JP3026344B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器

Info

Publication number
JP3026344B2
JP3026344B2 JP1341195A JP34119589A JP3026344B2 JP 3026344 B2 JP3026344 B2 JP 3026344B2 JP 1341195 A JP1341195 A JP 1341195A JP 34119589 A JP34119589 A JP 34119589A JP 3026344 B2 JP3026344 B2 JP 3026344B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
module
operator
control
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1341195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03200285A (ja
Inventor
慎哉 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1341195A priority Critical patent/JP3026344B2/ja
Publication of JPH03200285A publication Critical patent/JPH03200285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3026344B2 publication Critical patent/JP3026344B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば、他の電子楽器やその周辺機器と
共に共通の操作パネルに接続されて用いられる電子機器
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の電子ピアノ等の電子楽器には、鍵盤が設けられ
ると共に自動演奏機能、音源選択機能、自動伴奏機能等
の種々の機能が設けられ、さらにこれらの機能を制御す
るための多数の操作子が配列された操作パネルが設けら
れている。これに対して最近では、上記の各機能が各々
別体にモジュール化された電子機器が普及し始めてい
る。
ユーザはこれらの機能別にモジュール化された電子機
器を好みに応じて選択し、その幾つかを組合せて使用す
ることにより、様々な楽音を得ることができる。
このような従来のモジュール化された電子機器は、各
モジュール毎に操作パネルが設けられており、使用に際
しては、各モジュールの操作パネルをそれぞれ操作する
ようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のモジュール化された電子機器は、それ
ぞれ独自の操作パネルを持っているため、それらを組合
せて使用する場合は操作が非常に煩雑になり、また、各
操作パネル上の操作子の配列や操作方法も違っているた
め使い勝手が悪く、使いこなすことが難しかった。
また、鍵盤を有する電子機器の場合には、鍵盤の一部
に操作子の機能を割り当てるようにしたものもあるが、
その場合は鍵盤の演奏用のキー数が少なくなる等の問題
があった。
この発明は上記の実情に鑑み成されたもので、共通の
1つの操作パネルによって他の電子楽器やその周辺機器
と共に制御されるようにした電子機器を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る電子機器は、所定の楽音制御機能を実
行する機能モジュールと、複数の機能モジュールと接続
可能なように構成された外部操作装置とを具備して成る
電子機器であって、上記外部操作装置は、複数の操作子
と、各操作子に操作子の種類を示す操作子コードを割り
当てる割当手段と、上記複数の操作子の何れかが操作さ
れたときに機能モジュールの機種を特定する機種コー
ド、操作された操作子に割り当てられた操作子コード、
及びその操作子のオン/オフ情報を含む操作データを出
力する出力手段とを具備し、上記機能モジュールは、上
記外部操作装置と通信を行うための通信手段と、上記通
信手段で受信した上記操作データから自モジュールを示
す上記機種コードを検出する検出手段と、自モジュール
に上記所定の楽音制御機能を実行させるための複数の制
御指示情報を上記操作子コードに対応させて記憶した記
憶手段と、上記検出手段において自モジュールを示す上
記機種コードの検出があったときに、その機種コードに
関連づけられて送られてきた上記操作子コードを上記記
憶手段を参照して対応する制御指示情報に変更する変更
手段と、上記変更手段により変更された制御指示情報及
