JP3023813B2 - 水中弁装置 - Google Patents

水中弁装置

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JP3023813B2
JP3023813B2 JP4149000A JP14900092A JP3023813B2 JP 3023813 B2 JP3023813 B2 JP 3023813B2 JP 4149000 A JP4149000 A JP 4149000A JP 14900092 A JP14900092 A JP 14900092A JP 3023813 B2 JP3023813 B2 JP 3023813B2
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valve
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米男 村井
宣彦 端
芳明 森
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Okumura Engineering Corp OKM
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2種の流体を混合さ
せるのに適する水中弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から弁装置の全体を水中に没して使
用する水中弁装置は広く用いられている。具体的な一例
を挙げれば、蓄熱槽を用いる空調装置において、蓄熱槽
の低温側と高温側とから汲み上げる量を調節して、熱媒
体を温度調節装置(暖房の場合は加熱器、冷房の場合は
冷凍機)に送る温度を一定にしようとすることがある
が、そのような場合、蓄熱槽内に水中弁装置が水没した
状態で設けられる。しかしながら、弁装置全体が水没し
ているので、弁板の駆動部に浸水しないように、弁板駆
動軸やケーブルが駆動部のベースを貫通する部分にグラ
ンドだけでなく、隔壁板をピストンとしてベースに組み
つけ、有圧の空気室を形成し、さらに漏れセンサを取り
つけたりしているので、弁装置は製作に手間がかかり、
高価なものとなるという不具合を免れなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明では、前記の欠
点を解消するために弁本体に、互に反比例的に開閉する
2枚の弁板を配設した水中弁装置を得たものである。
【0004】
【作 用】この発明の水中弁装置では、2枚の弁板を反
比例的に開閉させるので、2種の流体、例えば前述の蓄
熱槽内の高温媒体と低温媒体を、所定の割合で混合して
送ることができ、弁装置の数をへらしてコストダウン、
省エネなどに効果のあるものである。
【0005】
【実施例】この発明の水中弁装置10を図について説明
すれば、図1は水中弁装置10の一部を断面にして示し
た図、図2は図1をR方向からみた図、図3は弁板部分
の説明図であって、水中弁装置10は駆動部20と弁体
部50とからなり、弁本体51の両側に2枚の弁板5
2,53が配設され、矢印で示すように2種の流体の流
れを制御する。図4は図1の方向からみた駆動部20を
示す図、図5は同じく図2の方向からみた図であって、
21は駆動部のカバー、22は弁板駆動用のモーター、
23は位置リミットスイッチ、24は弁開度フィードバ
ック用ポテンショメーター、25は過負荷リミットスイ
ッチ、26はモーターの昇温センサー、27は減速機構
ケース、28は端子台、29はケーブル束線、30は個
々のケーブルを示している。38は弁板の1枚を駆動す
る第1出力軸、39は他の弁板を駆動する第2出力軸、
43は駆動部のベース、35はケーブル束線29の貫通
部のグランド、41,42は夫々出力軸38,39の貫
通部のグランドである。
【0006】44,45は隔壁板であって、図示のよう
にピストンとしてベース43に組みつければ隔壁板とベ
ースの間の空気圧が上がり、夫々有圧空気室36(ケー
ブル貫通部)ならびに有圧空気室40(出力軸貫通部)
を形成し、浸水を防ぐ。なお37は漏水センサーであっ
て、有圧空気室内に2本取りつけられ、低電圧をかけら
れていて、水が浸入すると電流が流れて漏水を検知す
る。図で2点鎖線Wは許容浸水位置を示し、端子台2
8、位置リミットスイッチ23、弁開度ポテンショメー
ター24、過負荷リミットスイッチ25、モーター温度
センサー26、モーター22等はこの許容水面より上方
に位置している。46は各々の接触面に配置されている
シールリングである。図6は弁板駆動手段の平面説明
図、図7は同じく側面図であって、モーター22から減
速機構を経て電動機ギヤ31が駆動され、アイドルギヤ
32がギヤ31と噛合い、さらに第1連動ギヤ33と第
2連動ギヤ34がアイドルギヤ32と噛合っている。そ
して第1連動ギヤ33には前記の第1出力軸38が、第
2連動ギヤ34には第2出力軸39が夫々取りつけられ
ている。尚47は電動機室漏水センサーを示している。
