JP3024024B2 - 冷凍式ドライア - Google Patents

冷凍式ドライア

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JP3024024B2 JP4169477A JP16947792A JP3024024B2 JP 3024024 B2 JP3024024 B2 JP 3024024B2 JP 4169477 A JP4169477 A JP 4169477A JP 16947792 A JP16947792 A JP 16947792A JP 3024024 B2 JP3024024 B2 JP 3024024B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアを冷却により除湿
するようにした冷凍式ドライアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍式ドライアにおいて、その冷
媒回路と被冷却エア供給装置とは別体に構成されてい
る。しかしながら、冷媒回路と被冷却エア供給装置とが
別個であるとスペース的に不利であるとともに、配管が
複雑になる。
【0003】このため、冷媒回路と被冷却エア供給装置
を一体化してコンパクト化を図るという提案がなされて
いる。例えば、上記一体化した冷凍式エアドライヤは、
第3図に示すものが提案されている。即ち、被冷却エア
供給装置30と冷媒回路31とがそれぞれボックスによ
り遮蔽されて一つのユニットに構成されている。冷媒回
路31及び被冷却エア供給装置30は冷媒の凝縮熱を奪
うためのファン32及び被冷却エア供給用圧縮機冷却の
ためのファン33をそれぞれ有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の一体
化構成においては、別個の冷媒回路31と被冷却エア供
給装置30を同一のフレームに載せるにとどまって、見
かけ上一体化しているだけであり、両者を遮蔽する壁に
よりメンテナンスが非常に行いにくくなってしまう。し
かも、冷媒回路31及び被冷却エア供給装置30それぞ
れのファン32,33が必要であり、騒音対策が複雑に
なるという問題がある。
【0005】一方、一体化構成として前述とは別にビル
トインと呼ばれる、冷媒回路とエア供給装置とを一体化
させ、ファンも1個で構成するものが考えられている。
これはエア供給装置のエア用圧縮機を冷却するための1
個のファンで冷媒回路中の凝縮器への送風を行うもので
ある。ところが、前記エア用圧縮機は被冷却エアの使用
量に応じてON,OFFを繰り返しており、エア用圧縮
機がOFFの場合、負荷であるエアが停止されるため、
冷媒用圧縮機がそのまま駆動されると冷却器が冷えすぎ
てしまう。従って、このような場合には冷媒用圧縮機を
停止する必要があるが、一旦停止してしまうと、再運転
に際して、立ち上がりに時間がかかると共に、冷媒用圧
縮機を駆動するためのモータの突入電流の発生で隣接の
機械に悪影響を及ぼしたりする。
【0006】そこで本発明は、このような従来の技術に
存在する問題点に着目してなされたものであって、その
目的は、エア用圧縮機とドライアを一体化しても前記の
ような問題を生じない凍式ドライアを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明では圧縮機、凝縮器、減圧器及び冷却器
よりなる冷媒回路と、被冷却エアを前記冷却器の周囲に
通して、その被冷却エアを冷却させるエア供給装置とを
備えた冷凍式ドライアにおいて、前記凝縮器と減圧器と
の間から圧縮機の流入側に連通するバイパス路と、その
バイパス路に設けられ、前記凝縮器の熱が伝えられる受
熱器と、前記バイパス路を開閉する切換弁とを有するこ
とをその要旨としている。
【0008】又、第2の発明では前記冷媒回路は凝縮器
の入口側と出口側との間を短絡する第2のバイパス路を
設け、その第2のバイパス路に凝縮器後の冷媒圧力に応
じてバイパス路を開閉する弁を設けたことをその要旨と
している。
【0009】又、第3の発明では前記圧縮機の両端間に
第3のバイパス路を設け、その第3のバイパス路を開閉
する弁を設けたことをその要旨としている。
【0010】
【作用】上記構成により、第1の発明では、エア供給装
置は使用空気量に応じて、動作したり止まったりする。
エア供給装置が停止した場合にはバイパス路の切換弁が
開かれ、冷媒はバイパス路に送られる。その冷媒は受熱
器に送られ凝縮器から熱を奪い圧縮器に帰還される。
【0011】第2の発明では、凝縮器後の冷媒圧力が所
定の圧力より下がった場合、すなわち冷媒温度が低い場
合、弁が開かれ、冷媒は凝縮器の入口側と出力側との間
を短絡する第2のバイパス路に送られ凝縮器をバイパス
する。
【0012】第3の発明では圧縮機に流入する冷媒温度
