JP3026146U - 作業手袋 - Google Patents
作業手袋Info
- Publication number
- JP3026146U JP3026146U JP1995013750U JP1375095U JP3026146U JP 3026146 U JP3026146 U JP 3026146U JP 1995013750 U JP1995013750 U JP 1995013750U JP 1375095 U JP1375095 U JP 1375095U JP 3026146 U JP3026146 U JP 3026146U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl chloride
- knitted fabric
- resin film
- palm portion
- chloride resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 滑止め手段の施された手袋を、簡易かつ経済
的に製造できるものとする。 【構成】 手のひら部分1aの編地にゴム質状の塩化ビ
ニール樹脂膜6を被着したことを特徴とするものであ
る。
的に製造できるものとする。 【構成】 手のひら部分1aの編地にゴム質状の塩化ビ
ニール樹脂膜6を被着したことを特徴とするものであ
る。
Description
【0001】
本考案は、軍手などの作業手袋に関する。
【0002】
軍手などの作業手袋には作業性を考慮して、手のひら部分に滑止め用のゴム膜 を被着したものがある。
【0003】 これを製造するさいは、一般に、手のひら部分の編地にゴム糊などを塗ってゴ ム膜を貼りつけ、これを立体型に嵌めて加硫缶に入れ、加硫することにより製品 化している。
【0004】
上記した在来の軍手ではゴム膜を貼りつけるため、その製造に手間と時間がか かり、コスト高となるのである。また軟らかさに欠け、なじみが悪くて作業性に 劣る問題がある。
【0005】 本考案は斯かる点を改善し得るものとした軍手などの作業手袋を提供すること を目的とする。
【0006】
上記目的を達成するため、本考案は手のひら部分の編地にゴム質状の塩化ビニ ール樹脂膜を被着したことを特徴とするものである。
【0007】 このさい、塩化ビニール樹脂膜の表面には滑止めを確実にするための凹凸模様 を形成する。
【0008】 上記した塩化ビニール樹脂膜は、具体的には、手のひら部分の編地に当初発泡 剤を混入させた塩化ビニールペーストを薄膜状に塗布し、次にこのペーストを加 熱下に膨張させ且つ、その表面を押型で押圧して同表面に滑止め用の凹凸模様を 形成するようになさしめる。
【0009】 このさい、塩化ビニールペーストを塗布するにはスクリーン印刷により厚さ凡 そ0.2〜0.5mm程度に簡便に塗布するものであり、あと凡そ200℃の温 度で加熱して倍程度に膨張させるようにする。
【0010】
図1は本考案の手袋を説明するための製造過程図であって、同図Aにおいて、 1は綿繊維や合成樹脂繊維などで編成された手袋編地である。
【0011】 この編地1を先ず手の形となした板型2に嵌め、手のひら部分1aを平面状と する。
【0012】 次に発泡剤を混入させた塩化ビニールペーストをスクリーン印刷により前記手 のひら部分1aに対し同図Bに示すように少し周面が残るようにして薄膜状に塗 りつける。 このさい、ペースト3の厚さは凡そ0.2〜0.5mm程度となすのであり、 このことは数多の実験結果からこの範囲が耐久性や使用性などの点から最も優れ るからである。
【0013】 次に、これを加熱するようになすのであり、即ち凡そ200℃程度の加熱室内 で上記塩化ビニールペースト3を発泡させるのであり、これにより肉厚が倍増す るものとなる。
【0014】 次に上記発泡と同時にその上方を押型4で押圧するのであり、図Cは表面に碁 盤目状の切込み溝5を刻設した金属製押型を示す。しかして押圧状態のまま一定 時間保持したのち、解放する。
【0015】 これにより、塩化ビニール材はその下面が手のひら部分1aの織り目に浸入す るなどして強力に接着した状態となり、また表面には押型4の凹凸模様が形成さ れるものとなる。
【0016】 この塩化ビニール材は冷却の進行に伴ってゲル化し、使い勝手のよいゴム質状 の塩化ビニール樹脂膜となる。
【0017】 図2は斯くして製造された製品の左手袋の斜視図であって、6はゲル化した塩 化ビニール樹脂膜、6aは押型4の切込み溝5で形成される凹凸模様6aである 。
【0018】
上記の如く構成した本考案によれば、従来のゴム材を加工する場合と較べ簡易 かつ経済的に製造できるものとなり、特に製造過程で加硫工程が不必要となって 製造工程の1サイクル時間が凡そ20分程度短縮されるものとなる。
【0019】 請求項2のものによれば、一定のソフト感があって手指に良くなじんで作業性 に優れ、また従来のゴム材と比べて耐久性に劣らない製品を効率良く安価に製造 するものとなるのである。
【提出日】平成7年12月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【0016】 この塩化ビニール材は冷却の進行に伴って固化し、使い勝手のよいゴム質状の 塩化ビニール樹脂膜となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【0017】 図2は斯くして製造された製品の左手袋の斜視図であって、6は固化した塩化 ビニール樹脂膜、6aは押型4の切込み溝5で形成される凹凸模様6aである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の手袋を説明するための製造過程図であ
る。
る。
【図2】同手袋を示す図である。
1a 手のひら部分 3 塩化ビニールペースト 4 押型 6 塩化ビニール樹脂膜 6a 凹凸模様
Claims (2)
- 【請求項1】 手のひら部分の編地にゴム質状の塩化ビ
ニール樹脂膜を被着したことを特徴とする作業手袋。 - 【請求項2】 手のひら部分の編地に発泡剤を混入させ
た塩化ビニールペーストをスクリーン印刷により厚さ凡
そ0.2〜0.5mm程度に塗布すると共に、このペー
ストを加熱下に膨張させ且つ、その表面を押型で押圧し
て同表面に滑止め用の凹凸模様を形成したことを特徴と
する作業手袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995013750U JP3026146U (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 作業手袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995013750U JP3026146U (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 作業手袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3026146U true JP3026146U (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=43161320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995013750U Expired - Lifetime JP3026146U (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 作業手袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026146U (ja) |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP1995013750U patent/JP3026146U/ja not_active Expired - Lifetime
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