JP3026280B2 - 2−(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類の製造方法 - Google Patents

2−(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類の製造方法

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JP3026280B2
JP3026280B2 JP7351758A JP35175895A JP3026280B2 JP 3026280 B2 JP3026280 B2 JP 3026280B2 JP 7351758 A JP7351758 A JP 7351758A JP 35175895 A JP35175895 A JP 35175895A JP 3026280 B2 JP3026280 B2 JP 3026280B2
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alcohol
hydroxyphenyl
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直樹 田中
喜夫 阿部
次郎 諸橋
秀 本丸
勝昭 大川
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大阪精化工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線吸収剤とし
て広範な用途を持つ次の一般式(2) で示されるビス2−
(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類の
製造方法に関する。
【0002】一般式(2)
【化4】
【0003】(但し、R1 は水素又は塩素原子、R2
水素原子、炭素数1〜12のアルキル基又はアルキル部
分の炭素教が1〜4のアラルキル基を表わし、R3 は炭
素数1〜12のアルキル基又はアルキル部分の炭素教が
1〜4のアラルキル基を表わす。)
【0004】
【従来の技術】従来、上の一般式(2) で表される2−
(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類
は、次の一般式(1) の2−ニトロ−2′−ヒドロキシア
ゾベンゼン誘導体又は一般式(3) で示される2−(2′
−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール−N−オキ
サイド類を還元して製造することが行われている。
【0005】一般式(1)
【化5】 (但し、R1 は水素又は塩素原子、R2 は水素原子、炭
素数1〜12のアルキル基又はアルキル部分の炭素教が
1〜4のアラルキル基を表わし、R3 は炭素数1〜12
のアルキル基又はアルキル部分の炭素数が1〜4のアラ
ルキル基を表わす。)
【0006】一般式(3)
【化6】
【0007】(但し、R1 は水素又は塩素原子、R2
水素原子、炭素数1〜12のアルキル基又はアルキル部
分の炭素教が1〜4のアラルキル基を表わし、R3 は炭
素数1〜12のアルキル基又はアルキル部分の炭素教が
1〜4のアラルキル基を表わす。)
【0008】前者のアゾ化合物から得る代表的な方法
は、アルカリ性で亜鉛末を使用する方法である。後者の
N−オキシドを出発物とするときは酸性で亜鉛末を使用
する方法である。このほか触媒の存在か水素ガスを高温
で反応させる方法が代表的な方法である。また、2酸化
チオ尿素、ハイドロサルファイトをアルカリ性で作用さ
せても得られることが公知である。
【0009】例えば、特開昭60−222469号は、
還元剤として、燐又は次亜燐酸を、アルカリ、ナフトキ
ノン類の存在下に反応させる。特開昭61−16126
9号は、アルカリ、ナフトキノン、相関移動触媒の存在
下、アルデヒドで還元する。特開昭61−197570
号は、ニトロアゾ−Nオキシド−トリアゾールを用いて
いる。また、特開昭61−197571号は、糖類で還
元し、ニトロアゾよりN−オキシドを得る方法である。
特公昭60−9031号は、高沸点エーテルを溶剤に使
用し、アルカリの存在下、ヒドラジン還元して得てい
る。特開昭53ー37667号は、Pd、Ro−C触
媒、及び塩基性化合物の存在下で、水素還元して得てい
る。特開昭59−170172号及び特開昭59−17
2481号は、第一アルコール又は第2アルコールを使
用し、水素、相関移動触媒、塩基を使用する。また、特
開昭60−6670号は、一個以上の炭素を有するアル
コールを使用し、アルカリ性で触媒に芳香族ジヒドロキ
