JP6152490B2 - 海洋船舶の水中装着可能なスラスターのシーリング装置 - Google Patents

海洋船舶の水中装着可能なスラスターのシーリング装置 Download PDF

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Description

本発明は、特許請求の範囲の請求項1による、海洋船舶の水中装着可能なスラスターのシーリング装置に関する。本発明は、また、海洋船舶のスラスターに関する。
海洋船舶は、種々の推進システム或いはユニットを使用している。主たる推進ユニット或いはユニットは、通常は船の後部に設けられている。主たる推進ユニットは、海洋船舶の長手方向軸におけるスラスト力を生成する固定プロペラ装置か、或いはポッド又はスラスター、即ち、垂直軸お周りに回転されるプロペラ装置のいずれかである。
通常は、ポッド或いはスラスターは、海洋船舶がドライドックにあるとき、即ち、まだ水中に浮遊していないとき、最初は開口の下から装着される。
しかしながら、ポッド又はスラスターが保守を必要とするとき、或いは新製品と交換されるとき、海洋船舶は、通常はドライドックにはなく、水に浮かんでおり、スラスターは特別の持ち上げ方法と装置により除去され、これらは、新しい、或いは修理されたスラスターを水中に戻すこにも使用される。
従来の海洋船舶の船体のウェルには、ウェルボックスが設けられており、これは、底部のフランジに溶接されるか、或いは他の適当な水密方法により海洋船舶の底部に固定されるようにしている。
ウェルボックスは、海洋船舶の船体の内部で、船体内に位置するスラスターの部分が固定される水密キャビティを形成する。
ウェルボックスは、頂部及び底部フランジを持つ環状壁と、前記ウェルボックスの頂部フランジ上に、スラスターを装着する間、スラスターの封止がウェルボックスの内部から水を排除するまでウェルボックスの内部を船体の内部から気密/水密の方法で分離するためのボルト締めされる頂部カバーと、前記環状壁の径方向の外側で異なる周方向の位置(例えば、互いに120°離れている) に位置し、ウェルボックスから垂直方向で情上方に延びる3本のホイストパイプを有している。ウェルボックスは、更に、ウェルボックスの底部に、ウェルボックスの内部を水から遮断するためのボルト締めされる底部カバーを有している。ホイストパイプには、また、ウェルボックスの底部カバーの周囲の外側に同様なカバーが設けられている。
従来技術のスラスターがウェルボックスに取り付けられようとしているとき、ダイバーは多くの仕事を遂行する必要がある。第1に、ダイバーはホイストパイプのカバーを取り外し、カバーが沈んでしまうのを防ぐため、カバーをロープに接続する必要がある。次に、ダイバーがケーブルを底部カバーのブラケットに取り付けるため、3本のホイストケーブルがホイストパイプの内部を通して降ろされ、その後、底部カバーを固定するための安全ボルトが取り外される。
その後、底部カバーを外部に押し出すために、圧搾空気がウェルボックスの内部に供給される。クレーンが、ホイストケーブルで底部カバーを降ろし、海洋船舶の外部からホイストケーブルが底部カバーの1つの持ち上げ箇所にダイバーによって連結される。単一のホイストケーブルが、ケーブルがクレーンから垂直となるようにして、底部カバーを引っ張り、その後、ホイストパイプ内を通るホイストケーブルは底部カバーから外され、底部カバーは単一のホイストケーブルにより船舶のデッキ上に持ち上げられる。
次に、装着されるべき従来技術のスラスターはリフトケーブルに連結され、リフトケーブルを操作するクレーンにより水に降ろされる。3本のホイストケーブルがスラスターに連結され、スラスターはホイストケーブルを作動させるクレーンにより船の船体の下に引かれ、リフトケーブルはダイバーにより外される。その後、スラスターは、ダイバーの監視の下でホイストケーブルによりウェルボックスの下方に向けて持ち上げられる。同時に、ダイバーはウェルボックスが空気で満たされていることをチェックし、もし満たされていなければ、オペレータにウェルボックスの内部に圧搾空気を入れるように指示する。
その後、ダイバーはスラスターが取り付けフランジに水平に吊されているかを確認し、その後、スラスターはウェルボックス内に持ち上げられ、その間、ダイバーはホイストケーブルがホイストパイプ内に適切に通っているか、スラスターがウェルボックス内に正しく入っているか、また、スラスターの取り付けフランジ内のガイドピンが、ウェルボックスの取り付けフランジの案内開口に適切に入っているかを監視する。
次に、ダイバーは、取り付けフランジが平行であるかを確認し、そうでなければ、クレーンの操作者に取り付けフランジが平行の位置となるように1本又は2本のホイストケーブルを持ち上げ、或いは降ろすように指示する。その後、スラスターは取り付けフランジが合致するまで持ち上げられ、スラスターをウェルボックスに対して固定するためにに安全ボルトが船体の内部から挿入される。その後、スラスターがきっちりと取り付けられているかどうかがチェックされ、水がウェルボックス内に漏れていなければ、船体の内部から最終取り付けスタッドが装着され所定の張力に締め付けられる。同時に、ダイバーはホイストケーブルをスラスターから外し、ホイストパイプのカバーを複数のボルトにより取り付ける。
