JP3023347U - ポストカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前面に写真が貼付でき、裏面のスタンドを立
たせて表示できるようにしたポストカードの提供。 【解決手段】 ポストカード２の前面の平面部分には写
真が貼付できるようになっている。その裏面には、宛名
部４、スタンプ押印部６および挨拶文記載部８を有し、
その宛名部４には、二つの三角形状のフラップ１０Ａ，
１０Ｂが軟弱線１０Ａ−１，１０Ａ−２（以上は、折れ
目線），１０Ａ−２，１０Ｂ−２、および対角軟弱線１
２（以上は、切り取り線）によって形成されている。そ
して、これら二つの三角形状のフラップ１０Ａ，１０Ｂ
は、そのいずれかを前記切り取り線の個所で切り離し、
これを折り返すことによってスタンドとして機能させる
ようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、カードまたは薄板紙からなる、概ね平面のシートを含むポストカー ドに関する。このシートは、その表に貼付された写真を有していてもよい。

【０００２】

【従来の技術】

この種のポストカードは、一般に、その前面に発信地に関係する写真が付され 、そして、その裏面に挨拶文および宛先の受取人の住所が記載されて発送される 。これを一度受取って、読んでしまうと、この種のカードは、もはや何の役にも たたない。度々、このカードは簡単に捨てられてしまう。そうでない場合は、こ のカードは、ピンを用いて掲示板に固定されるかもしれない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、前記タイプの改良された、ポストカードを提供することにあ る。本考案の目的は、さらに、広げて立たせることができるスタンドを有するポ ストカードを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案によれば、ポストカードは、一般に、前面に既に写真が貼られているか 、もしくは写真が貼付できるようになっている平面部分を有し、さらに、このポ ストカードは、その平面部分の裏面から広げることができるスタンドを有してい て、その平面部分をスタンドの側面で立たせておくことができるようになってい る。

【０００５】 かくして、一度受け取ると、このカードは、スタンドを用いて展示することが でき、カードを掲示板に固定することは不要である。典型的には、かかるカード は、普通長方形であって長短の側面を有するが、これら側面の外に、カードは多 角形であってもよいので、複数の側面を有していてもよいことが理解されるべき である。

【０００６】 好ましくは、平面部分の裏面には、ポストカードの受取人の住所を表示するた めの宛名部を含み、そこでスタンドが宛名部から広がる。このようにして、スタ ンドが広がった状態でも、その宛名部を形成しない面の残部においてカードの裏 面に書かれた挨拶文を今までどおり読むことができる。

【０００７】 スタンドのために好都合な配置は、裏面に形成される軟弱線によって裏面に輪 郭が示されたフラップを含む。好ましくは、軟弱線の一つは、平面部分をその側 面で立たせるときにポストカードが寄りかかる広がり部を形成させる、平面部分 の平面からフラップを折り返すための折り目線を形成する。折り目線を形成しな い軟弱線は、裏面の切り取り線によって形成されるのが好都合である。これによ って、フラップを、これら２本の切り取り線に沿って裏面から切り離すことがで きる。好ましくは、フラップは、一般に三角形である。

【０００８】

【考案の実施の形態】

好ましい実施態様では、ポストカードは、二つの三角形状のフラップを含み、 その各の三角形状のフラップは、折り返すことによって平面部分の長短の側面の うちそれぞれの一側面でカードを立たせるための各広がり部分を形成できるよう になっている。好ましくは、この二つの三角形状のフラップは、裏面で結合して その二つのフラップの共通側面を形成する対角軟弱線を有して、概ね三角形の輪 郭を形成している。この概ね三角形の形状は、裏面の宛名部に相当していてもよ い。かくして、形成しなければならない軟弱線の数を減らしている。

【０００９】 平面部分は、二つの実質的に同一の広がりをもつ層を含んでいてよい。その一 層には、単一のもしくは複数のフラップの輪郭が示され、他の層は、前面を形成 する。