シ又はジオキソ化合物を使用している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
方法は、反応副生成物の亜鉛酸化物、その塩の処理が厄
介であり、環境悪化の元になる。このため、これらの反
応副生成物の処理を必要とするが、当該処理は主反応に
匹敵する手間を要する問題がある。また、他の製造方法
も後処理で有害なガスを発生したり高価な触媒を使用す
るため回収の手間が多くかかる。また特別な設備を必要
とするなど問題を抱える方法である。一方、特開昭59
−170172号、特開昭59−172481号及び特
開昭60−6670号は、ニトロアゾ化合物、Nーオキ
シドをアルカリ性でレドックス触媒の存在のもとアルコ
ールで還元する製造方法であるため、アルコールがケト
ン若しくはカルボン酸まで酸化されるのでこの副生成物
の処理が出来れば環境を考慮した場合有利である。しか
し、このアルコール−アルカリによる還元の製造方法
は、最終のトリアゾール化反応は、(アルコール−水)
濃度が稀釈されるにつれ、反応の活性が低下し、このた
め原料に高濃度のアルコールを大量に必要とし、単純に
回収アルコールを繰り返し使用することは、最終生成物
の収率が低下する問題がある。また、反応の後処理工程
では、反応系に大量の水を投入して粗製品を取り出し、
その濾液から高濃度アルコールを得るために大型の精密
蒸留設備を要するなど問題がある。
【0011】この発明の課題は、副生成物に亜鉛などの
有害物質を含まず、反応が穏やかであって、行きすぎた
り、未反応物を残すようなこともなく、最終生成物の収
率が高く、かつ副生成物の回収が容易にできる前記一般
式(2) で示されるビス2−(2′−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール類の製造方法を提供する点にあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、前記アルコール還元による製造方法について、詳し
く実験した結果、 アルコール濃度が反応の進展に大きく影響し、アル
コール濃度が薄まると反応が停止または回復不能な副反
応が起きること 本反応は溶剤に反応試剤のアルコールを使用する
が、原料の前記アゾ化合物や前記Nーオキシドを充分撹
拌、溶解させるために原料重量に対して多量のアルコー
ルを必要とし、因ってこの量のアルコールは回収する必
要があること を見いだした。及びの問題は、原料アルコール、生
成ケトン若しくはカルボン酸、生成水の設備を別途つく
り分離回収することで解決することも可能であるが、実
際工業的には多種の原料を使用し、これ等の脱水、分離
を日常行うのは厄介であり、また設備を設置するのに多
額の投資が必要になる。
【0013】すなわち、前記一般式(2) で示されるビス
2−(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール
類は、前記一般式(1) で示されるアゾ化合物又は前記一
般式(3) で示されるNーオキシドを、アルコール溶剤
中、レドックス触媒、所定量のアルカリを加え加熱し反
応させて得られる。特に、前記一般式(1) で示されるア
ゾ化合物の場合、最初前記一般式(3) で示されるNーオ
キシドを生成させ、更にアルカリ、アルコールを追加し
てから反応を続行し、目的の一般式(2) で示されるベン
ゾトリアゾールを得る。反応はアルカリ水溶液を用い、
また反応の進行につれ、生成水が生じるので徐々に希釈
されアルコール濃度が薄くなっていく。また反応終了
後、目的物を取り出す必要から大量の水で希釈するので
溶剤を回収するためには目的物を濾別した濾液から行う
ことになる。通常この様に希釈された濾液から大量のア
ルコール、その酸化生成物(ケトン、カルボン酸)を回
収するためには蒸留設備、容器など新たな設備、工程を
必要とする。
【0014】そこで、本発明者等は、鋭意検討した結
果、上記反応を疎水性溶剤の存在下で行った結果、反応
中生成する水分や、始めに仕込んだ水分を共沸現象で反
応系外に除去できるため、反応系中のアルコール濃度
は、当該反応によって生じる水や仕込み水によって薄め
られ難いため、反応は高収率で進行し、反応が途中で停
止または回復不能な副反応が起きることを防止できるこ
とを見いだした。また、共沸蒸留後は、反応系外におい
て、疎水性溶剤を主とする有機層にアルコールや大部分
の副生成物が選択的に水層から移層するので反応系外に
おいて効率よく回収できる。また、単純に分液操作だけ
で有機物含有量の少ない水を分離できることを見いだし
た。この反応系からこの様な簡単な操作で効率よく水を
