JP3024584U - 試験管ラベル自動貼着器及び該試験管ラベル自動貼着器を用いた試験管貼着供給装置 - Google Patents

試験管ラベル自動貼着器及び該試験管ラベル自動貼着器を用いた試験管貼着供給装置

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JP3024584U
JP3024584U JP1995010359U JP1035995U JP3024584U JP 3024584 U JP3024584 U JP 3024584U JP 1995010359 U JP1995010359 U JP 1995010359U JP 1035995 U JP1035995 U JP 1035995U JP 3024584 U JP3024584 U JP 3024584U
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博之 太田
裕久 佐藤
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Nagase and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の試験管ラベル自動貼着器を並設した場
合に、試験管の移送通路を容易に確保し得る構成の試験
管ラベル自動貼着器及び試験管貼着供給装置を提供す
る。 【解決手段】 試験管ラベル自動貼着器1に、外面板2
aの外側にほぼ全幅にわたって移送コンベヤEを設け、
ラベル貼着装置Dによりラベルrを貼着された試験管w
を、外面板2aに設けた排出口105から移送コンベヤ
E上に供給するようにした。このためこれを複数台並設
して試験管貼着供給装置を構成した場合には、夫々の移
送コンベヤEが連続して送材通路Pが形成され、各試験
管ラベル自動貼着器1によりラベルrが貼着された試験
管wが、送材通路Pで移送され、その最端部で回収され
得ることとなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内容の異なる臨床検査等の試験に供するための複数個の試験管に、 全自動的にラベルを貼着して供給する試験管ラベル自動貼着器及び該試験管ラベ ル自動貼着器を用いた試験管貼着供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
臨床検査において血清分離等の各種試験に供される試験管には、患者名や試験 内容を示すラベルが貼着される。そこで、この貼着作業を全自動的に行なうため に、実開平2−129009号等で試験管のラベル自動貼着器が提案されている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、試験管は口側には栓が嵌着されてその上端が径大となり、かつ下端 は径小の円弧状をしている。このため、多数の試験管を箱詰するに際しては、効 率的な梱包を可能とするために上下方向を入れ違えて箱内に収納するようにして いるのが通常である。従って、この箱内から取り出して試験管ラベル自動貼着器 に試験管を供給する場合には、その上下を揃えながら供給する必要があって、極 めて面倒であった。
【0004】 そこで、試験管の上下方向を揃えて供給する作業を不要とし、しかも自動的に ラベルが試験管の表面に貼着され得る構成を備えた試験管ラベル自動貼着器が、 提案された。
【0005】 このものは、試験管供給装置により試験管をその縦方向を送り方向に一致させ て間欠駆動コンベヤー上に供給し、整一送り装置により間欠駆動コンベヤーから 一本づつ搬送された試験管を同一方向に揃えて落下させ、ラベル貼着装置により 上方から送り込まれてきた試験管に一本づつ順次ラベルを貼着し、ラベルを貼着 された試験管を外部へ排出するようにしてなるものである。