が所定の温度以下になった場合、弁により圧縮機の両端
間に設けられた第3のバイパス路が開かれ、圧縮機から
の温度の高い冷媒が第3のバイパス路から圧縮機に送ら
れる。
【0013】
【実施例】以下に本発明を具体化した一実施例について
図面に従って説明する。図1に示すように、冷媒回路1
は冷媒用圧縮機2、凝縮器3、減圧器である膨張弁4及
び冷却器5を配管を介して順に接続して構成されてい
る。エア用圧縮機6とモータ7から構成されるエア供給
装置8からの被冷却エアは、配管を介して冷却器5の周
囲を通り冷却されるようになっている。前記冷媒回路1
びエア供給装置8は図2に示すように、一つのフレー
ム20内に収容されている。エア供給装置8にはエア用
圧縮機6及びモータ7を冷却するファン9及びそのファ
ン9を駆動するモータ10が配設されている。このファ
ン9により発生されるエア流は前記凝縮器3を冷却す
る。
【0014】第1のバイパス路11は凝縮器3と膨張弁
4の間から冷媒用圧縮機2の流入側に連通するよう配管
されている。この第1のバイパス路11には膨張弁12
及び受熱器13が直列に配管接続されている。そして、
第1のバイパス路11に設けられた受熱器13は、前記
冷媒回路1中の凝縮器3と隣接して熱交換可能に配設さ
れている。前記エア圧縮機6と連動して切り換え動作
を行う2方弁からなる冷媒回路切換弁14a,14bが
第1のバイパス路11の受熱器13より上流側及び冷媒
回路1の膨張弁4と凝縮器3との間に設けられている。
【0015】又、第2のバイパス路15は冷媒回路1中
の凝縮器3の入口側と出口側との間を短絡するように設
けられており、そのバイパス路15には、凝縮器3後の
冷媒圧力によりそのバイパス路15を開閉する凝縮圧力
制御弁16が設けられている。凝縮器3の直後の冷媒回
路1中には前記冷媒圧を検知するための圧力センサ17
が設けられている。
【0016】そして、第3のバイパス路18は前記冷媒
用圧縮機2の流入側及び流出側を連通するように設けら
れ、そのバイパス路18には温度制御切換弁19が設け
られている。この温度制御切換弁19は冷媒の温度によ
り、切り換え動作を行う。
【0017】次に、前記のように構成された冷凍式ドラ
イアについて動作を説明する。さて、この冷凍式ドライ
アの運転時には、冷媒用圧縮機2が常時駆動されて、冷
媒回路1は常時作動されている。一方、モータ7により
エア用圧縮機6が駆動されて被冷却エアは冷却器5の周
囲に送られる。この圧縮機6は使用空気量に応じてO
N,OFFを繰り返しており、そのモータ7に連動して
ファン用モータ10が作動して冷却器5及び凝縮器3を
通るように送風している。エア用圧縮機6が駆動されて
いる場合、冷媒回路1中の切換弁14aが開かれ、第1
のバイパス路11中の切換弁14bは閉じられ、冷媒は
冷却器5を通って循環されている。従って、エア用圧縮
機6からのエアはその冷却器5により冷却されて除湿さ
れる。
【0018】一方、エア用圧縮機6がOFFされると、
冷却用のファン9も停止される。そして、冷媒回路切換
弁14aが閉められ、冷媒回路切換弁14bが開かれ
る。従って、冷媒は第1のバイパス路11へ送られる。
このため、冷媒が冷却器5へ送られることはなく、冷却
器5が過冷却状態になって凍結したりするのを防止でき
る。冷媒はバイパス路11中の膨張弁12を介して受熱
器13内で気化される。この受熱器13は冷媒回路1中
の凝縮器3と熱的に結合されているため、凝縮器3で放
出された熱は受熱器13に伝達され、受熱器13中の冷
媒の気化熱として使われる。そして、冷媒回路1及びバ
イパス路11中のトータルでの熱の発生は、冷媒用圧縮
機2に供給された電力による熱の発生のみに抑えられて
いる。従って、モータ10による送風が行われなくて
も、凝縮器3における発熱が除去され冷却される。
【0019】次に、凝縮器3の入口側と流出側とを結ぶ
第2のバイパス路15に設けられた凝縮圧力制御弁16
は、凝縮器3後の冷媒の圧力を圧力センサ17により検
知して、冷媒圧が落ちすぎて凝縮する必要が無くなった
時に開く。すなわち、室温が低い場合等において、冷媒
用圧縮機2から吐出された冷媒の温度が低い時、その冷
媒が凝縮器3をバイパスされることにより、冷媒のそれ
以上の温度低下を防止することができる。又、エア用圧
縮機6からのエア流量が小さい場合等のように、冷却負
荷が小さい時、温度が下がりすぎないように、温度制御
切換弁19を開けて第3のバイパス路18を開く。する
と、冷媒用圧縮機2から吐出されたホットガスは冷媒回
路1を循環すること無く圧縮機2の流入側に帰還する。
すなわち、この冷媒は冷却器5を通過しないために、温
度低下せず、過冷却を防止できる。
【0020】以上のように、この実施例の冷凍式ドライ
ヤにおいては、エア用圧縮機6がOFFされて、ファン