び上記操作子コードのオン/オフ情報に基づいて、上記
制御指示情報に基づく楽音制御の実行及び実行動作の開
始及び終了を行う制御手段とを具備している。
〔作 用〕
外部操作装置は、予め割当手段により各操作子に操作
子の種類を示す操作子コードを割り当てておき、それら
の操作子の何れかが操作されたときに、各機能モジュー
ルに対して機能モジュールの機種を特定する機種コー
ド、上記操作された操作子の操作子コード、及びその操
作子のオン/オフ情報を含む操作データを送信する。各
機能モジュールは、通信手段により上記操作データを受
信し、検出手段により上記操作データに自モジュールを
示す機種コードが含まれているか否かを調べ、自モジュ
ールを示す機種コードが検出されると、変更手段によ
り、その機種コードに関連づけられて外部操作装置から
送られてきた操作子コードを、記憶手段を参照すること
で上記操作子コードに対応した制御指示情報に変更し、
制御手段により、上記制御指示内容及び上記操作子コー
ドと共に送られてきたオン/オフ情報に基づいて、上記
制御指示情報に基づく楽音制御の実行及び実行動作の開
始及び終了を行う。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図に示すように、本実施例の楽音発生システムに
おいては、外部操作装置としての操作パネル1に3台の
モジュール2A、2B、2Cが接続され、この操作パネル1に
配されたA、B…W、SET1、SET2、SET3、+1、−1等
の操作子を操作することにより、各モジュール2A、2B、
2Cの制御を行うことができるように構成されている。こ
の場合、モジュール2Aは例えば自動演奏モジュールであ
り、モジュール2Bは例えば記録再生が可能な伴奏装置で
あり、モジュール2Cは例えば音源モジュールである。な
お、これらの操作パネル1とモジュール2A〜2Cは、楽音
を発生させるための楽音発生システムの1部を構成する
ものである。
操作パネル1と各モジュール2A、2B、2Cとは、各々に
設けられた通信手段としての外部インタフェース11、
3A、3B、3Cを介して互いに接続されている。
各モジュール2A、2B、2Cには、上記外部インタフェー
ス3A、3B、3Cの他に、検出部4A、4B、4C及び図示しない
CPUや楽音形成回路等の各種制御回路を含む制御部5A、5
B、5Cが設けられると共に、それぞれ機種コードとして
のモジュールコードCA、CB、CCが割つけられている。な
お、これらのモジュール2A〜2C自体には操作パネルは設
けられていない。これは、操作パネル1がこれらのモジ
ュール2A〜2Cの共通の操作パネルとなるからである。
操作パネル1においては、バスライン6にパネル部
7、ROM8、プリセットRAM9、RAMから成るワークメモリ1
0、上記外部インタフェース11及びCPU12等が接続されて
いる。
上記パネル部7には、A、B、…W、SET1、SET2、SE
T3、+1、−1の操作子が設けられると共に、表示器13
が設けられている。
ROM8には、上記モジュールコードCA、CB、CC、操作子
の機能(種類)を表わす操作子コード等から成るイニシ
ャルデータがN種類(本実施例では5種類)格納される
と共に、CPU12のプログラム等が格納されている。
プリセットRAM9には、各モジュール2A、2B、2Cの制御
を行うとき、あるいは上記イニシャルデータの変更を行
うとき等に、上記イニシャルデータあるいはワークメモ
リ10上で変更されたデータがプリセットデータとして格
納される。
ワークメモリ10には、N種類のプリセットデータのう
ちの1つが転送されて、実際の制御処理や変更処理等に
用いられると共に、CPU12で処理されたデータ等が一時
的に格納される。
外部インタフェース11は、各モジュール2A、2B、2Cと
各種データの送受信を行う。
またCPU12は、ROM8に格納されたプログラムに従って
データの各種処理や各部の制御を行う。
パネル部7において、操作子A〜Wは、外部にモジュ
ールコード、操作子コードを出力させたり、これらのコ
ードの各操作子への割当を設定するためのものである。
操作子SET1は、上記プリセットRAM9からプリセットデ
ータをワークメモリ10に呼び出すためのものである。操
作子SET2は、後述する第2図に示すような各操作子A〜
Wと各操作子コードとの対応関係又は各操作子A〜Wと
モジュールコードとの対応関係を変更するとき、変更を
行うべき操作子A〜Wを選択するモードを設定するため
のものである。操作子SET3は、変更した各コードと各操
作子との対応関係に関するデータをワークメモリ10から
プリセットRAM9に転送して記憶させるためのものであ
る。操作子+1、−1は、上記各コードを1つづつ増減
するための増減操作子である。
また表示器13は、上記各コード等の表示を行うための
ものである。
第2図は、プリセットRAM9の内容を説明するための図
である。
