JP3024285U - ケーブル保持具用耐震型ケーブルサポート - Google Patents
ケーブル保持具用耐震型ケーブルサポートInfo
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- JP3024285U JP3024285U JP1995012547U JP1254795U JP3024285U JP 3024285 U JP3024285 U JP 3024285U JP 1995012547 U JP1995012547 U JP 1995012547U JP 1254795 U JP1254795 U JP 1254795U JP 3024285 U JP3024285 U JP 3024285U
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- JP
- Japan
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- cable
- length adjusting
- support
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 地震の際水平方向の揺れに強いケーブル保持
具用耐震型ケーブルサポートを提供する。 【解決手段】 人孔・洞道内の側壁近くに立設し、電力
線等のケーブル9を支持するケーブル保持具8を取付け
るところの、管状のポール本体部分1上端に長さ調整部
分を螺着した保持具用ケーブルサポートであって、長さ
調整部分3が、ポール本体部分上端部内面に設けた内ネ
ジ1aに、進退可能に外ネジ3bを螺着する長さ調整管
部分3aと天井に当接させるコンクリート面の喰込みを
よくする鋭い突起3vを設けた頭部分3pとの間に、鉛
直方向に必要な締付け力を保持するコイル状バネ5を備
えた揺れ吸収機構4を介在させ、ケーブルサポートの各
方向に加えられる揺れによる歪を吸収するように構成し
たことにより、人孔・洞道の基盤を損傷せずに容易に取
付けることが出来、しかも地震時の揺れによる転倒及び
転倒による人孔・洞道の基盤、ケーブル等の損傷を防止
することが出来る。
具用耐震型ケーブルサポートを提供する。 【解決手段】 人孔・洞道内の側壁近くに立設し、電力
線等のケーブル9を支持するケーブル保持具8を取付け
るところの、管状のポール本体部分1上端に長さ調整部
分を螺着した保持具用ケーブルサポートであって、長さ
調整部分3が、ポール本体部分上端部内面に設けた内ネ
ジ1aに、進退可能に外ネジ3bを螺着する長さ調整管
部分3aと天井に当接させるコンクリート面の喰込みを
よくする鋭い突起3vを設けた頭部分3pとの間に、鉛
直方向に必要な締付け力を保持するコイル状バネ5を備
えた揺れ吸収機構4を介在させ、ケーブルサポートの各
方向に加えられる揺れによる歪を吸収するように構成し
たことにより、人孔・洞道の基盤を損傷せずに容易に取
付けることが出来、しかも地震時の揺れによる転倒及び
転倒による人孔・洞道の基盤、ケーブル等の損傷を防止
することが出来る。
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案は地震発生時、水平方向の揺れ(横揺れ )にも耐えるケーブル保持具用耐震型ケーブルサポートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 図1及び図2を参考にして説明する。従来、人孔・洞道内 、側壁近く、天井・床面に上下端を当接させて立設し、電力線等のケーブル9を 支持するケーブル保持具8を取付けるケーブルサポートとして、管状のポール本 体部分1及び長さを調整するため前記ポール本体部分1の上端に接続する長さ調 整部分(頭部アジャスター)2よりなるものが使用されている。なお、ポール本 体部分1の上端部には内ネジ1aを設け、長さ調整部分2の下端部には内ネジ1 aに螺着し、進退させる外ネジ2aを設けてある。1b、2bはそれぞれ床面、 天井に当接させる当接体である。
【0003】 しかしながら、上記従来のケーブル保持具用ケーブルサポートは、鉛直方向の 揺れ(または縦揺れ)に対して耐振性が考慮されているが、水平方向の揺れ(横 揺れ)に対しては、ポール本体部分1と長さ調整部分2とがネジ1a,2aおよ びロックナット10で強固に結合され2bと2の隙間が小さく、ポール本体部分 1,長さ調整部分2,当接体2bが一直線状になり、水平方向の揺れ(横揺れ) を吸収しきれなくなって転倒し、人孔・洞道の基盤やケーブルを損傷するおそれ があると言う問題点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 解決しようとする課題は、上記従来のケ ーブル保持具用ケーブルサポートは、水平方向の揺れに対して、ネジで強固に結 合されているポール本体部分1と長さ調整部分2と当接体2bとが水平方向の揺 れ(横揺れ)を吸収しきれなくなって転倒し、人孔・洞道の基盤やケーブルを損 傷するおそれがあることであって、本考案は上記課題を解決した、水平方向の揺 れにも対応可能なケーブル保持具用耐震型ケーブルサポートを提供するものであ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】 図1・図3・図4を参考にして説明する。 