JP5192274B2 - 給気用プラグ及び弁駆動用電動機 - Google Patents

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Description

本発明は、電動機のケーシングの気密検査をするための給気用プラグ及びこれを備えた弁駆動用電動機に関するものである。
一般に、貨物用船舶は、バラスト水を給排水して浮力を調整するための複数のバラストタンクを備え、各バラストタンクに、原油などの貨物の無積載時にバラスト水を給水して、貨物の積載時にバラスト水を排水することにより、船体を安定させている。
バラスト水は、港湾などで海水を取水して使用され、海水の取水口から幹管及びこれから分岐する枝管を介して各バラストタンクに給水又は排水され、また、枝管に設けられた弁を個別に開閉することにより、バラストタンクごとに給水又は排水されるようになっている。
枝管に設けられた弁を開閉するための駆動部には、油圧シリンダによる油圧駆動を採用することが多かったが、その油の漏れ出しを防止すると共に、効率化を図る目的で、弁駆動用電動機の採用が求められている。
この弁駆動用電動機を採用するには、モータなどの電機部品への浸水を防止する必要があるが、これに対して、例えば特許文献1は、そのモータをケーシングに内装すると共に、ケーシング内への浸水を阻止するようにした弁駆動用電動機を開示している。
特許文献1の弁駆動用電動機(駆動部)は、そのモータを、ベースとカバーとからなるケーシングに内装し、ベースのうちの弁板駆動軸やケーブルが貫通する部分をシールすると共に、ベースに隔壁板を組みつけて、ベースと隔壁板との間に有圧の空気室を形成することにより、ケーシング内への浸水を阻止している。
特開平6−288484号公報(段落番号0005、0006)
ところが、ケーシングを密封した構造を採用したとしても、電気配線やバルブ開度の調整をするには、一旦、カバーを取り外してケーシングの内部を開放する必要がある。そのため、電動機への浸水を確実に防止するには、カバーを取り付けた後、気密検査をして、ケーシングが確実に密封されていることを確認することが求められる。
本発明は、電動機のケーシングの気密検査をするための給気用プラグ及びこれを備えた弁駆動用電動機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る給気用プラグは、電動機のケーシングに設けるプラグ本体と、このプラグ本体に形成して外部からケーシングに給気するための給気孔と、この給気孔を開閉する弁体とを備えたものである。
上記構成によれば、給気孔を開いて外部からケーシングに給気することができるので、ケーシングを水槽内で水没させて気泡の有無を確認することにより、ケーシングの気密検査をすることができ、しかも、気密検査後は、弁体で給気孔を閉じることにより、給気孔からの浸水を阻止することができる。これにより、ケーシングの密封が不十分なまま電動機を使用することがなく、電動機の電気部品への浸水を防止することができる。
具体的な構成としては、例えば、プラグ本体をケーシングの内側に突出するよう設け、給気孔を、ケーシング外部に開口する給気口からプラグ本体周面の第一開閉口に至る外側孔と、プラグ本体周面の第二開閉口からケーシング内部に開口する吹出口に至る内側孔とで構成する。さらに、弁体を、通常時に、プラグ本体の周面を覆って第一開閉口及び第二開閉口を閉じ、給気時に、その給気圧によって第一開閉口及び第二開閉口を開いて外側孔と内側孔とを連通するゴムスリーブとする。
この構成によれば、十分な給気圧で給気口に給気することにより、その気体が、弁体としてのゴムスリーブを押し返して第一開閉口を開き、プラグ本体とゴムスリーブとの間に吹き出されてゴムスリーブを膨らませる。これにより、第二開閉口も開かれ、プラグ本体と膨らんだゴムスリーブとの間の空間を介して、外側孔と内側孔とが連通するので、外部からケーシングに給気することができる。
しかも、気密検査後は、給気により気圧の高められたケーシング内部の気体が、給気の際とは逆の経路を通って、ゴムスリーブを膨らませながら自然排出される。さらに、ケーシング内部の気体が十分に排出された後は、ゴムスリーブがその弾性力によって第一開閉口及び第二開閉口を塞ぐので、給気孔を確実に閉じて給気孔からの浸水を阻止することができる。