このプリセットRAM9は、5種類(5組)のプリセット
データが各々記憶される互いに区分された5つのメモリ
領域(以下単に「プリセットメモリ」と称する)(1)
〜(5)から構成されている。各プリセットメモリ
(1)〜(5)は、操作子A〜Wと操作子を表すコード
である操作子コードとの対応関係を示すテーブルになっ
ており、操作子A〜Wへの操作子コードの割当方法を変
えた5種類のプリセットデータを各プリセットメモリ
(1)〜(5)に記憶させておくことにより、制御対象
であるモジュール2A〜2C別に各プリセットメモリ(1)
〜(5)のプリセットデータを選択的に使用することが
できる。
第3図(a)は、各操作子コードと各モジュール2A、
2B、2Cにおける制御内容との対応関係を示すものであ
る。なお、各操作子コードは、各モジュール2A〜2Cにお
いて実行すべき制御の内容を示す情報を含まない単なる
数値データからなり、その操作子コードに応じてどのよ
うな制御を行うかは各モジュール2A〜2C側で決定され
る。すなわち、各モジュール2A、2B、2Cは、この操作子
コードとその操作子コードが割り当てられた操作子のON
/OFFを示す情報とを受信したとき、この第3図(a)の
テーブルに基づく内容の制御を行うように成されてい
る。この操作子コードと各モジュール2A〜2Cにおいては
実行すべき制御内容との対応関係を示すテーブルは、各
モジュール2A〜2Cの図示しないROM等の記憶手段に設け
られている。
第3図(b)は、各モジュール2A、2B、2Cの割り付け
られたモジュールコードCA、CB、CCの一例を示すもので
あり、これらのコードは、上記操作子コードと共にプリ
セットメモリ(1)〜(5)にプリセットされる。これ
によって、各プリセットメモリ(1)〜(5)の内容を
各モジュール2A〜2Cに対応させることが可能になる。
第4図は、第3図(a)のように操作子コードのモジ
ュール別の制御指示内容を定めた場合における、操作子
A〜Wに対する操作子コードのモジュール別の割当方法
の一例を示す図である。
この第4図によれば、操作子Aは全てのモジュール2
A、2B、2Cに対して数値のマイナス(−)を指示するた
めの操作子となり、操作子Bは全てのモジュール2A、2
B、2Cに対して数値のプラス(+)を指示するための操
作子となっていることが判る。即ち、上記各プリセット
データの内容を、操作子A、Bに対してこのような操作
子コードの割当をするような内容にすれば、操作子A、
Bは全てのモジュール2A、2B、2Cに対して共通の増減操
作子となり得る。
なお、上述の第2図〜第4図において、操作子コード
及びモジュールコードを表す各数値はいずれも16進表記
によるものである。
次に、上記構成による操作パネル1に関する動作につ
いて、第5〜8図のフローチャートを参照して説明す
る。
第5図は、CPU12のメイン処理を示すものである。
操作パネル1の電源を投入する際、以前に使用してい
たプリセットデータをそのまま使いたい場合は、電源ス
イッチのみをONにする。また、ROM8のイニシャルデータ
を使いたい場合は、パネル部7の適当な操作子をクリア
操作子としてこれをONにしながら電源スイッチをONにす
る。
先ず、操作パネル1の電源スイッチがONされると、ス
テップS1で、上記クリア操作子がONされたか否かを調べ
る。ONされなかった場合には、プリセットRAM9がバック
アップされると共に、ステップS2でワークメモリ10がク
リアされる。次にステップS3で、以前に使用していた番
号(P.NO)のプリセットメモリからプリセットデータを
呼び出してワークメモリ10にセットする。
一方、ステップS1で上記クリア操作子がONされたこと
が検出された場合は、ステップS4でプリセットRAM9とワ
ークメモリ10とをクリアした後、ステップS5でROM8から
5種類のイニシャルデータを呼び出してプリセットRAM9
の各プリセットメモリ(1)〜(5)にセットする。次
にステップS6で、プリセットメモリ(1)からプリセッ
トデータを呼び出してワークメモリ10にセットすると共
に、そのプリセットメモリ番号(1)をセットする。
次にステップS7において、パネル部7の全ての操作子
の状態を順次スキャンするパネルスキャン処理を行う。
ステップS8では、操作(イベント)された操作子がある
かどうかを判断し、操作された操作子があると、ステッ
プS9で、その操作子がONされたか否かを調べる。そして
ONであれば、ステップS10でその操作子に対応する制御
等を行うON処理を行い、OFFの場合には、ステップS11
で、その操作子に対応する制御等のOFF処理を行った
後、ステップS7に戻る。
第6図は、第5図のステップS10におけるON処理のフ
ローチャートを示したものである。
まずステップS1で、操作子SET1が操作されたかどうか
を調べ、操作されたときは、ステップS2でフラグF1をセ
ットしてメイン処理に戻る。