【0006】 ところで、被験者ごとに、内容の異なる試験に供するために複数個の試験管を 供給するには、複数台の試験管ラベル自動貼着器を並設して試験管貼着供給装置 を構成することとなる。そして、ラベルが貼着された試験管の回収を一度に行な い得るようにするため、夫々の搬出口から供給された試験管を、別個に配置した 単一のコンベヤに供給する構成が提案され得る。ところでこのようなコンベヤを 用いた構成にあっては、夫々の病院等には独自の試験内容があり、その付設個数 もばらつきがあるため、並設された試験管ラベル自動貼着器の列に沿って、別途 コンベヤを付設しようとすると、夫々の付設台数等の条件に従って、その都度設 計する必要があり、受注生産となって高価となり、かつ、後発的に試験管ラベル 自動貼着器の数の増減を簡単に行なうことができないという問題点がある。
【0007】 本考案は、このような問題点を解決し得る試験管貼着供給装置の提供を目的と するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、試験管の周面にラベルを接合するラベル貼着装置を備え、該ラベル 貼着装置を収納する装架ケースの外面板に、排出口を形成すると共に、前記ラベ ル貼着装置により貼着された試験管を排出口に導入する案内通路を設け、さらに 外面板の外側にほぼ全幅にわたって、試験管を外面板に沿って水平方向へ直線移 送する移送コンベヤを設けて、前記排出口を移送コンベヤ上に一致させ、前記ラ ベル貼着装置によりラベルを貼着された試験管を移送コンベヤ上に供給するよう にしてなる試験管ラベル自動貼着器である。移送コンベヤとしては、一方を駆動 ロールとする左右一対のロールに無端送材ベルトを掛渡してなるもの等、試験管 を外面板に沿って水平方向へ直線移送するものであれば良い。
【0009】 さらに本考案は、前記試験管ラベル自動貼着器を、移送コンベヤの前後端を一 致させて複数台密接状に並設することにより、各試験管ラベル自動貼着器の移送 コンベヤを直線上に連続させて、該移送コンベヤ群により並設方向に沿った送材 通路を構成するようにしたことを特徴とする試験管貼着供給装置である。
【0010】 かかる構成にあって、種類又は試験内容の異なる試験管毎に試験管ラベル自動 貼着器を用い、これを移送コンベヤの前後端を一致させて夫々隣接して試験管貼 着供給装置を構成する。これにより、各移送コンベヤが直線上に連続し、送材通 路が構成され、各試験管ラベル自動貼着器から排出された種類又は試験内容の異 なる複数の試験管が順次移送され、最端部の移送コンベヤの端部から回収される こととなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本考案の試験管貼着供給装置に適用される試験管ラベル自動貼着器1は、箱形 の装架ケース2内に、試験管供給装置Aと、間欠駆動コンベヤBと、整一送り装 置C及びラベル貼着装置Dを付装すると共に、装架ケース2の外面板2aに本考 案の要部に係る移送コンベヤEを装架して構成される。
【0012】 図2,3に従って、試験管供給装置Aの構成を説明する。
【0013】 箱形の装架ケース2内には、前後に長い移送樋3と貯留ホッパー10とが内側 壁5及び上下方向の作動路17を介して隣接して、設けられている。この貯留ホ ッパー10の底面は内側壁5側へ傾斜している。
【0014】 内側壁5に沿った作動路17には昇降体20が配設され、該昇降体20の上端 に、軸21により担持片15を回動可能に枢支している。この昇降体20は装架 ケース2に設けられた昇降制御装置22により内側壁5に沿って往復昇降駆動さ れる。
【0015】 この昇降制御装置22は、下部の可逆昇降モータに連係した駆動プーリ23と 上部の従動プーリ24とにベルト25を掛渡し、内側壁5の前面に形成した孔部 8を介して該ベルト25と、昇降体20とを連結し、担持片15を、貯留ホッパ ー10の傾斜底面と一致して該傾斜底面の案内作用により試験管wが上面に供給 される捕捉位置dと、内側壁5の上縁側傍に位置して試験管wを移送樋3側に送 り出す転出位置uとを往復昇降させるようにしてなるものである。この担持片1 5の上面は、捕捉位置dで試験管wを横臥状態で乗載可能とする断面く字形とし 、該捕捉位置dでの試験管wの捕捉を確実なものとしている。また前記昇降体2 0の作動路17の適宜位置には、反転スイッチ(図示せず)が配設され、前記昇 降体20を検出することにより、その最上位置と、最下位置とを規定し、前記可 逆昇降モータを反転駆動するようにしている。
