JP3022661U - 電池収納式テープカセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯型カセットテーププレイヤーの電池切れ
を極力減らし、連続使用時間を大幅に引き伸ばす為の選
択肢を得る事を可能にする。 【構成】 テープカセットに少なくても１つ以上、専用
の薄型乾電池又は充電可能な電池を脱着可能な空間を設
け、その空間に前記の電池を装着し、カセットテーププ
レイヤー本体に設けた電池用端子を経由して、カセット
テーププレイヤー本体への電力供給と充電可能な電池へ
の充電を行う。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、携帯用カセットプレイヤーの新しい電源供給方式を実現する為のテ ープカセットにかかる考案であり詳しくは、本考案を実現する為のテープカセッ ト及び電池並びに電池用端子に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、携帯用カセットプレイヤーの電力供給方式では携帯時にはカセットプレ イヤー本体又は付属の電池ボックスに装着された電池より電力を得ていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術では、携帯時にはカセットプレイヤー本体又は付属の電池ボックス に装着された電池より電力を得ていた為に、テープカセットを次々と連続して再 生すると、電池切れとなる。

【０００４】 又、携帯用カセットプレイヤーを小型化する際に本体内に装着する電池のため のスペースのが必要となるのでその分小型化しにくい。

【０００５】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり その目的とするところは、従来の携帯用カセットプレイヤーの電源方式に本考案 に係る電池内臓式テープカセット、により実現される電源方式を併用することに より、連続再生時間を伸ばし電池切れを極力減らし、又、携帯用カセットプレイ ヤーに、本考案に係る電池内臓式テープカセットにより実現される新電源方式を 単独で用いる事により、携帯用カセットプレイヤーの小型化を図る手段を提供し ようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成する為に、本考案におけるは、現行のテープカセットと同じサ イズ、且、少なくても１つ以上、専用の薄型乾電池又は充電可能な電池を脱着可 能な空間を設けたテープカセット、空間に装着可能となる仕様を備えた専用の薄 型乾電池、又は充電可能である事の識別用の窪み又は小突起を設けた専用の薄型 充電可能な電池、カセットテーププレイヤー本体に設けた、テープカセット側よ り、カセットテーププレイヤー本体への電力供給と充電可能な電池への充電の両 方を目的とする電池用端子と充電可能な電池識別用スイッチから構成される。

【０００６】

【作用】

本考案に係るテープカセットを使用する事により、テープカセットを次々と取 り替えて使用しても、それぞれのテープカセットが電池を内蔵する事が可能なの で、携帯用カセットプレイヤーの連続使用時間を大幅に伸ばす事が可能となる。

【０００７】 又、従来のテープカセットと本考案に係るテープカセットを併用する場合、本 考案に係るテープカセットを使用する際は、本考案に係るテープカセットに内蔵 した電池を使用するので、携帯用カセットプレイヤー本体の電池の消費を減らす 事が出来る為に、携帯用カセットプレイヤーの連続使用時間伸ばす事が可能とな る。

【０００８】 又、本考案に係るテープカセットだけを使用する事により、テープカセットを 次々と取り替えて使用しても、それぞれのテープカセットが電池を内蔵する事が 可能なので、携帯用カセットプレイヤー本体の電池が不要となるのでその分携帯 用カセットプレイヤー本体の小型化が図れる。

【０００９】

【実施例】

実施例を、図面を参照に説明する。 図１のＡは現行の規格に沿ったテープカセットであるが、カセットハーフの下部 に、専用の電池、又は乾電池を挿入する為の空間イが設けてある。

【００１０】 図４と図５のＢは、空間イに丁度収まる大きさの蓄電池若しくは、乾電池であ る。この蓄電池、乾電池の底部に＋電極のハとヘ−電極のニとホを設ける。 蓄電池には更に蓄電池識別用の小突起ロを設け、乾電池にはこの小突起は設けな い。

【００１１】 前記の空間イにＢの蓄電池若しくは、乾電池を挿入する。 それにより、図６の様にテープカセットＡと電池Ｂは、一体化する。

【００１２】 図８はカセットハウジングであるが、底部奥の方に＋電極のリと−電極のトを 設け、底部中央に蓄電池識別用のマイクロスイッチを設ける。 その際に図１０のように、Ｂの電池の＋と−の電極とカセットハウジング上の ＋と−の電極の位置が一致するようにする。 又、蓄電池の場合は、蓄電池識別用の小突起とカセットハウジング上の蓄電池識 別用のマイクロスイッチの位置が一致するようにする。

