JP3025800U - スノーボード - Google Patents
スノーボードInfo
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- JP3025800U JP3025800U JP1995014158U JP1415895U JP3025800U JP 3025800 U JP3025800 U JP 3025800U JP 1995014158 U JP1995014158 U JP 1995014158U JP 1415895 U JP1415895 U JP 1415895U JP 3025800 U JP3025800 U JP 3025800U
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- surface material
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、スノ−ボ−ドとして良好に使用でき
る強度が得られるのは勿論のこと、材料コスト及び製造
コストを抑え易く、重量も軽い技術を提供することが主
要な目的である。 【構成】 芯材2及び当該芯材2を覆う表面材3から成
るスノ−ボ−ド1に於て、上記芯材2は発泡性プラスチ
ックから成ると共に、上記表面材3は非発泡性プラスチ
ックから成り、上記芯材2及び表面材3が一体的に成型
されていることを特徴とする。
る強度が得られるのは勿論のこと、材料コスト及び製造
コストを抑え易く、重量も軽い技術を提供することが主
要な目的である。 【構成】 芯材2及び当該芯材2を覆う表面材3から成
るスノ−ボ−ド1に於て、上記芯材2は発泡性プラスチ
ックから成ると共に、上記表面材3は非発泡性プラスチ
ックから成り、上記芯材2及び表面材3が一体的に成型
されていることを特徴とする。
Description
【0001】
本考案はスノ−ボ−ドに係わり、更に詳しくは、材料に特徴を有するスノ−ボ −ドに関する。
【0002】
周知の通り、近年に於てはスノ−ボ−ドが多々使用されるようになってきてお り、このスノ−ボ−ドの材料に着目すると、従来は単体の木材から成るものが多 かった。所で、上記スノ−ボ−ドは、雪上でスノ−ボ−ドとして良好に使用でき ることが求められ、このスノ−ボ−ドの材料としての木材もその条件にあったも のが選択されているものであった。
【0003】
上記従来技術によると、上記スノ−ボ−ドは、雪上でスノ−ボ−ドとして良好 に使用可能な木材が選択される為に、比較的丈夫な木材が使用され、材料コスト が高くなり易かった。そこで、上記単体の木材から成るスノ−ボ−ドに変わって 複数の材料を積層して成るスノ−ボ−ドが提案されている。このスノ−ボ−ドに よると、木材から成る芯材に対して表面材が張り付けられて成るものであり、上 記表面材としては、木板やプラスチック板、或いはメタル板等があった。
【0004】 しかしながら、上記芯材に対して表面材が張り付けられて成るスノ−ボ−ドは 、その製造工程に着目したとき、芯材の形成、及び表面材の形成、並びに芯材に 対する表面材の張り付けといった具合に製造工程が多く、製造コストの削減に限 界あった。また、木材から成る芯材に加えて、この木材の芯材に対して表面材を 張り付けるので、スノ−ボ−ド全体の重量が重くなり、スノ−ボ−ドが扱いにく くなり易かった。。
【0005】 従って、本考案の目的とする所は、スノ−ボ−ドとして良好に使用できる強度 が得られるのは勿論のこと、材料コスト及び製造コストを抑え易く、重量も軽い 技術を提供するにある。
【0006】
上記目的を達成する為に本考案は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対 応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本考案は芯材2及び当該芯 材2を覆う表面材3から成るスノ−ボ−ド1に於て、 上記芯材2は発泡性プラスチックから成ると共に、上記表面材3は非発泡性プ ラスチックから成り、上記芯材2及び表面材3が一体的に成型されていることを 特徴とするスノ−ボ−ドである。
【0007】 また、他の特徴として、上記芯材2に強度強化材が含まれていることを特徴と する。
【0008】 また、その他の特徴として、上記表面材3にメタリック粉末が含まれているこ とを特徴とする。
【0009】 更に、他の特徴として、上記発泡性プラスチックは発泡性ポリエチレンである ことを特徴とする。
【0010】 更に、その他の特徴として、上記非発泡性プラスチックは非発泡性ポリエチレ ンであることを特徴とする。
【0011】 また、他の特徴として、上記強度強化材は炭酸カルシウムであることを特徴と する。
【0012】
上記構成によると、上記スノ−ボ−ド1の芯材2は発泡性プラスチックから成 ると共に、上記表面材2は非発泡性プラスチックから成ることにより、従来の木 材を使用したスノ−ボ−ド1と比べて材料コストを低く抑え易い。また、製造に 際して鋳型を使用し、この鋳型に対して上記発泡性プラスチック及び非発泡性プ ラスチックを流し込んで一体的に成型すると、製造工程が従来よりも減り、製造 コストの削減を行ない易い。更に、上記発泡性プラスチック及び非発泡性プラス チックから成ることにより、木材に比べスノ−ボ−ド1全体の重量を軽くし易い 。
【0013】
次に、添付図面に従い本考案の実施例を詳述する。スノ−ボ−ド1は細長い板 形状を有し、両端部1A、1Bは丸みを帯びていてスノ−ボ−ド1の上面1C側 に反っている。上記スノ−ボ−ド1の上面1Cには、2つの固定部材4が固定さ れている。上記固定部材4は使用者の足をスノ−ボ−ド1に固定する為の部材で ある。尚、上記スノ−ボ−ド1には上記固定部材4を固定する際に用いるネジ5 がネジ止めされる複数の固定穴6が形成されており、上記固定穴6の列は複数列 ある。この複数列の固定穴6は、上記固定部材4の両足部4A、4Bの間隔を調 節する為のものである。また、1つの固定穴6に着目すると、予めねじは切られ ておらず、上記ネジ5のねじ込みにより形成されるものである。
【0014】 そして、上記スノ−ボ−ド1は、芯材2及びこの芯材2を覆う表面材3から成 る。上記芯材2は発泡性プラスチックから成ると共に、上記表面材3は非発泡性 プラスチックから成り、上記芯材2及び表面材3は一体的に成型されている。上 記発泡性プラスチックは発泡性ポリエチレンであり、上記非発泡性プラスチック は非発泡性ポリエチレンである。尚、上記発泡性プラスチックとしては、上記発 泡性ポリエチレン以外のものでも良く、また、上記非発泡性プラスチックとして は、上記非発泡性ポリエチレン以外のものでも良い。
【0015】 また、上記芯材2には強度強化材である炭酸カルシウムが含まれている。この 炭酸カルシウムは、一体成型後のスノ−ボ−ド1自体の強度を強化する為のもの である。更に、上記表面材3にはメタリック粉末が含まれている。このメタリッ ク粉末は、一体成型後にスノ−ボ−ド1表面に表われる色及び模様となり、選択 する粉末によりさまざまな色や模様を出すことができる。例えば、アルミニウム 粉末、青銅粉末等を用いることができる。
【0016】 次に、上記スノ−ボ−ド1の製造方法に着目すると、先ず上記芯材2となる液 体原料及び表面材3となる液体原料を同時に流しこんで成型する為の鋳型を成型 しておく。この鋳型は、成型後のスノ−ボ−ド1に於て芯材2の周りに表面材3 が位置するような構造と成されている。次に、上記強度強化材が混ぜられた液体 状の発泡性プラスチックと、上記メタリック粉末が混ぜられた液体状の非発泡性 プラスチックとを同時に上記鋳型に流し込む。その後、上記液体状の発泡性プラ スチック及び非発泡性プラスチックが固化してゆく。
【0017】 このとき、上記芯材2の材料である発泡性プラスチックは、その発泡性により 表面材3の内側で膨張する為に上記表面材3に密着した状態となり、上記芯材2 と表面材3との密着性が良くなる。他方、上記表面材3の材料である非発泡性プ ラスチックは、その非発泡性により成型固化した後の収縮が少なく、所定の寸法 精度を保つものである。
【0018】 このように、上記発泡性プラスチック及び非発泡性プラスチックを用いると共 に、上記鋳型を使用して製造することにより、芯材2及び表面材3から成るスノ −ボ−ド1を一体的に成型することができ、こうして成型されたスノ−ボ−ド1 は、雪上を滑る為の良好な強度も持っている。また、成型されたスノ−ボ−ド1 にはエッジ1Eが成型されている。このエッジ1Eは、スノ−ボ−ド1を滑らせ たり、止まらせたりする場合に雪をつかむものであり、言い換えればエッジ1E によって、スノ−ボ−ド1を滑らせたり、止まらせたりするいわゆるエッジ効果 を良好に働かせることができる。
【0019】 また、上記スノ−ボ−ド1は、長手方向に沿ったたわみWは良好に得られると 共に、ひねりVには強いものである。更に、上記表面材3として非発泡性プラス チックを使用していることによって、スノ−ボ−ド1使用時の雪上では温度が低 いことから表面材3が硬化し易く、スノ−ボ−ド1のエッジ効果を大きくし易い ものである。
【0020】 次に、上記スノ−ボ−ド1製造時の具体的な材料の重量%及び重量比を説明す る。この値は1つの実施例であって、この他の値でも良い。上記芯材2及び表面 材3の重量%は、それぞれ42%及び58%である。そして、上記芯材2の中の 重量比については、1000gの芯材2中に発泡性ポリエチレンが650g、炭 酸カルシウムが350g含まれる。また、上記表面材3の中の重量比については 、1000gの表面材3中に非発泡性ポリエチレンが990g、メタリック粉末 が10g含まれる。
【0021】 以上のように、上記スノ−ボ−ド1は、上記芯材2が発泡性ポリエチレンから 成ると共に、表面材3が非発泡性ポリエチレンから成ることにより、材料コスト 及び製造コストを抑え易く、比較的重量も軽くすることができる。
【0022】
以上詳述した如く、本考案は請求項1及び請求項4並びに請求項5記載による と、上記スノ−ボ−ドの芯材は発泡性プラスチックから成ると共に、上記表面材 は非発泡性プラスチックから成ることにより、スノ−ボ−ドとして良好に使用で きる強度が得られるのは勿論のこと、従来の木材を使用したスノ−ボ−ドと比べ て材料コストを低く抑え易い。また、製造に際して鋳型を使用し、この鋳型に対 して液体状にした発泡性プラスチック及び非発泡性プラスチックを流し込んで一 体的に成型すると、製造工程が従来よりも減り、製造コストの削減を行ない易い 。更に、上記発泡性プラスチック及び非発泡性プラスチックから成ることにより 、木材に比べてスノ−ボ−ド1全体の重量を軽くし易い。
【0023】 更に、上記液体状の発泡性プラスチック及び非発泡性プラスチックが固化して ゆくとき、上記芯材の材料である発泡性プラスチックは、その発泡性により表面 材の内側で膨張する為に上記表面材に密着した状態となり、上記芯材と表面材と の密着性が良くなる。他方、上記表面材の材料である非発泡性プラスチックは、 その非発泡性により成型固化した後の収縮が少なく、所定の寸法精度を保ち易い 。
【0024】 また、請求項2及び請求項6記載によると、上記芯材は強度強化材を含むこと により、スノ−ボ−ド1全体の強度を強化し易い。
【0025】 また、請求項3記載によると、上記表面材はメタリック粉末を含むことにより 、このメタリック粉末が一体成型後にスノ−ボ−ド表面に表われる色及び模様と なり、選択する粉末によりさまざまな色や模様をスノ−ボ−ド表面に出すことが できる。
【図1】本考案の実施例で示したスノ−ボ−ドの断面図
である。
である。
【図2】本考案の実施例で示したスノ−ボ−ドの断面図
を含む一部斜視図である。
を含む一部斜視図である。
【図3】本考案の実施例で示したスノ−ボ−ドの斜視図
である。
である。
1 スノ−ボ−ド 2 芯材 3 表面材 4 固体部材
Claims (6)
- 【請求項1】 芯材2及び当該芯材2を覆う表面材3か
ら成るスノ−ボ−ド1に於て、 上記芯材2は発泡性プラスチックから成ると共に、上記
表面材3は非発泡性プラスチックから成り、上記芯材2
及び表面材3が一体的に成型されていることを特徴とす
るスノ−ボ−ド。 - 【請求項2】 上記芯材2に強度強化材が含まれている
ことを特徴とする請求項1記載のスノ−ボ−ド。 - 【請求項3】 上記表面材3にメタリック粉末が含まれ
ていることを特徴とする請求項1記載のスノ−ボ−ド。 - 【請求項4】 上記発泡性プラスチックは発泡性ポリエ
チレンであることを特徴とする請求項1記載のスノ−ボ
−ド。 - 【請求項5】 上記非発泡性プラスチックは非発泡性ポ
リエチレンであることを特徴とする請求項1記載のスノ
−ボ−ド。 - 【請求項6】 上記強度強化材は炭酸カルシウムである
ことを特徴とする請求項2記載のスノ−ボ−ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995014158U JP3025800U (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | スノーボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995014158U JP3025800U (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | スノーボード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3025800U true JP3025800U (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=43160985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995014158U Expired - Lifetime JP3025800U (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | スノーボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3025800U (ja) |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP1995014158U patent/JP3025800U/ja not_active Expired - Lifetime
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