上述からわかるように、ダイバーは取り付け作業全体から生じる責任に加え、多数の必要とされる肉体的作業を持っている。
スラスターの水中での取り付けにおける他の弱点は、ウェルボックス、スラスター及びそれらのシーリング(封止)装置の機械的構造に関係している。
スラスターの現在のシーリング装置は粗シール及びO−リングシールで形成されている。両方のシールは、ウェルボックスとスラスターの取り付けフランジの半径方向に延びる面の間に設けられる。
この粗シールは、O−リングシールのために設けられたものより長い径を持つ溝内に設けられる。両方の溝は、通常は、スラスターの取り付けフランジに存在する。しかしながら、取り付けフランジの最も低いレベルにある粗シール及びO−リングシールの両方の従来技術の構造は、シールに漏れがあるかどうかを確認するため、実際は、コースシールが使用され、上述の安全ボルトのみによって締め付けられ、或いは圧縮されることを意味する。この方法は、スラスターの取り付けフランジとウェルボックスの底部フランジの間の僅かなずれでも、実際のシールに何らかの故障がなくても、小さい漏れは生じるため、決して、シールの水密性を決定するための信頼できる方法とは言えない。したがって、実際には、水漏れは、スラスターが降ろされてシーリング装置の全体が水中で、或いは、最悪の場合は水の外でチェックされる必要があることを意味するので、スラスターの装着プロセス全体は、真の原因がわからない状態で繰り返すことになる可能性がある。換言すると、装着全体に責任を持つダイバーは二つのフランジの距離を正確に測定し、それらの面の間に僅かなずれも生じていないことを確認にする必要がある。作業が行われる水は通常は泥水であり、到底、透明とは言えず、したがって、僅かなずれに気付かないリスクは非常に大きいことを考えると、上記の作業はいかに困難であるかということを想像することは困難ではない。
上記の観点から、本発明の目的は、浮かんでいる船舶のスラスターを取り外し、或いは装着するときのダイバーに対する要求を減じることである。
本発明の他の目的は、装着時において僅かなずれが生じても、それに影響されないシーリング装置を提案することである。
本発明の更なる目的は、スラスターとウェルボックスとの間のシールを改善することにある。
本発明の更なる目的は、取り付けフランジ−ウェルボックスの構造を提案することで、そこには、スラスターの取り付けフランジとウェルボックスの底部フランジの合わせ面が正しく整列することを確実にする複数のガイド面が存在している。
上記の本発明の目的は、海上船舶の船体に取り付けられるウェルボックス内にスラスターを装着するときに使用するシーリング装置によって適えられ、
前記ウェルボックスは、軸と、環状壁と、前記軸に平行で前記環状壁の径方向の外側で且つ前記環状壁に連通するして固定されるホイストパイプを持ち;
前記スラスターは、プロペラを持つハブと、前記ハブに固定され、共に装着されるとき共通の軸を持つ取り付けフランジが設けられる支持ハウジングを持ち;
前記ウェルボックスと取り付けフランジの両方は、安全ボルト手段により共に装着されるとき、前記ウェルボックスと前記スラスターの間に、前記ウェルボックス内に水が侵入することを阻止するためのそれらの間の少なくと1つのシールを持つ少なくとも1対のシール面を持ち、
前記ウェルボックスは、内部案内面を持つ回転対称形状壁を持ち、前記スラスターの取り付けフランジは、前記ウェルボックスの前記内部案内面に関して前記取り付けフランジをシールするための手段を持つ外側回転対称形状面が設けられる軸方向に延びる回転対称形状部分を持つ。
本発明の海洋船舶の水中に装着し得るスラスターのためのシーリング装置の他の特徴は、添付の従属請求項によって明らかになるであろう。
上記の問題点の少なくとも1つを解決するとき、本発明は、また、多くの利点をもたらし、その内のいくつかを下記に掲げる。
・可膨張性シールは内壁の精度に影響されにくいため、不整列と製造誤差に対して重大な問題となりにくい。
・現場における加工が必要でなく、費用を削減できる。
・シールが正常に作用しているかどうかをチェックするため、ダイバーが種々の角度位置において船体と取り付けフランジとの間の距離を測定する必要がない。
・ウェルとスラスターを連結するスタッドが装着されるボルト穴を塞ぐために必要なカバーとロックを別個に必要としない。
・ホイストパイプに分離したカバーが必要とならない。
・装着時間がより短くなる。
しかしながら、上記の利点は単なる選択的なものであり、1又は複数の利点が得られる場合は本発明が実施される方法に依存するものであるということが理解されるべきである。