用モータ10が停止されても凝縮器3の熱は受熱器13
に放出されるため、新たなるファンを必要とせず冷却器
5用のファン9が兼用できる。従って、ファンが1つで
あるため、小型化が可能であるとともに、低騒音化が可
能である。又、冷媒用圧縮機2を停止することなく連続
運転できるため、圧縮機2の起動回数が減り、圧縮機2
を駆動するためのモータ7への過負荷によりそのモータ
が焼損したり、突入電流の発生で隣接の機械に悪影響を
及ぼしたりすることがない。加えて、ドライアのファン
が干渉するのを防ぐための隔壁を必要とせず、メンテナ
ンス性を向上できる。
【0021】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば冷媒切換弁として2方弁を
2個使用する代わりに1個の3方弁を使用する等、この
発明の趣旨から逸脱しない範囲で、各部の構成を任意に
変更して具体化することも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ファンを共有す
ることができるためにスペースが小さくてすみ、小型化
が可能であるとともに、低騒音化が可能であるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した冷凍式エアドライアの一実
施例を示す回路図である。
【図2】同じく冷凍式エアドライアの一実施例を示す斜
視図である。
【図3】冷凍式エアドライアの従来例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 冷媒回路、2 冷媒用圧縮機、3 凝縮器、4 減
圧器である膨張弁、5冷却器、6 エア用圧縮機、7
モータ、8 エア供給装置、11 第1のバイパス路、
13 受熱器、14a,14b 冷媒回路切換弁、15
第2のバイパス路、16 凝縮圧力制御弁、18 第
3のバイパス路、19 温度制御切換弁。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/26 F25B 1/00 101 F25B 1/00 331

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、減圧器及び冷却器より
    なる冷媒回路と、被冷却エアを前記冷却器の周囲に通し
    て、その被冷却エアを冷却するエア供給装置とを備えた
    冷凍式ドライアにおいて、 前記凝縮器と減圧器との間から圧縮機の流入側に連通す
    るバイパス路と、 そのバイパス路に設けられ、前記凝縮器の熱が伝えられ
    る受熱器と、 前記バイパス路を開閉する切換弁とを有することを特徴
    とする冷凍式ドライア。
  2. 【請求項2】 前記冷媒回路は凝縮器の入口側と出口側
    との間を短絡する第2のバイパス路を設け、その第2の
    バイパス路に凝縮器後の冷媒圧力に応じてバイパス路を
    開閉する弁を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    冷凍式ドライア。
  3. 【請求項3】 前記圧縮機の両端間に第3のバイパス路
    を設け、その第3のバイパス路を開閉する弁を設けたこ
    とを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の冷凍式ド
    ライア。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7443651B2 (en) 2003-09-30 2008-10-28 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Organic electrolyte capacitor
US7548409B2 (en) 2004-03-31 2009-06-16 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Organic electrolyte capacitor using a mesopore carbon material as a negative electrode

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US7548409B2 (en) 2004-03-31 2009-06-16 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Organic electrolyte capacitor using a mesopore carbon material as a negative electrode
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