JP3022510U - レバードラッグ式両軸受リール - Google Patents
レバードラッグ式両軸受リールInfo
- Publication number
- JP3022510U JP3022510U JP1995009547U JP954795U JP3022510U JP 3022510 U JP3022510 U JP 3022510U JP 1995009547 U JP1995009547 U JP 1995009547U JP 954795 U JP954795 U JP 954795U JP 3022510 U JP3022510 U JP 3022510U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- rotation
- guide plate
- operation lever
- drag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】回動操作レバーを、クラッチポイントおよびス
トライクポイントの規準ドラッグ力位置で、簡単且つ確
実に停止をできるようにする。 【解決手段】回動操作レバー1の回動中心を中心とする
円弧状のガイド板2の外周縁にクラッチポイントA及び
ストライクポイントBを設定する回動方向に衝合面5
´,6´を有した切欠係合部5,6を設け、回動操作レ
バー1には弾機手段で回動操作レバー1の回動中心方向
へ付勢する引上げレバー3を嵌挿し、且つこの引上げレ
バー3にガイド板2の外周縁に弾圧接するストッパーピ
ン3aを備えた。
トライクポイントの規準ドラッグ力位置で、簡単且つ確
実に停止をできるようにする。 【解決手段】回動操作レバー1の回動中心を中心とする
円弧状のガイド板2の外周縁にクラッチポイントA及び
ストライクポイントBを設定する回動方向に衝合面5
´,6´を有した切欠係合部5,6を設け、回動操作レ
バー1には弾機手段で回動操作レバー1の回動中心方向
へ付勢する引上げレバー3を嵌挿し、且つこの引上げレ
バー3にガイド板2の外周縁に弾圧接するストッパーピ
ン3aを備えた。
Description
【0001】
本考案はクラッチ兼用のレバー式ドラッグを備えた両軸受リールに関する。
【0002】
両軸受リールのドラッグ機構において、回動操作レバーはスプールの回転を完 全にフリーにしたり、掛かった魚とのやり取りにおいて適度なドラッグ力を付与 し、又ドラッグ力を維持する必要から係脱手段で停止位置の可変が可能になって いる。 その係脱手段は図4、図5に示されているように、回動操作レバー100の回 動中心を中心として円弧状のガイド板200を架設固定し、回動操作レバー10 0に弾機手段300を介してボール400(金属球)を設ける一方、ガイド板面 にガイド板の周縁に沿って係合孔200´を間隔をおいて開孔して、回動操作レ バー100のボールが対応する位置の孔部分に係合することで回動操作レバー1 00を所望位置で停止できるようになっている。
【0003】 しかしながら、上記構成の係脱手段ではボール先端のわずかな球面部が弾機手 段の弾発力を受けて孔に弱い力で係合するため、例えば掛かった魚の力に対応し てやり取りをしながらドラッグ力を調整する場合、急激な回動操作レバーの操作 が行なわれ、釣人の意識以上に回動操作レバーが回動してしまい、突然クラッチ がOFFになってスプールがフリーになり、魚が引っ張る釣糸の繰出しスピード に対してスプールが過剰回転してバッククラッシュを起こしたり、逆にドラッグ 力が魚が引っ張る力よりも突然強くなり、釣竿や釣り糸に過剰な負荷がかかって 釣竿の破損、糸切れを起こしてしまうということがある。 すなわち、クラッチポイントおよびストライクポイントが認識できず、ドラッ グ力調整時における回動操作レバーの適当な位置での停止操作がコントロールし にくいという操作上の問題点があった。
【0004】 本考案は、上記従来事情に鑑みて成されたもので、その技術的課題は回動操作 レバーを、クラッチポイントおよびストライクポイントの規準ドラッグ力位置で 、簡単且つ確実に停止をできるレバードラッグ式両軸受けリールを提供すること にある。
【0005】
上記目的を達成するために本考案は、ハンドルの回転がドラッグ機構を介して スプールに伝達され、該ドラッグ機構により生じるドラッグ力は、回動操作レバ ーの回動によって強・弱可変されると共に、該回動操作レバーの回動でクラッチ OFFにされ、回動操作レバーは回動操作レバーの回動中心を中心とする円弧状 のガイド板を側板に架設固定し、該ガイド板面に設けた係止部と、この係止部に 対応する回動操作レバー部分に設けられ、弾機手段で係止部方向へ付勢する係止 体とで構成した係脱手段によって回動操作レバーの停止位置の可変を可能とした レバードラッグ式両軸受リールにおいて、上記ガイド板の外周縁にクラッチポイ ント及びストライクポイントを設定する回動方向に衝合面を有した切欠係合部を 設け、回動操作レバーには弾機手段で回動操作レバーの回動中心方向へ付勢する 引上げレバーを嵌挿し、且つこの引上げレバーにガイド板の外周縁に弾圧接する 突部を備えた。