以下に、本発明による海洋船舶の水中に装着可能なスラスターのためのシーリング装置が図面を参照してより詳細に説明される。
スラスターの水中の装着方法の基本的原理を示す図である。 。 従来のウェルボックスに装着される位置にある従来のスラスターを示す図である。 図2の拡大図である。 ウェルボックス内に装着されるスラスターを拡大して部分的に示す図である。 本発明によるスラスターとウェルボックスを示す図である。 スラスター取り付けフランジがウェルボックスに連通する状態に持ち上げられるときのスラスター−ウェルボックスの組み合わせの部分的拡大図である。
図1は、スラスター10を海洋船舶の船体14内に設けられるウェル12内に水中に装着する方法の基本的原理を説明するものである。
図1は、スラスター10をはしけ16のデッキから1本のリフトケーブル18によって持ち上げ、その後、3本のホイストケーブル20が、ホイストケーブル20の長さに応じて水面W上或いは水面下でスラスターに連結する方法を示している。
次に、スラスター10はリフトケーブル18により水中に降ろされ、ホイストケーブル20をゆっくりと引っ張ることにより、海洋船舶の船体14の下に引かれる。スラスター10がウェル12の真下にきたとき、リフトケーブル18は外され、スラスター10はホイストケーブル20により海洋船舶の船体のウェル12に設けられるウェルボックス22に向けて持ち上げられる。
図2は、スラスター10を海洋船舶の船体のウェル内に装着する最終段階を示している。海洋船舶の船体内のウェルには、ウェルボックス22が設けられ、このウェルボックスは船体の海溝を塞ぎ、海洋船舶の船体内に位置するスラスター10の部分を収容するための室を与えている。
ウェルボックス22は、通常はその底部フランジ24で海洋船舶の船体に溶接されている。ウェルボックス22は、軸A、上記の底部フランジ24、頂部フランジ26,底部フランジ24及び頂部フランジ26の間の環状(必ずしもであるが、好ましくは円筒状或いは円錐状、即ち回転対称形状)壁28を有し、前記環状壁28は、底部フランジ24及び頂部フランジ26の内周面の間に設けられている。更に、ウェルボックス22は環状壁の径方向の外側でウェルボックス22の底部フランジ24から垂直に上方に延びる3本のホイストパイプ30を有している。ホイストパイプ30は、ウェルボックス22の周囲に互いに一定の角度を隔てて(例えば、互いに120°の角度を隔てて)配置されている。
スラスター10は、ノズル34とプロペラ36を持つハブ32と、ウェルボックスの軸Aと共通の軸を持つ取り付けフランジ40を持つ支持ハウジング38を有すると共に、スラスターとウェルボックスを互いに装着するとき、ウェルボックス22とスラスター10は適切に整列するために同軸状とされている。
取り付けフランジ40にはウェルボックス22の底部フランジ24の開口44と協働する多数のガイドピン42(1つのみが示されている。)が設けられ、スラスターをウェルボックス22に固定するための多数のねじ溝付き開口(図示せず)が設けられている。更に、取り付けフランジ40には、スラスターがウェルボックス22に装着されるとき、海水がウェルボックス22の内部に入り込むことを阻止するシーリング装置46が設けられている。
取り付けフランジ40の外周には、ウェルボックス22のホイストパイプのように互いに角度的に隔てて(例えば、120°)取り付けフランジ40の周囲に位置するブラケット48が設けられており、ホイストケーブル20(点線で図示)がブラケット48に連結され、スラスターを上方に引っ張り上げるとき、ホイストケーブル20が、スラスターをウェルボックス22内に案内するようにしている。最終的な適切なスラスターの位置は、ウェルボックス22の底部フランジ24の対応する穴44と協働して取り付けフランジ40の案内ピン42によって確保される。
図3及び図4は従来のウェルボックスとスラスターの取り付けフランジの2つの部分拡大図である。図3においては、ウェルボックス22と取り付けフランジ40は互いに離れており、図4では、スラスターの取り付けフランジ40はウェルボックス22の底部フランジ24に対して当接している。図4は、ウェルボックス22の底部フランジ24の孔(孔の列の)50とスラスターの取り付けフランジ40のねじ溝付き孔(ねじ溝付き孔の列の)52を示している。
ホイストケーブル20がフランジ40と24を互いに当接するように引き上げると、いくつかの安全ボルトがねじ溝付き孔52にねじ込まれ、シールの緊密性がチェックされる。シールが緊密であると考えられると、更に、スタッド(図示せず)が他の残りのねじ溝付き孔52にねじ込まれ、フランジ24と40が通常のナット或いは油圧テンショナを使用して互いにプリテンション力に密着されるようにしている。
