JP3235629B2 - 楽音発生装置のデ−タ転送方式 - Google Patents

楽音発生装置のデ−タ転送方式

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JP3235629B2 JP10187093A JP10187093A JP3235629B2 JP 3235629 B2 JP3235629 B2 JP 3235629B2 JP 10187093 A JP10187093 A JP 10187093A JP 10187093 A JP10187093 A JP 10187093A JP 3235629 B2 JP3235629 B2 JP 3235629B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明はMIDI(Musi
cal Instrument Digital In
terface)信号や楽音制御信号を通信回線を介し
て電子楽器等楽音発生装置に転送する楽音発生装置のデ
ータ転送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子楽器は、各種のパラメータを
設定するための操作パネルを内蔵していたり、これとは
別個にMIDI回線や専用通信回線等を介して外部に接
続されたパラメータ設定用のリモートコントローラ等を
有していた。演奏者はこの操作パネルやリモートコント
ローラ等を適宜操作して、各種のパラメータを編集設定
し、さまざまな音色に関するデータを形成し、その音色
に関するデータに基づいた楽音を電子楽器で発生させて
いた。
【0003】図3はサンプラとリモートコントローラと
鍵盤との間の従来の接続関係を示す図である。サンプラ
2は外部接続されたマイク6から入力される楽音波形等
をサンプリングし、そのサンプリング波形を発音した
り、外部から転送されてきたMIDI信号及び楽音制御
信号に応じてそのサンプリング波形を修正したりする電
子楽器である。リモートコントローラ1Aはサンプラ2
に楽音制御信号を供給し、サンプラ2の処理内容を制御
する制御装置である。鍵盤4は操作された鍵に応じたM
IDI信号を発生し、サンプラ2に供給するものであ
る。リモートコントローラ1Aは専用通信回線1A2を
介してサンプラ2に接続され、鍵盤4はMIDI回線4
2を介してサンプラ2に接続されている。
【0004】リモートコントローラ1AはLCD等の表
示装置に波形等を表示することのできるグラフィカルな
制御装置であるため、通信インターフェースとしてもグ
ラフィカルなインターフェース(専用インターフェー
ス)が使用されている。従って、リモートコントローラ
1Aとサンプラ2との間で伝送されるデータ容量は大き
いので、通常のMIDI回線では容量不足となり、使用
できない。そこで、リモートコントローラ1Aは、図3
のように専用通信回線1A2を介してサンプラ2のグラ
フィカルなインターフェース(専用インターフェース)
に接続される。また、サンプラ2は専用インターフェー
スの他にMIDI用のインターフェース(MIDI I
/F)を有するので、鍵盤4はMIDI回線42を介し
てサンプラ2のMIDI用インターフェースに接続され
る。
【0005】図4はサンプラとリモートコントローラと
専用操作子と鍵盤との間の従来の接続関係を示す図であ
る。図4において図3と同じ構成のものには同一の符号
が付してあるので、その説明は省略する。リモートコン
トローラ1Bは、図3のリモートコントローラと同様に
サンプラ2に楽音制御信号を供給し、サンプラ2の処理
内容を制御する制御装置である。専用操作子3は、複数
のスライド操作子等を有し、スライド操作子の操作量を
リモートコントローラ1BにMIDI回線31Bを介し
て供給する。鍵盤4はMIDI回線43を介して専用操
作子3に接続されている。
【0006】リモートコントローラ1Bは図3のリモー
トコントローラ1Aに比べて単純な制御装置であり、グ
ラフィカルな制御を行うことができないので、MIDI
EXCLUSIVE等でMIDI信号内にEDITコ
マンドを定義することによってMIDI回線1B2を介
して楽音制御信号をサンプラ2に供給している。また、
MIDI回線1B2はサンプラ2のMIDIインターフ
ェースに接続される。専用操作子3のMIDI信号はM
IDI回線31B、リモートコントローラ1B及びMI
DI回線1B2を介してサンプラ2に供給される。鍵盤
4のMIDI信号はMIDI回線43、専用操作子3、
MIDI回線31B、リモートコントローラ1B及びM
