JP3023874U - 薄板状展示物の固定具 - Google Patents

薄板状展示物の固定具

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JP3023874U
JP3023874U JP1995011045U JP1104595U JP3023874U JP 3023874 U JP3023874 U JP 3023874U JP 1995011045 U JP1995011045 U JP 1995011045U JP 1104595 U JP1104595 U JP 1104595U JP 3023874 U JP3023874 U JP 3023874U
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thin
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plate
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滋一 具
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滋一 具
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平滑な面に強力に長期にわたって強力に固着
することができ、かつ展示物の着脱を容易にできる薄板
状展示物の固定具を提供する。 【解決手段】 その内面に薄板状展示物を保持し、全体
が吸盤を形成する胴体(1)からなる薄板状展示物の固
定具において、胴体(1)をその中央部(2)の厚さを
最大として周辺部に行くほど薄く形成したので、展示物
の保持を剛性のある中央部で良好に行うことができ、展
示物を平滑な面の所定位置に正確に固定することができ
るとともに、周辺部の可撓性がよく、平滑な面と緊密に
接触することができ、強力な固着状態を長く維持するこ
とができるものである。なお、胴体(1)の内面に、内
部吸盤(4)及び/または薄板状展示物の係止部(5)
を設ける場合には、胴体(1)の吸着力に内部吸盤
(4)の吸着力を加えたり、所定位置で展示物の保持を
行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本考案は、各種ステッカー、標札類等の薄板状展示物の固定具に関し、より詳 しくは、負(−)の圧力の作用により、平滑な面に強くかつ着脱可能に固着させ ることのできる吸盤作用のある薄板状展示物の固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、薄板状展示物、例えば、ステッカーや標札などは平滑な面を有するガラ スなどに固定して展示されることが多い。そして、このようなステッカーや標札 などの展示物の交換を行うことができるように、ガラス面に負(−)の圧力の作 用により固着できる吸盤を使用することも既によく知られている。
【0003】 また、前記吸盤とは異なり、薄板状展示物の着脱が可能なポケットを有する硬 質の枠からなり、ガラス面に固着できる固定具の実用化もなされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ステッカーや標札などの背面に接着剤を塗布し、接着して展示 する場合、展示物を剥がすことは殆ど不可能であり、新しい展示物への切り替え は相当煩雑な作業となる。
【0005】 また、表面に薄板状展示物を保持して、負(−)の圧力によりガラス面に固着 される吸盤は、展示物の着脱は容易であるが、胴体全体が一つの吸盤を形成する ようになっているので、一般的に、外気温度の影響を受けて変形する場合に、展 示物が離れ易いという短所がある。
【0006】 そして、吸盤作用をさせるために胴体の厚さが全体に薄い場合には、背面に板 材を補強して展示物を保持させる必要があるという不便な点があった。
【0007】 さらに、展示物の着脱用ポケットを設けた硬質の枠からなる固定具は、ガラス 面にウレタン系接着剤で接着されるから、接着されたガラス面から固定具が剥が れ易く、寿命が短いという欠陥を有している。
【0008】 従って、本考案は、前述したような従来の薄板状展示物の固定具の欠点を解消 するためになされたもので、平滑な面に長期間にわたって強力に固着することが でき、かつ展示物の着脱を容易にできる薄板状展示物の固定具を提供することを 目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、その内面に薄板状展示物を保持し、全 体が吸盤を形成する胴体からなる薄板状展示物の固定具において、胴体をその中 央部の厚さを最大として周辺部に行くほど薄く形成したものである。
【0010】 なお、胴体の中央部の内面には、内部吸盤及び/または薄板状展示物の係止部 を設けることが好適である。また、係止部の相互に対向する位置に他の部位より 広く一体に形成された拡大係止部を設けることが好ましい。
【0011】
【作用】
胴体をその中央部の厚さを最大として周辺部に行くほど薄く形成したので、展 示物の保持を剛性のある中央部で良好に行うことができ、展示物を平滑な面の所 定位置に正確に固定することができるとともに、周辺部の可撓性がよく、平滑な 面と緊密に接触することができ、強力な固着状態を長く維持することができる。
【0012】 なお、胴体の中央部の内面に内部吸盤を設ける場合には、胴体の吸着力に内部 吸盤の吸着力を加えることができるので、固定具の平滑な面に対する固着がより 強力なものになるばかりでなく、展示物が比較的厚い板状である場合には、内部 吸盤に吸着させて保持させることもできる。また、係止部の相互に対向する位置 に他の部位より広く一体に形成された拡大係止部を設ける場合には、固定具の固 着状態にかかわらず、より安定な状態で展示物を所定の位置に固定することがで きる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好適な実施の形態を添付する図面に示された薄板状展示物の固 定具に基づいて詳細に説明する。
【0014】 図1は、本考案の第1実施例を示す薄板状展示物の固定具の斜視図であり、胴 体(1)は透明な樹脂で一体に形成されたもので、その中央部(2)は丸く聳え たドーム状になっており、その外周の一側には剥離を容易にするためのつまみ( 3)が一体に形成されている。
【0015】 胴体(1)は、その断面の厚さが中央部(2)を最大にし、中央部から周辺部 に向けて周辺部に行くほど薄く形成されており、中央部(2)は若干剛性を有す るのに対し、周辺部は可撓性を有するようになっている。