ステップS3では、操作子SET2が操作されたか否かを調
べ、操作されていれば、ステップS4でフラグF2をセット
すると共にフラグF1をクリアしてメイン処理に戻る。
ステップ5では、操作子SET3が操作されたか否かを調
べ、操作されていれば、ステップS6でワークメモリ10の
内容を対応する番号のプリセットメモリに格納し、次に
ステップS7でフラグF1、F2をクリアした後、メイン処理
に戻る。
次にステップS8では、増減操作子+1、−1が操作さ
れたか否かを調べ、操作されていれば、ステップS9でフ
ラグF2を調べ、フラグF2が有れば、ステップS10でフラ
グF1を調べる。そしてフラグF1が有れば、ステップS11
でモジュールコードの設定処理を行い、フラグF1が無い
ときは、ステップS12で操作子コードの設定処理を行っ
た後、メイン処理に戻る。
また上記ステップS8で、増減操作子+1、−1が操作
されていないと判定したときは、ステップS13で後述す
る操作子A〜Wに関する処理を行った後、メイン処理に
戻る。
第7図は、第6図のステップS13における操作子A〜
Wに関する処理を示すフローチャートである。
この処理においては、まずステップS1でフラグF2を調
べ、フラグF2が有れば、操作子A〜Wに対する操作子コ
ード又はモジュールコードの割当の変更を行うものとし
て、ステップS2で操作子A〜Wのうち操作された操作子
の番号を所定のレジスタに登録し、その番号の操作子に
設定された操作子コード又はモジュールコード(第6図
のステップS11又はS12参照)を割り当てる。
またステップS3でフラグF1を調べ、フラグF1が有れ
ば、モジュールの選択があったものとして、ステップS4
において、操作された操作子に対応するモジュールコー
ド(第6図のステップS11参照)を対応する番号のプリ
セットメモリにセットする。そして次にステップS5で、
その番号のプリセットメモリのプリセットデータをワー
クメモリ10に移した後、ステップS6でフラグF1をクリア
する。
またフラグF1、F2が共に無い場合には、ステップS7が
進み、操作された操作子と対応する各コードをワークメ
モリ10から読み出す。そしてステップS8で、モジュール
コードと、操作子コード及びその操作子コードが割り当
てられた操作子がON状態にあることを示す操作子データ
とを含む操作データを、外部インタフェース11から各モ
ジュール2A、2B、2Cに出力する。
第8図は、第5図はステップS11におけるOFF処理に関
するフローチャートである。
この処理ではまず、ステップS1で操作子A〜Wの操作
を調べ、操作があった場合には、ステップS2でフラグF1
又はF2を調べる。フラグF1又はF2が無い場合は、ステッ
プS3で、操作された操作子に対応する各コードをワーク
メモリ10から読み出した後ステップS4に進み、モジュー
ルコードと、操作子コード及びその操作子コードが割り
当てられた操作子がOFFされたことを示す情報から成る
操作子データとを含む操作データを、外部インタフェー
ス11から各モジュール2A、2B、2Cに出力する。
なお、上記ステップS2でフラグF1又はF2が有った場合
には、そのままメイン処理に戻る。
第9図は、操作パネル1から各モジュール2A、2B、2C
に送信される操作データの構成を示した図である。
この操作データは、同期信号と、モジュールの機種を
特定するモジュールコードと、操作された操作子の機能
(種類)を示す数値データからなる操作子コード及びそ
の操作子のON又はOFF情報から成る操作子データとから
構成されている。
次にモジュール2A、2B、2C側で実行される処理につい
て第10〜13図のフローチャートを参照して説明する。
第10図は、各モジュール2A〜2Cの各制御部5A、5B、5C
の図示しないCPUで実行されるメイン処理を示したもの
である。
まずステップS1、S2で内部トーンジェネレータのクリ
ア及び外部インタフェース3A、3B、3Cのイニシャル処理
を行った後、ステップS3で、後述する第12図の擬似パネ
ル処理を行う。
次にステップS4で他のメイン処理を行った後、ステッ
プS3に戻る。
第11図は、各モジュール2A〜2Cの外部インタフェース
3A〜3Cで操作パネル1からのデータの受信が検出された
場合に、上記制御部5A〜5CのCPUで実行される受信割込
み処理を示したものである。
まずステップS1において、操作パネル1から送信され
てきた操作データに含まれているモジュールコードが、
自分に割り付けられたモジュールコードCA、CB、CCであ
るか否かを検出部4A、4B、4Cを通じて検出する。そして
ステップS2で、操作パネル1で行っているパネルスキャ
ンの1回目のスキャンで得られる各操作子の操作状態
(操作された操作子とそのON/OFF状態)に対応するパネ
ルスキャンデータマップを上記操作子データに基づき作
成する。
第12図は、第10図の擬似パネル処理の処理手順を示し