分離できることは予想されなかったことであり、アルコ
ール−アルカリ還元を工業的に応用するに当たり、大き
な溶剤回収装置を作る必要がなく、きわめて実施しやす
い方法となった。
【0015】本発明は、一般式(1)
【化7】
【0016】(但し、R1 は水素又は塩素原子、R2
水素原子、炭素数1〜12のアルキル基又はアルキル部
分の炭素教が1〜4のアラルキル基を表わし、R3 は炭
素数1〜12のアルキル基又はアルキル部分の炭素数が
1〜4のアラルキル基を表わす。)で示される2−ニト
ロ−2′−ヒドロキシアゾベンゼン誘導体を、疎水性溶
剤を混在させた状態で、レドックス触媒の存在下、アル
カリ水溶液でアルコール類と、加熱により、共沸蒸留で
反応系中の水分を反応系外に除去しながら反応させるこ
とを特徴とする、次の一般式(2) で表されるビス2−
(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類の
製造方法である。
【0017】一般式(2)
【化8】
【0018】反応工程としては下記の通りである。
【化9】
【0019】また本発明は、一般式(3)
【化10】
【0020】(但し、R1 は水素又は塩素原子、R2
水素原子、炭素数1〜12のアルキル基又はアルキル部
分の炭素教が1〜4のアラルキル基を表わし、R3 は炭
素数1〜12のアルキル基又はアルキル部分の炭素教が
1〜4のアラルキル基を表わす。)で示される2−
(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール−N
−オキサイド類を、疎水性溶剤を混在させた状態で、レ
ドックス触媒の存在下、アルカリ水溶液でアルコール類
と、加熱により、共沸蒸留で反応系中の水分を反応系外
に除去しながら反応させることを特徴とする、請求項1
記載の一般式(2) で表されるビス2−(2′−ヒドロキ
シフェニル)ベンゾトリアゾール類の製造方法である。
【0021】一般式(2)
【化11】
【0022】反応工程としては下記の通りである。
【化12】
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の反応生成物質である一般
式(2) で表されるビス2−(2′−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール類を具体的に例示すれば、2−
(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチル
フェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,
5′−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−アミノフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジクミルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−5′クミルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブ
チル−5′クミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジドデシルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
5′メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′
−ヒドロキシ−5′フェニルエチルフェニル)ベンゾト
リアゾールが挙げられる。
【0024】また、本発明の前記一般式(1) で示される
原料の2−ニトロ−2′−ヒドロキシアゾベンゼン誘導
体を具体的に例示すれば、2−ニトロ−4−クロロ−
2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′メチルアゾ
ベンゼン、2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−5′−t−
オクチル−アゾベンゼン、2−ニトロ−2′−ヒドロキ
シ−3′,5′−ジ−t−ブチルアゾベンゼン2−ニト
ロ−4−クロロ−2′−ヒドロキシ−3,5′−ジ−t
−ブチルアゾベンゼン、2−ニトロ−2′−ヒドロキシ
−3′,5′−ジアミルアゾベンゼン、2−ニトロ−
2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジクミルアゾベンゼ
ン、2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−5′−クミルアゾ
ベンゼン、2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−3′−t−
ブチル−5′−クミルアゾベンゼン、2−ニトロ−2′
−ヒドロキシ−3′,5′−ジドデシルアゾベンゼン、
2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−5′メチルアゾベンゼ
ン、2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−5′−フェニルエ
チルフェニルアゾベンゼンが挙げられる。
【0025】本発明で使用する疎水性溶剤は、反応系に
おいて共沸蒸留で反応系中の水分を反応系外に除去する
ことができ、かつ系外に出たアルコールを当該溶剤中に
移層できるものをいい、当該溶剤であれば特に限定され
ない。例えば、キシレン、トルエン、塩素化ベンゼン、
エチルベンゼン、クメン、ブチルベンゼン、テトラヒド
ロナフタリン、オクタン、デカン、パークレン、テトラ
クロルエタン、メチルシクロヘキサンなど、反応条件で
安定なものが使用できる。その中でも、沸点が80℃か
ら150℃の芳香族炭化水素は好適に使用することがで
きる。特に、トルエン、キシレンが共沸蒸留溶剤として
好ましい。
【0026】レドックス触媒も特に限定されないが、芳
香族共役ジケトン類、同置換誘導体かその還元物のジヒ
ドロ化合物のいずれかが好適に用いられる。具体的に
は、ベンゾキノン(1,4)、ベンゾキノン(1,
2)、1,2−ナフトキノン、1,4−ナフトキノンが
好ましく、他にレドックス触媒機能を有するキノン類で
あるベンゾフェノン(置換体を含む)、9−フレオレノ
ン、9−キサンテンも使用できる。
【0027】アルコール類は特に限定されず、一級、二
級アルコールが概ね使用できるが、共沸後、反応系外に
おいて、疎水性溶剤に移層できるアルコールであること
が必要となる。この点で、水に難溶性のアルコールであ
れば差し支えない。中でも特に、炭素数4ないし10の
水に難溶性のアルコールが好適である。例えば、n−ブ
チルアルコール、1−ブチルアルコール、n−アミルア
ルコール、n−ヘキサノール、n−ヘプチルアルコー
ル、2−エチルヘキサノール、2−エチルブタノール、
n−ヘプチルアルコール、2−ペンタノール、3−ペン
タノール、2−メチル−1−ブタノールなどを挙げるこ
とができる。なお、反応の容易さのほかに、回収、再利
用を考えた場合、n−ブタノール、n−アミルアルコー
ルが好ましい。C1 〜C3 のアルコールは、水に対する
溶解度が大きく、本発明のアルコールとして使用する
と、水層の方へアルコールが逃げる割合が大きく、十分
に発揮できない。この点、C4 のアルコールは、C1
3 のアルコールに比べば良好であるが、C4 のアルコ
ールのなかではn−ブタノールが最適である。
【0028】
【実施例】
(実施例1)次の2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−
ブチル−5′−メチル−フェニル)−5−クロロ−ベン
ゾトリアゾールを製造した。
【0029】
【化13】
【0030】まず、攪拌機および温度計、コンデンサー
を備えた容量1000mlの四つ口フラスコにキシレン
320mlと1−ブタノール200mlを入れ、次いで
この中に2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−
5′−メチル−フェニル)−5−クロロ−ベンゾトリア
ゾール−3−オキシド132.8g(0.4モル)、触
媒として2,3ジクロロナフトキノン1.0gを加えた
後、50℃まで加熱する。さらに48%液体苛性ソーダ
50.4gを加えて環流温度まで加熱する。その後、共
沸蒸留となるが、この際、常に留出する水を除去しなが
ら5時間継続し生成水の留出が完全に停止したとき、内
部温度は125℃を示し最初のスラリー状の物質は、黒
色透明のオイルとなった。次に、内容物の温度を80℃
まで冷却し、70℃の温水200mlを滴下ロートによ
り入れ、攪拌しながら62.5%硫酸43.6gを滴下
ロートで入れ、pH7まで中和する。静置後、下層部の
水層を分離して除去し、さらに200mlの温水で2回
洗浄する。その後、200mlの温水を加えて共沸回収
によりn‐ブタノールおよびキシレンを回収し、また回
収に使用した水も90%以上回収する。回収したキシレ
ンおよび1ーブタノールはガスクロマトグラフィー等に
て組成%を分析した後、次回の反応にそのまま使用する