2つのフランジ40と24の間のシール46は粗シール及びO−リングシール56手段によって設けられ、それらの両方はスラスターの取り付けフランジ40の対応する溝54’及び56’内に配置される。O-リング用の溝56’は粗シール54の半径より小さい直径を持つ。粗シール56はリップタイプのシールで、リップが、2つのフランジ24,40が互い離れているとき、取り付けフランジ40のレベルの上或いは外側となるようにリップが傾斜した位置となるように作動する。フランジ24と40が互いに接近させられると、ウェルボックス22の底部フランジ24はリップを下方に曲げて、粗シール54を圧縮する。
既に述べたように、粗シールのリップは大きい不整列は許容できず、それにより、スラスターの装着は最大の注意を払って実施される必要があり、このことは、装着がなされるポートの極めて不透明な泥水内で挑戦しなければならない仕事となる。
スラスターの装着或いは取り外しの時の種々の業務におけるダイバーの使用に関連する問題に加え、ウェルボックスの製造は更なる仕事と海洋船舶の船体を水で満たすというリスクを生じさせる。問題となる部分はウェルボックス22の底部フランジ24の孔50である。図から明かなように、孔50はウェルボックスの実質的に垂直の環状壁28の外側にある、即ち、孔50は海洋船舶の船体に開口している。このことは、ウェルボックス22の周囲のスペースからスタッドを孔50と52に挿入し、予張力をかけることが容易となるため、スタッドを装着及び張力付与の観点からは当然に有利な態様といえる。
しかしながら、孔50は、海水が海洋船舶の船体内に自由に入る開口となるということを理解しなければならない。したがって、ウェルカバー或いはスラスターがウェルボックス22から取り外される毎に孔50のそれぞれが、スタッド又は安全ボルトが外された後に直ちにプラグによってブロックされる必要がある。1又は複数のプラグは開けられて水が船体内に入ることを許容するため、プラグは船体において必要とされる作業を増加するだけでなく、明かなリスクを形成する。したがって、新規なウェルボックスの製造も、また、要望されている。
図5は、本発明のシーリング装置を適用したウェルボックス60とスラスター62を概略的に示す。
本発明のウェルボックス60は、軸Aと、底部フランジ64と,底部フランジ64の内周面にその底部が固定された回転対称形状壁、即ち円筒状或いは僅かに円錐状の壁66と、前記回転対称形状壁66の上端部に固定された頂部フランジ68と、前記回転対称形状壁66の径方向に外側で前記底部フランジ64に取り付けられた3本のホイストパイプ70と、船体に対してウェルボックス60の内部を閉鎖する頂部カバー72を有している。頂部フランジ68は径方向、即ち、回転対称形状壁66の内部で軸Aの方向に延び、 頂部フランジ68に固定される頂部カバー72の直径が回転対称形状壁66の直径より小さくなっている。
頂部フランジ68の径方向の内方に延びる部分には参照番号68’が付されている。回転対称形状壁66には、その低端部から所定距離を置いて、径方向内方に、即ち軸Aに向けて延びるフランジ74が設けられている。頂部フランジ68の径方向内方に延びる部分68’と下方の径方向内方に延びるフランジ74の両方はには、垂直パイプと安全ボルトが押し通されるように一連の複数の穴が互いに上下に設けられている(より詳細には図6を参照)。
回転対称形状壁66には、その下部部分66’において、即ち、径方向内方に延びるフランジ74の下方に、下端部において傾斜した円錐面部分76’を持つ案内手段或いは案内面76を持つ、即ち、ウェルボックス60の内部にスラスターを案内するための、径方向内方に延びるフランジ74から逆方向に面する端部が設けられている。案内面76は、必ずしも必要でないが、好ましくは、有利な摩擦及びシール特性を持つステンレススチールのような特定の材料で造られる。
スラスター62はノズル82とプロペラ84を持つハブ80とウェルボックス60と共通の軸Aを持つ取り付けフランジ88を有している。取り付けフランジ88には、径方向に、即ち軸Aに対して直交して延びると共に、軸方向に上方に延びる、延長フランジ部分90、即ち、ハブ80から離れる方向に延びる回転対称形状部分92が設けられる。回転対称形状部分92はウェルボックス60の回転対称形状壁66の下方壁部分66’の高さに対応する高さを持っている。回転対称形状部分92の実質的な径方向端面94には、少なくとも1つ、好ましくは複数の、ウェルボックス60の回転対称形状壁66の内方に延びるフランジ74の表面74’(ウェルボックスの外側に面している)のガイド開口(図示せず)と協働するガイドピン96(1つのみが図示されている)(当然に、対応するピンはウェルボックスの回転対称形状壁の内方に延びるフランジの面74’に位置することになる)と、スラスターをウェルボックス60に固定するための複数のねじ溝付き開口(図示せず)が設けられる。
端面94と内方に延びるフランジ74の面74’については、それらは好ましくは径方向、即ち軸Aに直交する面内にあるが、それらの方向は、両面が平行である限り、径方向においてずれている。軸方向に延びる回転対称形状部分92の回転対称形状外面98の上端部は、その上部の外側縁において、テーパー100が設けられ、ウェルボックスの案内面76の傾斜した円錐面部分76’と協働して、そのテーパー100がウェルボックス60の内部の取り付けフランジ88を案内するようにしている。