【0006】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1乃至図3は本考案のレバードラッグ式両軸受リールを示していて、図中1 は回動操作レバー、2はガイド板、3は引上げレバーである。
【0007】 上記回動操作レバーの回動によってスプールへの動力伝達を切り離してクラッ チOFFにしたり、動力伝達状態でのドラッグ力が強・弱可変されるドラッグ機 構は今日周知の構造であるため詳細な説明は省略するが、要するにスプールと一 体回転するドラッグディスクへの摩擦力付与の強弱調整が回動操作レバーの回動 によって行なわれ、ドラッグディスクへの摩擦力を付与する部材を該ドラッグデ ィスクより離反させることでクラッチOFFとなる構造であればよいものである 。
【0008】 本考案におけるレバードラッグ式両軸受リールは、ドラッグディスク7を一体 に取り付けたスプール8を軸方向へ移動させ、ドラッグディスク7をリールシャ フト9に取り付けた摩擦部材10に当接させて摩擦力の強・弱を可変するもので 、そのスプール8を軸方向に移動させる機構は、回動操作レバー1の側板取り付 け部面の係合突部1cが、側板11とスプール8の間に軸支したカム12のレバ ー部12aに開孔した長孔12bに係合すると共に、該カム12に突設した係合 突部12cが側板11の外周に沿って側板に凹設したカム面11aと係合して構 成してなり、回動操作レバー1を回動させると係合突部12cはカム面11aに 沿って移動し、この移動によってカム12はワッシャー13を介してスプール8 を押動して、ドラッグ力を可変するものである。
【0009】 上記回動操作レバー1には、引上げレバー3を回動操作レバー1の軸部1aに 圧縮コイルスプリング4を介して嵌挿し、該圧縮コイルスプリング4は引上げレ バー3と回動操作レバー回動つまみ1bとの間に装着し、引上げレバー3を回動 操作レバー1の回動中心方向へ押圧付勢している。 上記引上げレバー3には、引上げレバー3に一体的に形成し、ガイド板2の外 周縁と係合するガイド片3bにストッパーピン3aを貫通させて取付け、該スト ッパーピン3aはガイド板2の外周縁を摺動し且つ、常時ガイド板2の外周縁に 弾圧接するようにしている。 又、引上げレバー3には、ガイド板2における係止孔2aに対応する位置に圧縮 コイルスプリングaを介してボールb(金属球)が設けてあり、このボールbは ガイド板2方向へ押圧付勢され、通常はガイド板2における係止孔2aに係合し て回動操作レバー1を停止可能にしている。
【0010】 上記ガイド板2には、その周縁にクラッチポイントAとストライクポイントB を設定する切欠係合部5,6が形成され、該クラッチポイントAの切欠係合部5 はドラッグ力を弱から0に切り替える位置で、回動操作レバー1をドラッグ力強 から弱へ回動した時、引上げレバー3のストッパーピン3aが当接係合する衝合 面5´が形成されていて、その衝合面5´に至る部分は傾斜面になっている。 又、ストライクポイントBの切欠係合部6はドラッグ力を強から弱に切り替え る位置で、回動操作レバー1をドラッグ力弱から強へ回動した時、引上げレバー 3のストッパーピン3aが当接係合する衝合面6´が形成されていて、その衝合 面6´に至る部分は傾斜面になっている。
【0011】 上記構成により、回動操作レバー1は回動操作レバー1における引上げレバー 3のストッパーピン3aがガイド板2の外周縁に当接したまま回動し、ドラッグ 力を弱と強の間で自由に調整することができ、且つクラッチポイントAとストラ イクポイントBの切欠係合部5,6における衝合面5´,6´で、回動操作レバ ー1における引上げレバー3のストッパーピン3aが当接係合することによって 停止し、過剰可動しないようにしている。 そして、スプール8への動力伝達を切り離してスプール8を遊転自在とする時 は、引上げレバー3を引上げてストッパーピン3aをガイド板2の外周縁より離 し、切欠係合部5を乗り越えさせることによって回動操作レバー1はクラッチポ イントAを乗り越えて回動し、ドラッグ力は0となって、釣糸の繰り出しが可能 となる。 又、回動操作レバー1をクラッチポイントAとストライクポイントBの間に位 置させてドラッグ力を所望の値にセットした状態から最大にするときは、回動操 作レバー1における引上げレバー3のストッパーピン3aがストライクポイント Bの切欠係合部6における衝合面6´に当接係合した時点で引上げレバー3を引 上げて、該ストッパーピン3aを衝合面から外すことにより、ドラッグ力最大方 向への回動が可能になる。
【0012】
