JP3024065B2 - 立坑の掘削方法 - Google Patents

立坑の掘削方法

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JP3024065B2
JP3024065B2 JP8073292A JP7329296A JP3024065B2 JP 3024065 B2 JP3024065 B2 JP 3024065B2 JP 8073292 A JP8073292 A JP 8073292A JP 7329296 A JP7329296 A JP 7329296A JP 3024065 B2 JP3024065 B2 JP 3024065B2
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shaft
shield
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casing
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間 信 義 本
田 正 井
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株式会社佐藤企業
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に横向きに掘
削したシールド坑に連通させて、通気用や作業用或はそ
の他の目的を持った立坑を掘削するための方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、鉄道や道路等の敷設に際して掘
削されるトンネルは、シールド掘進機により自動的に掘
り進められていくが、その際、坑壁がスキンプレートに
よりシールドされているシールド坑の段階で、通気用や
作業用あるいはその他の目的を持った立坑を該シールド
坑に通じるように掘削する場合がある。
【0003】このような立坑の掘削は、図4に示すよう
に、先端に特殊な切断刃11aを備えたケーシング11
を使用して行い、該ケーシング11を図示しない全周回
転機にセットして、該全周回転機でケーシング11に回
転力と推力とを加えながら立坑12を掘り進めていき、
シールド坑13の位置で上記切断刃11aにより該シー
ルド坑13の上面のスキンプレート14を切断すること
により該シールド坑13と連通させる。
【0004】ところが、上記切断刃11aは、圧入時に
おけるケーシング11の外周摩擦ができるだけ小さくな
るように、その刃先をケーシング11の外周よりも外方
に突出させて該ケーシング11より大きめの立坑12を
掘削できるように構成されている。このため、シールド
坑13を貫通して立坑12が掘削されると、ケーシング
11とスキンプレート14との間の隙間から地下水や土
砂15がシールド坑13内に流れ込み、該シールド坑1
3が埋って爾後の作業ができなくなるという問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、地下
水や土砂等をシールド坑内へ流入させることなく立坑を
該シールド坑に連通させて掘削することができる、立坑
の掘削方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、地中に横向きに掘削したシールド
坑の立坑連通位置に予めモルタルを充填し、該モルタル
充填位置においてシールド坑に連通するように立坑を掘
削すると共に、該立坑内の地下水及び土砂を排出したあ
と、上記モルタルを除去することを特徴とする立坑の掘
削方法が提供される。本発明においては、シールド坑に
おける立坑連通位置の前後に該シールド坑を塞ぐ隔壁を
それぞれ取り付け、これらの隔壁間にモルタルが充填さ
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の方法について図面
を参照しながら更に詳細に説明する。図1において、1
は地中に横向きに掘削したシールド坑、2は該シールド
坑1の坑壁をシールドする鋼板製のスキンプレート、3
はケーシングで、該ケーシング3の先端には、刃先が該
ケーシング3の外周よりも外方に突出する切断刃3aが
設けられている。
【0008】上記ケーシング3は、図示しない公知の全
周回転機にセットされ、該全周回転機で回転力と下方へ
の推進力とを加えられることにより、所望の立坑4を掘
削するもので、掘削したケーシング3内の土砂は、図示
しない公知のハンマーグラブで逐次排出される。
【0009】上記ケーシング3により立坑4を掘削する
に当っては、先ず、図1に示すように、上記シールド坑
1における立坑貫通位置に予めモルタル5を充填するこ
とにより、該シールド坑1が局部的に閉塞される。この
モルタル5の充填は、上記立坑貫通位置の前後にシール
ド坑1を塞ぐ隔壁6,6をそれぞれ取り付け、シールド
坑1の内部から一方の隔壁を通じて両隔壁6,6間にモ
ルタル5を注入することにより行われる。
【0010】次に、所定の位置にセットされた上記ケー
シング3により、上記モルタル充填位置を目がけて立坑
4が掘り進められる。このとき掘られた土砂は、ハンマ
ーグラブで逐次排出される。そして、図2に示すよう
に、ケーシング3がシールド坑1の坑壁であるスキンプ
レート2の上面を切断して、上記モルタル5を若干掘削
する位置まで掘り進んだところで、該ケーシング3によ
る掘削は完了し、切断された上記スキンプレート2の断
片がハンマーグラブで取り出されると共に、立坑4内に
ある土砂及び地下水がハンマーグラブや吸引ホース等の
手段で排出され、その後に、図3に示すように、シール
ド坑1内に充填された上記モルタル5が除去される。
【0011】掘削完了後に上記ケーシング3は、立坑4
の用途等によって該立坑4から引き抜いたり、そのまま
嵌め殺しにしたり、ヒューム管等の他の管に置き換えた
りする。上記ケーシング3を引き抜く場合、それを引き
抜く時期は、立坑4内の土砂や地下水を排出する前であ
っても、排出した後であっても良い。また、単にケーシ
ング3で掘削した状態のままでは立坑の坑壁から地下水
の流出や土砂の崩落等が生じる場合は、それらの流出や
崩落の状況に応じて、土砂や地下水の排出前又は排出後
に、止水及び坑壁を固定する作業を行い、その後にモル
タル5を除去することが望ましい。かくして、シールド
坑1のモルタル充填位置に立坑4を掘削し、該立坑内の
地下水及び土砂とを排出したあと上記モルタル5を除去
することにより、地下水や土砂等をシールド坑内へ流入
させることなく立坑4を掘削することができる。
【0012】
【発明の効果】このように本発明によれば、シールド坑
の立坑連通位置に予めモルタルを充填し、このモルタル
充填位置に立坑を掘削して、該立坑内の地下水及び土砂
とを排出したあと上記モルタルを除去するようにしたの
で、立坑連通時にシールド坑内への地下水や土砂等の流
入を生じることなく、立坑を掘削することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の掘削方法を説明する掘削初期段階での
要部断面図である。
【図2】本発明の掘削方法を説明する掘削終期段階での
要部断面図である。
【図3】立坑4掘削完了後の状態を示す要部断面図であ
る。
【図4】従来の掘削方法を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 シールド坑 2 スキンプレー
ト 3 ケーシング 4 立坑 5 モルタル 6 隔壁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中に横向きに掘削したシールド坑の立坑
    連通位置に予めモルタルを充填し、該モルタル充填位置
    においてシールド坑に連通するように立坑を掘削すると
    共に、該立坑内の地下水及び土砂を排出したあと、上記
    モルタルを除去することを特徴とする立坑の掘削方法。
  2. 【請求項2】シールド坑における立坑連通位置の前後に
    該シールド坑を塞ぐ隔壁をそれぞれ取り付け、これらの
    隔壁間にモルタルを充填することを特徴とする請求項1
    に記載の立坑の掘削方法。
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