【0016】 而して、可逆昇降モータが駆動すると、昇降体20が往復昇降する。
【0017】 一方、上述したように転出位置uで、担持片15上の試験管wは移送樋3側へ 送り出される。これは該転出位置uで、担持片15を軸21を中心として移送樋 3側へ傾動する傾動機構により達成される。
【0018】 この構成を説明すると、前記内側壁5の上縁には図3で示すように、連係爪3 1が突成されている。また担持片15の外側面には係合段16が形成されている 。さらには、担持片15と昇降体20には引きばね32が介装され、該引きばね 32の付勢力により担持片15を図3実線で示す定常位置に保持させている。
【0019】 かかる構成にあって、前記担持片15が昇降制御装置22の作動に伴って、昇 降体20と共に上昇し、転出位置uにくると、係合段16が連係爪31に当接し 、担持片15は引きばね32の付勢力に抗して軸21を中心に図3鎖線のように 反時計方向へ回動する。しかして、該担持片15に捕捉されていた試験管wは、 内側壁5の上縁から移送樋3側へ送り出されることとなる。
【0020】 一方、貯留ホッパー10と担持片15間は、遮蔽装置24により遮蔽される。 この遮蔽装置24の構成につき説明する。
【0021】 前記担持片15の略側方で、昇降体20には、プーリー30が遊転可能に支持 され、かつ、前記貯留ホッパー10の直下位置には、巻取り軸26にリール27 が巻回されている。この巻取り軸26は巻取り方向に付勢されている。そして、 前記リール27には、可撓性シャッター28が巻回され、前記プーリー30に移 送樋3側から掛渡して、その端部を固定軸29に固着している。
【0022】 而して、上述したように、昇降体20が上昇すると、前記ベルト25が追動し 、これにより、作動路17内で、前記リール27から可撓性シャッター28が引 出され、図3鎖線のように、上昇位置にある担持片15と、貯留ホッパー10の 出口間を前記可撓性シャッター28で覆うこととなる。この作動態様にあって、 前記貯留ホッパー10の出口面は、前記可撓性シャッター28が上方へ延出する だけで、該可撓性シャッター28が昇降することはない。このため、例えば、昇 降体20に直接遮蔽板を設けて、該昇降体20と共に、昇降させる場合には、そ の下降時に、前記10の流出口の角縁で、試験管が昇降板の昇降に巻き込まれて 変動し、起立状となったり、場合によっては破損することがあるが、上述の可撓 性シャッター28を用いた構成にあっては、該可撓性シャッター28は昇降動す ることはないから、貯留ホッパー10内にある試験管を昇降体20の移動に伴っ て変動させることなく、該貯留ホッパー10の出口を遮蔽することとなる。
【0023】 上述の昇降制御装置22は常に駆動し、このため、前記昇降体20,担持片1 5は連続的に往復移動する。そして、後述するように移送樋3内の間欠駆動コン ベヤBが非作動状態で、移送樋3内に試験管wが滞留している場合には、試験管 wは移送樋3側へ移送不能となり、担持片15から移送樋3側へ転出することは できず、担持片15と共に、そのまま下降するか、貯留ホッパー10内へ落下す ることとなる。そして、試験管wが担持片15上に支持されて復帰した場合には 、捕捉位置dでは、新たな試験管wの供給が不能となるから、再び担持片15に より上昇して転出位置uに移送される。
【0024】 その他、貯留ホッパー10には貯留センサーが設けられ、貯留ホッパー10内 の試験管wの有無を判定し、該貯留センサーにより試験管wの無いことが判定さ れた場合には、前記可逆昇降モータの駆動を停止させたり、又は警告ランプ(図 示せず)等の警告手段を作動させる。