ことができる。濃縮した反応オイル中に75〜80℃に
て攪拌しながらイソプロピルアルコール200mlを加
えた後、徐々に冷却し65℃で結晶析出後も一夜攪拌し
最後5℃まで冷却した後、この結晶を濾し取った。10
0mlのイソプロピルアルコールで数回洗浄し、60℃
の乾燥機で乾燥し121.6g(粗収率96%)の黄土
色粉末結晶を得た。次にこの粗結晶100gを1000
mlの四つ口フラスコに入れトルエン300ml、カー
ボン10gと共に攪拌しながら100℃まで加熱し、こ
の温度で1時間維持した後80℃まで冷却し濾液を濾し
取る。濾し取った濾液を攪拌しながらゆっくりと冷却
し、結晶析出後もさらに冷却し一夜攪拌後5℃まで冷却
して結晶を濾過する。100mlのトルエンで数回洗浄
後、60℃の乾燥機で乾燥し、98.3g(3−オキシ
ドからの収率94.6%)の2−(2′−ヒドロキシ−
3′−t−ブチル−5′−メチル−フェニル)−5−ク
ロロ−ベンゾトリアゾールの黄色針状結晶を得た。融点
139.7〜140.3℃、LC純度99.9%で純品
であることを確認した。
【0031】(実施例2)次に、次式で示される2−
(2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチル−フェニル)
ベンゾトリアゾールを製造した。
【0032】
【化14】
【0033】攪拌機および温度計、コンデンサーを備え
た容量1000mlの四つ口フラスコにキシレン320
mlと1−ブタノール200mlを入れ、次いでこの中
に2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチル−フェ
ニル)−ベンゾトリアゾール−1−オキシド135.8
g(0.4モル)、触媒として2,3ジクロロナフトキ
ノン1.0gを加えた後、50℃まで加熱する。さら
に、48%液体苛性ソーダ50.4gを加えて環流温度
まで加熱する。常に留出する水を除去しながら7時間継
続し生成水の留出が完全に停止したとき、内部温度は1
25℃を示し最初のスラリー状の物質は、黒色透明のオ
イルとなった。内容物の温度を80℃まで冷却し、70
℃の温水200mlを滴下ロートにより入れ攪拌しなが
ら62.5%硫酸43.6gを滴下ロートで入れpH7
まで中和する。静置後、下層部の水層を分離して除去
し、さらに200mlの温水で2回洗浄する。その後、
200mlの温水を加えて共沸回収により1‐ブタノー
ルおよびキシレンを回収し、また回収に使用した水も9
0%以上回収する。回収したキシレンおよび1ーブタノ
ールはガスクロマトグラフィー等にて組成%を分析した
後、次回の反応にそのまま使用することができる。濃縮
した反応オイルを500mlナス形フラスコに移し、減
圧蒸留にて201〜210℃/0.3mmHgの微灰白
色結晶性留分を128.0g(粗収率98.9%)で得
る。次にこの結晶100gを1000mlの四つ口フラ
スコに入れイソプロピルアルコール300mlと共に攪
拌しながら80℃まで加熱して溶解させ、その後ゆっく
り冷却して65℃で結晶が析出した後もさらに冷やしな
がら一夜攪拌を継続し5℃で結晶を濾過する。10℃に
冷却したイソプロピルアルコール100mlで5回洗浄
後、60℃の乾燥機で乾燥し、92.8g(1−オキシ
ドからの収率91.8%)の表題の2−(2′−ヒドロ
キシ−5′−t−オクチル−フェニル)ベンゾトリアゾ
ールの白色針状結晶を得た。融点103.7〜104.
7℃、LC純度99.9%で純品であることを確認し
た。
【0034】(実施例3)次の2−(2′−ヒドロキシ
−3′,5′−ジ−t−ブチル−フェニル)ベンゾトリ
アゾールを製造した。
【0035】
【化15】
【0036】攪拌機および温度計、コンデンサーを備え
た容量1000mlの四つ口フラスコにキシレン320
mlと1−ブタノール200mlを入れ、次いでこの中
に2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチ
ル−フェニル)ベンゾトリアゾール−1−オキシド13
5.8g(0.4モル)、触媒として2,3ジクロロナ
フトキノン1.0gを加えた後、50℃まで加熱する。
さらに48%液体苛性ソーダ50.4gを加えて環流温
度まで加熱する。これより後の反応、処理条件に関して
は実施例1と同様である。得た結晶を60℃の乾燥機で
乾燥し、126.5g(粗収率97.8%)の黄白色粉
末結晶を得た。次にこの粗結晶100gを1000ml
の四つ口フラスコに入れ、イソプロピルアルコール水5
00ml、カーボン10gと共に攪拌しながら75℃ま
で加熱し、この温度で1時間維持した後同温度で濾液を
濾し取る。濾し取った濾液を攪拌しながらゆっくりと冷