軸方向に延びる回転対称形状部分92の回転対称形状外面98には、スラスター62をウェルボックス60に実際に固定する間、その面とウェルボックス60の案内面76との間のギャップをシールするための手段が設けられている。このシール手段は回転対称形状の外面98の周囲に形成された溝102、104内に設けられる。
軸方向延長部92の外面98と、ウェルボックス60内の対向面、即ち案内面76とについては、それらが互いに実質的に平行である限り、回転対称形状面98及び76が共に円筒状或いは僅かに円錐状となっている。
径方向に延びるフランジ部分90には、軸方向延長回転対称形状部分92の径方向外側に、ホイストケーブル106(点線で表示)を取り付けフランジ88に連結するためのブラケットのような手段が設けられている。この連結手段は、スラスター取り付けフランジ88を、ウェルボックス60に適切に連通させて案内するためそれらの上で使用される上方に傾斜する案内手段108に接続して設けられる。
換言すると、スラスターの装着は以下のように行われる。
スラスター62が上方に持ち上げられるとき、先ず、ホイストパイプ70内を通るホイストケーブル106がスラスターとその取り付けフランジ88を垂直方向に、即ちウェルボックス60に向けて案内し、
次いで、ウェルボックス60の案内面76の傾斜面部分76’及び取り付けフランジ88の軸方向延長部92の対応する傾斜100がスラスター62をウェルボックス60内により接近させて案内し、
次に、連結手段に接続している傾斜案内手段108は、ホイストパイプ70の下部円錐部分110と協働し、、案内ピン96と案内開口の最終位置決めが確実に問題なく行われるようにして、スラスター取り付けフランジ88を中心に位置させる。ホイストパイプ70内に入れることにより、テーパー案内手段108は、また、ホイストパイプ70を閉鎖して、ホイストパイプの底部に従来技術で行っていたような方法で別体の閉鎖プレートを必要としないようにしている。
図6は、スラスター取り付けフランジが持ち上げられてウェルボックス60に連結したときのスラスター−ウェルボックスの組み合わせの部分的拡大図である。
先ず最初に、図6は底部に孔が設けられた管112が設けられ、ウェルボックス60の頂部フランジ68の径方向内方に延びるフランジ部分68’の孔114がシールされる。管112は、壁66の内方延長フランジ74上に下に延び、管112の部の孔が内方延長フランジ74の孔116と整列する。換言すると、孔114と116はウェルボックス60の軸Aに平行で同軸となっている。
管112は、また、内方延長フランジ74によってもシールされる。本発明の好ましい実施例によると、管112は、頂部フランジ68の径方向内方延長フランジ部分68’と内方延長フランジ74の両方に溶接される。管112は、安全ボルト118のために必要とされるものであり、その安全ボルト118は、ウェルボックス60の壁66の内方延長フランジ74内の孔116内の管112を経て延びるように設けられる。
言い換えると、管112によって、頂部フランジ68の径方向内方延長フランジ部分68’内の孔114は閉じられて、ウェルボックスの内部から孔114を経て海洋船舶の船体内へのいかなる流れも阻止されるようにされている。
安全ボルト、即ちボルト118は2つの特定の機能、即ち、第1はウェルボックスのシール面に対してスラスターのシール面を引き付けることである。第2の機能は、後に説明される。孔116内に延びる安全ボルト118の端部にはねじ溝がつけられている。安全ボルト118には孔112内にあるフランジ部分120が設けられ、安全ボルト118を管112の内面に対してシールしている。安全ボルト118には、更に、軸方向フローチャンネル122とそのチャンネルを加圧媒体源に接続するバルブ手段124が設けられており、そのバルブ手段124は、例えば、安全ボルト118の頂部、即ち、安全ボルト118のネジ付き端部から離れた端部に設けられている。
換言すると、安全ボルトは中空である。安全ボルト118は、必ずしも必要でないが、好ましくは、全体で2〜6個のボルトがウェルボックス60の周辺に等間隔で設けられ、シールがウェルボックスの周囲から等しく圧縮されるようにしている。
更に、フランジ68の径方向内方延長フランジ部分68’に複数の孔114と安全ボルト118と同数の管112が設けられる。
図6は、また、テーパー100を持つ取り付けフランジの軸方向延長部分92と、ウェルボックスの内面76のテーパー面部分76’を示している。
取り付けフランジの軸方向延長部分92の端面94には、ネジ付き孔126のための開口が設けられる。既に図5で述べたように、取り付けフランジの軸方向延長部分の外面には溝102とシール手段が設けられている。溝102と104は、チャンネル128’、128“を経て別のチャンネル128によってねじ溝付き孔126と流体接続して設けられている。