【0016】 図2は、本考案の第2実施例を示す薄板状展示物の固定具の断面図であり、こ の固着具は、厚さが最大である胴体(1)の中央部の内面に、中央部(2)の外 郭とほぼ一致する大きさの内部吸盤(4)を一体に形成したものである。このよ うに、胴体(1)の内面、すなわち、平滑な面に接触する位置に内部吸盤(4) を付加した場合には、内部吸盤(4)の吸着力が加わるために、固定具をより強 力にガラス面などに固着させることができるものである。
【0017】 なお、この場合、この吸盤(4)の基部の内周には、薄板状展示物であるステ ッカーを係止するための係止部(5)として、環状凹部が附加的に形成されてい る。このような係止部(5)は、固定具の固着時に展示物が移動して固着を妨害 することを防止するので、固定具の固着を確実に行うことができるものである。
【0018】 図3Aは、図2に示された薄板状展示物の固定具の使用前の状態を示す断面図 であり、ステッカーなどの展示物(X)は、最初、内部吸盤(4)の入口に置か れた後、図面上方に押されて、図3Bに示されるように、胴体(1)の中央部( 2)の内面に密着され、係止部(5)を構成する環状凹部に係止されて保持され る。
【0019】 展示物(X)は係止部(5)を構成している環状凹部に係止されているので、 胴体(1)の運搬中に、胴体(1)から脱落することなく、安定的に保持される ものである。
【0020】 図4は、本考案の薄板状展示物の固定具が平滑なガラス面に固着された状態を 示す断面図である。図3Bに示されるように、係止部(5)にステッカーなどの 展示物(X)を保持させた胴体(1)を、ガラス面(G)などの平滑な面に接触 させ、外側(表面側)から中央部(2)を押して、胴体(1)の内部の空気を排 出して真空にする。
【0021】 胴体(1)の内部が真空状態になると、中央部(2)が、大気圧により押され てガラス面(G)に密着させられた状態、いわゆる吸着状態となり、同時に、中 央部(2)の内面に係止されている展示物(X)は胴体(1)とガラス面(G) との間で固定される。固定された展示物(X)はガラス面(G)を通じて外部に から見ることができる。
【0022】 図5は、本考案の第3実施例を示す薄板状展示物の固定具の断面図である。こ の実施例では、胴体(1)は、内部吸盤(4)に係止部(5)が設けられておら ず、かかる構成は特に展示物(X)が硬い板状材である場合に好適に使用される ものである。
【0023】 すなわち、展示物(X)は内部吸盤(4)により吸着されて、固定具の所定位 置に保持され、胴体(1)がその吸盤作用によりガラス面(G)に固着された場 合には、所定の位置に正確に位置づけることができるものである。
【0024】 図6は、本考案の第4実施例を示す薄板状固定具の断面図である。この実施例 では、胴体(1)の内部に係止部(5)のみが形成されたもので、この係止部( 5)は、図7に点線で示されるように、一定の深さを有する環状凹部として形成 されている。
【0025】 ここまでに例示された固定具では、いずれも吸盤を構成する胴体(1)の吸着 力に依存して、係止部(5)により保持されている展示物(X)の位置の変動が 防止されているものである。
【0026】 図8は、図6に示された第4実施例の変形例である薄板状展示物の固定具の底 面図である。この実施例では、係止部(5)を構成する環状凹部の内周面上にお ける相互に対向する位置に若干広く凹部を拡大した拡大係止部(6)を含んでい る。この拡大係止部(6)は展示物(X)を確実に保持するので、固定具の固着 状態にかかわらず、より安定な状態に固定されるものである。
【0027】
【考案の効果】
本考案によれば、胴体をその中央部の厚さを最大として周辺部に行くほど薄く 形成したので、剛性のある中央部で保持される展示物の固定状態が良好であり、 別途の板材を使用しなくても展示物をガラス面に安定的に固定することができ、 また周辺部は厚さが薄くて可撓性がよく、平滑な面と緊密に接触することができ 、強力な固着状態を長く維持することができる。
【0028】 なお、胴体の中央部の内面に、内部吸盤及び/または薄板状展示物の係止部を 設ける場合には、胴体の吸着力に内部吸盤の吸着力を加えることができるので、 固定具の固着がより強力になるばかりでなく、比較的厚い板状展示物の場合には 内部吸盤により保持させて固定することもできる。また、胴体の内面に環状の係 止部を設ける場合には、薄板状展示物を係止部に係止させて保持することにより 、固定具の固着時に展示物が移動して固着を妨害することなく、所定位置に正確 に展示物を固定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の第1実施例を示す薄板状展示
物の固定具の斜視図である。
【図2】図2は、本考案の第2実施例を示す薄板状展示
物の固定具の断面図である。
【図3】図3のAは、展示物が挿入される前の状態を示
す図2の固定具の断面図であり、図3のBは、展示物の
挿着後の状態を示す図2の固定具の断面図である。
【図4】図4は、図2の固定具の使用例を示す断面図で
ある。
【図5】図5は、本考案の第3実施例を示す薄板状固定
具の断面図である。
【図6】図6は、本考案の第4実施例を示す薄板状固定
具の断面図である。
【図7】図7は、図6の固定具の底面図である。
【図8】図8は、図6の変形例を示す底面図である。
【符号の説明】
1:胴体 2:中央部 4:内部吸盤 5:係止部 6:拡大係止部 X:展示物 G:ガラス

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その内面に薄板状展示物を保持し、全体
    が吸盤を形成する胴体(1)からなる薄板状展示物の固
    定具において、前記胴体(1)をその中央部(2)の厚
    さを最大として周辺部に行くほど薄く形成したことを特
    徴とする薄板状展示物の固定具。
  2. 【請求項2】 前記胴体(1)の中央部(2)の内面に
    は、内部吸盤(4)及び/または薄板状展示物の係止部
    (5)を設けたことを特徴とする請求項1記載の薄板状
    展示物の固定具。
  3. 【請求項3】 前記係止部(5)の相互に対向する位置
    に、他の部位より広く一体に形成された拡張部(6)を
    設けたことを特徴とする請求項2記載の薄板状展示物の
    固定具。
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