【0025】 前記移送樋3内に付装された間欠駆動コンベヤBは、前部に支持されて可逆搬 送モータM2 により駆動する駆動プーリー36と、後部に枢支された追従プーリ ー37とに搬送ベルト38,38を掛け渡して構成される。この可逆搬送モータ M2 は正方向の送り駆動とともに、後述するように試験管wの送り戻しを可能と する逆駆動と、かつ非駆動状態とを順次生ずる間欠的な複合作動を生ずる。
【0026】 上述の構成にあって、貯留ホッパー10に無差別に試験管wを供給すると、前 記担持片15の往復移動と、その傾動機構により、貯留ホッパー10の移送樋3 に隣接する前後に渡って、複数個の試験管wがその縦方向を送り方向に一致させ て、同時的に間欠駆動コンベヤB上に横方向から供給される。このため、次の整 一送り装置Cへの試験管wの供給を、送り不足を生ずることなく円滑に行ない得 ることとなる。
【0027】 また間欠駆動コンベヤBは、次に示すように整一送り装置Cでの試験管wの判 定及び回動時に、一端停止する等の複雑な作動をすることとなり、試験管は画一 的に移動するものではない。ところがかかる構成では、間欠駆動コンベヤBに横 方向から試験管wを供給し、かつ既に間欠駆動コンベヤB上の当該位置に試験管 wがあって、送り込み不能な場合には、上述したように担持片15の復動に伴っ て、そのまま試験管wが送り返されるか、又は貯留ホッパー10内に転落して循 環し、夫々再び担持片15により送り込み操作を受けることとなる。このため、 間欠駆動コンベヤBが複雑な作動をしても、支障なく、試験管wの送り込み作動 を生じさせることができる。従って、例えば間欠駆動コンベヤの後部から、縦方 向へむりやり試験管を送り込むような構成にあっては、各試験管の送り込みタイ ミングを制御しなければならないが、そのような複雑な制御が不要となる。
【0028】 次に整一送り装置Cの構成を図4〜8に従って説明する。
【0029】 前記間欠駆動コンベヤBによる送り方向と一致させて、その前部には選別回動 体40が設けられる。即ち、前記装架ケース2の移送樋3の送出側位置には、後 述するラベル貼着装置Dの管挿入部61に試験管wを一本づつ送り出す漏斗状の 落下ホッパー39が設けられ、該落下ホッパー39の口部上に前記選別回動体4 0が設けられる。この選別回動体40は、装架ケース2側に取り付けた可逆回動 モータM3 の駆動軸41に支持され、前記落下ホッパー39上で正回転と、逆回 転とを後述する回動角制御手段により選択的に駆動制御される。
【0030】 この選別回動体40は、前記駆動軸41に連結された矩形状の付装板42,4 2間にその上部に前後二個の案内ローラ43aを下部に前後三個の案内ローラ4 3bを列設し、案内ローラ43a列と、案内ローラ43b列間に、試験管wが一 本だけ待機可能な待機路44を生ずるようにして構成され、定常位置で該待機路 44を前記間欠駆動コンベヤB上の搬送路と一致させ、試験管wが間欠駆動コン ベヤBの駆動に伴って送り込まれるようにしている。
【0031】 一方、前記待機路44と前後で一致する位置には、前記移送樋3に固定された 試験管判定装置50が配設されている。この試験管判定装置50は、前記待機路 44の前部位置で、試験管w底面の球面部xの先端のみが没入可能な、試験管w の径よりも少し狭くした検出溝52を備える溝部材51と、該溝部材51の両側 に位置するセンサーS4 ,S5 とで構成され、該溝部材51の支持板53に形成 された長孔54に挿通した固定螺子55で装架ケース2側に固定され、該長孔5 4により前後移動調整可能として、長さの異なる試験管wにも対応できるように している。そして試験管wは、移送樋3上から、待機路44に順次送り込まれる 。
【0032】 この送り込みは、図7で示すようにその直後で間欠駆動コンベヤBにより送り 込まれた他の試験管w’により、後ろから押し出されるものであり、これにより 、試験管wの前端は前記溝部材51側に押しつけられる。そしてこの状態で、前 記溝部材51の前面を検出面とする検出センサーS4 により試験管の有無が判定 され、さらには、前記検出溝52内を検出面とする判定センサーS5 により試験 管wの球面部xの没入が判定される。