IDI回線1B2を介してサンプラ2に供給される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来は、図4のように
サンプラとリモートコントローラとの間がMIDI回線
で接続されている場合は、専用操作子や鍵盤等のMID
I機器をリモートコントローラに接続することによっ
て、各装置間でMIDI信号の転送を自由に行うことが
できたが、図3のようにサンプラとリモートコントロー
ラとの間がMIDI回線以外の専用通信回線で接続され
ている場合には、リモートコントローラにMIDI機器
を接続することはできても、MIDI機器から出力され
るMIDI信号をリモートコントローラを介して直接サ
ンプラに転送することはできないという問題があった。
【0008】 この発明は上述の点に鑑みてなされたも
のであり、MIDI信号とこれ以外の楽音制御信号とを
区別することなく電子楽器等楽音発生装置に転送するこ
とのできる楽音発生装置のデータ転送方式を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】 この発明に係る楽音発
生装置のデータ転送方式は、音制御信号及びMIDI
信号に基づいて楽音信号の発生を行う楽音発生装置と、
前記楽音信号の発生を制御するためのMIDI信号を発
生するMIDI発生手段と、前記楽音制御信号を発生
前記楽音発生装置における楽音信号の発生を制御す
る制御手段と、MIDI規格の通信速度を上回る通信回
線において複数の論理チャンネルを確保し、その中の少
なくとも1つのチャンネルを前記MIDI信号の伝送経
路に割り当て、その他のチャンネルを前記楽音制御信号
の伝送経路に割り当てることによって、つの前記通信
回線で前記MIDI信号及び前記楽音制御信号を前記楽
音発生装置にデータ転送する通信制御手段とを具えたも
のである。
【0010】
【作用】 この発明に係る楽音発生装置のデータ転送方
式において、楽音発生装置は内部で発生する楽音制御信
号やMIDI信号、または外部から入力される楽音制御
信号やMIDI信号に基づいて楽音信号の発生を行う。
MIDI発生手段は、楽音信号の発生を制御するための
MIDI規格に準じたMIDI信号を発生する。従っ
て、MIDI発生手段がMIDI回線を介して電子楽器
に接続されている場合には、MIDI発生手段からのM
IDI信号はMIDI回線を介して電子楽器に取り込ま
れる。そして、電子楽器は取り込まれたMIDI信号に
基づいて楽音信号の発生に関する処理を行う。
【0011】 一方、制御手段は内部で発生した楽音制
御信号を楽音発生装置に供給してその処理内容を制御す
る。通信制御手段は、楽音発生装置と制御手段との間に
接続された1つの通信回線(この通信回線はMIDI規
格の通信速度を上回るものである)内に複数の論理チャ
ンネルを確保し、その中の少なくとも1つのチャンネル
をMIDI信号の伝送経路に割り当て、その他のチャン
ネルを楽音制御信号の伝送経路に割り当てることによっ
て、楽音発生装置と制御手段との間でMIDI信号及び
楽音制御信号のデータ転送を行う。従って、楽音発生装
置と制御手段との間でMIDI信号を伝送する場合は通
信回線に割り当てたMIDI信号伝送用チャンネルでそ
の伝送を行い、楽音発生装置と制御手段との間で楽音制
御信号を伝送する場合は通信回線に割り当てたその他の
チャンネルでその伝送を行うことで、MIDI信号とこ
れ以外の楽音制御信号とを区別することなく1つの通信
回線を使用してデータを転送することができるものであ
る。 制御手段は楽音制御信号に限らずMIDI信号も内
部で発生可能であってよい。また、制御手段は、MID
I発生手段からMIDI信号を入力し、このMIDI信
号を楽音発生装置に転送供給するようになっていてもよ
い。よって、MIDI発生手段がMIDI回線を介して
制御手段に接続されている場合には、MIDI発生手段
からのMIDI信号はMIDI回線を介して制御手段に
取り込まれると共に、通信制御手段を介して楽音発生装
にも取り込まれる。制御手段はMIDI発生手段から
のMIDI信号や内部で発生した楽音制御信号やMID
I信号に基づいて処理を行う場合もあるが、そのMID
I信号や楽音制御信号が楽音発生装置に関するものであ
る場合には、それらの信号を通信制御手段によって楽音
発生装置に供給して楽音発生装置の処理内容を制御す
る。
【0012】以上のように、従来は通信回線がMIDI
回線の場合には、MIDI信号でしかデータの転送がで
きず、MIDI信号以外の通信回線の場合にはMIDI
信号の転送ができなかったが、この発明によれば、MI