【００１０】 ポストカードの前面には、保護用の自己粘着性プラスチック層の下で写真を貼 付できるようになっているのが便利である。これにより、自己の写真を挿入する ことによってカードを個人のものとすることができる。また、写真がプラスチッ ク層の下にしっかりと保持されるように、プラスチック層の下の層が自己粘着性 であることが好ましい。プラスチック層に用いる接着剤は、そのプラスチック層 を通して写真が明瞭にみえるのを確保するために、写真の上面の上塗り層と兼用 するのが好ましい。

【００１１】

【実施例】

図面を参照して、本考案の実施例を説明する。図１について、ポストカード２ の裏面には、宛名部４、スタンプ押印部６および挨拶文記載部８を有する。宛名 部４には、二つの三角形状のフラップ１０Ａ，１０Ｂが、軟弱線１０Ａ−１，１ ０Ａ−２，１０Ｂ−１，１０Ｂ−２および一本の共通対角軟弱線１２によって形 成される。 軟弱線１０Ａ−２，１０Ｂ−２，１２は、ポストカードの材料にミシン目を付 して形成し、三角形状のフラップ１０Ａおよび／または１０Ｂを裏面２から切り 離し、そして、図面の平面より外側に折り返し、それぞれ１０Ａ−１および１０ Ｂ−１の折り目線に沿って裏面の平面から折り返す。

【００１２】 図２および３は、それぞれ前述したように折り返された三角形状のフラップ１ ０Ａおよび１０Ｂを示す。この折り返された位置で、その三角形状のフラップは 、図２および３に示されるように、カードの平面部分をその側面で立たせている 広がり部を形成している。

【００１３】

【考案の効果】

図２および３から理解されるように、二つの広がり部１０Ａ，１０Ｂは、カー ドの平面部分をその長短の側面でそれぞれ立たせている。カードの平面部分は、 図面に示されるように、直角である必要のないことがわかる。

【００１４】 また、図面で隠れているポストカードの面は、写真を受け入れることができる ようになっているか、あるいは当該分野で周知のポストカードにおけるように適 当な写真がプリントされている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるポストカードの背面の平面図であ
る。

【図２】図１のポストカードの斜視図である。

【図３】別方向における図１の斜視図である。

【符号の説明】

２…ポストカード ４…宛名部 ６…スタンプ押印部 ８…挨拶文記載部 １０Ａ…三角形状フラップ １０Ｂ…三角形状フラップ １０Ａ−１…軟弱線（折れ目線） １０Ｂ−１…軟弱線（折れ目線） １０Ａ−２…軟弱線（切り取り線） １０Ｂ−２…軟弱線（切り取り線） １２…軟弱線（切り取り線）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ジャン−ジャック ドゥガ フランス国，91190 ジフ サン イブ, アレ デュ シャン ドゥ ラ マール 47

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 写真を貼付できるようになっている前面
   を有する概ね平面の部分を含み、その平面部分の裏面か
   ら広げて、平面部分をその側面で立たせるようにするこ
   とが可能なスタンドを更に含んでなるポストカード。
2. 【請求項２】 前記のスタンドが、裏面に形成される軟
   弱線によって裏面に輪郭が示されたフラップを含み、そ
   の軟弱線の一つは、平面部分をその側面で立たせるとき
   にポストカードが寄りかかる広がり部を形成させる、平
   面部分の平面からフラップを折り返すための折り目線を
   形成する請求項１に記載のポストカード。
3. 【請求項３】 前記ポストカードが、二つの三角形状の
   フラップを含み、その各の三角形状のフラップは、折り
   返すことによって平面部分の長短の側面のうちそれぞれ
   の一側面でカードを立たせるための各広がり部を形成す
   ることができる、請求項１または請求項２に記載のポス
   トカード。
4. 【請求項４】 ポストカードの前面が、保護用の自己粘
   着性プラスチック層の下で写真を貼付できるようになっ
   ている請求項１から請求項３のいずれか１項に記載のポ
   ストカード。