【0033】 すなわち、図6イのように球面部xが没入した場合には、検出センサーS4 , 判定センサーS5 が共にオン作動し、これにより、その回動方向が決定され、選 別回動体40は時計方向に90度を若干越える程度に回転し、試験管wをその球 面部xを上方として垂直状態に変換した後に待機路44から落下ホッパー39に 落下させる。
【0034】 一方、図6ロのように試験管wの栓yが検出溝52側へ押しつけられた場合に は、検出溝52内に先端が没入せず、前記検出センサーS4 はオン作動するが判 定センサーS5 はオン作動しない。従って、検出センサーS4 で試験管wの存在 を検知して後に、判定センサーS5 がオフ状態の時には、栓yが前端となってい ると判定され、これにより選別回動体40は、図8で示すように反時計方向に回 転し、上述と同様に試験管wをその球面部xを上方として垂直状態とした後、落 下ホッパー39内に落下させる。そして選別回動体40は上述のように試験管w の反転に伴って、所要方向に回転した後、復動して、図5,7の位置に復帰する 。
【0035】 この試験管wを検出センサーS4 で検出すると、前記可逆搬送モータM2 は逆 駆動して、直後の試験管w’を退避させて選別回動体40の回動を損なわないよ うにし、かつ該選別回動体40が完了するまで、駆動停止する。換言すれば、検 出センサーS4 により試験管wが検知されるまでは、間欠駆動コンベヤBによる 送り作動が継続することとなり、貯留ホッパー10内の試験管wが減少して、担 持片15による試験管wの捕捉数が減少してきた場合にも、画一的送り込み作動 によるものではないから、問題なく試験管wの供給が行なわれることとなる。
【0036】 上述の回動角制御は、図5で示すように、可逆回動モータM3 の駆動軸41の 後端に設けたスリット板57のスリット58をセンサーS6 で検知することによ り制御する。尚、図中センサーS6 を90度間隔ごとに設けて、その回転角度を制 御するようにしているが、スリット58を複数形成することにより単一のセンサ ーS6 で制御することもできる。而して回動角制御手段が構成される。
【0037】 上述したように上下方向を規定された試験管wは、ラベル貼着装置Dの管挿入 部61に球面部xを上方として送り出される。次に、かかるラベル貼着装置Dの 構成を図9〜11に従って説明する。
【0038】 図9〜11で示されるように、前記落下ホッパー39の下端と上下で一致する 空隙を囲繞するようにホルダー62が上下方向に沿って設けられる。このホルダ ー62は断面略C字形の筒状を有し、前面に上下方向に延在する開口部63を備 え、内部フレーム65に垂直に支持される。そして、筒状ホルダー62内で管挿 入部61が構成される。また該筒状ホルダー62の前方には開口部63に対向さ せて駆動ローラ68が内部フレーム65上に垂直に軸支される。この駆動ローラ 68は伝動ベルト69により伝達される回動モータM4 の駆動力によって回転制 御される。
【0039】 前記ホルダー62の後方には、その左右両側で軸支体73に支持されて押圧ロ ーラ対70a,70bが配置される。この前記軸支体73は、図11で示すよう に、上下方向のアーム74、下底に装架されたソレノイド76、発条78で構成 する進退駆動装置によって進退制御される。即ち、支軸75によって傾動可能と した上下方向のアーム74の上端を回動軸71を介して前記軸支体73に固着し 、支軸75よりも下方でアーム74にソレノイド76の作動ロッド77を連結し 、該作動ロッド77の押出し作動によって支軸75を中心としてアーム74を左 右方向に回動させることによって、軸支体73に軸支された押圧ローラ70a, 70bを前記駆動ローラ68の方向に向けて押し出すように設けられる。尚、軸 支体73は回動軸71を介してアーム74に連結されているから、軸支体73の 傾動により該押圧ローラ70a,70bは試験管wの表面に倣って上下垂直とな る。このとき、軸支体73に節度作用を生じさせるために、アーム74と軸支体 73間にはばね等の弾性体72が介装される。さらにはアーム74には引き戻し 用の発条78が取り付けられ、該発条78によってアーム74は常時後退方向に 付勢されている。