DI信号とこれ以外の楽音制御信号とを区別することな
く1つの通信回線を使用してデータを転送することがで
きる。
【0013】
【実施例】 以下、添付図面を参照してこの発明の一実
施例を詳細に説明する。図1は本発明に係る楽音発生装
のデータ転送方式の一例を示すサンプラとリモートコ
ントローラと専用操作子と鍵盤との間の接続関係を示す
図である。
【0014】サンプラ2はマイクロプロセッサユニット
(CPU)20、プログラムメモリ(ROM)22、デ
ータおよびワーキングメモリ(RAM)23を含むマイ
クロコンピュータシステムで構成されており、複数のチ
ャンネルで楽音信号の同時発生を行うことが可能であ
る。また、サンプラ2は楽音に関するデータ(楽音制御
情報)を自機内に有する場合にはその楽音制御情報に基
づいて、また自機内に有しない場合には通信回線を介し
て外部に接続された他の装置(この実施例では鍵盤4、
専用操作子3及びリモートコントローラ1)から受信し
た楽音制御情報に基づいて楽音信号を発生する。従っ
て、図示していないが、サンプラ2は各種制御用のスイ
ッチ回路、表示回路、音源回路、タイマ等を有して構成
されている。
【0015】プログラムメモリ(ROM)22は、サン
プラ2のシステムプログラムや楽音に関する各種パラメ
ータや各種データ(楽音の音色に関する音色情報、楽音
のエンベロープに関するエンベロープ情報、楽音の効果
に関する効果情報等)を格納している。データ及びワー
キングメモリ(RAM)23は、演奏情報やCPU20
がプログラムを実行する際に発生する各種データを一時
的に記憶するものであり、ランダムアクセスメモリ(R
AM)の所定のアドレス領域がそれぞれ割り当てられ、
レジスタ及びフラグとして利用される。この実施例で
は、サンプリング処理された波形データがこのデータ及
びワーキングメモリ(RAM22)内に一時的に格納さ
れ、リモートコントローラ1のエディト処理の対象とさ
れる。
【0016】例えば、サンプラ2は外部に接続されたマ
イク(図示せず)から入力される楽音波形等をサンプリ
ングし、そのサンプリング波形を鍵盤4等の音高指定装
置等で指定された音高で発音したり、外部からのMID
I信号及び楽音制御信号に応じてそのサンプリング波形
データを修正したりする。シリアルコントロールデバイ
ス27は専用通信回線21に対する入出力用のインター
フェイスである。
【0017】リモートコントローラ1はサンプラ2に楽
音制御信号を供給し、サンプラ2の処理内容を制御した
り、サンプラ2からサンプリング波形データを受信し、
それを操作子(マウス5や専用操作子3等)によって修
正(エディット)したりする。また、リモートコントロ
ーラ1はLCDからなる表示装置16を有し、サンプラ
2から受信したサンプリング波形データを表示装置16
上にグラフィカルに表示する。
【0018】リモートコントローラ1は、マイクロプロ
セッサユニット(CPU)10、プログラムメモリ(R
OM)11、データおよびワーキングメモリ(RAM)
12を含むマイクロコンピュータシステムで構成され
る。リモートコントローラ1は伝送容量の大きな通信シ
ステムによってサンプラ2に接続されている。すなわ
ち、リモートコントローラ1はシリアルコントロールデ
バイス17、専用通信回線21及びシリアルコントロー
ルデバイス27を介してサンプラ2に接続されている。
【0019】CPU10は、リモートコントローラ1の
動作を制御するものである。このCPU10に対して
は、CPUバス18を介してプログラムメモリ(RO
M)11、データ及びワーキングメモリ(RAM)1
2、MIDIインターフェイス(MIDI I/F)1
3、マウスインターフェイス(MOUSE I/F)1
4、LCD制御部15、シリアルコントロールデバイス
17がそれぞれ接続されている。なお、この他にもいろ
んな回路が接続されているが、それらについては説明の
便宜上省略する。
【0020】プログラムメモリ(ROM)11はCPU
10のシステムプログラムや楽音に関する各種パラメー
タや各種データを格納するものであり、リードオンリー
メモリ(ROM)で構成されている。データ及びワーキ
ングメモリ(RAM)12は、楽音制御情報やCPU1
0がプログラムを実行する際に発生する各種データを一
時的に記憶するものであり、ランダムアクセスメモリ
(RAM)の所定のアドレス領域がそれぞれ割り当てら
れ、レジスタ及びフラグとして利用される。この実施例
では、サンプラ2から受信したサンプリング波形データ
がこのデータ及びワーキングメモリ(RAM22)内に
楽音制御情報として一時的に記憶され、エディト処理の