さらに、プラグ本体の外周側に間隔をあけて筒状のスリーブガイドを設け、このスリーブガイドに、プラグ本体との間にゴムスリーブを挟圧する挟圧部を設ける。これにより、ゴムスリーブが過度に膨らむのをスリーブガイドで規制すると共に、ゴムスリーブを挟圧して、給気時に膨らませることによる位置ずれを阻止することができる。また、スリーブガイドの挟圧部とプラグ本体との間がゴムスリーブでシールされるので、プラグ本体の周囲から浸水したとしても、それがケーシングの内部に侵入するのを防止することができる。
また、弁体を、ケーシング内部に開口する給気孔の吹出口を開閉自在に覆う弁本体と、この弁本体から突出して給気孔に挿入する突出棒とから構成し、さらに、給気孔に、突出棒に接触して弁本体を吹出口に対して接触離間させる方向に案内するガイドを設け、このガイドと弁体との間に、弁本体が吹出口に接触する方向に弁体を付勢するばねを設けてもよい。
この構成によれば、十分な給気圧で給気孔に給気することにより、その気体が、ばねの付勢力に抗して弁本体を押し返し、吹出口を開くので、外部からケーシングに給気することができる。しかも、気密検査後は、ばねの付勢力によって弁本体が吹出口を塞ぐので、給気孔を確実に閉じて給気孔からの浸水を阻止することができる。さらに、弁本体を案内するための突出棒及びガイドを給気孔に収容するので、これらを保持するための別の部材を不要にして、給気用プラグを簡単な構造にすることができる。
また、給気孔について、ケーシング外部に開口する給気口を弁体を収容可能な大きさに設定すると共に、給気孔内部に弁体を受ける弁座を形成し、さらに、弁体を、給気口を覆うキャップの内側に、ばねを介して取り付けてもよい。
この構成によれば、キャップを取り外すだけで、給気孔を開いて外部からケーシングに給気することができ、キャップを取り付けるだけで、ばねの付勢力により、弁体を弁座に押し付けて給気孔を確実に閉じてシールし、給気孔からの浸水を阻止することができる。
また、弁を開閉する駆動力を供給するモータと、このモータを収容するケーシングと、モータの駆動力をケーシングの外部に出力する出力軸とを備えた弁駆動用電動機は、出力軸がケーシングを内外に貫通するので、ケーシングの密封が不十分になりやすく、ケーシングの気密状態の確認が特に求められるので、そのケーシングに上記の給気用プラグを装着するのが好適である。
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、電動機のケーシングを水没させて給気用プラグの給気孔から給気することにより、ケーシングの気密検査をすることができ、気密検査後は、弁体で給気孔を閉じることにより、給気孔からの浸水を阻止することができる。これにより、ケーシングのカバーを取り外して電気配線やバルブ開度を調整した後、ケーシングの密封が不十分なまま電動機を使用することがなく、電動機の電気部品への浸水を防止することができる。
以下、本発明に係る給気用プラグ及び弁駆動用電動機の実施形態、第1参考形態及び第2参考形態について、図面を用いて説明する。
[実施形態]
まず、給気用プラグ1の構成について説明する。図1は本発明に係る給気用プラグの縦断面図である。
給気用プラグ1は、弁駆動用電動機2のケーシング3にその内側に突出するよう取り付けられる円柱状のプラグ本体4と、プラグ本体4に形成されて外部からケーシング3に給気するための給気孔5と、プラグ本体4の周面に密着するよう装着されて給気孔5を開閉する弁体としてのゴムスリーブ6と、ケーシング3にその内側に突出するよう取り付けられると共にプラグ本体4の外周側に間隔をあけて位置する筒状のスリーブガイド7とを備えている。
プラグ本体4は、例えば金属製で、その基端部にフランジ8が形成されると共に、フランジ8の近傍に他の部位よりも大径の大径部9が形成されている。このプラグ本体4は、フランジ8がケーシング3の外面に接触するまで、ケーシング3の外側から大径部9をスリーブガイド7に螺合することにより、大径部9を除く部位とスリーブガイド7との間に間隔をあけつつ、スリーブガイド7を介してケーシング3に取り付けられる。
給気孔5は、プラグ本体4の基端側端面に凹設された給気口10からプラグ本体4の周面の第一開閉口11に至る外側孔12と、プラグ本体4の周面の第二開閉口13からプラグ本体4の先端側端面の吹出口14に至る内側孔15とからなる。給気口10は、ケーシング3の外部に開口して給気ホースの口金具16を装着可能とされ、この給気口10に給気すると共に、外側孔12と内側孔15とを連通することにより、ケーシング3の内部に開口する吹出口14から空気を吹き出すようになっている。
ゴムスリーブ6は、伸縮自在なゴム状弾性体からなるスリーブとされ、通常時にプラグ本体4の周面に密着するよう、自由状態での内径がプラグ本体4の外径よりも小さく設定されている。
