JP3025545B2 - X線リソグラフィ用マスクおよびx線リソグラフィ露光装置 - Google Patents

X線リソグラフィ用マスクおよびx線リソグラフィ露光装置

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JP3025545B2
JP3025545B2 JP7720191A JP7720191A JP3025545B2 JP 3025545 B2 JP3025545 B2 JP 3025545B2 JP 7720191 A JP7720191 A JP 7720191A JP 7720191 A JP7720191 A JP 7720191A JP 3025545 B2 JP3025545 B2 JP 3025545B2
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線リソグラフィ用マ
スクおよびX線リソグラフィ露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線リソグラフィ露光装置としては、X
線リソグラフィ光源が発するシンクロトロン放射光を、
ミラーを備えた光学系で反射した後、ベリリウム(B
e)等で形成したX線フィルタを通して密閉された露光
チャンバー内に導き、該露光チャンバー内に配置された
X線リソグラフィ用マスク(以下、「X線マスク」と称
す。)に照射して該X線マスクのX線透過膜に形成され
ているマスクパターンをウェハ上に投影するものがあ
る。
【0003】前記シンクロトロン放射光は、前記X線リ
ソグラフィ光源から扇形状に放射され、円軌道面内(水
平面内)で発散し、前記円軌道面に垂直な面内(垂直面
内)では平行となっており、さらに前記円軌道面内では
略均一な強度分布を持っている。
【0004】このため、露光領域内をシンクロトロン放
射光によって均一に照射するために次のような露光方式
がとられている。
【0005】(1)ミラー振動方式(平面ミラー) 放射光の軌道面と水平に平面ミラーを設置し、軌道面内
=ミラーと水平面内で均一な強度分布を持った光が軌道
面と垂直な方向にスキャンしてX線マスクを照明するよ
うにミラーを振動させる。露光量の制御はミラーの振動
速度を制御することによって行なう。
【0006】(2)ミラー振動方式(曲面ミラー) 2枚の曲面ミラーを使って、放射光を集光した後並行化
する。2枚めのミラーを前項(1)と同様に振動させる
ことによって放射光をスキャンする。露光量の制御も同
様にミラーの振動速度を制御することによって行なう。
【0007】(3)電子ビーム揺動方式 X線リソグラフィ光源の蓄積リング内の発光点で電子を
sine関数的に揺動させることによって、軌道面だけ
でなく、その垂直方向にも均一な強度分布を持った放射
光を放射させる。その光をそのまま光学系を使用せずに
X線マスクに入射すれば強度ムラ無く全面一括露光でき
るが、短波長成分の影響を無くすため最近ではミラーが
使用されている。これによりX線マスクに入射する放射
光はミラーの反射面と水平な方向では均一な強度分布を
持つが、垂直方向では均一では無くなるので、ミラー反
射面と垂直な方向で、露光量を変化させてX線マスク全
体が均一に露光されるように制御する。
【0008】(4)マスク・ウェハステージスキャン方
式 放射光は、軌道面と水平に設置した固定平面ミラーで反
射する。その反射光は放射光の軌道面内=ミラー反射面
に水平な面内で均一な強度分布を持つので、それと垂直
な方向にマスク・ウェハステージをスキャンする。露光
量の制御はマスク・ウェハステージの移動速度を制御す
ることによって行なう。
【0009】(5)固定凸面ミラー方式 円筒型曲面ミラーを放射光の軌道面と水平方向に配置し
て、垂直方向に放射光を拡散させ、水平方向にはそのま
ま反射させる。X線マスクに入射する光は放射光の軌道
面内では均一な強度分布を持つため、軌道面に水平な開
口を持つシャッターを設け、このシャッターを前記垂直
方向に動かし、その速度によって露光量を制御する。
【0010】これらの方式で共通な点は、X線マスクお
よびウェハに入射する光はミラー反射面に水平な面内で
は略均一であるが、その垂直方向では強度分布を持ち、