対象となる。
【0021】MIDIインターフェイス(MIDI I
/F)13は、MIDI規格に基づく情報(MIDI信
号)を入出力するためのインターフェイスであり、この
実施例では、MIDI回線31を介して専用操作子3が
接続され、MIDI回線31、専用操作子3及びMID
I回線43を介して鍵盤4が接続されている。マウスイ
ンターフェイス(MOUSE I/F)14は、サンプ
リング波形データを修正用のエディト信号を入力するマ
ウス5を接続するインターフェイスである。
【0022】LCD制御部15はリモートコントローラ
1の制御状態や現在設定されているパラメータの内容や
設定可能なパラメータ等の各種情報を表示装置16に表
示するものであり、例えばサンプリング波形データを表
示したり、MIDIインターフェイス(MIDI I/
F)13に接続されているMIDI機器の種類を表示し
たりする。従って、操作者はこの表示装置16の表示内
容を見るだけでサンプリング波形データの内容を認識す
ることができると共にMIDIインターフェイス13に
現在接続されているMIDI機器が何であるかを容易に
認識することができる。表示装置16は液晶表示パネル
(LCD)からなり、LCD制御部15によってその表
示動作を制御される。
【0023】この実施例では、専用通信回線21は全2
重方式の双方向通信回線で構成されている。従って、シ
リアルコントロールデバイス17、専用通信回線21及
びシリアルコントロールデバイス27からなる通信シス
テムは、MIDIの通信レート31.5kbpsよりも
十分大きな伝送容量である。例えば、この通信システム
の物理層は384kbpsのRS422の同期型で、デ
ータリンク層はHDLC(High−level Da
ta Link Control procedure
s)で構成されている。
【0024】図2は図1のシリアルコントロールデバイ
ス17、専用通信回線21及びシリアルコントロールデ
バイス27からなる通信システムで採用されるHDLC
のフレーム構成を示す図である。図において、1フレー
ムは、ヘッダー部(Header)、データ部(DAT
A)及びフッター部(Footer)とから構成され
る。ヘッダー部は開始フラグシーケンス(16進の7
E)とアドレス部と制御部とからなり、フッター部はフ
レームチェックシーケンス(FCS)と終了フラグシー
ケンスとからなる。
【0025】そして、この実施例では、データ部の最初
の1ビットを識別子として使用し、この識別子がハイレ
ベル“1”の場合には、そのデータ部のデータはEdi
t制御パケット(リモートコントローラ1の発生するエ
ディットパラメータ)とし、ローレベル“0”の場合に
は、そのデータ部のデータはMIDIパケット(MID
Iインターフェイスから入力されるMIDI信号)とす
る。従って、受信側ではこのHDLCフレーム上のデー
タ部を抜き出して、最初の1ビット(ヘッダー部)を検
出することによって、データ部のデータがMIDIパケ
ットであるかEdit制御パケットであるかを認識し、
それに応じた処理を行う。これによって、リモートコン
トローラ1とサンプラ2との間で、MIDI信号とこれ
以外の楽音制御信号とを区別することなく転送すること
ができる。
【0026】なお、各パケットのサイズはMIDI信号
の待ち時間を減らすために通常のパケットサイズよりも
小さめに設定する。例えば、1パケットサイズを64バ
イト程度とする。また、リモートコントロール1内部で
MIDI信号とエディットパラメータの送信順番が競合
した場合には、MIDI信号を優先的に送信するように
制御する。これは、MIDI信号の方がリアルタイム性
を要求する場合が多いからである。
【0027】鍵盤4は、発音すべき楽音の音高を選択す
るための複数の鍵を備えており、各鍵に対応してキース
イッチを有しており、操作された鍵に応じたMIDI信
号を発生する。この実施例では、鍵盤4から出力される
MIDI信号はMIDI回線43、専用操作子3、MI
DI回線31、リモートコントローラ1及び専用通信回
線21を介してサンプラ2に供給される。
【0028】専用操作子3は、複数のスライド操作子を
有し、スライド操作子の操作量をMIDI信号としてM
IDI回線31を介してリモートコントローラ1に供給
している。また、専用操作子3から出力されるMIDI
信号はMIDI回線31、リモートコントローラ1及び
専用通信回線21を介してサンプラ2に供給される。
【0029】以上のようにこの実施例の電子楽器のデー
タ転送方式によれば、電子楽器とその処理内容を制御す