ゴムスリーブ6を密着させるプラグ本体4の周面のうち、第一開閉口11よりも基端側と第二開閉口13よりも先端側とに、径方向外向きに膨出する膨出部17が形成され、この膨出部17にゴムスリーブ6がより強く密着するようになっている。これにより、給気孔5から給気又は排気する際、ゴムスリーブ6のうち、膨出部17間の第一開閉口11及び第二開閉口13を覆う部位のみが、給気圧又は排気圧によってプラグ本体4の周面から離間して、外側孔12と内側孔15とを連通するようになっている。
スリーブガイド7は、例えば金属からなり、その基端部をケーシング3の取付穴に螺合することによって取り付けられ、その取付穴の周囲が、プラグ本体4のフランジ8で覆われると共に、フランジ8の裏面側に配設されたO−リング18で取り囲まれてシールされる。
スリーブガイド7の先端部には、径方向内向きに膨出する挟圧部19が形成され、スリーブガイド7にプラグ本体4を取り付けることにより、プラグ本体4の先端部と挟圧部19との間にゴムスリーブ6の先端部が挟圧される。これにより、ゴムスリーブ6の位置ずれが阻止されると共に、スリーブガイド7とこれに螺合したプラグ本体4との隙間から浸水した水のケーシング3の内部への侵入が阻止される。
次に、給気用プラグ1を用いてケーシング3に給気して弁駆動用電動機2の気密検査をする様子を説明する。図2は給気用プラグの給気状態を示す縦断面図である。
まず、給気用プラグ1の給気口10に給気ホースの口金具16を装着して給気することにより、外側孔12の気圧を高め、その第一開閉口11からプラグ本体4とゴムスリーブ6との間に空気を吹き出してゴムスリーブ6を膨らませる。これにより、ゴムスリーブ6によって閉じられていた第一開閉口11及び第二開閉口13が開いて、プラグ本体4とゴムスリーブ6との間の空間を介して外側孔12と内側孔15とが連通し、内側孔15の吹出口14から空気が吹き出してケーシング3の内部の気圧を高める。
ここで、ゴムスリーブ6は、その過度の膨らみがスリーブガイド7で規制されると共に、プラグ本体4とスリーブガイド7の挟圧部19とで挟圧されて位置ずれが阻止されるので、プラグ本体4の膨出部17に密着したままであり、給気孔5以外の部位から空気が漏れることがない。
次いで、ケーシング3の内部の気圧を高めた弁駆動用電動機2を水槽内で水没させ、気泡の発生の有無を目視で確認することによって気密検査をする。このとき、ケーシング3の密封状態が不十分であれば、気泡が発生するので、ケーシング3の密封状態を容易に判別することができる。
気密検査が終了した後は、弁駆動用電動機2を水槽から取り出し、給気口10から給気ホースの口金具16を取り外す。このとき、ケーシング3の内部の気圧は高められたままであり、ゴムスリーブ6が膨らんで外側孔12と内側孔15とを連通させているので、ケーシング3の内部の空気が吹出口14から内側孔15及び外側孔12を通って、給気口10から排気される。
ケーシング3の内部の気圧が十分に低下すると、ゴムスリーブ6が萎んでプラグ本体4の周面に密着し、第一開閉口11及び第二開閉口13が閉じられて、給気孔5からの浸水が阻止される。
次に、給気用プラグ1を備えた弁駆動用電動機2について説明する。図3は本発明の弁駆動用電動機の正面図、図4はA−A断面図、図5はB−B断面図である。
弁駆動用電動機2は、例えば貨物用船舶のバラストタンクの給排水用配管に設けられた弁を開閉するためのものであり、ケーシング3と、ケーシング3に収容されて弁を開閉する駆動力を供給するモータ20と、モータ20の駆動力をケーシング3の外部に出力する出力軸21とを備え、そのケーシング3に給気用プラグ1が装着されている。
ケーシング3は、上方が開放された容器状のベース22の上部開口を、伏せた容器状のカバー23で覆ってなり、その内部に、ギヤ室24や電装室25、モータ室26などの空間が形成されると共に、底部を貫通するように、出力軸21を受ける軸受け27が形成されている。ベース22とカバー23とは、ボルト28で取り付けられ、その境界面がシール材29でシールされている。
モータ20は、モータ室26に収容されると共に、その回転軸30がギヤ室24とモータ室26とを仕切る仕切壁をギヤ室24側に貫通するよう配置され、回転軸30の回転がギヤ室24に収容されたギヤ31を回転させるようになっている。これにより、モータ20の駆動力がギヤ31を介して出力軸21に伝達されて、弁を開閉駆動する。
[第1参考形態]
まず、給気用プラグ32の構成について説明する。図6は第1参考形態の給気用プラグの縦断面図、図7はガイド板の正面図である。