却して結晶を濾過する。65%イソプロピルアルコール
水100mlで数回洗浄し、60℃の乾燥機で乾燥し9
7.5g(1−オキシドからの収率95.3%)の表題
の白色粉末状結晶を得た。融点153.8〜154.4
℃、LC純度99.9%で純品であることを確認した。
【0037】(実施例4)次の2−(2′−ヒドロキシ
−3′−t−ブチル−5′−メチル−フェニル)−5−
クロロ−ベンゾトリアゾールを製造した。
【0038】
【化16】
【0039】攪拌機および温度計、コンデンサーを備え
た容量1000mlの四つ口フラスコにキシレン320
mlと1−ブタノール200mlを入れ、次いでこの中
に2−ニトロ−4−クロロ−2′−ヒドロキシ−3′−
t−ブチル−5′−メチル−アゾベンゼン139.1g
(0.4モル)、触媒として2,3ジクロロナフトキノ
ン1.5gと48%苛性ソーダ101gを加えた後ゆっ
くりと90℃まで加熱し、90〜95℃で3時間攪拌す
ると内容物の赤色が消失し2−(2′−ヒドロキシ−
3′−t−ブチル−5′−メチル−フェニル)−5−ク
ロロ−ベンゾトリアゾール−3−オキシドが生成した。
アゾベンゼンがベンゾトリアゾール−N−オキシドに転
化したことを薄層クロマトグラフィーにて確認し、この
とき一部が表題のトリアゾールまで転化したことを認め
るが、問題は生じない。次にこの内容物を70℃まで冷
却し1−ブタノール100ml加えて環流温度に達する
まで加熱する。常に留出する水を除去しながら5時間継
続し生成水の留出が完全に停止したとき、内部温度は1
25℃を示し最初のスラリー状の物質は、黒色透明のオ
イルとなった。内容物の温度を80℃まで冷却し、70
℃の温水200mlを滴下ロートにより入れ、攪拌しな
がら62.5%硫酸87.5gを滴下ロートで入れ、p
H7まで中和する。静置後、下層部の水層を分離して除
去し、さらに200mlの温水で2回洗浄する。その後
200mlの温水を加えて共沸回収によりn‐ブタノー
ルおよびキシレンを回収し、また回収に使用した水も9
0%以上回収する。回収したキシレンおよび1ーブタノ
ールはガスクロマトグラフィー等にて組成%を分析した
後次回の反応にそのまま使用することができる。濃縮し
た反応オイル中に75〜80℃にて攪拌しながらイソプ
ロピルアルコール200mlを加えた後、徐々に冷却し
65℃で結晶析出後も一夜攪拌し最後5℃まで冷却した
後、この結晶を濾し取った。100mlのイソプロピル
アルコールで数回洗浄し、60℃の乾燥機で乾燥し11
7.6g(前記アゾベンゼンからの粗収率93.1%)
の黄土色粉末結晶を得た。次にこの粗結晶100gを1
000mlの四つ口フラスコに入れトルエン300m
l、カーボン10gと共に攪拌しながら100℃まで加
熱し、この温度で1時間維持した後80℃まで冷却し濾
液を濾し取る。さらにカーボン10gを加えて同様の操
作を繰り返した後、濾し取った濾液を攪拌しながらゆっ
くりと冷却し、結晶析出後もさらに冷却し一夜攪拌後5
℃まで冷却して結晶を濾過する。100mlのトルエン
で数回洗浄後、60℃の乾燥機で乾燥し97.5g(前
記アゾベンゼンからの収率90.8%)の表題の2−
(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチル
−フェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾールの黄色
針状結晶を得た。融点139.7〜140.3℃、LC
純度99.9%で純品であることを確認した。
【0040】(実施例5)次の2−(2′−ヒドロキシ
−5′−t−オクチル−フェニル)ベンゾトリアゾール
を製造した。
【0041】
【化17】
【0042】攪拌機および温度計、コンデンサーを備え
た容量1000mlの四つ口フラスコにキシレン320
mlと1−ブタノール200mlを入れ、次いでこの中
に2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチル
アゾベンゼン142.0g(0.4モル)、触媒として
2,3ジクロロナフトキノン1.5g、さらに48%苛
性ソーダ101gを加えた後ゆっくりと90℃まで加熱
し、90〜95℃で3時間攪拌すると、内容物の赤色が
消失し2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチル−
フェニル)ベンゾトリアゾール−1−オキシドが生成し
た。アゾベンゼンがベンゾトリアゾール−N−オキシド
に転化したことを薄層クロマトグラフィーにて確認し、
このとき一部が表題のトリアゾールまで転化したことを