溝102と104内のシール手段は、膨張可能なシール130’、130”であり、それぞれがチャンネル128’と128”に接続して設けられ、そして、安全ボルト118が取り付けフランジの軸方向延長部分内のネジ溝つき孔126内にねじ込まれるとき、取り付けフランジ内のチャンネル128は、安全ボルト118内のチャンネル122と連通する。
換言すると、少なくとも1の安全ボルト118の第2の機能は、(後に説明するが)海洋船舶の船体のキャビティからスラスター取り付けフランジへ、また、シールを加圧したり減圧したりするために膨張可能なシールへの流体通路を与えることである。
本発明の1つの実施例によると、ただ1つの安全ボルト118が、軸方向フローチャンネル122とバルブ手段124が設けられる必要があり、これに対応して、1つだけのネジ穴126がフローチャンネル128、128’、128”として続けられる必要がある。
換言すると、膨張可能なシール130’、130”を充満或いは空にすることは、例えば、バルブ手段を加圧空気源に接続する位置と大気中に接続する位置に接続することにより、単一の中空安全ボルト内の同じチャンネル122を通して行われる。
本発明の他の実施例によると、2つの安全ボルトが存在し、1つはシール130’に空気を供給するためのものであり、他方はシール130”に空気を供給するためのもので、これによれば、シール130’、130”の空気キャビティが互いに連通する必要がなくなる。
本発明の選択的な実施例においては、2つの安全ボルトが設けられ、1つの安全ボルトは両方のシールに空気を供給するためのもので、他方はシールから空気を排出するために使用され、これによって、シールとチャンネルは空気によって清浄されるようにすることができる。
本発明の1つの有利な実施例においては、合計で4本の安全ボルトが存在し、一対のボルトはシール130’に空気を供給し、シール130’から逃すため、他方の対は、シール130”に空気を供給し、シール130“”から空気を逃すためのものとしている。
このように、上記の最後の実施例を用いることにより、シール130’、130”は、個々に充満、排出及びフラッシュを行うことができる。最後の3つの実施例の安全ボルトの位置に関して、シールから空気を放出するために使用される安全ボルトを、空気を導入するために使用される安全ボルトから180°離して配置することが有利である。バルブ手段に関しては、フローチャンネル122が設けられた各安全ボルトと連通する必要があり、膨張可能なシールへ空気を導/排出のために使用される。
図6は、更に、スラスターの装着が終了し、海洋船舶が航海しているときウェルボックスの内部を海水からシールするシール、即ち、ウェルボックスの60の底部フランジ64のシール面64’(図5参照)と取り付けフランジ88の面90’の間の取り付けフランジの径方向内方延長部90の溝に配置される粗シール132と、端面94とウェルボックスの壁66の内方延長フランジ74の面74’(図5参照)の間の取り付けフランジの軸方向延長部分92の端面94の溝内に設けられるO−リング134を示している。
ここで、図1(一般的原理を示す)、5及び6を参照すると、(操舵可能な)スラスター62の水面下での装着は以下のように行われる。
・ウェルボックス60の内部をウェルボックス60に連結されたチャンネル或いはウェルボックス60内に水が入るのを阻止するための頂部カバー72を介して加圧空気で満たす。
・(はしけ或いは海洋船舶のデッキ或いは適当な陸上構造物上の)スラスター10はそのブラケット136において単一のケーブルに連結され、持ち上げられ、そして水中に降ろされる。
・ホイストケーブル106がホイストパイプ70を通して降ろされ、syらすたー62の取り付けフランジ88上の連結手段に連結される。ケーブル106と取り付けフランジの間に使用される連結は、例えば、ブレット−ラッチ連結するとすることができる。ホイストケーブル106が十分に長ければ、スラスター62がデッキ或いは海水の上にあるとき、それらを先に連結しておくことができる。
・ホイストパイプ70内を通るホイストケーブル106はスラスターをウェルの真下の位置へ牽引してくる。
・一箇所で持ち上げるためのケーブルが解除される。
・スラスター62は、ホイストパイプ70内を通るホイストケーブル106によってウェル内に持ち上げられる。
・スラスターの取り付けフランジ88のウェルボックス60の底部フランジと内方延長フランジ74に対するスラスター62の位置は、例えば、ホイストケーブルの負荷の増加を知ることにより、或いは、スラスターが完全に装着されたとき頂部カバーの表示ピンが持ち上がることを視認する方法で決定される。
・安全ボルト118が管112を介して取り上げられ、スラスター62を固定位置にロックするためねじ溝付き穴126に固定される。
・膨張可能なシール130は、バルブ124を開にし、加圧媒体の流れを、少なくとも1つの中空ボルト118のチャンネル122を通して取り付けフランジのチャンネル128,128’内に、更には膨張可能なシール130内に流入させることにおり膨張される。