給気用プラグ32は、弁駆動用電動機2のケーシング3に取り付けられるプラグ本体33と、プラグ本体33に形成されて外部からケーシング3に給気するための給気孔34と、給気孔34を開閉する弁体35と、弁体35を開閉方向に案内するガイド板36と、弁体35を閉方向に付勢する引張ばね37とを備えている。
プラグ本体33は、例えば金属製で、その中央穴を給気孔34とする筒状とされ、基端部をケーシング3の外側に突出させるよう、ケーシング3を内外に貫通する取付穴38に外側から螺合して取り付けられる。
プラグ本体33の基端部開口は、径方向に広げられて給気口39とされ、外側からキャップ40で塞がれて給気孔34への浸水が阻止されると共に、この給気口39の内側に、円板状のガイド板36が周縁を螺合して装着されている。ガイド板36の中央には、弁体35を案内するガイド孔41が形成され、その周囲には、給気孔34を通る空気を通過させるための通気穴42が形成されている。
取付穴38のうち、ケーシング3の内面付近には、プラグ本体33の先端を当接させて位置決めする位置決め部43が内向きに突出して形成され、その中央穴が、プラグ本体33の中央穴と同じ大きさに設定されて、ケーシング3の内部に空気を吹き出す吹出口44とされる。また、取付穴38のうち、ケーシング3の外面付近には、取付穴38の内周面とプラグ本体33との間をシールするO−リング45が設けられている。
弁体35は、例えば金属製で、給気孔34の吹出口44をケーシング3の内側から開閉自在に覆う円板状の弁本体46と、弁本体46から突出して給気孔34に挿入される突出棒47とからなり、その突出棒47の先端がガイド板36のガイド孔41を挿抜自在に貫通している。さらに、突出棒47の先端部でガイド板36よりも外側には、弁体35の移動を制限するストッパー48が設けられている。
これにより、吹出口44に弁本体46が接触する位置からガイド板36にストッパー48が接触する位置までの範囲内で、突出棒47をガイド孔41に挿抜する方向に弁体35が案内され、弁本体35が吹出口40に対して接触離間するようになっている。
引張ばね37は、突出棒47の周囲を螺旋状に取り囲むように設けられ、この引張ばね37の両端部が弁本体46及びガイド板36に取り付けられて、弁体35を閉方向に付勢している。これにより、通常時は、弁本体46がケーシング3の内面に接触して吹出口40を閉じ、さらに、弁本体46の裏面側のO−リング49が吹出口44を取り囲んでシールすることにより、給気孔34からケーシング3の内部への浸水を阻止するようになっている。
次に、給気用プラグ32を用いてケーシング3に給気して弁駆動用電動機2の気密検査をする様子を説明する。図8は給気用プラグの給気状態を示す縦断面図である。
まず、給気用プラグ32の給気口39からキャップ40を取り外し、給気ホースの口金具50を装着して給気することにより、給気孔34の気圧を高め、弁体35を引張ばね37の付勢力に抗してケーシング3の内側に向けて押し出す。ここで、弁体35の移動は、ガイド板36にストッパー48が接触するまでの範囲に制限される。
これにより、弁本体46がケーシング3の内面から離間して吹出口40を開き、給気口39から給気孔34に給気された空気がガイド板36の通気穴42を通って吹出口40から吹き出してケーシング3の内部の気圧を高める。
次いで、実施形態と同様、弁駆動用電動機2を水槽内で水没させて気密検査をした後、給気口39から給気ホースの口金具50を取り外す。これにより、給気孔34の気圧が低下して、弁体35が引張ばね37の付勢力によってケーシング3の外側に向けて引き出され、弁本体46がケーシング3の内面に接触して吹出口40を閉じて、給気孔34からケーシング3の内部への浸水を阻止する。さらに、給気口39にキャップ40を取り付けて、給気孔34への浸水をも阻止する。なお、弁駆動用電動機2の構成は、実施形態と同じである。
[第2参考形態]
まず、給気用プラグ51の構成について説明する。図9は第2参考形態の給気用プラグの縦断面図である。
給気用プラグ51は、弁駆動用電動機2のケーシング3に取り付けられるプラグ本体52と、プラグ本体52に形成されて外部からケーシング2に給気するための給気孔53と、給気孔53を外側から覆うキャップ54と、給気孔53を開閉する球状の弁体55と、弁体55を閉方向に付勢する圧縮ばね56とを備えている。
