JP3024092U - 盲人用杖 - Google Patents

盲人用杖

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Publication number
JP3024092U
JP3024092U JP1995012234U JP1223495U JP3024092U JP 3024092 U JP3024092 U JP 3024092U JP 1995012234 U JP1995012234 U JP 1995012234U JP 1223495 U JP1223495 U JP 1223495U JP 3024092 U JP3024092 U JP 3024092U
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JP
Japan
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cane
pipe
blind
roller
attached
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Application number
JP1995012234U
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English (en)
Inventor
公平 内藤
やちよ 内藤
Original Assignee
有限会社内藤製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の盲人用杖にあっては、杖の握り部とパ
イプおよび各パイプ間の接合部はテーパー状の受け部と
テーパー状の挿入部とを嵌合することにより固定してい
たので、杖として使用して下方向に力が加わると、嵌合
部分が互いに強く入り込み、分離がし難くなるといった
問題があった。 【解決手段】 握り部11および複数個のパイプ12を
連結することにより杖1となる盲人用杖において、前記
握り部の受け部およびパイプの受け部12aに段部12
1 を形成してパイプ挿入部12bを挿入した状態で前記
挿入部の先端12b1 が前記段部に当接するように形成
し、かつ、前記最下端のパイプに取付けられたネジ部材
13のネジ棒13aに対して、ローラ部材4に固定した
取付部材5のネジ孔53あるいは石突3に形成したネジ
孔31を螺合固定するようにした盲人用杖である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は視力障害者である盲人が歩行するときに使用する杖であって、先端を 石突とローラに交換できる盲人用杖に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来における、この種の盲人用杖としては、本出願人会社が出願した特開平7 −31504号公報に開示された盲人用杖がある。この杖は、図11〜図13に 示す如く構成のものである。同図において、杖1は握り部11と、複数本のアル ミ製のパイプ12(図においては3本)と、該パイプ12における最下端のパイ プ12′内に嵌合されると共にネジ13aによって固定されたネジ部材13とよ り構成されている。
【0003】 この杖1の内部にはゴム紐2が挿通され、一端が握り部11に他端がネジ部材 13との間に取付けられている。また、握り部11とパイプ12および各パイプ 12間の接合部はテーパー状の受け部とテーパー状の挿入部との嵌合により一本 の杖となり、かつ、前記ゴム紐2が伸長することにより、その弾性力によって分 離しないようになっている。
【0004】 また、前記したネジ部材13のネジ棒13bに、図11、図12に示す如く石 突3のネジ孔31を螺合固定して使用するか、あるいは、図13に示す如くコ字 状の支持枠41に一対のローラ42をボルト・ナット43,44によって回転自 在に取付けたローラ部品4を、前記ネジ部材13のネジ棒13bに回動自在に蝶 ナット45で取付けて使用していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記した従来の盲人用杖にあっては、杖1の握り部11とパイプ1 2および各パイプ12間の接合部はテーパー状の受け部とテーパー状の挿入部と を嵌合することにより固定していたので、杖として使用して下方向に力が加わる と、嵌合部分が互いに強く入り込み、分離がし難くなるといった問題があった。
【0006】 また、ローラ部材4を石突3と交換するには、石突3をネジ棒31bから外し た後、ローラ部材3の支持枠41をネジ棒13bに差し込んで、蝶ナット45を 該ネジ棒13bにねじ込んで固定するため、盲人にとって蝶ナット45のネジ棒 13bへ螺合する作業が困難で、交換に手間が掛かるといった問題もあった。
【0007】 本考案は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、 接合部分が強く入り込むことがないので、杖として不使用の時における分離作業 が非常に簡単であると共に、石突からローラ部材への交換も簡単に行える盲人用 杖を提供せんとするにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の盲人用杖は前記した目的を達成せんとするもので、その手段は、握り 部および複数個のパイプを連結することにより杖となる盲人用杖において、前記 握り部の受け部およびパイプの受け部に段部を形成してパイプ挿入部を挿入した 状態で前記挿入部の先端が前記段部に当接するように形成し、かつ、前記最下端 のパイプに取付けられたネジ部材のネジ棒に対して、ローラ部材に固定した取付 部材のネジ孔あるいは石突に形成したネジ孔を螺合固定するようにしたものであ る。
