JP3024450U - 光ファイバーの試験用光源装置 - Google Patents
光ファイバーの試験用光源装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1台の試験装置に、心線対照光光源機能、光
損失測定光光源機能及び心線対照可視光光源機能の3つ
の機能を持たせた簡便で操作が容易な光ファイバーの試
験用光源装置を得ること。 【解決手段】 長尺の複数の光ファイバー心線の中から
特定の光ファイバー心線を判別してこの光ファイバー心
線の光損失を測定するための光信号を送信する光源装置
において、1台の装置1に心線対照光光源部、心線対照
可視光光源部及び光損失測定光光源部を設けた。
損失測定光光源機能及び心線対照可視光光源機能の3つ
の機能を持たせた簡便で操作が容易な光ファイバーの試
験用光源装置を得ること。 【解決手段】 長尺の複数の光ファイバー心線の中から
特定の光ファイバー心線を判別してこの光ファイバー心
線の光損失を測定するための光信号を送信する光源装置
において、1台の装置1に心線対照光光源部、心線対照
可視光光源部及び光損失測定光光源部を設けた。
Description
【0001】
本考案は、光ファイバーの試験用光源装置に係り、さらに詳しくは、例えば、 光ファイバーケーブルの敷設工事用試験装置において、心線対照光光源部、光損 失測定光光源部及び心線対照可視光光源部を備えた光ファイバーの試験用光源装 置に関するものである。
【0002】
光ファイバーケーブルは、通常、被覆された長尺(例えば、5kmとか10k m)の光ファイバー心線を複数本結束してケーブル心線とし、さらに、複数本の ケーブル心線をラップシース内に収容して構成されている。
【0003】 このような光ファイバーケーブルの敷設にあたっては、敷設時又は敷設後にお いて、各光ファイバー心線の光損失を測定することが必要である。しかしながら 、長尺でかつ多数の光ファイバー心線のうちの、個々の光ファイバー心線の送信 側と受信側を判別することができないので、通常、光ファイバー心線の送信側か ら心線対照光光源装置により先を送信し、受信側に設けた心線対照器によりこの 光を受信した光ファイバー心線が探索する特定の光ファイバー心線であることを 確認し、判別している。また、可視光光源装置により送信側から可視光を送信し 、受信側においてこれを目視により確認し、判別することもある。 そして、特定された光ファイバー心線の送信側から光損失測定光光源装置によ り測定光を送信し、受信側に設けた光パワーメータにより当該光ファイバー心線 の光損失を測定している。
【0004】
上述のような心線対照光光源装置、光損失測定光光源装置及び可視光光源装置 は、それぞれ別に設けられ、あるいは、心線対照光光源装置と光損失測定光光源 装置を1台の装置としたものであるが、可視光光源装置はこれらとは別に独立し て設けられていた。 このため、光ファイバーケーブルの試験にあたっては、少なくとも2台の試験 装置を用意しなければならず、このため、運搬等が面倒であるばかりでなく、操 作もきわめて不便であり、さらに、ときとして一方の試験装置を忘れることもあ った。
【0005】 本考案は、上記の課題を解決するためになされたもので、1台の試験装置に、 心線対照光光源機能、光損失測定光光源機能及び心線対照可視光光源機能の3つ の機能を持たせた簡便で操作が容易な光ファイバーの試験用光源装置を得ること を目的としたものである。
【0006】
本考案に係る光ファイバーの試験用光源装置は、長尺の複数の光ファイバー心 線の中から特定の光ファイバー心線を判別してこの光ファイバー心線の光損失を 測定するための光信号を送信する光源装置において、1台の装置に、心線対照光 光源部、心線対照可視光光源部及び光損失測定光光源部を設けたものである。
【0007】 また、上記の光ファイバーの試験用光源装置において、交流電源を直流に変換 して上記の各光源部の駆動用直流電源を充電し、又は各光源部に直接駆動電源を 供給するACアダプタに、ノイズフィルタを設けたものである。
【0008】
図1は本考案の一実施形態の外観斜視図、図2はその内部構造を示すブロック 図である。両図において、1は本考案に係る光ファイバーの試験用光源装置(以 下光源装置という)で、2はケース本体、3は提手である。10は心線対照可視 光光源部(以下可視光光源部という)で、11は例えば633nmの可視レーザ 光を発信する光源部、12はその制御器、13は出力コネクタである。 15は心線対照光光源部で、例えば1550nmのレーザ光を発信する光源部 16、制御器17及び出力コネクタ18を備えている。また、20は光損失測定 光光源部で、例えば1310nmのLED光を発信する光源部21、制御部22 及び出力コネクタ23を備えている。
【0009】 25は電源回路、26はAC/DC変換回路等を内蔵する後述のACアダプタ 30で充電可能な直流電源、27はケース1の背面(図示せず)に設けられたD Cコネクタである。28はパルス発振器で、可視光光源部10から発信する可視 レーザ光の点滅用発振回路及び心線対照光光源部15の矩形波発振回路を備えて おり、その出力信号は、それぞれ制御器12、17に加えられる。 30はノイズフィルタ31、トランス32、AC/DC変換回路33、及びA Cプラグ34、DCコネクタ35からなるACアダプタで、交流電源を直流に変 換して直流電源26を充電し、又はその出力を直接電源回路25に加える。 なお、図1において、4は電源スイッチ、5は出力切換スイッチ、6は可視光 送信スイッチ、7は心線対照光送信スイッチ、8は光損失測定光送信スイッチで ある。