【0007】モーター22から電動機ギヤ31が駆動さ
れると、アイドルギヤ32を介して第1連動ギヤ33と
第2連動ギヤ34とが反対方向に回動し、そのため第1
出力軸38と第2出力軸39が反対方向に回動するの
で、弁板52,53が反対方向に反比例的に開閉する。
図8は弁本体51を取り出して示した側面図、図9は同
じくR方向からみた側面図であって、38,39は出力
軸、59はヨーク、60はジョイント、61はグラン
ド、62はブッシュ、52,53は弁板、54はシート
リング、55は底カバー、56はガスケット、57はボ
ルト、58はスプリングワッシャーを夫々示す。(図1
参照) 図10は弁板の開閉状況を20%刻みの弁板の動きの軌
跡で示したもので、一方が全閉から全開まで動けば他方
は反比例的に全開から全閉まで動き、矢印で示すように
両方から2種の流体を所定の割合で混合させ、吐出管6
2の方に流れさせる作用を行う。
【0008】
【発明の効果】この発明の水中弁は前記の如き構成であ
って、1つの弁で2種の流体の所定の割合の混合を可能
にするので、弁の数をへらし、コストダウン、省エネに
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】弁装置の一部を断面で示した図。
【図2】図1をR方向からみた図。
【図3】弁板部分の説明図。
【図4】駆動部を示す図。
【図5】図4の側面図。
【図6】弁板駆動手段の平面図。
【図7】弁板駆動手段の側面図。
【図8】弁本体を示す図。
【図9】図8をR方向からみた図。
【図10】弁板の開閉状況の説明図。
【符号の説明】
10 水中弁装置 20 駆動部 21 カバー 22 モーター 23 位置リミットスイッチ 24 弁開度フィードバック用ポテンショメーター 25 過負荷リミットスイッチ 26 モーター昇温センサー 27 減速機構ケース 28 端子台 29 ケーブル束線 30 ケーブル 31 電動機ギヤ 32 アイドルギヤ 33 第1連動ギヤ 34 第2連動ギヤ 35 ケーブルグランド 36 有圧空気室 37 漏水センサー 38 第1出力軸 39 第2出力軸 40 有圧空気室 41 出力軸グランド 42 出力軸グランド 43 ベース 44 隔壁板 45 隔壁板 46 シールリング 50 弁体部 51 弁本体 52 弁板 53 弁板 54 シートリング 55 底板 56 ガスケット 57 ボルト 58 スプリングワッシャー 59 ヨーク 60 ジョイント 61 グランド 62 ブッシュ 63 吐出管
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−35278(JP,A) 特開 平3−234983(JP,A) 特開 昭58−84283(JP,A) 特公 平2−60913(JP,B2) 実公 平2−6309(JP,Y2) 特公 昭47−46406(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 11/00 - 11/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁板の駆動用モーターをカバー及びベー
    スで囲って駆動部となし、弁体部及び駆動部とからなる
    弁装置を水没させて使用し、ベースにおける弁板駆動軸
    やケーブル等の貫通部からの浸水を防止するため、隔壁
    板をピストンとしてベースに組みつけ、有圧の空気室を
    形成している水中弁において、 弁本体には、互に反比例的に開閉運動を行う2枚の弁板
    を配設したことを特徴とする、2種の流体を混合するた
    めの水中弁装置。
JP4149000A 1992-05-18 1992-05-18 水中弁装置 Expired - Lifetime JP3023813B2 (ja)

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JPH06288484A JPH06288484A (ja) 1994-10-11
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KR100465554B1 (ko) * 2004-09-14 2005-01-13 윤상혁 다방 제어를 위한 전자식 밸브 개폐 장치
JP4980745B2 (ja) * 2007-02-21 2012-07-18 株式会社オーケーエム 弁駆動用アクチュエータ
JP4988390B2 (ja) * 2007-03-13 2012-08-01 株式会社オーケーエム 弁駆動用アクチュエータ
JP5192274B2 (ja) * 2008-04-10 2013-05-08 株式会社オーケーエム 給気用プラグ及び弁駆動用電動機
JP2010259157A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Okm:Kk 給気用プラグ及び弁駆動用電動機

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