【0009】 また、前記ローラ部材は、コ字状をした支持枠に一対のローラを取付けたもの であり、この支持枠に前記ローラの回転部分を覆う雪付着防止板を着脱自在に取 付けできるようにしたものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る盲人用杖の一実施の形態を図1〜図10と共に説明する。 なお、前記した従来例と同一符号は同一部分を示し、説明は省略する。 本考案の第1の特徴とする構成は、杖1の握り部11とパイプ12および各パ イプ12間の接合部の構造を図5の拡大図のように、テーパー状の受け部12a に段部12a1 を形成し、かつ、テーパー状の挿入部12bの先端12b1 が、 前記段部12a1 に当接して、この段部12a1 より奥方向に入り込まないよう にしたことである。
【0011】 このように、握り部11および各パイプ12の受け部12aに段部12a1 が 形成されていることから、挿入部12bの先端12b1 が前記段部12a1 に当 接して、挿入部12bが受け部12a内に深く入り込まないようになり、従って 、握り部11とパイプ12およびパイプ12の分離を簡単に行えるようになって 、分解が簡単に行えるようになる。
【0012】 また、本考案の第2の特徴とする構成は、ローラ部材4をネジ部材13に取付 ける構造の違いである。すなわち、支持枠41にローラ42をボルト・ナット4 3,44によって回転自在に取付けする点は従来例と同一であるが、本考案にあ っては、前記支持枠41の孔41aに取付部材5のネジ棒51を挿入し、このネ ジ棒51にナット52を螺合して回動自在に取付ける。
【0013】 そして、この取付部材5の頂部にネジ孔53を形成し、このネジ孔53をネジ 部材13のネジ棒13bに螺合固定することにより、ローラ部材4を杖1に取付 けるようにしたものである。なお、図中の46,54はワッシャー、14は握り 部11に取付けられた握り紐である。
【0014】 このように、支持部材41に取付けた取付部材5のネジ孔53をパイプ12′ に取付けられたネジ部材13のネジ棒13bにねじ込むことにより、ローラ部材 4を杖1に取付けることができるので、ローラ部材4の杖1への取付けが簡単に 行えるようになる。
【0015】 なお、本考案にあっては、このローラ部材4を使用した状態において、降雪時 にローラ42の回転部分に雪が付着して、該ローラ42が回転不能となるのを防 止するための手段を考案した。すなわち、図9、図10に示すように、U字状に 折曲した合成樹脂あるいは金属板による雪付着防止板6を支持部材41の下面側 より着脱自在に取付ける。
【0016】 他の取付方法は、前記雪付着防止板6の相対向する上方に内側に突出する突起 61をそれぞれ2個ずつ形成し、この突起61を支持部材41の上方に係合して 固定するものである。このように構成することにより、雪道をローラ42を転が しながら歩行しても、この雪付着防止板6によって雪の付着が防止されると共に 、ローラ42が雪の中に潜り込むことを防ぎ、ローラ42が回転不能となるよう なことがなくなる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は前記したように、握り部とパイプおよびパイプ同志の接続部分におけ る受け部に段部を形成したので、挿入部を挿入した状態において両者が強く嵌ま り込むことがなくなり、分離が簡単に行えるようになると共にローラ部材のパイ プへの取付けもパイプへのネジ込みによって行えるので、ローラ部材と石突との 交換が盲人でも非常に簡単に行えるものである。
【0018】 また、前記ローラ部材に対して雪付着防止板をローラの回転部分を覆うように 取付けできるようにしたので、降雪時においてもローラ部材に雪の付着が防止さ れ、ローラ部分が雪の中に潜り込むことを防ぐ等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る盲人用杖の正面図である。
【図2】同上を分離した状態の正面図である。
【図3】石突部分の断面図である。
【図4】石突部分とネジ部材とを分離した状態の斜視図
である。
【図5】図1の断面図である。
【図6】ローラ部材の斜視図である。
【図7】同上の断面図である。
【図8】図6の分解斜視図である。
【図9】雪付着防止板を含むローラ部材の正面図であ
る。
【図10】同上の側面図である。
【図11】従来例の断面図である。
【図12】同上を分離した状態の正面図である。
【図13】ローラ部材の正面図である。
【符号の説明】
1 杖 11 握り部 12 パイプ 12a 受け部 12a1 段部 12b 挿入部 12b1 先端 13 ネジ部材 13a ネジ棒 3 石突 31 ネジ孔 4 ローラ部材 41 支持枠 42 ローラ 5 取付部材 51 ネジ孔 6 雪付着防止板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握り部および複数個のパイプを連結する
    ことにより杖となる盲人用杖において、前記握り部の受
    け部およびパイプの受け部に段部を形成してパイプ挿入
    部を挿入した状態で前記挿入部の先端が前記段部に当接
    するように形成し、かつ、前記最下端のパイプに取付け
    られたネジ部材のネジ棒に対して、ローラ部材に固定し
    た取付部材のネジ孔あるいは石突に形成したネジ孔を螺
    合固定するようにしたことを特徴とする盲人用杖。
  2. 【請求項2】 前記ローラ部材は、コ字状をした支持枠
    に一対のローラを取付けたものであり、この支持枠に前
    記ローラの回転部分を覆う雪付着防止板を着脱自在に取
    付けたことを特徴とする請求項1記載の盲人用杖。
JP1995012234U 1995-10-25 1995-10-25 盲人用杖 Expired - Lifetime JP3024092U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5800210B1 (ja) * 2014-10-20 2015-10-28 有限会社ブレスレン・インク 折り畳み式ステッキ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5800210B1 (ja) * 2014-10-20 2015-10-28 有限会社ブレスレン・インク 折り畳み式ステッキ
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