【0010】 次に、図1〜図3を用いて本考案の作用を説明する。図3において、1は上述 の本考案に係る光源装置、40は光ファイバーケーブルである。41a,41b ,…41nは光ファイバーケーブル40を構成する多数の光ファイバー心線で、 42は送信側、43は受信側、44aは送信側42に設けたコネクタである。4 5は両端部にコネクタ46,47を有し、光源装置1と光ファイバーケーブル4 0の光ファイバー心線41a,41b,…41nとを接続する光ファイバー線で ある。50は光ファイバー心線41a,41b,…41nの狭持部51を有し、 上面に対照一致のランプ等(図示せず)が設けられた心線対照器、55はコネク タ56、表示部57等を有し、光ファイバー心線41の光損失を測定する光パワ ーメータである。
【0011】 光ファイバー心線(例えば41a)の光損失の測定にあたっては、先ず、光フ ァイバーケーブル40の各光ファイバー心線41a,41b,…41nの受信側 43の端部が、コネクタなどにより閉塞されているかどうかを確認する。受信側 43の端部が閉塞されている場合は、光ファイバー線45のコネクタ46を光源 装置1の心線対照光光源部15のコネクタ18に接続し、他方のコネクタ47を 光ファイバー心線(例えば41a)のコネクタ44aに接続する。 一方、各光ファイバー心線41a,41b,…41nの受信側43の先端部近 傍を、心線対照器50の狭持部51にそれぞれ挟んで保持する。
【0012】 ついで、光源装置1の電源スイッチ4をONし、出力切換スイッチ5より心線 対照光の出力に対応した波長(例えば1550nm)に設定する。そして、心線 対照光送信スイッチ7をONすれば、光源部16から発振器28により矩形波に 変調された心線対照光を発信し、この光信号は光ファイバー線45を経て光りフ ァイバー心線41aに送られ、受信側43へ送信される。受信側43においては 、心線対照光を受信した心線対照器50のランプが点滅するので、受信側43に 待機する作業者が送信側42の作業者に電話等で連絡することにより、当該光フ ァイバー心線41aが確認され、判別される。
【0013】 また、光ファイバー心線41a,41b,…41nの受信側43の端部にコネ クタなどが接続されておらず、開放されていて端面が露出している場合は、光フ ァイバー線45のコネクタ46を可視光光源部10のコネクタ13に接続し、他 方のコネクタ47を光ファイバー心線(この場合は41a)のコネクタ44aに 接続する。このとき、各光ファイバー心線41a,41b,…41nの受信側4 3には心線対照器50を使用しなくてもよい。
【0014】 ついで、光源装置1の電源スイッチ4をONし、出力切換スイッチ5により可 視光の出力に対応した波長(例えば633nm)に設定する。そして、可視光送 信スイッチ6をONすれば、光源部11から可視光を発信し、この光信号は光フ ァイバー線45を経て光ファイバー心線41aへ送られ、受信側43へ送信され る。受信側43においては、送信された光ファイバー心線41aの端部のみに可 視光が点滅して目視できるので、これにより当該光ファイバー心線41aが確認 され、判別される。
【0015】 上記何れかの手段により、特定の光ファイバー心線41aが判別されたときは 、光ファイバー線45のコネクタ46を光損失測定光光源部20のコネクタ23 に接続すると共に、光ファイバー心線41aの受信側43にコネクタ44bを取 付けて光パワーメータ55のコネクタ56に接続する。 ついで、光源装置1の電源スイッチ4をONし、出力切換スイッチ5により光 損失測定光の出力に対応した波長(例えば1310nm)に設定する。そして、 光損失測定光送信スイッチ8をONすれば、光源部21から光損失測定光を発信 し、この光信号はファイバー線45を経て光ファイバー心線41aへ送られ、受 信側43へ送信される。この光信号を受信した光パワーメータ55は、その表示 部57に当該光ファイバー心線41aの光損失を表示する。
【0016】 ところで、ACアダプタ30によりAC電源を直流に変換して直流電源26を 充電する場合、AC電源にノイズが加わると、直流電源26にもこの異常ノイズ が混入して各光源部11,16,21に加えられる。特に、可視光光源部10の 光源部11は、この異常ノイズにより破損し易い。このため、本考案においては 、ACアダプタ30にノイズフィルタ31を搭載して異常ノイズを除去し、AC 電源に加えられた異常ノイズが直流電源26に混入するのを防止するようにした 。これにより高価な可視光光源部10の破損を防止することができる。
【0017】 上記の説明では、各光源部10,15,20及び発振器28に直流電源26か ら電源回路25を経て駆動電源を供給する場合を示したが、上述のノイズフィル タ31を有し、AC電源をDC電源に変換するACアダプタ30の直流出力を直 接電源回路25に供給するようにしてもよい。