認めるが、問題は生じない。次にこの内容物を70℃ま
で冷却し1−ブタノール100ml加えて環流温度に達
するまで加熱する。常に留出する水を除去しながら7時
間継続し生成水の留出が完全に停止したとき、内部温度
は125℃を示し最初のスラリー状の物質は、黒色透明
のオイルとなった。内容物の温度を80℃まで冷却し、
70℃の温水200mlを滴下ロートにより入れ攪拌し
ながら62.5%硫酸87.5gを滴下ロートで入れp
H7まで中和する。静置後、下層部の水層を分離して除
去し、さらに200mlの温水で2回洗浄する。その後
200mlの温水を加えて共沸回収により1−ブタノー
ルおよびキシレンを回収し、また回収に使用した水も9
0%以上回収する。回収したキシレンおよび1ーブタノ
ールはガスクロマトグラフィー等にて組成%を分析した
後次回の反応にそのまま使用することができる。濃縮し
た反応オイルを500mlナス形フラスコに移し、減圧
蒸留にて201〜210℃/0.3mmHgの微灰白色
結晶性留分を123.7g(前記アゾベンゼンからの粗
収率95.6%)で得る。次に、この結晶100gを1
000mlの四つ口フラスコに入れイソプロピルアルコ
ール300ml、カーボン10gと共に攪拌しながら1
00℃まで加熱し、この温度で1時間維持した後80℃
まで冷却し濾液を濾し取る。濾し取った濾液を攪拌しな
がらゆっくり冷却し65℃で結晶が析出した後もさらに
冷やしながら一夜攪拌を継続し5℃で結晶を濾過する。
10℃に冷却したイソプロピルアルコール100mlで
5回洗浄した後60℃の乾燥機で乾燥し92.5g(前
記アゾベンゼンからの収率88.4%)の表題の2−
(2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチル−フェニル)
ベンゾトリアゾールの白色針状結晶を得た。融点10
3.5〜104.6℃、LC純度99.9%で純品であ
ることを確認した。
【0043】(実施例6)次の2−(2′−ヒドロキシ
−3′,5′−ジ−t−ブチル−フェニル)ベンゾトリ
アゾールを製造した。
【0044】
【化18】
【0045】攪拌機および温度計、コンデンサーを備え
た容量1000mlの四つ口フラスコにキシレン320
mlと1−ブタノール200mlを入れ、次いでこの中
に2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t
−ブチル−アゾベンゼン142.0g(0.4モル)、
触媒として2,3ジクロロナフトキノン1.5gさらに
48%苛性ソーダ101gを加えた後ゆっくりと90℃
まで加熱し、90〜95℃で4時間攪拌すると内容物の
赤色が消失し、2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−オ
クチル−フェニル)ベンゾトリアゾール−1−オキシド
が生成した。アゾベンゼンがベンゾトリアゾール−N−
オキシドに転化したことを薄層クロマトグラフィーにて
確認し、このとき一部が表題のトリアゾールまで転化し
たことを認めるが、問題は生じない。次にこの内容物を
70℃まで冷却し1−ブタノール100ml加えて環流
温度に達するまで加熱する。これより後の反応、処理条
件に関しては実施例4と同様である。得た結晶を60℃
の乾燥機で乾燥し121.4g(前記アゾベンゼンから
の粗収率93.8%)の黄白色粉末結晶を得た。次に、
この粗結晶100gを1000mlの四つ口フラスコに
入れイソプロピルアルコール水500ml、カーボン1
0gと共に攪拌しながら75℃まで加熱し、この温度で
1時間維持した後同温度で濾液を濾し取る。実施例4と
同様にこの操作を繰り返した後、濾し取った濾液を攪拌
しながらゆっくりと冷却し結晶析出後もさらに冷却し一
夜攪拌後5℃まで冷却して結晶を濾過する。65%イソ
プロピルアルコール水100mlで数回洗浄し、60℃
の乾燥機で乾燥し96.9g(1−オキシドからの収率
90.9%)の表題の2−(2′−ヒドロキシ−3′,
5′−ジ−t−ブチル−フェニル)ベンゾトリアゾール
の白色粉末状結晶を得た。融点153.6〜154.4
℃、LC純度99.9%で純品であることを確認した。
【0046】
【発明の効果】本発明の前記一般式(2) で示されるビス
2−(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール
類の製造方法は、前記一般式(1) で示される2−ニトロ
−2′−ヒドロキシアゾベンゼン誘導体又は前記一般式
(1) で示される2−(2′−ヒドロキシフェニル)ベン
ゾトリアゾール−N−オキサイド類を、疎水性溶剤を混
在させた状態で、レドックス触媒の存在下、アルカリ水