本考案は以上の構成にしたことにより、掛かった魚の力に対応してやり取りを しながらドラッグ力を調整する場合、急激な回動操作レバーの操作を行なったと しても、クラッチポイントとストライクポイントの切欠係合部における衝合面で 、回動操作レバーにおける引上げレバーのストッパーピンが当接係合することに よって回動操作レバーは停止するから、クラッチポイントとストライクポイント を越えて回動操作レバーが回動してしまう誤動作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例レバードラッグ式両軸受けリールの横
断面図でストッパーピンが切欠係合部に係合当接した状
態を示す。
断面図でストッパーピンが切欠係合部に係合当接した状
態を示す。
【図2】図1における側面図で1部切欠して示す。
【図3】本実施例レバードラッグ式両軸受けリールの横
断面図でストッパーピンが切欠係合部から外れた状態を
示す。
断面図でストッパーピンが切欠係合部から外れた状態を
示す。
【図4】従来のレバードラッグ式両軸受けリールの要部
側面図。
側面図。
【図5】図4の(5)−(5)線に沿う拡大断面図。
1:回動操作レバー 2:ガイド板 3:引上げレバー 3a:ストッパーピン 4:圧縮コイルスプリング 5,6:切欠係合部 A:クラッチポイント B:ストライクポイント
Claims (1)
- 【請求項1】 ハンドルの回転がドラッグ機構を介して
スプールに伝達され、該ドラッグ機構により生じるドラ
ッグ力は、回動操作レバーの回動によって強・弱可変さ
れると共に、該回動操作レバーの回動でクラッチOFF
にされ、この回動操作レバーは回動操作レバーの回動中
心を中心とする円弧状のガイド板を側板に架設固定し、
該ガイド板面に設けた係止部と、この係止部に対応する
回動操作レバー部分に設けられ、弾機手段で係止部方向
へ付勢する係止体とで構成した係脱手段によって、停止
位置の可変を可能としたレバードラッグ式両軸受リール
において、上記ガイド板の外周縁にクラッチポイント及
びストライクポイントを設定する回動方向に衝合面を有
した切欠係合部を設け、回動操作レバーには弾機手段で
回動操作レバーの回動中心方向へ付勢する引上げレバー
を嵌挿し、且つこの引上げレバーにガイド板の外周縁に
弾圧接する突部を備えたことを特徴とするレバードラッ
グ式両軸受リール
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009547U JP3022510U (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | レバードラッグ式両軸受リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009547U JP3022510U (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | レバードラッグ式両軸受リール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3022510U true JP3022510U (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=43157814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995009547U Expired - Lifetime JP3022510U (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | レバードラッグ式両軸受リール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3022510U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07171315A (ja) * | 1993-03-17 | 1995-07-11 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 分離モジュール |
JP2010098978A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Miyamae:Kk | 魚釣り用リールのドラグ機構 |
-
1995
- 1995-09-08 JP JP1995009547U patent/JP3022510U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07171315A (ja) * | 1993-03-17 | 1995-07-11 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 分離モジュール |
JP2010098978A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Miyamae:Kk | 魚釣り用リールのドラグ機構 |
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