・ウェルボックス60内のスラスター62の上部の圧縮空気はウェルボックス60から抜かれる。もし、水がウェルボックス60内に入ることができれば、シール130は漏れていることになり、装着は再度やり直す必要がある。漏洩検出の有利な方法は、接合面94と74’の少なくとも1つに溝内に孔116,126が開口するように環状溝を設け、これにより、管112のような管が、好ましくは、ウェルボックスの外部のバルブを介して漏洩した水を観察できるように用いることができる。
・シール130が水密となっていることが実証されれば、頂部カバー72が除去される。
・作業の間、スラスター62を所定の位置に保持するための全ての追加的スタッド(ボルト)は、スラスター62を、O−リングシール132と粗シール132の両方を作動させる位置に強固に位置決めすることができる。各追加的スタッドは、回転対称形状部分92のねじ溝つき孔126から内方延長フランジ74を通りフランジの上部に延び、固定手段(通常のナット或いは油圧テンショナ)がスタッドの頂部に設けることができる。
・換言すると、スタッドは、内方延長フランジ74内の周辺に並ぶ孔126の同じ孔116と、取り付けフランジ88の周辺の孔126の列の同じねじ溝付き孔126を、安全ボルトとして使用する。上述の記載及び図面から明かなように、スタッドはウェルボックスの内部から、即ち、図2−4で述べた従来技術とは反対から、張力がかけられる、
・膨張可能なシール130が収縮される。
・ホイストケーブル106が取り付けフランジ88から外され、ホイストパイプ70から除去される。
水面下おける操舵可能のスラスターの取り外しは以下のように行われる。
1.膨張可能シール130が膨張される。
2.ホイストケーブル106がホイストパイプ70内を降ろされ、スラスター62の取り付けフランジ88に連結される(可能性としてはバレット−ラッチ連結による)。
3.標準的スタッド(ボルト)が取り外される(安全ボルト118を除く)。
4.頂部カバー72がウェルボックス60に装着される。
5.ウェルボックス60の頂部カバー72とスラスター62との間のキャビティが圧縮空気が満たされる。
6.膨張可能シールが収縮される。
7.安全ボルト118が外される。
8.ホイストパイプ70内を通るホイストケーブル106はスラスター62をウェルボックス60の下の位置に降ろす。
9.一点持ち上げ用のケーブルが取り付けフランジ88のブラケット136に連結される。
10. 一点ホイストケーブルがスラスター62を引いてケーブルがクレーンから垂直となるようにする。
11.ホイストパイプ70を通る3本のケーブル106が外される。
12.スラスター62が水中から、船体、はしけ或いは陸上に持ち上げられる。
上述のように、スラスターの装着又は取り外しは、殆どダイバーの作業を伴うことなく実行される。事実、ダイバーは、ケーブルを取り付けフランジに連結/取り外しのためにのみ必要とされるだけである。ダイバーが装着したり取り外したりするカバーは存在しない、或いは、ダイバーは取り付けフランジとウェルボックスとの整列を確認する必要がない。
上述のことは、新規で進歩性のあるスラスター−ウェルボックスお組み合わせの例示にすぎない。上述の明細書はスラスターの特定の型について説明したが、スラスターの型は本発明をその説明した型のスラスターに限定するものでないことは理解されるべきである。
したがって、プロペラの駆動装置は、機械的ギア及びシャフトによる駆動によるものばかりでなく、ハブの下に設けられた電気的又は油圧式の手段によるものとすることができる。
また、圧力媒体として空気以外の媒体を使用するとき、シールから排出されるとき、大気中に放出することに代えて捕集されることがことが好ましいことを考慮すれば、圧力媒体として空気だけでなく他のガスや流体を用いることができる。
上述の説明は、決して本発明を限定するものと理解されるべきでなく、本発明の全体の範囲は添付の特許請求の範囲によってのみ確定されるべきである。上記の記載から、本発明の個別の特徴は、明細書或いは図面に組み合わせについて記載されていなくても、他の特徴と組み合わせて使用できるものと理解されるべきである。

Claims (15)

  1. 海洋船舶の船体に固定されたウェルボックス(60)にスラスターを装着するときに使用するシーリング装置であって、前記ウェルボックスは軸(A)と、環状壁(66)と、前記環状壁に連通して前記環状壁の径方向外側に前記軸(A)に平行に固定されたホイストパイプ(70)を持ち;
    前記スラスターは、プロペラ(84)を備えるハブ(80)と前記ハブ(80)に固定され、互いに装着されたたとき、前記ウェルボックスの軸Aと共通の軸を持つ取り付けフランジ(88)が設けられた支持ハウジング(86)を持ち;
    前記ウェルボックスと前記取り付けフランジ(88)は、安全ボルト(118)により互いに装着されたとき、前記ウェルボックスと前記スラスターの間に、前記ウェルボックス内に水が侵入することを防止するための少なくとも1つのシール(132,134)を備える少なくとも1対のシール面(64’、74’、90’、94)を持ち;