ミラー、シャッターあるいはマスク・ウェハステージを
動かし、その速度を調節することによってミラー反射面
と垂直な方向の露光量を制御し、露光領域内を均一に照
射することである。
【0011】前記X線マスクは、前記X線透過膜を支持
枠によって支持したものであり、該X線透過膜は、露光
波長のシンクロトロン放射光を透過し、かつ、アライメ
ント光(可視、赤外光)に対して透過性のよい緊張した
自己支持膜でなければならない。このような膜として
は、通常、厚さ1μmから6μmまでの無機膜または有
機膜が用いられるが、有機膜はX線耐性、寸法安定性等
の点に問題があり、現在は無機膜が主流になりつつあ
る。
【0012】X線透過膜として知られている無機材料は
主に窒化ホウ素、シリコン、窒化シリコン、炭化シリコ
ン等である。これらのうち、窒化シリコンがX線および
可視赤外光透過率、強度、ひずみ特性、X線耐性等で適
度な値が得られ、かつ安定した製造が可能であるため、
最も多く使われている。
【0013】無機材料のX線透過膜は、一般的には、シ
リコンウェハ等の基板の上に蒸着法等によって所望の材
料の単層あるいは多層構造を有した膜を作成し、その後
必要に応じてその上にX線吸収体等の構造を作成した
後、基板裏面よりシンクロトロン放射光が透過する領域
の基板を化学的に取り除いて作成される。このときX線
透過膜が緊張した自己支持膜となり、かつX線マスクと
して高い寸法安定性を得るためには、蒸着による膜作成
時の内部応力の制御が重要となってくる。このため膜作
成には作成条件を変えることによって応力を大きく変え
ることが可能な化学的気相成長法がしばしば使われてい
る。
【0014】この化学的気相成長法は、膜にしようとす
る材料の揮発性化合物を気化し、反応ガスとして反応室
内に送り込み、反応室内の基板上で、熱、プラズマ、光
等によって化学反応を行なわせ、基板の上に薄膜を作る
ものであり、反応室内圧力によって減圧化学気相成長法
および常圧化学気相成長法がある。
【0015】このX線マスクのX線透過膜については、
その薄膜生成機構が基板表面への反応ガスの拡散と深く
かかわっているため、作製した膜には反応ガスの拡散方
向、つまり反応ガスの流れの方向に沿って、略一次元的
な膜厚ムラ(フローパターン)ができやすい。このよう
な化学的気相成長方法のうち減圧化学気相成長法は、反
応ガスの平均自由行程および拡散定数が大きくなるため
膜厚ムラはかなり向上するが、それでも1枚のウェハ内
の膜厚ムラは常圧化学気相成長法が5〜6%程度である
のに対し、減圧化学気相成長法では2〜3%程度であ
る。
【0016】また、化学気相成長法の他にスパッタ蒸着
法やEB蒸着法、真空蒸着法等が用いられるが、これら
の蒸着による膜作成法においても膜厚ムラは発生し、そ
れが蒸着源と基板との幾何学的配置によって、同様に略
一次元的な膜厚ムラとなることがしばしばある。
【0017】X線リソグラフフィ装置においては、前述
したようなシンクロトロン放射光及び光学系の性質から
くる強度分布以外に、種々の光学素子が理想的に作成さ
れていない等の理由で該強度分布が理想分布からずれて
ムラが生じる。
【0018】従来、前述したように露光領域内を均一に
照明するために該理想強度分布は各種露光方式によって
補正されていたが、理想強度分布からずれたムラは補正
されていなかった。このためウェハ上で露光量ムラが生
じでいた。
【0019】このような露光量ムラを与える原因とてし
ては、光学系ミラーの反射率ムラと形状誤差、X線フィ
ルタの膜厚ムラ、姿勢設定誤差、光学素子への汚染物の
付着等がある。また、前述のX線透過膜の膜厚ムラも大
きな露光量ムラの原因となっている。従来、露光量ムラ
を減少させるためにはもっぱら、各種光学素子や光学シ
ステムの精度を上げる努力のみがなされてきた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】X線リソグラフィにお
ける露光量ムラは、前述したように転写パターンの線幅
誤差として現われ、例えば、0.2μmのゲート層パタ
ーン形成時に、該ゲート層パターンの転写パターン幅の
変動を±10%内に抑えるためには、露光量変動の許容
幅は、±20%内でなければならないと報告されている