第1の考案は、人孔・洞道内の側壁近く、天井・床面に上下端を当接させて立設 し、電力線等のケーブル9を支持するケーブル保持具8を取付けるところの、管 状のポール本体部分1上端に、進退させることにより長さを調整する長さ調整部 分を螺着した保持具用ケーブルサポートであって、長さ調整部分3が、ポール本 体部分1上端部内面に設けた内ネジ1aに、進退可能に外ネジ3bを螺着する長 さ調整管部分3aと天井に当接させる頭部分3pとの間に、鉛直方向に必要な締 付け力を保持するコイル状バネ5を備えた揺れ吸収機構4を介在させ、ケーブル サポートの各方向に加えられる揺れによる歪を吸収するように構成してあり、取 付面の水平度の不完全な人孔・洞道の基盤をも損傷せずに容易に取付けることが 出来、しかも地震時の揺れによる転倒、人孔・洞道の基盤、ケーブル等の損傷を 防止することが出来る。
【0006】 第2の考案は、第1の考案の構成に加えて、前記揺れ吸収機構4が、頭部分3 pに緩やかに連結した頭部6aを上端に結合した軸棒6をコイル状バネ5に通し 、さらにその軸棒6の先端部分を長さ調整管部分3a内に嵌合固定したバネ支え 7の孔7aに鉛直方向に進退可能に通したうえ、抜け止めし、頭部分3p下面と バネ支え7上面との間にバネ5を挟持させ、基盤に固定された当接体2bとポー ル本体部分1,長さ調整部分2の結合されたケーブルサポートは軸棒とコイル状 バネのみで結合されており、お互い別の動きが出来る機構にしたものである。
【0007】 第3の考案は、頭部分に鋭い突起を設けコンクリート面への喰込みを増大させ 横滑りを防ぐ構造にしている。
【0008】
【考案の実施の形態】 本考案の実施の形態例について説明する。本考案の 、電力線等のケーブル9を支持するケーブル保持具8を取付けるケーブルサポー トは次のように構成される。1は人孔・洞道内の側壁近く、床面に下端を当接さ せて立設する、従来例と同じ構造の管状のポール本体部分、3はそのポール本体 部分1上端部分に螺着し、進退させることにより長さを調整する長さ調整部分で あって、ポール本体部分1上端部内面に設けた内ネジ1aに、下端部に設けた外 ネジ3bを進退可能に螺着する長さ調整管部分3aと天井に当接させる頭部分3 pとの間に、鉛直方向に必要な締付け力を保持するコイル状バネ5を備えた揺れ 吸収機構4を介在させ、ケーブルサポートの各方向に加えられる揺れによる歪を 吸収するように構成したものである。
【0009】 上記揺れ吸収機構4についてさらに詳細に説明すると、6はコイル状バネ5に 上方から通す軸棒、6aはその軸棒6上端に結合した頭部であって、後述するよ うに頭部分3p下部に緩やかに連結してある。7は頭部分3p下面との間に軸棒 6を通したバネ5を挟持するよう、下方から支えるバネ支えであって、長さ調節 管部分3a内に嵌合固定されており、その中心に軸棒6の下端部を鉛直方向に進 退可能に通す孔7aを開けてあり、長さ調整管部分3a内に形成した段部3cで 支えるようにしてある。
【0010】 さらに頭部分3pについて具体的に説明すると、頭部分3pは、下面に軸棒6 の頭部6aを受入れる凹部3qを形成すると共に、その凹部3qに頭部6aを挿 入した状態で、その下面を、中心に軸棒6を通す孔3sを開けた蓋体3rで覆い 、その蓋体3rを頭部分3pの周縁部にビス等Bで留めることにより、頭部分3 pと軸棒6とを前者が後者に対して揺動可能に緩やかに連結してある。なお、蓋 体3rの下面周囲には、バネ5の上端部を嵌込む環状突起3tを設けてある。ま た、頭部分3pの上端周囲には当接体3uを設け、その上面(円周上)には、天 井のコンクリート面に食込ませる複数の鋭い突起3vを突設してある。
【0011】 軸棒6について具体的に補足説明すると、頭部6aの上面は、頭部分3pの揺 動を容易にするため上に凸の球面6e状に形成してあり、軸棒6の下端に突設し たネジ棒6bには、バネ支え7が抜落ちないようワッシャー6cを嵌込み、ナッ ト6dを螺着してある。
【0012】 取付方法について説明すると、前述の様に構成した揺れ吸収機構4を長さ調節 部分3に組込んだものを更にポール本体部分1に組み、図3の如く予め組付けら れたケーブルサポートを床面に立て、長さ調節管部分3aを回して当接体3uの 突起3vを天井のコンクリート面にポール本体部分1を床のコンクリート面に喰 込ませ、ケーブルにサポートを固定する。この時、蓋体3rの環状突起3tの下 端と調整管部分3aの上端との隙間が約10mmになる様に調整する。次に、内 ネジ1aと外ネジ3bが振動によって緩まない様にロックナット10をポール本 体部分1の頂端部に向けて深く締め込んでおく。
【0013】 そうすることによって、地震発生により揺れが生じても、頭部分3pがその他 の部分に対して復元可能に揺動し、各方向に加えられる地震の揺れによる歪を吸 収することが出来、ケーブルサポートの転倒及び転倒による人孔・洞道の基盤、 ケーブル等の損傷を防止することが出来る。なお、本考案のケーブルサポートは 、既設の従来のポール本体部分に本考案の揺れ吸収機構4からバネ支え7を組み 込んだ調整管部分3aを組合わせることにより、同様の効果を発揮させることが 出来る。