たもので、まずステップS1で、各操作子(操作子コード
に対応する操作パネル1の操作子)の操作があったか否
かを、今回作成したパネルスキャンデータマップと前回
に作成したパネルスキャンデータマップとを比較するこ
とにより調べる。そして操作があったときは、ステップ
S2でON操作かOFF操作かを調べ、ON操作であれば、ステ
ップS3でそのONされた操作子に対応する操作子コードに
基づいて、第3図(a)に示す各制御を実行する。また
OFF操作であれば、ステップS4でその操作子に対応する
操作子コードに基づいて、現在行っている対応する制御
を終了させる。
上記ON処理又はOFF処理が終ると、ステップS5で、前
回作った上記パネルスキャンデータマップを今回作った
パネルスキャンデータマップに置き換えて記憶させた
後、メイン処理に戻る。
第13図は、第12図のステップS3の上記ON処理を示した
ものである。先ず、ステップS1で、ONされた操作子に対
応する操作子コードが00であるか否かを調べ、そうであ
ればステップS2で、その操作子コードに対応する第3図
(a)の制御内容に関する制御処理を実行する。この処
理によって、そのモジュールが接続された図示しない電
子楽器から発音される楽音、又はそのモジュールが電子
ピアノ等の電子楽器である場合にはそのモジュールから
直接発音される楽音が制御される。同様にしてステップ
S3、…Snで、ONされた操作子の操作子コードが01、…n
であるか否かを順次にそれぞれ調べ、該当するコードを
検出したところで、対応する制御処理を行う。
なお、第12図のステップS4のOFF処理についても、第1
3図の上記ON処理と同様に実行される。
第14図は、本発明を適用した楽音発生システムの一構
成例を示した図である。この構成例によれば、上述のモ
ジュール2A〜2C(第14図のNo.1モジュール〜No.3モジュ
ール)に他の電子楽音等のモジュールが組み合わされ、
n個(No.1〜No.n)のモジュールと操作パネル1とによ
って楽音発生システムが構成されている。そして、各モ
ジュール自体には操作パネルが設けられることなく各モ
ジュールに共通な1つの操作パネル1により各モジュー
ルが制御されるようになされている。
以上のように、上述の実施例によれば、共通の操作パ
ネル1で複数のモジュール2A〜2Cをそれぞれ制御するこ
とができる。
また、操作装置と各電子機器とを例えば電子楽器メー
カー間で提案されている統一規格としてのMIDI(Musica
l Instrument Digital Interface)規格に従って構成
し、操作装置から各電子機器にMIDI規格に準拠した制御
コード(各電子機器で実行すべき制御の内容を示す情報
を含んだデータ)を送信して各電子機器の制御を行うよ
うに構成した場合には、MIDI規格に準拠していない機能
はその操作装置によって制御することができない。
しかしながら上述の実施例によれば、操作パネル1か
らは各モジュール2A〜2Cで実行すべき制御の内容を示す
情報を含まない単なる数値データである操作子コードが
各モジュール2A〜2Cに送信され、各モジュール2A〜2Cは
その操作子コードに基づいて制御が行われるように構成
されている。従って、操作パネル1により制御可能なモ
ジュールはMIDI規格のモジュールに限らず、また、各モ
ジュールが規格の対象外の機能や極めて特殊な機能を有
する場合であっても、それらの機能を制御するための特
別な制御データ(コード)を操作パネル1から送信する
必要がなく、モジュール側でそれらの機能に対応させら
れている操作子コードを操作パネル1から送信するだけ
で良い。このため、操作パネル1により対応可能なモジ
ュール(機能)の範囲は非常に広い。
〔発明の効果〕
この発明によれば、1つの外部操作装置を用いて、各
々が異なる楽音制御機能を有する複数の電子楽器等の機
能モジュールを同時に制御することができるので、各機
能モジュールに対する操作方法が統一化されて、操作性
が向上する。また、電子楽器等の機能モジュールに従来
設けられていた操作パネルを省略できるので、機能モジ
ュールの小型化を図ることができると共に、各機能モジ
ュールの機能性重視のデザイン化を図ることができる。
さらに、外部操作装置が同じ操作データを送出した場
合であっても、各機能モジュールにおいて、自モジュー
ルに対して機種コードに関連づけて送られてきた操作子
コードを、自モジュールが所定の楽音制御機能を実行す
るために必要な複数の制御指示情報のうちの上記操作子
コードに対応した制御指示情報に置き換え、その制御指
示情報に基づく楽音制御の実行を行うと共に、上記操作
子コードと共に送られてきたオン/オフ情報に基づい
て、その制御指示情報に基づく楽音制御の実行動作の開
始及び終了を行うようになされているため、各機能モジ
ュールに送られる操作子コードは、各機能モジュールに
とって各々別の実行動作を示し、上記操作子コードと共