る制御装置との間をMIDI回線以外の高速の専用通信
回線で接続した場合でも、その制御装置にMIDI機器
を接続し、MIDI信号を電子楽器側に送信することが
できる。
【0030】なお、上述の実施例では、電子楽器として
サンプラを例に説明したが、これに限定されるものでは
なく、電子オルガン、電子ピアノ、シンセサイザ、電子
リズム楽器、電子管楽器、電子弦楽器、電子打楽器、自
動演奏装置等の電子楽器であってもよい。また、上述の
実施例では電子楽器とその処理内容を制御する制御装置
を例に説明したが、これに限定されるものではなく、電
子楽器同士をMIDI回線以外の高速の専用通信回線で
接続してもよい。サンプラはマイクからの楽音をサンプ
リングする場合について説明したが、例えばICカード
やCD等の2次記憶媒体から読み込むようにしてもよ
い。上述の実施例では、通信システムとして物理層にR
S422の同期型、データリンク層にHDLCを採用し
たものについて説明したが、これに限らず、イーサネッ
ト、トークンバス、トークンリング等のように、MID
Iよりも十分に伝送速度が速く、論理チャンネルを複数
確保できるものであればよい。すなわち、この発明の通
信システムは2点間の通信であるため、他の装置との競
合が発生しない点で優れている。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、MI
DI信号とこれ以外の楽音制御信号とを区別しなくて
も、両者を1つの通信回線で転送することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る楽音発生装置のデータ転送方式
の一例を示すサンプラとリモートコントローラと専用操
作子と鍵盤との間の接続関係を示す図である。
【図2】 図1の専用通信回線とシリアルコントロール
デバイスとからなる通信システムで採用されるHDLC
のフレーム構成を示す図である。
【図3】 サンプラとリモートコントローラと鍵盤との
間の従来の接続関係を示す図である。
【図4】 サンプラとリモートコントローラと専用操作
子と鍵盤との間の従来の接続関係を示す図である。
【符号の説明】
1…リモートコントローラ、2…サンプラ、3…専用操
作子、4…鍵盤、5…マウス、6…マイク、10,20
…CPU、11,21…プログラムメモリ、12,22
…データ及びワーキングメモリ、13…MIDIインタ
ーフェイス、14…マウスインターフェイス、15…L
CD制御部、16…表示装置、17,27…シリアルコ
ントロールデバイス、18,28…CPUバス、1B
2,31B,31,42,43…MIDI回線、21,
1A2…専用通信回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−37676(JP,A) 特開 平4−331554(JP,A) 特開 平5−35288(JP,A) 特開 平3−237545(JP,A) 特開 昭61−245267(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音制御信号及びMIDI信号に基づい
    楽音信号の発生を行う楽音発生装置と、前記楽音信号の発生を制御するための MIDI信号を発
    生するMIDI発生手段と、前記 楽音制御信号を発生し前記楽音発生装置における
    楽音信号の発生を制御する制御手段と、 MIDI規格の通信速度を上回る通信回線において複数
    の論理チャンネルを確保し、その中の少なくとも1つの
    チャンネルを前記MIDI信号の伝送経路に割り当て、
    その他のチャンネルを前記楽音制御信号の伝送経路に割
    り当てることによって、つの前記通信回線で前記MI
    DI信号及び前記楽音制御信号を前記楽音発生装置に
    ータ転送する通信制御手段とを具えたことを特徴とする
    楽音発生装置のデータ転送方式。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記楽音制御信号を発
    生すると共に前記MIDI発生手段からMIDI信号を
    入力し、これら楽音制御信号及びMIDI信号を出力
    し、前記通信制御手段は、前記1つの前記通信回線で前
    記制御手段が出力した前記楽音制御信号及び前記MID
    I信号を前記楽音発生装置にデータ転送することを特徴
    とする請求項1に記載の楽音発生装置のデータ転送方
    式。
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