【0018】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る光ファイバーの試験用光源装置 は、1台の装置に、心線対照光光源部、心線対照可視光光源部及び光損失測定光 光源部を設けたので取扱が便利であり、特定の光源装置を忘れることもない。ま た、光ファイバー心線の受信側の状態に応じて、コネクタの装着を切換えるだけ で容易に特定の光ファイバー心線を判別して光損失を測定することができるので 、操作がきわめて簡単である。
【0019】 また、各光源部の駆動用直流電源を充電し、又は各光源部に直接駆動電源を供 給するACアダプタにノイズフィルタを設けたので、交流電源に異常ノイズが混 入しても高価な可視光光源部を破損するおそれがない。
【図1】本考案の一実施形態の外観斜視図である。
【図2】図1の内部構造を示すブロック図である。
【図3】本考案の作用説明図である。
1 光ファイバーの試験用光源蔵置 4 電源スイッチ 5 出力切換スイッチ 6 可視光送信スイッチ 7 心線対照光送信スイッチ 8 光損失測定光送信スイッチ 10 可視光光源部 15 心線対照光光源部 20 光損失測定光光源部 11,16,21 光源部 12,17,22 制御部 13,18,23 コネクタ 25 電源回路 26 直流電源 28 発振器 30 ACアダプタ 31 ノイズフィルタ 32 トランス 33 AC/DC変換回路 40 光ファイバーケーブル 41a,41B,…41n 光ファイバー心線 45 光ファイバー線 50 心線対照器 55 光パワーメータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 秀典 東京都昭島市武蔵野3丁目11番3号 三和 エム・アイ・テクノス株式会社内 (72)考案者 福田 純 東京都千代田区三番町五番地 新美三番町 ビル 日本ラコー株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 長尺の複数の光ファイバー心線の中から
特定の光ファイバー心線を判別して該光ファイバー心線
の光損失を測定するための光信号を送信する光源装置に
おいて、 1台の装置に、心線対照光光源部、心線対照可視光光源
部及び光損失測定光光源部を設けたことを特徴とする光
ファイバーの試験用光源装置。 - 【請求項2】 交流電源を直流に変換して前記心線対照
光光源部、心線対照可視光光源部及び光損失測定光光源
部の駆動用直流電源を充電し、又は前記各光源部に直接
駆動電源を供給するACアダプタに、ノイズフィルタを
設けたことを特徴とする請求項1記載の光ファイバーの
試験用光源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995011845U JP3024450U (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 光ファイバーの試験用光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995011845U JP3024450U (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 光ファイバーの試験用光源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3024450U true JP3024450U (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=43159685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995011845U Expired - Lifetime JP3024450U (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 光ファイバーの試験用光源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024450U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019012058A (ja) * | 2017-05-23 | 2019-01-24 | フルークコーポレイションFluke Corporation | 位置検知検出器及び光検出器搭載光学試験装置を使用する光アレイの極性、パワー、及び損失の測定 |
-
1995
- 1995-11-09 JP JP1995011845U patent/JP3024450U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019012058A (ja) * | 2017-05-23 | 2019-01-24 | フルークコーポレイションFluke Corporation | 位置検知検出器及び光検出器搭載光学試験装置を使用する光アレイの極性、パワー、及び損失の測定 |
JP7253327B2 (ja) | 2017-05-23 | 2023-04-06 | フルークコーポレイション | 位置検知検出器及び光検出器搭載光学試験装置を使用する光アレイの極性、パワー、及び損失の測定 |
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