溶液でアルコール類と、加熱により、共沸蒸留で反応系
中の水分を反応系外に除去しながら反応させる製造方法
であるため、反応系中のアルコール濃度は、当該反応に
よって生じる水や仕込み水によって薄められ難いため、
反応は高収率で進行し、反応が途中で停止または回復不
能な副反応が起きにくい。また、共沸蒸留後は、反応系
外において、疎水性溶剤を主とする有機層にアルコール
や大部分の副生成物が選択的に水層から移層するので反
応系外において効率よく回収できる。また、従来の製法
の様に副生成物に亜鉛などの有害物質を含まず、また反
応が穏やかであって、行きすぎたり、未反応物を残すよ
うなこともない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 勝昭 大阪府高槻市日吉台5番町4−9 (56)参考文献 特開 平4−154771(JP,A) 特開 平2−202877(JP,A) 特開 平2−202878(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 249/20 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (但し、R1 は水素又は塩素原子、R2 は水素原子、炭
    素数1〜12のアルキル基又はアルキル部分の炭素教が
    1〜4のアラルキル基を表わし、R3 は炭素数1〜12
    のアルキル基又はアルキル部分の炭素数が1〜4のアラ
    ルキル基を表わす。)で示される2−ニトロ−2′−ヒ
    ドロキシアゾベンゼン誘導体を、疎水性溶剤を混在させ
    た状態で、レドックス触媒の存在下、アルカリ水溶液で
    アルコール類と、加熱により、共沸蒸留で反応系中の水
    分を反応系外に除去しながら反応させることを特徴とす
    る、次の一般式(2) で表されるビス2−(2′−ヒドロ
    キシフェニル)ベンゾトリアゾール類の製造方法。 一般式(2) 【化2】 (但し、R1 は水素又は塩素原子、R2 は水素原子、炭
    素数1〜12のアルキル基又はアルキル部分の炭素教が
    1〜4のアラルキル基を表わし、R3 は炭素数1〜12
    のアルキル基又はアルキル部分の炭素教が1〜4のアラ
    ルキル基を表わす。)
  2. 【請求項2】 一般式(3) 【化3】 (但し、R1 は水素又は塩素原子、R2 は水素原子、炭
    素数1〜12のアルキル基又はアルキル部分の炭素教が
    1〜4のアラルキル基を表わし、R3 は炭素数1〜12
    のアルキル基又はアルキル部分の炭素教が1〜4のアラ
    ルキル基を表わす。)で示される2−(2′−ヒドロキ
    シフェニル)ベンゾトリアゾール−N−オキサイド類
    を、疎水性溶剤を混在させた状態で、レドックス触媒の
    存在下、アルカリ水溶液でアルコール類と、加熱によ
    り、共沸蒸留で反応系中の水分を反応系外に除去しなが
    ら反応させることを特徴とする、請求項1記載の一般式
    (2) で表されるビス2−(2′−ヒドロキシフェニル)
    ベンゾトリアゾール類の製造方法。
  3. 【請求項3】 共沸蒸留で反応系外に除去する反応系中
    の水分が、反応生成水及び仕込み水である請求項1記載
    の一般式(2) で表される請求項1又は2記載のビス2−
    (2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 疎水性溶剤は、沸点80℃から150℃
    の芳香族炭化水素である請求項1記載の一般式(2) で表
    される請求項1、2又は3記載のビス2−(2′−ヒド
    ロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類の製造方法。
  5. 【請求項5】 レドックス触媒が、芳香族ジケトン類、
    同置換誘導体のいずれかである請求項1記載の一般式
    (2) で表される請求項1、2、3又は4記載のビス2−
    (2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 アルコール類が、炭素数4ないし10の
    水に難溶性のアルコールである請求項1記載の一般式
    (2) で表される請求項1、2、3、4又は5記載のビス
    2−(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール
    類の製造方法。
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