【００１３】 図６の様に一体化したテープカセットＡと電池Ｂを、カセットハウジングに差 し込む事により、電池側の電極とカセットハウジング側の電極とが接続され、そ れにより電池Ｂから携帯用カセットプレイヤー本体へ電力の供給を行う。 そして、電池Ｂが蓄電池の場合は、交流用の電源アタプターを携帯用カセットプ レイヤーに接続し、携帯用カセットプレイヤー本体より電池Ｂへ充電用の電力を 供給する。

【００１４】 蓄電池の場合は、蓄電池識別用の小突起がカセットハウジング上の蓄電池識別 用のマイクロスイッチを押す事により、充電可能な状態である事を識別する。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１６】 請求項１のテープカセットと、請求項２の電池と、請求項３の専用の電池端子 を組み合わせる事により、従来のテープカセットと本考案に係るテープカセット を併用する場合、携帯用カセットプレイヤーの連続使用時間伸ばす事が可能とな る。

【００１７】 又、本考案に係るテープカセットだけを使用する事により、携帯用カセットプ レイヤー本体の電池が不要となるので、その分携帯用カセットプレイヤー本体の 小型化が図れる。

【００１８】 請求項２の電池又は充電可能な電池を併用する際に、電池用端子に併設された 充電不的確の乾電池への、誤充電を防ぐ為の請求項２の識別用の小突起に対応す る請求項３の充電可能な電池を識別する為のスイッチにより、誤充電による事故 を防ぐ事が可能となる。

【００１９】 請求項１のテープカセットは、現行のテープカセットと同一の外観を持つので 現行のテープカセットと互換性を保てる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のテープカセット本体の正面略図であ
る。

【図２】本考案のテープカセット本体の側面略図であ
る。

【図３】本考案のテープカセット本体の底面略図であ
る。

【図４】本考案充電可能な電池の上面略図である。充電
不可能な乾電池の場合小突起ロは設けない。

【図５】本考案のテープカセットと充電可能な電池の正
面略図である。電池は、テープカセットのスペース イ
に収納される。

【図６】本考案のテープカセットに電池を収納した状態
の正面略図である。

【図７】本考案のテープカセットに充電可能な電池を収
納した状態の底面略図である。

【図８】本考案の電池用端子と併設された、充電可能な
電池を識別する為のスイッチを装備したカセットハウジ
ングの斜視略図である。

【図９】本考案の電池用端子と併設されたテープカセッ
ト本体を装備したカセットハウジングの底部略図であ
る。

【図１０】本考案の電池の電極と本考案の電池用端子、
充電可能な乾電池の識別用小突起と充電可能な電池を識
別する為のスイッチ、それぞれの接合の仕方を表わす。

【図１１】本考案のテープカセット、電池、池用端子と
併設された充電可能な電池を識別する為のスイッチを装
備したカセットハウジングのシステム概念略図である。

【符号の説明】

Ａ テープカセット本体 Ｂ 本考案の乾電池、又は、充電可能な電池 Ｃ カセットハウジング イ テープカセット本体に設けられた、電池収納スペー
ス。 ロ 充電可能な電池識別用の小突起 ハ、ヘ ＋電極 ニ、ホ −電極 ト ＋端子 チ 充電可能な電池を識別する為のスイッチ リ −端子

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくても１つ以上、専用の薄型乾電池
   又は充電可能な電池を脱着可能な空間を設たテープカセ
   ット。
2. 【請求項２】 請求項１の空間に、装着可能となる仕様
   を備えた専用の薄型乾電池、又は充電可能である事の識
   別用の窪み又は小突起を設けた専用の薄型充電可能な電
   池。
3. 【請求項３】 携帯用カセットプレイヤーのカセットホ
   ルダー、又は、カセットハウジング内に設けられた、請
   求項２の電池又は充電可能な電池より電力供給を受け、
   請求項２の充電可能な電池への充電を行うことの両方を
   目的とする専用の電池用端子と、併設された充電不的確
   の乾電池への誤充電を防ぐ為の請求項２の識別用の窪み
   又は小突起に対応する、請求項２の充電可能な電池を識
   別すｋａる為のスイッチ。