JP3024702U - 消火用ホース等長物乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動式（又は、手動式）巻き取り器（４）
を、本体下部又は、地上に固定して電動式の場合はスィ
ッチ、手動式の場合はハンドルにて操作するため、高所
での様々な作業を省略し、危険を犯すこと無く安全に、
消火用ホース等長物を乾燥させる作業ができる。 【構成】 電動式（又は、手動式）巻き取り器（４）
を、本体下部又は、地上に固定させ、巻き取り器から出
たワイヤー（５）を上部の滑車（６）を通し、上下作動
盤（２）へ取り付ける。上下作動盤（２）と消火用ホー
ス等長物引っ掛け部（３）とは、一体化してあり、巻き
取り器のワイヤー（５）を巻くことにより、（２）と
（３）は上昇し、（５）を解く事により、（２）と
（３）は下降する。それにより、消火用ホース等長物引
っ掻け部（３）に掛けられた消火用ホース等長物を、簡
単に天日に掲げる事ができ、乾燥させることができるの
である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、電動式（又は、手動式）ワイヤー巻き取り器（４）によって、消 火用ホース等長物を乾燥させることのできる機械である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、高所に電動式巻き上げ機等を取り付け、消火用ホース等長物を吊り上げ 、固定された引っかけ具等に、人手によって掛け直していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは、次のような欠点があった。 （イ） 電動式巻き上げ器等を使い、高所に消火用ホース等長物を吊り上げて から掛け直しを必要とし、高所に人が昇っていかなければならなかった。 （ロ） 電動式巻き上げ器等が故障した場合や、定期点検をする時に、高所作 業車等を必要とし、また電動式巻き上げ器等は重量があるため、危険を伴った。 （ハ） 消火用ホース等長物等を干す時、一人での作業が困難であった。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

電動式（又は、手動式）ワイヤー巻き取り器（４）を本体の下部、又は地上に 固定させ、ワイヤー（５）により滑車（６）使い、上下作動盤（２）とそれに固 定させてある消火用ホース等長物引っ掛け部（３）を上下に移動させる。 （２）と（３）下方にある時に、（３）に掛けられた消火用ホース等長物が、 （２）と（３）を上方に移動した際、上方に吊り上げられ止まる。 本考案は、以上のような作動よりなる、消火用ホース等長物乾燥機である。

【０００５】

【作用】

（イ） 電動式巻き上げ器の場合 電動式巻き上げ器（４）に取り付けられたスィッチを入れる事により、ワイヤ ー（５）が巻き上げられ、上下作動盤（２）と消火用ホース等長物引っ掛け部（ ３）が、左右ガイドレール（１）とガイドコロ（７）の作用により前後左右に振 れることなく上昇する。 そのことにより、（３）に掛けられた消火用ホース等長物が吊り上げられ、上 限停止用マイクロスィッチ（８）の箇所にて停止する。 （ロ） 手動式巻き上げ器の場合 手動式巻き上げ器（４）の操作により、ワイヤー（５）が巻き上げられ、上下 作動盤（２）と消火用ホース等長物引っ掛け部（３）が、左右ガイドレール（１ ）とガイドコロ（７）の作用により前後左右に振れることなく上昇する。 巻き上げ用ハンドルが、動かなくなった所で停止し、消火用ホース等長物が吊 り上げられる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ） 本体の下部、又は地上に電動式（又は、手動式）ワイヤー巻き取り器 （４）を、固定させる。 （ロ） （４）からのワイヤー（５）を左右ガイドレール（５）の中心を、又 、左右ガイドレール支え（１０）の後方を、垂直に立ち上げ、上部の滑車（６） を通し、（５）の中心を、又、（１０）の前方へ垂直に垂らす。 （ハ） 垂直に下がって来た（５）を上下作動盤（２）にに取り付ける。 （ニ） （２）の前後左右の振れを防ぐため、左右ガイドレール（５）に、溝 加工を施してあり、その溝の凹部にガイドコロ（７）がはまり、（２）が上下に スライドする。 本案は以上のような構造で、これを使用するときは、消火用ホース等長物引っ 掛け部（３）に消火用ホース等長物を掛け、電動式の場合はスィッチ操作で、又 、手動式の場合はハンドル操作で、消火用ホース等長物を乾燥させることができ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の斜視図である。

【図２】 本考案の正面図である。

【図３】 本考案の左側面図である。

【図４】 本考案の平面図である。

【符号の説明】

１． 左右ガイドレール ２． 上下作動
盤 ３． 消火用ホース等長物引っ掛け部 ４． 電動式（又は、手動式）巻き取り器 ５． ワイヤー ６． 滑車 ７． ガイドコロ ８． 上限停止用マイクロスィッチ ９． 下限停止用マイクロスィッチ １０．左右ガイドレール支え

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電動式ワイヤー巻き取り器（４）のス
   ィッチ操作（入・切）により、その作動をワイヤー
   （５）によって、上下作動盤（２）に伝え、一体となっ
   た消火用ホース等長物引っかけ部（３）に掛けられた、
   消火用ホース等長物を吊り上げ、天日に掲げ水分等を切
   る、消火用ホース等長物乾燥機。
2. 【請求項２】 手動式ワイヤー巻取器（４）のハンド
   ル操作により、その作動をワイヤー（５）によって、上
   下作動盤（２）に伝え、一体となった消火用ホース等長
   物引っかけ部（３）に掛けられた、消火ホース等長物を
   吊り上げ、天日に掲げ水分等を切る、消火用ホース等長
   物乾燥機。
3. 【請求項３】 左右ガイドレール支え（１０）を無く
   し、左右単体となった左右ガイドレール（１）を壁や柱
   等に別々に取り付け、上下作動盤（２）の間隔を広くす
   る事により、消火用ホース等長物引っかけ部（３）の数
   を増やし、一度に数多くの消火用ホース等長物を、天日
   に掲げることのできる、消火用ホース等長物乾燥機
4. 【請求項４】 左右ガイドレール（１）を延長し、高
   所まで消火用ホース等長物を吊り上げ、さらに長さのあ
   る消火用ホース等長物を、天日に掲げ水分等を切ること
   のできる、消火用ホース等長物乾燥機。