    前記ウェルボックスは、内部案内面(76)を備える回転対称形状壁(66)を持ち、
    前記スラスターの取り付けフランジ(88)は、前記ウェルボックスの前記内部案内面(76)に対して前記取り付けフランジ(88)をシールするための手段(102,104,130)を持つ外側回転対称形状面(98)が設けられた軸方向延長回転対称形状部分(92)を持つことを特徴とする、
    シーリング装置。
  2. 取り付けフランジ(88)をウェルボックスに対してシールするための手段は前記外側回転対称形状面(98)の少なくとも1の溝(102,104)と該溝内に設けられる膨張可能シール(130’,130”)であることを特徴とする、請求項1に記載のシーリング装置。
  3. 前記膨張可能シール(130)を加圧又は減圧するための取り付けフランジ(88)内のチャンネル(128,128’,128”)及び安全ボルト(118)内のチャンネル(122)を備えることを特徴とする、請求項2に記載のシーリング装置。
  4. 加圧媒体を前記膨張可能シール内に導入するための少なくとも1つの安全ボルト(118)と加圧媒体を排出するための少なくとも1つの安全ボルト(118)を有することを特徴とする、請求項3に記載のシーリング装置。
  5. 前記チャンネル(122)を、加圧媒体源又は大気中に接続する前記安全ボルトの一端におけるバルブ手段(124)を有することを特徴とする、請求項3に記載のシーリング装置。
  6. 前記ウェルボックス(60)は、径方向内方延長フランジ部分(68’)を前記内部案内面(76)の反対側の前記環状壁(66)の一端に持ち、前記ウェルボックスの前記環状壁(66)は内方延長フランジ(74)を持ち、前記径方向内方延長フランジ部分(68’)は孔(114)を持ち、前記内方延長フランジ(74)は孔(116)を持ち、前記孔(114)及び孔(116)はウェルボックス(60)の軸Aに平行で同軸であることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載のシーリング装置。
  7. 前記径方向内方延長フランジ部分(68’)と前記内方延長フランジ(74)の間に、前記孔(114)及(116)に整列して管(112)が設けられることを特徴とする、請求項6に記載のシーリング装置。
  8. 前記管(112)は、前記孔(114)に対してシールされていることを特徴とする、請求項7に記載のシーリング装置。
  9. 前記安全ボルト(118)は、径方向外方延長フランジ(120)により、前記管(112)に対してシールされていることを特徴とする、請求項8に記載のシーリング装置。
  10. 前記内方延長フランジ(74)の面(74’)と前記軸方向延長回転対称形状部分(90)の端面94は、一方にO−リングシール(134)のための溝を持つ面である一対の協働するシール面を形成していることを特徴とする、請求項6に記載のシーリング装置。
  11. 前記環状壁(66)は、前記径方向内方延長フランジ部分(68’)の反対側で前記環状壁(66)の一端に径方向外方延長底部フランジ(64)を持ち、前記径方向外方延長底部フランジ(64)の面(64’)と前記取り付けフランジ(88)の頂部面(90’)は、一方の面が粗シール(132)のための溝を持つ一対の協働シール面を形成していることを特徴とする、請求項6に記載のシーリング装置。
  12. 前記ウェルボックス(60)の内部案内面(76)は、前記ウェルボックス(60)の前記回転対称形状壁(66)に固定され別体の要素であることを特徴とする、請求項1に記載のシーリング装置。
  13. 前記内部案内面(76)は、テーパー面部分(76’)を持ち、前記軸方向延長回転対称形状部分(90)の前記外側回転対称形状面(98)はテーパー(100)面を持つことを特徴とする、請求項1乃至12のいずれかに記載のシーリング装置。
  14. プロペラ(84)を持つハブ(80)と、前記ハブ(80)に固定される支持ハウジング(86)を持ち、軸Aを持つ取り付けフランジ(88)を持つ、海洋船舶のためのスラスターであって;前記取り付けフランジ(88)はねじ溝付き孔(126)と少なくと1のシール面(90’,94)を持ち、
    前記取り付けフランジ(88)は、前記取り付けフランジ(88)をシールするための手段(102,104,130)を持つ外側回転対称形状面98が設けられた軸方向延長回転対称形状部分(90)を持つことを特徴とする、スラスター。
  15. 少なくとも1つの溝(102,104)が前記外側回転対称形状面(98)に設けられ、前記溝に膨張可能なシール(130)が配置されることを特徴とする、請求項14に記載のスラスター。
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