プラグ本体52は、例えば金属製で、その中央穴を給気孔53とする筒状とされ、基端部をケーシング3の外側に突出させるよう、ケーシング3を内外に貫通する取付穴57に外側から螺合して取り付けられる。ここで、取付穴57には、その内周面とプラグ本体52との間をシールするO−リング58が設けられている。
プラグ本体52の基端部開口は、ケーシング3の外部に開口する給気口59とされ、この給気口59が外側から例えば金属製のキャップ54で覆われて給気孔53への浸水が阻止されている。給気口59は、その内径がプラグ本体52の先端部よりも広げられて弁体55を収容可能な大きさとされ、この給気口59から先端部に向かって徐々に内径を小さくする曲面部分が、弁体55を受ける弁座60とされる。
キャップ54の内側には、圧縮ばね56を介して、例えば高分子材料からなる弁体55が取り付けられ、このキャップ54を給気口59に装着することにより、弁体55が、給気口59の内側に収容されると共に、圧縮ばね56の付勢力によって弁座60に押し付けられるようになっている。これにより、給気孔53が閉じられて、給気孔53からケーシング3の内部への浸水が阻止される。なお、弁体55は、高分子材料以外の非金属や金属から形成することもできる。
次に、給気用プラグ51を用いてケーシング3に給気して弁駆動用電動機2の気密検査をする様子を説明する。図10は給気用プラグの給気状態を示す縦断面図である。
まず、給気用プラグ51の給気口59からキャップ54を取り外すことにより、給気口59を開くと共に、弁体55を弁座60から外して給気孔53を開く。さらに、給気口59に給気ホースの口金具61を装着して給気孔53に給気することにより、ケーシング3の内部の気圧を高める。
次いで、実施形態及び第1参考形態と同様、弁駆動用電動機2を水槽内で水没させて気密検査をした後、給気口59から給気ホースの口金具61を取り外して、給気孔53から空気を排出させ、ケーシング3の内部の気圧を大気圧まで低下させる。さらに、給気口59にキャップ54を取り付けることにより、このキャップ54で給気口59を塞ぐと共に、キャップ54の裏側の弁体55を圧縮ばね56の付勢力によって弁座60に押し付けて給気孔34を閉じ、ケーシング3の内部への浸水を阻止する。なお、弁駆動用電動機2の構成は、実施形態と同じである。
本発明に係る給気用プラグの縦断面図 給気用プラグの給気状態を示す縦断面図(実施形態) 本発明の弁駆動用電動機の正面図 A−A断面図 B−B断面図 第1参考形態の給気用プラグの縦断面図 ガイド板の正面図 給気用プラグの給気状態を示す縦断面図(第1参考形態) 第2参考形態の給気用プラグの縦断面図 給気用プラグの給気状態を示す縦断面図(第2参考形態)
符号の説明
1 給気用プラグ(実施形態)
2 弁駆動用電動機
3 ケーシング
4 プラグ本体
5 給気孔
6 ゴムスリーブ
7 スリーブガイド
10 給気口
11 第一開閉口
12 外側孔
13 第二開閉口
14 吹出口
15 内側孔
19 挟圧部
20 モータ
21 出力軸
32 給気用プラグ(第1参考形態)
33 プラグ本体
34 給気孔
35 弁体
36 ガイド板
37 引張ばね
39 給気口
41 ガイド孔
44 吹出口
46 弁本体
47 突出棒
51 給気用プラグ(第2参考形態)
52 プラグ本体
53 給気孔
54 キャップ
55 弁体
56 圧縮ばね
59 給気口
60 弁座

Claims (2)

  1. 電動機のケーシングに設けられるプラグ本体と、該プラグ本体に形成されて外部から前記ケーシングに給気するための給気孔と、該給気孔を開閉する弁体とを備え
    前記プラグ本体は、ケーシングの内側に突出するよう設けられ、前記給気孔は、ケーシング外部に開口する給気口からプラグ本体周面の第一開閉口に至る外側孔と、プラグ本体周面の第二開閉口からケーシング内部に開口する吹出口に至る内側孔とからなり、前記弁体は、通常時に、プラグ本体の周面を覆って第一開閉口及び第二開閉口を閉じ、給気時に、その給気圧によって第一開閉口及び第二開閉口を開いて外側孔と内側孔とを連通するゴムスリーブとされ、
    前記プラグ本体の外周側に間隔をあけて筒状のスリーブガイドが設けられ、該スリーブガイドに、プラグ本体との間にゴムスリーブを挟圧する挟圧部が設けられたことを特徴とする給気用プラグ。
  2. 弁を開閉する駆動力を供給するモータと、該モータを収容するケーシングと、前記モータの駆動力をケーシングの外部に出力する出力軸とを備え、前記ケーシングに、請求項1に記載の給気用プラグが装着されたことを特徴とする弁駆動用電動機。
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