に送られるオン/オフ情報は、その実行動作の開始及び
終了を示すものとなる。例えば、外部操作装置に全く異
なる楽音制御機能を有する2つの機能モジュールA,Bが
接続されていた場合、外部操作装置の任意の操作子が操
作されることにより送出される操作子コードは、モジュ
ールAでは機能aを果たすための複数の制御指示情報a
1,a2,a3,・・・のうち上記操作子コードに対応した制御
指示情報aXを示すものとなり、一方、モジュールBでは
機能bを果たすための複数の制御指示情報b1,b2,b3,・
・・のうち上記操作子コードに対応した制御指示情報b
X、すなわち上記機能aとは全く異なる機能bを果たす
ための制御指示情報bXを示すものとなる。したがって、
本発明によれば、1つの外部操作装置を用いて複数の機
能モジュールを、各々独立して、各々異なる楽音制御機
能を実行させることができる。
さらにまた、各機能モジュールが任意の規定対象外の
ものや特殊な楽音制御機能を有するものであっても、外
部操作装置は、それらの機能を実行させるための特別な
データを送信する必要はなく、各機能モジュール側の記
憶手段に記憶されている制御指示情報に対応させた操作
子コード及びオン/オフ情報を送信するだけで、各機能
モジュールを容易に動作制御することができる。したが
って、本発明によれば、如何なる機能モジュールにも対
応することができ、操作性をさらに向上させることがで
きると共に、効率良く情報転送を行うことができる。
また、外部操作装置において、割当手段により各操作
子に操作子コードを割り当てるようにしたため、所望の
操作子コードを各操作子に割り当てることができ、各操
作子の操作子コードを必要に応じて変更して割り当てる
こともできる。これにより、例えば、外部操作装置に接
続される各機能モジュールに応じて、それらを各々独立
して動作させる操作を行うのに最適な操作子コードを各
操作子に割り当てることができるため、如何なる楽音制
御機能を有する機能モジュールが接続された場合であっ
ても、その機能モジュールに対応することができ、操作
性をさらに向上させることができる。
また、各機能モジュールでは、記憶手段に制御指示情
報を操作子コードに対応させて記憶するようにしたた
め、それらの制御指示情報の内容を変更して記憶させる
ことができ、操作子コードとの対応を変えて制御指示情
報を記憶させることもできる。これにより、例えば、外
部操作装置で各操作子に割り当てられた操作子コードが
変更された場合でも、その変更に対応することができ
る。また、同じ操作子コードで、必要に応じて実行動作
を変えることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第2図は
プリセットRAMの内容を説明するための図、第3図
(a)、(b)は操作子コードのモジュール別の制御指
示内容とモジュールコードを説明するための図、第4図
は操作子に対する操作子コードの割当方法の一例を示す
図、第5図〜第8図は操作パネル側で実行される処理を
示すフローチャート、第9図は操作データの構成を示す
構成図、第10図〜第13図はモジュール側で実行される処
理を示すフローチャート、第14図は本発明を適用した楽
音発生システムの一構成例を示した図である。 なお、図面に用いた符号において、 1……操作パネル(外部操作装置) 2A、2B、2C……モジュール(電子機器) 3A、3B、3C……外部インタフェース(通信手段) 4A、4B、4C……検出部(検出手段) 5A、5B、5C……制御部(検出手段)(制御手段) 8……ROM 9……プリセットRAM 10……ワークメモリ 12……CPU である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の楽音制御機能を実行する機能モジュ
    ールと、複数の機能モジュールと接続可能なように構成
    された外部操作装置とを具備して成る電子機器であっ
    て、 上記外部操作装置は、複数の操作子と、各操作子に操作
    子の種類を示す操作子コードを割り当てる割当手段と、
    上記複数の操作子の何れかが操作されたときに機能モジ
    ュールの機種を特定する機種コード、操作された操作子
    に割り当てられた操作子コード、及びその操作子のオン
    /オフ情報を含む操作データを出力する出力手段とを具
    備し、 上記機能モジュールは、上記外部操作装置と通信を行う
    ための通信手段と、上記通信手段で受信した上記操作デ
    ータから自モジュールを示す上記機種コードを検出する
    検出手段と、自モジュールに上記所定の楽音制御機能を
    実行させるための複数の制御指示情報を上記操作子コー
    ドに対応させて記憶した記憶手段と、上記検出手段にお
    いて自モジュールを示す上記機種コードの検出があった
    ときに、その機種コードに関連づけられて送られてきた
