JP3024348U

JP3024348U - 消音器付破砕機用防音カバー

Info

Publication number: JP3024348U
Application number: JP1995013099U
Authority: JP
Inventors: 義正仲谷; 吉秋尾西; 直樹宗田
Original assignee: 北陸電話工事株式会社
Priority date: 1995-11-02
Filing date: 1995-11-02
Publication date: 1996-05-21
Anticipated expiration: 2001-11-02

Abstract

(57)【要約】【目的】破砕機の打撃力を低下させることなく、効果
的に破砕機より発生する騒音を低減させる消音器付破砕
機用防音カバーを提供する。【構成】ピストン（１）の打撃により上下方向に振動
させられるチゼル（２）を備えた破砕機（３）に用いら
れるものであり、本体被覆部（４）が遮音シート（１
１）と、その内面上端に設けられた波形スポンジ体（１
６）と、排気口（１７）を設け消音器（５）が取り付け
られているアルミ製の筒状体（１２）と、その内面に設
けられたスポンジ体（１３）とからなることを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、圧縮空気を使用するコンクリート等を破砕する破砕機に用いる防音カバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の圧縮空気を使用する破砕機に用いられる防音カバーとしては、破砕機のハンドル及びチゼルを除き、その他全てを覆いこむものや、破砕機本体中央部の空気排気口のみ覆うものなどが知られているが、本体被覆部に使用されている素材が、ビニルシート、スポンジ体など厚みがなく素材の密度についても低いもののため防音効果に限界があり、また専用の圧縮空気排出口が設けられていないため、破砕機に空気排出不良による打撃力の低下も発生し、作業者が破砕機を低騒音の下で、且つ効率的に使用することがなお困難であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、破砕機の打撃力を低下させることなく、効果的に破砕機より発生する騒音を低減させる、消音器付破砕機用防音カバーを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の防音カバー（９）においては、本体被覆部（４）が遮音シート（１１）とその内面上端に設けられた波形スポンジ体（１６）と、排気口（１７）を設け消音器（５）が取り付けられているアルミ製の筒状体（１２）と、その内面に設けられたスポンジ体（１３）より構成されているものである。

【０００５】

【作用】

本考案の防音カバー（９）を使用した場合、破砕機（３）より排出される空気は本体被覆部（４）のスポンジ体（１３）、アルミ製の筒状体（１２）に設けられた排気口（１７）、消音器（５）を順に通過し効率よく本体被覆部（４）外に排出されるため、破砕機（３）の打撃力低下を防止できる。

【０００６】破砕機（３）より発生する空気排出音を含む総合的な騒音は、本体被覆部（４）のスポンジ体（１３）、消音器（５）を通過する時に吸収され、またアルミ製の筒状体（１２）、遮音シート（１１）では遮断されるため、大幅に低減する。

【０００７】

【実施例】

図１は本考案の実施例に係る消音器付破砕機用防音カバーの断面図である。同図において、破砕機（３）は、ピストン（１）の打撃により上下方向に振動させられるチゼル（２）を備え、ハンドル（６）の一端にはピストン（１）に通じる圧縮空気供給口（７）が設けられると共に、他端にはピストン（１）を操作するレバー（８）が設けられる。

【０００８】防音カバー（９）は、筒状の本体被覆部（４）と振動自在挿通部（１０）とからなり、本体被覆部（４）は外部から順に、遮音シート（１１）と消音器（５）が取り付けられているアルミ製の筒状体（１２）とスポンジ体（１３）とで構成されており、振動自在挿通部（１０）は耐磨性を有するゴム製の筒状体（１４）から構成される。

【０００９】前記本体被覆部（４）は、ピストン（１）の上方からチゼル（２）上部に連続的に被覆されると共にハンドル（６）等にバンド（図示しない）で固定され、本体被覆部（４）の上方部分は、紐（１５）で、きつくしぼりこんだうえに固定される。また、振動自在挿通部（１０）の筒状体（１４）にはチゼル（２）が振動自在に挿通される。

【００１０】

【考案の効果】

本考案に係わる消音器付破砕機用防音カバーは、以上のように構成されるので、破砕機の打撃力を低下させることなく効果的に破砕機より発生する騒音を低減させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例に係わる消音器付破砕機用防音
カバーの断面図である。

【図２】本考案の消音器付破砕機用防音カバーの斜視図
である。（バンド、紐は図示しない）

【図３】本考案の最大の特徴である消音器を取り付けた
アルミ製の筒状体の斜視図である。

【図４】本考案の消音器を取り付けたアルミ製の筒状体
の断面図である。

【符号の説明】

１ピストン２チゼル３破砕機４本体被覆部５消音器６ハンドル７圧縮空気供給口８レバー９防音カバー１０振動自在挿通部１１遮音シート１２アルミ製の筒状体１３スポンジ体１４ゴム製の筒状体１５紐１６波形スポンジ体１７排気口

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】圧縮空気を使用し、ピストンの打撃によ
り上下方向に振動させられるチゼルを備えた破砕機に用
いられるもので、ピストンからチゼル上部までを被覆す
る本体被覆部に消音器が付いていることを特徴とする、
消音器付破砕機用防音カバー。