(K. Deguchi et.al. NTT R&D 39 601 (1990) )。実際
には線幅誤差は±2.5%以下に抑える必要があり、線
幅誤差の原因としては、露光量ムラ以外に、X線マスク
作製時の寸法誤差等も含まれるため、露光量ムラは最大
5%(許容範囲)に抑えなければならない。前述した光
学系ミラーの反射率ムラと形状誤差から2%程度、X線
フィルタの膜厚ムラによって1%程度の露光ムラが発生
する。その他の露光量ムラを考慮すると前記X線透過膜
の膜厚ムラによる露光量ムラは1%以下に抑えることが
望ましい。
【0021】1%の露光量ムラを与える膜厚ムラの大き
さは、X線透過膜を形成する物質や、使用するX線の波
長によって異なる。例えば、シンクロトロン放射光を炭
化ケイ素ミラーによって反射させ、ベリリウムフィルタ
ーを通過させた後の中心波長1μmの光を使用したと
き、膜厚2μmの窒化ケイ素のX線透過膜に対して1%
の露光量ムラを与える膜厚ムラは約34nmである。こ
れは膜厚の1.7%にあたる。
【0022】したがって、この系においてX線透過膜の
膜厚ムラによる露光量ムラを1%以下にするためには、
X線透過膜の膜厚ムラを34nm(1.7%)以下にし
なければならない。
【0023】しかしながら、前述のように化学的気相成
長法で作成した膜では少なくとも2〜3%以上の膜厚ム
ラがあり、膜厚ムラによる露光量1%を超えてしまって
いた。
【0024】しかし前記従来のX線リソグラフィ露光装
置では、前記膜厚ムラによる露光量ムラを補正する手段
は示されていなかった。
【0025】本発明は、上記従来の技術が有する問題点
に鑑みてなされたもので、X線リソグラフィ用マスクの
膜厚分布に基づいて、該X線リソグラフィ用マスクに照
射されるシンクロトロン放射光の強度を補正することに
より、高精度な露光を可能にするX線リソグラフィ用マ
スクおよびX線リソグラフィ露光装置を提供することを
目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、転写パターン
が描かれたX線透過膜と、該X線透過膜を支持する支持
枠とからなるX線リソグラフィ用マスクにおいて、前記
転写パターンが、前記X線透過膜の膜厚分布の変化方向
を基準にして描かれているものであり、前記転写パター
ンは、前記X線透過膜の膜厚分布が略一次元的に変化す
る方向を基準にして前記X線透過膜に描かれているもの
がある。
【0027】また、本発明は、シンクロトロン放射源
と、該シンクロトロン放射源が発したシンクロトロン放
射線を、X線リソグラフィ用マスクの、転写パターンが
描かれているX線透過膜の露光領域全域に照射させるた
めの照明光学系とを備えたX線リソグラフィ露光装置に
おいて、前記X線リソグラフィ用マスクの転写パターン
が前記X線透過膜の膜厚分布の変化方向を基準にして描
かれており、前記X線リソグラフィ用マスクは、前記X
線透過膜の膜厚分布の変化方向と前記シンクロトロン放
射光の強度分布の変化方向とが一致されて配置され、さ
らに、前記シンクロトロン放射光の強度分布と前記X線
透過膜の膜厚分布とに基づいて、前記露光領域の、前記
シンクロトロン放射光の強度分布の変化方向に対する、
該シンクロトロン放射光の照射時間を変化させる補正手
段を有するものである。
【0028】前記X線リソグラフィ露光装置において、
前記X線リソグラフィ用マスクは、X線透過膜の膜厚分
布が略一次元的に変化する方向を基準にして転写パター
ンが描かれている場合と、複数のX線リソグラフィ用マ
スクを順に用いて、多重露光を行なう場合とがある。
【0029】
【作用】本発明は、X線リソグラフィ用マスクの露光領
域に照射するシンクロトロン放射光の強度分布の変化す
る方向と、前記X線リソグラフィ用マスクのX線透過膜
の膜厚分布の変化する方向とを一致させ、前記シンクロ
トロン放射光の強弱および前記X線透過膜の厚・薄に応
じて、前記露光領域に対するシンクロトロン放射光の照
射時間を変化させることにより、前記シンクロトロン放
射光がX線透過膜を透過することで形成される転写パタ
ーン像の強度を均一にする。
【0030】
【実施例】次に本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。
【0031】図1は本発明のX線リソグラフィ露光装置
の一実施例を示す斜視図である。
【0032】本実施例のX線リソグラフィ露光装置は、
発光源10から放射されたシンクロトロン放射光(以
下、「放射光」と称す。)11を、露光領域L0 の全域
を照射できる大きさにするため、固定凸面ミラー12に
よって放射光軌道面に対して垂直な方向(y方向)に拡
大してX線マスク14に照射し、該X線マスク14のX
線透過膜16上に形成されているマスクパターンを、レ
ジストを塗布したシリコンウェハ18上に投影するもの
であり、露光量ムラを補正するためのシャッター13を
備えている。前記シャッター13、X線マスク14およ
びシリコンウェハ18は密閉した露光チャンバー(不図
示)内に収納されており、前記放射光11は、固定凸面
ミラー12で反射した後、前記露光チャンバーに設けら
れたX線フィルタを通して前記X線マスク14へ導かれ
る。
【0033】X線マスク14に照射された放射光11
は、その強度が、図2に示すように前記y軸方向の中央
部分が最大となって、前記X線マスク14の面内にて前
記y軸方向と直交するx軸方向の強度は同一y座標にお
いて略均一となっている。
【0034】図2のx−y座標系にて示したX線マスク
14上での放射光11の、各座標における強度I(x,
y)は、該放射光11によるX線マスク14の照射範囲
の、前記x軸方向の両端のx座標をx1 ,x3 とし、そ
の中央部のx座標x2 とすると、 I(x1 ,y)=I(x2 ,y)=I(x3 y) と表される。
【0035】このようにx軸方向には強度分布は均一で
あるが、y軸方向にはそうではないので、y軸方向の強
度分布を補正するため、前記X線マスク14の前記固定
凸面ミラー12側に配したシャッター13によって前記
X線マスク14への放射光11の照射量を制御する。前
記シャッター13は、前記固定凸面ミラー12にて反射
した放射光11を通過させるための開口部19が形成さ
れており、該開口部19をy軸方向に走査し、その移動
速度を変化させることで前記放射光11の照射量を制御
する。
【0036】本実施例のシャッター13は、図3におい
て+y方向(下から上方向)へ移動するものであり、y
方向の各部分の露光量は、シャッター13がその開口部
19の前シャッター20で開き、後シャッター21で閉
じるまでの照射時間Δt(y)と、その部分での放射光
11の強度I(x,y)との積によって決まる。したが
って、前記放射光11の、X線マスク14上における強
度I(x,y)の大小に応じて前記照射時間Δt(y)
を設定することにより、シリコンウェハ18に投影され
るマスクパターンの強度を一様にすることができる。
【0037】本実施例の場合、前記放射光11の強度分
布に対しては、図3の前シャッター強度補正走査および
後シャッター強度補正走査として示すように、前記シャ
ッター13の、時間tに対する移動量を定めることで、
強度分布に応じた照射時間を制御する。なお、実際に
は、後シャッター21は前シャッター20に追従するた
め、前シャッター20について定めればよい。
【0038】このように、X線マスク14に照射された
放射光11の強度分布において前記x軸方向が均一であ
れば前述のようなシャッター13をy軸方向に走査させ
ることで、前記X線マスク14を透過した放射光11を
露光領域に均一に照射することが可能となる。本実施例
では、前記放射光11の強度分布による全体的な露光量
ムラを許容範囲である5%以内に抑えるために、前記X
線マスク14の膜厚分布によって生じる露光量ムラを1
%以下に抑える。
【0039】X線マスク14は、前記X線透過膜16
と、X線透過窓17が形成された、前記X線透過膜16
を支持するための支持枠15とから構成されている。
【0040】X線透過膜16は化学的気相成長法によっ
て作製した、厚さ2μmの窒化シリコン膜22(図4参
照)であり、前記X線マスク14作製前に分光反射率測
定式膜厚計を用いて前記窒化シリコン膜22の膜厚ムラ
を測定したところ、図4に示すような、膜厚分布を示す
ものであった。この、X線透過膜16を形成するための
窒化シリコン膜22の膜厚分布は、放射光11が前記X
線透過膜16を透過した後の露光ムラ発生の原因とな
る。例えば、図4において、A1 −B1 線を中心線とす
る第1のX線透過膜16A(図中一点破線部)を考え、
該第1のX線透過膜16Aを用いて、そのA1 −B1
を、図1に示すX線マスク14のA0 −B0 線に一致す
るようにして、X線マスク14を作製した場合、該X線
マスク14の第1のX線透過膜16Aを透過した後の放
射光11の強度分布I(x,y)は、図5に示したよう
に、x方向の均一性が失われて、
【0041】
【数1】 となっている。
【0042】このような強度分布に対し、前述の図3に
示した前シャッター強度補正走査および後シャッター強
度補正走査のように、シャッター13を走査させて露光
を行ない、そのときの露光量ムラを測定すると4.2%
であり、前記第1のX線透過膜16Aの膜厚分布を考慮
して、最適露光時間となるようにシャッター13の走査
速度を補正した場合でも、3.7%の露光量ムラが発生
することがわかった。この露光量ムラは、前記露光チャ
ンバ内において、X線マスク14に照射された放射光1
1、すなわち、X線フィルタを透過した後の放射光11
に対して、前記第1のX線透過膜16Aの膜厚分布によ
って発生したものであり、実際には、前記放射光11が
X線マスク14に達するまでに、反射あるいは透過す
る、固定凸面ミラー12および前記X線フィルタの膜厚
分布等によっても、放射光11の強度ムラが生じ、その
強度ムラに関る露光量ムラ(3〜4%)が加わるため、
実際の全体的な露光ムラは約7〜8%となり前述の許容
範囲を越えている。
【0043】上述の第1のX線透過膜16Aの膜厚分布
により露光量ムラは、前記シャッター13のy方向の走
査に対して、該第1のX線透過膜16Aを透過した放射
光11のx方向の強度が均一でないために発生したもの
と考えられる。
【0044】そこで、本実施例では前記窒化シリコン膜
22において、X線透過膜16として、透過した放射光
11の少なくともx方向の強度が略均一となるような最
適な部分を探してその部分をX線透過膜16として用い
る。この最適な部分を探す方法としては、前記窒化シリ
コン膜22において、図6に示すように、A3 −B3
を中心線として、X線透過膜16に相当する仮想膜22
aを考え、該仮想膜22Aの面内において、前記A3
3 線方向を16行、該A3 −B3 線に垂直な方向を1
5列にそれぞれ分割してそれらの各交点の膜厚を測定
し、測定した膜厚から、それらの膜厚分布が前記A3
3 線に沿って、一次元的に変化するような仮想膜22
aを探す方法がある。この場合、測定した各交点の膜厚
から、前記16行それぞれについて行毎の平均膜厚T
(y)を求め、該平均膜厚T(y)に基づいて前記A3
−B3 線方向の膜厚分布を調べる。そして上述の操作
を、前記窒化シリコン膜22において前記A3 −B3
を5°間隔で180°まで変化させて行ない、各A3
3 線に対する仮想膜22Aについて最も平均膜厚分布
T(y)の差が大きい部分を探す。
【0045】本実施例では、上述のような操作を行なっ
た結果、窒化シリコン膜22については、前述の図4に
おいて、A2 −B2 線を中心線とする第2のX線透過膜
16B(破線部)が平均膜厚分布T(y)の差が大きく
2 −B2 線方向に沿って略一次元的な変化となってい
る。この第2のX線透過膜16Bについて各行毎の平均
膜厚T(y)の分布を図7に示す。図7からも明らかな
ように、A2 −B2 線方向に沿って略一次元的な変化と
なっている。
【0046】この第2のX線透過膜16Bについて該第
2のX線透過膜16Bを透過した後の放射光11の強度
分布の計算値を図8に示す。
【0047】前記第2のX線透過膜16Bは、図7に示
すようにA2 側が厚く、B2 側が薄い膜厚分布を示して
いるため、図8に示す強度分布では、前記第2のX線透
過膜16Bを透過した放射光11の最大強度部がB2
に移動しているものの同一y座標位置においてx方向の
強度は、
【0048】
【数2】 となり、略均一である。
【0049】このような放射光11の強度分布から、前
記X線マスク14の第2のX線透過膜16Bの膜厚分布
に対する最適なシャッター13の走査量を求めると、前
述の図3の、前シャッター膜厚補正走査および後シャッ
ター膜厚補正走査として示すような動きとなり、この場
合の、前記第2のX線透過膜16Bの膜厚分布によって
生じる露光量ムラは計算により0.7%と推定された。
【0050】ここで、前述のような第2のX線透過膜1
6Bを用い、前記A2 −B2 線を、図1に示すA0 −B
0 線に一致させてX線マスク14を形成して配置し、シ
リコンウェハ18の位置に、フォトダイオードからなる
X線検出器を配して、前記第2のX線透過膜16Bの膜
厚分布によって生じると考えられる露光量ムラに相当す
る、放射光11の強度分布を測定したところ、0.8%
程度であり、前述の計算結果と略一致したものとなって
この第2のX線透過膜16Bの膜厚分布による露光量ム
ラから、前述の全体的な露光量ムラを求めると、3.8
〜4.8%であり、前記許容範囲内におさまったことに
なる。
【0051】したがって、X線マスク14に略一次元的
膜厚分布がある場合、この膜厚分布の方向をシャッター
13の移動方向に一致させ、前記膜厚分布を考慮して、
前記シャッター13の移動速度を設定することで、大幅
に、膜厚ムラによる露光量ムラを減少させることができ
ることがわかった。また、本実施例においては、化学的
気相成長法によって成膜したX線透過膜を使用したが、
スパッタ法等その他の成膜法によりX線透過膜を作製し
てもよいことはいうまでもない。
【0052】次に本発明の他の実施例について説明す
る。
【0053】図9は本発明のX線リソグラフィ露光装置
の他の実施例を示す斜視図である。発光源90より放射
されたシンクロトロン放射光(以下、「放射光」と称
す。)91は平面ミラー92によって、反射されてX線
マスク94に入射し、該X線マスク94のX線透過膜9
6上に形成されたマスクパターンを、レジストを塗布し
たシリコンウェハ98上に転写す。このとき平面ミラー
92は、放射光91が前記X線マスク94の露光領域L
0 の全域に照射されるように、回転軸23を軸にして振
動される。この平面ミラー92の振動により、該平面ミ
ラー92で反射した放射光91は、図9中に点線で示し
たようにミラー反射面と垂直な方向で上下(y方向)に
振動して露光領域L0 の全域に照射される。このとき平
面ミラー92に対して放射光91の入射角が小さい方が
反射率が高いため、反射後の放射光91の強度分布は図
10のようになる。
【0054】露光領域L0 内の最もA4 に近い位置に放
射光91の強度の最大値I(x,y)がきたときと、同
じくB4 に近い位置に最大値I(x,y’)がきたとき
とでは反射強度はB4 に近い位置の方がA4 に近い位置
よりも1.2倍強かった。このとき、X線透過膜96が
均一な厚さならば、露光時間は各位置での放射光91の
波長とX線透過膜96の前記膜厚でのX線吸収率の波長
異存性を考慮して決められる。
【0055】本実施例のX線リソグラフィ露光装置に、
前述の実施例と同様なX線透過膜16B(図4参照)を
用い、その中心線A2 −B2 を図9のA4 −B4 線に一
致させて形成したX線マスク94を配置した。そして、
前記第2のX線透過膜16Bの膜厚ムラを考慮しないと
きのミラー振動条件、すなわち、放射光91の反射強度
分布のみを考慮した条件で前記平面ミラー92を振動さ
せ、シリコンウェハ98を配置すべき位置でフォトダイ
オードからなるX線検出器を用いて、全体的な露光量ム
ラに相当する放射光91の強度分布を測定したところ約
7.4%であった。そこで前述の実施例と同様にして、
X線透過膜16Bの膜厚ムラの平均値の分布(図7参
照)を求め、その膜厚分布より発生する露光量ムラを露
光時間によって相殺できるように、平面ミラー92の振
動方法を設定したところ、露光量ムラは約3.9%に低
下した。また、X線マスク94を配置せずに、同様に露
光量ムラを測定したところ、前記平面ミラー92あるい
はX線フィルタ(不図示)等によって約3.2%の露光
量ムラが生じていることがわかった。したがって、第2
X線透過膜16Bによる露光量ムラは補正前で4.2
%、補正後で0.7%であり、前述の実施例と同様な結
果となった。
【0056】そして実際に、これと略同様の膜厚分布を
持つX線透過膜上に金(Au)の吸収体で最小線幅0.
25μmのラインアンドスペースパターンを作成し、こ
れをX線マスク94として、レジストを塗布したシリコ
ンウェハ98に露光する際、前述のような平面ミラー9
2による膜厚分布に対する補正を行なったところ、線幅
誤差は約12nm(4.8%)だった。一方、膜厚分布
に対する補正を行なわないときには20nm程度(8
%)の線幅誤差が生じた。したがって、X線透過膜の膜
厚分布を前記平面ミラー92によって補正することで、
前記膜厚分布によって生じる露光量ムラに関る線幅誤差
をかなり低減することができたといえる。また、X線透
過膜が前述のような一次元的な膜厚分布を示さない場合
であっても、前記平面ミラー92によって露光量ムラを
補正することが可能である。
【0057】例えば、図11および図12に示すよう
な、膜厚分布の窒化シリコン膜110,120を考え、
それらの膜厚分布を測定する。
【0058】この場合、各窒化シリコン膜110,12
0に対し、それらの各中心を通るA5 −B5 およびA6
−B6 線と、該A5 −B5 およびA6 −B6線を中心線
として、図9に示すX線マスク94のX線透過膜97の
大きさに相当する領域を考え、その領域を縦横にそれぞ
れ12行、12列に等分し、その各交点の膜厚を求め
る。さらに、行毎の12点の膜厚の平均を求め、各窒化
シリコン膜110,120について12個の平均膜厚の
最大値と最小値との差が最大となるA5 −B5 線とA6
−B6 線の方向を探す。図11および図12に示す、A
5 −B5 線とA6−B6 線が、それぞれ窒化シリコン膜
110,120において、平均膜厚の差が最大となる方
向であり、第3および第4のX線透過膜110A,12
0Aが前記X線透過窓97の大きさに相当する領域であ
る。
【0059】上述の第3のX線透過膜110Aを用い、
その中心線A5 −B5 を、図9に示すA4 −B4 線に一
致させてX線マスク94を形成して配置し、図10に示
した放射光91の強度分布を考慮して、前記平面ミラー
92の振動を制御し、露光量ムラを測定したところ7.
1%であったが、前記放射光91の強度分布に加えて第
3のX線透過膜110Aの膜厚分布を考慮して前記平面
ミラー92を制御した場合、露光量ムラは3.2%とな
った。また、第4のX線透過膜120Aについても同様
にX線マスク94を形成し、前記放射光91の強度分布
のみを考慮した場合の露光量ムラは4.9%であり、放
射光91の強度分布に加えて第4のX線透過膜120A
の膜厚分布を考慮した場合の露光量ムラは1.1%とな
った。
【0060】このように、平面ミラー92を用いて、放
射光91の反射強度およびX線マスク94のX線透過膜
96の膜厚分布に基づいて、前記放射光91を走査させ
ることにより、前記X線透過膜96の膜厚分布が一次元
的に変化するものだけでなく、二次元的に変化するもの
であっても露光量ムラを大幅に改善することができた。
【0061】また、プロセス中多数回露光するために用
いる多重露光用の複数のX線マスクを作成する場合には
各回露光に用いるすべてのX線マスクにおいてX線透過
膜の膜厚分布方向とマスクパターンの方向が一致するよ
うにしなければならない。
【0062】例えば、図11,図12に示した第3およ
び第4のX線透過膜110A,120Aを多重露光用マ
スクとして使用するときにはA5 −B5 線とA6 −B6
線とを一致させ、さらに、それぞれにマスクパターンの
方向を一致するようにしなければならない。これを考慮
せずにX線マスクを作成した場合、一方のX線マスクの
X線透過膜の膜厚分布による露光量ムラは補正すること
ができるが、他方については補正することができない。
この場合、マスクパターンの線幅誤差は補正されなかっ
たX線透過膜の露光量ムラによって決まり、補正による
線幅誤差減少の効果は少ない。
【0063】例えば、前記第3のX線透過膜110Aに
対する補正を行なった場合、露光量ムラは前記第4のX
線透過膜120Aに関る4.9%となり、該第4のX線
透過膜120Aに対する補正を行なった場合露光量ムラ
は前記第3のX線透過膜110Aに関る7.1%とな
る。したがって、複数のX線マスクを用いて多重露光を
行なう場合、マスクパターンの線幅誤差を少なくするた
め各X線マスクを、それぞれX線透過膜の膜厚分布の方
向とマスクパターンの方向とが一致するように作製し、
前記膜厚分布に対する補正をすべてX線マスクにおいて
行なう必要がある。
【0064】前述した各実施例では、光学系として、そ
れぞれ、固定凸面ミラー方式およびミラー振動方式(平
面ミラー)を採用した例を示したが、その他の、ミラー
振動方式(曲面ミラー)、電子ビーム揺動方式およびマ
スク・ウェハステージスキャン方式等の場合であっても
同様に露光量ムラを抑えることができる。
【0065】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、下記のような効果を奏する。