    上記操作子コードを上記記憶手段を参照して対応する制
    御指示情報に変更する変更手段と、上記変更手段により
    変更された制御指示情報及び上記操作子コードのオン/
    オフ情報に基づいて、上記制御指示情報に基づく楽音制
    御の実行及び実行動作の開始及び終了を行う制御手段と
    を具備することを特徴とする電子機器。
JP1341195A 1989-12-28 1989-12-28 電子機器 Expired - Fee Related JP3026344B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1341195A JP3026344B2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1341195A JP3026344B2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03200285A JPH03200285A (ja) 1991-09-02
JP3026344B2 true JP3026344B2 (ja) 2000-03-27

Family

ID=18344103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1341195A Expired - Fee Related JP3026344B2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3026344B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007133119A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59197090A (ja) * 1983-04-23 1984-11-08 ヤマハ株式会社 電子楽器
JPS6094692U (ja) * 1983-12-02 1985-06-27 ロ−ランド株式会社 電子楽器制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03200285A (ja) 1991-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1276098B1 (en) Electronic musical apparatus having an interface for connecting to a communication network
JP3992243B2 (ja) 演奏データ処理システム
EP2028643B1 (en) Bi-directional serial bus system for electronic musical instrument
JP3026344B2 (ja) 電子機器
US8373055B2 (en) Apparatus, method and computer program for switching musical tone output
US6069311A (en) Electronic musical instrument having mother board communicable with plug-in board
JP3383108B2 (ja) 電子楽器
JP2003087881A (ja) 学習リモコン、リモコン機能学習システムおよびリモコン機能学習方法
JPH09185372A (ja) 電子楽器の制御回路
JPH0664464B2 (ja) 電子楽器ネツトワ−クシステム
EP1225562B1 (en) Method and system for managing transmissions and reception of data over a network
JP2959417B2 (ja) 電子楽器のデータ設定装置
JPH0417982Y2 (ja)
JP3235629B2 (ja) 楽音発生装置のデ−タ転送方式
JPH0417983Y2 (ja)
JPH10187148A (ja) Midi規格の電子楽器および電子楽器システム
JP2003167578A (ja) 通信設定装置及び通信設定プログラム
JP2715677B2 (ja) 電子楽器
JP3228394B2 (ja) 電子楽器
JP3278857B2 (ja) 楽音形成装置
JP3176995B2 (ja) 演奏情報処理装置および演奏情報処理装置システム
JPH0339995A (ja) 電子楽器
JPH0417984Y2 (ja)
JP2757650B2 (ja) 楽音合成装置
JPH03200286A (ja) 電子機器の操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees