIのジッタの影響
の判定検出結果SL(図5(U)のタイミング)に基づ
いてこの信号SKと基準クロックCLK1で再サンプリ
ングした出力信号とを選択出力し、これによりジッタに
よるビットずれの影響を排除する(図5(V)のタイミ
ング)。
【0057】即ち、再サンプリング回路32は、ラッチ
データ選択回路16から供給される信号S6をクロック
CLK3でラッチするD型フリップフロップ38に与
え、これにより信号S6をクロックCLK3で再サンプ
リングする。
【0058】更に、再サンプリング回路32は、D型フ
リップフロップ38の出力信号SKをアンドゲート40
に与え、ここで、インバータ回路42を介して供給され
る再サンプリング選択信号SLの反転信号との間で論理
積信号を出力する。
【0059】ここで、再サンプリング選択信号SLは、
端末2A〜22Cから送出された判定用のデータ(例え
ば、01の交番パターンデータなど)を判定回路50の
入力及び受信データ入力DIとして与えられて、信号S
1〜S4の状態によって、再サンプリング選択信号SL
の論理レベルは決められる。
【0060】例えば、判定回路50は、前述の判定用デ
ータ受信時に信号S2又はS3がハイレベルであった端
末からの信号受信時には、再サンプリング選択信号SL
をロウレベルに設定して、アンドゲート40でクロック
CLK3でサンプリングされた信号SKが出力され、こ
の信号SKがD型フリップフロップ48に与えられる様
に制御する。
【0061】また、判定回路50は、前述の判定用デー
タ受信時に信号S1又はS4がハイレベルであった端末
からの信号受信時には、再サンプリング選択信号SLを
ハイレベルに設定して、アンドゲート46で信号S6を
出力させ、この信号S6をD型フリップフロップ48に
与えられる様に制御する。
【0062】これによって、再サンプリング回路32
は、再サンプリング選択信号SLの論理レベルがロウレ
ベルのとき、アンドゲート40の出力信号を論理和ゲー
ト44を介して出力する。
【0063】これに対して再サンプリング回路32は、
ラッチデータ選択回路16の出力信号S6をアンドゲー
ト46に入力し、ここで再サンプリング選択信号SLと
の論理積信号を得ることにより、再サンプリング選択信
号SLの論理レベルがハイレベルのとき論理和ゲート4
4を介して信号S6を選択出力する。
【0064】更に、再サンプリング回路32は、クロッ
ク信号CLK1で動作するD型フリップフロップ48に
論理和ゲート44の出力信号を与え、これによりクロッ
ク信号CLK1に同期したタイミングで続く受信回路な
どに受信データDOを送出する。
【0065】以上の一実施例によれば、位相の異なるク
ロックCLK1〜CLK4で受信データをラッチして複
数のラッチデータを生成し、このラッチデータの選択出
力を基準のクロックで再サンプリングすることにより、
各端末の光データが光ファイバーの長さの分だけ異なる
遅延時間で遅延したり、ジッタの影響を受けた場合で
も、基準のクロック信号CLK1に同期し、ビットずれ
のない受信データ(多重データ)を出力でき、これによ
り続く受信回路などにデータを提供して、正しく処理さ
せることができる。
【0066】以上の一実施例においては、位相が異なる
4種類のクロックで入力データをラッチする場合につい
て述べたが、これに限定するものではない。例えば、こ
の異なる位相のクロックの種類を必要に応じて多くする
と、補償精度を向上させることもできる。
【0067】また、以上の一実施例においては、光ファ
イバーを介して時分割多重化されて伝送された入力受信
データを処理する場合について述べたが、これに限るも
のではない。例えば、同軸ケーブル等を介して伝送され
たデータを処理する場合等にあっても広く適用すること
ができる。
【0068】更に、以上の一実施例の図7の再サンプリ
ング回路32においては、クロックCLK1又はCLK
3によって、再サンプリングを行ったが、これに限るも
のでがない。
【0069】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、位相の
異なる複数のクロック信号で入力データをラッチして複
数のラッチデータを生成し、各ラッチデータの論理レベ
ルが変化するタイミングを基準にしてこのラッチデータ
の選択出力を得、この選択出力を基準のクロックで再サ
ンプリングすることにより、各端末の光データが光ファ
イバーの長さの分だけ異なる遅延時間で遅延したり、ジ
ッタの影響を受けている場合でも伝送されたデータのビ
ット列を一定に補償することができるビット列補償回路
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のビット列補償回路の機能ブ
ロック図である。
【図2】従来例の光ファイバ伝送システムの概要図であ
る。
【図3】従来例の光ファイバ伝送システムにおける各端
末から送出される送出データのタイミングチャートであ
る。
【図4】一実施例の多相クロックラッチ回路の論理回路
図である。
【図5】一実施例のビット列補償回路の動作タイミング
チャートである。
【図6】一実施例の受信データ変化点検出回路の論理回
路図である。
【図7】一実施例のラッチデータ選択回路及び再サンプ
リング回路の論理回路図である。
【図8】一実施例のラッチデータ選択回路の論理図であ
る。
【符号の説明】
12…多相クロックラッチ回路、14…受信データ変化
点検出回路、16…ラッチデータ選択回路、32…再サ
ンプリング回路。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定クロックを基準に、複数の端末から
    所定周期のビット単位で送出された送出データを時分割
    多重化して得られた多重化データを与えられ、この多重
    化データをそれぞれ所定位相だけ異なる複数のクロック
    で検出し、各検出信号を出力する検出手段と、 上記各検出信号のレベル変化を検出し、上記各検出信号
    の中から上記送出データの位相に最も近い位相の上記検
    出信号を選択して出力する選択手段と、 上記それぞれ所定位相だけ異なる複数のクロックの内の
    いずれかのクロックで、上記選択手段の出力ビット列を
    サンプリングしてビットのずれを補償するサンプリング
    手段とを備えて、 上記サンプリング手段の出力から、上記いずれかのクロ
    ックに同期してビット列が補償された多重化データを得
    ることを特徴とするビット列補償回路。
  2. 【請求項2】 入力データを所定の位相関係に保持され
    た複数のクロック各々でラッチし、この複数のクロック
    に対応した複数のラッチデータを出力する多相クロック
    ラッチ回路と、 上記複数のラッチデータに基づいて論理レベルが変化す
    るタイミングを検出することにより、上記入力データに
    対して最も近い位相関係にあるクロックを検出する変化
    点検出回路と、 上記受信データ変化点検出回路の検出結果に基づいて、
    上記複数のラッチデータの選択を行なうラッチデータ選
    択回路と、 上記ラッチデータ選択回路によって選択されたラッチデ
    ータを所定の基準クロックで再サンプリングする再サン
    プリング回路とを有することを特徴とするビット列補償
    回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のビット列補償回路にお
    いて、 前記変化点検出回路にて論理レベルの変化するタイミン
    グが検出されないときは、前記ラッチデータ選択回路は
    予め決められた任意のラッチデータを選択することを特
    徴とするビット列補償回路。
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