【0066】(1)シンクロトロン放射光の強度分布と
X線リソグラフィ用マスクのX線透過膜の膜厚分布とを
考慮して、前記X線リソグラフィ用マスクの露光領域に
対する、前記シンクロトロン放射光の照射時間を変化さ
せることにより、前記シンクロトロン放射光が前記X線
透過膜を透過することで形成される転写パターン像の強
度を略均一にすることができるので、前記シンクロトロ
ン放射光の強度ムラによる転写パターンの線幅誤差等の
露光量ムラを抑制でき、高精度な露光が可能となる。
【0067】(2)複数のX線リソグラフィ用マスクを
用いて多重露光を行なう場合であっても、各X線リソグ
ラフィ用マスク毎に露光量ムラが抑制されるので、高精
度な露光を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線リソグラフィ露光装置の一実施例
を示す斜視図である。
【図2】X線マスクのX線透過膜に照射されたシンクロ
トロン放射光の強度分布の一例を示す図である。
【図3】補正手段であるシャッターの構成および該シャ
ッターの動作例を示す図である。
【図4】X線透過膜を作製するための、窒化シリコン膜
の膜厚分布の一例を示す図である。
【図5】X線透過膜を透過した後のシンクロトロン放射
光の強度分布の一例を示す図である。
【図6】X線透過膜の作製方法を説明するための図であ
る。
【図7】X線透過膜の平均膜厚の変化を示す特性図であ
る。
【図8】X線透過膜を透過した後のシンクロトロン放射
光の強度分布の他の例を示す図である。
【図9】本発明のX線リソグラフィ露光装置の他の実施
例を示す斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例において、X線マスク上
に照射されたシンクロトロン放射光の強度分布を示し側
面図である。
【図11】本発明の他の実施例に用いたX線マスクのX
線透過膜の膜厚分布の一例を示す図である。
【図12】本発明の他の実施例に用いたX線マスクのX
線透過膜の膜厚分布の他の例を示す図である。
【符号の説明】
10,90 発光源 11,91 シンクロトロン放射光 12 固定凸面ミラー 13 シャッター 14,94 X線マスク 15,95 支持枠 16,96 X線透過膜 17,79 X線透過窓 18,98 シリコンウェハ 19 開口部 20 前シャッター 21 後シャッター 22,110,120 窒化シリコン膜 92 平面ミラー 93 回転軸
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 1/16 G03F 7/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写パターンが描かれたX線透過膜と、
    該X線透過膜を支持する支持枠とからなるX線リソグラ
    フィ用マスクにおいて、前記転写パターンが、前記X線
    透過膜の膜厚分布の変化方向を基準にして描かれている
    ことを特徴とするX線リソグラフィ用マスク。
  2. 【請求項2】 転写パターンは、X線透過膜の膜厚分布
    が略一次元的に変化する方向を基準にして前記X線透過
    膜に描かれていることを特徴とする請求項1記載のX線
    リソグラフィ用マスク。
  3. 【請求項3】 シンクロトロン放射源と、該シンクロト
    ロン放射源が発したシンクロトロン放射光を、X線リソ
    グラフィ用マスクの、転写パターンが描かれているX線
    透過膜の露光領域全域に照射させるための照明光学系と
    を備えたX線リソグラフィ露光装置において、前記X線
    リソグラフィ用マスクの転写パターンが前記X線透過膜
    の膜厚分布の変化方向を基準にして描かれており、前記
    X線リソグラフィ用マスクは、前記X線透過膜の膜厚分
    布の変化方向と前記シンクロトロン放射光の強度分布の
    変化方向とが一致されて配置され、さらに、前記シンク
    ロトロン放射光の強度分布と前記X線透過膜の膜厚分布
    とに基づいて、前記露光領域の、前記シンクロトロン放
    射光の強度分布の変化方向に対する、該シンクロトロン
    放射光の照射時間を変化させる補正手段を有することを
    特徴とするX線リソグラフィ露光装置。
  4. 【請求項4】 X線リソグラフィ用マスクは、X線透過
    膜の膜厚分布が略一次元的に変化する方向を基準にして
    転写パターンが描かれていることを特徴とする請求項3
    記載のX線リソグラフィ露光装置。
  5. 【請求項5】 複数のX線リソグラフィ用マスクを順に
    用いて、多重露光を行なうことを特徴とする請求項3あ
    るいは4記載のX線リソグラフィ露光装置。
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