【0040】 一方、前記管挿入部61の直下位置で開閉座81が設けられている。この開閉 座81は、上下方向に支軸80により支持したL形の支持アーム79の下端部に 上下方向に螺装した螺子軸82の上端に固着される。そしてその螺装位置を変更 することにより、高さ調整可能に保持される。この高さ調整により丈の異なる試 験管wを適用する場合に、そのラベル貼着位置を所定位置に設定することが可能 となる利点を生ずる。
【0041】 前記支持アーム79はソレノイド88のロッド89に連結されており、さらに は発条90を付装し、該発条90により前記開閉座81を管挿入部61の直下と なる位置に保持している。そして前記ソレノイド88を駆動すると、該支持アー ム79は支軸80を中心として、発条90の付勢力に抗して他方の位置保持ロー ル91bにより規定される開放位置(図11鎖線)となり、この位置で管挿入部 61直下から開閉座81が退避し、後述するように開閉座81上に支持されてラ ベルrを貼着された試験管wは下方へ落下することとなる。
【0042】 前記ホルダー62に挿入した試験管wの下端近傍部に対応する高さ位置には試 験管wの挿入を感知する光電センサーS7 が配置される。一方、駆動ローラ68 の側方には連続シートsに仮着されたラベルrを駆動ローラ68の前記ホルダー 62との対向縁に接線方向からラベルrを一枚ずつ繰り出すラベル供給器95( 図10参照)が配置される。
【0043】 このラベル供給器95は、ロール状連続シートsを保持する給送ロール96と 、ラベルrを除去された後の剥離シートtをロール状に回収する駆動巻取りロー ル97と、所定のテンションを付与して、紙を供給案内する案内ロール98群と 、前記給送ロール96から送り出されたラベルrに所要の印字を施す印字ヘッド 99とを主要部として構成され、前記管挿入部61の側部で、反転案内片98a により、急峻に送給方向を変換することにより、印字ヘッド99で印字されたラ ベルrのみを剥離しながら前記管挿入部61側へ送り出すようにしてなるもので ある。
【0044】 次にラベル貼着装置Dによるラベル貼着作動について説明する。
【0045】 管挿入部61から筒状ホルダー62内に試験管wが供給されて(図11)、試 験管wが開閉座81上に載置すると光電センサーがこれを検知し、ソレノイド7 8の作動ロッド77が押し出し方向に作動され、アーム74の回動を介して軸支 体73に支持された押圧ローラ対70a,70bが駆動ローラ68の方向に移動 する。これにより試験管wの上下両端近傍部に左右両側から後述する倣い作用に より押圧ローラ対70a,70bが夫々押圧され、試験管wは該押圧ローラ対7 0a,70bの押圧作用によって開閉座81上で駆動ローラ68側に移動すると 共に、図11に示す様に試験管wがホルダー62の開口部63から押し出されて 駆動ローラ68に圧接される。
【0046】 回動モータM4 は前記ソレノイド78の作動と略同時に起動され、該回動モー タM4 の駆動力を介して駆動ローラ68が回転される。従って駆動ローラ68に 圧接された試験管wは該駆動ローラ68により従動的に回転される。そしてこの 様に試験管wが回転している状態においてラベル供給器95が作動され、先端の ラベルrが駆動ローラ68と試験管wとの接線方向に繰り出されて試験管wに移 行すると共に、該ラベルrは試験管wが駆動ローラ68に圧接した状態で回転し ていることにより試験管wの外周面に巻き付いて完全に貼着される。
【0047】 駆動ローラ68を回転させる回動モータM4 は試験管wにラベルrが貼着され ると停止し、これによって駆動ローラ68も停止する。これと、同時にソレノイ ド78もオフ状態となり発条79の付勢力によってアーム74が引き戻され、押 圧ローラ対70a,70bが後退して試験管wは再びホルダー62に保持される 状態となる。又、ソレノイド78がオフとなると同時に、ソレノイド88が駆動 し、該支持アーム79は支軸80を中心として、発条90の付勢力に抗して他方 の位置保持ロール91bにより規定される開放位置となり、この位置で管挿入部 61直下から開閉座81が退避し、開閉座81上に支持されてラベルを貼着され た試験管wは案内通路100に排出される。