【0014】
【考案の効果】 本考案は以上のように構成されるため、地震発生により揺 れが生じても、地震の揺れによる歪みを吸収することが出来、ケーブルサポート の転倒及び人孔・洞道の基盤、ケーブル等の損傷を防止することが出来る。なお 、本考案のケーブルサポートは、転倒による人孔・洞道の基盤を損傷せずに容易 に取付けることが出来ると共に、既設の従来のポール本体部分に本考案の長さ調 整管部分3aを組合わせることも出来る。
【図1】 ケーブルサポートの使用法を示す正面図であ
る。
る。
【図2】 従来例を示す断面図である。
【図3】 本考案の実施の形態例を示す断面図である。
【図4】 本考案の実施の形態例の頭部分が傾斜した状
態を示す要部断面図である。
態を示す要部断面図である。
【符号の説明】 1 ポール本体部分 1a 内ネジ 1b 当接体 2 長さ調整部分 2a 外ネジ 2b 当接体 3 長さ調整部分 3a 長さ調整管部分 3b 外ネジ 3c 段部 3p 頭部分 3q 凹部 3r 蓋体 3s 孔 3t 環状突起 3u 当接体 3v 突起 4 揺れ吸収機構 5 コイル状バネ 6 軸棒 6a 頭部 6b ネジ棒 6c ワッシャー 6d ナット 6e 球面 7 バネ支え 7a 孔 8 ケーブル保持具 9 ケーブル 10 ロックナット B ビス等
Claims (2)
- 【請求項1】 人孔・洞道内の側壁近く、天井・床面に
上下端を当接させて立設し、電力線等のケーブル(9)
を支持するケーブル保持具(8)を取付けるところの、
管状のポール本体部分(1)上端に、進退させることに
より長さを調整する長さ調整部分を螺着してなる保持具
用ケーブルサポートにおいて、長さ調整部分(3)が、
ポール本体部分(1)上端部内面に設けた内ネジ(1
a)に、進退可能に外ネジ(3b)を螺着する長さ調整
管部分(3a)と天井に当接させる頭部分(3p)との
間に、鉛直方向に必要な締付け力を保持するコイル状バ
ネ(5)を備えた揺れ吸収機構(4)を介在させ、ケー
ブルサポートの各方向に加えられる揺れによる歪を吸収
するように構成してなるケーブル保持具用耐震型ケーブ
ルサポート。 - 【請求項2】 前記揺れ吸収機構(4)が、頭部分(3
p)に緩やかに連結した頭部(6a)を上端に結合した
軸棒(6)をコイル状バネ(5)に通し、さらにその軸
棒(6)の先端部分を長さ調整管部分(3a)内に嵌合
固定したバネ支え(7)の孔(7a)に鉛直方向に進退
可能に通したうえ、抜け止めし、頭部分(3p)下面と
バネ支え(7)上面との間にバネ(5)を挟持させるよ
うしてなる請求項1記載のケーブル保持具用耐震型ケー
ブルサポート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012547U JP3024285U (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | ケーブル保持具用耐震型ケーブルサポート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012547U JP3024285U (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | ケーブル保持具用耐震型ケーブルサポート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3024285U true JP3024285U (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=43159528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995012547U Expired - Lifetime JP3024285U (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | ケーブル保持具用耐震型ケーブルサポート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024285U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04119971U (ja) * | 1991-04-15 | 1992-10-27 | 株式会社ケンウツド | コネクタの抜け防止構造 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP1995012547U patent/JP3024285U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04119971U (ja) * | 1991-04-15 | 1992-10-27 | 株式会社ケンウツド | コネクタの抜け防止構造 |
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