【0048】 次に、本考案の要部に係る案内通路100及び移送コンベヤEの構成につき、 図12〜15に従って説明する。
【0049】 前記案内通路100は、垂直に落下する試験管wを一旦、外面板2aと平行と なる方向に傾倒し、さらに、外面板2aに形成した排出口105へ試験管wを転 動させるものである。すなわちこの案内通路100は案内フレーム101によっ て構成され、この案内フレーム101には、図12で示すように、管挿入部61 の直下に位置する、傾斜面からなる傾倒案内面102と、該傾倒案内面102に より外面板2aと平行となるように傾倒した試験管wを、該外面板2aの排出口 105へ転動する送り案内面103とが形成されている。
【0050】 外面板2aに形成された排出口105は、該試験管wの長さよりも少し広い幅 を備えている。そして外面板2aの外面には前記排出口105の下縁に沿って、 外面板2aの全幅にわたる移送コンベヤEが設けられている。
【0051】 この移送コンベヤEは、試験管wを外面板2aに沿って水平方向へ直線移送す るものであり、図13,14で示すように、後部に従動ロール110が、前部に 駆動ロール111が、連結軸106,106で外面板2aに支持された連繋板1 07と、外面板2aとの間に支持され、該ロール110,111に無端送材ベル ト113が掛け渡されてなる。さらに駆動ロール111に駆動力を付与するため に、外面板2aの内側で前記駆動ロール111の軸端に設けた小歯車114を、 送材駆動モータ110の駆動軸に固着した大歯車115に噛み合わせており、該 駆動ロール111をほぼ常時駆動させ、送材ベルト113をロール110,11 1間を走行させるようにしている。
【0052】 前記連繋板107は背丈が長く、送材ベルト113から上方に突出した部分に より、試験管wの脱落を防止するようにしている。
【0053】 而して、上述の構成からなる複数台の試験管ラベル自動貼着器1を密に並設し て、図1で示す試験管貼着供給装置を構成すると、移送コンベヤEの前端と後端 とが一致し、各移送コンベヤEが直線上に連続して各試験管ラベル自動貼着器1 の並設方向に沿った送材通路Pが形成されることとなる。
【0054】 かかる構成にあって、前記ラベル貼着装置Dにより、ラベルrを貼着された試 験管wは、管挿入部61から落下し、その下端を傾倒案内面102に当接されて 傾倒し、送り案内面103の傾斜角により転動し、而して案内通路100の案内 作用により、排出口105へ移送されて、該排出口105から、図14で示すよ うに、移送コンベヤEの送材ベルト113上に送り出される。
【0055】 そして、種々の試験を行なうために、被検者一人に対応して複数の試験管を要 する場合に、各試験内容に対応する試験管を備えた試験管ラベル自動貼着器1を 上述のように並設すれば、夫々の試験管ラベル自動貼着器1によりラベルrが貼 着された試験管wが各移送コンベヤE上に放出され、各移送コンベヤEの作用に より、移送コンベヤEが連続してなる送材通路P上を前送されて、最端部で回収 されることとなる。
【0056】 かかる構成にあっては、移送コンベヤEが外側に露出しているから、その作動 を確認することができ、移送コンベヤEの作動不良も容易に確認できると共に、 試験管ラベル自動貼着器1の並設作業にあっても、整一な送材通路Pを容易に形 成することができ、保守管理が容易となる。
【0057】
【考案の効果】
本考案の試験管ラベル自動貼着器1は、上記のように、外面板2aの外側にほ ぼ全幅にわたって移送コンベヤEを設け、ラベル貼着装置Dによりラベルrを貼 着された試験管wを、外面板2aに設けた排出口105から移送コンベヤE上に 供給するようにしてなるものであるから、これを複数台並設して試験管貼着供給 装置を構成した場合には、夫々の移送コンベヤEが連続して送材通路Pが形成さ れ、各試験管ラベル自動貼着器1によりラベルrが貼着された試験管wが、送材 通路Pで移送され、その最端部で回収され得ることとなる。このため、別途、特 注品としての移送コンベヤを付設する必要はなく、単に試験管ラベル自動貼着器 1を所要の試験管の個数に対応して数を設定し、並設するだけで良く、付設施設 の要望に対応して随意に増設が可能となる。
【0058】 また、送材通路Pは外側に露出することとなるから、各移送コンベヤEの保守 管理が容易となる、等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る試験管貼着供給装置を示す概要斜
視図である。
【図2】試験管試験管wの送り出し部を示す平面図であ
る。
【図3】図2のイ−イ断面図である。
【図4】整一送り装置Cを示す側面図である。
【図5】整一送り装置Cを示す平面図である。
【図6】試験管判定装置50の判別態様を示す要部の平
面図である。
【図7】選別回動体40への試験管試験管wの供給状態
を示す縦断側面図である。
【図8】選別回動体40の作動を示す縦断側面図であ
る。
【図9】ラベル貼着装置Dの一部の平面図である。
【図10】ラベル貼着装置Dの試験管試験管wの保持態
様を示す平面図である。
【図11】ラベル貼着装置Dの要部の縦断側面図であ
る。
【図12】図11のロ−ロ断面図である。ラベル貼着装
置Dの要部の縦断側面図である。
【図13】移送コンベヤEを示す正面図である。
【図14】移送コンベヤEの平面図である。
【図15】試験管ラベル自動貼着器1の側面図である。
【符号の説明】
1 試験管ラベル自動貼着器 2 装架ケース 2a 外面板 100 案内通路 105 排出口 A 試験管供給装置 B 間欠駆動コンベヤ C 整一送り装置 D ラベル貼着装置 E 移送コンベヤ P 送材通路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試験管の周面にラベルを接合するラベル貼
    着装置を備え、該ラベル貼着装置を収納する装架ケース
    の外面板に、排出口を形成すると共に、前記ラベル貼着
    装置により貼着された試験管を排出口に導入する案内通
    路を設け、さらに外面板の外側にほぼ全幅にわたって、
    試験管を外面板に沿って水平方向へ直線移送する移送コ
    ンベヤを設けて、前記排出口を移送コンベヤ上に一致さ
    せ、前記ラベル貼着装置によりラベルを貼着された試験
    管を移送コンベヤ上に供給するようにしてなる試験管ラ
    ベル自動貼着器。
  2. 【請求項2】試験管の周面にラベルを接合するラベル貼
    着装置を備え、該ラベル貼着装置を収納する装架ケース
    の外面板に、排出口を形成すると共に、前記ラベル貼着
    装置により貼着された試験管を排出口に導入する案内通
    路を設け、さらに外面板の外側にほぼ全幅にわたって、
    試験管を外面板に沿って水平方向へ直線移送する移送コ
    ンベヤを設けて、前記排出口を移送コンベヤ上に一致さ
    せ、前記ラベル貼着装置によりラベルを貼着された試験
    管を移送コンベヤ上に供給するようにしてなる試験管ラ
    ベル自動貼着器を、移送コンベヤの前後端を一致させて
    複数台密接状に並設することにより、各試験管ラベル自
    動貼着器の移送コンベヤを直線上に連続させて、該移送
    コンベヤ群により並設方向に沿った送材通路を構成する
    ようにしたことを特徴とする試験管貼着供給装置。
JP1995010359U 1995-09-05 1995-09-05 試験管ラベル自動貼着器及び該試験管ラベル自動貼着器を用いた試験管貼着供給装置 Expired - Lifetime JP3024584U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017109305A (ja) * 2013-04-15 2017-06-22 エナジウム リミテッド 試験管ラベリングユニット及びこれを含む試験管準備装置

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